JPH0116800Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0116800Y2 JPH0116800Y2 JP1985166190U JP16619085U JPH0116800Y2 JP H0116800 Y2 JPH0116800 Y2 JP H0116800Y2 JP 1985166190 U JP1985166190 U JP 1985166190U JP 16619085 U JP16619085 U JP 16619085U JP H0116800 Y2 JPH0116800 Y2 JP H0116800Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- paper passing
- air pipe
- duct
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、作業員に大きな負担をかけることな
く、正確に且つ短時間に通紙できる通紙装置に関
する。
く、正確に且つ短時間に通紙できる通紙装置に関
する。
(従来の技術)
製紙工場で使用される抄紙機では、各パート或
いは各パート間での通紙作業が行われる。例えば
第3図に示すように、ドライヤーパート10から
カレンダーパート11への通紙作業を行うには、
ドライヤーパートの最終ドライヤーシリンダー1
2まで通紙作業の完了した全巾の紙13は、最終
シリンダーの外面を周回した後、シリンダー面を
離れて破線の如く下方のピツト内に落ちている。
約100mm幅の細巾紙(通称これを「耳紙」と言う)
は、耳切用スリツターナイフ14を耳切位置まで
移動させてスリツテイングすることにより得られ
るが、通紙用ドクター装置15の刃先をシリンダ
ー面にタツチさせると、耳紙だけがすくわれて一
点鎖線のように流れ落ちる。
いは各パート間での通紙作業が行われる。例えば
第3図に示すように、ドライヤーパート10から
カレンダーパート11への通紙作業を行うには、
ドライヤーパートの最終ドライヤーシリンダー1
2まで通紙作業の完了した全巾の紙13は、最終
シリンダーの外面を周回した後、シリンダー面を
離れて破線の如く下方のピツト内に落ちている。
約100mm幅の細巾紙(通称これを「耳紙」と言う)
は、耳切用スリツターナイフ14を耳切位置まで
移動させてスリツテイングすることにより得られ
るが、通紙用ドクター装置15の刃先をシリンダ
ー面にタツチさせると、耳紙だけがすくわれて一
点鎖線のように流れ落ちる。
次に、エアーパイプを用いてこの耳紙を通紙装
置3のやや上方までエアーで送れば、耳紙は通紙
装置のエアーパイプ2から噴出するエアー16に
乗り、カレンダーロール17のニツプ18まで通
紙される。
置3のやや上方までエアーで送れば、耳紙は通紙
装置のエアーパイプ2から噴出するエアー16に
乗り、カレンダーロール17のニツプ18まで通
紙される。
ところが、上述の通紙する方法では、耳紙が非
常に軽く、しかも噴出されたエアーが距離ととも
に次第に乱れるため、耳紙がふらついてニツプに
完全に送り込めないことがある。このような場
合、作業員は通紙装置3の位置、角度、さらには
エアーパイプ2からのエアー量などを調節するこ
とより、できるだけ短時間で通紙するよう対応す
るが、しばしば通紙に手間どることがある。その
ため、作業員に大きな負担がかかり、しかもこの
間の抄紙ロスも莫大なものとなる。
常に軽く、しかも噴出されたエアーが距離ととも
に次第に乱れるため、耳紙がふらついてニツプに
完全に送り込めないことがある。このような場
合、作業員は通紙装置3の位置、角度、さらには
エアーパイプ2からのエアー量などを調節するこ
とより、できるだけ短時間で通紙するよう対応す
るが、しばしば通紙に手間どることがある。その
ため、作業員に大きな負担がかかり、しかもこの
間の抄紙ロスも莫大なものとなる。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は、上記の如き問題点を解消し、各パー
ト或いは各パート間での通紙が正確に且つ短時間
にできる通紙装置を提供するものである。
ト或いは各パート間での通紙が正確に且つ短時間
にできる通紙装置を提供するものである。
(問題を解決するための手段)
本考案は、各パート或いは各パート間の通紙の
際に、細巾紙1をエアーパイプを用いて通紙する
方式の装置において、第1エアーパイプ2と第2
エアーパイプ2との間に、入口4と出口5の両端
部が開放され、少なくとも底面上6には出口の方
向へ向いたエアーノズルの列が適当な間隔をあけ
て設けられ、側壁には入口から出口に至る連続状
の開口部8が設けられたダクト通紙装置9を設け
たことを特徴とする通紙装置。
際に、細巾紙1をエアーパイプを用いて通紙する
方式の装置において、第1エアーパイプ2と第2
エアーパイプ2との間に、入口4と出口5の両端
部が開放され、少なくとも底面上6には出口の方
向へ向いたエアーノズルの列が適当な間隔をあけ
て設けられ、側壁には入口から出口に至る連続状
の開口部8が設けられたダクト通紙装置9を設け
たことを特徴とする通紙装置。
(作用)
本考案の装置をより具体的に説明するために、
図面に基づきさらに詳細に説明する。
図面に基づきさらに詳細に説明する。
第1図は、本考案の通紙装置19を実施する上
で重要な役割を果たすダクト9の一実施例を示
す。ダクトは、A−Aで示す個所でカツトされた
断面図が第2図に示されるが、その内部は両丸形
状の連続空間を構成し、入口4と出口5の両端が
開放され、また耳紙を全巾に拡げられるように一
側壁には入口から出口に至る連続状の開口部8が
設けられる。
で重要な役割を果たすダクト9の一実施例を示
す。ダクトは、A−Aで示す個所でカツトされた
断面図が第2図に示されるが、その内部は両丸形
状の連続空間を構成し、入口4と出口5の両端が
開放され、また耳紙を全巾に拡げられるように一
側壁には入口から出口に至る連続状の開口部8が
設けられる。
ダクトの下方には、第1図に示すように4本の
ノズルヘツダー20が設けられ、各ノズルヘツダ
ーからは3本のノズル7,21〜23がダクト内
に枝出しされているが、いずれのノズルも出口方
向へ向いている。また、各ノズルヘツダーには通
紙用エアー配管24が接続されている。ダクトの
入口4は、エアーに乗せて送られてくる耳紙をダ
クト内に送り込み易くするために、第1図に示す
ようにラツパ状となり、No.1ペーパーロール25
のやや下方へ向き、またその出口5はNo.2ペーパ
ーロール26のやや上方へ向いている。
ノズルヘツダー20が設けられ、各ノズルヘツダ
ーからは3本のノズル7,21〜23がダクト内
に枝出しされているが、いずれのノズルも出口方
向へ向いている。また、各ノズルヘツダーには通
紙用エアー配管24が接続されている。ダクトの
入口4は、エアーに乗せて送られてくる耳紙をダ
クト内に送り込み易くするために、第1図に示す
ようにラツパ状となり、No.1ペーパーロール25
のやや下方へ向き、またその出口5はNo.2ペーパ
ーロール26のやや上方へ向いている。
No.1補助通紙板27は一般に長方形の板で形成
され、第1図のように設置されるが、その上端部
がスイング可能なドクター刃28となつているの
で、最終シリンダー面に対して接離可能である。
また、下端部には、ノズル29をダクトの入口へ
向けたNo.1エアーパイプ2が設けられている。
され、第1図のように設置されるが、その上端部
がスイング可能なドクター刃28となつているの
で、最終シリンダー面に対して接離可能である。
また、下端部には、ノズル29をダクトの入口へ
向けたNo.1エアーパイプ2が設けられている。
一方、ダクトの出口から飛び出てくる耳紙をカ
レンダーロールのニツプ18にガイドするべく、
No.2補助通紙板30が図に示すように設置され
る。かかる通紙板には、通紙板に沿つてニツプへ
向いたノズル29を有するNo.2エアーパイプ2が
設けられる。
レンダーロールのニツプ18にガイドするべく、
No.2補助通紙板30が図に示すように設置され
る。かかる通紙板には、通紙板に沿つてニツプへ
向いたノズル29を有するNo.2エアーパイプ2が
設けられる。
耳紙の通紙を行うには、まずNo.1補助通紙板2
7及びダクト9の各ノズル(No.1補助通紙板にお
けるNo.1エアーパイプは図面ではNo.1補助通紙板
の構成の一部として記載しているが、通紙板とは
独立したものであつてもよい。)から抄速より高
速でエアーを噴出させておき、またNo.2補助通紙
板30のノズル(No.2補助通紙板におけるNo.2エ
アーパイプは図面ではNo.2補助通紙板の構成の一
部として記載しているが、通紙板とは独立したも
のであつてもよい。)からは若干のエアーを噴出
させておく。最終シリンダーを周回した耳紙1は
一点鎖線で示すように下方に落下しているので、
No.1補助通紙板のドクター刃を最終シリンダー面
上にタツチさせれば、耳紙はドクター刃によつて
すくわれて補助通紙板の背面上を滑りエアーパイ
プのノズルから噴出する高速エアーにより吹き飛
ばされてダクトの入口に到達する。
7及びダクト9の各ノズル(No.1補助通紙板にお
けるNo.1エアーパイプは図面ではNo.1補助通紙板
の構成の一部として記載しているが、通紙板とは
独立したものであつてもよい。)から抄速より高
速でエアーを噴出させておき、またNo.2補助通紙
板30のノズル(No.2補助通紙板におけるNo.2エ
アーパイプは図面ではNo.2補助通紙板の構成の一
部として記載しているが、通紙板とは独立したも
のであつてもよい。)からは若干のエアーを噴出
させておく。最終シリンダーを周回した耳紙1は
一点鎖線で示すように下方に落下しているので、
No.1補助通紙板のドクター刃を最終シリンダー面
上にタツチさせれば、耳紙はドクター刃によつて
すくわれて補助通紙板の背面上を滑りエアーパイ
プのノズルから噴出する高速エアーにより吹き飛
ばされてダクトの入口に到達する。
入口に到達した耳紙は、No.1からNo.4のノズル
7,21〜23から噴出する高速エアーにより形
成された出口方向へのエアーの流れに乗つてダク
ト内を通り出口から飛び出す。そしてNo.2補助通
紙板のノズルからのエアーによつてガイドされ、
カレンダーロールのニツプ18に送り込まれるこ
とになる。
7,21〜23から噴出する高速エアーにより形
成された出口方向へのエアーの流れに乗つてダク
ト内を通り出口から飛び出す。そしてNo.2補助通
紙板のノズルからのエアーによつてガイドされ、
カレンダーロールのニツプ18に送り込まれるこ
とになる。
なお、本考案に係るダクトは、内部形状が上述
の如き両丸断面のものに限定されず、楕円、円、
多角形、正方形、長方形なども使用できるが、安
定した通紙という点で角のない両丸、楕円、円が
好ましく用いられる。
の如き両丸断面のものに限定されず、楕円、円、
多角形、正方形、長方形なども使用できるが、安
定した通紙という点で角のない両丸、楕円、円が
好ましく用いられる。
また、上述の実施例で、ダクト内の底面上に設
けられるノズルは、ノズルヘツダー当たり3本と
なつているが、少なくとも2本枝出しされておれ
ば、安定した通紙が可能となる。
けられるノズルは、ノズルヘツダー当たり3本と
なつているが、少なくとも2本枝出しされておれ
ば、安定した通紙が可能となる。
なお、上記No.1及びNo.2補助通紙板27及び3
0は、耳紙の安定した通紙に極めて有効である
が、エアーパイプと補助通紙板を分離した構成に
する場合は補助通紙板は必ずしも必須の構成要件
ではない。
0は、耳紙の安定した通紙に極めて有効である
が、エアーパイプと補助通紙板を分離した構成に
する場合は補助通紙板は必ずしも必須の構成要件
ではない。
(効果)
本考案に係る通紙装置によれば、作業員に大き
な負担をかけることなく、正確に且つ短時間に通
紙できるので、その間の抄紙ロスが最小となる。
な負担をかけることなく、正確に且つ短時間に通
紙できるので、その間の抄紙ロスが最小となる。
第1図は、抄紙機のドライヤーパートからカレ
ンダーパートへの通紙に本考案に係る通紙装置を
適用する場合の概略説明図である。第2図は、ダ
クトの横断面を示す図である。第3図は、従来の
通紙方法の構成図を示す。 1:細巾紙(耳紙)、2:エアーパイプ、3:
通紙装置、4:入口、5:出口、6:底面、7:
No.1ノズル、8:開口部、9:ダクト部、10:
ドライヤーパート、11:カレンダーパート、1
2:最終ドライヤーシリンダー、13:紙、1
4:耳切用スリツターナイフ、15:通紙用ドク
ター装置、16:エアー、17:カレンダーロー
ル、18:ニツプ、19:通紙装置、20:ノズ
ルヘツダー、21:No.2ノズル、22:No.3ノズ
ル、23:No.4ノズル、24:通紙用エアー配
管、25:No.1ペーパーロール、26:No.2ペー
パーロール、27:No.1補助通紙板、28:ドク
ター刃、29:ノズル、30:No.2補助通紙板。
ンダーパートへの通紙に本考案に係る通紙装置を
適用する場合の概略説明図である。第2図は、ダ
クトの横断面を示す図である。第3図は、従来の
通紙方法の構成図を示す。 1:細巾紙(耳紙)、2:エアーパイプ、3:
通紙装置、4:入口、5:出口、6:底面、7:
No.1ノズル、8:開口部、9:ダクト部、10:
ドライヤーパート、11:カレンダーパート、1
2:最終ドライヤーシリンダー、13:紙、1
4:耳切用スリツターナイフ、15:通紙用ドク
ター装置、16:エアー、17:カレンダーロー
ル、18:ニツプ、19:通紙装置、20:ノズ
ルヘツダー、21:No.2ノズル、22:No.3ノズ
ル、23:No.4ノズル、24:通紙用エアー配
管、25:No.1ペーパーロール、26:No.2ペー
パーロール、27:No.1補助通紙板、28:ドク
ター刃、29:ノズル、30:No.2補助通紙板。
Claims (1)
- 各パート或いは各パート間の通紙の際に、細巾
紙1をエアーパイプを用いて通紙する方式の装置
において、第1エアーパイプ2と第2エアーパイ
プ2との間に、入口4と出口5の両端部が開放さ
れ、少なくとも底面上6には出口の方向へ向いた
エアーノズルの列が適当な間隔をあけて設けら
れ、側壁には入口から出口に至る連続状の開口部
8が設けられたダクト通紙装置9を設けたことを
特徴とする通紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985166190U JPH0116800Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985166190U JPH0116800Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6275098U JPS6275098U (ja) | 1987-05-14 |
JPH0116800Y2 true JPH0116800Y2 (ja) | 1989-05-17 |
Family
ID=31096923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985166190U Expired JPH0116800Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0116800Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4735762U (ja) * | 1971-05-08 | 1972-12-20 | ||
JPS4735767U (ja) * | 1971-05-07 | 1972-12-20 | ||
US3847390A (en) * | 1973-03-21 | 1974-11-12 | Weyerhaeuser Co | Pneumatic sheet conveyor |
JPS52121506A (en) * | 1976-03-31 | 1977-10-13 | Valmet Oy | Apparatus for introducing web end easily in paper making machine |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP1985166190U patent/JPH0116800Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4735767U (ja) * | 1971-05-07 | 1972-12-20 | ||
JPS4735762U (ja) * | 1971-05-08 | 1972-12-20 | ||
US3847390A (en) * | 1973-03-21 | 1974-11-12 | Weyerhaeuser Co | Pneumatic sheet conveyor |
JPS52121506A (en) * | 1976-03-31 | 1977-10-13 | Valmet Oy | Apparatus for introducing web end easily in paper making machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6275098U (ja) | 1987-05-14 |
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