JPH01167029A - 無菌包装用容器の殺菌方法 - Google Patents

無菌包装用容器の殺菌方法

Info

Publication number
JPH01167029A
JPH01167029A JP31608287A JP31608287A JPH01167029A JP H01167029 A JPH01167029 A JP H01167029A JP 31608287 A JP31608287 A JP 31608287A JP 31608287 A JP31608287 A JP 31608287A JP H01167029 A JPH01167029 A JP H01167029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
steam
hot air
sterilization
paper container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31608287A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Hayashi
亮 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP31608287A priority Critical patent/JPH01167029A/ja
Publication of JPH01167029A publication Critical patent/JPH01167029A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無菌包装用容器、特に酒類あるいは高酸性食品
等の内容物を無菌包装する容器の殺菌方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、清酒あるいは果汁等の高酸性食品は殆どがビンに
充填されていたが、最近は多品種、多様化の傾向により
紙容器、プラスチック容器化が進んでいる。また、清酒
は米を原料とした醸造酒であって、アルコール以外に複
雑な数百の栄養成分を含んでおり、人体はもちろん微生
物にとうても最良の培養基となるはずであるが、アルコ
ール分を10〜20%含有しているため、一般の微生物
は生育できず火落菌と称する乳酸菌によって酸敗するの
みである。この火落菌を殺菌するために、従来から加熱
充填方法が行なわれていた。一方、内容物のpHの低い
高酸性食品(通常pH4,0未満)の場合、一般細菌、
特に耐熱性のある芽胞形成細菌は生育できず、カビ、酵
母類の存在のみが問題となり、これらの菌を殺菌すれば
よい、このため、高酸性食品についても前記の清酒と同
様に高温加熱した内容物をそのまま容器に充填し、内容
物の温度で容器も同時に殺菌してしまう加熱充填法がと
られていた。ところが、このような加熱充填法では、充
填後冷却する必要があるが、容器の外側から冷却するた
めに一般にその冷却効率が悪く、容器形状、容量に影響
され、冷却に時間がかかる。その為、品質が劣化したり
、加熱臭が発生したり、冷却コストがかかるという欠点
がある。
これらの欠点を改良する目的で最近無菌充填法が注目を
あつめている。
この無菌充填法における容器の殺菌方法は、殺菌剤とし
て過酸化水素あるいは塩素を使用する方法あるいは高温
高圧の蒸気又は超加熱蒸気を使用する方法等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の殺菌剤として過酸化水素あるいは塩素を
使用する殺菌方法では、容器内に過酸化水素水あるいは
塩素水を噴霧し、これにより殺菌を行なった後、乾燥を
充分に行なわないと過酸化水素あるいは塩素が分解され
ずに残留しているおそれがあり、内容物中に過酸化水素
や塩素が残留するという欠点があった。
また、容器内への残留のみならず、充填機の設置環境へ
の過酸化水素ガスあるいは塩素ガスのもれ等が発生する
という問題点もあり、殺菌剤を使用しない殺菌方法の開
発がのぞまれていた。
また、高温高圧の蒸気を使用する方法では、容器内に噴
射された高温高圧の蒸気が断熱膨張するため容器内の温
度が殺菌に必要な温度に達し難く、さらに超加熱蒸気を
使用する方法では設備が大規模となり生産コストが上昇
するという問題がある。
本発明は内容物の長時間加熱による品質の劣化、加熱臭
の発生の防止をはかるとともに、上記の間、照点を解決
する無菌包装用容器の殺菌方法を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は無菌包装用の容器に内容物を充填する前に、容
器の内部に熱風と蒸気とを混合した高温高湿度の混合気
を噴射し、その後、熱風を吹付けて容器を乾燥させるよ
うな構成とした。
〔作用〕
内容物を容器内に充填する前に、無菌包装用容器の内部
に熱風と蒸気とを混合した高温高湿度の混合気を噴射し
、容器内を殺菌し、その後蒸気を混合しない熱風を吹付
けて容器内部を乾燥することにより殺菌剤を使用せずか
つ短時間にきわめて効率よく容器内部の殺菌を行なう。
〔実施例〕
本発明の無菌包装用容器の殺菌方法について第1図を参
照して説明する。
第1図は清酒用無菌充填法における本発明の1実施例を
示す装置概略図であり、清酒用無菌充填装置1は一端に
紙容器11を供給する紙容器供給装置10を有し、この
紙容器供給装置10に連接するように紙容器11の底部
を組み立てる紙容器底部組立装置20を有し、他端に紙
容器底部組立装置20に連接するように紙容器11の殺
菌、内容物の充填、頭部の密封処理を行なう紙容器殺菌
充填密封装置30を有する。前記紙容器底部組立装置2
0および前記紙容器殺菌充填密封装置30は無菌チャン
バー50内に収納されている。
前記紙容器供給装置10において注出口が取り付けられ
た紙容器11は前記紙容器底部組立装置20へ送られ底
部が成形シールされて底部が組み立てられた後、前記紙
容器底部組立装置20から前記紙容器殺菌充填密封装置
30へ間欠搬送するコンベア31により前記紙容器殺菌
充填密封装置30に送られる。
前記紙容器殺菌充填密封装置30は前記コンベア31の
上部近傍に紙容器11を予め乾燥するための予備乾燥装
置32、紙容器11の内面へ熱風と蒸気の混合気を噴射
する容器殺菌用ノズル33a(第2図)を有する容器殺
菌装置33、紙、容器11の内面へ熱風を吹付ける乾燥
装置34、紙容器11を冷却する冷却装置35、紙容器
11の頭部をくせ折りする頭部1次くせ折装置36、内
容物を充填するための充填ノズル38を有する充填装置
37、紙容器11の頭をくせ折りする頭部2次くせ折装
置39、紙容器11の頭部を加熱シールするヒーター4
0およびシールされた紙容器の頭部を折り畳む加圧装置
41を前記紙容器底部組立装置20側から順次有してい
る。
前記容器殺菌用ノズル33aは例えば第2図および第3
図に示されるように円筒状の熱風噴射ノズル2と、この
熱風噴射ノズル2内に水平方向に突出された蒸気噴射ノ
ズル3とを有するものでもよい、この場合、前記熱風噴
射ノズル2はその先端部に噴射口2aを有し、またノズ
ル側面に孔部2bを有している。前記噴射口2aの開口
面積は蒸気噴射ノズル3の断面と同面積でもよく、ある
いは図示例のようにテーパーを設は開口面積を小さくし
たものでもよい。前記孔部2bは蒸気噴射ノズル3の先
端部を嵌入するためのものであり、花形状は蒸気噴射ノ
ズル3の断面形状と同一である。
前記蒸気噴射ノズル3は筒形状をなし、その先端部に噴
射口3aを有し、前記孔部2bに嵌入されている。前記
噴射口3aは熱風噴射ノズル2の筒内側の略中央に位置
するように配設され、熱風噴射ノズル2の噴射口2aの
方向を向いている。
前記蒸気噴射ノズル3に送られた蒸気(矢印5)は噴射
口3aから前記熱風噴射ノズル2の筒内に噴射され、熱
風噴射ノズル2の筒内に送られている熱風(矢印4)と
充分に混合され熱風噴射ノズル2の噴射口2aから熱風
と蒸気との混合気6が紙容器11の内部に噴射される。
なお、熱風噴射ノズル2に送られる熱風はガスバーナあ
るいは電熱手段によってつくられる。
このように高温高湿度の混合気6を殺菌に使用すること
により、温熱条件下での殺菌が可能となり、熱風のみに
より殺菌を行なう乾熱条件下での殺菌に比べ、著しく効
果的な殺菌を行なうことができる。この温熱条件下での
殺菌は、高温高圧の蒸気を紙容器11内に噴射しても行
なうことはできず、常圧状態の蒸気5を混合した高温高
湿度の混合気6を紙容器11内に噴射して初めて可能と
なる。すなわち、高温高圧の蒸気を使用しても、噴射後
紙容器の内部で断熱膨張を生じ温度は低下し、容器内部
の温度は殺菌に必要な高温まで上昇しないからである。
上記熱風4の温度は150〜400℃程度、熱風4の射
出量は0,2〜1.0m3/分程度が好ましい、また、
蒸気5の圧力は0.5〜3.0ksr/−程度が好まし
い、また混合気6を紙容器11の内部に噴射する時間は
通常1〜20秒程度が好ましい。
尚、混合気6を噴射するノズルは、第2図および第3図
に示すものに限定されるものではなく、例えば熱風噴射
ノズル先端と蒸気噴射ノズル先端を各々紙容器11の上
方近傍に配設しノズル外部で熱風と蒸気の混合気を形成
し紙容器11の内部に噴射するもの等でもよい。
本発明の殺菌方法では、上記の混合気6による温熱条件
下での殺菌を行なった後、乾燥装置34により熱風を吹
付けて紙容器11の内部を乾燥させる。
乾燥に用いる熱風の温度は150〜400℃程度、噴射
量は0.2〜1.0m3/分程度が好ましく、また紙容
器11の内部に噴射する時間は容器の容量および前記の
混合気6の噴射量等から適宜決定すればよい、このよう
に熱風単独による紙容器11内部の乾燥を行なうことに
より紙容器内面の結露水の残留を防止することができる
本発明の殺菌方法は上記の清酒用無菌充填法の他に、他
の酒類、高酸性食品等の内容物の無菌充填に広く使用で
きる。
また、容器は紙容器の他にプラスチック容器等にも適用
できる。
さらに、上記実施例では容器の殺菌から内容物の無菌充
填まで一連の工程で行なっているが、容器を殺菌した後
、仮密封して内部を無菌状態に保ったまま別工程で内容
物を無菌充填することもできる。
〔実験例〕
次に本発明の実験例を示す。
火落菌を104個/カートンの汚染レベルで強新約に付
着させな紙容器に表1に示す条件で、第1図に示される
装置によって殺菌処理を施し、この殺菌した容器に清酒
を無菌充填したときの不良発生率(火落菌による酸敗の
発生した容器数/全容器数で表示する)を表1に示した
尚本発明1〜3では第2図および第3図に示される容器
殺菌用ノズルを用い、混合気による殺菌後直ちに蒸気噴
射を停止し引き続き熱風のみによる乾燥を行なった。
表1に示した結果より熱風と蒸気の混合気の噴射を行な
わず熱風のみによる殺菌方法(比較例1〜3)では火落
菌の殺菌が不充分であり、本発明の殺菌方法がきわめて
優れていることが明らかである。尚、表1の本発明1 
(200℃の熱風使用)における不良発生率が1/30
0となっているが、本実験は多量の火落菌を強制的に付
着させたものであり、200℃の熱風温度条件による殺
菌でも実用上何ら問題はない。
〔発明の効果〕
本発明の無菌包装用容器の殺菌方法は、容器内容物の品
質劣化や加熱臭の発生を起こさず、また過酸化水素等の
殺菌剤を使用する殺菌方法における内容物中への殺菌剤
の残留あるいは、過酸化水素ガスの漏れによる設置環境
の汚染を生ずることがなく、容器形状、容量に関係なく
単時間にきわめて効率よく容器を殺菌することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する装置の1例を示す概略
図、第2図は本発明の方法を実施する容器殺菌用ノズル
の1例を示す縦断面図、第3図は第2図に示される容器
殺菌用ノズルの[−n線機断面図である。 1・・・清酒用無菌充填装置、4・・・熱風、5・・・
蒸気、6・・・混合気、10・・・紙容器供給装置、1
1・・・紙容器、20・・・紙容器底部組立装置、30
・・・紙容器殺菌充填密封装置、33・・・容器殺菌装
置、33a・・・容器殺菌用ノズル、34・・・乾燥装
置。 出願人代理人  石  川  泰  男第  2  図 第  3  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無菌包装に用いる容器の殺菌方法において、容器に
    内容物を充填する前に、容器の内部に熱風と蒸気とを混
    合した高温高湿度の混合気を噴射し、その後、熱風を吹
    付けて容器を乾燥させることを特徴とする無菌包装用容
    器の殺菌方法。 2、容器が紙容器あるいはプラスチック容器であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の無菌包装用容
    器の殺菌方法。 3、容器の内容物として酒類あるいは高酸性食品を対象
    とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の無菌包装用容器の殺菌方法。
JP31608287A 1987-12-16 1987-12-16 無菌包装用容器の殺菌方法 Pending JPH01167029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31608287A JPH01167029A (ja) 1987-12-16 1987-12-16 無菌包装用容器の殺菌方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31608287A JPH01167029A (ja) 1987-12-16 1987-12-16 無菌包装用容器の殺菌方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01167029A true JPH01167029A (ja) 1989-06-30

Family

ID=18073051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31608287A Pending JPH01167029A (ja) 1987-12-16 1987-12-16 無菌包装用容器の殺菌方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01167029A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03126805U (ja) * 1990-04-05 1991-12-20
JP3024630U (ja) * 1995-11-13 1996-05-31 株式会社ジャックル浦島屋 量り売り機構
WO2015147261A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 大塚製薬株式会社 飲料容器の洗浄方法および製造方法ならびに洗浄装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59187525A (ja) * 1983-03-15 1984-10-24 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 包装材料、包装装置およびその付帯設備を滅菌する方法
JPS62235026A (ja) * 1986-03-26 1987-10-15 川澄化学工業株式会社 医療用具の包装方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59187525A (ja) * 1983-03-15 1984-10-24 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 包装材料、包装装置およびその付帯設備を滅菌する方法
JPS62235026A (ja) * 1986-03-26 1987-10-15 川澄化学工業株式会社 医療用具の包装方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03126805U (ja) * 1990-04-05 1991-12-20
JP3024630U (ja) * 1995-11-13 1996-05-31 株式会社ジャックル浦島屋 量り売り機構
WO2015147261A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 大塚製薬株式会社 飲料容器の洗浄方法および製造方法ならびに洗浄装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104944347B (zh) 饮料灌装方法及饮料灌装装置
EP1964782B1 (en) Process for producing packed product
JPH03168152A (ja) 気状過酸化水素含有殺菌流体を生成する方法
US20060032189A1 (en) Process and method of sterilizing aseptic containers
CN102190099A (zh) 用于热灌装饮料的设备和方法
CN100415303C (zh) 制备无菌包装容器的方法
JP5158441B2 (ja) 容器詰め飲料の製造方法
JPH01167029A (ja) 無菌包装用容器の殺菌方法
JP4668572B2 (ja) 容器詰め飲料の製造方法
JPH06171618A (ja) 液体食品の処理・包装方法
US4595560A (en) Method for sterilizing packaging material and/or packaging apparatus
JP5680316B2 (ja) 容器詰め内容物の製造方法
US3180740A (en) Process for sterile food packaging
JPH0356221A (ja) 包装材料の殺菌方法
JP4441859B2 (ja) 容器詰め飲料の製造方法
KR100832031B1 (ko) 진공 스팀살균장치
JP2010013192A (ja) 容器詰め飲料の製造方法
JPH09272515A (ja) 容器の殺菌装置及び容器の殺菌方法
JP2004269049A5 (ja)
JP2001161331A (ja) 無菌充填食品の製造方法及び無菌充填装置
JPH01199830A (ja) 無菌充填機のチャンバーの殺菌方法
JPH03200524A (ja) 包装材料の殺菌方法
JPS6312435A (ja) 清酒用無菌包装方法
JP2001253414A (ja) 熱間充填方法及びその装置
RU2142718C1 (ru) Способ производства растительного наполнителя длительного хранения