JPH01165422A - ひねり包装用フイルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、透明性及びひねり適性、特に耐割れ性に優れ
たひねり包装用フィルムに関する。

従来の技術 従来、ひねり包装分野ではセロファンフィルムカ用いら
れていたが、セロファンフィルムは防湿性に劣り、又冬
場のような低温ではインパクトし易いという問題がある
。一方、近年ａ　−軸延伸ポリエチレンフィルムが用い
られるようになったが、このフィルムは割れが発生し易
い欠点がある。この−軸延伸ポリエチレンフィルムとし
てに、荷重１０ｋＣ９で測定され念メルトインデックス
（Ｍ工、。）と荷重２．１６ｋｌｉ＋で測定されたメル
トインデックス（Ｍ工、１６）との比が特定ノ範囲で、
かつ密度１１９４以上のポリエチレンからなる一軸地伸
フイルムが知られている。（特公昭５２−７９４号公報
、特開昭５９−６８２１２号公報） しかしながら、従来のポリエチレンからなるひねり包装
用フィルムは、透明性及びひねり保持性は改良されてい
るものの耐割れ性が未だ不充分である。特に、アルミニ
ウム（Ａｔ）箔をストライプ状に貼り合せた場合や角ば
ったものを包装した場合に発生し易く、このような問題
のないひねり包装用フィルムの開発型まれていた。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記のような問題点を解消し、透明性、ひね
力保持性及び耐割れ性に優れるひねり包装用ポリエチレ
ンフィルムを提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は、密度が１９３５９７ｃｍ”以上でノーイロー
ドメルトインデックス（ＥＬＭ工）／メルトインデック
ス（Ｍ工）が５０以下のポリエチレン、又は該ポリエチ
レンと石油樹脂との組成物からなり、かつ架橋物でその
ゲル分率が好ましく框２０〜７０重量係で、少くとも一
方向に好ましくは６倍以上に延伸されていることを特徴
とするひねり包装用フィルムを要旨とする。

本発明におけるポリエチレンは、密度Ｑ、９５５ｆ／ｃ
１１１３以上、好ましくはα９５０．９７ｃｍ”以上で
、かつＨＩＪＭＩ　／　Ｍ工が５０以下、好ましくは２
５〜４０のエチレンの単独重合体、又は共重合体である
が、上記の範囲であれば混合物であってもよい。又、Ｍ
工にα５〜２０　ｔ　／　１０分の範囲がフィルムの成
形性のうえから好ましい。上記ポリエチレンの密度が０
９３５　ｆ／ｃｔｓ”未満では、延伸フィルムの腰及び
ひねシ特性が不足し、又防湿性も十分でないために好ま
しくない。又、［ａＭ工／Ｍｘが５０を越える場合は、
透明性が悪くなる。

本発明における石油樹脂は、石油系不飽和炭化水素を原
料とするシクロペンタジェン系るるい框高級オＶライン
系炭化水素を主成分とする樹脂、あるいはこれらの樹脂
に水素を添加した水素化石油樹脂（水添系石油樹脂とも
いう）である。これらのうちではシクロペンタジェン系
の水添系石油樹脂が好ましい。

上記の石油樹脂の添加は、フィルムの延伸温度を低下さ
せることができるため延伸温度範囲を拡大できる。又、
得られる延伸フィルムは、ひねり適性及び透明性が向上
し、さらに帯電防止性も発現し易くなる。しかし、石油
樹脂の添加量が過多となると透明性が逆に低下する等の
障害が発生するために、その添加ｆｉ［１０重量係迄、
特に２〜１０重量係が好ましい。

本発明のひねり包装用フィルムには、前記のポリエチレ
ン及び石油樹脂の他に、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤
、紫外線吸収剤、造核剤、耐ブロツΦν剤、着色剤等が
添加されたものであってもよい。

又、本発明のひねプ包装用フィルムは、架橋物であシ、
その架橋度はゲル分率で５重量暢以上が好ましく、よシ
好ましくは３０〜６０重量係である。ゲル分率が３０重
量鳴未満では架橋が不十分で延伸フィルムの耐割れ性や
透明性が不十分で、逆に７０重量％を越える場合は架橋
が過多となり伸びが小さくなり延伸倍率が極端に制限さ
れるために好ましくない。なお、架橋度は、フィルムの
厚さ方向において均一に架橋したものに限らず、フィル
ムの両側表面から内側方向に入るに従って架橋度が低下
するか、又は未架橋部分を形成し、フィルムの厚さ方向
に架橋層／未架橋層／架橋層を構成するものであっても
よい。この場合の架橋部分のゲル分率は、上記の範囲と
同様であり、又架橋層と未架橋層との比ｒＣ１：α１〜
１０の範囲が好ましい。このような特殊な架橋構成は、
延伸フィルムの防湿性をさらに向上させる九めに好まし
い。

又、本発明のひねり包装用フィルムに、好ましくは一方
向に６倍以上、よ〕好ましくは７〜１１倍に延伸された
ー軸砥伸フィルム、又は好ましくは一方向にｔ５倍以下
、よシ好ましくにｔ１倍以下及びそれに直交する方向に
好ましくは６倍以上、より好ましくは７〜１２倍に延伸
された二軸延伸フィルムである。延伸倍率が上記の範囲
を外れる場合は、ひね〕適性が不十分であり、又均−で
透明性のよめ延伸フィルムを得ることが難かしくなるた
めに好ましくない。

本発明のひねり包装用フィルムの製造方法は、前記のポ
リエチレン、又は該ポリエチレンと石油樹脂との組成物
及び必要に応じて添加剤を混合し念後、通常のＴ−ダイ
法又框インフレーション法で未延伸フィルムを成形する
。この未延伸フィルムの厚みに、延伸フィルムの厚みに
よって異なるが、通常は１００〜５００μｍ程度である
。

次いで、この未延伸フィルムを架橋した後、公知の延伸
方法によ〕縦方向（ＭＤ）又は横方向（ＴＤ）に所定の
倍率で一軸延伸するか、又ｉｊＭＤ方向及びＴＤ力方向
所定の倍率で二伸延伸する。又、得られた延伸フィルム
は必要に応じて熱固定の処理を行う。

なお、上記の未延伸フィルムの架橋框、放射線照射によ
る方法あるいは有機過酸化物等の架橋剤を配合して加熱
する化学的な方法で行うことができるが、これらのうち
では電子線照射による方法が好ましい。電子線照射は、
１０〜３０Ｍｒａｄを未逸伸フィルムの両面から照射し
て均一に架橋することが、フィルムのカール防止のうえ
から好ましい。

本発明のひねり包装用フィルムに、印刷性や積層を容易
にするなめにコロナ放電処理を施しておくことが望まし
い。

実施例 以下に本発明の実施例を示す。なお、実施列における各
物性は次に示す試験方法によシ測定し次。

（１）　　Ｍ工、ＦｉＬＭＸ　：　：ＩＸＢ　Ｋ　６７
６０　（ＨＬＭ工に荷重２　　ｔ（Ｓゆ） （２）　　ゲル分率　：ム８ＴＭ　Ｄ　２７６５　、ム
法準拠（３）ヘイズ　　：　ＪＸＢ　Ｋ　６７１４（４
）　　引張伸度　：ム８ＴＭ　Ｄ　８８２（５）ひねシ
の戻プ：ひねシ包装機を用いて、７５Ｘ９５Ｘα０２５
■のフィルムに佳２０■の丸飴を包み、その両端部のフ
ィルムｆｔｔｓ回ひねシの包装を行い、この包装された
飴を室温（温度２０℃、湿度５０％）中で２４時間放置
した後、ひねシの戻シを観察した。戻シのないものを０
１戻シのあるものをＸとした。

（６）ひねり割れニア５−巾のフィルムの中央に２５ｍ
巾のＡｔ箔（７μ）をワックス貼シ（１３０℃）し九フ
ィルムで、２０×１３Ｘ１５ｗｍの直方体の飴１００個
を（５）と同様にひね〕包装しな。この時割れの発生し
なかつ念ものを０１割れの発生したものを×とした。

実施９１１〜６、比較例１〜４ 表−１に示す密度とＥＩＬＭ工／Ｍｘｆｔ有するポリエ
チレン、及び石油樹脂〔エクソン化学（株）製、エスコ
レッツＩｔ！５３２０（商品名）〕を表−１に示すよう
に配合し九後、押出機を用いて２４０℃でＴ−ダイよシ
押出し冷却してシートを成形しな。このシートの両面か
ら電子）ＩＪ　１に２０　Ｍｒａｄ照射して表−１に示
すゲル分率の架橋シートを得た。この架橋シートを表−
１に示す条件で延伸してそれぞれの延伸フィルムを得た
。得られな各延伸フィルムの物性測定結果を表−１に示
した。

なお、比較のなめに市販のひねシ包装用フィルムの２つ
のサングル（未架橋、高密度ポリエチレンのＭＤ又ｔ２
ＴＤ−軸延伸フィルム、厚さ２５ｐ、以下市販品−１，
２）についても測定結果を表−１に併記した。

発明の効果 以上のように本発明のひねシ包装用フィルムは、特定の
高密度ポリエチレン又はそれに石油樹脂を添加したもの
を基材とし、架橋延伸しているので、一方向に高倍率延
伸したものでも配向によるフィブリル化がなく、延伸方
向に直交する方向の伸度が大きい。従って、透明性、ひ
ねシ保持性？有すると共に従来にない優れた耐割れ性を
有する。又、石油樹脂を添加したものに、透明性及びひ
ねり適性をさらに向上させると共に娼伸時の温度を低下
させ、延伸温度範囲を拡大させるので製造が容易で経済
的である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 密度が０．９３５ｇ／ｃｍ＾３以上でハイロードメルト
   インデククス／メルトインデックスが５０以下のポリエ
   チレン、又は該ポリエチレンと石油樹脂との組成物から
   なり、かつ架橋物で少くとも一方向に延伸されているこ
   とを特徴とするひねり包装用フィルム。