JPH01164748A - セルフレベリング材の施工方法 - Google Patents

セルフレベリング材の施工方法

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JPH01164748A
JPH01164748A JP32275887A JP32275887A JPH01164748A JP H01164748 A JPH01164748 A JP H01164748A JP 32275887 A JP32275887 A JP 32275887A JP 32275887 A JP32275887 A JP 32275887A JP H01164748 A JPH01164748 A JP H01164748A
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田沢 俊介
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勝彦 栗原
Miki Kuniya
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B20/00Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セルフレベリング(流し延べ床)材(以下、
SL材という)組成物に関する。
詳しくは、不陸調整厚さが10mmを超える場合に用い
るのに適したSL材組成物に関する。
〔従来技術〕
SL材は、それを水で混練してスラリー状態にしたとき
に発現するその自己平滑性を利用して、下地材の上に打
設して水平な面を形成させ、硬化させて平滑な床面を得
るのに用いられる。通常、その標準打設厚さは平均10
++m程度である。
床仕上げ面までの不陸調整厚さが10胴を超える場合に
は、セメントモルタルを打ち込み金ゴテを用いて表面を
平滑に仕上げる方法、または、前処理としてSL材打設
厚として約10mmを残してセメントモルタルで高上げ
し、モルタル硬化後にSL材を打設して仕上げる方法な
どがとられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
セメントコンクリートやセメントモルタルを用いたとき
、コンクリートやモルタルを打ち込んで均した後、生じ
た浮氷がなくなり始める頃にコテ押さえ作業を行って表
面を仕上げる。この方法は材料費の面では経済的ではあ
るが、長時間の待ち時間を必要とするため施工所要時間
が長くなり、また、コテ押さえ作業には熟練した左官技
術を必要とし、しかも仕上がり床面のレヘル精度が不充
分であるという難点がある。
また、セメントモルタルで嵩上げしてからSL$Jを打
設する方法は工程が2段階になるので、操作が煩雑で所
要工期が長くなり、不経済である。
SL材は自己平滑性を有するので、コテ仕上げのような
熟練した左官技術を必要とせず、トンボ掛けのような簡
単な作業を行うだけでレヘル精度のよい床面を得ること
ができ、しかも、セメントモルタルやセメントコンクリ
ートのように浮氷を生ずることがないので短時間で施工
可能である。
SL材は施工性の点で優れているが、通常、水硬性物質
を基材として各種の添加剤を配合するので材料費が高く
なるため、経済性の面からSL材の標準の打設厚は平均
10 mm程度とするのが一般的である。不陸調整の厚
さが10 mmを超えるような場合には、セメントモル
タルやセメントコンクリートを用いる方法に比較して経
済的に不利である。
材料費を低減するために、通常、乳材に配合される粒径
が1m以下である細骨材の配合比を高めると、得られる
SL材ススラリ−流動性が低下し自己平滑性が失われて
硬化体の表面レヘル精度が悪く、圧縮強度が低下するの
で実用性がない。
本発明は、上記の問題点を改善し、しかも経済性の面で
もセメントを用いる方法に対抗し得る、不陸調整厚さが
10mmを超える場合に用いることができるSL材を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、従来技術の問題点を改善するため鋭意研
究を行い、SL材ススラリ−配合する骨材の粒度と配合
比を規定することによって、自己平滑性を低下させるこ
となく、硬化体の表面レベル精度ならびに圧縮強度を確
保することができ、しかも打設厚を大きくした場合でも
経済的に不利にならないことを知り本発明を完成した。
すなわち、本発明は「セルフレヘリング材100重量部
に対して、最大粒径が5 mm以下で、粒度分布として
粒径が0 、3 mm未満であるもの30重量%以下、
0.15mm未満であるもの10重量%以下で、かつ、
粗粒率が2.0〜3.5の範囲であって、混練して得ら
れたセルフレヘリング材組成物スラリーの比重よりも大
きい比重を有する骨材200〜500重量部を配合して
なるセルフレベリング材組成物」を要旨とする。
以下、本発明について説明する。
本発明のSL材組成物による施工の対象となる構築物の
下地床−基礎下地としては、セメントモルタル床、コン
クリートスラブ、PC板、 ALC板、気泡コンクリー
ト、軽量コンクリート、木毛セメント板、構造用合板な
どの新設ないし既設のものを挙げることができる。
本発明において、SL材としては石膏系または無機セメ
ント系のSL材を用いることができる。石膏系SL材と
しては、α半水石膏、β半水石膏、■型無水石膏などの
石膏類を基材とするものを、また無機セメント系SL材
としては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトラン
ドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポル
トランドセメント、高炉セメント、シリカセメン1−3
  フライアッシュセメント、急硬性セメント、アルミ
ナセメントなどのセメント類を基材とするものをそれぞ
れ例示することができる。
−4= これらの基材には、流動化剤、粘度調整剤を配合し、ま
た、必要に応じてこの種のSL材に用いられる消泡剤、
膨張抑制剤、収縮抑制剤、凝結調節剤など各種の添加剤
を配合することができる。
粘度調整剤はSL材ススラリ−ブリージング発生防止、
セメント粒子や骨材の沈降防止などを目的として用いら
れ、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリ
ビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、カゼイン
、ポリアクリル酸などの水溶性高分子が挙げられる。
これらの使用量はその種類と分子量によってそれぞれ異
なるが、基材100重量部あたり、通常、0.05〜2
重量部、好ましくは0.2〜0.5重量部の範囲である
使用量が少な過ぎると目的の効果が得られず、一方、使
用量が多過ぎるとSL材ススラリ−粘度が増大して流動
性が悪くなる。
流動化剤は混水量を多くしないでスラリーの流動性を良
くすることを目的として用いられ、メラミンホルマリン
縮合物スルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリアル
キルアリルスルホン酸塩。
β−ナフクレンスルホン酸アルデヒド縮金物、リン酸エ
ステル類などが挙げられる。
これらの添加量は、基材100重量部あたり、通常0.
1〜2重量部、好ましくは0.25〜1.5重量部の範
囲である。
添加量が0.1重量部未満では流動性を向上させる効果
が得られない。また、2重量部を超えて添加量を増して
も流動性を向上させる効果はそれほど高まらず、硬化を
遅くしたり硬化体の圧縮強度低下をもたらす。
硬化促進剤としては、塩化カルシウム、アルミン酸ナト
リウム、けい酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリ
ウム、硫酸アルミニウムなどが挙げられる。これらの添
加量は、基材100重量部あたり01〜4重量部の範囲
である。
消泡剤はスラリー中の気泡を除き、得られる硬化体のピ
ンホール発生や強度低下を防止することを目的として用
いられ、通常、アルコール系、脂肪酸エステル系、酸化
エチレン−酸化プロピレン系、シリコン系など各種のも
のが使用される。添加量は通常、基材100重量部あた
り、0.05〜0.3重量部の範囲である。
収縮低減材は硬化体の亀裂の防止を目的として用いられ
、石灰系、カルシウムスルホアルミネート系などの膨張
材が使用される。添加量は通常、基材100重量部あた
り、1〜10重量部の範囲である。添加量が少な過ぎる
と効果が小さく、多過ぎると得られる硬化体の膨張亀裂
や強度低下が起こりやすい。
本発明でいうSL材またはSL材組成物のスラリーとは
前記のSL材またはSL材と骨材との混合物に適宜の水
または/およびポリマーディスバージョンを加えて混練
し、調製したスラリーを意味する。
本発明で用いられる骨材としては、川砂、山砂。
海砂、砕石、高炉水砕スラグなどが挙げられ、また、石
粉やスラグ等の粉末を造粒して調製した人工骨材を使用
することができる。
骨相の比重はSL材組成物スラリーの比重よりも= 7
− 大きい二七を要する。比重がスラリーの比重よりも小さ
い骨材は、流し延べられたスラリーの表面に浮上し、得
られた硬化体の表面に突起を生ずる原因となり平滑な床
面が得られないので好ましくない。
SL材組成物スラリーの比重は、通常1.8〜2.2の
範囲であるので、本発明の組成物に使用される骨材は、
比重が1.8以上、好ましくは2.2以上であることが
望ましい。
従って、いわゆる(天然ないし人工を問わず)軽量骨材
といわれるもの、たとえば、火山礫、軽石砂利、軽石砂
、軽石、膨張粘土、膨張けつ岩。
軽石、黒耀石焼成品、真珠岩焼成品1石炭殻、膨張スラ
グ等のそれ自体または、これらが混入している骨材を使
用することは好ましくない。
本発明で用いられる骨材の粒度は、最大粒径が5肝以下
で、粒度分布として粒径が0 、3 mm未満であるも
の3帽1%以下、0.15mm未満であるもの10重重
量以下、好ましくは5重量%以下で、がっ、粗粒率が2
.0〜3.5の範囲であるものがよい。
粗粒重上は、目開きが0.15.0.3.0.6.1.
2゜2.5.5.10.20.40 mmである9種類
の各節にとどまる骨材量の全試料量に対するそれぞれの
重量百分率の総和を100で割った値であり、粒径が大
きいものの割合が多くなるほど粗粒率の値は大きくなる
粒径が5 mmを超える骨材を用いると、得られる硬化
体の表面に突起を生じて平滑な面が得られない。水比を
高めたり増粘剤の量を低減して、スラリー粘度を小さく
することによって、粒径が5Mを超える骨材を沈降させ
、骨材による突起をなくすことばできるが、ブリージン
グが発生したり、骨材沈降によりポンプでの取扱いに支
障を来たしたり、得られる硬化体の表面にレイタンスを
生ずるので好ましくない。
また、粒径0 、3 mm未満のものが30重量%を超
えたり、0.15mm未満のものが10重量%を超える
と、SL材組成物スラリーの流動性が悪化し、平滑な面
が得られない。水比を高めて流動性を確保しようとする
と、ブリージングが発生したり、硬化体の強度低下をも
たらすので好ましくない。
前記粒度条件を満たし、かつ、粗粒率が2.0〜3.5
の範囲である粒度の骨材を用いることによって安定した
スラリー物性を得ることができる。
粗粒率が2.0未満であると、SL材組成物スラリーの
流動性が悪化して自己平滑性が失われ、硬化体に亀裂を
生じやすい。また、3.5を超えると同様にSL材組成
物スラリーの流動性が悪化し、得られる硬化体の表面に
凹凸を生ずる。
骨材の配合比はSL材100重量部に対して、200〜
500重量部、好ましくは350〜450重量部の範囲
がよい。
骨材の配合比が200重量部未満であると得られる硬化
体は亀裂を生じたり、圧縮強度が過大となって建築基準
との関係で好ましくなく、経済的にも得策でない。また
、500重量部を超えると、スラリーの流動性が悪化し
て自己平滑性が失われ、得られる硬化体はその面が平滑
でなく、また、満足すべき強度が得られない。
SL材と所定の粒度の骨材とを所定の比率で配合し、水
で混練りして得られるスラリーのフロー値が180〜2
30 mmの範囲となるように水比を調節することが望
ましい。
本発明におけるスラリーのフロー値は、住宅・都市整備
公団の方法に準じ、「水平に置いたみがき硝子(厚さ5
肛)上に塩化ビニル樹脂製円筒枠(内径50mm、高さ
102mm)を置き、枠内に混練試料200mff1を
充填し、開枠を引き上げて試料の広がりが静止した後、
直角2方向の直径を測定し、その平均値をフロー値とす
る」方法で求めた。
フロー値が180mm未満である場合には、スラリーの
流動性が不足し平滑面が得られない。また、230 m
mを超えると水量が過剰でブリージングを生じたり、骨
材が沈降して硬化体が不均一となり、硬化体表面にはレ
イタンスを生ずる。
本発明のSL材組成物を用いる施工法の一態様を示すと
、撹拌機を設けた調合槽、通常、モルタルミキサーに所
定の比率でSL材と骨材とを仕込み数分間撹拌した後、
水を加え更に数分間撹拌混練してSL材組成物スラリー
を調製する。一方、下地床の表面に予め前処理として、
水や高分子エマルジョンまたは高分子エマルジョン人す
セメントノロ等をプライマーとして散布または塗布する
。次いで、SL材組成物スラリーを適宜の容器あるいは
モルタルポンプ等を用いて、下地床の表面に流し延ベト
ンボ等を用いて均した後、水平床面を形成させ硬化させ
る。
〔発明の効果〕
1) 本発明のSL材組成物を用いることにより、硬化
体の圧縮強度やレベル精度を損なうことなく、しかも経
済的に厚さ10mm以上のSL材の打設が可能である。
2) 不陸調整厚さが10(財)を超える場合でも、−
段階の施工で厚打ちのSL材施工が可能で、施工時の大
巾な省力化と所要時間の短縮が可能となり、しかも、従
来の方法に比較して仕上がり床面の水平精度ならびに平
坦さを向上させることができるので従来のモルタルを使
用する方法の代替が可能となる。
〔実施例〕
次に、実施例および比較例により説明する。
実施例1〜6.比較例1〜13゜ コンクリートスラブ(0,5x 1.8 m )の下地
表面に、プライマーとしてアクリル樹脂系エマルジョン
「ベトロック150J  (旭化成工業■製)(水3倍
希釈液)を予め塗布し乾燥させた。
SL材として、セメント系SL材である「ワンツーフロ
ア−CJ  (日東化学工業■製)を用い、これに表−
2に示す骨材を配合した。
モルタル・ミキサーを用いて、表−2に示した配合比で
、まずSL材と骨材とを3分間混合し、次に所定量の水
を加えて更に3分間混合混練し、スラリーを調製した。
なお、表−2において「骨材比」は(骨材/SL材)の
、また、「水比」は(水/(SL材+骨材))のそれぞ
れ重量比を示す。
調製したスラリーはいったんホッパーに受け、前記下地
床上に30mm厚になるように、モルタルポンプによっ
て、また、ポンプでの取扱い性がよくないものは、バケ
ツを用いて流し延べ、トンボで均した後、自然硬化させ
た。
スラリーのモルタルポンプによる取扱い性、流し延べ後
のブリージング・骨材浮上の有無を観察した。
スラリーのフロー値は前記の方法で測定し、また、硬化
体の圧縮強度は型枠(40X 40 X 160 m+
n)にスラリーを充填し、温度20°c、?yA度70
%で養生し、28日経過後の値を測定した。
得られた硬化体表面の平坦さは、JASS 5T−60
4平坦さ測定法に準して測定し、距離1mに対する凹凸
差の比の平均値が、11500より小さい場合を“良好
°”とした。なお、比較例1,2および3については、
突起や鳥肌状のため測定しなかった。
硬化体表面の状態については、目視や指触によって判定
した。
これらの各評価の結果を表−2に示した。
比較例1では、使用した骨材中に混在していた比重がス
ラリー比重よりも小さい軽石がスラリーを流し延べた後
に表面に浮上し、硬化後突起として残った。
比較例2は骨材としてパーライトを使用した場合で、パ
ーライトがスラリー表面に浮上したために硬化体の表面
がブツブッの鳥肌状となった。
比較例3は使用した骨材中に粒径5Im11以上のもの
が含まれていた場合で、トンボ掛けで押さえきれなかっ
たこれらの粒子が硬化体表面に突起として残った。
比較例4は、通常のSL材用骨材として用いられる粒径
が1 mm以下であるものを配合した場合で、水比が高
いにもかかわらず、スラリーのフロー値が小さく、ポン
プでの取扱い性が悪く、ブリージングが発生し、硬化体
の表面には不陸を生じ、圧縮強度は100kg/c+f
1未満であった。
比較例5は粒径が0 、3 mm未満である骨材が30
重量%を超える場合で、スラリーは充分な流動性が得ら
れず、トンボがけによる不陸を生し、硬化体には亀裂が
発生した。
比較例6は比較例5と同じ骨材を用い、骨材比を下げ水
比を高めて混練した場合で、180祁以上のフロー値を
確保できたが、ブリージングが起こり、硬化後は白華と
共に亀裂も発生した。
比較例7は粒径が0.15mm未満である骨材が10重
量%を超える場合で、比較例5と同様にスラリーは充分
な流動性が得られず、トンボかけによる不陸を生じ、硬
化体には亀裂が発生した。
比較例8は比較例7と同じ骨材を用い、水比を高めて混
練した場合で、180mm以上のフロー値を確保できた
が、ブリージングが起こり、硬化後は白華にレイタンス
を伴い、亀裂も発生した。
比較例9は粗粒率が2.0未満である場合で、スラリー
は充分な流動性が得られず、トンボがけによる不陸を生
じ、硬化体には亀裂が発生した。また圧縮強度は300
kg/cmを超え過大であった。
比較例10は粗粒率が3.5を超える場合で、骨材比を
高めることができるが、骨材が沈降してモルタルポンプ
による取扱いが不能であったので、バケツを用いて流し
延べたが、ブリージングが起こり、硬化後は白華と共に
レイタンスを生じた。
比較例11は骨材比が2.0未満である場合で、硬化体
に多くの亀裂が発生した。
比較例12は骨材比が5.0を超える場合で、骨材が沈
降してモルタルポンプによる取扱いが不能であったので
バケツを用いて流し延べたが、ブリージングが起こり、
硬化後は白華と共にレイタンスを生じた。
比較例13は水比が適切でなく、スラリーのフロー値が
過大となり、骨材が沈降してポンプによる取扱いが不能
であったのでバケツを用いて流し延べたが、ブリージン
グが起こり、硬化後は白華と共にレイタンスを生じた。
圧縮強度も小さい。
本発明の実施例1〜6は、いづれも良好な結果が得られ
た。
実施例7゜ SL材として、「ワンツーフロア−1号」 (石膏系S
L材5日東化学工業■製)を用い、実施例−1に準じた
方法で処理した結果を表−2に示した。
実施例8〜9゜ SL材として表−1に示した配合品を用い、それぞれ実
施例−1に準じた方法で処理した結果を表−2に示した
表−1゜ 註: 剤、     (サンノプコ■)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セルフレベリング材100重量部に対して、最大粒径が
    5mm以下で、粒度分布として粒径が0.3mm未満で
    あるもの30重量%以下、0.15mm未満であるもの
    10重量%以下で、かつ、粗粒率が2.0〜3.5の範
    囲であって、混練して得られたセルフレベリング材組成
    物スラリーの比重よりも大きい比重を有する骨材200
    〜500重量部を配合してなるセルフレベリング材組成
    物。
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