JPH01163838A - 仮想計算機システム - Google Patents

仮想計算機システム

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JPH01163838A
JPH01163838A JP62321314A JP32131487A JPH01163838A JP H01163838 A JPH01163838 A JP H01163838A JP 62321314 A JP62321314 A JP 62321314A JP 32131487 A JP32131487 A JP 32131487A JP H01163838 A JPH01163838 A JP H01163838A
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JP
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JP62321314A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Shimura
志村 伸之
Kazuo Hibi
一夫 日比
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は仮想計算機システムに係り、とりわけホストと
ゲストのアドレス変換情報を同時に保持するアドレス変
換バッファとその制御に関するものである。
〔従来の技術〕
仮想記憶方式の情報装置装置においては、情報処理装置
が主記憶上のデータや命令をアクセスする際の仮想アド
レスを、絶対主記憶上の絶対アドレスに変換する必要が
ある。
近年、仮想計算機システムなる方式が実現され、単一の
実計算機(あるいはホスト計算機)の下に一つ又は複数
の仮想計算機を生成して情報処理システムを構築する例
が多く実用化されている。この際のアドレス属性は、実
計算機に於ける絶対アドレスであるレベル1アドレス、
実計算機の仮想アドレスであるが仮想計算機の絶対アド
レスに等しいレベル2アドレス、及び仮想計算機の仮想
アドレスであるレベル3アドレスに分類される。
仮想計算機が実際に動作する時には、仮想計算機の仮想
アドレスであるレベル3アドレスから、実計算機の絶対
アドレスであるレベル1アドレスへのアドレス変換を行
なう必要があるが、従来このレベル3アドレスからレベ
ル1アドレスへのアドレス変換過程は処理の複雑さ故に
、ハードウェア論理で実現される事は無く、仮想計算機
アシストと呼ばれるマイクロプログラム、又は仮想計算
機制御プログラム(以下VMCPと略す)から生成され
るシャドウ変換テーブルに依存していた。
VMC:Pによるシャドウ変換テーブルの用意により、
レベル3アドレスからレベル1アドレスへのアドレス変
換が、擬似的にレベル2アドレスからレベル1アドレス
への変換と同様にハードウェアによって扱われる事によ
り、アドレス変換の際に生ずるオーバーヘッドを低減す
る事が可能となったが、まだVMCPがシャドウ変換テ
ーブルを用意するオーバーヘッドが残され、このオーバ
ーヘッドも無視し得ない処理性能低下をシステムにもた
らしていた。
このオーバーヘッドを除去する方法の一例として、特開
昭57−212680号公報に示されている。その特徴
点は第1に、シャドウテーブルの使用を除去する事、第
2に、その為にレベル3アドレスからレベル1アドレス
へのアドレス変換をハードウェア的に行なう事、第3に
、レベル3アドレスからレベル1アドレスへのアドレス
変換のオーバーヘッドを除去するために、アドレス変換
バッファに仮想計算機のアドレス変換情報とホスト計算
機のアドレス変換情報を同時に保持する様にした事、以
上3点にまとめられる。
とりわけ、シャドウテーブルを除去するためにはアドレ
ス変換バッファの使用が前提ともなっていて、そのため
前記公報の記載においてはアドレス変換バッファの各エ
ントリに仮想計算機又はホスト計算機のアドレス変換情
報のどちらを保持するかを指示する情報を付加し、もっ
てアドレス変換バッファに仮想計算機のアドレス変換情
報とホスト計算機のアドレス変換情報を同時に保持でき
る様にしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、仮想計算機のアドレス変換情報とホス
ト計算機のアドレス変換情報をアドレス変換バッファに
同時に混在して保持できる様にしているが、しかしアド
レス変換バッファに保持されているアドレス変換情報を
選択的に処理する動作をホスト計算機が矛盾なく、かつ
効率的に実行する為の工夫は見あたらない。
例えば、(株)日立製作所のHITAC/Mシリーズの
大型計算機に於けるアドレス変換バッファはセット・ア
ソシアティブ・マツピング方式が採用されていて、一つ
の仮想アドレスがアドレス変換され、その結果のアドレ
ス変換情報がアドレス変換バッファに登録される時に用
いられるアドレス変換バッファ内アドレスは、仮想アド
レスに依存したものとなっている。
いい換えると、一つの仮想アドレスが与えられれば、そ
の仮想アドレスをアドレス変換した結果のアドレス変換
情報が、アドレス変換バッファ内のどのアドレスに保持
されているのかは通常特定できるのであるが、かかる事
実は大変有益である。
−例として、IBMシステム/370情報処理装置に於
るインバリディトページテーブルエントリ(以下、I 
PTEと略す)命令は、その処理の一部としてアドレス
変換バッファに保持されているアドレス変換情報を一定
の条件で選択的に無効にする(以下、この処理をパーシ
ャルパージと称す)。もし、無効にすべきアドレス変換
情報が保持されている可能性のあるアドレス変換バッフ
ァ内アドレスを特定できなければ、アドレス変換バッフ
ァ内の全アドレスに対しパーシャルパージ処理を行なわ
なければならないがそれに費やされる時間は、最近の大
型計算機の如くにアドレス変換バッファが大容量の場合
、性能的に無視し得ないものとなってしまう。しかし幸
いなことにIPTE命令に於ては、命令のオペランドと
して仮想アドレスの一部が与えられるので、この仮想ア
ドレスの一部を用いて、無効にすべきアドレス変換情報
が保持されている可能性のあるアドレス変換バッファ内
アドレスを特定することができる。もって、通常IPT
E命令に於るアドレス変換バッファのパーシャルパージ
処理は極めて効率良く短時間で実行できる。
ところが、ホストとゲストのアドレス変換情報を同時に
保持しているアドレス変換バッファを有した仮想計算機
システムに於ては前述した限りでない、すなわち、仮想
計算機システムではVMCPはアドレス変換バッファに
保持されているゲストのアドレス変換情報も管理・処理
する必要があるが、本来ホストとゲストは別々のシステ
ムなので、ゲストのアドレス変換情報がアドレス変換バ
ッファ内のどのアドレスに保持されているかは、ホスト
動作中にあっては特定できないのである。
したがって、VMCPが発行するI PTE命令の処理
を通常通り行なったとするとアドレス変換バッファに対
するパーシャルパージ処理を誤まるのは明白であり、仮
想計算機システムの正常な動作は望めない。
かかる問題を回避するため、IPTE命令に於るパーシ
ャルパージ処理の際、対象とするアドレス変換バッファ
内アドレスを特定する事をあきらめ、ゲストのアドレス
変換情報がアドレス変換バッファに保持されているか否
かに関係なく常に全アドレスに対しパーシャルパージ処
理を実行することも考えられるが、これは前述した様に
大巾な性能劣化を招く。
本発明の目的とするところは、上記IPTE命令に代表
されるアドレス変換バッファに係わる処理を、ホストと
ゲストのアドレス変換情報が同時にアドレス変換バッフ
ァに保持されている時でも何の矛盾もなく実行可能とし
、さらにゲストのアドレス変換情報がアドレス変換バッ
ファに保持されていない通常の状態における性能劣化を
回避し。
もって、ホストとゲストのアドレス変換情報を同時に混
在して保持できるアドレス変換バッファを有した性能的
に優れた仮想計算機システムを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、アドレス変換バッファに仮想計算機のアド
レス変換情報が保持されているか否かをテストする第一
の手段と、アドレス変換バッファと係わる処理を前記第
一の手段によるテストの成立時と不成立時とで相異なら
せる第二の手段を設けることにより、達成される。
〔作 用〕
例えはIPTE命令に於ては、命令処理中に前記第一の
手段をテストし、テストの結果、アドレス変換バッファ
にゲストのアドレス変換情報が保持されていなければ、
命令で与えられるロジカルアドレスの一部を用いてアド
レスg 換/<ソファ内アドレスを特定してパーシャル
パージ処理を行なう。逆に、テストの結果、アドレス変
換バッファにゲストのアドレス変換情報が保持されてい
るならば、アドレス変換バッファ内金てのアドレスに対
してパーシャルパージ処理を行なう。
それによって、IPTE命令の動作は通常は高速動作が
保障されるとともに、ゲストのアドレス変換情報がアド
レス変換バッファに保持されている時でも正確な動作が
保障されるので、ホストとゲストのアドレス変換情報を
同時にアドレス変換バッファに保持することが可能とな
り、もって性能的に優れた仮想計算機システムを提供す
ることができる。
〔実施例〕
それでは次に、本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
第1図は本実施例を説明するための機能ブロック図であ
る。制御装置(以下CUと略す)101はこれに接続さ
れている各装置の制御を司どり。
各装置から又は、各装置へのデータ転送を行ないデータ
の加工をも行なう。
セグメントテーブルオリジンアドレスレジスタ(以下5
TORと略す)110は、信号線120を介してCUI
OIより送出されるホスト又はゲストのセグメントテー
ブルオリジンアドレス(以下STOと略す)を保持する
レジスタで、信号線123を介してアドレス変換ユニッ
ト102.アドレス変換バッファ制御回路(以下TLB
CTRLと略す)106に接続されている。
ロジカルアドレスレジスタ(以下LARと略す)111
は、信号線121を介してCUIOIより送出されてく
るホスト又はゲストのロジカルアドレス(L A)を保
持するレジスタで、信号線124を介してアドレス変換
ユニット102及びTLBCTRL106に接続されて
いる。
コンベアアドレスレジスタ(以下CARと略す)112
はCUIOIより送出されてくるコンベアアドレス0C
A)を保持するレジスタで、信号線126を介してTL
BCTRL106に接続されている。
アドレス変換バッファ制御回路(TLBCTRL)10
6は、アドレス変換バッファ(以下TLBと略す)10
4の読み書きを行ない、信号線128を介してCUIO
Iから送出されてくる制御信号に従がってTLB104
の制御を司どる制御回路である。
アドレス変換バッファカラム選択回路(以下DECと略
す)105はLARIIIより信号線125を介して送
出されてくるデータをデコードしTLB104の1つの
カラムを選択する選択回路である。
アドレス変換ユニット102は信号線123及び信号線
124を介して各々5TORI 10及びLARIII
より送出されてくるSRO及びLAを受は取り、信号線
127を介して主記憶装置103に保持されているアド
レス変換テーブルを参照しながらLAをリアルアドレス
(RA)に変換するアドレス変換ユニットであり、アド
レス変換の結果得られたリアルアドレスは信号線129
を介してTLBCTRL106へ送出される。
TLBCTRL106はアドレス変換ユニット102よ
り信号線129より送出されてくるRAを、信号線12
3及び信号線124を介して各々5TORIIO及びL
ARIIIより送出されてくるSTO及びLAと共に、
信号線125を介してLARI 11から受は取ったデ
ータをもとにDEC105が選択した1つのカラムアド
レスへ書き込む。この際、保持されているアドレス変換
情報が有効であることを示すバリッドピット(V)は′
1′に設定される。又、ホスト/ゲスト識別情報(ID
)にはホストのアドレス変換情報かゲストのアドレス変
換情報かを識別する情報が設定される。
フリップフロップ(以下FFを略す)113は信号線1
30及び信号線131を介してCUlolによってセッ
ト又はリセットされる1ビツトのフラグで、その値は信
号線132を介してCUIOIへ送出される。本FF1
13は本発明の核心をなすフラグであり、その役割は後
述する説明で明らかになるであろう。
第2図はアドレス変換ユニット102が行なうアドレス
変換の処理を示すものである。
信号線124を介してLARI 11より受は取ったロ
ジカルアドレスは、セグメントインデックス(以下Sx
と略す)、ページインデックス(以下PXと略す)、及
びページ内アドレス(D)とに分割され処理される。(
202) SX (203)は信号線123を介してST。
R110より受は取ったSTO(201) と加算され
(204)、その加算結果をアドレスとしてセグメント
テーブルエントリ(以下STEと略す)を主記憶内にあ
るセグメントテーブル(205)より読み出す(206
)。
次に、PX (207)はS T E ニ含まれティる
ページテーブルオリジン(以下PTOと略す=208)
と加算され(209)、その加算結果をアドレスとして
ページテーブルエントリ(以下PTEと略す)を主記憶
内にあるページテーブル(210)より読み出す(21
1)。
PTEは主記憶内の目的とするページアドレスを示すリ
アルアドレス(RA)を含んでいて(212)、このR
Aにページ内アドレス(213)がマージされ(214
)、目的とする主記憶内アドレスが求められる。
IPTE命令の動作は、命令語によって与えられたPT
OとPXで決定されるPTEを無効化すると共に、該P
TEを使用して行なわれてアドレス変換の結果得られた
アドレス変換情報をTLBから除去するものである。
第3図は第1図に於るIPTE命令の動作を示した処理
フローである。尚、FF113は前もってCUIOIに
よってリセットされ、その値は0′になっているものと
する。
ステップ301:CUIOIは命令で与えられるPTO
を取り出し、ハードウェア的に保持する。
次いで、ステップ302へ進む。
ステップ302:CUIOIは命令で与えられるPxを
取り出し、ハードウェア的に保持する。
次いで、ステップ303へ進む。
ステップ303:CUIOIはステップ301及びステ
ップ302で取り出したPTOとPXを加算し、結果を
PTEアドレスとしてハードウェア的に保持する。次い
でステップ304へ進む。
ステップ304:CUIOIはステップ303で算出し
たPTEアドレスで主記憶よりPTEを読み出し、ハー
ドウェア的に保持する。次いでステップ305へ進む。
ステップ305:CUIOIはステップ304で主記憶
より読み出したPTEよりRAを求め、ハードウェア的
に保持する。次いでステップ306へ進む。
ステップ306:CUIOIはステップ305で求めた
RAをCAR112へ設定する。次いでステップ307
へ進む。
ステップ307:CUIOIはFF113の値をテスト
する。その結果、FF113の値が。
10 Jならばステップ308へ進み、1′ならばステ
ップ311へ進むが、本説明に於てはあらかじめFF1
13は10′に設定されているので。
次にステップ308へ進む。
ステップ308:CUIOIはステップ302で取り出
したPXをLARIIIへ設定する。次いでステップ3
09へ進む。
ステップ309:CUIOIはTLBCTRL106ヘ
パーシヤルパージ要求を出す。CUlolよりパーシャ
ルバージ要求を受は取ったTLBCTRL106は以下
の動作を行なう。
(1)信号線125を介してLARIIIより受は取っ
たデータをもとにDEC105が選択した1つのカラム
アドレスよりアドレス変換情報を読み出す。
LARIIIに設定されているデータはPXであるが、
第2図を用いて説明した如く、PxはLAの一部である
ので、このPxのデータを用いてDEC1o5をTLB
104の1つのカラムアドレスを選択することができる
(2)次いでそのアドレス変換情報が有効かどうか調べ
る。有効でなければCUlolへ処理が終了した事を伝
達する。有効の場合、TLBCTRL106は、そのア
ドレス変換情報に含まれているRAと、信号線126を
介してCAR112より送出されてくるCAとを比較す
る。この比較の結果不一致ならばCUlolへ処理が終
了した事を伝達する。一致したならば、バリッドピット
(V)を10′すなわち、インバリッドにして、該アド
レス変換情報をTLB104へ書き込み、CUlolへ
処理が終了した事を伝達する。
以上一連の処理により、該アドレス変換情報は無効にさ
れる。次いで、ステップ310へ進む。
ステップ310:CUIOIはステップ304で主記憶
より読み出しておいたPTEを無効化し、主記憶のPT
Eアドレスへ書き込み、処理を終了する。
IPTE命令の動作は以上説明した通りである。
とりわけ、TLBの参照動作すなわちパーシャルバージ
処理についてはステップ308及びステップ309で説
明した如く、命令より与えられるPXのデータをもとに
決定される特定のカラムアドレスに対してのみ行なえば
充分である。しかし、TLBにゲストのアドレス変換情
報が保持されている場合は以上説明した如くの処理では
問題のある事を以下第4図を用いて説明する。
第4図はゲストが動作中のアドレス変換に於るTLBの
参照の過程を示したものである。
先づアドレス変換ユニット102はゲストの5To(4
01) と、ゲストのLA(402) を取けとり、ゲ
ストのアドレス変換テーブルを参照してゲストのリアル
アドレスを求めるアドレス変換を行なう(403)。求
まったゲストリアルアドレス(404)は、ホストのロ
ジカルアドレス(405)として見なされるので、ホス
トの5TO(406)と共に再度アドレス変換ユニット
102へ送出される。
アドレス変換ユニット102はホストのアドレス変換テ
ーブルを参照してアドレス変換を行ない(407)ホス
トのリアルアドレスが求められる(408)。この様に
して最終的に求められたホストのリアルアドレス(41
2)は、ゲストのSTo (413) 、ゲストのLA
(414)と共にアドレス変換情報としてTLBに登録
される(415)が、その時に使用されるカラムアドレ
ス(A)はゲストのロジカルアドレス(409)で決定
される。
ここで、ステップ407で参照されたホストのPTEに
対してI PTE命令が発行された場合を考察すると、
IPTE命令の動作は先に第3図を用いて説明した如く
では問題の生じる事が明らかである。
なぜならば、この時I PTE命令で与えられるPTO
とPXは当然ホストのアドレス変換テーブルと係わった
ホストのPTOであり、又ホストのロジカルアドレスの
一部であるホストのPXであるからである。そして、I
PTE命令の処理中に参照されるTLBのカラムアドレ
ス(B)はこのホストのPXで決定され(411)、こ
の方ラムアドレスは該PTEを参照して行なわれたゲス
トのアドレス変換のアドレス変換情報が登録されている
カラムアドレス(A)とは異なるものであるからである
したがって、ステップ407で参照されたホストのPT
Eに対してIPTE命令が発行された場合、PTEは無
効にされるがしかし該PTEを参照して行なわれたゲス
トのアドレス変換のアドレス変換情報は依然として有効
のままTLBに保持されてしまう。
かかる事態は、以後のシステムの動作を保証できなくす
るものであり、何としても回避せねばならない。
上記の問題点はFF113を使用する事により解決でき
る事を以下説明する。
FF113は以下の時にCUIOIによって50′にリ
セットされる。
(1)電源投入時。
(2)リセット時。
(3)初期プログラムロード時。
(4)TLBの全てのゲストのアドレス変換情報が無効
化された時。
したがって通常動作時のFF113の値は′0′であり
、その時のIPTE命令の動作はすでに第3図を用いて
説明した通りである。
逆に、FF113はホストからゲストに制御が移る時に
CUIOIによって11′にセットされる。以後、前記
(1)〜(4)のリセット条件時にCUIOIによって
′0′にリセットされるまでFF113は11′の値を
保持する。
以上かかげた条件でFF113をセット/リセットする
事により、FF113の値をテストすればTLB104
にゲストのアドレス変換情報が保持されているか否かを
判定する事ができる。すなわち、FF113の値が′0
′であるならば、TLB104にはゲストのアドレス変
換情報は保持されていない。逆にFF113の値が′1
″ならば、TLB104にゲストのアドレス変換情報が
保持されている可能性がある。この、FF113の値が
′1′すなわちTLB104にゲストのアドレス変換情
報が保持されている可能性がある時のIPTE命令の動
作を再度第3図を用いて説明する。
尚、ステップ301,302,303,304゜305
及び306が先に説明した通りであり、ここではステッ
プ307より説明する。
ステップ307:CUIOIはFF113の値をテスト
する。その結果、FF113の値が′0′すなわちTL
B104にはゲストのアドレス変換情報が保持されてい
ない場合はステップ308へ進み、FF113の値が1
1′すなわちTLB104にゲストのアドレス変換情報
が保持されている可能性がある場合はステップ311へ
進む。
今回は、FF113の値は′1′であるので、次にステ
ップ311へ進む。
ステップ311:C:UIOIはLARI 11をゼロ
クリアする。次いで、ステップ312へ進む。
ステップ312:CUIOIはTLBCTRL106ヘ
パーシヤルバージ要求を出す。この時のTLBCTRL
106の動作は先にステップ309の動作説明として述
べた通りであるが、今回はステップ311でLARII
Iはゼロに設定されているので、パーシャルパージ処理
はTLB104のカラムアドレスOに対して行なわれる
次いで、ステップ313へ進む。
ステップ313:CUIOIはTLB104の全てのカ
ラムアドレスに対しパーシャルパージ処理を行なったか
否かを調べる。全てのカラムアドレスに対しパーシャル
パージ処理を行なったならばステップ310へ進み、そ
うでないならばステップ314へ進む。
ステップ314:CUIOIはLARI 11のTLB
104のカラム選択に使用される部分をプラス1する0
次いでステップ312へ進む。
ステップ312:すでに述べた通りであるが、今回はス
テップ314に於てLARIIIが増加されているので
、パーシャルパージ処理はTLB104のカラムアドレ
ス1に対して行なわれる。
次いで、ステップ313へ進む。
ステップ313:CUIOIはTLB104(7)全て
のカラムアドレスに対しパーシャルパージ処理を行なっ
たか否かを調べる。ステップ314及びステップ312
をくり返し必要回数実行することによりTLB104の
全てのカラムアドレスに対しパーシャルパージ処理を行
なう事ができる。
全てのカラムアドレスに対してパーシャルパージ処理を
実行したならばステップ310へ進む。
ステップ310:すでに説明した通りである。
以上説明した如く、FF113の値が11′すなわちT
LB104にゲストのアドレス変換情報が保持されてい
る可能性のある時にはTLB104の全てのカラムアド
レスに対しパーシャルパージ処理を行なうので、I P
TE命令によって無効にされたPTEを参照して行なわ
れたアドレス変換のアドレス変換情報が依然として有効
のままTLBに保持されるという事態は完全に回避され
る。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが1
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明してきた様に本発明によれば、アドレス変換バ
ッファ内のゲストのアドレス変換情報の有無によりアド
レス変換バッファと係わる処理を変える事ができるので
、アドレス変換バッファと係わる通常の処理性能の低下
を招くことなく、アドレス変換バッファにホストとゲス
トのアドレス変換情報を同時に保持させることが可能と
なり、もって性能的に優れた仮想計算機システムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のアドレス変換バッファのブ
ロック図、第2図はアドレス変換過程の処理フロー図、
第3図は本発明の一実施例のIPTE命令の処理フロー
図、第4図はゲストアドレス変換に於るTLBの参照過
程を示す説明図である。 101・・・制御装置、1o2・・・アドレス変換ユニ
ット、103・・・主記憶、104・・・アドレス変換
バッファ、105・・・アドレス変換バッファ選択回路
。 106・・・アドレス変換バッファ制御回路、113・
・・フリップフロップ。 第 1 図 7f、z  図 第 3 図 第4 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、1つの主記憶装置と、仮想計算機を実現する少なく
    とも1つの中央処理装置とから成り、実計算機及び仮想
    計算機は各々仮想記憶を提供し、前記主記憶装置は実計
    算機及び仮想計算機の仮想記憶を実現する為のアドレス
    変換テーブルを保持し、実計算機上の論理アドレス又は
    仮想計算機上の論理アドレスを対応する実計算機上の実
    アドレスに変換するためのアドレス変換情報を保持する
    アドレス可能な複数のエントリを有するアドレス変換バ
    ッファを有した情報処理装置において、該アドレス変換
    バッファが仮想計算機のアドレス変換情報を保持してい
    るか否かをテストする手段を設けたことを特徴とする仮
    想計算機システム。
JP62321314A 1987-12-21 1987-12-21 仮想計算機システム Pending JPH01163838A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62321314A JPH01163838A (ja) 1987-12-21 1987-12-21 仮想計算機システム

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