JPH01163184A - 光互変組成物 - Google Patents

光互変組成物

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JPH01163184A
JPH01163184A JP63277611A JP27761188A JPH01163184A JP H01163184 A JPH01163184 A JP H01163184A JP 63277611 A JP63277611 A JP 63277611A JP 27761188 A JP27761188 A JP 27761188A JP H01163184 A JPH01163184 A JP H01163184A
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JP
Japan
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group
compound
photochromic
indolino
naphtho
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JP63277611A
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English (en)
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Nicola Casilli
ニコーラ・カジッリ
Luciana Crisci
ルチアーナ・クリシ
Fiorenzo Renzi
フイオレンゾ・レンジ
Franco Rivetti
フランコ・リベッチ
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Enichem Sintesi SpA
Original Assignee
Enichem Sintesi SpA
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/685Compositions containing spiro-condensed pyran compounds or derivatives thereof, as photosensitive substances

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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 物を含有してなる光互変組成物に係る。
光互変化合物は、ある種の電磁放射線及び日光に露出さ
れる際に色相及び/又は光透過度を可逆的に変化させ、
該光源が取去された際には元の色相及び光透過度に戻る
特性を発揮する物質である。
従来より知られた光圧変特性を有する物質は多数あり、
Brown G.H.編rleisseberger 
Series“Techniques  of  Or
ganic  Chemistry”J、 胃iler
−Interscience, (1971)の「ホト
クロミズム」の項に記載されている如く、無機性化合物
及び有機性化合物のいくつかの種類に属する。
有機光互変化合物の中でも、特にスピロ−インドリノ−
ナフト−オキサジンに属するものが知られており、これ
ら物質は、たとえば、米国特許第3、562,172号
、同第3,578,602号、同第4,215,0.1
0号、同第4,342,668号、ヨーロッパ特許第1
46 135号(Wo 85102619)、同第24
5 020号及びヨーロッパ特許公開第134,633
号及び同第141,407号に開示されている如く、サ
ンフィルター及びフォトクロミック光学製品としての用
途に関し、重合化された透明な有機物質(有機ガラス)
に光圧変特性を付与し得る。
スピロ−インドリノ−ナフト−オキサジンに属する公知
の光圧変化合物は、他の公知な有機光互変化合物(たと
えばスピロルビランに属するもの)と比べて、繰返し変
色−復元サイクルが行われる際の疲労強度がかなり大き
い、及び日光に露出される際又は人工の劣化テストに供
される際の劣化に対する抵抗性かかなり大きいとの利点
を示す。
かかる挙動は、上述の用途については非常に育利である
しかしながら、従来公知の有機光互変化合物は、一般的
な有機溶媒溶液として又は透明な高分子材料に配合され
た場合のいずれにおいても、脱励起状態では実質的に無
色であり、活性化された場合、一般に青色に変化する。
フォトクロミック光学製品としての用途、特に眼科の分
野における用途(より暗い(neutraり色、たとえ
ば灰色か望まれる)には、この青色は望ましくない。
さらに、得られる光圧変効果は、多くの場合、可視波長
域における透過度の変化に関して、その度合が非常に低
いものである。他の場合にも、かかる変化は、低温度で
は満足できるものではあるが、たとえ実際の使用におい
て要求される範囲内であっても温度の上昇につれて、許
容されないほど低い値に低下する。最後に、スピロ−イ
ンドリノ−ナフト−オキサジンの活性化は、制御された
実験室的条件では波長的320ないし380nmの紫外
線の照射によって達成されるが、眼科の分野での用途及
びサンフィルターとしての用途に関して必要となる日光
の周波数及び相対強度のスペクトルに対して露出される
際には、同等の満足な結果が得られるような活性化が達
成されない。
本発明の目的は、従来技術の欠点を解消することにあり
、該目的はスピロ−インドリノ−ナフト−オキサジンに
属する少なくとも2種類の光圧変化合物を含有してなる
新規な光圧変組成物によって達成される。
これによれば、本発明は、一般式(1)〔式中、R3及
びR3は、相互に独立して、水素原子、ハロゲン原子(
塩素、臭素及びフッ素)又はCl−5−アルコキシ基;
ニトロ基;シアノ基;及び未置換又は1又はそれ以上の
ハロゲン原子(塩素、臭素及びフッ素)、C3−6−ア
ルコキシ基、Cl−5−アルキルチオ基、Cl−5−カ
ルボキシアルキル基又はシアノ基で置換された直鎖状又
は分枝状のCl−5=アルキル基の中から選ばれる基で
あり、共に水素でない場合には、インドール環の4位、
5位、6位及び7位のいずれかに結合し:R3及びR4
は、相互に独立して、直鎖状又は分枝状のC3−6−ア
ルキル基、フェニル基又はベンジル基であり、又は炭素
原子を共有して相互に縮合してc、−8−シクロアルキ
ル基を形成していてもよ<:R6は、フェニル基;ベン
ジル基:又は未置換又はl又はそれ以上のハロゲン原子
(塩素、臭素及びフッ素)、C1−5−アルコキシ基、
Cl−S−アルキルチオ基、Cl−5−カルボキシアル
キル基又はシアノ基で置換された直鎖状又は分枝状のC
l−5−アルキル基であり:R6は、水素原子、ハロゲ
ン原子(塩素、臭素及びフッ素)、又はCl−S−アル
コキシ基、Cl−5−アルキルチオ基、Cl−5−カル
ボキシアルキル基、シアノ基及び未置換又はl又はそれ
以上のハロゲン原子(塩素、臭素及びフッ素)、Cl−
5−アルコキシ基、C1−5−アルキルチオ基、Cl−
5−カルボキシアルキル基又はシアノ基で置換された直
鎖状又は分枝状の01−6−アルキル基の中から選ばれ
る基であり、又は縮合芳香族環又は縮合複素環であって
もよく、水素でない場合には、ナフテン環の7′位、8
′位、9′位及び10’位のいずれかに結合し:R7は
水素原子又は基 R8 / N \ [ここで、R8及びR9は相互に独立して、水素原子、
直鎖状又は分枝状の01−5−アルキル基、フェニル基
又はベンノル基であり、又は窒素原子を共有して相互に
結合して5ないし12員の単環又は多環構造(さらに酸
素及び窒素の中から選ばれる異原子を含有していてもよ
い)を形成していてもよい]であり;Xは、−CH−又
はNである]で表される少なくとも2種類の光圧変化合
物を含有してなる光圧変組成物において、前記光圧変化
合物の少なくとも1つは、前記一般式(I)における置
換基R7が水素であるものであり、少なくとも他の1つ
は、前記一般式(1)における置換基R7が基/ N \ Rθ (ここで、R8及びR8は前記と同意義である)である
ものであることを特徴とする光圧変組成物に係る。
好適な具体例では、本発明による組成物の光圧変化合物
はいずれも上記一般式(I)で表されるものであるが、
これらのうち少なくとも1つは、置換基R7が水素であ
るものであり、他の少なくとも1つは、置換基R7がア
ミノ基 / N \ であるものであり、これら化合物におけるRI、 R3
゜R,、R,、R,、R,及びR8及びR,(存在する
場合)は下記の意義を有する。
R1及びR7: 相互に独立して、水素原子、メチル基、メトキシ基又は
ハロゲン原子である。
R3及びR4; メチル基又はエチル基、又は縮合して ノクロヘキシル基を形成することもあ る。
Rs :  Cl−s−アルキル基 R6:  水素原子又はメトキシ基 R8及びRo; 窒素原子と共に相互に縮合してピペリ ジノ基、モルホリノ基、ピペリジノ基 又はヘキサメチレンイミノ基を形成す る。
X  :  −C)I−又はN さらに好適な具体例では、R,、R,及びR6は、共に
水素でない場合、又はReが環構造の場合、それぞれ分
子の(4,5)位又は(5,6)位及び9′位に結合す
る。
置換基R7が水素以外のものである光圧変化合物の代表
的な例としては次のものがある。
A)  1,3.3−トリメチル−6′−ピペリジツー
スピロー[インドリノ−2,3’ −(3+1)−ナフ
ト−(2,1−b> (1,4)−オキサジン]B) 
 1,3.3−トリメチル−6′−モルホリノ−スピロ
−[インドリノ−2,3’ −(3H)−ナフト−(2
,1−b)−(1,4)−オキサジン]C)  1,3
,3,4.5−(又は1,3,3,5.6− )ペンタ
メチル−6フーピペリジノースピロー[インドリノ−2
,3’ −(3H)−ナフト−(2,1−b)−(1,
4’)−オキサジンコ D)  1,3.3−トリメチル−6′−ピペリジノ−
9′−メトキシ−スピロ−[インドリノ−2,3’ −
(311)−ナフト−(2,1−b)−(1,4)−オ
キサジン] 置換基R7が水素である光圧変化合物の代表的な例とし
ては次のものがある。
E)  1,3,3,4.5−(又は1,3,3,5.
6− )ペンタメチル−スピロ−[インドリノ−2J’
−(3+1 )−ナフト−(2,1−b)−(1,4)
−オキサジン] F)  1,3.3−)リメチルースピロ−[インドリ
ノ−2,3’ −(3H)−ナフト−(2,1−b)−
(1,4)−オキサジン] G)  13.3−トリメチル−97−メドキシースビ
ロー[インドリノ−2,3’−(3H)−ナフト−(2
,1−b)−(1,4)−才キサジン]9H3 上述の光圧変化合物は、透明な有機重合体に、この使用
する重合体に応じた技術手段によって配合される。
本発明の光圧変組成物では、一般式(I)で表されるも
のであって、分子の6′位に−NR,R,基を有する光
圧変化合物及び6′位の置換基が水素原子である光圧変
化合物の併存が有利である。
該組成物中では、上述の如く、これら化合物は日光の調
節に関して相乗的に作用し、従来の通常の光圧変有機化
合物の場合及び該組成物を構成する各成分単独の場合よ
りも強い色相を生ずると共に、その応答時間も短い。
さらに、透過度の変化は温度が上昇しても満足できる値
に維持され、実際の利用の際に要求されるよりもかなり
大きい。本発明の光圧変組成物の使用によって得られる
色相の陰りは、個々の成分によって一般的に示される青
色よりも暗いものであり、従来公知の他の成分と共に、
基礎の両成分の用量を適当にバランスさせることによっ
て広い範囲で調節される。
有利には、一般式(1)で表されかつそれぞれ6′位に
−NRaRs基及び水素を有する2種類の光圧変成分の
モル比は、0.1ないし9、好ましくは0.2ないし1
.5の範囲である。
上述のように、本発明の光圧変組成物は、一般式(I)
で表される2種類以上の化合物で構成され、ただし、こ
れらのうち少なくとも2つは上述の如<6′−置換基に
関して相互に異なるものでなければならない。
該組成物は、光によって色か着く能力を損うことなく、
光圧変効果の期間を改善する他の成分(たとえば、従来
公知の紫外線安定剤)を含有し得る。
本発明の目的に適する紫外線安定剤の例としては、たと
えば立体障害アミン(HALS)がある。
本発明による光圧変組成物は、特殊な色の変化を示しく
日光に露出されることによって活性化を生ずる)、疲労
及び劣化に対する抵抗性が大きいフォトクロミック製品
の製造において有用である。
本発明の光圧変組成物は、好適な手段により、一般に透
明な高分子材料でなる所望の製品の表面に塗布され、又
は該製品を構成する材料に配合される。フォトクロミッ
ク高分子製品は、一般の成形法(たとえば射出成形、圧
縮成形等)により、又は成形品内に光圧変組成物を均質
に分散させることによって得られる。
他の方法によれば、該組成物を高分子材料ぐたとえば、
ポリメチルメタクリレート、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール、セルロースアセテート−ブチレー
ト又はエポキシ樹脂、ポリシロキサン樹脂又はウレタン
樹脂等)と共に好適な溶媒に溶解し、溶媒を蒸発させた
後、フォトクロミックコーティングを形成させるため透
明な支持体上に析出させる。
別法では、光圧変組成物を重合可能な単量体(たとえば
メチルメタクリレート)に添加し、適当な重合開始剤[
たとえばアゾ−ビス(イソブチロニトリル)」の存在下
で重合反応を行い、これにより、形成された樹脂内に均
一に配合する。
別法では、光圧変組成物を、上述の如く、樹脂の存在下
適当な溶媒に溶解し、溶媒を蒸発させることによって、
該溶液から光圧変組成物が均一に分散されたフォトクロ
ミックフィルム又はシートを形成させる。
さらに他の方法では、表面含浸法に従い、基材を適当な
温度において光圧変組成物を含有する溶液と接触させる
ことにより、該組成物を透明な基材[たとえば、ポリカ
ーボネート基材、ポリメチルメタクリレート基材又はポ
リ−ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)
基材]に塗布できる。
特に、上述の手段を利用することによって、フォトクロ
ミックレンズ及びフォトクロミックサンフィルター(こ
れらは、日光の少なくとも一部を可逆的に遮断するスク
リーンを構成し得る)の如きフォトクロミック製品が得
られる。
これらの製品は、サングラス用レンズ、眼鏡用レンズ、
コンタクトレンズ、自動車又は車両及び建築の分野にお
ける窓用ガラスとして有利に使用される。
本発明を限定することな(説明するため、以下に実施例
を例示する。各実施例に示す化合物は従来公知の方法に
従って調製したものである。
特に、ポリメチルメタクリレート (PMMA)の光学
用フォトクロミック製品は、光圧変化合物及び重合開始
剤のアザ−ビス(イソブチロニトリル)(AIBN)を
単量体に添加し、適当な形状の型に注入して重合を行う
ことにより得られたものである。
ポリジエチレングリコールビス(アリルカーボネ−1−
)の光学用製品については、表面含浸法によって光圧変
特性を付与している。この目的のため、通常の有機溶媒
、シリコーン油、フッ素化部等の中から選ばれる溶媒又
は分散媒中に光圧変化合物を含む溶液又は懸濁液を調製
し、高分子製品を該溶液又は懸濁液中に適当な時間及び
温度で浸漬することによって、光圧変化合物を高分子基
材に移す。
利用した塗布手段の詳細については、下記の各実施例に
報告している。
得られた光学用フォトクロミック製品に関し、下記特性
を測定した。
一説励起状態における紫外線−可視スペクトル(λwa
xでの光学密度)二分光光度計Cary2300で測定 一照度9W/m’のUV−Aランプによって120秒間
活性化した後における23℃での光透過度の変化(△Y
)二分光光度MACBETHで測定。日光に4分間露出
した後にも、GardnerハゼオメーターXL 21
1を使用してΔYの値を測定した。
−脱励起状態への復元速度(初期の透過度の50%に戻
る時間、t1/2):上述の活性化と同じ条件下で、分
光光度計MACBETHによって測定。
−劣化抵抗性二連続照射キセノンランプ(65001)
を具備するAt1asウエザーオメーターにより、比較
ブラックパネル上の温度63℃、相対湿度50%で操作
して測定。ウエザーオメーター内において各種の時間で
暴露した後、脱励起状態における光学密度(λmax)
及びUV−Aランプで活性化させた後の△Yの残留値を
測定することによって抵抗性を評価した。
実施例1 下記割合の光圧変化合物A)及びE)でなる混合物を使
用し、表面含浸処理によって、ポリジエチレングリコー
ルビス(アリルカーボネート)のフォトクロミックレン
ズを調製した。
成 分       光圧変混合物 (a)  −■−−■− 化合物A) (重量%)    20  30  40
化合物B) (重量%)    80  70  60
特に、シリコーン油中に上記混合物(a)、(b)及び
(c)2重量%を含有する分散液を調製した。
光圧変化合物を転移させるため、光学密度の所望値を関
数として時間30ないし90分、温度170ないし19
0℃でレンズをシリコーン油分散液に浸漬した。浸漬後
、レンズを石油エステルで洗浄し、上述の各特性を評価
した。
光圧変混合物(a)、(b)及び(c)に関する結果を
、光圧変化合物A)又はE)のみを使用し、同じ条件下
で処理して得られたレンズに関する結果と比較して第1
表に示す。
第  l  表 混合物   (λmaw)   色 相  (%)  
 (秒)第2表に、ウエザーオメーターでの促進劣化テ
ストで得られた結果を示す。
第  2  表 光圧変    ウエザーオメーターでの暴g(時間)化
合物 又は これら結果の検討から、混合物(a)、(b)及び(c
)(光圧変活性(△Y)及び脱励起状態への復元時間(
L1/2)は等しい)は、個々の化合物A)及びE)単
独の場合と比較して、活性化状態における色相が暗く、
かつ各成分の重量比を関数として調節されること、及び
劣化強度及び光圧変活性がかなり大きいこと等の利点を
有することが理解される。
実施例2 実施例1の光圧変混合物(b)を含浸さ什たポリジエチ
レングリコールビス(アリルカーボネート)の中性(n
eutral)レンズの日光照射に対する光圧変応答を
、下記構造を有する公知のスピロ−オキサジン系光互変
化合物を含浸させた同じレンズと比較して評価した。
(ここで、インドール環ベンゼン部の2つのメチル基は
4.5−又は5.6−位に存在する。)いずれについて
も、4分間日光に露出して活性化し、照射後の2つのレ
ンズが示した光透過度の変化(△Y)をGardner
 ハゼオメーターXL 211で測定して評価した。
結果を第3表に示す。
第  3  表 光圧変混合物  従来のスピロ− 光学密度(0,D、)     3.482     
 1.792(%)(λff1ax)     (35
0nx)(347nx)ΔY(23℃)(%)    
 43       54tl/2 (23℃)(秒)
      50        110公知のスピロ
−オキサジンで処理したレンズと比較した場合、本発明
の光圧変混合物(b)で処理して得られたレンズでは、
活性化状態における色相が暗く、光圧変活性が大きく、
脱励起状態への復元速度が2倍であることが理解される
実施例3 上記実施例の光圧変混合物(b)を使用し、下記の組成
を有するポリメチルメタクリレートの中性フォトクロミ
ックレンズを調製した。
光圧変混合物(b)    LOx9  (0,066
部)メチルメタクリレート            1
5g   (100部)アサ゛−ヒ゛ス(イソ7゛チU
ニトリル)    0.159 (0,100部)型を
恒温水浴に入れて55℃に80時間維持しながら、キャ
スティング法によってレンズの重合を行った。
重合終了後、型を開放して、下記第4表及び第5表に示
す特性を有するポリメチルメタクリレートのフォトクロ
ミックレンズを得た。
光圧変化合物を個々に単独で使用し、他の条件を同じと
して得られたレンズの特性を、比較のため、これらの表
に併記した。
第  4  表 光圧変    ウエザーオメーターでの暴露 (時間)
化合物 これらの結果は、ポリメチルメタクリレートにおいて、
本発明の混合物(b)は、たとえ大部分が光圧変化合物
E)で構成される場合であっても、光圧変化合物A)単
独のものと同様の安定性及び光圧変特性を発揮すること
を示した。(なお、化合物E)のみでは、光圧変特性及
び劣化抵抗性は非常に悪い)。
実施例4 流動度11を有するポリプロピレン粉末MOPLENF
LF20(IIIMONT製)及び実施例1の光圧変混
合物(b)でなる混合物(重量比100:0.25)を
調製した。
比較のため、同じ重合比を有するポリプロピレン粉末と
各化合物A)又はE)との混合物を調製した。
温度215℃で押出しすることによって、この高分子混
合物を厚さ50μ肩のフィルムとした。得られたフィル
ムの光圧変特性及び同じ条件下における抵抗性を第6表
に示す。
実施例5 光圧変化合物D)及びG)の混合物(重量比60/40
)を調製した。
表面含浸処理によって、この混合物をボリノエヂレング
リコールビス(アリルカーボネート)の中性レンズ上に
塗布し、実施例1の如くして評価した。
結果を第7表に示す。
第  7  表 光学密度(0,D、)        2.944(λ
max)     (345nx)ΔY (23’C)
     31.7t1/2 (23℃)(秒)55 ウエザーオメーター での劣化 52(時間)  O,D、       1.728Δ
Y(23°C)  24.8 85(時間)  O,D、       1.450Δ
Y(23℃)  19.2 158(時間)  O,D、       1.077
ΔY(23℃)   18.1 実施例6 各種の重量比で光圧変化合物A)及びF)を配合してな
る下記混合物を調製した。
成 分       光圧変混合物 化合物A)    0  30  50  70 10
0化合物F)   100  70  50  30 
 0混合物l及び5は比較のためのものである。
これらの混合物を、実施例1に記載のものと同じ方法に
従って、ポリジエチレングリコールビス(アリルカーボ
ネート)の中性レンズの表面に塗布した。
該レンズの特性を第8表に示す。
第  8  表 光圧変混合物 光学密度 (0,D、)    1.274  >4.500 2
.600 1.378 2.006(λ膿ax) ΔY(23℃)  18.1+   29,4  29
.7  32.7  35.4上記データは、2種類の
化合物A)及びF)の相乗効果が得られること、特に、
これら混合物の光圧変活性は、より活性な化合物A)単
独の場合の光圧変活性に非常に近いが、脱励起状態への
復元時間はかなり短いことを示した。
本発明のいくつかの光圧変化合物の構造は添付図面のチ
ャートから理解される。
第1図は光圧変化合物A)の10−56における’)I
NMRスペクトルであり、第2図は第1図と同様であっ
て、ただし5−06におけるスペクトルであり、第3図
は光圧変化合物B)の’ HNMRスペクトルであり、
第4図は光圧変化合物C)の ’ HNMRスペクトル
であり、第5図は光圧変化合物D)の’ HNMRスペ
クトルである。
第1図ないし第5図に示すいずれの ’HNMRスペク
トルに関しても、テストする物質を希クロロホルムに溶
解させて測定したものである。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1及びR_2は、相互に独立して、水素原
    子、ハロゲン原子(塩素、臭素及びフッ素)又はC_1
    _−_5−アルコキシ基;ニトロ基;シアノ基;及び未
    置換又は1又はそれ以上のハロゲン原子(塩素、臭素及
    びフッ素)、C_1_−_5−アルコキシ基、C_1_
    −_5−アルキルチオ基、C_1_−_5−カルボキシ
    アルキル基又はシアノ基で置換された直鎖状又は分枝状
    のC_1_−_5−アルキル基の中から選ばれる基であ
    り:R_3及びR_4は、相互に独立して、直鎖状又は
    分枝状のC_1_−_5−アルキル基、フェニル基又は
    ベンジル基であり、又は炭素原子を共有して相互に縮合
    してC_5_−_8−シクロアルキル基を形成していて
    もよく:R_5は、フェニル基;ベンジル基;又は未置
    換又は1又はそれ以上のハロゲン原子(塩素、臭素及び
    フッ素)、C_1_−_5−アルコキシ基、C_1_−
    _5−アルキルチオ基、C_1_−_5−カルボキシア
    ルキル基又はシアノ基で置換された直鎖状又は分枝状の
    C_1_−_5−アルキル基であり;R_8は、水素原
    子、ハロゲン原子(塩素、臭素及びフッ素)、又はC_
    1_−_5−アルコキシ基、C_1_−_5−アルキル
    チオ基、C_1_−_5−カルボキシアルキル基、シア
    ノ基及び未置換又は1又はそれ以上のハロゲン原子(塩
    素、臭素及びフッ素)、C_1_−_5−アルコキシ基
    、C_1_−_5−アルキルチオ基、C_1_−_5−
    カルボキシアルキル基又はシアノ基で置換された直鎖状
    又は分枝状のC_1_−_5−アルキル基の中から選ば
    れる基であり、又は縮合芳香族環又は縮合複素環であっ
    てもよく:R_7は水素原子又は基▲数式、化学式、表
    等があります▼ [ここで、R_8及びR_9は相互に独立して、水素原
    子、直鎖状又は分枝状のC_1_−_5−アルキル基、
    フェニル基又はベンジル基であり、又は窒素原子を共有
    して相互に結合して5ないし12員の単環又は多環構造
    (さらに酸素及び窒素の中から選ばれる異原子を含有し
    ていてもよい)を形成していてもよい]であり:Xは、
    −CH−又はNである]で表される少なくとも2種類の
    光互変化合物を含有してなる光互変組成物において、前
    記光互変化合物の少なくとも1つは、前記一般式( I
    )における置換基R_7が水素であるものであり、少な
    くとも他の1つは、前記一般式( I )における置換基
    R_7が基 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、R_8及びR_9は前記と同意義である)で
    あるものであることを特徴とする、光互変組成物。 2 請求項1記載のものにおいて、前記光互変化合物の
    少なくとも1つが、前記一般式( I )における置換基
    R_1及びR_2が相互に独立して、水素原子、メチル
    基又はメトキシ基であり、R_3及びR_4がそれぞれ
    メチル基であるか、互いに縮合した場合にはシクロヘキ
    シル基であり、R_5がC_1_−_5−アルキル基で
    あり、R_8が水素原子又はメトキシ基であり、R_7
    が−NR_8R_9基(ここで、R_8及びR_9は窒
    素原子を共有して結合してピペリジノ基、モルホリノ基
    、ピロリジニル基又はヘキサメチレンイミノ基を形成す
    る)であり、Xが−CH−又はNである化合物である、
    光互変組成物。 3 請求項1又は2記載のものにおいて、前記一般式(
    I )におけるR_7が−NR_8R_9ある化合物と
    前記一般式( I )におけるR_7が水素である化合物
    とのモル比が0.1ないし9の範囲の値である、光互変
    組成物。 4 請求項1又は2記載のものにおいて、前記一般式(
    I )におけるR_7が−NR_8R_9である化合物
    と前記一般式( I )におけるR_7が水素である化合
    物とのモル比が0.2ないし1.5の範囲の値である、
    光互変組成物。 5 請求項1−4のいずれか1項記載のものにおいて、
    1,3,3−トリメチル−6′−ピペリジノ−スピロ−
    [インドリノ−2,3′−(3H)−ナフト−(2,1
    −b)−(1,4)−オキサジン]を含有してなる、光
    互変組成物。 6 請求項1−4のいずれか1項記載のものにおいて、
    1,3,3−トリメチル−6′−モルホリノ−スピロ−
    [インドリノ−2,3′−(3H)−ナフト−(2,1
    −b)−(1,4)−オキサジン]を含有してなる、光
    互変組成物。 7 請求項1−4のいずれか1項記載のものにおいて、
    1,3,3,4,5−(又は1,3,3,5,6−)ペ
    ンタメチル−6′−ピペリジノ−スピロ−[インドリノ
    −2,3′−(3H)−ナフト−(2,1−b)−(1
    ,4)−オキサジン]を含有してなる、光互変組成物。 8 請求項1−4のいずれか1項記載のものにおいて、
    1,3,3−トリメチル−6′−ピペリジノ−9′−メ
    トキシ−スピロ−[インドリノ−2,3′−(3H)−
    ナフト−(2,1−b)−(1,4)−オキサジン]を
    含有してなる、光互変組成物。 9 請求項1−4のいずれか1項記載のものにおいて、
    1,3,3,4,5−(又は1,3,3,5,6−)ペ
    ンタメチル−スピロ−[インドリノ−2,3′−(3H
    )−ナフト−(2,1−b)−(1,4)−オキサジン
    ]を含有してなる、光互変組成物。 10 請求項1−4のいずれか1項記載のものにおいて
    、1,3,3−トリメチル−スピロ−[インドリノ−2
    ,3′−(3H)−ナフト−(2,1−b)−(1,4
    )−オキサジン]を含有してなる、光互変組成物。 11 請求項1−4のいずれか1項記載のものにおいて
    、1,3,3−トリメチル−9′−メトキシ−スピロ−
    [インドリノ−2,3′−(3H)−ナフト−(2,1
    −b)−(1,4)−オキサジン]を含有してなる、光
    互変組成物。 12 請求項1−11のいずれか1項記載のものにおい
    て、紫外線安定剤を含有してなる、光互変組成物。 13 請求12項記載のものにおいて、前記紫外線安定
    剤が立体障害アミン(HALS)である、光互変組成物
    。 14 透明な有機重合体でなる製品であって、該製品の
    表面上又は製品を構成する有機重合体内に請求項1−1
    0のいずれか1項記載の光互変組成物を含有してなるこ
    とを特徴とする、フォトクロミック製品。 15 請求項14記載のものにおいて、透明な有機重合
    体が、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルアルコー
    ル、ポリビニルピロリドン、セルロースアセテート−ブ
    チレート、エポキシ樹脂、ポリシロキサン樹脂、ポリウ
    レタン樹脂、ポリカーボネート及びポリジエチレングリ
    コールビス(アリルカーボネート)の中から選ばれるも
    のである、フォトクロミック製品。
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EP0316980B1 (en) 1993-06-23
EP0316980A1 (en) 1989-05-24
AU2474488A (en) 1989-05-11
IT1223067B (it) 1990-09-12
ATE91033T1 (de) 1993-07-15
AU605929B2 (en) 1991-01-24
ES2056906T3 (es) 1994-10-16
DE3882015D1 (de) 1993-07-29
IT8722528A0 (it) 1987-11-05

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