JPH01162893A - ヒートシール性撥水紙及びこの紙を用いた容器 - Google Patents
ヒートシール性撥水紙及びこの紙を用いた容器Info
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- JPH01162893A JPH01162893A JP31809787A JP31809787A JPH01162893A JP H01162893 A JPH01162893 A JP H01162893A JP 31809787 A JP31809787 A JP 31809787A JP 31809787 A JP31809787 A JP 31809787A JP H01162893 A JPH01162893 A JP H01162893A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
木光明は、ヒートシールが可能な撥水紙、及びこの撥水
紙からなる紙容製器に関する。
紙からなる紙容製器に関する。
[従来の技術]
自動販売機や所謂ファースツフード店、コンビニエンス
ストアー等で使用される紙製飲食品容器を大別すると、
コーラやジュースのような冷飲料等に用いるコールドタ
イプと、ホットコーヒー、ホットココア、紅茶のような
温飲料等に用いるホットタイプとがある。
ストアー等で使用される紙製飲食品容器を大別すると、
コーラやジュースのような冷飲料等に用いるコールドタ
イプと、ホットコーヒー、ホットココア、紅茶のような
温飲料等に用いるホットタイプとがある。
コールドタイプの紙製容器のほとんどは、撥水性を付与
するために表面にワックスを塗布したものである。例え
ば、代表的なワックス塗布カップは、初めに紙を打ち抜
いて次に糊付けによりカップの形状に成型し、その後カ
ップの内外面にワックスを塗布して製造される。この様
に成型−ワックス塗布の工程をとるのは、紙に初めから
ワックスを塗工したのでは、後の糊付は又はヒートシー
ルか難いからである。又、このワックスを塗布した紙製
容器にホットコーヒーのような温飲料等を入れるとワッ
クスが溶は出してしまい、衛生上好ましくないばかりか
、容器としての強度が著しく劣化してしまう。
するために表面にワックスを塗布したものである。例え
ば、代表的なワックス塗布カップは、初めに紙を打ち抜
いて次に糊付けによりカップの形状に成型し、その後カ
ップの内外面にワックスを塗布して製造される。この様
に成型−ワックス塗布の工程をとるのは、紙に初めから
ワックスを塗工したのでは、後の糊付は又はヒートシー
ルか難いからである。又、このワックスを塗布した紙製
容器にホットコーヒーのような温飲料等を入れるとワッ
クスが溶は出してしまい、衛生上好ましくないばかりか
、容器としての強度が著しく劣化してしまう。
他方、ホットタイプの紙製容器は、片方の面に耐水性を
有するポリエチレンフィルムをラミネートした紙を用い
、打ち抜き後この面が内側にくるようにして糊付は又は
ヒートシールにより成型したものが大部分である。しか
し、かかるホットタイプの紙製容器は、′8器内面の撥
水性は充分であるが、コーラやジュースのような冷飲料
を入れるととりわけ近年では氷が多く使われるので容器
外面に結露が生じ、外面には撥水性がないため紙に水分
が吸収されて紙製容器の強度が劣化する欠点があった。
有するポリエチレンフィルムをラミネートした紙を用い
、打ち抜き後この面が内側にくるようにして糊付は又は
ヒートシールにより成型したものが大部分である。しか
し、かかるホットタイプの紙製容器は、′8器内面の撥
水性は充分であるが、コーラやジュースのような冷飲料
を入れるととりわけ近年では氷が多く使われるので容器
外面に結露が生じ、外面には撥水性がないため紙に水分
が吸収されて紙製容器の強度が劣化する欠点があった。
[発明が解決しようとする問題点]
上記した様に従来の紙製容器はコールドタイプとホット
タイプとに区別されていたので、所謂ファーストフード
店やコンビニエンスストアーでは使用上繁雑となり、自
動販売機などでは限られたスペースに別々に収納する必
要があるうえ両者を混同することも多く、そのため冷飲
料及び温*qのいずれにも利用できる両用タイプの紙製
容器の提供が強く望まれている。
タイプとに区別されていたので、所謂ファーストフード
店やコンビニエンスストアーでは使用上繁雑となり、自
動販売機などでは限られたスペースに別々に収納する必
要があるうえ両者を混同することも多く、そのため冷飲
料及び温*qのいずれにも利用できる両用タイプの紙製
容器の提供が強く望まれている。
両用タイプの紙製容器としては、両面にポリエチレンフ
ィルムをラミネートした紙を用いて製造したものが知ら
れているが、いきおい高価格となりコスト的に用途が限
られるという問題がある。
ィルムをラミネートした紙を用いて製造したものが知ら
れているが、いきおい高価格となりコスト的に用途が限
られるという問題がある。
又、静電気が発生しやすく、容器表面にほこりが付着し
て衛生上好ましくないばかりか、容器どうしが離れにく
くなる等の問題がある。更にはヒートシールされた部分
が熱によって曇って外観が悪化するので、充分な加熱が
困難であるという問題もある。
て衛生上好ましくないばかりか、容器どうしが離れにく
くなる等の問題がある。更にはヒートシールされた部分
が熱によって曇って外観が悪化するので、充分な加熱が
困難であるという問題もある。
別の手段として、容器の内側となる面にポリエチレンフ
ィルムをラミネートし、外側となる面にはワックス等の
撥水剤を塗布することも考えられる。しかしながら、ワ
ックス等の撥水剤ではヒートシールが困難となり、ヒー
トシール性を保持するためには糊代部分に該当するヒー
トシール部には撥水剤を塗布しない所謂パターンコーテ
ィングや部分コーティングが必要になる。その結果、撥
水剤が透明な場合には撥水剤コーティングの有無の検知
が困難で、打ち抜き時の見当合せが面倒になり、設備的
にも高価となると同時に製造工程も複雑で生産性が低下
する。
ィルムをラミネートし、外側となる面にはワックス等の
撥水剤を塗布することも考えられる。しかしながら、ワ
ックス等の撥水剤ではヒートシールが困難となり、ヒー
トシール性を保持するためには糊代部分に該当するヒー
トシール部には撥水剤を塗布しない所謂パターンコーテ
ィングや部分コーティングが必要になる。その結果、撥
水剤が透明な場合には撥水剤コーティングの有無の検知
が困難で、打ち抜き時の見当合せが面倒になり、設備的
にも高価となると同時に製造工程も複雑で生産性が低下
する。
本発明は、かかる事情に鑑み、飲食品容器としてコール
ドタイプにもホットタイプにも使用できる撥水性の紙製
容器、及びその原料用紙としてのヒートシール可能な撥
水紙を提供することを目的とする。
ドタイプにもホットタイプにも使用できる撥水性の紙製
容器、及びその原料用紙としてのヒートシール可能な撥
水紙を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、上記問題点を解決するために、片方の面にポ
リエチレンフィルムをラミネートし、他方の面に有機溶
剤にエチレン共重合体、ワックス系撥水剤及びI!!1
ffi剤を溶解した液状組成物を塗布し乾燥してなるヒ
ートシール性撥水紙を提供するものである。
リエチレンフィルムをラミネートし、他方の面に有機溶
剤にエチレン共重合体、ワックス系撥水剤及びI!!1
ffi剤を溶解した液状組成物を塗布し乾燥してなるヒ
ートシール性撥水紙を提供するものである。
又、本発明の撥水性の紙製容器は、ポリエチレンフィル
ムをラミネートした片方の面と、有機溶剤にエチレン共
重合体、ワックス系撥水剤、及び離型剤を溶解した液状
組成物を塗布し乾燥した他方の面とが互いに接するよう
に少なくとも一個所で重ね合せ、重ね合せた個所をヒー
トシールしたことを特徴とするものである。
ムをラミネートした片方の面と、有機溶剤にエチレン共
重合体、ワックス系撥水剤、及び離型剤を溶解した液状
組成物を塗布し乾燥した他方の面とが互いに接するよう
に少なくとも一個所で重ね合せ、重ね合せた個所をヒー
トシールしたことを特徴とするものである。
エチレン共重合体はポリエチレンフィルムトI7)ヒー
トシール性を紙に付与し、同時に耐水性撥水性を与える
ために用いるものであり、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酎エステル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体などの2元共重合体であっても、
又はエチレン−アクリル酸−マレイン醇共重合体、エチ
レンーアクリル酸エステル−マレイン酸共重合体などの
3元共重合体であってもよいし、更にこれらの2元共重
合体及び3元共重合体の塩素化物であってもよい、エチ
レン共重合体は有機溶剤に溶解するものである必要があ
り、この点でエチレンに対するコモノマーの重量比が約
20〜30重量%のものが好ましく、又溶解度が比較的
大きい点ではエチレン共重合体の塩素化物も好ましい。
トシール性を紙に付与し、同時に耐水性撥水性を与える
ために用いるものであり、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酎エステル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体などの2元共重合体であっても、
又はエチレン−アクリル酸−マレイン醇共重合体、エチ
レンーアクリル酸エステル−マレイン酸共重合体などの
3元共重合体であってもよいし、更にこれらの2元共重
合体及び3元共重合体の塩素化物であってもよい、エチ
レン共重合体は有機溶剤に溶解するものである必要があ
り、この点でエチレンに対するコモノマーの重量比が約
20〜30重量%のものが好ましく、又溶解度が比較的
大きい点ではエチレン共重合体の塩素化物も好ましい。
溶解度及び臭気の点からすると3元共亜合体が更に好ま
しい。
しい。
かかるエチレン共重合体が液状組成物の2重量%未満で
はポリエチレンフィルムとのヒートシール性が得られず
、50重量%をこえるとヒートシール時に金型へのブロ
ッキングが発生しやすい、従って、エチレン共重合体の
液状組成物全体に対する割合は2〜50重量%が好まし
く、3〜20重量%が更に好ましい。
はポリエチレンフィルムとのヒートシール性が得られず
、50重量%をこえるとヒートシール時に金型へのブロ
ッキングが発生しやすい、従って、エチレン共重合体の
液状組成物全体に対する割合は2〜50重量%が好まし
く、3〜20重量%が更に好ましい。
紙に撥水性を付与するために使用するワックス系撥水剤
としては、パラフィンワックス、パラフィンワックスと
エチレン−酢酸ビニル共重合体との混合物、酸価70〜
140のマレイン化パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、オシケライト系ワックス、フィッシ
ャトロブス系ポリエチレンワックス、重合度3000以
下のポリエチレンワックス等があげられる。特に、有機
溶剤に対する溶解度及び分散性の点において、マレイン
化パラフィンワックス、オシケライト系ワー2クスが好
ましい。ワックス系撥水剤は液状組成物全体の1〜50
重量%が好ましく、3〜30重量%が更に好ましい、特
にワックス系撥水剤が50重量%をこえると、ポリエチ
レンフィルムとのヒートシール性が低下するので好まし
くない。
としては、パラフィンワックス、パラフィンワックスと
エチレン−酢酸ビニル共重合体との混合物、酸価70〜
140のマレイン化パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、オシケライト系ワックス、フィッシ
ャトロブス系ポリエチレンワックス、重合度3000以
下のポリエチレンワックス等があげられる。特に、有機
溶剤に対する溶解度及び分散性の点において、マレイン
化パラフィンワックス、オシケライト系ワー2クスが好
ましい。ワックス系撥水剤は液状組成物全体の1〜50
重量%が好ましく、3〜30重量%が更に好ましい、特
にワックス系撥水剤が50重量%をこえると、ポリエチ
レンフィルムとのヒートシール性が低下するので好まし
くない。
離型剤としては、シリコン化合物、リン酸エステル、ペ
ンダント系樹脂、フッ素活性剤、2級アミン系活性剤、
脂肪酸アミド系ワックス等の通常のものが使用でき、な
かでも食品容器としての安全性の面からシリコン化合物
が好ましい、離型剤はヒートシール時のブロッキングな
いしピッキングを防止するために必要であり、その量は
液状組成物全体の0.001〜lO重量%が好ましく、
0.05〜5重量%が更に好ましい、離型剤が10重量
%をこえると、やはりヒートシール性が低下するので注
意を要する。
ンダント系樹脂、フッ素活性剤、2級アミン系活性剤、
脂肪酸アミド系ワックス等の通常のものが使用でき、な
かでも食品容器としての安全性の面からシリコン化合物
が好ましい、離型剤はヒートシール時のブロッキングな
いしピッキングを防止するために必要であり、その量は
液状組成物全体の0.001〜lO重量%が好ましく、
0.05〜5重量%が更に好ましい、離型剤が10重量
%をこえると、やはりヒートシール性が低下するので注
意を要する。
上記の各成分を溶解して液状の組成物とするための有機
溶剤としては、例えばトルエン、キシレン、ヘキサン等
が使用できる。又、上記成分以外にも、必要に応じて通
常の消泡剤などを添加することもできる。
溶剤としては、例えばトルエン、キシレン、ヘキサン等
が使用できる。又、上記成分以外にも、必要に応じて通
常の消泡剤などを添加することもできる。
液状組成物の塗布方法及び乾燥方法に特に制限はない。
しかし、グラビア印刷機などを利用して紙に印刷を施す
場合には、印刷した後直ちに同じグラビア印刷機で液状
組成物を塗布及び乾燥する方法が容器製造上便利である
。塗布回数は1回でもよいが、複数回塗布すればピンホ
ールを減少させることができる。
場合には、印刷した後直ちに同じグラビア印刷機で液状
組成物を塗布及び乾燥する方法が容器製造上便利である
。塗布回数は1回でもよいが、複数回塗布すればピンホ
ールを減少させることができる。
[作用]
本発明の撥水紙は、片方の面にはラミネートされたポリ
エチレンフィルムを、他方の面にはエチレン共重合体、
ワックス系撥水剤、離型剤等を含む液状組成物を塗布乾
燥した被膜を有するので。
エチレンフィルムを、他方の面にはエチレン共重合体、
ワックス系撥水剤、離型剤等を含む液状組成物を塗布乾
燥した被膜を有するので。
両方の面とも飲食品容器として充分な耐水性、撥水性を
具え、しかも両方の面の間で良好なヒートシール性を確
保することができる。
具え、しかも両方の面の間で良好なヒートシール性を確
保することができる。
従って、この撥水紙を用いてヒートシールにより製造し
た容器は、コールドタイプとして用いると外側表面に結
露しても紙への水分浸透を抑制することができ、又ホッ
トタイプとして用いてもワックス等が溶は出すことがな
いので、両用タイプの紙製容器として使用することがで
きる。尚、通常はポリエチレンフィルムをラミネートし
た面を容器の内側、即ち飲食品を入れる側とする。
た容器は、コールドタイプとして用いると外側表面に結
露しても紙への水分浸透を抑制することができ、又ホッ
トタイプとして用いてもワックス等が溶は出すことがな
いので、両用タイプの紙製容器として使用することがで
きる。尚、通常はポリエチレンフィルムをラミネートし
た面を容器の内側、即ち飲食品を入れる側とする。
又1本発明の撥水紙はヒートシール性に優れているので
、ヒートシールする部分にも撥水剤を含んだ液状組成物
を塗布する全面コーティングが可能であり、その結果打
抜き時にパターン合せによるロスがなくなる。しかも、
優れたヒートシール性に拘らず同時に離型性にも優れて
おり、ヒートシール時に金型へのブロッキングやピッキ
ングがおこす難く、ベンディングマシンでの容器相互の
滑り性も良好である。
、ヒートシールする部分にも撥水剤を含んだ液状組成物
を塗布する全面コーティングが可能であり、その結果打
抜き時にパターン合せによるロスがなくなる。しかも、
優れたヒートシール性に拘らず同時に離型性にも優れて
おり、ヒートシール時に金型へのブロッキングやピッキ
ングがおこす難く、ベンディングマシンでの容器相互の
滑り性も良好である。
尚、この撥水紙への印刷を前記したように液状組成物の
塗布前に行なうと、その乾燥被膜が印刷のオーバーコー
トとしての役目を果たすので、工程上好都合である。
塗布前に行なうと、その乾燥被膜が印刷のオーバーコー
トとしての役目を果たすので、工程上好都合である。
[実施例]
え立■」
白板紙の片面にラミネーターにより厚さ20#L+*の
ポリエチレンフィルムをラミネートし1次に他方の面に
下記組成の液状組成物をロールコーターを用いてlOg
/+s2の割合で塗布し、充分に熱風乾燥した。
ポリエチレンフィルムをラミネートし1次に他方の面に
下記組成の液状組成物をロールコーターを用いてlOg
/+s2の割合で塗布し、充分に熱風乾燥した。
液状組成物:
(1)エチレン−酢斂ビニル共ffi合体(コモノマー
含有!#25重量%) NtlC−3195(日本ユニカー(株)製) −・・
10wt%(2)M化ハラフィンワックス 0X−WEISSEN 15 (日木精@(株)製)−
5wt%(3)シリコーン離型剤 TSM 620 (東芝シリコーン(株)製)・・・1
賛t%(4)シリコーン消泡剤 KF 98 (信越化学工業(株)製)・・・O,1w
t%(5)トルエン・・・83.9wt% 得られた撥水紙をカップのサイド部分とボトム部分に打
抜き、サイド部分の扇形両端部をポリエチレンフィルム
のラミネート面が内側となるように片面と他方の面とを
接して重ね合せ、この部分を180℃でヒートシールし
た。その後、ボトム部の糊付成型と上級部の巻き込み成
型を行なってカップを製造した。この紙製カップは充分
な強度と耐水性、撥水性を有し、ホットタイプとして使
用できることは勿論、コールドタイプとして冷飲料を入
れても外側表面の結露による強度の劣化が全くおこらな
かった。
含有!#25重量%) NtlC−3195(日本ユニカー(株)製) −・・
10wt%(2)M化ハラフィンワックス 0X−WEISSEN 15 (日木精@(株)製)−
5wt%(3)シリコーン離型剤 TSM 620 (東芝シリコーン(株)製)・・・1
賛t%(4)シリコーン消泡剤 KF 98 (信越化学工業(株)製)・・・O,1w
t%(5)トルエン・・・83.9wt% 得られた撥水紙をカップのサイド部分とボトム部分に打
抜き、サイド部分の扇形両端部をポリエチレンフィルム
のラミネート面が内側となるように片面と他方の面とを
接して重ね合せ、この部分を180℃でヒートシールし
た。その後、ボトム部の糊付成型と上級部の巻き込み成
型を行なってカップを製造した。この紙製カップは充分
な強度と耐水性、撥水性を有し、ホットタイプとして使
用できることは勿論、コールドタイプとして冷飲料を入
れても外側表面の結露による強度の劣化が全くおこらな
かった。
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下記液状組成物を用いた以外、上記実施例1と同様にし
て撥水紙を製造した。
て撥水紙を製造した。
液状組成物;
(+)エチレン−アクリル酸エステル−マレイン酸共重
合体(コモノマー含有量25重量%)NUC6570(
日本j−=カー (株)製)−・1out%(2)パラ
フィンワックス 5P−0110(日木才^蝋(株)製)・・・ 5賛t
%(3)シリコーン離型剤 L−45(日本ユニカー(株)製)・・・ Ivt%(
4)シリコーン消泡剤 KF 9B (信越化学工業(株)製)・・・O,1w
t%(5)トルエン・・・83.9wt% 得られた撥水紙を用いて、上記実施例1と同様に製造し
た紙製カップは、充分な強度と耐水性、撥水性を有し、
ホー7トタイプとコールドタイプの両用として充分使用
できるものであった。
合体(コモノマー含有量25重量%)NUC6570(
日本j−=カー (株)製)−・1out%(2)パラ
フィンワックス 5P−0110(日木才^蝋(株)製)・・・ 5賛t
%(3)シリコーン離型剤 L−45(日本ユニカー(株)製)・・・ Ivt%(
4)シリコーン消泡剤 KF 9B (信越化学工業(株)製)・・・O,1w
t%(5)トルエン・・・83.9wt% 得られた撥水紙を用いて、上記実施例1と同様に製造し
た紙製カップは、充分な強度と耐水性、撥水性を有し、
ホー7トタイプとコールドタイプの両用として充分使用
できるものであった。
[発明の効果]
本発明によれば、従来とほとんど変らない設備により、
両方の面とも充分な耐水性、撥水性を具え且つ両方の面
の間で良好なヒートシール性を有する撥水紙を安価に提
供できる。
両方の面とも充分な耐水性、撥水性を具え且つ両方の面
の間で良好なヒートシール性を有する撥水紙を安価に提
供できる。
従って、この撥水紙を用いて従来とほぼ同様に製造した
紙製容器は、従来のものがコールドタイプとホットタイ
プとに明確に区別されていたにも拘らず、コールドタイ
プにもホットタイプにも共用できる両用タイプとして使
用でき、自動販売機やファーストフード店等での混同使
用をなくすことができるなど極めて有用である。
紙製容器は、従来のものがコールドタイプとホットタイ
プとに明確に区別されていたにも拘らず、コールドタイ
プにもホットタイプにも共用できる両用タイプとして使
用でき、自動販売機やファーストフード店等での混同使
用をなくすことができるなど極めて有用である。
Claims (3)
- (1)片方の面にポリエチレンフィルムをラミネートし
、他方の面に有機溶剤にエチレン共重合体、ワックス系
撥水剤及び離型剤を溶解した液状組成物を塗布し乾燥し
てなるヒートシール性撥水紙。 - (2)液状組成物は、全体に対してエチレン共重合体2
〜50重量%、ワックス系撥水剤1〜50重量%及び離
型剤0.001〜10重量%を含むことを特徴とする、
特許請求の範囲(1)項記載のヒートシール性撥水紙。 。 - (3)ポリエチレンフィルムをラミネートした片方の面
と、有機溶剤にエチレン共重合体、ワックス系撥水剤及
び離型剤を溶解した液状組成物を塗布し乾燥した他方の
面とが互いに接するように少なくとも一個所で重ね合せ
、重ね合せた個所をヒートシールした撥水性の紙製容器
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31809787A JPH01162893A (ja) | 1987-12-16 | 1987-12-16 | ヒートシール性撥水紙及びこの紙を用いた容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31809787A JPH01162893A (ja) | 1987-12-16 | 1987-12-16 | ヒートシール性撥水紙及びこの紙を用いた容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01162893A true JPH01162893A (ja) | 1989-06-27 |
JPH0367160B2 JPH0367160B2 (ja) | 1991-10-21 |
Family
ID=18095452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31809787A Granted JPH01162893A (ja) | 1987-12-16 | 1987-12-16 | ヒートシール性撥水紙及びこの紙を用いた容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01162893A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03269196A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-11-29 | Sanyo Chem Ind Ltd | 印刷紙用艶出しコーティング剤 |
JPH0448115U (ja) * | 1990-08-30 | 1992-04-23 | ||
JPH06200498A (ja) * | 1991-03-08 | 1994-07-19 | Lintec Corp | 水離解性防湿紙 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608774U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-22 | 富士コンクリ−ト工業株式会社 | 集水孔付u字溝 |
-
1987
- 1987-12-16 JP JP31809787A patent/JPH01162893A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608774U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-22 | 富士コンクリ−ト工業株式会社 | 集水孔付u字溝 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03269196A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-11-29 | Sanyo Chem Ind Ltd | 印刷紙用艶出しコーティング剤 |
JPH0448115U (ja) * | 1990-08-30 | 1992-04-23 | ||
JPH06200498A (ja) * | 1991-03-08 | 1994-07-19 | Lintec Corp | 水離解性防湿紙 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0367160B2 (ja) | 1991-10-21 |
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