JP3489170B2 - 内容物を直視出来る殺菌包装カップ - Google Patents

内容物を直視出来る殺菌包装カップ

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JP3489170B2
JP3489170B2 JP00178894A JP178894A JP3489170B2 JP 3489170 B2 JP3489170 B2 JP 3489170B2 JP 00178894 A JP00178894 A JP 00178894A JP 178894 A JP178894 A JP 178894A JP 3489170 B2 JP3489170 B2 JP 3489170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内容物を直視出来る殺
菌包装カップ容器に関するもので、より詳細には、容器
外から内容物を直視出来ると共に、内容物の変質劣化が
防止され、内容物の保存性に優れた殺菌包装カップ容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】内容物の保存性に優れた軽量の半剛性容
器として、フランジ付カップ容器と蓋とをヒートシール
により密封した殺菌包装カップが広く使用されている。
カップ状容器は、プラスチック、金属箔或いはこれらの
積層体を、プレス成形、真空成形、圧空成形、プラグア
シスト成形等の手段でカップに絞り成形したものであ
り、一方ヒートシール蓋は、ヒートシール性樹脂及び外
面保護樹脂層の間に金属箔や酸素バリア性樹脂を介在さ
せたものである。
【0003】この種の容器においては、内容物の保存性
を高めるために、容器内に通常内容物を充填し密封した
後、加熱殺菌を行っている。このカップ状容器において
も、容器外から内容物の状態を直視出来るようにしたい
という絶えざる要求がある。
【0004】金属箔を中間層とした蓋では、加熱殺菌に
耐える耐熱性を有し、加熱殺菌前後における酸素遮断性
も十分であるが、肝心の内容物直視性に欠けている。一
方、酸素バリア性樹脂を中間層とした蓋材を使用する
と、内容物の容器外からの直視性は得られるが、この樹
脂は熱水と高温とが作用する加熱殺菌条件に耐えられな
かったり、また耐えられるものでも、酸素バリア性や他
の物性が低下する傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内容物直視
型の殺菌包装カップ容器においては、内容物中の芽胞が
死滅して、微生物による変質が防止されているのみなら
ず、内容物の色調等も良好に維持されていることが重要
である。即ち、加熱殺菌後の容器内に酸素が透過等によ
り浸透すると、この微量の酸素により、内容物の脱色や
着色等が生じて、この変化が観察者に明らかになり(こ
のために内容物透視型容器は品質保証作用をも有するこ
とになるのであるが)、商品価値を損なうことになる。
【0006】最近、ガスバリア性セラミックを蒸着した
フィルムが包装材料として着目されている。このフィル
ムは酸素透過度が低く、その温度依存性や湿度依存性も
低く、レトルト殺菌等にも耐えることが報告されてい
る。
【0007】しかしながら、セラミック蒸着膜は、非常
に薄いものであり、しかも可撓性に欠ける(幾分脆い)
ため、この蒸着膜にクラックやピンホール等が発生し易
く、この様なクラックやピンホール等が入ると、この被
覆欠陥から酸素が透過し、内容物の脱色や着色等を生じ
て、内容物透視型殺菌包装カップとしては、致命的欠点
を生じることになる。また、この蒸着膜は加熱殺菌に対
する耐性にも未だ問題があり、長時間の加熱殺菌では蒸
着層とラミネートフィルムとの間で剥離を生じることも
報告されている。
【0008】本発明は、従来の内容物透視型殺菌包装カ
ップ容器の上記した問題点を解消するものであり、本発
明の目的は、内容物の加熱殺菌が十分に行われていると
共に、内容物の色調等も良好に維持され且つ全体として
内容物の保存性及び品質保証性に優れた殺菌包装カップ
容器を提供するにある。
【0009】本発明の他の目的は、食品等の内容物の加
熱殺菌ができ、全体がガスバリア性及び酸素透過の遮断
性に優れていると共にヒートシールによる密封性能に優
れ、且つ内容物の残存酸素や酸素による変色劣化を防止
する機能を有し内容物の保存性及び香味(フレーバー)
保持性に優れた殺菌包装カップ容器を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ヒート
シール層の設けられたフランジ付カップ容器と樹脂フィ
ルム製透明蓋とをフランジの部分でヒートシールして成
る殺菌包装カップ容器において、前記樹脂フィルム製透
明蓋がガスバリア性セラミックを蒸着したプラスチック
フィルムとセラミック蒸着層上に積層されたヒートシー
ル性樹脂フィルムとのラミネートから成り、前記ガスバ
リア性セラミック蒸着層が、ケイ素酸化物SiOx(但
し、xは1.3乃至1.8の数である)の厚み200乃
至1500オングストロームの層であり、下記(1)〜
(3)の条件 (1)54dyn/cm以上の濡れ指数(JIS K6
768)を有すること、 (2)10゜以下の接触角(水)を有するものであるこ
と、 (3)シランカップリング剤変性ウレタン樹脂接着剤を
介してヒートシール性樹脂フィルムと積層されているこ
と、の少なくとも一つを満足し、 且つヒートシール部の
内側端縁近傍でセラミック蒸着層が実質上連続している
ことを特徴とする内容物を直視出来る殺菌包装カップ容
器が提供される。
【0011】本発明の殺菌包装カップ容器においては、
フランジ付カップ容器が熱可塑性樹脂フィルムとブリキ
箔との積層体を絞り成形して成るカップ状容器であるこ
とが好ましい。
【0012】ガスバリア性セラミック蒸着層として、ケ
イ素酸化物SiOx(但し、xは1.3乃至1.8の数
である)の厚み200乃至1500オングストロームの
層から成るものを使用すると、酸素透過による内容物の
変色等を防止するのに有効である。またガスバリア性セ
ラミック蒸着層が、(1)54dyn/cm以上の濡れ
指数(JIS K6768)を有すること及び(2)1
0゜以下の接触角(水)を有することの少なくとも一方
を満足する場合には、任意の接着剤を使用して満足しう
る接着力を得ることができる。更に、上記の条件を満足
しない場合にも、ヒートシール性樹脂フィルムを、シラ
ンカップリング剤変性ウレタン樹脂接着剤を介してガス
バリア性セラミック蒸着層に積層すると、加熱殺菌時に
おけるデラミネーションを防止するのに有効である。
【0013】
【作用】本発明では、樹脂フィルム製透明蓋として、ガ
スバリア性セラミックを蒸着したプラスチックフィルム
とセラミック蒸着層上に積層されたヒートシール性樹脂
フィルムとのラミネートから成るものを使用し、これを
ヒートシール層の設けられたフランジ付カップ容器のフ
ランジにヒートシールすることが特徴である。
【0014】本発明に使用する蓋材では、ガスバリア性
セラミックが外面保護層となるプラスチックフィルムに
蒸着されており、更にこの蒸着層の表面にはヒートシー
ル性樹脂フィルムがラミネートされているから、セラミ
ック蒸着層が両側の樹脂層により保護され、蓋材の取扱
いやヒートシール時にも欠陥の発生がないという利点を
与えるものである。
【0015】本発明の殺菌包装カップ容器では、上記蓋
材がカップ容器のフランジのヒートシール性樹脂にヒー
トシールにより固定されることが、蒸着膜にクラックや
ピンホール等の欠陥が発生するのを防止する上で重要な
意味を有する。このカップ状容器のフランジは、当然の
ことながら同一平面にあり、従って蓋材の周囲も同一平
面に固定され、しかもこの固定の程度は強固である。こ
のため、蓋材には皺の発生するような周方向の変形は防
止され、蓋材が上下に膨出するパネル変形のみが可能な
ように、カップ状容器に保持されることになる。
【0016】樹脂のように可撓性の大きい材料と、可撓
性の小さな薄い材料との積層物において、可撓性の小さ
な薄い材料にクラックやピンホールが最も入りやすいの
は、この積層物に皺が発生するような変形を生じる場合
であるが、本発明では蓋材に加わる変形を面に直角方向
のパネル変形に止めることが可能となるため、可撓性の
小さな薄いセラミック層と樹脂層との間に加わる力を前
記セラミック層の破壊や剥離のない層方向剪断力に限定
することができ、これにより、ヒートシール構造の上で
最も弱いヒートシール部の内側端縁近傍でセラミック蒸
着層を実質上連続した状態に保ち、酸素等の基体の透過
を熱殺菌後も防止し、内容物の脱色や着色等を防止し
て、内容物の色調等も良好に維持され且つ全体として内
容物の保存性及び品質保証性に優れた殺菌包装カップ容
器を提供することが可能となるものである。
【0017】また、ガスバリア性セラミック蒸着層がケ
イ素酸化物SiOx(但し、xは1.3乃至1.8の数
である)の厚み200乃至1500オングストロームの
層から成ることが、適度の可撓性を保持しながら酸素透
過を低いレベルに抑制する上で望ましい。ガスバリア性
セラミック蒸着層が(1)54dyn/cm以上の濡れ
指数及び(2)10゜以下の接触角(水)の何れかを満
足する場合、用いる接着剤の種類を厳密に問わず、レト
ルト殺菌に耐える接着力が得られる。また、ヒートシー
ル性樹脂フィルムを、シランカップリング剤変性ウレタ
ン樹脂接着剤を介してガスバリア性セラミック蒸着層に
積層すると、セラミック蒸着層が上記条件を満足しない
場合にも、加熱殺菌時におけるデラミネーションを防止
することができる。
【0018】本発明の好適な殺菌包装カップ容器におい
ては、上記蓋材及びヒートシール構造を採用すると共
に、フランジ付カップ容器として、熱可塑性樹脂フィル
ムとブリキ箔との積層体を絞り成形して成るカップ状容
器を使用する。
【0019】このカップ状容器は、湿気、酸素、ガス等
に対して完全な遮断性を備えたブリキ箔を備えているた
め、カップ容器を通しての酸素透過を完全に防止できる
ばかりでなく、ブリキ箔中の表面錫層が、その還元性に
より、蓋材を通して酸素が透過してきても、この酸素を
固定し、食品等内容物の酸化を防止するため、食品の脱
色や着色が防止され、また香味(フレーバー)保持性も
極めて良好である。
【0020】前記蓋材を通して容器内に透過してくる単
位時間当たりの酸素の量はかなり少ないものであるの
で、カップ状容器中にブリキ層が存在するのみで酸素を
吸収することができるがこれを迅速に行うために、内面
の少なくとも一部に錫が露出していることが好ましい。
【0021】また、容器内や食品等内容物に酸素が残留
していても、この残留酸素を固定することができる。ま
た、食品によってはその成分によりブリキ箔が腐蝕され
るおそれがあっても、錫の溶出により鉄の溶出を防止す
るのでフレーバー保持性が良好に保たれる。更に鉄の溶
出の際の水素ガスの発生それに伴う容器の膨張を抑制す
ることができる。更にまた万が一ブリキ箔に孔食を生じ
ても熱可塑性樹脂フィルムが内容物の漏洩を防止するこ
とができる。
【0022】また、本発明に用いるカップ状容器は、フ
ランジ上面がヒートシール性樹脂で構成されていること
も利点をもたらす。カップ状容器及び蓋材の両方が、共
にヒートシール性樹脂から成るため、より少ない圧力で
より低温でヒートシールが可能となり、ヒートシール時
におけるセラミック蒸着層の損傷を防ぐことができる。
【0023】
【発明の好適態様】本発明の殺菌包装カップ容器の全体
の配置を示す図1(側面断面図)において、この容器
は、フランジ付カップ容器、即ち容器本体1と、蓋体2
とからなる。容器本体1及び蓋体2は、共に積層材料よ
り成っている。容器本体1は、底部3、側壁部4及びフ
ランジ部5から成り、無継目に作られている。6はヒー
トシール部で、容器本体のフランジ部5の上面と蓋体2
の内面とをヒートシールにより接合し、密封性能の優れ
た容器を形成している。また、蓋体2を通して容器の内
容物を直接透視出来るようになっている。
【0024】蓋体2は、樹脂フィルム製透明蓋であり、
拡大断面図(図2)に示すとおり、ガスバリア性セラミ
ック10を蒸着したプラスチックフィルム11と、セラ
ミック蒸着層10上に積層されたヒートシール性樹脂フ
ィルム12とのラミネートから成っている。
【0025】カップ容器1は、拡大断面図(図3)に示
すとおり、樹脂から成る外面保護層13、金属箔からな
る基体14及び樹脂から成る内面保護層15からなって
いる。金属箔はブリキ箔であるのが好ましい。
【0026】[蓋体]プラスチックフィルム基体として
は、透明性及び耐熱性や機械的特性に優れた熱可塑性樹
脂フィルムが使用される。その適当な例は、ポリプロピ
レンや4−メチルペンテン−1重合体等の耐熱性オレフ
ィン樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメ
チレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/
イソフタレート、ポリエチレン/ブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフトエート等のポリエステル樹脂;
ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6/66共重合
体、ナイロン12、ナイロン11、ナイロン66/61
0共重合体、ナイロン6/11共重合体等のポリアミド
樹脂等である。これらのプラスチックフィルムは、未延
伸のものでも、一軸延伸のものでもよいが、その機械的
強度や寸法安定性の点で、二軸方向に延伸されているこ
とが好ましい。本発明の目的には二軸延伸PETフィル
ムが好適なものである。プラスチックフィルムの厚さ
は、5乃至100μm、特に15乃至80μmの範囲に
あるのがよい。
【0027】これらのフィルムにガスバリア性セラミッ
クを蒸着させる。セラミック蒸着層は、ガスバリア性を
有するものであれば何れのセラミックでもよいが、特に
有効なものとして、珪素酸化物、SiOx から成るもの
が挙げられる。この珪素酸化物中のxの値は、蓋の酸素
透過度と密接な関係があり、xの値が、1以上で2未満
の範囲、特に1.3乃至1.8の範囲にあるのがよい。
即ち、珪素の酸化物は、通常二酸化珪素(x=2)であ
るが、本発明に用いるガスバリア性セラミック蒸着層
は、これよりも酸化状態の低いものである。
【0028】セラミック蒸着層の厚みは、200乃至1
500オングストローム、特に500乃至1200オン
グストロームの範囲にあるのがよく、上記範囲よりも薄
いと、ヒートシール部の内側端縁近傍でクラックやピン
ホールが発生するようになり、セラミック蒸着層を実質
上連続した状態に維持することが困難となる。一方、セ
ラミック層が余りにも厚いと、この層が脆くなり、やは
り欠陥が発生し易くなるので、上記範囲の厚みが適当で
ある。
【0029】セラミック蒸着層の形成は、真空蒸着法、
イオンプレーテイング法、スパッタリング法等で行うこ
とができるが、高周波誘導加熱蒸着法、抵抗加熱蒸着
法、エレクトロンビーム蒸着法とが有利に使用される。
蒸着源としては、シリコン(Si)、一酸化珪素(Si
O)等が使用され、使用する雰囲気中の酸素濃度(一般
にヘリウム中の酸素濃度)を調節することにより、xの
値を適切な範囲にすることができる。
【0030】本発明では、このセラミック蒸着層の上
に、ヒートシール性樹脂層を設ける。ヒートシール性樹
脂層としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、プロピ
レン−エチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテ
ン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン
−アクリレート共重合体、ポリオレフィン・イオノマー
等のオレフィン系樹脂が、用いるヒートシール温度に応
じて、適宜選定して使用される。これらのオレフィン樹
脂の内でも、高温殺菌の用途には、ポリプロピレンが有
用である。ラミネートするポリプロピレン樹脂は、未延
伸のキャストフィルム(OPP)であることが好まし
い。
【0031】ヒートシール性樹脂層の厚みは、十分で確
実のヒートシールが可能となるように、10乃至100
μm,特に20乃至80μmの範囲にあるのがよく、上
記厚みよりも小さいと、ヒートシールが不完全となった
り或いは、ヒートシールに際して、セラミック蒸着層を
損傷させたりする傾向がある。
【0032】ヒートシール性樹脂層をセラミック蒸着フ
ィルムに施すには、それ自体公知のラミネート法が使用
されるが、加熱殺菌に際して、ヒートシール性樹脂層と
セラミック蒸着層との間でデラミネーションが発生する
傾向があるので、これを防止するような配慮が必要であ
る。
【0033】セラミック蒸着層は、ガスバリアー性が同
程度であっても、その表面性状に違いがある。セラミッ
ク蒸着層が、54dyn/cm以上の塗れ指数を有する
か、或いは10゜以下の接触角(水)を有する場合に
は、通常使用しうる接着剤、例えばウレタン系接着剤を
使用して、満足すべき接着力が得られる。
【0034】セラミック蒸着層の表面特性が、54dy
n/cm以下の塗れ指数を有するか、或いは10゜以上
の接触角(水)を有する場合には、シランカップリング
剤を含有するウレタン系接着剤を使用する。ウレタン系
接着剤としては、ジイソシアネート等のポリイソシアネ
ートと、水酸基末端ポリエーテル或いはポリエステルと
を反応させて得られるイソシアネート末端或いは水酸基
末端ポリウレタンプレポリマーと、ポリオール或いはポ
リアミン等の硬化剤成分とから成る二液系のものが使用
される。また、シランカップリング剤を含有させるに
は、これらウレタン系接着剤プレポリマーや硬化剤成分
を変性した形で用いるか、或いは二液混合時に同時に添
加して使用する。
【0035】シランカップリング剤としては、アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、エポキシトリエトキシシラン等が使用される。シラ
ンカップリング剤の使用量(変性量)は、ウレタン系接
着剤当たり0.2乃至10重量%が適当である。また、
塗れ指数が54dyn/cm以下、或いは接触角が10
゜以上の表面特性を持ったセラミック蒸着層は、有機金
属錯体やカップリング剤で処理することにより接着性を
向上させることができる。有機金属錯体としては、カル
ボキシル基含有化合物、特にエチレン系不飽和カルボン
酸乃至オリゴマー或いはポリマー、タンニン酸等とチタ
ン、ジルコニウム或いはクロム等との錯体が挙げられ
る。
【0036】接着剤として、酸変性オレフィン樹脂や酸
変性オレフィン樹脂分散塗料層を介在させるのが有効で
ある。酸変性オレフィン樹脂としては、ポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレン共重合体、ポリエチレン等の
オレフィン樹脂に、無水マレイン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸、フマル酸、無水イタコン酸、シ
トラコン酸等のエチレン系不飽和カルボン酸乃至はその
無水物をグラフト共重合させたものが使用され、カルボ
キシル基に基づくカルボニル基(=C=O)濃度が5乃
至700mmol /100g樹脂のもの、特に10乃至5
00m mol/100g樹脂のものが使用される。
【0037】セラミック蒸着層にヒートシール性樹脂を
積層するには、それ自体公知のラミネート技術、例えば
ドライラミネーション、押出コート法、サンドイッチラ
ミネーション等が使用できる。この場合、接着剤樹脂
は、粉末、デイスパージョン、溶液等の形で予めセラミ
ック蒸着層上に設けておいてもよく、また酸変性オレフ
ィン樹脂とヒートシール性樹脂との積層物の形で共押出
してもよい。
【0038】蓋体は上記積層体を所定の形状、寸法に打
ち抜いて作成される。また蓋体にスコア加工及び開封タ
ブの取付加工を行うことにより、所謂イージーオープン
蓋とすることもできる。本発明の透明蓋は、1.0ml
/m2 ・day ・atm 以下の酸素透過度を有することが好
ましい。
【0039】[カップ]カップ状容器における金属箔と
しては、表面処理鋼箔やアルミ等の軽金属箔が使用され
る。表面処理鋼箔としては各種のもの、例えば亜鉛メッ
キ、錫メッキ、ニッケルメッキ、電解クロム酸処理、燐
酸処理、クロム酸処理等の表面処理の一種または二種以
上行った鋼箔が使用される。また軽金属箔としては、純
アルミやアルミ合金が使用される。この金属箔の厚さは
5乃至100μm、特に30乃至80μmの範囲にある
ことが望ましい。
【0040】本発明では、金属箔として、ブライト或い
はマットのブリキ箔を用いることが、蓋体を透過する酸
素を捕捉して、内容物の保存性を向上させるために好ま
しい。スチール層を被覆する錫層が、錫2.5乃至25
g/m2 の範囲にあるものを使用すると、保存性に関し
て満足すべき結果が得られる。
【0041】外面及び内面の保護層としては、熱可塑性
樹脂フィルムや各種塗料が使用される。熱可塑性樹脂フ
ィルムとしては、蓋体について説明したものが使用され
る。内面側に設ける熱可塑性樹脂はヒートシール性樹脂
であることが望ましい。
【0042】また、内面側保護層としては、塗料膜も使
用できる。塗膜としては、熱硬化性樹脂塗料、例えば、
フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フラン−ホルムア
ルデヒド樹脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂、ケト
ン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹
脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミ
ド樹脂、トリアリルシアヌレート樹脂、熱硬化型アクリ
ル樹脂、シリコーン樹脂、油性樹脂、或いは熱可塑性樹
脂塗料、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、塩化ビニル
−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−マレイン酸−酢酸
ビニル共重合体、アクリル重合体、飽和ポリエステル樹
脂等に変性オレフィン樹脂を分散させたものを挙げるこ
とができる。これらの分散塗料は単独でも2種以上の組
合せでも使用される。
【0043】カップ用積層体の内面保護層が、ヒートシ
ール性樹脂以外の樹脂フィルムや塗料からなる場合に
は、容器のフランジとなる部分にはヒートシール性樹脂
を設けておくことができる。
【0044】金属箔としてブリキ箔を使用する場合、カ
ップ状容器の内面の少なくとも一部に錫層が露出してい
ることが望ましい。これは、内面保護層の少なくとも一
部を多孔質の層とするか、或いは内面の一部の保護層を
欠如させることにより達成させる。例えば、放電加工等
により鑽孔したフィルムや発泡やフィブリル化により多
孔質化したフィルムを使用でき、またカップの底部を除
いて他の部分にフィルムや変性ポリオレフィン分散塗料
をドーナツ状にラミネート乃至塗装した積層体や塗装体
を使用することが出来る。
【0045】カップ状容器は、上記被服金属箔を絞り成
形に付することにより容易に成形することができる。積
層体ブランクは、通常熱可塑性樹脂フィルムと、金属箔
とを、必要により何れかの面に接着用プライマーを塗布
した状態で、加熱されたラミネートロールを通して加熱
圧着し、更に冷却して製造する。また、絞り成形によっ
て形成された無継目容器を、フランジ加工に付し、次の
工程でフランジ周縁部をカールし、更にカール部をシー
ル面より下げて最終カップ状容器とする。
【0046】[殺菌包装カップ容器]カップ状容器本体
への蓋体のヒートシールは、容器本体へ内容物を充填し
た後、蓋体を被せ、容器内部を水蒸気噴射、窒素置換等
に付して、内部の空気を排除し、それ自体公知のヒート
シール方式、例えば、ヒートシールバー、高周波誘導加
熱シール、超音波シール等により、蓋体内面のヒートシ
ール性樹脂と容器本体のフランジ部表面のヒートシール
性樹脂を加熱融着して、ヒートシール部を形成する。
【0047】内容物の加熱殺菌には、内容物の種類に応
じて、レトルト殺菌、高温短時間殺菌、湯殺菌、熱間充
填等を用いることが出来る。本発明によれば、この様に
して、容器外から内容物を直視出来ると共に、内容物の
変質劣化が防止され、内容物の保存性に優れた殺菌包装
カップ容器が提供される。
【0048】
【実施例】本発明を次の例により説明する。 実施例1 ポリエチレンテレフタレート(PET.12μm)/S
iOx/ポリプロピレン(PP.70μm)よりなるセ
ラミック蒸着層を有するラミネート蓋材を作成した。セ
ラミック蒸着層は、12μmのPETフィルムを担体と
し、その上に SiOを蒸発源として電子ビーム(EB)蒸
着法によって作成したもので、セラミック層膜厚900
オングストローム、平均化学式SiO1.5 、濡れ指数5
4dyn/cm以上、接触角(水)0゜のものであっ
た。セラミック蒸着フィルムとキャストPPフィルムと
の接着には、シランカップリング剤変性二液ウレタン系
接着剤(タケラックA−315及びタケネートA−5
0)を使用した。対照品用として、同様の方法にて膜厚
150オングストロームのセラミック蒸着層を有するラ
ミネート蓋材を作成した。
【0049】スチール箔とその内外面にPPをラミネー
トした積層体を絞り成形することによって製造した容量
107mlのフランジ付無継目容器に、パインアップル
シラップ漬(果肉57g、シラップ31g)を充填し窒
素置換下でセラミック層厚さ900オングストローム及
び150オングストロームの薄膜を有する前記蓋材を各
々熱圧着(シール温度215℃、シール圧力120kg
/カップ)し、90℃、20分間の殺菌処理を行なっ
た。
【0050】蓋材の酸素透過量は本発明品である900
オングストロームの膜厚を有するものが0.25cc/
2 ・day ・atm であるのに対し、対照品である150
オングストロームのものは1.5cc/m2 ・day・atm
であった。この透過量の差は、膜欠陥及びヒートシール
時にフランジ周囲に出来たセラミック薄層のクラックに
よるものである。22℃で3ヶ月保存後の内容品は、
色、味とも本発明が優れていた。
【0051】実施例2 片面に無水マレイン酸変性ポリプロピレン−エチレン共
重合体(平均カルボニル基濃度40meq/100g重
合体、融点170℃、MI50)を含む塗料を部分的に
塗布されたブリキ箔(スズメッキ量11.2g/m2
厚さ75μm)のもう一方の面に接着剤を介してポリプ
ロピレン系フィルム(厚さ40μm)をラミネートし
た。部分塗装部は容器成形後に未塗装部が容器内面底部
になるように塗布されている。このラミネート材を用い
てプレス成形によりフランジ部直径70mm、深さ40
mmのカップ状容器を作成した。蓋材として実施例1で
使用したセラミック蒸着層が900オングストロームの
もの(蓋材A)とPET/PVDC/PPからなる蓋材
(蓋材B)を用いて前記のカップと組み合せた。この容
器内にミカンシラップ漬(果肉60g、シラップ30
g)を充填し、蓋材を熱圧着した。82℃、15分間の
殺菌処理後、22℃で保存し、一定期間経過後に品質評
価を行なった。結果を表1に記した。
【0052】
【表1】 (1) JIS Z 8729 に規定された表色系より求めた色相角
【0053】本発明の色相は製造直後とほとんど変わら
ず、又、2点嗜好試験法により官能検査を行なった結
果、全てのパネルが本発明品が優れていると判定した。
以上の結果より、本発明品が明らかに優れていることが
判る。
【0054】実施例3 PET(12μm)フィルム上に、蒸発源として酸化ケ
イ素(SiO)を用い、EB蒸着法によってSiOx層
を堆積させた。雰囲気は10-4 torr で、組成は酸素と
ヘリウムの混合とし、混合割合を適宜変化させることに
より、xの値が、0.8〜2.0までのセラミック蒸着
膜を作成した。蒸着膜厚は1000オングストローム±
150オングストロームである。これら蒸着膜の酸素透
過量及び物性を表2に示した。
【0055】これら蒸着フィルムを、実施例1と同様
に、PPとラミネートした後、実施例2と同様に底面に
ブリキメッキ層が露出したフランジ付無継目容器にミカ
ンシラップ漬を充填しヒートシールした。殺菌処理後保
存性能テストを行なった。中味の保存性及び透視性共に
兼ね備えたものは、SiOxのxがある範囲にあること
が必要なことが明らかである。
【0056】
【表2】
【0057】実施例4 厚さ15μmのエチレン−ビニルアルコール共重合体
(エチレン含有量32%、ケン化度99.5モル%)フ
ィルム上に、EB蒸着法により酸化アルミニウム蒸着膜
を作った。蒸着膜厚さは600オングストロームであっ
た。本蒸着膜の両面側にPP系フィルムを接着剤を介し
てラミネートした。本ラミネート材をヒートシール蓋と
して実施例1のフランジ付容器を用いて同様の内容品保
存テストを行なった。対照品として蒸着されていない他
は同構成のラミネート材を用いたものを作成し、試験に
供した。35℃、3ケ月の保存試験結果、味、色調でも
本発明品が圧倒的に優れていた。
【0058】
【発明の効果】本発明では、ヒートシール性樹脂層で被
覆したセラミック蒸着フィルムの蓋体と、フランジ付カ
ップ容器とを組み合わせることにより、ヒートシール構
造の上で最も弱いヒートシール部の内側端縁近傍でセラ
ミック蒸着層を実質上連続した状態に保ち、酸素等の基
体の透過を熱殺菌後も防止し、内容物の脱色や着色等を
防止して、内容物の色調等も良好に維持され且つ全体と
して内容物の保存性及び品質保証性に優れた殺菌包装カ
ップ容器を提供することが可能となるものである。
【0059】本発明の好適な殺菌包装カップ容器におい
ては、上記蓋材及びヒートシール構造を採用すると共
に、フランジ付カップ容器として、熱可塑性樹脂フィル
ムとブリキ箔との積層体を絞り成形して成るカップ状容
器を使用することにより、このカップ状容器は、湿気、
酸素、ガス等に対して完全な遮断性を備えたブリキ箔を
備えているため、カップ容器を通しての酸素透過を完全
に防止できるばかりでなく、ブリキ箔中の表面錫層が、
その還元性により、蓋材を通して透過した酸素を固定
し、食品等内容物の酸化を防止するため、食品の脱色や
着色が防止され、また香味(フレーバー)保持性も極め
て良好であるという利点が奏されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の殺菌包装カップ容器の全体の配置を示
す側面断面図である。
【図2】本発明で用いる樹脂フィルム製透明蓋の拡大断
面図である。
【図3】本発明で用いるカップ容器の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フランジ付カップ容器 2 蓋体 3 底部 4 側壁部 5 フランジ部 6 ヒートシール部 10 ガスバリア性セラミック 11 プラスチックフィルム 12 ヒートシール性樹脂フィルム 13 外面保護層 14 金属箔 15 内面保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−239537(JP,A) 特開 平5−178376(JP,A) 特開 昭57−55874(JP,A) 実開 平3−60276(JP,U) 実開 平3−72427(JP,U) 実開 昭56−149632(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/24 B32B 7/10 B32B 18/00 B32B 27/00 B32B 27/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシール層の設けられたフランジ付
    カップ容器と樹脂フィルム製透明蓋とをフランジの部分
    でヒートシールして成る殺菌包装カップ容器において、
    前記樹脂フィルム製透明蓋がガスバリア性セラミックを
    蒸着したプラスチックフィルムとセラミック蒸着層上に
    積層されたヒートシール性樹脂フィルムとのラミネート
    から成り、前記ガスバリア性セラミック蒸着層が、ケイ
    素酸化物SiOx(但し、xは1.3乃至1.8の数で
    ある)の厚み200乃至1500オングストロームの層
    であり、下記(1)〜(3)の条件 (1)54dyn/cm以上の濡れ指数(JIS K6
    768)を有すること、 (2)10゜以下の接触角(水)を有するものであるこ
    と、 (3)シランカップリング剤変性ウレタン樹脂接着剤を
    介してヒートシール性樹脂フィルムと積層されているこ
    と、の少なくとも一つを満足し、 且つヒートシール部の
    内側端縁近傍でセラミック蒸着層が実質上連続している
    ことを特徴とする内容物を直視出来る殺菌包装カップ容
    器。
  2. 【請求項2】 前記フランジ付カップ容器が熱可塑性樹
    脂フィルムとブリキ箔との積層体を絞り成形して成るカ
    ップ状容器である請求項1記載の殺菌包装カップ容器。
  3. 【請求項3】 フランジ付カップ容器が内面の少なくと
    も一部に錫が露出し、フランジ上面がヒートシール性樹
    脂で被覆された容器から成る請求項2記載の殺菌包装カ
    ップ容器。
  4. 【請求項4】 前記透明蓋が1.0ml/m2 ・day
    ・atm以下の酸素透過度を有するフィルムより成る蓋
    である請求項1又は2記載の殺菌包装カップ容器。
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