JPH0116207B2 - - Google Patents
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- JPH0116207B2 JPH0116207B2 JP10771581A JP10771581A JPH0116207B2 JP H0116207 B2 JPH0116207 B2 JP H0116207B2 JP 10771581 A JP10771581 A JP 10771581A JP 10771581 A JP10771581 A JP 10771581A JP H0116207 B2 JPH0116207 B2 JP H0116207B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/04—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes with tubes having a capillary structure
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明はヒートパイプの外装体とするための
素管の製造方法に関するもので、特にウイツクを
細溝としたタイプのヒートパイプ用素管の製造方
法に関するものである。
素管の製造方法に関するもので、特にウイツクを
細溝としたタイプのヒートパイプ用素管の製造方
法に関するものである。
周知のようにヒートパイプは一端部に熱を与え
ることにより内部に封入した作動流体が蒸発し、
その蒸気が他端部に流動して放熱・凝縮すること
により熱輸送を行ない、凝縮液化した作動流体を
毛細管圧力により一端部側に還流させるものであ
る。液相作動流体の還流流路を形成し、十分な毛
細管圧力を発生するウイツクとして、従来金属網
や多孔質焼結金属あるいは細溝(グループ)等が
知られているが、金属網や多孔質焼結金属は高い
毛細管圧力を得ることができるもののヒートパイ
プの外装体となる金属管とは別物であるから、ヒ
ートパイプ全体としての製造の容易性に難点があ
り、これに対しグループウイツクは毛細管圧力が
若干劣るものの外装体となる金属管の内面に形成
するものであるから、ヒートパイプ全体としての
製造の容易性が向上する。またグループウイツク
を採用すれば、ヒートパイプの外面と内部の作動
流体との間の熱抵抗が小さくなるので、ヒートパ
イプ全体としての熱輸送能力を向上させることも
でできる。
ることにより内部に封入した作動流体が蒸発し、
その蒸気が他端部に流動して放熱・凝縮すること
により熱輸送を行ない、凝縮液化した作動流体を
毛細管圧力により一端部側に還流させるものであ
る。液相作動流体の還流流路を形成し、十分な毛
細管圧力を発生するウイツクとして、従来金属網
や多孔質焼結金属あるいは細溝(グループ)等が
知られているが、金属網や多孔質焼結金属は高い
毛細管圧力を得ることができるもののヒートパイ
プの外装体となる金属管とは別物であるから、ヒ
ートパイプ全体としての製造の容易性に難点があ
り、これに対しグループウイツクは毛細管圧力が
若干劣るものの外装体となる金属管の内面に形成
するものであるから、ヒートパイプ全体としての
製造の容易性が向上する。またグループウイツク
を採用すれば、ヒートパイプの外面と内部の作動
流体との間の熱抵抗が小さくなるので、ヒートパ
イプ全体としての熱輸送能力を向上させることも
でできる。
このようにグループウイツクは種々秀れた点を
有しているので、金属網が多孔質焼結金属に劣ら
ず多用されており、従来、このようにウイツクと
して作用するグループを金属管の内面に形成する
方法として、金属管の内面を切削加工する方法
や、水圧押出することにより溝を加工する方法な
どが知られている。しかし、前者の方法では、十
分高い毛細管圧力を生じさせるべく幅の狭い溝を
多数条形成することは非常に難しく、またその作
業に時間がかかる欠点があり、また後者の方法で
は最終的に得るべき管体の肉厚の設定が難しいの
で、最終的に得るべき管体の肉厚を薄くすべく薄
肉管を素材とした場合には、押出加工時に管体が
破断するおそれがあり、薄肉管に適用することが
困難であり、さらに前記各方法では管体の内面に
溝を切削等の機械加工によつて形成しなければな
らないので製造作業性に難点があつた。
有しているので、金属網が多孔質焼結金属に劣ら
ず多用されており、従来、このようにウイツクと
して作用するグループを金属管の内面に形成する
方法として、金属管の内面を切削加工する方法
や、水圧押出することにより溝を加工する方法な
どが知られている。しかし、前者の方法では、十
分高い毛細管圧力を生じさせるべく幅の狭い溝を
多数条形成することは非常に難しく、またその作
業に時間がかかる欠点があり、また後者の方法で
は最終的に得るべき管体の肉厚の設定が難しいの
で、最終的に得るべき管体の肉厚を薄くすべく薄
肉管を素材とした場合には、押出加工時に管体が
破断するおそれがあり、薄肉管に適用することが
困難であり、さらに前記各方法では管体の内面に
溝を切削等の機械加工によつて形成しなければな
らないので製造作業性に難点があつた。
他方、ヒートパイプの外装体をなす金属管は、
その外面側の熱源と内部の作動流体との間の熱抵
抗を小さくするために、肉厚が可及的に薄いもの
が好ましいのであるが、従来では、溝加工時に十
分な強度が要求されることもあつて市販されてい
る規格品をヒートパイプの外装体として採用して
おり、そのため全体としての熱抵抗を十分下げる
ことができなかつた。
その外面側の熱源と内部の作動流体との間の熱抵
抗を小さくするために、肉厚が可及的に薄いもの
が好ましいのであるが、従来では、溝加工時に十
分な強度が要求されることもあつて市販されてい
る規格品をヒートパイプの外装体として採用して
おり、そのため全体としての熱抵抗を十分下げる
ことができなかつた。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、ウイツクとして機能する凹溝が内面に形成さ
れかつ熱抵抗の小さいヒートパイプ用素管が容易
かつ連続的に製造することのできる方法を提供す
ることを目的とするものである。
で、ウイツクとして機能する凹溝が内面に形成さ
れかつ熱抵抗の小さいヒートパイプ用素管が容易
かつ連続的に製造することのできる方法を提供す
ることを目的とするものである。
すなわち、この発明の製造方法は、金属テープ
を走行させつつその両側縁部を次第に湾曲させか
つその突き合わせた両側縁部を相互に固着して管
状となし、その管状体をダイス内に挿通するとと
もに、その管状体内に、外周面に突起が形成され
たプラグを挿入し、前記管状体をダイスから引き
抜きつつその内面に前記プラグの突起により軸線
方向に沿う凹溝を形成することを特徴とするもの
である。
を走行させつつその両側縁部を次第に湾曲させか
つその突き合わせた両側縁部を相互に固着して管
状となし、その管状体をダイス内に挿通するとと
もに、その管状体内に、外周面に突起が形成され
たプラグを挿入し、前記管状体をダイスから引き
抜きつつその内面に前記プラグの突起により軸線
方向に沿う凹溝を形成することを特徴とするもの
である。
ここで、この発明で用いる金属テープとして
は、銅等熱伝導性の良い金属であつて、予め焼鈍
処理するなどのことにより軟化させたものが好ま
しく、またその厚さは後工程で凹溝を形成するこ
とができ、かつ引抜加工時の引張力に耐えること
ができる範囲で可及的に薄いことが好ましい。ま
た金属テープの突き合わせた両側縁部相互を固着
するには、金属テープの両側縁部相互を溶接する
ことが好ましく、その溶接方法としてはTIG溶接
や高周波電気抵抗溶接などの方法を採用すること
ができる。さらにこの発明におけるダイスおよび
プラグを用いた引抜加工は、金属テープの両側縁
部を湾曲させることにより得られた管状体の内面
に、プラグの外周面に設けた突起によつて凹溝を
形成することを主目的として行うものであるか
ら、前記管状体を特に積極性に小径化する必要は
なく、したがつて用いるダイスはそのダイス角お
よび導入角の小さいものでよく、またプラグは支
持棒で固定しておくことが好ましい。
は、銅等熱伝導性の良い金属であつて、予め焼鈍
処理するなどのことにより軟化させたものが好ま
しく、またその厚さは後工程で凹溝を形成するこ
とができ、かつ引抜加工時の引張力に耐えること
ができる範囲で可及的に薄いことが好ましい。ま
た金属テープの突き合わせた両側縁部相互を固着
するには、金属テープの両側縁部相互を溶接する
ことが好ましく、その溶接方法としてはTIG溶接
や高周波電気抵抗溶接などの方法を採用すること
ができる。さらにこの発明におけるダイスおよび
プラグを用いた引抜加工は、金属テープの両側縁
部を湾曲させることにより得られた管状体の内面
に、プラグの外周面に設けた突起によつて凹溝を
形成することを主目的として行うものであるか
ら、前記管状体を特に積極性に小径化する必要は
なく、したがつて用いるダイスはそのダイス角お
よび導入角の小さいものでよく、またプラグは支
持棒で固定しておくことが好ましい。
以下この発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
まずこの発明の方法を実施するための装置の一
例について第1図を参照して説明すると、金属テ
ープ1のコイル2を装着したスタンド3の前方
に、例えば複数のガイドロール4aをそれぞれ中
心軸線が金属テープ1の走行方向前方側のもの程
立ち上がるよう金属テープ1の両側に並例してな
るパイプフオーマー4が配置されており、そのガ
イドロール4aにより前記金属テープ1の左右両
側部を次第に湾曲させて金属テープ1を管状に成
形するようになつている。このパイプフオーマー
4の前方に、前記金属テープ1の相互に突き合わ
せた側縁部を固着するための溶接機5が配置さ
れ、さらにその溶接機5の前方に引抜加工を行な
うためのダイス6が配置されている。前記溶接機
5としては、前述したようにTIG溶接装置を用い
てもよいが、その他に高周波電気抵抗溶接機等の
溶接装置を用いてもよい。また前記ダイス6は、
前述したように金属テープ1を成形して得られた
管状体Pを特に積極的に小径化するものではない
から、最小内径が管状体Pの外径よりわずか小径
となるよう形成されたものであり、このダイス6
に挿通された管状体Pの内部にはプラグ7が挿入
されている。プラグ7は、第2図に示すように外
周面に軸線方向に沿う多数の突条7aを突設し、
もしくは第3図に示すように外周面に軸線方向に
沿つて並べた多数の突起7bを形成したものであ
つて、前記金属テープ1の走行方向後方位置に設
けたプラグ固定装置8に支持棒9を介して取付け
られており、したがつてプラグ7は管状体Pとの
間の摩擦力によつてダイス6内に引き込まれない
ようになつている。なお、前記突条7aおよび突
起7bは、プラグ7の先端側でその高さ(プラグ
7の外周面からの高さ)が高くなるよう設定され
ており、また前記プラグ7には第4図に示すよう
に中心部を通つて後端部外周面に開口する給油孔
7cが形成されている。
例について第1図を参照して説明すると、金属テ
ープ1のコイル2を装着したスタンド3の前方
に、例えば複数のガイドロール4aをそれぞれ中
心軸線が金属テープ1の走行方向前方側のもの程
立ち上がるよう金属テープ1の両側に並例してな
るパイプフオーマー4が配置されており、そのガ
イドロール4aにより前記金属テープ1の左右両
側部を次第に湾曲させて金属テープ1を管状に成
形するようになつている。このパイプフオーマー
4の前方に、前記金属テープ1の相互に突き合わ
せた側縁部を固着するための溶接機5が配置さ
れ、さらにその溶接機5の前方に引抜加工を行な
うためのダイス6が配置されている。前記溶接機
5としては、前述したようにTIG溶接装置を用い
てもよいが、その他に高周波電気抵抗溶接機等の
溶接装置を用いてもよい。また前記ダイス6は、
前述したように金属テープ1を成形して得られた
管状体Pを特に積極的に小径化するものではない
から、最小内径が管状体Pの外径よりわずか小径
となるよう形成されたものであり、このダイス6
に挿通された管状体Pの内部にはプラグ7が挿入
されている。プラグ7は、第2図に示すように外
周面に軸線方向に沿う多数の突条7aを突設し、
もしくは第3図に示すように外周面に軸線方向に
沿つて並べた多数の突起7bを形成したものであ
つて、前記金属テープ1の走行方向後方位置に設
けたプラグ固定装置8に支持棒9を介して取付け
られており、したがつてプラグ7は管状体Pとの
間の摩擦力によつてダイス6内に引き込まれない
ようになつている。なお、前記突条7aおよび突
起7bは、プラグ7の先端側でその高さ(プラグ
7の外周面からの高さ)が高くなるよう設定され
ており、また前記プラグ7には第4図に示すよう
に中心部を通つて後端部外周面に開口する給油孔
7cが形成されている。
そして、前記ダイス6の前方に、例えばピンチ
ロールを主体とした引取機10が配置されてい
る。
ロールを主体とした引取機10が配置されてい
る。
つぎに上記のように構成された装置の作用すな
わちこの発明の製造方法の一例について説明する
と、引取機10を駆動すれば、金属テープ1がコ
イル2から繰り出されてパイプフオーマー4に入
り込むが、金属テープ1はそのガイドロール4a
によつて第5図A,Bに示すように両側縁部が次
第に湾曲されて管状に成形され、しかる後突き合
わされた金属テープ1の両側縁部が溶接機5によ
つて固着され、その結果金属テープ1が管状体P
とされる。この管状体Pは更に前進してダイス6
内に入り込み、ここでダイス6とプラグ7とによ
つて引抜加工が施され、その際プラグ7の外周面
に設けた突条7aもしくは突起7bによつて管状
体Pの内面に第5図Cに示すように軸線方向に沿
う多数の凹溝Gが形成される。なおその場合、管
状体Pは次第に径が小さくなり、また前記突条7
aもしくは突起7bの高さはプラグ7の先端側程
高く設定されているので、凹溝Gは次第に深く形
成され、さらに管状体Pは凹溝Gが形成された後
にも若干小径化されるので、凹溝Gは第6図Aに
示す状態から第6図Bに示す状態のように開口幅
が狭くなり、その結果高い毛細管圧力を生じる凹
溝とされる。また管状体Pを引抜加工する際の潤
滑は、前記給油孔7cから潤滑油11をプラグ7
と管状体Pとの間に供給し、また管状体Pの外周
面に潤滑油11を塗布もしくは流すことにより行
なえばよい。
わちこの発明の製造方法の一例について説明する
と、引取機10を駆動すれば、金属テープ1がコ
イル2から繰り出されてパイプフオーマー4に入
り込むが、金属テープ1はそのガイドロール4a
によつて第5図A,Bに示すように両側縁部が次
第に湾曲されて管状に成形され、しかる後突き合
わされた金属テープ1の両側縁部が溶接機5によ
つて固着され、その結果金属テープ1が管状体P
とされる。この管状体Pは更に前進してダイス6
内に入り込み、ここでダイス6とプラグ7とによ
つて引抜加工が施され、その際プラグ7の外周面
に設けた突条7aもしくは突起7bによつて管状
体Pの内面に第5図Cに示すように軸線方向に沿
う多数の凹溝Gが形成される。なおその場合、管
状体Pは次第に径が小さくなり、また前記突条7
aもしくは突起7bの高さはプラグ7の先端側程
高く設定されているので、凹溝Gは次第に深く形
成され、さらに管状体Pは凹溝Gが形成された後
にも若干小径化されるので、凹溝Gは第6図Aに
示す状態から第6図Bに示す状態のように開口幅
が狭くなり、その結果高い毛細管圧力を生じる凹
溝とされる。また管状体Pを引抜加工する際の潤
滑は、前記給油孔7cから潤滑油11をプラグ7
と管状体Pとの間に供給し、また管状体Pの外周
面に潤滑油11を塗布もしくは流すことにより行
なえばよい。
なお、上記の実施例では、溶接機5を通過した
管状体Pを直ちにダイス7に送り込むようにした
が、金属テープ5の両側縁部を溶接した際にビー
ドが高く盛り上がつていると、管状体Pを引抜加
工する際に管状体Pが変形したり、凹溝Gの深さ
にバラつきが生じたり、極端な場合には管状体P
が裂けたりするおそれがあるので、このような危
険を避けるために溶接機5とダイス6との間にビ
ード除去装置を設けてもよい。
管状体Pを直ちにダイス7に送り込むようにした
が、金属テープ5の両側縁部を溶接した際にビー
ドが高く盛り上がつていると、管状体Pを引抜加
工する際に管状体Pが変形したり、凹溝Gの深さ
にバラつきが生じたり、極端な場合には管状体P
が裂けたりするおそれがあるので、このような危
険を避けるために溶接機5とダイス6との間にビ
ード除去装置を設けてもよい。
そして上記のようにして得られた管状体Pすな
わち素管は、必要長さに切断した後、両端部を端
板で密閉するとともに内部の非凝縮性気体を排気
し、さらに水、アンモニア等の凝縮性作動流体を
封入してヒートパイプとされる。
わち素管は、必要長さに切断した後、両端部を端
板で密閉するとともに内部の非凝縮性気体を排気
し、さらに水、アンモニア等の凝縮性作動流体を
封入してヒートパイプとされる。
以上の説明で明らかなようにこの発明の製造方
法によれば、金属テープを素材としてヒートパイ
プ用素管を得るものであるから素管の肉厚を必要
に応じて薄くすることができ、熱抵抗が小さいの
みならず熱伝導性が良く、かつ軽量な素管を得る
ことができる。またウイツクとして機能する溝を
引抜加工工程によつて形成するから、その作業は
容易であり、しかも溝の開口幅が引抜加工時に狭
くなるので、毛細管圧力の高い溝を容易に形成す
ることができる。さらに管状体内に挿入したプラ
グを固定すれば、プラグの固定位置を適宜調節す
ることによりプラグの外周面に形成した突起部の
管状体に対する喰い込み深さを任意に設定するこ
とができるので、種々の深さの溝を容易に形成す
ることができる。したがつて、総じてこの発明に
よれば、熱抵抗が小さくかつ高い毛細管圧力を生
じるヒートパイプ用素管を容易かつ連続的に製造
することができる。
法によれば、金属テープを素材としてヒートパイ
プ用素管を得るものであるから素管の肉厚を必要
に応じて薄くすることができ、熱抵抗が小さいの
みならず熱伝導性が良く、かつ軽量な素管を得る
ことができる。またウイツクとして機能する溝を
引抜加工工程によつて形成するから、その作業は
容易であり、しかも溝の開口幅が引抜加工時に狭
くなるので、毛細管圧力の高い溝を容易に形成す
ることができる。さらに管状体内に挿入したプラ
グを固定すれば、プラグの固定位置を適宜調節す
ることによりプラグの外周面に形成した突起部の
管状体に対する喰い込み深さを任意に設定するこ
とができるので、種々の深さの溝を容易に形成す
ることができる。したがつて、総じてこの発明に
よれば、熱抵抗が小さくかつ高い毛細管圧力を生
じるヒートパイプ用素管を容易かつ連続的に製造
することができる。
第1図はこの発明の方法を実施するための装置
の一例を示す略解図、第2図はそのプラグの一例
を示す一部断面した正面図、第3図はプラグの他
の例を示す一部断面した正面図、第4図は第1図
の部の拡大図、第5図A,B,Cはそれぞれ第
1図のA−A線、B−B線、C−C線に沿う矢視
拡大断面図、第6図Aは変形前の溝を示す断面
図、同Bは変形後の溝を示す断面図である。 1……金属テープ、4……パイプフオーマー、
6……ダイス、7……プラグ、7a……突条、7
b……突起、G……凹溝、P……管状体。
の一例を示す略解図、第2図はそのプラグの一例
を示す一部断面した正面図、第3図はプラグの他
の例を示す一部断面した正面図、第4図は第1図
の部の拡大図、第5図A,B,Cはそれぞれ第
1図のA−A線、B−B線、C−C線に沿う矢視
拡大断面図、第6図Aは変形前の溝を示す断面
図、同Bは変形後の溝を示す断面図である。 1……金属テープ、4……パイプフオーマー、
6……ダイス、7……プラグ、7a……突条、7
b……突起、G……凹溝、P……管状体。
Claims (1)
- 1 金属テープを走行させつつその両側縁部を次
第に湾曲させ、かつ突き合わせた両側縁部を相互
に固着して管状体とし、その管状体をダイス内に
挿通させるとともに、その管状体内に外周面に突
起部を有するプラグを管状体の走行方向後方側か
ら挿入し、前記管状体をダイスから引き抜きつつ
その内周面に前記プラグの突起により軸線方向に
沿う多数の凹溝を形成することを特徴とするヒー
トパイプ素管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10771581A JPS5811387A (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | ヒ−トパイプ素管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10771581A JPS5811387A (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | ヒ−トパイプ素管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5811387A JPS5811387A (ja) | 1983-01-22 |
JPH0116207B2 true JPH0116207B2 (ja) | 1989-03-23 |
Family
ID=14466104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10771581A Granted JPS5811387A (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | ヒ−トパイプ素管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5811387A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR930009932B1 (ko) * | 1987-12-09 | 1993-10-13 | 후지 꾸라 덴센 가부시끼가이샤 | 히트파이프 및 그의 제조방법 |
US5314010A (en) * | 1987-12-09 | 1994-05-24 | Fujikura Ltd. | Heat pipe and method of manufacturing the same |
JP2764164B2 (ja) * | 1988-03-25 | 1998-06-11 | パイロットインキ株式会社 | スプレー装置 |
-
1981
- 1981-07-10 JP JP10771581A patent/JPS5811387A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5811387A (ja) | 1983-01-22 |
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