JPH0116206Y2 - - Google Patents

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JPH0116206Y2
JPH0116206Y2 JP9943382U JP9943382U JPH0116206Y2 JP H0116206 Y2 JPH0116206 Y2 JP H0116206Y2 JP 9943382 U JP9943382 U JP 9943382U JP 9943382 U JP9943382 U JP 9943382U JP H0116206 Y2 JPH0116206 Y2 JP H0116206Y2
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suction
plate
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drum
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、紙葉類計数機において計数すべき紙
葉類を保持するホルダの振れ止め装置に関する。
(従来の技術) 紙葉類計数機は、回転デイスク上に環状配置さ
れて自転および公転する複数個の吸着ヘツドと、
支持軸を中心に揺動可能な第1の揺動部材に設け
られ吸着ヘツドに向けてバネ付勢される押え板、
前記支持軸を中心に揺動可能な第2の揺動部材に
設けられ押え板に向けてバネ付勢される保持部材
を有し、押え板および保持部材間に紙葉類群を挟
持して計数位置に位置せしめるホルダとを備えて
おり、自転および公転して計数位置を通過する吸
着ヘツドにより、ホルダに挟持された紙葉類群の
最前位の紙葉類を1枚ずつ吸着分離して計数を行
うようになつている。
しかして、上記計数機により紙葉類を計数する
とき、吸着ヘツドの公転および自転により紙葉類
が押されてホルダ、特に押え板および保持部材に
振動が生じ、そのため紙葉類が吸着ヘツドから離
間して吸着不良やめくり取り不良を起こし、紙葉
類を吸着しないまま吸着ヘツドが通りすぎてしま
い、誤計数の原因となる。
そこで上記問題点を除くため、押え板が設けら
れる第1の揺動部材に押え板の位置に対応して押
え板の開放移動を規制するカムを設け、このカム
のカム面に当接するカムフオロワを当接させるバ
ネをさらに備え、ホルダの振動を極力おさえるよ
うにしたもの(特公昭53−19227号公報、実開昭
53−157785号公報)が知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかるに従来のものは、押え板の開放移動は規
制されるが、押え板の吸着ヘツド側への移動は規
制できず、押え板および保持部材の揺動を少なく
することができない。
また、従来のものは、構造がきわめて複雑であ
り、そのため部品の加工や組み立て作業が容易で
なく、著しく煩雑となり、特にカムを用いるもの
では、そのカム面を高精度に製作しなければなら
ず、カムの製造の多くの工数を要する欠点があつ
た。
本考案は上記従来技術の課題を解決することを
目的としてなされたもので、複雑な構造を伴なう
ことなくホルダの振動を最小限に抑えることがで
きるホルダ振れ止め装置を提供するものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本考案は、回転デイス
ク上に環状配置されて自転および公転する複数個
の吸着ヘツドと、支持軸を中心に揺動可能な第1
の揺動部材に設けられ吸着ヘツドに向けてバネ付
勢される押え板、前記支持軸を中心に揺動可能な
第2の揺動部材に設けられ押え板に向けてバネ付
勢される保持部材を有し、押え板および保持部材
間に紙葉類群を挟持して計数位置に位置せしめる
ホルダとを備え、自転および公転して計数位置を
通過する吸着ヘツドにより、ホルダに挟持された
紙葉類群の最前位の紙葉類を1枚ずつ吸着分離し
て計数を行なう紙葉類計数機において、支持軸を
中心軸とする円弧面を有するドラムと、第1また
は第2の揺動部材の少なくとも一方に設けられる
連結部材と、この連結部材に設けられるとともに
マグネツトを含み、そのマグネツトを通じて吸着
作用をする吸着面を有し、その吸着面が前記ドラ
ムの円弧面に対向配置される吸着摺動部とを具備
することを特徴とするものである。
(作用) 押え板と保持部材との間に挟持される紙葉類群
が吸着ヘツドの公転および自転により振動されよ
うとするが、その振動による押え板および保持部
材の吸着ヘツド側および吸着ヘツドから離反する
側への揺動が、ドラム周辺と吸着摺動部との吸着
作用によつて非常に小さくなる。すなわちホルダ
の振れ止めがなされる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。
図示実施例は、紙葉類として紙幣(以下札束と
いう)の枚数を計数する紙幣計数機に本考案を適
用した場合を示すもので、第1図および第2図に
ホルダ部分の外観を示している。
上記ホルダは、札束載置板2、札束の背後に当
接する押え板5、および札束を計数位置に位置ぎ
めする保持棒7により構成される。これらをさら
に詳述すると、機体に支承された支持軸1に札束
載置板2の基部が遊嵌支持され、この札束載置板
2より下位の支持軸1に揺動板3の基部が遊嵌支
持されている。
この揺動板3の先端部上面には、側面形状がコ
字状をなす支持片4の下辺部が固着され、前記札
束載置板2の上面にそつて延びる上辺部の先端に
は札束の背後に当接する押え板5が垂直姿勢に固
着されている。また前記支持軸1の前記揺動板3
より上部には、別の揺動板6の基部が遊嵌支持さ
れ、この揺動板6の先端の上面には札束を計数位
置に位置決めする保持棒7が立設されている。ま
たこの揺動板6と前記揺動板3との対向面に設け
られたピン8,9に支持軸1に嵌挿された捩りバ
ネ10の各端部が掛止めされて互いの揺動板3,
6を反発させ、揺動板6を常時はストツパ11に
当接させている。なお、この例では揺動板3およ
び揺動板6が各々本考案の第1揺動部材、第2揺
動部材となり、また保持棒7が本考案の保持部材
となつている。
前記揺動板3のピン8には、レバー12の長孔
13が嵌合され、このレバー12の他端は、軸1
4に固定の円板15に該軸14の軸心に対し偏心
した位置にピン16により連結されている。
前記支持軸1の下方部には、金属性のドラム1
7が該軸1と同心的に設けられ、前記揺動板6の
基部に垂設された連結部材18の下方部が前記ド
ラム17の周面に対向されている。
上記連結部材18のドラム対向面部には吸着摺
動部19が設けられている。この吸着摺動部19
は、第3図に拡大して示すように、前記連結部材
18に固着されるプラスチツク製のコ字状をした
カバー部材20と、このカバー部材20の上下辺
20a,20bの内面にそつておかれる鉄片2
1,21と、この鉄片21,21間に介装される
マグネツト22とからなつており、前記鉄片2
1,21のドラム17に面する端面は、第4図に
示すようにドラム17の周面の円弧に合致する円
弧をもつて凹曲する凹曲面21a,21aに形成
され、この凹曲面21a,21aがドラム17の
周面に吸着されるようになつている。すなわち鉄
片21,21のドラム17に面する端面が吸着摺
動部の吸着面となる。
前記ドラム17の周面は、モリブデン加工、デ
イフリツク加工等によつて耐摩耗性が与えられて
いる。また、このドラム17は、完全な円筒形で
なく、前記吸着摺動部19が摺動する範囲が円筒
面をなしておればよく、したがつて半円筒状の周
面を有するものであつても足るものである。
前記連結部材18と機体側の固定部材23との
間に弱いバネ24が張架され、このバネ24によ
りホルダ全体を吸着ヘツド25側へ寄せるように
付勢している。この場合、バネ24を強くすれ
ば、問題となる余分の振動は軽減できるが、計数
時の紙幣と吸着ヘツドとの摩擦が増大し、紙幣を
痛めるのみならず、計数そのものも不安定となる
ので採用不可である。
図において26は、札束が札束載置板2上の定
位置へ置かれたとき札束の先端により押されて札
束の装填を検知する検出部材で、この検出部材2
6が押動されたとき図示しないスイツチが投入さ
れ、前記レバー12を枢支する軸14を回動させ
るようになつている。また27は回転デイスク
で、図示しないモータにより矢印方向に回転が与
えられ、回転デイスク27上に環状配置された吸
着ヘツド25,25…がバキユームポンプに連通
して矢印方向への自転が与えられて札束の側面に
順次接触し、1枚ずつめくりとつて計数されるも
のである。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
第1図の状態において電源スイツチを投入する
と、図示しないモータが起動して軸14が矢印方
向に半回転し、レバー12を介して揺動板3を図
において反時計方向に回動させ、この回動により
揺動板3に取りつけられた押え板5が札束検知部
材26の手前側まで移行されて停止する。これに
より押え板5と保持棒7との間に札束を装填し得
る状態になる。
札束を押え板5と保持棒7との間に挿入して札
束載置板2上に置くと、この札束の先端で札束検
知部材26が押され、図示しないスイツチが投入
される。これにより軸14が矢印方向に半回転
し、レバー12を介して揺動板3が図において時
計方向に回動され、押え板5と保持棒7との間に
札束を挟んで吸着ヘツド25側に移行され、札束
の側面を吸着ヘツド25に当接して吸着が開始さ
れ、回転デイスク27の回転と吸着ヘツド25の
自転とによつて1枚ずつ吸着分離しながらめくり
とつて計数が行なわれる。
以上の札束挟持および計数動作は、概ね従来の
ものと同様に行なわれる。
ところで上記計数動作の開始に伴なつて、吸着
ヘツド25,25…が次々と札束の側面に当つて
は吸着分離する際、札束を介してホルダを機体に
支承された支持軸1の回りに往復振動させ、さら
にホルダ全体を吸着ヘツド25側へ寄せるように
付勢しているバネ24は前述のように弱いので、
余分な振動が加わり、この振動が拡大されるが、
本考案においては、連結部材18の吸着摺動部1
9がドラム17の周面に吸着されているので、そ
の吸着力により振動を抑え、ホルダ全体がばたつ
くことを阻止する。
なお図示実施例においては、連結部材18を揺
動板6に設けた場合ついて示したが、押え板5を
支持する揺動板3に設けてもよい。また連結部材
18は揺動板6と別部材で構成した場合について
示したが、これは揺動板5と一体に形成してもよ
いことはもちろんである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、連結部材
に設けられるとともにマグネツトを含み、そのマ
グネツトを通じて吸着作用をする吸着面を有し、
その吸着面が支持軸を中心軸とする円弧面を有す
るドラムの円弧面に対向配置される吸着摺動部を
当該ドラムの円弧面に吸着させ、ホルダの振れを
上記吸着摺動部の吸着力により防止するようにし
たので、従来のカム機構によるものに比しその構
造が頗る簡単であり、高精度な加工も不要となつ
て製造組立が容易となり、安価に供し得るなど
種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による振れ止め装置の一実施例
を示す外観斜視図、第2図は同要部の斜視図、第
3図は同一部の拡大側面図、第4図は吸着摺動部
の鉄片の斜視図である。 1……支持軸、2……札束載置板、3……第1
揺動部材としての揺動板、6……第2揺動部材と
しての揺動板、5……押え板、7……保持部材と
しての保持棒、18……連結部材、19……吸着
摺動部、21……鉄片、22……マグネツト、2
5……吸着ヘツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転デイスク上に環状配置されて自転および公
    転する複数個の吸着ヘツドと、支持軸を中心に揺
    動可能な第1の揺動部材に設けられ吸着ヘツドに
    向けてバネ付勢される押え板、前記支持軸を中心
    に揺動可能な第2の揺動部材に設けられ押え板に
    向けてバネ付勢される保持部材を有し、押え板お
    よび保持部材間に紙葉類群を挟持して計数位置に
    位置せしめるホルダとを備え、自転および公転し
    て計数位置を通過する吸着ヘツドにより、ホルダ
    に挟持された紙葉類群の最前位の紙葉類を1枚ず
    つ吸着分離して計数を行なう紙葉類計数機におい
    て、支持軸を中心軸とする円弧面を有するドラム
    と、第1または第2の揺動部材の少なくとも一方
    に設けられる連結部材と、この連結部材に設けら
    れるとともにマグネツトを含み、そのマグネツト
    を通じて吸着作用をする吸着面を有し、その吸着
    面が前記ドラムの円弧面に対向配置される吸着摺
    動部とを具備することを特徴とする紙葉類計数機
    におけるホルダの振れ止め装置。
JP9943382U 1982-07-01 1982-07-01 紙葉類計数機におけるホルダの振れ止め装置 Granted JPS596265U (ja)

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60166611U (ja) * 1984-04-16 1985-11-05 オイレス工業株式会社 ストラツトスラスト軸受
JPS6349018U (ja) * 1986-09-19 1988-04-02
JPH0343456Y2 (ja) * 1986-11-26 1991-09-11

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