JPH01160988A - ドコサヘキサエノイルジアシルグリセロールの製造法 - Google Patents

ドコサヘキサエノイルジアシルグリセロールの製造法

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JPH01160988A
JPH01160988A JP31861687A JP31861687A JPH01160988A JP H01160988 A JPH01160988 A JP H01160988A JP 31861687 A JP31861687 A JP 31861687A JP 31861687 A JP31861687 A JP 31861687A JP H01160988 A JPH01160988 A JP H01160988A
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Osamu Nakachi
仲地 理
Shigeru Sakurai
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Kenichi Asahi
旭 健一
Nobutaka Takahashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は癌細胞に対して強い分化R’fHa活性を示す
ドコサヘキサエン酸を含有するジアシルグリセロールの
製造法に関し、更に詳細にはSn−2位にドコサヘキサ
エン酸を結合しているSn−L2−ジアシルグリセロー
ルを水産動物の卵から分画したホスファチジルコリンか
ら製造する方法に関する。
(従来の技術) ω−3系高度不飽和脂肪酸の1つであるドコサヘキサエ
ン酸はエイコサペンタエン酸同様、血中のコレステロー
ルやトリグリセリド濃度を低下させ血小板凝集を抑制す
る作用が知られている。−方、細胞膜を構成する脂質二
重層の流動性は、脂質の構成脂肪酸に支配されている。
そのため、ドコサヘキサエン酸の様な高度不飽和脂肪酸
の取込みは、細胞膜脂質の流動性を変化させ、細胞膜の
修飾を経て細胞内に情報を伝達させるために利用されて
いる。
特に細胞のホルモン作用発現機構とリン脂質代謝の関係
から細胞膜中のホスファチジルコリン、ホスファチジル
エタノールアミン、およびジアシルグリセロールに存在
するドコサヘキサエン酸は細胞膜脂質中に立体規則的に
分布していることが知られており、ドコサヘキサエン酸
は細胞機能の発現に大きく関与していると思われる。
本発明者らはSn−2位にドコサヘキサエン酸を有する
ホスファチジルコリンにフレンド白血病細胞、マウス骨
髄性白血病細胞、マウス奇形腫細胞を正常細胞へ分化誘
導する作用を先に見出した(特開昭59−46226号
)。一方、アール・カンナギら(Biochimica
 et Biophysica Acta、 712 
r 161〜168.1’982)はネズミ骨髄性白血
病細胞の分化誘導前後に細胞膜リン脂質のホスファチジ
ルコリンのドコサヘキサエン酸含量が1/10に減少す
ることを報告している。さらに本発明者らはSn−2位
にドコサヘキサエン酸を有するホスファチジルコリンを
強力な発生および分化の場となる受精卵に含まれる分化
誘導物質として見出した際に、このホスファチジルコリ
ン以外の脂質にも分化誘導活性を認めた。その活性物質
はパルミチン酸−ドコサヘキサエン酸およびオレイン酸
−ドコサヘキサエン酸のジアシルグリセロールの混合物
であった(日本農芸化学会、昭和58年度大会講演要旨
集、118頁、2H−1特開昭60−58917号)。
以上の如くドコサヘキサエン酸を含むジアシルグリセロ
ールの生化学的な重要性が発見されるようになったが、
これらの製造に関してはこれまで開発されていないのが
現状である。
(発明が解決しようとする問題点) ドコサヘキサエン酸は水産動物の脂肪組織中ではトリア
ジルグリセロールとして存在し、動物の生体組織中では
細胞膜構成成分の極性脂質中に見出される。特に動物に
おいてドコサヘキサエン酸に富む部位は脳の髄鞘、視神
経の枠体および肝臓等が知られているが、主としてリン
脂質に局在している。また比較的入手が容易な血球や卵
黄のリン脂質や、水産動物のリン脂質にもドコサヘキサ
エン酸は豊富である。
グリセロールのSn−1位とSn−2位に特定脂肪酸を
組み込んでSn−1,2−ジアシルグリセロールを合成
する方法は既に知られている。これらの合成法では合成
過程においてSn−1,2−ジアシルグリセロールが非
常に高い比率でSn−1,3−ジアシルグリセロールに
マイグレーション(転移)する。そのためS n −1
+ 2位に異なる脂肪酸を組み込む事は難しい。化学合
成法ではSn−1位とSn−3位を区別して反応する事
は非常に難しく、さらにSn−1,2−ジアシルグリセ
ロールとSn−2,3−ジアシルグリセロールの分離が
困難である。
グリセロールのSn−2位にドコサヘキサエン酸を結合
させた混酸基ジアシルグリセロールの合成を従来法で実
施すると、α−モノクロルヒドリンの一級水酸基にドコ
サヘキサエン酸以外の脂肪酸クロライドでアシル化し、
さらにドコサヘキサエン酸クロライドでSn−2位をア
シル化し、硝酸銀処理、希酸処理と複雑な工程を経由す
ることになる。
この従来法では、■脱りロライドで生成する水酸基がS
n−2位に転位し、多量のS n −L 3−ジアシル
グリセロールを生成する、■合成物にSn−112−ジ
アシルグリセロールとSn−2,3−ジアシルグリセロ
ールが混在すると両者を識別出来ない、■ドコサヘキサ
エン酸のクロライド化の際、二重結合のマイグレーショ
ンが生じ易い等の欠点を有している。
そのため得られるジアシルグリセロールは細胞レベルの
実験で、厳しい立体構造の識別を行う酵素やレセプター
に対して正確に認識されない。例えばビー・ジエー・ホ
ルダらは血小板に対してその酵素反応系を活性化するジ
アシルグリセロールは、イノシトールリン脂質の加水分
解物と同一の立体構造を示すSn−2位に高度不飽和脂
肪酸を有スるSn−1,2−型ジアシルグリセロールで
ある事を証明している(J、 Lipid Res、 
11.558〜564、1981)。
上述のように現在まで、Sn−2位にドコサヘキサエン
酸を有するジアシルグリセロールを天然原料から直接分
取したり、化学合成のみで製造する事は非常に困難であ
った。
従って、本発明の目的は、経済的、且つ高収率にて、出
来るだけ簡単な工程によりSn−2位にドコサヘキサエ
ン酸を有するジアシルグリセロールを製造することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、水産動物の卵を原料としてホスファチジルコ
リンを分離し、次いで逆相分配カラムクロマト処理した
後にホスホリパーゼCで加水分解することを特徴とする
。本発明方法を行うことによりSn−1位に飽和酸又は
モノエン酸を結合し、Sn−2位にドコサヘキサエン酸
を結合したSn−1,2−ジアシルグリセロールが容易
に得られる。
以下本発明につき更に詳細に説明する。
本発明者らは、先に低毒性で制癌性を有する物質を動物
、植物、微生物界の広い生物範囲から探索し、その結果
、強力な発生および分化の場となる受精卵について、水
産動物の一種であるニジマス(Salma gaird
neri)の胚を用いて、この胚中の総脂質中に活性が
あることを示した(旭健−:癌細胞の分化誘導と制癌(
穂積本男、高久史麿編)、261〜278頁、ソフトサ
イエンス社、東京、1985)。
これらの物質は未分化培養癌細胞に対する分化誘導能を
指標として検索された。このバイオアッセイで見出され
たコリン含有リン脂質は、動物の腫瘍細胞に対して分化
誘導活性を有する他に、著しく低毒性で優れた制癌活性
を持っていた。コリン含有リン脂質にはスフィンゴリン
脂質とグリセロリン脂質の二つの大群が知られているが
、前者に属するスフィンゴミエリンのアミド結合が見出
されないことから後者に属することが推定された。
後者にはモノアシルモノエーテル型、ジアシルエステル
型、モノアシル−1−モノアルケニルエーテル(プラズ
マロゲン)型、モノアシル(リゾ)型が存在するが、質
量分析より求めた分子IM、ホスホリパーゼA、(Sn
−1位のエステル結合を特異的に加水分解する)、ホス
ホリパーゼA2(Sn−2位のエステル結合を特異的に
加水分解する)の加水分解によって脂肪酸が別々に得ら
れることからジアシルエステル型のグリセロリン脂質、
即ちホスファチジルコリンと判断した。
さらに単離されたホスファチジルコリンを逆相分配カラ
ムを装着した高速液体クロマトグラフィーで各分子種ご
とに分画して、個々の分画をバイオアッセイで検討した
ところ特定の分子種のみに分化誘導活性が認められた。
活性が認められた分子種は高速液体クロマトグラフィー
で求められたクロマトグラム上の大部分を占めるメイン
ビークであった。メインビークから回収されたホスファ
チジルコリンの分子種を決定するため、このホスファチ
ジルコリンを三弗化ホウ素メタノール法で脂肪酸をメチ
ルエステル化した。脂肪酸メチルの同定はキャピラリー
カラムガスクロマトグラフィー(液相:カーボワックス
20M、25m)における標準体との保持時間の同一性
で行った。
その結果、C2□、6ω3(即ちドコサヘキサエン酸)
が主成分で、その他に016.。(バルミチン酸) 、
C+a+o (ステアリン酸)、CI8.1(オクタデ
セン酸)が同定された。同定された脂肪酸のホスファチ
ジルコリンのSn位置を決定するため前述のホスホリパ
ーゼで測定した。メインビークから回収されたホスファ
チジルコリンをホスホリパーゼAIにより加水分解し、
三弗化ホウ素メタノール法で脂肪酸をメチルエステル化
した。ガスクロマトグラフィーで分析した結果、C16
,。とCI[l11が主成分でその他にCl810が同
定された。
次に、このホスファチジルコリンをホスホリパーゼAt
により加水分解し、三弗化ホウ素メタノール法で脂肪酸
をメチルエステル化した。ガスクロマトグラフィーで分
析した結果、ドコサヘキサエン酸がメイン成分として同
定された。このホスファチジルコリンの推定される分子
種を分析するため質量分析計F A B −M S (
Pos、)への直接導入法による分子イオンに相当する
質量スペクトルmHzを測定した。その結果、m/z 
806(C+6+。−ドコサヘキサエノイルホスファチ
ジルコリンに相当) 、m/Z 832(C+a++ 
 )”:j サヘキサ!/ イル#スファチジルコリン
に相当) 、m/z 834(C+s+o−ドコサヘキ
サエノイルホスファチジルコリンに相当)に高い強度を
示した。
このホスファチジルコリンは水産動物の卵から下記の様
に高収率で得られる。卵生の総脂質は約1割でその半分
はリン脂質である。詳細には、総脂質に対するホスファ
チジルコリン量は30%でリン脂質に対してホスファチ
ジルコリン量は70%である。しかも、分化誘導活性を
示すSn−2位にドコサヘキサエン酸を結合するホスフ
ァチジルコリンは卵ホスファチジルコリンの主成分であ
る。
また、ドコサヘキサエン酸含有ホスファチジルコリンは
逆相分配クロマトグラフィーにおいては最初に溶離する
成分であり、使用する溶離液もメタノール単独で十分で
ある点から分取しやすい材料である。
水産動物の卵から得られる総脂質中のホスファチジルコ
リンは上述したように30%以上もあり、さらに活性を
示す分子種はクロマトグラム上のメインビークである点
から、活性を示す分子種のジアシルグリセロールを分取
する原料に適している。
また、ドコサヘキサエン酸は、植物性原料からは見出し
難(、動物性原料でも陸上動物よりも水産動物から見出
されるので、これらの動物の卵が原料として好ましい。
天然原料にはシャケやニシン等の水産動物の卵が入手容
易であり、また、養殖が盛んなハマチ、コイ、ウナギ、
ニジマス、クルマエビ等の卵も原料として好ましい。
これらの原料は、可能な限り新鮮であることが望ましく
、採卵後直ちに冷凍、凍結乾燥または真空乾燥処理した
原料を使用すると、原料中の酸価の上昇、得られる目的
物の過酸化物価の上昇による品質低下を避けることがで
き、良質な目的物を得ることができる。
従って、本発明では、まず、水産動物の卵を原料として
ホスファチジルコリンを分離する。ホスファチジルコリ
ンの分離は、常法により例えば溶剤抽出後に行うことが
できる。その際、材料に対して例えば蒸留水およびメタ
ノール−クロロホルム系溶媒、アセトン、エーテル、ヘ
キサン等の溶剤を加え、必要に応じて、その混合物をロ
ウルデス・ホモジナイザー、ツルバール・オムニミキサ
ー、ワーリングブレンダー、ボッター・エルベージエム
・ガラスホモミキサー等によってホモジナイズする。無
酸素状態下として、例えば真空下、窒素気流下および二
酸化炭素気流下に、0℃〜60℃、10〜180分溶剤
抽出することができる。溶剤は魚卵1部に対して1〜5
部添加するのがt通である。
溶剤抽出した総脂質からホスファチジルコリンを分離す
る方法としては、例えば次のような方法がある。総脂質
を冷アセトン処理してリン脂質を分画してからカラムク
ロマト法で分離する方法、総脂質を直接シリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、ヘキサン→クロロホルム→メタ
ノールと溶媒の混合比率を無損性溶媒から極性へ変化さ
せながら分離する方法等である。
次に、総脂質中のホスファチジルコリンより逆相分配カ
ラム、例えば高速液体クロマトグラフィー、好ましくは
全自動分取型高性能液体クロマトグラフィーによって分
取し、次いで活性を示す分子種のホスファチジルコリン
を、ホスホリパーゼCで処理する。ホスファチジルコリ
ンをホスホリパーゼCで処理すると目的のジアシルグリ
セロールとコリンホスフェートに加水分解される。
本発明に用いることができるホスホリパーゼCは、一種
のホスホジェステラーゼで、グリセロリン脂質やスフィ
ンゴミエリンのリン酸ジエステル結合を加水分解し、ジ
アシルグリセロールやセラミドとリン酸モノエステルを
生成する一群の酵素の総称である。ホスホリパーゼCは
、クロストリジウム属の細菌やバチルス・セレウス等の
培養濾液から得られるものを用いることができる。反応
生成物は、エチルエーテル等の溶媒で抽出して分析する
ことができる。
反応生成物のジアシルグリセロールの立体特異性を測定
するには、例えばシリカゲル薄層クロマトグラフィーに
付し、クロロホルム/アセトン/メタノール(90/ 
9 / 1 、 vol/vol/vol)を展開溶媒
とし、未蒸留モノグリセリドを標準物質として展開し、
ヨウ素蒸気で発色させる。その結果、この反応生成物は
Sn−1位、2位ジアシルグリセロールであると同定さ
れる。また、この反応生成物の推定される分子種を分析
するには、例えばFA B −M S (Pos、)へ
の直接導入法により分子イオンに相当するm/zを測定
する。その結果m/z 663(M+ pJ a i 
CIb:o−ドコサヘキサエン酸・ジアシルグリセロー
ルに相当) 、m/z 689(M + N a ;C
,、、、−ドコサヘキサエン酸・ジアシルグリセロール
に相当) 、m/z 67HM + N a ; C+
e:*−ドコサヘキサエン酸・ジアシルグリセロールに
相当)に高い強度が見られる。
このホスファチジルコリンから得られたジアシルグリセ
ロールは原料ホスファチジルコリンのホスホリパーゼA
2の加水分解によりSn−2位にドコサヘキサエン酸が
結合していたことは証明されている。即ち、この反応生
成物はドコサヘキサエン酸をSn−2位に結合している
Sn−1位、2位ジアシルグリセロールである。このジ
アシルグリセロールは総脂質中のジアシルグリセロール
から分取された活性を示す分子種群のジアシルグリセロ
ールと同等の分化誘導活性を示す。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、水産動物の卵を原料として精製
処理することにより、植物細胞、受精卵および癌細胞、
例えば奇形腫細胞、白血病細胞等の如き未分化細胞を正
常細胞に分化誘導する作用(腫瘍細胞や癌細胞に対して
は制癌作用)を有するドコサヘキサエン酸をSn−2位
に結合しているジアシルグリセロールを、簡単な方法で
、しかも天然の立体特異性を維持したまま、高収率で得
ることが出来る。
(実施例) 以下、本発明を実施例および試験例によって更に詳細に
説明する。
2旅■土 採卵後直ちに冷凍したニジマスの受精卵を窒素気流下で
解凍した。この原料1300 gをアセトン21に入れ
、窒素気流下、Tit、ホモミキサー(特殊機工工業類
)で荒くホモゲナイズしてからエクセル・オート・ホモ
ゲナイザ−(日本精器製作所製)で水冷状態下30分ホ
モゲナイズした。
懸濁液をブッフナー漏斗で濾過し、濾液と湿ケーキに分
けた。濾液からアセトン抽出物10gを得た。乳灰色の
湿ケーキ830gをエチルエーテル31に入れ、スリー
ワンモータータイプ600GM(新来科学製)で20O
rpmで回転し、なから30分間抽出した。懸濁液をブ
ッフナー漏斗で濾過し、濾液と湿ケーキに分けた。濾液
からエチルエーテル抽出物48gを得た。乳灰色の湿ケ
ーキ770gをクロロホルム−メタノール(1/1. 
vol/vol)混液11!で2回、分液漏斗中で抽出
した。懸濁液をブッフナー漏斗で濾過し、濾液と乳灰色
の湿ケーキに分けた。
濾液からクロロホルム−メタノール抽出物55gを得た
。乳灰色の湿ケーキ690gにクロロホルム−メタノー
ル(2/ 1. vol/vol)混液1.5 Aで2
回、分液漏斗中で抽出した。懸濁液をブッフナー漏斗で
濾過し、濾液と湿ケーキに分けた。濾液からクロロホル
ム−メタノール抽出物を5g得た。各脂質抽出物を一緒
にした。総脂質ff1118gであった(対原料収率9
.1%)。
総脂質の全量をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
シリカ60、和光純薬製:8φX4Qcmカラムに2N
)に付した後、ヘキサン中にクロロホルムの比率を上げ
ていく溶離液系で中性脂質を除去した。中性脂質の回収
ff169gで、組成は薄層クロマトグラフィー(展開
溶媒:ヘキサン−エチルエーテル−酢酸50150/1
. vol/vol/vol)分析でトリアジルグリセ
ロールが主体であった。
中性脂質を除いたカラムに、クロロホルム中にメタノー
ルの比率を上げていく溶離液系を流した。
クロロホルム対メタノールの比率が35 : 65〜2
5ニア5の範囲にホスファチジルコリンを主成分とする
区分が溶出し、脱溶媒後、28gのホスファチジルコリ
ンを得た。ホスファチジルコリン区分の判定は、薄層ク
ロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム−メタノー
ル−水65 /25/4. vol/vol/vol)
で行った。この分画の内、薄層クロマトグラフィーでR
f値0.20〜0.30 (ホスファチジルコリン)に
シングルスポットのみが認められる分画を集めて、窒素
気流下で脱溶媒を行い、純ホスファチジルコリンを16
.7 g得た。
次いで、得られたホスファチジルコリンを167−のベ
ンゼンに溶解してクロマトグラフィー用サンプル溶液と
した。サンプル溶液は、全自動分取型液体クロマトグラ
フィー(東洋曹達工業製、■]L C−837)にOD
S (オクタデシルシリル基を化学結合させたシリカゲ
ル)充填カラム(OD S −120T、φ55mm 
X 60cm)を装着し、溶離液としてメタノールを4
0mJ!/minの速度で流しながら、6−を自動注入
し、目的物のメインピーク部を連続28回分取した。分
取区分を窒素気流下で脱溶媒して目的物のホスファチジ
ルコリンを12.2 g得た。
分取されたホスファチジルコリンを三弗化ホウ素メタノ
ール法でメチルエステル化し、キャピラリーカラムガス
クロマトグラフィー(液相:力−ポワックス−20M、
25m、 170℃)で脂肪酸組成を測定した。その結
果、ドコサヘキサエン酸は41%で、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸が各約10%を占めていた。
このホスファチジルコリンをホスホリパーゼA2で加水
分解し、三弗化ホウ素メタノール法でメチルエステル化
し、キャピラリーカラムガスクロマトグラフィーでSn
−2位の脂肪酸組成を測定した。その結果、ドコサヘキ
サエン酸は82%であり、その他に数本の微小ピークが
認られた。
また、ホスファチジルコリンの過酸化脂質量は、電位差
滴定法(自動滴定装置GT−05、三菱化成工業■製)
で測定した結果、27.5meq、/kgであった。
分取されたホスファチジルコリンの一部500mgを6
00μlのメタノールに?8解し、ホスホリパーゼC(
シグマ社製、No、 E C3,1,4,3;バチルス
・セレウス(Bacillus cereus)起源)
を300unit。
0.2M )リス−塩酸緩衝液(pt(7,4)を5−
10.05M塩化カルシウムを3w+1.エチルエーテ
ルを3 ml加えた。反応混合物をスクリューキャップ
付20mfの試験管中にテフロンスターターバーと共に
加えて、35℃で1時間激しく攪拌しながらインキユベ
ーシッンした。
反応混合物にエチルエーテルl Q mlを加えてから
分液漏斗に移し、抽出後、窒素気流下で濃縮した。
エチルエーテルで抽出された反応混合物中の未反応のホ
スファチジルコリンを除去するため、アセトンをl d
加え、ホスファチジルコリンを沈澱させた。エチルエー
テル層を硫酸ナトリウムで脱水し、さらに、窒素気流下
で脱溶媒して目的のコリン基が切除されたジアシルグリ
セロールが420mg得られた。
得られたジアシルグリセロールは油状であり、クロロホ
ルム、ヘキサンに可溶で水に不溶であった。
薄層クロマトグラフィーのクロロホルム/メタノール/
水系(65/ 25/ 4. vol/vol/vol
)展開溶媒で反応前後の成分を測定した。
反応後の成分のRf値は、反応前の0.3から0.8に
変化し、ドラーゲンドルフ試薬とディトマー・レスター
試薬に対する発色が陽性から陰性に変化した。クロロホ
ルム/アセトン/メタノール系(90/ 9 /1. 
vol/vol/vol)展開溶媒で標準体として未蒸
留モノグリセリドと共に反応後の成分を測定した。
反応後の成分はRf値が0.65で、標準体のSn−1
位、2位ジアシルグリセロールの位置に相当していた。
本成分はFAB−MSによって、分子量640(CM 
+ N a ) 663)、分子1t666(CM +
 N a )689)および分子量668((M + 
N a ) 691)が認められた(第1図)。
大施1 採卵後直ちに冷凍したニジマスの受精卵を窒素気流下で
解凍した。この原料1500 gをクロロホルム/メタ
ノール(2/1. vol/vol)混液61に入れ、
窒素気流下、T、11.ホモミキサー(特殊機工工業製
)で高速で剪断抽出しながら水冷状態下30分間ホモゲ
ナイズした。
懸濁液をブッフナー漏斗で濾過し、濾液と乳灰色の湿ケ
ーキに分けた。乳灰色の湿ケーキ910gを上記溶媒2
1に入れ、上記と同一の条件で処理した。同様に懸濁液
から濾液と湿ケーキに分けた。
乳灰色の湿ケーキ780gを上記溶媒21に入れ同一条
件で処理した。さらに3回目の懸濁液から濾液と湿ケー
キの濾別を行った。全濾液を集めて遠心分離し、上澄液
にクロロホルム3Nと蒸留水3βを加えて、よく水洗し
た後、遠心分離で二層に分離した。
下層のクロロホルム層を集めて、窒素気流下、ロータリ
ーエバポレーターを用い、30℃で濃縮し、溶媒留去の
最後にベンゼン100 mlを加えて脱水を行いながら
脱溶媒した。溶媒を留去した抽出物を真空デシケータ−
で−昼夜乾燥して得られた全脂質の重量は、127g 
(対原料収率8.5%)であった。
得られた全脂質を水冷アセトン1.3 I!中に入れ、
窒素気流下、スリーワンモータータイプ600CM(新
来科学製)で20Orpmで回転しながら10分間抽出
した。アセトン懸濁液を冷却したブッフナー漏斗で濾過
し、沈澱を回収した。この沈澱に、上記同様の冷アセト
ン処理を4回繰り返して、完全に中性脂質を除いたリン
脂質分画57g(総脂質中45.2%)を得た。リン脂
質全量をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(富士ゲ
ルCG−3、水戸化学製、5ψX 40cmカラムに7
00cc)に付した後、クロロホルム−メタノール(4
/ 1. vol/vol)混液の溶離液系でホスファ
チジルコリン以前に溶出するホスファチジルエタノール
アミン等のリン脂質を除去した。
さらに純粋なホスファチジルコリンを分画するためクロ
ロホルム−メタノール(3/2. vol/vol)混
液の溶離液系で溶出させた。溶離液500−ずつ分画し
、各分画を薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:クロロ
ホルム−メタノール−水65 /25/4、 vol/
vol/vol)で測定した。薄層クロマトグラフィー
上ノRf4eL0.20〜0.30(ホスファチジルコ
リン)にシングルスポットのみが認められる分画を集め
て、窒素気流下で脱溶媒を行い、純ホスファチジルコリ
ンを19g得た。
次いで、得られたホスファチジルコリンを190−のベ
ンゼンに溶解してクロマトグラフィー用サンプル溶液と
した。サンプル溶液は、全自動分取型液体クロマトグラ
フィー(東洋曹達工業製、HL C−837)にODS
充填カラム(OD S −120T。
φ55mm X 60cm)を装着し、溶離液としてメ
タノールを40d/minの速度で流しながら、5 a
llを自動注入し、目的物のメインピーク部を連Vt3
2回分取した。分取区分を窒素気流下で脱溶媒して目的
物のホスファチジルコリンを13.9 g得た。
このホスファチジルコリンを実施例1と同様に分析した
ところ、脂肪酸組成としてドコサヘキサエン酸を40%
含有しており、またホスホリパーゼA2で加水分解して
得たSn−2位の脂肪酸組成は、ドコサヘキサエン酸を
83%含有していた。また、過酸化脂質量は、23.8
meq、/kgであった。
分取されたホスファチジルコリンの一部700mgを8
00μlのメタノールに溶解し、ホスホリパーゼC(シ
グマ社製、No、 E C3,1,4,3;クロスト記
リジウム・ベルフリンゲンス(Clostridium
perfringens)起源)を400unit、 
0.2M トリス−塩酸緩衝液(pH7,4)を611
14!、 0.05M塩化カルシウムを3.5−、エチ
ルエーテルを4 ml加えた。反応混合物をスクリュー
キャップ付20−の試験管中にテフロンスターターバー
と共に加えて、35℃で1時間激しく攪拌しながらイン
キュベーションした。
反応混合物にエチルエーテル12ψXを加えてから分液
漏斗に移し、抽出後、窒素気流下で濃縮した。
エチルエーテルで抽出された反応混合物中の未反応のホ
スファチジルコリンを除去するため、水冷アセトンをl
 ml加え、ホスファチジルコリンを沈澱させた。エチ
ルエーテル層を硫酸ナトリウムで脱水し、さらに、窒素
気流下で脱溶媒して目的のジアシルグリセロールが59
8mg得られた。
得られたジアシルグリセロールは油状であり、クロロホ
ルム、ヘキサンに可溶で水に不溶であった。
薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;クロロホルム/メ
タノール/水系(65/ 25/ 4. vol/vo
l/vol))で反応前後の成分を測定した。
反応後の成分のRf値は、反応前の0.3から0.8に
変化し、ドラーゲンドルフ試薬とディトマー・レスター
試薬に対する発色が陽性から陰性に変化した。さらに、
薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/ア
セトン/メタノール系(90/ 9 / 1. vol
/vol/vol)で標準体として未蒸留モノグリセリ
ドと共に反応後の成分を測定した。
反応後の成分はRf値が0.65で、標準体のSn−1
位、2位ジアシルグリセロール(−船名β−ジアシルグ
リセロール)の位置に相当していた。本成分は、FAB
−MSによって分子量640(CM+分子1ft668
((M + N a ) 691)が認められた。
大施炭ユ タラの卵500gを実施例1と同様に溶剤処理して、脂
!14g(対原料収率2.8%)を得た。この脂質の全
量を実施例1と同様にシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付して同様に処理し、薄層クロマトグラフィーで
Rf値0.20〜0.35のシングルスポットを示す純
ホスファチジルコリン分画4.8gを得た。
次いで、この純ホスファチジルコリンを実施例1と同様
に全自動大量分取液体クロマトグラフィーに付して、連
続14回自動分取を繰り返し、メインビークを分取して
、目的のホスファチジルコリン3.3gを得た。
このホスファチジルコリンを実施例1と同様に分析した
ところ、脂肪酸組成としてドコサヘキサエン酸を40%
含有しており、また、ホスホリパーゼA2で加水分解し
て得たSn−2位の脂肪酸組成は、ドコサヘキサエン酸
を82%含有していた。
また、過酸化脂質量は15.6meq、/kgであった
次いで、分取されたホスファチジルコリンの一部500
mgを、実施例1と同じホスホリパーゼCを用いて同様
に処理し、コリン基が切断された目的のジアシルグリセ
ロール370mgを得た。このジアシルグリセロールは
、実施例1と同じ試験をした結果、同様の性状と特性値
を示したので、Sn−2位にドコサヘキサエン酸を含有
するドコサヘキサエニルジアシルグリセロールであると
認められた。
去新11上 ニシンの卵500gを実施例1と同様に溶剤処理して、
脂質13.5g(対原料収率2.7%)を得た。この脂
質の全量を実施例2と同様にシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付して同様に処理し、薄層クロマトグラフ
詩−でRf値0.20〜0.35のシングルスポットを
示す純ホスファチジルコリン分画5.3gを得た。
次いで、この純ホスファチジルコリンを実施例1と同様
に全自動大量分取液体クロマトグラフィーに付して、連
続11回自動分取を繰り返し、メインビークを分取して
、目的のホスファチジルコリン3.9gを得た。
このホスファチジルコリンを実施例1と同様に分析した
ところ、脂肪酸組成としてドコサヘキサエン酸を42%
含有しており、また、ホスホリパーゼA2で加水分解し
て得たSn−2位の脂肪酸組成は、ドコサヘキサエン酸
を85%含有していた。
また、過酸化脂質量は9.8meq、/kgであった。
次いで、分取されたホスファチジルコリンの一部700
mgを、実施例2と同じホスホリパーゼCを用いて同様
に処理し、コリン基が切断された目的のジアシルグリセ
ロール512mgを得た。このジアシルグリセロールは
、実施例1と同じ試験をした結果、同様の性状と特性値
を示したので、Sn−2位にドコサヘキサエン酸を含有
するドコサヘキサエニルジアシルグリセロールであると
認められた。
試験例 実施例で得られた化合物を用いて、フレンド白血病細胞
(マウス赤芽球性白血病細胞、B8細胞)に対する制癌
活性を確認した。RA MのF−12培地(GIBCO
製)に、15%の牛胎児血清および60mg/Itのカ
ナマイシンを加えたものに、25 X 10’cell
/−となるようにB8細胞を接種し、これに各実施例で
得られた化合物を250IIg加えた。この際、最終容
量は5 mlであった。
8.0%炭酸ガス中、37℃で7日間培養した後、オル
キンのベンチジン染色法により染色し、染色された細胞
数、即ち、赤血球への分化によりヘモグロビンを産生ず
るようになった細胞数を測定し、全細胞数に対する染色
された細胞数の百分率から、分化誘導率(%)を求めた
。実施例で得られた化合物は、両者とも50躍/−の濃
度で80%の分化誘導率があった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例1で得られたジアシルグリセ
ロールの質量分析計F A B −M S (Pos、
)による質量スペクトルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ドコサヘキサエン酸をSn−2位に結合しているSn
    −1,2−ジアシルグリセロールの製造にあたり、水産
    動物の卵を原料としてホスファチジルコリンを分離し、
    次いで逆相分配カラムクロマト処理した後にホスホリパ
    ーゼCで加水分解することを特徴とするドコサヘキサエ
    ノイルジアシルグリセロールの製造法。
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