JPH01159461A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

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Publication number
JPH01159461A
JPH01159461A JP62318282A JP31828287A JPH01159461A JP H01159461 A JPH01159461 A JP H01159461A JP 62318282 A JP62318282 A JP 62318282A JP 31828287 A JP31828287 A JP 31828287A JP H01159461 A JPH01159461 A JP H01159461A
Authority
JP
Japan
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plunger
fuel
lead
barrel
injection
Prior art date
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Pending
Application number
JP62318282A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Senda
二郎 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority to JP62318282A priority Critical patent/JPH01159461A/ja
Publication of JPH01159461A publication Critical patent/JPH01159461A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/20Varying fuel delivery in quantity or timing
    • F02M59/24Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke
    • F02M59/26Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke caused by movements of pistons relative to their cylinders
    • F02M59/265Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke caused by movements of pistons relative to their cylinders characterised by the arrangement or form of spill port of spill contour on the piston

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内燃機関用の燃料噴射ポンプに関するもので
ある。
(従来技術及びその問題点) 一般にディーゼル機関においては、低速運転時には燃料
噴霧の着火遅れ機関が高速運転時に比べて長く、このた
め、低速運転時においては着火後、燃焼が急激に行われ
、気筒内の圧力上昇率が大きくなり、これにより大きな
燃焼騒音が発生するという問題がある。
このような燃焼騒音を抑制するには、その発生原因から
考えて、燃焼に伴う気筒内の圧力上昇率を抑えること、
換言すれば気筒内における混合気の燃焼を緩慢に行なわ
せることが有効であり、これを実現するものとして、例
えば実開昭59−30555号公報に開示される如く2
段噴射方式を採用した技術が知られている。
また、アイドリング時等の特に燃焼騒音が問題になる低
負荷運転時にだけ燃料を2段噴射し、中高負荷運転時に
は高出力化が可能な1段噴射に戻すようにした特願昭θ
l−118982号を、本件出願人が既に出願している
ところで、最近、中高負荷運転の任意の運転域で、筒内
最高圧力や燃焼音を低減するために燃料を2段噴射する
ことが要望されているが、斯かる2段噴射が可能な燃料
噴射ポンプは未だ知られていない。更に、1段目噴射率
(初期噴射率)が可変なこの種の燃料噴射ポンプも知ら
れていない。
(発明の目的) 本発明は、中高負荷運転の任意の運転域で燃料を2段噴
射でき、且つ1段目の初期噴射率が可変な燃料噴射ポン
プを提供することを目的としている。
(発明の構成) (1)技術的手段 本発明は、バレル内でプランジャを往復動させることに
より燃料を加圧、圧送可能とする一方、前記プランジャ
の頭部の外周面に、プランジャ頂面に連通ずる斜溝状の
下部リードを形成し、前記プランジャとバレルとを適宜
に相対回動させて該リードと前記バレルに形成したバレ
ルポートとの 。
連通タイミングを調整することによって燃料噴射量を調
量するようにした燃料噴射ポンプにおいて、前記バレル
のバレルポートを、横方向に長い溝状のスリットボート
に形成し、前記プランジャの外周面を上下に切り欠いて
プランジャ頂面と下部リードを連通ずる燃料逃し通路を
形成し、プランジャの頭部外周面に、前記バレル及びプ
ランジャの相対回動範囲で前記スリットボートと連通可
能な平行溝を形成し、この平行溝と前記燃料逃し通路が
連通ずる燃料リーク部最小断面積A sin、を調整可
能に設定し、前記プランジャ頭部がスリットボートを°
閉塞し、且つ平行溝がスリットボートと連通しない状態
でプランジャが摺動する1次噴射ストロークSlを調整
可能に設定し、負荷が増加するに連れて前記1次噴射ス
トロークS1が増減するような上部リードをプランジャ
頂面に形成し、前記1次噴射ストロークSl及び燃料リ
ーク部最小断面積A min、を任意に調整することに
よって、2段燃料噴射を任意の運転域で得るとともに、
上部リードで負荷に応じて1次噴射ストロークS1を可
変にしたことを特徴とする燃料噴射ポンプである。(2
)作用 1次噴射ストロークS1及び燃料リーク部最小断面積A
 sin、を調整することによって、2段噴射する中負
荷運転時の運転域を任意に調整する。
上部リードで1次噴射ストロークSLを制御し、初期噴
射率を可変にする。
(実施例) (1)第1実施例 第1図には本発明の第1実施例に係るディーゼル機関用
燃料噴射ポンプが示されており、第1図において符号1
0は取付フランジ一体形のポンプ本体、11はポンプ本
体10内に嵌挿固定されたバレルであり、該バレル11
の一方の側面、即ち図中の左側面にはその円周方向に延
びる横長矩形状のスリットボート12(バレルポート)
が形成されている。
このバレル11の軸心部には前記スリットポ−ト12に
連通ずるようにしてプランジャ挿入孔13が形成されて
いる。プランジャ挿入孔13内には、プランジャ14が
相対回動自在且つ摺動自在に嵌挿されており、該プラン
ジャ14をプランジャスプリング15のばね力と燃料カ
ム16のカム作用とによって軸方向に往復動させること
により、頂面17上に形成される高圧室18内に吸入し
た燃料を加圧し、これをデリベリバルブ20を介してエ
ンジン(図示せず)の各気筒に設けられたインジェクタ
ー(図示せず)に圧送するようになっている。
また、第1図中で符号21はプランジャ14に対して円
周方向に係合可能に取付けられたプランジャ回動輪であ
り、該プランジャ14は、調量操作子22により該回動
輪21に噛合するラックギヤ23を適宜に押引操作する
ことによりバレル11内において相対回動せしめられ、
所定の調量作用を行うようになっている。即ち、プラン
ジャ14の頭部24の外周面25には、第2図、第3図
に示すように、その頂面17から適宜離間して斜溝状の
下部リード26が略その半周に亘って形成されている。
なお、第1図中の28はスリットポート12へ燃料を流
通する供給パイプである。
プランジャ14には、外周面25を上下に切り欠いた燃
料逃し縦溝42を設けである。この燃料逃し縦溝42は
低ラック位置で前記スリットポート12に連通ずるよう
に図中の右端部に配置されている。燃料逃し縦溝42は
平行溝35とEに亘って連通し、この場合には燃料リー
ク部最小断面積A win、は、 A min、−B X E  −(i)になる。また、
連通部46の部分で低ラック位置において、スリットポ
ート12と高圧室18が連通し、低ラック位置での1次
噴射量を減少、消失させる機能を果たす。
したがって、プランジャ挿入孔13をバレル11に対し
て相対回動させて該プランジャ14の下部リード26と
バレル11のスリットポート12との相対的な連通タイ
ミングを変化させ、該スリットポート12の閉塞期間を
調整することにより燃料の噴射量が調整される。
前記デリベリバルブ20は第4図、第5図に示すように
、弁体30、弁座31からなり、デリベリスプリング3
2(第1図)で弁体30を弁座31に付勢して開閉する
ようになっている、弁体30には第6図に示すように環
状のカラー33が一体に形成されており、デリベリバル
ブ20の閉弁時(燃料噴射終了時期)に第4図中で吸い
戻しストロ−291分だけ燃料を吸い戻す機能を備えて
いる。なお、この実施例のカラー33には従来から周知
のアングライヒカットは設けられていない。
このようなスリットポート12とこれに重合連通する下
部リード26との組合せよりなる調量機構は従来から公
知のものであるが、この実施例においてはこれに止まら
ず、更にこの調量機構部分に、各負荷運転時において2
段噴射特性を発揮する運転域を任意に調整し得る機能を
も備えている。
第2図で、プランジャ14の頭部24には略水平な平行
溝35が外周面25(第3図)から2だけ切込まれてい
る。この平行溝35は頂面17からYの寸法だけ下がっ
た位置にBの高さで形成されている。
次に、平行溝35と前記スリットポート12の位置関係
は、上部逆リード50とスリットポート12の上縁が一
致した状態で詳しくは後述する1次噴射ストロークS1
を隔て、プランジャ14が上昇した状態で2次噴射スト
ロークS2を隔てている。スリットポート12の大きさ
は幅す、高さaに設定されている。したがって、上部逆
リード50とスリットポート12が接合しない位置で1
次噴射ストロークsiは、 3l−Y−a  ・・・(2) になる。なお、スリットポート12は図示の長方形断面
の矩形に限らず、第3a図の左右両端部が円弧状の小判
形長孔状や、第3b図の複数の小径孔や、第3c図の左
肩部を切り欠いた矩形でもよい。
以上の(1)式及び(2)式に示す燃料リーク部最小断
面積A l1lin、と1次噴射ストロークS1は一旦
設定した後には、可変ではないが、エンジンの要求する
燃料噴射特性に合わせて任意の値に設定することか可能
で、詳しくは後述するように燃料リーク部最小断面積A
 1n、と1次噴射ストロークS1の値を変更すること
で、従来2段噴射を得られなかった中高負荷運転時にも
2段噴射特性を発揮し得る。
前記下部リード26は頂面17からXだけ下がった位置
にθLの角度で傾斜し、zl  (第3図)の深さで外
周面25から切込まれている。
更に、プランジャ14の頂面17左半部には左下りに斜
め切欠き状の上部逆リード50(上部リード)がプラン
ジャ14の中心線Oから左側の部分に幅P (第3図)
の範囲にβの傾斜角度で形成されている。この上部逆リ
ード50は、詳しくは後述するように負荷の増減に応じ
て、前記1次噴射ストロークS1を可変にする機能を備
えている。
上部逆リード50の傾斜角度βと前記下部り一ド26の
傾斜角度θLの関係は θL〉β ・・・(3) の関係に設定しである。
次に作用を説明する。前記スリットポート12付きのバ
レル11と平行溝35付きのプランジャ14による2段
噴射行程を示す第8図において、(a)の状態ではプラ
ンジャ14の頂面17とスリットポート12の下縁が一
致しており、この状態ではプランジャ14が上〜昇して
も、高圧室18内の燃料を圧縮しない。次に、(b)で
頂面17とスリットポート12の上縁が一致すると、ス
リットポート12はプランジャ14で閉塞され、プラン
ジャ14の上昇にともなって高圧室18の燃料が圧縮さ
れ始め、噴射パターンを示す(X)のθ1から1次噴射
11が始まる。この1次噴射Itは平行溝35がスリッ
トポート12と連通ずる迄の前記1次噴射ストロークS
tの間で噴射し、(e)で平行溝35の上縁とスリット
ポート12の下縁が一致すると、燃料逃し穴27、絞り
通路36を通じてスリットポート12と高圧室18が連
通し、高圧室18の燃料の圧縮行程が一旦終了し、(x
)の02で1次噴射IIが終了する。
(d)の状態では、平行溝35と燃料逃し穴27を通じ
てスリットポート12と高圧室18が連通しているので
、プランジャ14が上昇しても高圧室18の燃料は圧縮
されず、(X)のΔθ″の区間で燃料噴射が停止する。
やがて、(e)で平行溝35の下縁とスリットポート1
2の上縁が一致すると、再び、高圧室18は密閉され、
(X)のθ3で2次噴射I2が始まる。この2次噴射I
2は前記S2の区間に亘って続き、(r)で下部リード
26とスリットポート12の下縁が一致し、下部り一ド
26、連通孔37(第2図)を経てスリ・ットボート1
2と高圧室18が連通ずる時点、即ち(X)のθ4で2
次噴射I2が終了する。
したがって、(X)の△θ及びΔθ゛は、Δθ−SL 
+a+B  ・・・(4)Δθ°■a+8  ・・・(
5) になる。ここで、角度△θ、Δθ゛は上式各右辺の寸法
に対応するカムリフト特性より得られる角度である。
以上のように、1次噴射ストロークSlによって1次噴
射Ifが発生し1.(X)の2段噴射特性が生じ始める
回転数Ncが第9図の特性C3のように変化する。
また、低回転状態ではプランジャ14の摺動速度も遅い
ので、前記燃料リーク部最小断面積A1n2が小さくて
も絞り通路36を通じて燃料を流通させて、スリットポ
ート12と高圧室18を連通ずることが可能であるが、
エンジンの回転数の上昇にともなってプランジャ14の
摺動速度が速くなり、小さな燃料リーク部最小断面積A
m1n、では絞り作用があるので、粘性のある燃料を極
短時間の内に流通させることが出来なくなり、第8図(
X)のΔθ゛が無くなり、1次噴射!■と2次噴射I2
が連続して行われ、2段噴射から1段噴射に変わる。こ
の2段噴射から1段噴射に遷移する回転数Nrは第10
図のように燃料リーク部最小断面禎Am1n、に応じて
特性C4のように変化する。
したがって、この1次噴射ストロークS1と燃料リーク
部最小断面積A min、を適宜に調整することで、第
11図の回転数Ncと回転数Nrを任意に制御すること
が可能である。第11図中で下段の特性C5は燃料噴射
EIQが少ない低負荷時を示し、上段の特性C6は燃料
噴射量Qが多い高負荷時を示している。この特性C6で
は詳しくは後述するように、前記上部逆リード50によ
るロードタイマ機能で、特性C6°、C6゛の1次噴射
量Q1が特性C5の特性C5’、C5”より遅れる(リ
タード動作)。また、特性C5°は1次噴射量Qlの噴
射量が2次噴射量Q2より増える傾向を示し、特性C5
°“では1次噴射量Qlだけの1段噴射になる。
第7図のように、デリベリバルブ20のカラー33にア
ングライヒカット40を形成した場合には、第4図の弁
体30が閉弁する際に、このアングライヒカット40部
分から燃料が流れ、吸い戻しストロークillによる燃
料吸い戻し量をアングライヒカット40からの燃料漏れ
量だけ低減するようになっている。燃料吸い戻し量が減
ると、その分だけデリベリバルブ20からインジェクタ
ーまでの管内の残圧が高くなり、結果的に残圧上昇分に
応じて燃料噴射量が増える。
第11図に示すように、アングライヒカット40の残圧
付加によって回転数N1燃料噴射ff1Qが小さな領域
、即ち領域DXで2段噴射特性が発生する。
第12図のように、この実施例の場合は前記デリベリバ
ルブ20(第1図)に低負荷時の燃料噴射量Qを増加さ
せる機能を果たすアングライヒカットが設けられていな
いので、回転数N1燃料噴射量Qの両者が小さな運転域
では前述の管内残圧が発生せず、1次噴射I!も発生し
ない。一方、中負荷時では、1次噴射ストロークS1と
燃料リーク部最小断面積A sin、を任意に設定する
ことによって第12図の(a) 〜(d)の領域Da−
Ddのように2段噴射特性を発揮する運転域を任意に調
整し得る。
したがって、従来では2段噴射特性を発揮出来なかった
中高負荷時で2段噴射特性を発揮して、エンジンの筒内
圧の急激な上昇を緩和し、エンジンの燃焼音を低減する
次に第13図、第14図で、前記上部逆リード50によ
るロードタイマ機能を説明する。高速時の状態を示す第
13図において、プランジャ14はスリットポート12
に対して左方へ回動し、スリットポート12はプランジ
ャ14の右側部分に位置する。更に、高速低負荷時には
スリットポート12は中心線Ofに沿って昇降し、前述
の通りスリットポート12の下縁と平行溝35の上縁と
の距離が1次噴射ストロークStになる。この中心線O
1上ではスリットポート12の上縁が平行溝35の下、
縁で閉塞されると同時に、スリットポート12の下縁が
下部リード26の上縁と一致し、2次噴射ストロークS
2は零になる。
高速高負荷時には、中心線02に沿ってスリットポート
12が昇降し、上部逆リード50とスリットポート12
の上縁が一致した状態で短い1次噴射ストロークSL’
を発生し、下部リード26とスリットポート12の下縁
が一致した状態で長い2次噴射ストロークS2°が発生
する。この1次噴射ストロークSl°は1次噴射ストロ
ークStと比べてリタードahだけ1次噴射開始時期が
上部逆リード50によって遅れることになる。
次に第14図の低速時には、プランジャ14はスリット
ポート12に対して右方へ回動し、スリットポート12
はプランジャ14の左側部分に位置する。更に、低速低
負荷時にはスリットポート12は中心線03に沿って昇
降し、前述の通りスリットポート12の下縁と平行溝3
5の上縁との距離が1次噴射ストロークS1になる。こ
の中心線03上ではスリットポート12の上縁が平行溝
35の下縁で閉塞されている間に、2次噴射ストローク
S2が発生する。
低速高負荷時には、中心線03に沿ってスリットポート
12が昇降し、上部逆リード50とスリットポート12
の上縁が一致すると同時に、スリットポート12の下縁
と平行溝35の上縁が一致し、1次噴射ストロークSl
°は零になる。下部リード26とスリットポート12の
下縁が一致した状態で長い2次噴射ストローク82“が
発生する。
このときも1次噴射ストロークSL’は1次噴射ストロ
ークS1と比べてリタード量りだけ1次噴射開始時期が
上部逆リード50によって遅れる。
以上のように、上部逆リード50によって高負荷時には
低負荷時よりリタード量りだけ1次噴射開始時期が遅れ
、所謂ロードタイマ機能を発揮する。同時に、上部逆リ
ード50の傾斜によって1次噴射ストロークS1がS1
°に連続的に変化し、第11図のように1次噴射量を制
御し、−層燃焼音を静粛化する。更に、高速低負荷時、
高速高負荷時は、それぞれ低速低負荷時、低速高負荷時
と比べて上部逆リード50の作用により圧縮開始時期が
早くなり、所謂回転タイマの機能も得られる。
(2)第2実施例 この第2実施例では、第1実施例と比べて、主としてプ
ランジャ14に形成された上部リードの形状及び配置が
異なるだけであるので、以下相違点だけを説明し、同−
又は相当部分には同一符号を付して図示する。
第15図、第16図のように、プランジャ14の頂面左
半部分には右下りに切り欠いた上部正リード60が範囲
Pにわたって形成しである。この上部正リード60の傾
斜角度もβである。
以上の第2実施例では、第17図のように低速時の特性
C5”と特性C6゛との間では、1次噴射時期が略同じ
になり、高速時の特性C5゛°と特性C6−との間では
、1次噴射時期が上部正リード60のタイマ機能によっ
て進角する。この第2実施例でも前記アングライヒカッ
ト40を設けた場合には領域Dxで2段噴射が発生する
まず、第18図では高速低負荷時に中心線01上をスリ
ットポート12が昇降し、短い1次噴射ストロークSl
と2次噴射ストロークS2が発生する。高速高負荷時に
は、スリットポート12は中心線02上を昇降し、上部
正リード60の傾斜による進角量h1だけ進角しながら
、長い両噴射ストロークS1°、S2°になる。
同様に低速時の第19図でも低速低負荷時(中心線03
)の短い両噴射ストトロークSL、S2から、上部正リ
ード60による進角量htだけ進角しながら、低速高負
荷時(中心線04)の長い両噴射ストロークSt’、S
2°になる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による燃料噴射ポンプでは、
1次噴射ストロークS1及び燃料リーク部最小断面積A
n+in、をエンジンの要求特性に応じて予め任意に調
整できるようにしたので、第12図のように2段噴射す
る運転域を領域Da−Ddのように任意に設定すること
ができ、従来では低減することができなかった中負荷時
の燃焼音を静粛化することができる。
また、上部逆リード50或は上部正リード60のタイマ
機能によって、1次噴射ストロークSlをエンジン回転
数に応じて可変にすることができ、高速時の2段噴射特
性を一層適正化できる。
しかも、1次噴射噴射開始時期を負荷に応じて調整でき
るので、更に燃焼音が静粛になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す縦断面図、第2図は
プランジャの側面図、第3図は第2図の■矢視図、第3
a図、第3b図、第3C図はそれぞれバレルポートの別
の実施例を示す構造略図、第4図はデリベリバルブの縦
断面図、第5図はデリベリバルブの弁体の側面図、第6
図は第5図のA−A断面図、第7図はアングライヒカッ
トを示す縦断面図、第8図は2段噴射の行程図、第9図
は2段噴射が生じ始める回転数−1次噴射ストロークの
グラフ、第1O図は遷移回転数−燃料リーク部最小断面
積のグラフ、第1I図は回転数−燃料噴射量のグラフ、
第12図は1次噴射ストローク及び燃料リーク部最小断
面積を調整した場合の回転数−燃料噴射量のグラフ、第
13図は高速時のプランジャとスリットポートとの位置
関係を示す構造略図、第14図は低速時のプランジャと
スリットポートとの位置関係を示す構造略図、第15図
は第2実施例のプランジャの側面図、第16図は第15
図のa矢視図、第17図は第2実施例の 回転数−燃料
噴射量のグラフ、第18図は第2実施例の高速時のプラ
ンジャとスリットポートとの位置関係を示す構造略図、
第19図は第2実施例の低速時のプランジャとスリット
ポートとの位置関係を示す構造略図である。 10・・・ポンプ本体、11・・・バレル、12・・・
スリットポート、14・・・プランジャ、20・・・デ
リベリバルブ、26・・・下部リード、35・・・平行
溝、36・・・絞り通路、42・・・燃料逃し縦溝、5
o・・・上部逆リード、60・・・上部正リード 特許出願人 ヤンマーディーゼル株式会社第1図 第12図 I/)       鱒 第14図 第3a図 第36図 x   ooo。 第13図 第3c図 ど=コ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バレル内でプランジャを往復動させることにより
    燃料を加圧、圧送可能とする一方、前記プランジャの頭
    部の外周面に、プランジャ頂面に連通する斜溝状の下部
    リードを形成し、前記プランジャとバレルとを適宜に相
    対回動させて該リードと前記バレルに形成したバレルポ
    ートとの連通タイミングを調整することによって燃料噴
    射量を調量するようにした燃料噴射ポンプにおいて、前
    記バレルのバレルポートを、横方向に長い溝状のスリッ
    トポートに形成し、前記プランジャの外周面を上下に切
    り欠いてプランジャ頂面と下部リードを連通する燃料逃
    し通路を形成し、プランジャの頭部外周面に、前記バレ
    ル及びプランジャの相対回動範囲で前記スリットポート
    と連通可能な平行溝を形成し、この平行溝と前記燃料逃
    し通路が連通する燃料リーク部最小断面積Amin.を
    調整可能に設定し、前記プランジャ頭部がスリットポー
    トを閉塞し、且つ平行溝がスリットポートと連通しない
    状態でプランジャが摺動する1次噴射ストロークS1を
    調整可能に設定し、負荷が増加するに連れて前記1次噴
    射ストロークS1が増減するような上部リードをプラン
    ジャ頂面に形成し、前記1次噴射ストロークS1及び燃
    料リーク部最小断面積Amin.を任意に調整すること
    によって、2段燃料噴射を任意の運転域で得るとともに
    、上部リードで負荷に応じて1次噴射ストロークS1を
    可変にしたことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  2. (2)前記上部リードは、高負荷時に1次噴射開始時期
    を遅らせるように傾斜した上部逆リードである特許請求
    の範囲第1項記載の燃料噴射ポンプ。
  3. (3)前記上部リードは、高負荷時に1次噴射開始時期
    を進角するように傾斜した上部正リードである特許請求
    の範囲第1項記載の燃料噴射ポンプ。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5371722A (en) * 1976-12-09 1978-06-26 Toyota Motor Corp Plunger type multi-stage fuel injection pump
JPS54105618A (en) * 1978-02-06 1979-08-18 Ito Tetsukoushiyo Kk Method of minimizing fuel consumption when diesel engine is lightly loaded
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