JPH01159187A - 産業用ロボットの制御方法 - Google Patents

産業用ロボットの制御方法

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JPH01159187A
JPH01159187A JP31659687A JP31659687A JPH01159187A JP H01159187 A JPH01159187 A JP H01159187A JP 31659687 A JP31659687 A JP 31659687A JP 31659687 A JP31659687 A JP 31659687A JP H01159187 A JPH01159187 A JP H01159187A
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bending
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司 山崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は産業用ロボットの制御方法に関し、さらに詳
しくは、直線的な構造部分を加工対象とするワークをロ
ボットハンドで把持しながら、位置検出が可能な少なく
とも2個のセンサを用いて、工作機械の所定部位に対し
前記直線的な構造部分が略平行となるように移動制御し
高精度で配置する制御方法に間する。
(従来の技術) 産業用ロボットを利用してワークの加工等を行なう際に
、例えばワークの直線的な構造部分を工作機械の所定部
位に平行に配置させないような場合がある。
例えば、四隅に切り欠きを持つ矩形の板金をロボットに
把持させながら、この板金の四辺を折曲げ装置により順
次同一方向に直角に折曲げ、箱状の製品を形成するよう
な工程がある。
ロボットは、板金をその積載場所から一枚ずつ掴み取り
、先ず特定の一辺が上記折曲げ装置の金型の長手方向に
対し略平行になるよう移動しながら水平に配置する。折
曲げ装置が、例えば板金の上方からテーパ状の金具を押
付けながら下方両側から金型により押上げて折曲げる構
造のものであれば、折曲げ中は、板金は折曲げラインを
中心にしてその両側が持上がる。このため、ロボットは
板金の把持を緩め、その把持ポイントが上昇するのに追
随して上方に移動しなければならない。
また、−辺ずつ折曲げて行き、把持している側の辺を折
曲げる順が来たときには、ロボットは板金の異なる辺を
掴むために板金を把持し直す。
ところが、各辺の曲げの際に板金の持上がりに応じてロ
ボットは一旦板金の把持を緩め、持上がりの終点にて再
度把持し直すため、この間の板金の移動量の差異やブレ
等により板金の実際の把持ポイントとロボット内部での
認識位置との間に誤差が生じてしまう、この誤差のため
、次の工程で板金の他の部分についての折曲げなどの加
工を行なう際に、正確な位置及び向きに板金を配置する
ことができなくなり、加工精度が低下してしまうなどの
問題が生じる。
このような場合に従来は、工作機械等に複数の停止部材
、例えばビンとか突き当てゲージなどを設けておき、こ
の部材にロボットハンドでゆるく把持したワークの所定
部分を押し当てて上記停止部材に一致させるなどの方法
を採っていた。このようにして、ワークの直線的な構造
部分を工作機械の所定部位に略平行に配置させるなどの
目的を達し、またロボットの内部の認識位置との誤差を
解消させていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、このような従来の、停止部材へ押し当てて位
置を合わせるような方法では、概略の位置合わせはでき
ても、精密な寸法を出すことは不可能である0例えば加
工誤差を数十ミクロン以内に収めたいような場合には、
上述の押し当て方法では側底実現できないことは明らか
である。
また、ワークを停止部材に押し当てて面合わせさせる際
にブレが生じ、押し当て方向だけでなくこれと垂直な方
向(左右方向)にもワークが動いてしまうため、ロボッ
トが再度把持するときにこの方向の誤差を増加させてし
まうなどの問題も発生していた。
この発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたも
ので、ロボットによりワークの特定の加工部分を高精度
で工作装置の加工部に配置し、またその繰返しによる誤
差の増大を防止することのできる産業用ロボットの制御
方法を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) このような目的を達成するために、この発明に係る産業
用ロボットの制御方法にあっては、直線的な構造部分を
加工対象とするワークをロボットハンドで把持しながら
工作機械の所定部位に配置する産業用ロボットにおいて
、前記工作機械の少なくとも2ケ所に、前記ワークの直
線的な構造部分の前記工作機械の所定部位に対し垂直な
方向の位置を検出するセンサをそれぞれ設けて、この少
なくとも2個のセンサにより検出されるワークの前記構
造部分の位置に応じ、この構造部分を前記工作機械の所
定部位に対して平行にするための、ワークの特定の点を
移動中心とした、回転を含むロボットハンドの移動量と
方向及び経路を演算により求め、この演算により求めら
れたロボットハンドの移動量と方向及び経路に応じて、
ワークの特定の点を略中心としたロボットハンドの移動
を制御するとともに、前記構造部分が前記所定部位に略
平行となったか否かを前記センサの検出値により判定し
、略平行となるまで前記演算及び制御を繰返すことを特
徴とするものである。
(作用) このような産業用ロボットの制御方法であれば、工作機
械の少なくとも2ケ所に設けられなセンサにより、この
工作機械の所定部位に対し、ワークの直線的な構造部分
が略平行になっているか否かを測定しながら精密に配装
置することができるようになる。すなわち、少なくとも
2個のセンサにより検出されたワークの直線的な構造部
分の、前記工作機械の所定部位に対する位置情報から、
この直線的な構造部分が前記所定部位に対し平行になる
ための、このワークの特定の点を移動中心としな、回転
を含むロボットハンドの移動量と方向および経路を演算
により求める。そして、この求めた移動量と方向および
経路に応じてロボットハンドを移動制御する。さらに、
複数のセンサからの検出値により、前記構造部分が前記
所定部位に対し略平行となったか否かを判定しながら、
前記演算および移動制御を繰返すことにより、より正確
に平行に近い位置にワークを配置できるようになり、よ
り高精度な加工が可能になる。
(実施例) 以下、この発明に係る産業用ロボットの制御方法を実際
のシステムに適用した実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図および第2図は、この発明の産業用ロボットの制
御方法を板金を折曲げ加工するベンディングシステムの
ベンディングロボットに適用した一実施例の構成図であ
り、第1図は同システムの斜視図、第2図は同じく側面
図である。
第1図において、板金折曲げ加工装置1は、例えばプレ
スブレーキ等よりなるものである。
この板金折曲げ加工装置1の前側にベンディングロボッ
ト3が装着されている。このベンディングロボット3は
、X、Y、Z、A、Bの5つの可動軸を有している。
また板金折曲げ加工装置1の側部には、板金Wを収容し
たマガジン部5が設けられるとともに、折曲げ後の製品
Pを次工程に搬送する搬送装置7が配置されている。上
記マガジン部5や搬送装置7の構成は一般的な構成でよ
いものであるから、その詳細についての説明は省略する
上記板金折曲げ加工装置1は、−船釣なプレスブレーキ
と同様に、上部フレーム9を備えるとともに下部フレー
ム11を備えており、上部フレーム9には上型13が着
脱自在に装着されている。
また下部フレーム11には下型15が装着されている。
周知のように、上記構成のごとき板金折曲げ加工装置1
においては、上下のフレーム9.11の一方を昇降作動
し、上型13と下型15とを係合することにより、上型
13と下型15との間に介在された板金Wの折曲げ加工
を行うものである。
なお、詳細な図示を省略するが、この実施例においては
、下部フレーム11が昇降するように構成されている。
さらに板金折曲げ加工装置1には、前後方向(第2図に
おいて左右方向;Y軸方向)の板金Wの位置決めを行な
うバックゲージ17が前後方向へ移動位置決め自在に設
けられている。
そして、このバックゲージ17の複数箇所には、板金W
の当接を検出するセンサ19が装着されている。このセ
ンサ19は、例えば直動形のポテンションメータのごと
く、測長可能で、測定行程が比教的長い線形トランスジ
ューサよりなるものである。
このような構成により、通常の手段によってあらかじめ
位置決めされたバックゲージ17にベンディングロボッ
ト3が板金Wを当接して位置決めするとき、複数箇所の
各センサ19の出力が所定の出力値に一致したか否かを
検知することにより、板金Wの端縁が上下の金型13.
15による折曲げ線(以下、必要により曲げ軸Cと呼称
する)と平行であるか否かを知ることができ、板金Wの
正確な位置決めを行なうことができる。
上記センサ19からの出力信号は、上部フレーム9に装
着されたロボットコントローラ21に入力される。この
ロボットコントローラ21は、ベンディングロボット3
の作動、および板金折曲げ加工装置1における各作動部
の作動や上記バックゲージ17の作動を制御するもので
ある。そして上記各センサ19からの出力信号が入力さ
れたときには、各センサ19の出力値が所望の出力値と
なるように、ベンディングロボット3の作動を制御する
ものである。なお、ベンディングロボット3は、この実
施例においては昇降自在な下部フレーム11に一体的に
取付けたベースプレート23に装着されている。
より詳細には、上記ベースグレート23は、下型15の
長平方向に添う左右方向(X軸方向)に延伸してあり、
このベースプレート23の前面に第1移動台25がX軸
方向に移動自在に支承されている。この第1移動台25
には、上記ベースプレート23に備えなX軸方向のラッ
ク杆27に噛合したピニオン(不図示)が回転自在に設
けられているとともに、上記ピニオンを回転制御するた
めの第1サーボモータ29が設けられている。なお、第
1サーボモータ29がピニオンを回転駆動するための動
力伝達機構は一般的な構成でよいので、その詳細につい
ては説明を省略する。上記第1サーボモータ29は、例
えばステッピングモータ等よりなるものであって、エン
コーダのごとき位置検出装置を備えている。
上記構成により、第1サーボモータ29を作動すること
によって第1移動台25をX軸方向に移動することがで
き、かつ基準位置に対する第1移動台25のX軸方向の
移動位置を検知することができる。
第1図および第2図より明らかなように、上記第1移動
台25には、上部側が前後方向(Y軸方向)に拡大した
扇形状部31が設けてあり、この扇形状部31の上部に
は円弧状のラック部材33が設けられている。このラッ
ク部材33には、ラック部材33に添ってY軸方向に移
動自在の第2移動台35が支承されている。この第2移
動台35には、ラック部材33に噛合したピニオン(不
図示)が回転自在に設けられているとともに、上記ピニ
オンを回転駆動する第2サーボモータ37が装着されて
いる。この第2サーボモータ37は、第1サーボモータ
29同様にエンコーダのごとき位置検出装置を備えてい
るものである。
上記構成によ、す、第2サーボモータ37を駆動するこ
とによって、第2移動台35はラック部材33に添って
円弧状にY軸方向に移動される。上記第2移動台35の
Y軸方向の位置は、第2サーーボモータ37に備えた位
置検出装置によって検知される。
第1図および第2図より明らかなように、上記第2移動
台35には、第2移動台35の移動方向に対して直交す
る上下の2軸方向に移動自在な昇降支柱39が支承され
ている。この昇降支柱39には上下方向のラックが形成
しである。このラックと噛合したピニオン(不図示)が
上記第2移動台35に回転自在に支承されており、かつ
このピニオンを回転駆動する第3サーボモータ41が第
2移動台35に装着されている。この第3サーボモータ
41は第1サーボモータ29同様に位置検出装置を備え
ているものである。
上記構成により、昇降支柱39は、第3サーボモータ4
1の駆動によって上下動され、かつ上下動位置は位置検
出装置によって検知されることが理解されよう。
上記昇降支柱39の上部には、Y軸方向に延伸したアー
ム43が適宜に固定しである。このアーム43の先端部
には、板金Wの一側縁部を把持自在なロボットハンド4
5が装着しである。より詳細には、第1図、第2図に示
されるように、ロボットハンド45は、X軸と平行なり
軸を中心として上下方向に回動自在に設けられていると
ともに、上記B軸と直交するA軸を中心として旋回自在
に設けられている。
上記A軸を中心としてロボットハンド45を上下に回動
するための第4サーボモータ47およびB軸を中心とし
てロボットハンド45を上下に回動するための第5サー
ボモータ49が上記アーム43に装着されている。上記
第4、第5のサーボモータ47.49は、上述の第1サ
ーボモータ29同様に位置検出装置を備えているもので
ある。
なお、第4サーボモータ47によってロボットハンド4
5をA軸の回りに旋回するための動力伝達81梢や、第
5サーボモータ49によって上下に回動するための動力
伝達機構は種々の構成を採ることができるものであり、
この構成に特徴を有するものではないので、その詳細に
ついては説明を省略する。
さらに、第1図において、下部フレーム11あるいはベ
ースプレート23の一側部には、板金Wを一時的に把持
自在な補助把持装置87が装着しであるとともに、サイ
ドゲージ89が適宜のブラケットを介して装着されてい
る。
上記補助把持装置87は、板金Wを把持するための上部
ジョー91と下部ジョー93とを備えており、上部ジョ
ー91の上下動により、ロボットハンド45と同様に板
金Wを把持することができる。
サイドゲージ89は、ベンディングロボット3とロボッ
トハンド45に把持された板金Wの一側縁との位置関係
を検知するときに使用されるもので、側方センサ95を
備えている。この側方センサ95は、上記バックゲージ
17に備えられたセンサ19と同様に、直動形のポテン
ションメータのごとき線形ト2ンスジューサよりなるも
のである。この側方センサ95の出力値は上記ロボット
コントローラ21に入力されるものである。
従って、ロボットハンド45に把持された板金Wの一側
縁が側方センサ95に当接され、この側方センサ95の
出力値が所定の出力値であるときに、ベンディングロボ
ット3のX軸方向の位置を第1サーボモータ29に備え
られた位置検出装置の検出値をロボットコントローラ2
1に読込むことにより検知する。そして、板金Wを把持
していないときの基準位置の位置検出値と比較すること
により、ロボットハンド45に把持された板金Wの一側
縁とベンディングロボット3とのX軸方向の位置的関係
を知ることができる。よって、サイドゲージ装置89を
基準として、金型13.15に対して板金WのX軸方向
の位置決めを正確に行なうことができる。
第3図は、上述の一実施例システムにおけるロボットコ
ントローラ21の主要な内部構成とベンディングロボッ
ト3の板金Wの位置補正動作との説明図である。
板金Wの直線的な構造部分の一端縁Sが上下の金型13
および15による折曲げ線である曲げ軸Cに対して略平
行にな□るよう配置する際に、バックゲージ17に装着
された複数のセンサ19Aないし19Bからの板金Wの
当接した位置の検出値を入力し、デジタル値に変換する
複数のA/D 51Aないし51Bが、ロボットコント
ローラ21内部に設けられている。
そして、この複数のA/D51Aないし51Bによりデ
ジタル値に変換された複数のセンサ19人ないし19B
からの検出値を受け、板金Wの特定の点、例えば一端縁
Sの中点Pを移動中心とした、回転を含むロボットハン
ド45の移動量と方向および経路を算出する演算部61
がある。
また、演算部61により算出されたロボットハンド45
の移動量と方向および経路に応じ、板金Wの特定の点(
例えば点P)を略中心としたロボットハンド45の移動
を制御する移動制御部63がある。この移動制御部63
による制御に従ってベンディングロボット3の各軸のサ
ーボモータ29.37.41.47、および49を駆動
する、各軸のサーボアンプ71ないし79がある。
さらに、演算部61に入力された各センサ19Aないし
19Bの検出値により、板金Wの加工対象端縁Sが折曲
げ軸Cに対し略平行になったが否かを判定し、この判定
に従って上記演算部61や移動制御部63等を制御する
、判定制御部65が設けられている。
また、加工対象の板金Wの形状、加工対象部位や、認識
している現在の把持ポイント等の各種情報を記憶する記
憶部67がある。
次に、この実施例システムの動作を説明する。
第4図および第5図は、板金Wを板金折曲げ加工装置1
の上下の金型13.15間に配置する際の位置決め制御
のフローチャートである。
ベンディングロボット3のロボットハンド45により加
工対象ワークである板金Wを把持し、その一端縁Sを上
下の金型13.15間に配置する動作が開始される(第
4図ステップ101)。
先ず、記憶部67内に保持されている板金Wの把持ポイ
ント情報および板金Wを配置すべき位置、角度等の情報
から、板金Wの一端縁Sを概略の配開位置の少し手前ま
で移動し、ゆるやかに前進させてセンサ19AないしB
に当接させる(同ステ・ツ 1103)。
次に、少なくとも2個のセンサ19AないしBからの入
力値を検知しながら、板金Wの位置補正を行なう(同ス
テップ105)。
板金Wの位置補正処理の詳細は第5図に示す。
板金位置補正処理が開始されると(第5図ステップ20
1)、先ず複数のセンサ19AないしBからの検出値の
入力を行なう(同ステップ203)そして、記憶部67
に保持される板金Wを配置すべき位置情報と、上記複数
のセンサ19からの入力値との差(誤差)の絶対値を求
める(同ステップ205)、次いで判定制御部65にて
、この誤差の絶対値と記憶部67に保持する許容範囲の
値とを比較する(同ステップ207)。
この比較の結果、上記誤差が許容範囲外であれば(同ス
テップ207否定)、上記誤差の値に応じ、演算部61
にて板金Wの特定の点、例えば板金Wの一端縁Sの中点
Pを移動中心とした、回転を含むロボットハンド45の
移動量と方向および経路を算出する(同ステップ209
)。
さらに詳しく説明すれば、第3図において、板金Wが、
例えば2点鎖線にて示したように折曲げ軸Cに対し充分
平行になっていなければ、複数のセンサ19Aないし1
9Bの少なくとも一方は記憶部67に保持される許容範
囲の値を越えることになる。もし今センサ19Aに対す
る当接度合いが著しく少なく、センサ19Aからの入力
値と記憶部67に保持される標準の位置情報との差が上
記許容範囲より大きいとする。演算部61は、板金Wの
特定の点Pを移動中心とした、板金Wを把持するロボッ
トハンド45の移動量を算出する。
すなわち、点Pを中心点とした板金Wを把持するロボッ
トハンド45の回転角度、およびセンサ19Aおよび1
9Bの双方の現在値から求められるロボットハンド45
の前進移動量を合算した移動量を演算する。そして、こ
の移動量を実現するために必要なベンディングロボット
3の各軸の移動量および方向をそれぞれ算出する。第3
図2点鎖線の例であれば、関係する軸はA軸(回転)と
X軸(右方向への移動)およびY軸(往復動)となる、
また、この移動の際に対象の板金Wおよびベンディング
ロボット3の各部分のいずれもが、板金折曲げ加工装置
1等のどこにも接触しないようにその移動経路も検討す
る。このため、ベンディングロボット3の残りの軸;B
軸およびZ軸の移動も必要になる場合も生じ得る。
こうして算出された移動量と方向および経路に応じ、移
動制御部63は移動すべきロボットの各軸のサーボアン
プ71ないし79を作動させ、その軸のサーボモータを
駆動する(第5図のステップ211)。
こうして、板金Wを把持したロボットハンド45の1回
の移動が終了すると、再びセンサ19AないしBの検出
値の入力に戻る(同ステップ203)。
また一方、センサの入力値とこれの標準値との差が許容
範囲内に収まっていた場合には(同ステップ207肯定
)、さらに、この状態が1回(例えば4回)連続して維
持されているか否かを判定する(同ステップ213)、
これは、上述の各センサ19AないしBの検出値が一時
的なものではなく、安定して検出されているかどうか、
すなわち偶然、瞬間的に許容範囲内の値が検出されたの
ではないことを確認して正確な板金Wの配置を実現する
ための処理である。もちろん、この処理は附随的なもの
であり、この発明に係る制御方法としては不可欠なもの
ではない。
そして、もし上記許容範囲内の値が検出された状態がn
回連続でなければ(同ステップ213否定)、再びセン
サ19AないしBの検出値の入力に戻る(同ステップ2
03)。
こうして上記の状態がn回連続して検出されれば(同ス
テップ213肯定)、この板金位置補正処理は終了とな
る(同ステップ215)。
第4図に戻り、板金位置補正処理が終わると、曲げテー
ブル、すなわち板金折曲げ加工装置1の下部フレーム1
1に装着された下部の金型である下型15を上昇させ、
上部フレーム9に装着された上型13との間で板金Wを
挟むようにする指令が判定制御部65より板金折曲げ加
工装置1に発せられる(第4図のステップ107)。
そして、上下の金型13および15の間に板金Wがピッ
タリ挟まれ、板金Wの折曲げが実際に開始される直前の
状態、すなわちビンチングポイントに達したか否かが判
定される(同ステップ109)。
ピンチングポイントまで未だ達していなければ(同ステ
ップ109否定)、再度板金位置補正処理が実施される
(同ステップ111)、これは下部の金型である下型1
5の上昇に伴い、板金Wが押し上げられ、その位置がず
れる場合を想定して実施されるものである。ただし、こ
のときの板金位置補正処理においては、上述しなn回の
連続許容範囲内であることのチエツク(第5図のステッ
プ213)は省略される。
板金位置補正処理が実施された後は、再びビンチングポ
イントに達したかどうかのチエツク(第4図ステップ1
09)に戻る。
ビンチングポイントに達すれば(同ステップ109肯定
)、板金の位置決め処理を終了しく同ステップ113)
、板金Wの折曲げ加工が開始される(同ステップ115
)、このとき、ロボットハンド45は板金Wの把持をゆ
るめ、折曲げによる板金Wの把持位置力持上がりに備え
る。
こうして、加工対象ワークの板金Wの折曲げ加工が実行
され、曲げが終了すると、ロボットハンド45は板金W
を再び掴み直す、もしこのとき、ロボットハンド45に
よる板金Wの把持ポイントの記憶部67に保持される認
識位置と、掴み直しによる実際の把持ポイントとの間に
誤差が生じても、次の加工の際に、上述した位置補正処
理等が再び実行されるため、加工位置に対する精度が劣
化することはない。
このようにして、ロボットハンド45によって板金Wを
把持しながら、板金Wの各辺側の折曲げ加工等を高精度
で行なうことが可能になる。
そして、折曲げ加工終了後の板金Wは、ベンディングロ
ボット3によって搬送装置7の位置に移送され、次に、
搬送装置7により製品Pとして次工程に搬送される。
なお、この発明の産業用ロボットの制御方法の適用は、
上述した実施例システムの構成に限定されるものではな
く、適宜の変更等により各種の態様にても勿論実施可能
なものである。
例えば、ワークの特定部分の位置を検出する複数のセン
サは、上述したポテンショメータに限るものではなく、
レーザ光とフォトセンサを用いて。
位置を検出するものやCODカメラなどの非接触センサ
等を利用することも可能である。
また、センサの配置方法および個数も、2個あるいは3
個を同一直線状に配置するよう限定するものではなく、
ワークの形状や加工方法に応じ、適宜の個数およびその
配置を選択することが可能である。
[発明の効果] 以上、詳細に説明したように、この発明に係る産業用ロ
ボットの制御方法であれば、複数のセンサにより加工対
象のワークの直線的な構造部分の位置を検出しながら配
置するため、この構造部分が工作機械の所定の部位に対
し高い精度で平行になるようワークをロボットにより配
置することが可能になる。また、加工作業に応じてロボ
ットハンドによるワークの掴み直しなどを繰返し行なっ
ても、前記センサを用いた位置補正を行ない得るため、
把持ポイントの狂いが発生し難く、常に正確に配置する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明に係る一実施例のベンデ
ィングシステムの構成図であり、第1図は斜視図、第2
図は側面図である。また第3図は同実施例におけるワー
クの把持状態およびロボットコントローラ内部の構成を
示す図、第4図および第5図は同実施例における動作フ
ローチャートである。 1・・・板金折曲げ加工装置 3・・・ベンディングロ
ボット 19.19A、19B、95・・・センサ45
・・・ロボットハンド 51A、51B・・・A/D6
1・・・演算部 63・・・移動制御部 65・・・判
定制御部 67・・・記憶部 代理人  弁理士  三 好 保 男 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直線的な構造部分を加工対象とするワークをロボ
    ットハンドで把持しながら工作機械の所定部位に配置す
    る産業用ロボットにおいて、 前記工作機械の少なくとも2ヶ所に、前記ワークの直線
    的な構造部分の前記工作機械の所定部位に対し垂直な方
    向の位置を検出するセンサをそれぞれ設けて、 この少なくとも2個のセンサにより検出されるワークの
    前記構造部分の位置に応じ、この構造部分を前記工作機
    械の所定部位に対して平行にするための、ワークの特定
    の点を移動中心とした、回転を含むロボットハンドの移
    動量と方向及び経路を演算により求め、 この演算により求められたロボットハンドの移動量と方
    向及び経路に応じて、ワークの特定の点を略中心とした
    ロボットハンドの移動を制御するとともに、 前記構造部分が前記所定部位に略平行となつたか否かを
    前記センサの検出値により判定し、略平行となるまで前
    記演算及び制御を繰返すことを特徴とする産業用ロボッ
    トの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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