JPH01157307A - モーアの刈草放出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、刈取集草機を構成するモーアの刈草放出装置
に関する。

（従来の技術） 刈取集草機は、トラクタ等の走行車輌にフロント又はミ
ソドマウントモーアと集草容器とを装備し、モーアで刈
取った刈草をその一側に設けた刈草放出装置を介して集
草容器へ放出するように構成されている。

前記刈草放出装置は吹上げケーシング内に回転羽根を存
する遠心ブロア式が採用されており、羽根部材の回転に
より生起される風によって、モーアから送られてきた刈
草を吹上げて、ダクトを介して集草容器へ送給する。

第９図は従来技術の１例を示しており、カッタを縦軸廻
り回転自在に支持したモーアデッキ７には、前壁に沿っ
て風流通路が形成され、その−例に側面視横長状長方形
で平面視末広がり状の刈草放出口１２が形成されており
、前記刈草放出口■２に下部が連通ずるように吹−トげ
ケーシングＩ５“が設けられ、その後壁１５ａは刈草放
出口１２の後壁１３ａより前方に位置している。また、
吹上げケーシング１５゛　内に羽根部材１６が横軸１７
を介して回転自在に設けられている。

（発明が解決しようとする問題点） 芝刈等では、集草をしないで刈草を圃場に放置する場合
があり、その場合は、モーアデッキの刈草放出口１２に
は、刈草放出装置の代りに草放出案内だけをする放てき
カバーが設けられ、刈草を広面積に均等に放出するよう
に構成されている。従って、吹上げケーシング１５′　
の風取入口が刈草放出口１２に略適合する大きな形状と
なっており、吸引効率が低く、草溜りを生じたりするこ
とがあり、また、横軸１７の下方へ廻ってくる羽根部材
１６によって生じる前向きの風によって風流通路内で乱
流を生じたり、吸引されなかった刈草がモーアデッキ内
に持ち廻り且つ置き去られることがある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、吹上げケーシング１５にモーアデッキ７の風
流通路２０内へ突出する風案内体２３を設け、且つこの
風案内体２３の後板２３ｃをモーアデッキ７の天壁７ａ
より下方へ突出することによって、前記従来技術の問題
点を解決できるようにしたものである。

即ち、本発明における問題解決手段の具体的構成は、前
部の風流通路２０を一側で末広がり状に開放して刈草放
出口１２を形成したモーアデッキ７に、カッタ１０を縦
軸廻り回転自在に支持すると共に、この刈草放出口１２
側に吹上げケーシング１５を設け、この吹上げケーシン
グ１５内に刈草を吹上げる羽根部材１６を回転自在に配
置したモーフの刈草放出装置において、 前記吹上げケーシング１５から風流通路２０内に風上側
へ突出し且つ刈草放出口１２より流路幅が狭く形成され
た風案内体２３を設け、この風案内体２３の後板２３ｃ
をモーアデッキ７の天壁７ａより下方へ突出してカッタ
１０に近接させた点にある。

（作　用） モーフ３のカッタ１０で刈取った刈草は、起風部１１が
発生する風に乗って風流通路２０内を流動し、刈草放出
口１２に至る前に吹上げゲージング１５から突出した風
案内体２３内に入り、この風案内体２３の前後板２３ｂ
、　２３ｃに案内されて吹上げケーシング１５内に吸引
され、羽根部材１６の回転によって吹上げられて集草容
器４へ送給される。風案内体２３の流路は刈草放出口１
２より幅狭であるため、風は拡散されることなく吹上げ
ケーシング１５内に強力に吸引され、また、風案内体２
３の後板２３ｃはモーアデッキ７の天壁７ａより下方に
突出しているため、カッタ１０によって持ち廻わされる
風が減少し、より多くの刈草が吹上げケーシング１５へ
案内されて吹上げられる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第４図において、刈取集草機１はトラクタ２と、このト
ラクタの下腹部に昇降自在に装着されたミツドマウント
式モーフ３と、トラクタ２の後部に装着された集草容器
４と、モーフ３から集草容器４へ刈草を送給する刈草放
出装着５とを有している。

第１〜４図において、モーフ３はモーアデッキ７が底及
び−側が解放された箱形に形成されてサイドディスチャ
ージ式となっており、このモーアデッキ７の上面中央に
トラクタから動力が伝達されるギヤケース８が設けられ
、このギヤケース８からその直下及び左右でモーアデッ
キ７に支持された３本の縦軸９へ動力が伝達されるよう
に構成されている。前記３本の縦軸９の下部には帯板状
のカッタ１０が設けられ、このカッタ１０には刃部と起
風部１１とが形成されている。

モーアデッキ７の一側部には側面視横長状長方形の刈草
放出口１２が形成されており、刈草を外側方へ放てきし
て放置する場合は、モーアデッキ７の一側部に刈草放出
口１２から放てきされる刈草の放てき方向を設定する放
てきカバーが設けられる。

１３は３枚のカッタｌＯの後方に配置されたバキューム
プレートで、各カッタ１０の回転軌跡に略？Ｑった円弧
面を有し、起風部１１が起す風の案内をしている。

前記モーアデッキ７は天壁７ａｓ前壁７ｂ、後壁７ｃ及
び他側壁を有し、天壁７ａは中途部に立上り壁７ｄを有
し、その前方が１段高くなっていて、前壁７ｂに沿った
風流通路２０を形成しており、この風流通路２０は一側
で末広がり状になっていて、刈草放出口１２に至ってい
る。天壁７ａの後部は低く、その上側に３木の縦軸９へ
動力を伝達するベルト伝動手段２１が配置され、伝動カ
バー２２で被われている。

刈草放出装置５はモーアデッキ７の一側部に吹上げケー
シング１５が固定され、この吹上げケーシング１５内に
は複数枚の羽根部を有する羽根部材１６が横軸１７を介
して回転自在に支持されており、この横軸１７は伝動機
構１８及びベルト伝動手段１９を介してギヤケース８か
ら動力が伝達される。

前記吹上げケーシング１５は一側下部に風案内体２３が
一体形成（又は溶着）され、その上部に吐出口部２４が
一体形成され、この吐出口部２４はダクト２５を介して
集草容器４と接続されている。

前記風案内体２３はモーアデッキ７の刈草放出口１２か
ら風流通路２０内に風上側へ向って嵌入されており、放
てきカバー取付用孔２６を使ってボルト等でモーアデッ
キ７に着脱自在に装着されている。

この風案内体２３は吹上げケーシング１５の略下半分に
対向し且つその内部と連通していて、刈草は風案内体２
３内を通って吹上げケーシング１５内に吸引される。

風案内体２３は角筒の下面を中途から先端まで開放した
形状で、天板２３ａ、前板２３ｂ及び後板２３ｃを有し
、断面側面視がコ字形で、平面視及び正面視が先細り形
状となっており、先端がモーアデッキ７の前壁７ｂ及び
立上り壁７ｄと略当接していて、壁先端に風の流入を円
滑にするために傾斜面２３ｄが形成されている。風案内
体２３は前後板２３ｂ、２３ｃの幅が刈草放出口１２の
前後幅より充分に狭く、風流通路２０内の風は流速が低
下することなく吹上げケーシング１５内に吸引される。

また、前記後板２３Ｃは吹上げケーシング１５側にいく
に従って天壁７ａ中途の立上り壁７ｄよりも下方に突出
していて、右側カッタ１０に近接しており、カッタ１０
が前方の草、即ち風流通路２０及び風案内体２３の下方
の草を刈取ると、この刈なを吹上げケーシング１５に確
実に案内し、且つカッタＩＯによってバキュームプレー
ト１３側へ持ち廻わされないように、刈草含有風の流れ
を立上り壁７ｄ以上に案内できるようになっている。

風案内体２３の基部は円形部１９と接続されている角筒
状の取付口部２３ｅとなっており、この取付口部２３ｅ
と吹上げケーシング１５との境界には、仕切部２８が立
上り状に一体形成されている。この仕切部２８は取付口
部２３ｅの底壁の側部を吹上げケーシング１５の底壁よ
り上まで斜め上向きに傾斜させ、その傾斜部を吹上げケ
ーシング１５の側壁に接続して形成されており、仕切部
２８の上縁２８ａは羽根部材１６の外端の回転軌跡に近
接して略沿った円弧形となっており、取付口部２３ｅの
土壁と共に吹上げケーシング１５の吸入口を形成してい
る。

前記仕切部２８は吹上げケーシング１５の底壁より立上
っているので、底壁に沿って流れる風は仕切部２８によ
って流れが規制され、実質的に刈草放出口となっている
取付口部２３ｅ側へは流入しなくなる。

第５〜８図に示す他の実施例において、風案内体２３は
吹上げケーシング１５に対して別途形成されて、ポルｌ
−３１を介して着脱自在に固定されており、吹上げケー
シング１５をモーアデッキ７に取付ける前に、放てきカ
バー用孔２６を介してモーアデッキ７に取付けられてい
る。

モーアデッキ７の一側前後にはブラケット３２゜３３が
固着されている。前ブラケット３２には第７．８図に示
すような鉤溝３４が形成され、吹上げケーシング１５か
ら側方に突出した前アー１．３５先端の取付はピン３６
を側方から挿入可能になっており、取付はビン３６に固
着の案内円板３７を介して吹」二げケーシング１５の重
量を前ブラケット３２に預けながら、取付はビン３６を
鉤溝３４の奥まで挿入する。また、後ブラケット３３に
はビン孔３８が形成され、円形部１９から突出した後ア
ーム３９と後ブラケット３３とにピン４０を責通して連
結する。

吹上げケーシング１５は前ブラケット３２に挿入された
取付はビン３６を中心に回動することによって、後ブラ
ケット３３のビン孔３８に後アーム３９先端のビン孔が
対向するように構成されており、吹上げケーシング１５
の連結は鉤溝３４に取付はピン３６を挿入するときだけ
持上げなければならないが、ピン挿入後はモーフ３側に
重量を預けておくことができ、吹上げケーシング１５の
着脱作業が容易且つ軽作業となる。

尚、ビン４０と後ブラケット３３及び後アーム３９との
間にガタを設けることにより、モーア３と刈草放出装置
５の一方に衝撃が加わったとき、他方への衝撃緩和が可
能になる。

（発明の効果） 以上詳述した本発明によれば、吹上げケーシング１５か
ら風流通路２０内に風上側へ突出し且つ刈草放出口１２
より幅狭に形成された風案内体２３を設けているので、
刈草放出口１２が末広がり形状であっても、風流通路２
０内の刈草含有風を効果的に吹上げケーシング１５に吸
引することができ、草溜り及び風の乱流等が減少し、ま
た、風案内体２３の後板２３ｃをモーアデッキ７の天壁
７ａより下方へ突出してカッタｌＯに近接させているの
で、刈草含有風の案内をより確実にし、刈草が吹上げケ
ーシング１５に吸引されずにモーアデッキ７内に持ち廻
わされ且つ置き去られるのを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１〜４図は本発明の実施例を示しており、第１図は断
面平面図、第２図は第１図のｎ−ｎ線断面図、第３図は
断面正面図、第４図は刈取集草機の側面図、第５〜８図
は他の実施例を示しており、第５図は断面平面図、第６
図は第５図のＶＩ−Ｖｌ線断面図、第７図は前連結部の
分解平面図、第８図は第７図の■−■線断面図、第９図
は従来技術の断面図である。 ３・・・モーア、５・・・刈草放出装置、７・・・モー
アデッキ、７ａ・・・天壁、７ｂ・・・前壁、７ｃ・・
・後壁、７ｄ・・・立上り壁、１２・・・刈草放出口、
１５・・・吹上げケーシング、２０・・・風流通路、２
３・・・風案内体、２３ａ・・・天板、２３ｂ・・・前
板、２３ｃ・・・後板、２３ｄ・・・傾斜面、２３ｅ・
・・取付口部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）前部の風流通路２０を一側で末広がり状に開放し
   て刈草放出口１２を形成したモーアデッキ７に、カッタ
   １０を縦軸廻り回転自在に支持すると共に、この刈草放
   出口１２側に吹上げケーシング１５を設け、この吹上げ
   ケーシング１５内に刈草を吹上げる羽根部材１６を回転
   自在に配置したモーアの刈草放出装置において、 前記吹上げケーシング１５から風流通路２０内に風上側
   へ突出し且つ刈草放出口１２より流路幅が狭く形成され
   た風案内体２３を設け、この風案内体２３の後板２３ｃ
   をモーアデッキ７の天壁７ａより下方へ突出してカッタ
   １０に近接させたことを特徴とするモーアの刈草放出装
   置。