JPH01157094A - 記憶調光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、舞台照明などに好適に実施される記憶調光装
置に関する。

背景技術 舞台照明などで一最に用いられる記憶調光装置は、照明
負荷の調光レベルを、レベル設定手段であるフェーダを
操作してキューごとに設定する。

ここでキューとはそれぞれ実行すべき調光レベルが与え
られた単数あるいは複数の照明負荷に与えられた集き（
固定レベル期間）を言い、１つのキューに１つの調光態
様が対応し、キュ一番号が付され、キューが次々に実行
されて連続した照明状態が演出される。さて上述のよう
にして設定された調光レベルは、そのデータがＲＡＭ　
（ランダムアクセスメモリ）などで実現される記憶手段
内に、キュ一番号順にストアされる。

第７図は、従来技術の調光レベルの記憶データを示す図
である。キューＮｌ、Ｎ２．Ｎ３．・・・（総称すると
きは讐照符Ｎφで示す）の番号順に、その場面に関連し
たコメントやフェード時間などの情報が書込まれた後に
、フェーダごとに設定された調光レベルをストアしたフ
ェーダ領域Ｋｌ。

Ｋ２．に３．・・・、Ｋｍ　（ｍは配列されたフェーダ
Ｒ）の順に設定されたレベルが書込まれている。

このようにして記憶されたデータに基づいて公演やリハ
ーサルなどで調光動作を実行するときは、キューＮφ（
φ＝１．２，３．・・・）を順次呼び出し、実行させる
。

記憶された調光レベルは、後刻実際の舞台条件などに会
わせて修正する必要が生じる。この修正作業について、
従来は各キューを順次呼び出して所望のフェーダを操作
し、所望のレベルに修正し、再記憶させる方法がとられ
ていた。

しかしながらこのような修正方法では、各フェーダによ
って設定されたレベルがキュー単位で実行されるので、
たとえば舞台上の特定の照明負荷の調光レベルが、場面
の転換にともなってどのように変化するか、といった前
後関係などが直ちに判別できない、これを調べるために
は、たとえばまずキューＮ１を呼び出して調光レベルを
検討、次のキューＮ２を呼び出して検討、さらにその次
のキューＮ３を呼び出して検討し、以下同様にして次々
に検討するという方法をとらねばならなかった。したが
って多くの時間と手間を必要としていた。このなめ、フ
ェーダごとに前後の設定レベルの関係が一目判別でき、
修正できる方法も備えた記憶調光装置が所望されていた
。

目　　　的 したがって本発明の目的は、上述の技術的問題点を解決
し、調光レベル設定手段ごとに時間的に前後の設定レベ
ルの関係が一目判別でき、修正、再設定ができるように
した記憶調光装置を提供することである。

実施例 第１［２１は、本発明の一実施例の記憶調光装置の電気
的構成を示すブロック図である。記憶調光装置１は、調
光レベルの設定、記憶、修正等の操乍状君の切換や指示
を行うキー操作部２と、調光レベルを設定するレベル設
定手段であるフェーダ操作部３と、設定された調光レベ
ルを記憶する記憶手段としての記憶部４と、キュ一番号
とキューに関連する調光レベルなどの記憶内容を表示す
る表示部５と、キューの内容に基づいて調光制御信号Ｓ
を作成して調光制御手段である調光ユニット７へ送出す
る調光信号出力部６と、調光制御信号Ｓに基づき、位相
制御などの方法によってランプなどの照明負荷りを駆動
する調光ユニット７と、前記各部とのデータの送受を制
御し、調光演算を行う制御部８とを含む。

本実施例では上記各部の内、調光ユニット７を除く他の
部分は主操作卓９に一体的に収納され、このうちキー操
作部２と、フェーダ操作部３と、表示部５とは前記主操
作卓９の操作パネル９ａ上に配置されている。

第２図は、本実施例による操作パネル９ａの正面図であ
り、第３図は主操作卓９の電気的構成を示すブロック図
である。第２図を参照して、操作パネル９ａについて説
明する。キー操作部２は、隣接する場面Ａ、Ｂ（たとえ
ばキュ一番号Ｎｌ０Ｑ、Ｎｌ０Ｉ）のそれぞれについて
段を選択する段選択スイッチ２ａと、クロスフェーダ２
ｂ、２Ｃと、設定、記憶、呼出し、修正等の動作モード
選択スイッチ２ｄと、キュ一番号Ｎφやフェーダ番号Ｋ
ｎを指定するためのテンキー２ｅとが含まれる。

フェーダ操作部３は、複数段（本実施例では３段）の各
段ごとにそれぞれフェーダ番号ｌ、２゜３、・・・２ｍ
が付されたフェーダ列３ａ、３ｂ、３Ｃと、上記ｒｎ個
のフェーダに１対１対応して、修正一致時に点灯する修
正一致表示灯３ｄとが含まれる。修正一致については後
述する。

表示部５は、ＣＲＴまたは液晶パネルなどで実現され、
キュ一番号Ｎφ、フェーダ番号Ｆｉ　（ｉ＝１．２．・
・・９ｍ）、および設定レベルあるいは記憶内容等が表
示される。さらに操作パネル９ａには、現場面Ａと次場
面Ｂと次々場面Ｃとに対応するキュ一番号表示灯１０ａ
〜１０ｃ、記憶あるいは修正されるキュ一番号Ｎφを表
示する記＋！／修正キュ一番号表示灯１０ｄ、前記フェ
ーダ操作部３の各フェーダ列で設定された調光レベルを
表示するレベル表示灯１０ｅが配置されている。

次に第３図を参照して、制御部８は、入出カポ−１−８
ａと、入出力ボート８εｔを介して入力される信号内容
の判断、演算、あるいは実行指令などを作成して出力す
る中央処理装置（以下、ｃＰＵと略記する）８ｂと、書
込み読出し可能なＲＡＭで形成されるデータ変換部８こ
とを含む。

動作モード選択スイッチ２ｄで選択された設定、記憶、
修正等の動作モード信号はライン１１から、キュ一番号
Ｎφを設定するテンキー２ｅからのキュ一番号データは
ライン１２から、フェーダ操作部３で設定された調光レ
ベルは、図示しないアナログ−デジタル変換器（いわゆ
るＡ／Ｄ変換器）によってデジタルデータに変換後、ラ
イン１３から、それぞれ前記入出力ボート８ａを介して
ＣＰＵ８ｂに入力される。ＣＰＵ８ｂはこれら動作モー
ド、調光レベル等を判別し、記憶すべきデータを記憶部
４に導出し、記憶させる。

記憶部４には、設定された調光レベルが、第７図に示さ
れるように、対応するキュ一番号Ｎφが付されてフェー
ダ番号Ｆｉ順に書込まれる。また表示すべきデータや、
設定された調光レベルに関するデータが読出され、表示
データは入出力ボート８ａからライン１４を介して表示
部５に、また調光レベルのデータは調光制御信号として
ライン１５を介して調光信号出力部６にそれぞれ導出さ
れる。

調光信号出力部６は、上記調光制御信号によって、対応
する照明負荷（第１図において参照符して示す）の調光
信号Ｓを作成し、ライン１６を介して調光ユニット（第
１図において参照符７で示す）に送出する。

第４図（１）〜同図（３）は、本実施例のレベル修正動
作を説明するためのフローチャートである。本実施例に
よる記憶調光装置１は、従来技術の項で述べた修正操作
も実施可能であり、従来法による修正操作と本実施例に
よる修正操作を動作モード選択スイッチ２ｄの［修正１
］スイツチおよび［修正２］スイツチで選択する。

第４図（１）を参照して、ステップＡ１で、動作モード
選択スイッチ２ｄで「修正２」スイッチを選択、押圧し
、本実施例による修正動作モードとする。次にステップ
Ａ２でレベル修正の対象であるフェーダ領域Ｋｉ　（ｉ
　＝１．２．−、ｍ）を呼び出す、たとえば修正すべき
フェーダが１２番目のＦｌ２のときは、テンキー２ｅで
、［呼出］→［Ｆｌ−［１１→［２］と押圧する。フェ
ーダＦ１２の使用キュ一番号Ｎφは、たとえば第１表に
示されるようであるとする。またこれを表示部５に表示
させるようにしてもよい。

第　　１　　表 ステップＡ３では、操作パネル９ａに配列された一番目
のフェーダ（前記修正対象フェーダ領域Ｋｎと区別する
ために配列されたフェーダには参照符Ｆｉを付す、ｉ＝
１．２，３．−、ｍ、ｍはフェーダの配列数）Ｆｌに修
正すべきキュ一番号Ｎφを対応させる。以下、フェーダ
Ｆ２．Ｆ３．・・・に順次キュ一番号Ｎφを対応１寸け
、ステップＡ４でフェーダＦｉとキューＮφとの対応テ
ーブルを作成し、データ変換部８ｃにストアする。たと
えばテンキー２ｅで、［Ｆ］→［１］→［＊］→［Ｎ］
→［１］→［ＳＥＴ］と押圧して、フェーダＦ１とキュ
ーＮ１とを対応付ける。次に［Ｆ］→［２］→［＊］→
［Ｎ］→［３］→［ＳＥＴ］とし、以下同様の対応付け
を行ってゆく。これによってキューＮφとフェーダＦｉ
とは、たとえば第２表のように対応付けられる。

第　　２　　表 ステップＡ５では、キューＮφに対応付けられたフェー
ダＦｉを、その配列順であるＦｌ、Ｆ２゜Ｆ３．・・・
にしたがって操作し、記憶されていた設定レベルを順次
訂正してゆく。このように本発明によるレベル修正は、
フェーダＦｉの配列順に行ってゆけばよいので、キュー
Ｎφの進行順と、修正操作するフェーダＦｉの配列順と
が、繰作者にとって感覚的に一致するから、操作性と効
率が格段に向上する。

このようにして対応付けられたフェーダＦｉによってキ
ューＮφの調光レベルの修正が行われると、ステップＡ
６に進んで、動作モード選択スイッチ２ｄを「修正」か
らその他の所望する動作モ”−ドに切換え、フェーダ領
域Ｋｉ（上述の例ではに１２）の修正動作を終了する。

第４図（２）は、本実施例の対応テーブルの作成手順を
示すフローチャートである。このフローチャートは、前
述の第４図（１）のステップＡ３からステップＡ４にい
たる手順に相当し、ステップＢ１でデータ変換部８Ｃに
、修正すべき最初のキューＮφの番号（前述の例ではφ
＝１）を初期値としてテーブル（１）にストアする。こ
れによってデータ変換部８Ｃ内の対応テーブル（１）の
エリアにフェーダＦ１→キューＮ１の対応付けが行われ
る。

ステップＢ２では、対応テーブル番号ｉに＋１がインク
リメントされ、対応テーブル（２）のエリアが作成され
る。ステップＢ３では上記のキューＮｌにつづくキュー
の有無が判断される。上述の例ではキューＮ１の次はキ
ューＮ３であったから、有りと判断され、ステップＢ４
に進んで次のキューＮ３の３”がカウントされて次のス
テップＢ５で対応テーブル（２）にはキューＮ３がセッ
トされる。

ステップＢ６では、対応テーブルのエリア（ｉ）がフェ
ーダＦｉの配列数ｒｎに達したかどうかが判断される。

このステップで、 １　＜　ｍ　　　　　　　　　・・・（１）と判断され
ると、フェーダＦｉは対応付けが可能なためステップＢ
３へ戻り、対応テーブルの作成が続行される。

ステップＢ３で、以後次のキューＮφが無く、即ちφ＝
０と判断されると、ステップＢ８へ移って、以後の対応
テーブルのエリアにはすべてＯが書込まれ、ステップＢ
９でエリア数ｉがフェーダＦｍの配列数ｍに満たないう
ちは、ステップＢ１０を経て同様手順が繰り返され、エ
リア数ｉが配列数ｍに達したと判断されると、ここで−
旦第４図（１）のステップＡ３に戻り、フェーダＦ１と
残余のキューＮとの対応をとる０通常フェーダＦｍの配
列数ｍよりもエリア数ｉ、即ちキューＮφのφのほうが
多いためである。このようにしてデータ変換部８Ｃ内に
、たとえば第５図に示されるような対応テーブルが作成
されてゆく、第５図に示される対応テーブルにおいて左
の空欄には先に設定され記憶されていた調光レベルが書
き込まれ、右の空欄には後述するように修正後の調光レ
ベルが書き込まれる。

第４図（３）は、本実施例の修正動作を示すフローチャ
ートである。このフローチャートは、前述の第４図（１
）のステップＡ５の手順にあたり、ステップＣ１でフェ
ーダＦ１に相当する対応テーブル（１）が指定され、修
正動作に入る。ステップＣ２でフェーダＦ１のレベルが
読み出される。

ステップＣ３では１番目のフェーダＦ１に対応するキュ
ーＮφが検索され、この場合はＮφ＝Ｎ１であったから
、対応テーブル（１）にストアされている“１”がカウ
ントされる。ステップＣ４でキューＮφの有無が判断さ
れ、φ＝０、したがってフェーダＦ１に対応させるべき
キューが無い堝きには、調光レベルの修正は行われない
から、ステップＣ１２へ移る。対応するキューＮφが有
る場合（ここではＮφ＝Ｎ１）には、ステップＣ５へ進
み、記憶されているキューＮφの調光レベルを呼び出し
データ変換部８Ｃの対応テーブル（１）にセットする。

ステップＣ６ではフェーダＦ１の現在のレベルがキュー
Ｎ１の調光レベルと一致しているかどうかが判断される
。一致しておれば対応する修正−致表示灯３ｄが点灯し
て修正一致が確認でき、ステラ７Ｃ９へ移ってフラグ「
１」が立ち、ステップＣ１０でフェーダＦ１の操作レバ
ー（図示せず）を移動させて所望の修正レベルを設定し
、ステップＣ１ｌで上記修正設定されたフェーダＦ１の
レベルを対応テーブル（１）に書込み、これによってた
とえば前記フェーダに１２のキューＮ１についてのレベ
ル修正が終わる。

不一致ならばステップＣ７でフェーダＦ１の操作レバを
移動させて一致する点をみつける。一致すれば修正一致
表示灯３ｄが点灯し、ステップＣ８で一致したと判断さ
れ、ステップＣ９へ移ってフラグ「１」が立ち、ステッ
プＣＩＯでフェーダＦ１の操作レバを移動させて所望の
修正レベルを設定し、ステップＣ１１で上記修正設定さ
れたフニーダＦ１のレベルを対応テーブル（１）に書込
み、これによってたとえば前記フェーダＦ１２のキュー
Ｎ１についてのレベル修正が終わる。

ステップＣ１２ではフェーダ配列数ｍと対応テーブル数
ｉの比較が行われ、 １２ｍ　　　　　　　　・・・〈２〉 ならばステップＣ１へ戻り、残余のキューＮφ（φ＞ｍ
）についての同様の修正動作が繰り返される。即ち修正
モード中は常にフェーダＦ１〜Ｆｍによるレベル修正動
作が実行される。また第１式のときは、ステップＣ１３
へ進み、対応テーブル数ｉに１がインクリメントされス
テップＣ２に戻る。

このときは残余の対応テーブル（ｉ）が少なく、Ｌ＝Ｏ
で修正動作が終了する。またステップＣ７でフェーダＦ
ｉを操作しても一致点が見出されないとき、即ち修正不
一致のときは、当該キューＮφにはフェーダ領域Ｋｉに
はレベル設定がなされていないものと判断され、ステッ
プＣ１２に移って以後の対応テーブルの修正動作が続け
られる。

このように本発明による修正動作は修正一致法を採用し
たので、誤修正が防止され、修正と設定動作の速度向上
が実現する。

本実施例によれば、フェーダＦ１〜Ｆｍによる修正動作
が終わると、繰作パネル９ａ上には、第６図に示される
ように、フェーダＦ１〜Ｆｍの操作レバにより、たとえ
ば左端から右端へ修正後の設定レベルが曲線状にいわば
時間関数的に配列されることになるので、視覚的にも修
正繰作の向上を図ることができる。

効　　果 以上のように、本発明による記憶調光装置は、修正動作
時において、一つの調光レベル設定手段について記憶さ
れたデータをその前後の関係で把握し、調光レベル設定
手段をその配列順に操作して修正を行うようにしたので
、操作者にとっては上記修正操作の手順と、操作結果が
感覚的に一致し、きわめて操作性に優れた記憶調光装置
が実現する。また本実施例においては修正一致法により
誤修正の防止と、操作の確実化を図ったので、高信頼性
の記憶調光装置を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の記憶調光装置の構成を示す
ブロック図、第２図は本実施例の操作パネルの正面図、
第３［Ｊは本実施例の主操作卓の電気的構成を示すブロ
ック図、第４図は本実施例による修正動作を説明するた
めのフローチャート、第５図は本実施例により作成され
る対応テーブルを示す図、第６図は本実施例による修正
動作時におけるフェーダの操作レバの配列を示す図、第
７図は調光レベルのデータのストア状態を示す図である
。 １・・・記憶調光装置、２・・・キー操作部、２ｄ・・
・動作モード選択スイッチ、２ｅ・・・テンキー、３・
・・）ニーダ操作部、３ｄ・・・修正一致表示灯、４・
・・記憶部、５・・・表示部、６・・・調光信号出力部
、７・・・調光ユニット、８・・・制御部、８ａ・・・
入出力ボート、８ｂ・・・中央処理装置、８ｃ・・・変
換部、９・・・主操作卓、９ａ・・・操作パネル、Ｓ・
・・調光信号代理人　　弁理士　　西教　圭一部 第４図（１） ｃ−一一ノ（−一一コ Ｎ４図（２） ステラ７Ａ５ ｊＩ５図 く７エータ４艮域にｎ〉 第６図 ／

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 調光レベルを設定する調光レベル設定手段と、設定され
   た調光レベルを記憶する記憶手段と、設定された調光レ
   ベルに基づき、対応する負荷を所定の調光レベルで点灯
   させる調光制御手段とを含み、 記憶された調光レベルは、調光態様の区分ごとに指定さ
   れるレベル設定手段によつて変化されるようにしたこと
   を特徴とする記憶調光装置。