JPH01156335A - プラスチック用コーティング剤 - Google Patents

プラスチック用コーティング剤

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JPH01156335A
JPH01156335A JP62314069A JP31406987A JPH01156335A JP H01156335 A JPH01156335 A JP H01156335A JP 62314069 A JP62314069 A JP 62314069A JP 31406987 A JP31406987 A JP 31406987A JP H01156335 A JPH01156335 A JP H01156335A
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JP
Japan
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meth
water
parts
polymerizable monomer
polymer
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Pending
Application number
JP62314069A
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English (en)
Inventor
Masuji Izumibayashi
益次 泉林
Masatoshi Yoshida
雅年 吉田
Toshiaki Matsunaga
俊明 松永
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Priority to US07/257,746 priority patent/US5087603A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は各種プラスチックの成形品、シート、フィルム
等のアンカー剤、プライマー、保護コーティング剤、美
粧用コーティング剤、機能付与コーティング剤等に有用
なプラスチック用コーティング剤に関するものである。 〔従来の技術および本発明が改良しようとする問題点〕
近年、プラスチックの様々な分野への応用は共益拡大し
、性能に対する要求も高度化、多様化する傾向にある。 プラスチック製品に要求される性能の中でも表面性能は
重要なものの1つであシ、表面性能の改良、特定の機能
付与、美観の付与等の為に各種のコーティング剤が使用
されている。 コーティング剤には、各種の高分子化合物がベヒクルと
して使用され、高分子化合物あるいはその前駆体の有機
溶剤及び/又は水の溶液あるいは分散液又は無溶剤の形
態で使用される。上記のコーティング剤の形態の内、有
機溶剤型のものは性能も比較的優れておシ、応用範囲も
広いが、有機溶剤が基材を侵して物性を劣化させる、溶
剤の揮散による環境汚染や火災の恐れがあるなどの欠点
があシ、無溶剤型は応用範囲が限定される欠点がある。 水性溶液型或いは水性分散液型には前記のような欠点が
ないところから、今後の発展が期待されているものであ
るが、現状では、水性のコーティング剤にも、基材に対
する密着性が充分でない耐水性が劣るなどの欠点がちシ
、応用範囲が制限されている。 本発明の目的は、例えばポリエチレンテレフタレートの
様な難接着性のプラスチックへも良く密着し、耐水性、
耐久性に優れた水性のコーティング剤を開発することに
ある。 〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明者ら
は、末端に長鎖のチオアルキル基を有し、分子中にカル
ボキシル基を有する重合体を乳化剤として用いて重合性
単量体を乳化重合して得られる水性樹脂分散液が前記の
目標を達成しうるものであシ、更に、金属酸化物及び/
又は金属水酸化物の微粒子を併用することによって、密
着性が向上し、又、プラスチック材料に於て、しばしば
問題になる静電気の帯電を防止する効果が改 善される
ことを見出し本発明を完成するに至ったものである。 即ち本発明は不飽和カルがン酸を必須成分として含む重
合性単量体成分(A)を炭素数が6〜18のアルキルメ
ルカプタン(B)の存在下に重合して得られる酸価が2
00以上の水溶性もしくは水分散性の末端アルキル基を
有する重合体CI)および/またはその塩を乳化剤に用
いて、重合性単量体の1種または2種以上を水性媒体中
で乳化重合して得られる水性樹脂分散液〔Em〕及び金
属酸化物及び/又は金属水酸化物の微粒子〔M〕を含有
してなり、該水性樹脂分散液〔Em〕と該微粒子[M)
の含有比率が固形分の重量比で[Em] : (:M)
 = 100 : 0〜30 :70の範囲内にあるこ
とを特徴とするプラスチック用コーティング剤に関する
ものである。 本発明において乳化剤に用いる重合体(1)は前記の手
順で得られるものであるが、乳化重合時の安定性や得ら
れる樹脂の被膜の耐水性、耐溶剤性、強度等の諸物性の
面で、酸価が200以上でなければならない。また、そ
の分子量は300〜7000、特に400〜4000の
範囲とするのが好適である。分子量がこの範囲以外のも
のを使用すると十分な乳化安定性が得られなかったシ、
耐水性、耐溶剤性、強度のすべてに優れた樹脂の被膜が
得られなかったシする場合がある。 重合体(1)の合成に用いる不飽和カル?ン酸は、重合
体(1)にカルボキシル基を導入して親水性を付与する
と共に、得られる水性樹脂分散液に硬化性を付与しうる
官能基とするために使用するものであシ、分子内にカル
ボキシル基および/またはその塩と重合性不飽和基とを
有するものであれば特に制限されず、例えば(メタ)ア
クリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸もしくはこれらの半エステルまたはこれらの塩等が
挙げられ、これらの1種または2種以上の混合物を使用
できる。 重合体(1)を合成する際の重合性単量体成分囚は、不
飽和カルデン酸だけから構成されてもよいが、必要によ
シネ飽和カルデン酸以外の重合性単量体を併用してもよ
い。使用できる重合性単量体としては、不飽和カルデン
酸と共重合性のあるものであれば特に制限されず、例え
ばスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、ク
ロルメチルスチレン、スチレンスルホン酸及びその塩な
どのスチレン誘導体類;(メタ)アクリルアミド、N−
モノメチル(メタ)アクリルアミド、N−モノエチル(
メタ)アクリルアミド、N、N−ジメチル(メタ)アク
リルアミドなどの(メタ)アクリルアミド誘導体類;(
メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチルなどの(メタ)アクリル酸と
C1〜C48のアルコールのエステル化によシ合成され
る(メタ)アクリル酸エステル類;(メタ)アクリル酸
2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロ
キシプロピル、(メタ)アクリル酸とポリゾロピレング
リコールもしくはIリエチレングリコールとのモノエス
テルなどのヒドロキシル基含有(メタ)アクリル酸エス
テル類;(メタ)アクリル酸2−スルホン酸エチル及び
その塩、ビニルスルホン酸及びその塩、酢酸ビニル、(
メタ)アクリロニトリル等を挙げることができ、これら
の1種まだは2種以上の混合物を使用できる。不飽和ま
た、得られる重合体〔I〕を用いて乳化重合する際に生
成するポリマー成分との相溶性を考慮して、しては、例
えばn−へキシルメルカプタン、n−オクチルメルカゾ
タン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカ
プタン、セチルメルカプタン、ステアリルメルカfタン
等を挙げることができ、これらの1種または2種以上の
混合物が使用できる。アルキルメルカプタン(8)は、
重合体(1)の末端にアルキル基を導入して界面活性能
を付与するために使用するもので、炭素数が6未情のア
ルキルメルカプタンは乳化重合時の安定性及び貯蔵安定
性の面で使用することができない。アルキルメルカプタ
ン(B)の使用量は所望する重合体〔1)の分子量によ
シ決定するものであるが、通常重合性単量体成分(A)
100重量部に対し、2〜300重量部の範囲で使用す
る。 重合性単量体成分(A)の重合に用いる重合開始剤は、
周知の油溶性、水溶性の重合開始剤が使用できるが、末
端アルキル基を有する重合体CI)を効率よく製造する
ために、その使用量はアルキルメルカプタン(B)1モ
ルに対し1モル以下、よシ好ましくは0.1モル以下の
割合とするのが好適である。 重合体(1)は、その性状によシ塊状重合、溶液重合、
懸濁重合いずれの方法でも製造することができる。重合
温度としては50〜150℃、重合時間は1〜8時間が
良い。溶液重合の溶剤としては、重合性単量体成分(A
)、アルキルメルカプタン(B)、ラジカル重合開始剤
が溶解し、ラジカル重合を阻害しないものであるならば
何でも使用することができる。 重合体(1)は、それ自体十分な界面活性能を有するが
、乳化重合に用いて目的とする重合時の安定性及び貯蔵
安定性の良好々水性樹脂分散液を得るために、カルボキ
シル基の一部もしくは全量を中和して重合体〔■〕の塩
として使用に供するのが好ましい。 中和剤としては、通常のものを使用することができ、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ
金属化合物;水酸化カルシウム、炭酸カルシウムなどの
アルカリ土類金属化合物;アンモニア;モノメチルアミ
ン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノプロピ
ルアミン、ジメチルグロビルアミン、モノエタノールア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミンなどの水溶性有
機アミン類が挙げられ、これらの群から選ばれる1種ま
たは2種以上の混合物で使用することができる。被膜の
耐水性をより向上させたい場合は、常温あるいは加熱に
より飛散する、例えばアンモニア、モノメチルアミン、
ジメチルアミン、トリメチルアミンなどの低沸点アミン
類を使用す重合性のものであれば特に限定されないが、
目的用途に応じてその中の1種あるいは2種以上を組合
せて使用することができる。これらの重合性単量体とし
ては、例えば(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)
アクリル酸2−メチルグリシジル、アリルグリシジルエ
ーテルなどのエポキシ基含有重合性単量体類;(メタ)
アクリロイルアジリジン、(メタ)アクリル酸2−アジ
リジニルエチルなどのアジリジニル基含有重合性単量体
類;2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−ビニ
ル−2−オキサゾリンなどのオキサゾリン基含有重合性
単量体類;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチ
レン、クロルメチルスチレン、スチレンスルホン酸及び
その塩などのスチレン誘導体類;(メタ)アクリルアミ
ド、N−モノメチル(メタ)アクリルアミド、N−モノ
エチル(メタ)アクリルアミド、N、N−ジメチル(メ
タ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミド誘導
体類;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸ブチル々どの(メタ)アク
リル酸とC1〜C18のアルコールのエステル化によシ
合成される(メタ)アクリル酸エステル類;(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸とポリプロピ
レングリコールもしくはポリエチレングリコールとのモ
ノエステルなどのヒドロキシル基含有(メタ)アクリル
酸エステル類;(メタ)アクリル酸2−スルホン酸エチ
ル及びその塩、ビニルスルホン酸及びその塩、酢酸ヒニ
ル、(メタ)アクリロニトリルなど、また(メタ)アク
リル酸ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノエチル(
メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリルアミド、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール
、ビニルピロリドンなどの塩基性重合性単量体類;(メ
タ)アクリル酸とエチレングリコール、1,3−ブチレ
ンクリコール、ジエチレングリコール、1,6−ヘキサ
ン/’ IJ j−ル、ネオペンチルグリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、トリ
メチロールプロパン、被ンタエリスリトール、ジペンタ
エリスリトールなどの多価アルコールとのエステルなど
の分子内に重合性不飽和基を2個以上有する多官能(メ
タ)アクリル酸エステル類;N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルア
ミドなどの(メタ)アクリルアミド類;ビニルトリメト
キシシラン、r−(メタ)アクリロキシグロビルトリメ
トキシシラン、アリルトリエトキシシラン、トリメトキ
シシリルグロビルアリルアミンなどの有機ケイ素基含有
重合性単量体類;及び弗化ビニル、弗化ビニリデン、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、ジビニルベンゼン、ジアリ
ルフタレートなどを挙げることができる。 本発明のプラスチック用コーティング剤の密着性や耐水
性をよシ向上させる為には重合性単量体の少々くとも1
種がカルボキシル基と反応しうる官能基を有する重合性
単量体及び/又は分子内に重合性不飽和基と珪素原子に
直結する加水分解性基を有する有機珪素単量体であるこ
とが好ましい。 カルボキシル基と反応しうる官能基を有する重合性単量
体としては前記の乳化重合用の重合性単量体の内エポキ
シ基含有重合性単量体類、アジリジニル基含有重合性単
量体類、オキサゾリン基含有重合性単量体類を使用する
ことができ、分子内に重合性不飽和基と珪素原子に直結
する加水分解性基を有する有機珪素単量体としては有機
ケイ素基含有重合性単量体類を使用することができる。 乳化重合方法については従来公知のあらゆる乳化重合法
が適用できる。例えば、重合触媒、水、重合体〔■〕お
よび重合性単量体を一括混合して重合する方法、もしく
はいわゆるモノマー滴下法、プレエマルション法などの
方法によシ本発明の水性樹脂分散液〔Em〕を合成する
ことができる。 重合温度としては0〜100℃、好ましくは50〜80
℃、重合時間は1〜10時間である。 乳化重合の際、親水性溶媒を加えること及び他の公知の
乳化剤、添加剤を加えることは、その被膜の物性に悪影
響を及はさない範囲において可能である。 重合体(1)の使用量は特に限定されないが、好ましく
は重合性単量体成分100重量部に対して0.5〜20
0重量部であシ、よシ好ましくは1〜15重量部である
。 重合触媒としては、従来公知のものならば何でも使用す
ることができる。ただし、更に耐水性に優れた被膜を与
える水性樹脂分散液を得るためには、過酸化水素、ジ−
t−ブチルパーオキサイド、過酢酸、2,2′−アゾビ
ス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、4.4’−アゾ
ビス(A−シアノペンタン酸)などの硫酸根を残さない
重合触媒の1種または2種以上の混合物を使用するのが
好ましい。また、重合性単量体中の少なくとも1種がカ
ルぎキシル基と反応しうる官能基を有する場合には、そ
れら反応性基に対して高い反応性を有するアミジノ基、
カルボキシル基などを分子内に含有する2.2′−アゾ
ビス(2−アミジノグロノ平ン)二塩酸塩、4,4′−
アゾビス(A−シアノペンタン酸)などを用いるのがよ
シ好ましい。重合触媒の使用量は、通常重合性単量体成
分100重量部に対して0.01〜5重量部の範囲であ
る。 また、重合性単量体中の少なくとも1種がカルボキシル
基と反応しつる官能基を有する重合性単量体及び/又は
有機珪素単量体である場合、重合性単量体をカルボキシ
ル基と反応しうる官能基を有する重合性単量体及び/又
は有機珪素単量体を含むものと含まぬものに分割し、こ
れらを多段重合することによシ、得られる水性樹脂分散
液の被膜の密着性、耐水性、耐溶剤性、強度などが著し
く向上することがある。その際それぞれの重合性単量体
成分は何段階に分けて乳化重合しても良く、また、重合
する順序にも制限はないが、特に最後、段に重合する成
分としてカルボキシル基と反応しうる官能基を有する重
合性単量体を含まないものを用いると、得られる水性樹
脂分散液の貯蔵安定性を飛躍的に向上させるので好まし
い。 本発明において使用する金属酸化物および/又は金属水
酸化物の微粒子〔M〕は元素記号81 、 Ti。 At+ Sb + Zr + Ce t V + Nb
 + Ga 、 In + Fa +Mn 、 Ni 
+ Co r Ta 、 Sn + Mg + Wで表
わされる金属を一程又は二種以上含有する水酸化物又は
酸化物の微粒状物であシ、単一粒子の粒子径がlnm〜
1000 nmのものである。これらの微粒子〔M〕は
−次粒子又はその凝集体である二次粒子のいずれであっ
てもよく、粉体もしくはノ・イドロゾル又はオルガノゾ
ルの如き水及び/又は有機溶媒中に分散させたゾルのい
ずれの状態でも使用しうる。微粒子〔M〕は単一金属の
水酸化物又は酸化物であってもよく、2種以上の金属の
複合水酸化物又は酸化物であってもよい。 水性樹脂分散液〔Em〕と微粒子〔M〕の使用比率は、
固形分の重量比で〔Em〕 : [M] = ioo:
o〜30:70の範囲である。微粒子〔M〕の使用量が
Oでも密!性耐水性、耐久性にすぐれたプラスチック用
コーティング剤が得られるが微粒子〔M〕を併用するこ
とによってプラスチックに対する密着性及び帯電防止性
を改良することができる。微粒子〔M〕の使用量が〔E
m〕 : CM]=30 : 70より多くなると皮膜
がもろくなシ、コーティング剤としての性能が低下する
ので好ましくない。 本発明のプラスチック用コーティング剤は前記水性樹脂
分散液〔Em〕と微粒子〔M〕を単に混合するだけで製
造することができるが、必要であれば加熱操作を加えて
もよく、又、微粒子〔M〕の存在下で水性樹脂分散液[
:Em、lを製造する方法によシ製造することもできる
。本発明のプラスチック用コーティング剤はこれだけで
、各種プラスチックのアンカー剤、ゾライマーコート剤
、トップコート剤、帯電防止・処理剤として利用するこ
とができ、密着性、耐水性、耐溶剤性、耐久性、帯電防
止性に優れたコーテイング膜を得ることができるが、更
にや 顔料か染料を加えて着色コーティング剤とすることもで
き、導電性物質、光透過性制御物質、潤滑性改良剤等の
機能付与剤を添加して機能性コーティング剤とすること
もできる。更に必要であれば、公知の声調整剤、粘度調
節剤、消泡剤、防腐剤等を加えるとともできる。 〔発明の効果〕 本発明のプラスチック用コーティング剤は特定構造の重
合体を乳化剤として使用して重合性単量体を乳化重合し
て得られる水性樹脂分散液〔Em〕および金属酸化物お
よび/又は金属水酸化物の微粒子〔M〕を一定比率で含
んでなるものであるために、ポリエチレンテレフタレー
トの様な難接着性のプラスチックを含む各種の汎用及び
エンジニアリングプラスチックに対して優れた密着性を
示し、得られる被膜は耐水性、耐熱水性、耐久性、帯電
防止性等の諸性能が優れている。従って本発明のプラス
チック用コーティング剤は、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムの印刷、アルミ蒸着、磁性コーティングの為
のシライヤー、帯電防止処理、表面粗化コーティングの
ベヒクルとして有用であル、更イルムの美粧用、保護用
、機能性付与のコーティング剤として有効に利用できる
ものである。 (実施例) 以下実施例によって本発明の詳細な説明するが、本発明
の範囲がこれら実施例のみに限定されるものではない。 尚、実施例中に特にことわシのない限り%は重量%會、
部は重量部金それぞれ示すものとする。 参考例1 攪拌磯、還流冷却器、窒素導入管、温度針、滴下ロート
を備えたフラスコにイソグロビルアルコール180部全
仕込み、窒素を吹き込みながら81 ’C4で内温全上
昇させて、イソプロピルアルコールを10分間還流させ
た。次に予め用意しておい友、アクリル酸174部、n
−ドデシルノル1時間かけて滴下、重合した。滴下終了
後、還流状態で1時間熟成を行い、固形分53.9%の
重合体(1)の溶液を得に0該重合体(1)は、下記−
数式にて代表される構造を有する、酸価645、数平均
分子量1200の白色粉末状物であり几。 参考例2 参考例1と同様のフラスコに、イソゾロビルアルコール
180部を仕込み、窒素全欧き込みながら81℃まで内
温ヲ上げて、イソゾロビルアルコール全10分間還流さ
せ丸。続いて予め用意しておいたアクリル酸86部、ア
クリル飯2−ヒドロキシエチル13.9部、n−ドデシ
ルメルカプタン。 重合性単量体混合物を1時間かけて滴下、重合し几。滴
下終了後、還流状態で1時間熟成を行い固形分55.4
%の1合体(2)の溶液を得友。該重合体(2)は下記
−数式にて代表される構造を有する、酸価256数平均
分子量1500の白色粘稠物であり参考例3 参考例1と同様のフラスコに、イソゾロビルアルコール
180部を仕込み、窒素を吹き込みながら80℃に加熱
した。そこにアクリル酸148部、イタコン酸31部、
アクリル酸ラウリル18f!A。 n−オクチルメルカプタン24部及びAIBN O,4
1部からなる重合性単量体混合物を2.0時間かけて滴
下した。滴下終了後還流状態で1時間攪拌して熟成を行
ない固形分54.2%の重合体(3)の溶液を得た。重
合体(3)は下−記一般式にて代表される構造を有し、
酸価420、数平均分子量2000であった。 比較参考例1 参考例1と同様のフラスコに、イソゾロビルアルコール
180部を仕込み、窒素を吹き込みなから81℃まで内
温を上げて、イソプロピルアルコールを10分間還流さ
せた。続いて予め用意しておいたアクリル酸10部、メ
タクリル酸2−ヒPロキシエチル20部、メタクリル酸
メチル40部、る重合性単量体混合物を3時間かけて滴
下、重合した。滴下終了後、還流状態で1時間熟成を行
い、固形分52,9%の比較用重合体(1)の溶液を得
た。 該重合体(1)は、酸価38、数平均分子i 7500
の白色樹脂状物であった。 比較参考例2 参考例1と同様のフラスコに、イソプロピルアルコール
180部を仕込み、窒素を吹き込みながら81℃まで内
温を上げて、イソプロピルアルコールを10分間還流さ
せた。続いて予め用意しておいたアクリル酸86部、ア
クリル酸2−ヒr口なる重合性単量体混合物を1時間か
けて滴下重合した。滴下終了後、還流状態で1時間熟成
を行い、固形分56.9%の比較用重合体(2)溶液を
得た。該重合体(2)は、下記−数式にて代表される構
造を有する酸価280、数平均分子量1400の白色粘
稠物であった。 実施例1 滴下ロート、攪拌機、窒素導入管、温度計及び冷却器を
備えたフラスコにイオン交換水193.5部、参考例1
で得られた重合体(1)の溶液4部及び28%アンモニ
ア水1.6部を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを流しなが
ら65℃に加熱した。そこへ2,2′−アゾビス(2−
アミジノプロパン)二塩酸塩の5%水溶液4部を注入し
、ついで滴下ロートよりあらかじめ調製しておいたメタ
クリル酸メチル55部及びアクリル酸ブチル45部から
なる重合性単量体混合物を2時間に亘って滴下した。滴
下終了後も温度を65℃に保って1時間攪拌をつづけた
後冷却し、不揮発分33.5%の水性樹脂分散液〔1〕
を得た。尚重合中に生じた凝集物はごくわずかであった
。 実施例2〜6 実施例1に於いて、重合体の溶液の量及び種類、重合性
単量体混合物の組成を第1表に示した通シとする他は実
施例1と同様の操作をくり返して水性樹脂分散液〔2〕
〜〔6〕を得た。尚1重合中に生ず じた凝集物はい+扛の場合もごくわずかであった。 実施例7 実施例1と同様のフラスコにイオン交換水1935部、
参考例1で得られた重合体(1)の溶液7.4部及び2
8チアンモニア水1.6部を仕込み、ゆるやかに窒素ガ
スを流しながら65℃に昇温した。そこへ2,2′−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩の5チ水溶液
4部を注入し、次いであらかじめ調製しておいた、メタ
クリル酸メチル39部、アクリル酸ブチル8部及びメタ
クリル酸グリシジル3部よりなる第1の重合性単量体混
合物を1時間に亘って滴下した。30分間攪拌をつづけ
た後、メタクリル酸メチル29部、アクリル酸ブチル1
8部及びビニルトリメトキシシラン3部よシなる第2の
重合性単量体混合物を1時間に亘って滴下した。更に1
時間攪拌を続けた後、冷却して、不揮発分33.8%の
水性樹脂分散液〔7〕を得た。重合中に発生した凝集物
はわずかなものであった。 実施例8 実施例2で得られた水性樹脂分散液(2) 100部と
市販のシリカ微粒子の水性分散液である「スノーテック
ス0」(日量化学社製、粒子径10〜20 nm 、 
8102含有量20%)85部を室温で混合して不揮発
分27.4−の水性樹脂分散液〔8〕を得た。 と市販のシリカ微粒子の水性分散液である「スノーテッ
クスCJ(日量化学(株)製、粒子径10〜20 nm
 5in2含有量20%)250部を室温で混合して不
揮発分23.9mの水性樹脂分散液
〔9〕を得た。 実施例1O 実施例6で得られた水性樹脂分散液[6] 100部と
チタニャゾル(粒子径2〜3 nmのチクニヤ5チを含
むハイドロゾル)500部を室温で混合し、不揮発分9
.8チの水性樹脂分散液〔10〕を得た。 比較例1〜2 実施例1において重合体(1)の溶液の替シに比較用重
合体(1)の溶液5.7部或いは、比較用重合体(2)
の溶液53部を用いる他は実施例1と同様の操作をくシ
返したところ重合途中で凝集物が多量に発生し重合続行
が不可能となシ、水性樹脂分散液を得ることができなか
った。 比較例3 実施例1において、重合体(1)の溶液の替シに公知の
乳化剤であるドデシルベンゼンスルフオン酸ソーダ2部
を用いる他は実施例1と同様の操作をくシ返して不揮発
分33,9%の比較用水性樹脂分散液〔1′〕を得た。 実施例11 厚さ20μmで、表面処理をしていないポリエチレンテ
レフタレートフィルム(以下PETフィルムと記す)に
実施例1〜10で得られた水性樹脂分散液〔1〕〜〔1
0〕及び比較例3で得られた比較用水性樹脂分散液〔1
〕を乾燥膜厚が1μmとなるようにバーコーターで塗布
し、110℃で1分間加熱し乾燥した。得られたコーテ
ィング層の密着性、耐熱水性の試験を行った。試験結果
を第2表に示す。 第   2   表 後90’方向に一気に引剥し、コーティング層の剥離程
度によシス0点(剥離なし)〜1点(全面剥離)の評価
な行なった。 耐熱水性: コーティングしたPETフィルムを9M5
℃のFM<に30分間浸漬した後、表面の水分を拭きと
って上記と同様の方法で密着性の試験を行った。 実施例12 実施例11で得たコーティングさ扛たPTEフィルムの
内、水性樹脂分散液[2] 、 [3] 、 [6] 
、 [8]〜〔10〕及び比較用〔1′〕をコーティン
グしたものについて表面電気抵抗値を23℃、65%R
Hの条件下で測定した。結果を第3表に示す。 第  3  表 実施例13 実施例1〜7で得らnた水性樹脂分散液〔1〕〜〔7]
及び比較例3で傅らnた比較用樹脂分散液[r]を各種
プラスチック板(厚さ2叫、表面無処理)に厚さ約10
μmに塗布、80℃で10分間乾燥した後密着性の試験
を行った。結果を第4表に示す。表中、上段は常態での
密着性、下段は水道水に室温、24時間浸漬後の密着性
を示す。 第   4   表 密着性:コーテイング面に1m間隔でl0XIO−ノコ
ハン目を切り、セロハンテープ を密着した後剥離し、コーティング層 の剥離状態を10点(剥離なし)〜1 点(全面剥離)で評価した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不飽和カルボン酸を必須成分として含む重合性単量
    体成分(A)を炭素数が6〜18のアルキルメルカプタ
    ン(B)の存在下に重合して得られる酸価が200以上
    の水溶性もしくは水分散性の末端アルキル基を有する重
    合体〔 I 〕および/またはその塩を乳化剤に用いて、
    重合性単量体の1種または2種以上を水性媒体中で乳化
    重合して得られる水性樹脂分散液〔Em〕及び金属酸化
    物及び/又は金属水酸化物の微粒子〔M〕を含有してな
    り、該水性樹脂分散液〔Em〕と該微粒子〔M〕の含有
    比率が固形分の重量比で〔Em〕:〔M〕=100:0
    〜30:70の範囲内にあることを特徴とするプラスチ
    ック用コーティング剤。 2、重合性単量体の少なくとも1種が、カルボキシル基
    と反応性しうる官能基を有する重合性単量体及び/また
    は分子中に重合性不飽和基と珪素原子に直結する加水分
    解性基とを有する有機珪素単量体である特許請求の範囲
    第1項記載のプラスチック用コーティング剤。
JP62314069A 1987-12-14 1987-12-14 プラスチック用コーティング剤 Pending JPH01156335A (ja)

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EP88117123A EP0320594B2 (en) 1987-12-14 1988-10-14 Aqeous crosslinkable resin dispersions, method of their production and use thereof
US07/257,746 US5087603A (en) 1987-12-14 1988-10-14 Heat-sensitive recording paper having an overcoat layer formed from an aqueous crosslinkable resin dispersion
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012520227A (ja) * 2009-03-13 2012-09-06 アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ 水性シラン処理シリカ分散体

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JP2012520227A (ja) * 2009-03-13 2012-09-06 アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ 水性シラン処理シリカ分散体
US9187647B2 (en) 2009-03-13 2015-11-17 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Aqueous silanized silica dispersion

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