JPH0115473Y2 - - Google Patents
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- JPH0115473Y2 JPH0115473Y2 JP1983079643U JP7964383U JPH0115473Y2 JP H0115473 Y2 JPH0115473 Y2 JP H0115473Y2 JP 1983079643 U JP1983079643 U JP 1983079643U JP 7964383 U JP7964383 U JP 7964383U JP H0115473 Y2 JPH0115473 Y2 JP H0115473Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tightening
- tightening band
- band
- core member
- hold bar
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Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 8
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 7
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 7
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の技術分野)
本考案は有端環状の締付バンドをこれによつて
締付けられる部品の筒状部に挿入により組付ける
締付バンドの組付装置に関する。
締付けられる部品の筒状部に挿入により組付ける
締付バンドの組付装置に関する。
(考案の技術的背景)
例えばテレビのブラウン管において、そのカソ
ード装着部分には偏向コイルのケースが締付バン
ドによつて固定されている。即ち第1図に示すよ
うに、ケースAにはスリツトBを有した筒状部C
が形成されており、この筒状部Cの外側に有端環
状の金属製締付バンドDを挿入してねじEにより
締付けて固定するようにしているが、その締付バ
ンドDはケースAをブラウン管に固定する前工程
にて自動組付装置により筒状部Cに組付けるよう
にしている。その組付け装置は二個の爪から成る
チヤツク構成を備え、この二個の爪を締付バンド
Dの内側に挿入しエアシリンダ等により開けるこ
とで締付バンドをチヤツクして筒状部Cの外側に
挿入するという構成のものであつた。
ード装着部分には偏向コイルのケースが締付バン
ドによつて固定されている。即ち第1図に示すよ
うに、ケースAにはスリツトBを有した筒状部C
が形成されており、この筒状部Cの外側に有端環
状の金属製締付バンドDを挿入してねじEにより
締付けて固定するようにしているが、その締付バ
ンドDはケースAをブラウン管に固定する前工程
にて自動組付装置により筒状部Cに組付けるよう
にしている。その組付け装置は二個の爪から成る
チヤツク構成を備え、この二個の爪を締付バンド
Dの内側に挿入しエアシリンダ等により開けるこ
とで締付バンドをチヤツクして筒状部Cの外側に
挿入するという構成のものであつた。
(背景技術の問題点)
しかしながら上記組付装置は締付バンドDを二
個の爪で押拡げる形態であるため、締付バンドD
の変形によりその中心がずれて筒状部Cと同心に
なりにくく、組付不良を生じ易いという問題があ
つた。
個の爪で押拡げる形態であるため、締付バンドD
の変形によりその中心がずれて筒状部Cと同心に
なりにくく、組付不良を生じ易いという問題があ
つた。
(考案の目的)
従つて本考案の目的は、締付バンドを筒状部と
同心の状態で挿入することができ、組付不良の問
題を生ずる虞れのない締付バンドの組付け装置を
提供するにある。
同心の状態で挿入することができ、組付不良の問
題を生ずる虞れのない締付バンドの組付け装置を
提供するにある。
(考案の概要)
本考案は、有端環状をなし両端部に折曲形成さ
れた一対の突片に締付け用のねじを設けた締付バ
ンドを、これによつて締め付けられる部品の筒状
部に挿入によつて組付けるものにおいて、前記締
付バンドの内径寸法よりやや径大な外径寸法を有
し、締付バンドの供給部所と前記部品との間で往
復移動される芯部材と、前記締付バンドの供給部
所に設けられ、締付バンドの前記一対の突片間に
位置される位置決め用の突条を有し締付バンドを
多数積重ね状態に挿入保持するホールドバー及び
前記芯部材がホールドバーの先端側に移動された
とき締付バンドを押圧して1個ずつホールドバー
から外して芯部材の外側に嵌合させることにより
弾性的に拡径せられる締付バンドをその弾性によ
る巻締まり力によつて芯部材に保持させる押圧部
材を備えた供給機構と、駆動源により前記締付バ
ンドを芯部材から外して前記部品の筒状部に挿入
する抜出用部材とを具有する構成としたことを特
徴とするものである。
れた一対の突片に締付け用のねじを設けた締付バ
ンドを、これによつて締め付けられる部品の筒状
部に挿入によつて組付けるものにおいて、前記締
付バンドの内径寸法よりやや径大な外径寸法を有
し、締付バンドの供給部所と前記部品との間で往
復移動される芯部材と、前記締付バンドの供給部
所に設けられ、締付バンドの前記一対の突片間に
位置される位置決め用の突条を有し締付バンドを
多数積重ね状態に挿入保持するホールドバー及び
前記芯部材がホールドバーの先端側に移動された
とき締付バンドを押圧して1個ずつホールドバー
から外して芯部材の外側に嵌合させることにより
弾性的に拡径せられる締付バンドをその弾性によ
る巻締まり力によつて芯部材に保持させる押圧部
材を備えた供給機構と、駆動源により前記締付バ
ンドを芯部材から外して前記部品の筒状部に挿入
する抜出用部材とを具有する構成としたことを特
徴とするものである。
(考案の実施例)
以下本考案の一実施例を第2図乃至第6図に基
づいて説明する。まず第2図において、1はガイ
ドバー2に支持されエアシリンダ3によつて上下
動される昇降体であり、この昇降体1にはエアシ
リンダ4によつて水平方向に往復動されるスライ
ドバー5が支持されている。6はスライドバー5
の先端部に取付けられた支枠で、これの下面部に
は断面円形の芯部材7が取着されている。上記芯
部材7は、第1図に示す締付バンドDの内径寸法
よりやや径大例えば1mm程度径大な外径寸法を有
し、その下端部は締付バンドDの挿入をし易くす
るためにテーパ状に形成されている。8は中央部
に円形孔8aを有した板状の抜出用部材で、円形
孔8a内に芯部材7を挿入するようにして配置さ
れ、駆動源たるエアシリンダ9により芯部材7に
沿つて上下方向に往復動される。10はケースA
を移送するコンベア、11は締付バンドDの供給
機構であり、この供給機構11は、締付バンドD
を挿入して多数積重ねておくためのホールドバー
12と、このホールドバー12が挿通する略U字
状の切欠き13aを有しホールドバー12に挿入
された締付バンドDを支えるための支持板13
と、この支持板13に螺合されモータ14により
間欠的に回転駆動されて支持板13を一段階ずつ
上昇させてゆくための螺杆15とを備えている。
この供給機構11のうち、ホールドバー12は、
第3図に示すように、外周部に突条としての角棒
12aを固着しており、この角棒12aは締付バ
ンドDの両端部に折曲形成された一対の突片F,
F(これにはねじEが設けられている)間に位置
されて締付バンドDの回り止めをなしている。ま
た、支持板13螺杆15の回転による上昇で、締
付バンドDを押圧して芯部材7に嵌合させる押圧
部材として機能する。尚、16及び17は支持板
13が一段階上昇したことを検出するための光電
スイツチの投光器及び受光器である。
づいて説明する。まず第2図において、1はガイ
ドバー2に支持されエアシリンダ3によつて上下
動される昇降体であり、この昇降体1にはエアシ
リンダ4によつて水平方向に往復動されるスライ
ドバー5が支持されている。6はスライドバー5
の先端部に取付けられた支枠で、これの下面部に
は断面円形の芯部材7が取着されている。上記芯
部材7は、第1図に示す締付バンドDの内径寸法
よりやや径大例えば1mm程度径大な外径寸法を有
し、その下端部は締付バンドDの挿入をし易くす
るためにテーパ状に形成されている。8は中央部
に円形孔8aを有した板状の抜出用部材で、円形
孔8a内に芯部材7を挿入するようにして配置さ
れ、駆動源たるエアシリンダ9により芯部材7に
沿つて上下方向に往復動される。10はケースA
を移送するコンベア、11は締付バンドDの供給
機構であり、この供給機構11は、締付バンドD
を挿入して多数積重ねておくためのホールドバー
12と、このホールドバー12が挿通する略U字
状の切欠き13aを有しホールドバー12に挿入
された締付バンドDを支えるための支持板13
と、この支持板13に螺合されモータ14により
間欠的に回転駆動されて支持板13を一段階ずつ
上昇させてゆくための螺杆15とを備えている。
この供給機構11のうち、ホールドバー12は、
第3図に示すように、外周部に突条としての角棒
12aを固着しており、この角棒12aは締付バ
ンドDの両端部に折曲形成された一対の突片F,
F(これにはねじEが設けられている)間に位置
されて締付バンドDの回り止めをなしている。ま
た、支持板13螺杆15の回転による上昇で、締
付バンドDを押圧して芯部材7に嵌合させる押圧
部材として機能する。尚、16及び17は支持板
13が一段階上昇したことを検出するための光電
スイツチの投光器及び受光器である。
次に上記構成の作用を説明する。芯部材7がホ
ールドバー12の直上に位置した第2図の状態か
ら、まずエアシリンダ3により昇降体1が下降さ
れ、これにより芯部材7が第4図に示す如くホー
ルドバー12の先端側たる上端に略接する位置ま
で降ろされる。次にモータ14が螺杆15を回転
駆動し、これにより支持板13がホールドバー1
2に挿入されている締付バンドDを押上げる。す
ると、最上段の締付バンドDがホールドバー12
から抜外れ且つ芯部材7の外側に挿入されてゆ
く。この場合、芯部材7の外径寸法が締付バンド
Dの内径寸法よりもやや径大に形成されているた
め、締付バンドDは芯部材7への挿入により弾性
的に拡径し、その弾性復元力によつて芯部材7に
巻締るようになる。そして、締付バンドDが芯部
材7に完全に挿入されると、その締付バンドDに
より投光器16からの光が途中で遮ぎられるた
め、光電スイツチが作動してモータ14を停止さ
せる。これと期を同じくして昇降体1がエアシリ
ンダ3により上昇され、自身の巻締り力によつて
芯部材7に保持されている締付バンドDを引上
げ、次いでスライドバー5がエアシリンダ4によ
り右方に移動されて芯部材7をコンベア10上に
存するケースAの筒状部Cの直上に位置させると
共に、昇降体1がエアシリンダ3により下降され
て第6図のように芯部材7を筒状部Cに略接触す
る位置まで下降させる。この状態において、抜出
用部材8がエアシリンダ9により芯部材7の先端
方向たる下方に向つて移動される。すると、芯部
材7に巻締つている締付バンドDが第6図に示す
ように抜出用部材8により下方に押されて芯部材
7から抜外され、その抜外れに伴つてケースAの
筒状部C外側に挿入されてゆく。尚、締付バンド
Dが筒状部Cに完全に挿入された後は、筒状部C
上端部の爪F(第1図参照)によつて抜け止めさ
れる。さて上述のようにして締付バンドDが筒状
部Cに挿入されると、抜出用部材8がエアシリン
ダ9により上昇されると共に、昇降体1がエアシ
リンダ3により上昇されて芯部材7を筒状部Cか
ら離反させ、次いでスライドバー5がエアシリン
ダ4により左方に移動されて芯部材7をホールド
バー12の直上に位置させる。一方、コンベア1
0は一ピツチだけ移動して次に締付バンドDを組
付けるべくケースAを所定の位置まで移送し待機
させる。斯くして全てが第1図の状態に戻り、以
後上述の如き行程が繰返されることによつてケー
スAに締付バンドDが順次組付けられてゆく。と
ころで、コンベア10によりケースAが前記所定
の位置まで移送されると、ここでねじEを螺進さ
せて締付バンドDを筒状部Cに締付ける作業が自
動にて行われる。このとき、自動ねじ締め装置は
ねじEの頭部に係合してこれを回転させるように
なつているが、ねじEの頭部の位置がずれている
と、自動ねじ締め装置がねじEの頭部に係合せ
ず、締付け不良となる。しかしながら、本実施例
によれば、締付バンドDは、供給機構11のホー
ルドバー12に角棒12aによつて回り止め、換
言すれば位置決め状態に保持されており、且つ芯
部材7に対しても自身の弾性力で巻き締まつて不
用意に回ることがない。このため、締付バンドD
は、ケースAの筒状部Cに対して、ねじEが自動
ねじ締め装置に係合され得る正規の位置に位置決
めされた状態で挿入されることとなり、この結
果、ねじEは自動ねじ締め装置により確実に締付
けられ、締付け不良の問題は生じない。
ールドバー12の直上に位置した第2図の状態か
ら、まずエアシリンダ3により昇降体1が下降さ
れ、これにより芯部材7が第4図に示す如くホー
ルドバー12の先端側たる上端に略接する位置ま
で降ろされる。次にモータ14が螺杆15を回転
駆動し、これにより支持板13がホールドバー1
2に挿入されている締付バンドDを押上げる。す
ると、最上段の締付バンドDがホールドバー12
から抜外れ且つ芯部材7の外側に挿入されてゆ
く。この場合、芯部材7の外径寸法が締付バンド
Dの内径寸法よりもやや径大に形成されているた
め、締付バンドDは芯部材7への挿入により弾性
的に拡径し、その弾性復元力によつて芯部材7に
巻締るようになる。そして、締付バンドDが芯部
材7に完全に挿入されると、その締付バンドDに
より投光器16からの光が途中で遮ぎられるた
め、光電スイツチが作動してモータ14を停止さ
せる。これと期を同じくして昇降体1がエアシリ
ンダ3により上昇され、自身の巻締り力によつて
芯部材7に保持されている締付バンドDを引上
げ、次いでスライドバー5がエアシリンダ4によ
り右方に移動されて芯部材7をコンベア10上に
存するケースAの筒状部Cの直上に位置させると
共に、昇降体1がエアシリンダ3により下降され
て第6図のように芯部材7を筒状部Cに略接触す
る位置まで下降させる。この状態において、抜出
用部材8がエアシリンダ9により芯部材7の先端
方向たる下方に向つて移動される。すると、芯部
材7に巻締つている締付バンドDが第6図に示す
ように抜出用部材8により下方に押されて芯部材
7から抜外され、その抜外れに伴つてケースAの
筒状部C外側に挿入されてゆく。尚、締付バンド
Dが筒状部Cに完全に挿入された後は、筒状部C
上端部の爪F(第1図参照)によつて抜け止めさ
れる。さて上述のようにして締付バンドDが筒状
部Cに挿入されると、抜出用部材8がエアシリン
ダ9により上昇されると共に、昇降体1がエアシ
リンダ3により上昇されて芯部材7を筒状部Cか
ら離反させ、次いでスライドバー5がエアシリン
ダ4により左方に移動されて芯部材7をホールド
バー12の直上に位置させる。一方、コンベア1
0は一ピツチだけ移動して次に締付バンドDを組
付けるべくケースAを所定の位置まで移送し待機
させる。斯くして全てが第1図の状態に戻り、以
後上述の如き行程が繰返されることによつてケー
スAに締付バンドDが順次組付けられてゆく。と
ころで、コンベア10によりケースAが前記所定
の位置まで移送されると、ここでねじEを螺進さ
せて締付バンドDを筒状部Cに締付ける作業が自
動にて行われる。このとき、自動ねじ締め装置は
ねじEの頭部に係合してこれを回転させるように
なつているが、ねじEの頭部の位置がずれている
と、自動ねじ締め装置がねじEの頭部に係合せ
ず、締付け不良となる。しかしながら、本実施例
によれば、締付バンドDは、供給機構11のホー
ルドバー12に角棒12aによつて回り止め、換
言すれば位置決め状態に保持されており、且つ芯
部材7に対しても自身の弾性力で巻き締まつて不
用意に回ることがない。このため、締付バンドD
は、ケースAの筒状部Cに対して、ねじEが自動
ねじ締め装置に係合され得る正規の位置に位置決
めされた状態で挿入されることとなり、この結
果、ねじEは自動ねじ締め装置により確実に締付
けられ、締付け不良の問題は生じない。
尚、本考案は上記し且つ図面に示す実施例に限
定されるものではなく、例えばブラウン管の偏向
コイル用ケースへの締付バンドの組付けだけでな
く、締付バンドを筒状部へ組付ける場合一般に広
く適用して実施できる等、要旨を逸脱しない範囲
内で種々変更して実施できる。
定されるものではなく、例えばブラウン管の偏向
コイル用ケースへの締付バンドの組付けだけでな
く、締付バンドを筒状部へ組付ける場合一般に広
く適用して実施できる等、要旨を逸脱しない範囲
内で種々変更して実施できる。
(考案の効果)
本考案は以上の説明から明らかなように、締付
バンドをその内径よりもやや径大な芯部材に挿入
してその弾性による巻締り力によつて保持させる
ようにしたので、締付バンドを二本の爪で押拡げ
るものとは異なり、変形によつて中心がずれる虞
れがなく、従つて部品の筒状部と同心状態のもと
で該筒状部に挿入でき、常に正しく組付けること
ができる。しかも、供給機構により締付バンドを
押圧して芯部材の外側に嵌合させるだけで、該締
付バンドを芯部材に保持させることができ、また
芯部材に保持された締付バンドを抜出用部材によ
り押出すだけで該芯部材を部品の筒状部に組付け
ることができるので、組付装置の構造が簡単とな
る。更に、供給機構において、締付バンドを積重
ね状態に挿入保持するためのホールドバーに、締
付バンドの一対の突片間に位置して締付バンドの
回り止めをなす突条を設けたので、その一対の突
片の位置、ひいてはこの突片に設けられたねじの
位置を常に一定に揃えて芯部材に嵌合保持させる
ことができ、これにて締付バンドを筒状部に挿入
したときにねじの位置を一定に揃えることもでき
て、ねじ締め作業を自動で行う場合でも締付け不
良の問題を生ずることなく確実にねじを締付ける
ことができる等の優れた効果を奏する。
バンドをその内径よりもやや径大な芯部材に挿入
してその弾性による巻締り力によつて保持させる
ようにしたので、締付バンドを二本の爪で押拡げ
るものとは異なり、変形によつて中心がずれる虞
れがなく、従つて部品の筒状部と同心状態のもと
で該筒状部に挿入でき、常に正しく組付けること
ができる。しかも、供給機構により締付バンドを
押圧して芯部材の外側に嵌合させるだけで、該締
付バンドを芯部材に保持させることができ、また
芯部材に保持された締付バンドを抜出用部材によ
り押出すだけで該芯部材を部品の筒状部に組付け
ることができるので、組付装置の構造が簡単とな
る。更に、供給機構において、締付バンドを積重
ね状態に挿入保持するためのホールドバーに、締
付バンドの一対の突片間に位置して締付バンドの
回り止めをなす突条を設けたので、その一対の突
片の位置、ひいてはこの突片に設けられたねじの
位置を常に一定に揃えて芯部材に嵌合保持させる
ことができ、これにて締付バンドを筒状部に挿入
したときにねじの位置を一定に揃えることもでき
て、ねじ締め作業を自動で行う場合でも締付け不
良の問題を生ずることなく確実にねじを締付ける
ことができる等の優れた効果を奏する。
第1図はブラウン管の偏向コイル用ケース及び
その締付バンドの斜視図であり、第2図乃至第6
図は本考案の一実施例を示し、第2図は一部断面
にて示す全体の側面図、第3図は第2図中−
線に沿う平面図、第4図乃至第6図は動作順に示
す要部の側面図である。 図中、1は昇降体、5はスライドバー、7は芯
部材、8は抜出用部材、9はエアシリンダ(駆動
源)、11は供給機構、12はホールドバー、1
2aは角棒(突条)、13は支持板(押圧部材)、
Aはケース、Cは筒状部、Dは締付バンド、Eは
ねじ、Fは突片である。
その締付バンドの斜視図であり、第2図乃至第6
図は本考案の一実施例を示し、第2図は一部断面
にて示す全体の側面図、第3図は第2図中−
線に沿う平面図、第4図乃至第6図は動作順に示
す要部の側面図である。 図中、1は昇降体、5はスライドバー、7は芯
部材、8は抜出用部材、9はエアシリンダ(駆動
源)、11は供給機構、12はホールドバー、1
2aは角棒(突条)、13は支持板(押圧部材)、
Aはケース、Cは筒状部、Dは締付バンド、Eは
ねじ、Fは突片である。
Claims (1)
- 有端環状をなし両端部に折曲形成された一対の
突片に締付け用のねじを設けた締付バンドを、こ
れによつて締め付けられる部品の筒状部に挿入に
よつて組付けるものにおいて、前記締付バンドの
内径寸法よりやや径大な外径寸法を有し、締付バ
ンドの供給部所と前記部品との間で往復移動され
る芯部材と、前記締付バンドの供給部所に設けら
れ、締付バンドの前記一対の突片間に位置される
位置決め用の突条を有し締付バンドを多数積重ね
状態に挿入保持するホールドバー及び前記芯部材
がホールドバーの先端側に移動されたとき締付バ
ンドを押圧して1個ずつホールドバーから外して
芯部材の外側に嵌合させることにより弾性的に拡
径せられる締付バンドをその弾性による巻締まり
力によつて芯部材に保持させる押圧部材を備えた
供給機構と、駆動源により前記締付バンドを芯部
材から外して前記部品の筒状部に挿入する抜出用
部材とを具備して成る締付バンドの組付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7964383U JPS6061173U (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 締付バンドの組付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7964383U JPS6061173U (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 締付バンドの組付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6061173U JPS6061173U (ja) | 1985-04-27 |
JPH0115473Y2 true JPH0115473Y2 (ja) | 1989-05-09 |
Family
ID=30209638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7964383U Granted JPS6061173U (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 締付バンドの組付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6061173U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4815298B1 (ja) * | 1968-07-31 | 1973-05-14 | ||
JPS5483188A (en) * | 1977-12-16 | 1979-07-03 | Yamaha Motor Co Ltd | Elastic parts assembling device |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5045197Y2 (ja) * | 1971-06-26 | 1975-12-22 | ||
JPS5638736U (ja) * | 1979-08-30 | 1981-04-11 |
-
1983
- 1983-05-26 JP JP7964383U patent/JPS6061173U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4815298B1 (ja) * | 1968-07-31 | 1973-05-14 | ||
JPS5483188A (en) * | 1977-12-16 | 1979-07-03 | Yamaha Motor Co Ltd | Elastic parts assembling device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6061173U (ja) | 1985-04-27 |
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