JPH0115263Y2 - - Google Patents

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JPH0115263Y2
JPH0115263Y2 JP2004382U JP2004382U JPH0115263Y2 JP H0115263 Y2 JPH0115263 Y2 JP H0115263Y2 JP 2004382 U JP2004382 U JP 2004382U JP 2004382 U JP2004382 U JP 2004382U JP H0115263 Y2 JPH0115263 Y2 JP H0115263Y2
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JP
Japan
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signal
output
circuit
switch
multiplier
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はPAL方式の映像信号を扱うVTR等に
用いられる再生クロマ信号の処理回路に関し、特
に変速再生時におけるクロマ信号の位相順次性の
崩れを補正するようにしたものである。
第1図はPAL方式の映像信号を2ヘツドヘリ
カルスキヤン型VTRで記録した場合のテープ1
の記録状態を示す。テープ1にはAヘツドで記録
したトラツクTAとBヘツドで記録したトラツク
TBとが交互に隣接して記録される。各トラツク
間で水平同期信号が整列され、いわゆるHアライ
メントが揃えられた状態となつている。また
PAL方式のクロマ信号は1H(H:水平走査期間)
毎に異つた信号処理が成されている。即ち、(R
−Y)信号と(B−Y)信号を直角2相変調した
クロマ信号Cと、−(R−Y)信号と(B−Y)信
号を直角2相変調したクロマ信号C*とを、第1
図のパターンで記録するようにしている。このテ
ープ1を、変速モード(例えばキユー、レビユー
等のサーチモード)で再生すると、回転ヘツドが
複数のトラツクにまたがつてトレースする。この
ため再生ヘツドが隣々接トラツクにジヤンプした
ときに、再生クロマ信号の順次性C,C*,C,
C*……が崩れる。このうな色の順次性の崩れた
再生クロマ信号が加えられると、上記ジヤンプが
行われる毎にC,C*が入れ替り、このため正常
とは異つた色が画面に現われる。
この問題を解決するために、従来より第2図に
示す回路が提案されている。
図において、バーストゲート2に加えられた
PAL方式の再生クロマ信号PB・Cから、第3図
Aに示すようなバーストフラツグパルスBFによ
り、カラーバースト信号SBが抜き取られて乗算器
3に加えられる。尚、このバースト信号SBは再生
クロマ信号の位相反転と対応して1H置きに90゜移
相されている。
一方、サブキヤリア周波数fsc(4.4MHz)の連
続した基準サブキヤリア信号REFがAPC回路
(図示せず)からアンプ4を介してスイツチ5の
一方の接点に加えられると共に、上記アンプ4の
反転出力信号REFがスイツチ5の他方の接点に
加えられている。スイツチ5は水平同期信号に同
期された1/2HH:水平走査周波数)のパルスで
1H毎に接点を切換えられ、上記信号REF又は
REFを選択して乗算器3に加える。乗算器3は
信号SBとREF又はREFとを乗算する。この結果、
信号SBの位相に応じて正又は負の乗算出力が得ら
れ、この乗算出力は積分器6で積分されてアンプ
7に加えられる。アンプ7からは第3図Bに示す
ような正極性の積分電圧V+と同図Cに示すよう
な負極性の積分電圧V-とが得られる。上記電圧
V+は比較器8に加えられて、基準電圧V1と比較
され、上記電圧V-は比較器9に加えられて、上
記電圧V1と比較される。この結果、比較器8よ
り第3図Dに示すように、電圧V+のV1を越える
期間で「1」(高レベル)となる信号SSが得られ
る。この信号SSの立上りでフリツプフロツプ10
がセツトされる結果、その出力Qが第3図Fに示
すように「1」となる。あるいは前の状態が点線
で示すように「1」であればその状態が保持され
る。このQ出力「1」によつてスイツチ11が例
えば接点bに閉ざされて、入力信号PB・Cを1H
遅延回路12で遅延した信号を選択する。
この状態で再生トラツクが替り、そのときクロ
マ信号の位相順次性が崩れた場合は、アンプ7の
出力V+、V-が入れ替り、この結果、比較器9か
ら出力される第3図Eの信号SRが第3図Dで示す
ような波形となる。この信号でフリツプフロツプ
10がリセツトされることにより、出力Qが
「0」に反転し、これによつてスイツチ11が接
点aに切換えられて、遅延されない信号PB・C
を選択する。
而して、上述した従来の回路では、積分電圧
V+、V-は、第3図B,Cのようにバースト信号
SBが存在する期間(バーストフラツグBFの期間)
に増大し、信号SBがなくなると最大値から減少す
る。比較器8,9は電圧V+、V-が出力される全
期間を比較するため、この間に例えば第3図Cの
点線で示すような基準レベルV1を越えるノイズ
Nが発生した場合は、このノイズNによつてフリ
ツプフロツプ10が誤つてトリガされる。即ち、
比較時間が長いためノイズが混入しやすく、回路
が誤動作しやすい。
本考案は上記の問題を解決するもので、以下本
考案の実施例を第4図及び第5図と共に説明す
る。尚、第4図においては第2図と対応する部分
には同一符号を付してある。
第4図において、乗算器3から差動出力を取り
出すように成し、この出力をコンデンサから成る
ローパスフイルタ13を介して高利得アンプ14
の正負の入力端子に加える。この正負の入力端子
には、差動接続されたトランジスタ16,17の
コレクタが夫夫接続されている。アンプ14の出
力V0はD型フリツプフロツプ15のD端子に加
えられる。このフリツプフロツプ15は、前記パ
ルスBFを反転したパルスBFの立上りでトリガさ
れる。そのQ出力はスイツチ11を切換えると共
に、トランジスタ16のベースに加えられ、Q出
力はトランジスタ17のベースに加えられる。
今、Q、Q出力のトランジスタ16,17への
帰還がないものとして考えると、入力信号PB・
Cの位相に応じてローパスフイルタ13の出力は
第5図BのV又はVとなる。高利得アンプ14は
V又はVがセンター電圧より僅かでも上又は下に
なれば、これを増巾してその出力V0(「1」又は
「0」)をフリツプフロツプ15に加える。そして
この出力V0がパルスBFで読み込まれることによ
り、Q出力でスイツチ11を切換えることができ
る。
次にQ,Q出力をトランジスタ16,17に帰
還する場合について説明する。
V0が「1」の場合は、フリツプフロツプ15
がパルスBFでトリガされると、トランジスタ1
6がオン、トランジスタ17がオフとなつて、ア
ンプ14の正端子の入力レベルVが、同図Aのパ
ルスBFの後縁のタイミングで上昇する。この後、
第5図CのようにVはこの上昇分に重畳されて変
化する。V0が「0」の場合は、上記と逆にトラ
ンジスタ16がオフ、トランジスタ17がオンと
なり、アンプ14の負端子の入力レベルVが上昇
する。上記のように帰還をかけることによつてセ
ンター電圧が実質的にVSだけシフトされること
になり、V0にヒステリシスがかかる。このシフ
トされた電位間が検出不感帯となる。このため
V0が一旦「1」又は「0」になれば、少々のノ
イズがあつても、フリツプフロツプ15は容易に
反転することがなく、誤動作を防ぐことができ
る。尚、V0は例えば第5図Dに示すものとなり、
このV0がパルスBFで取り込まれることにより、
同図Eに示すQ出力が得られる。また、信号
PB・Cの位相が反転すれば、VとVとが逆にな
り、V0が反転してQが反転することにより、ス
イツチ11が切換えられる。
本実施例によれば、上述したようにV0にヒス
テリシスがかかることによつて、ノイズに強くな
ると共に、V0の検出をパルスBFの後縁でのみ行
つているので、ノイズが発生しても検出されるこ
とがなく、従つて誤動作を起すことがない。ま
た、V0のレベルが充分上昇したときに検出され、
さらにアンプ14で高利得で増巾しているので、
「1」か「0」かを明確に判断して検出すること
ができる。
以上述べたように本考案は、再生クロマ信号か
ら分離されたバースト信号と1H毎に位相が所定
量変化する(例えば反転する)基準信号とを乗算
し、この乗算信号の正負の極性を検出回路で検出
してその検出信号に応じて上記再生クロマ信号ま
たは1H遅延された再生クロマ信号を選択すると
共に、上記検出信号を上記検出回路の入力側に正
帰還させることによつて上記乗算信号をレベルシ
フトさせるようにしたので、雑音に対する実質的
な検出不感帯を上記検出信号に設けることができ
る。したがつて、多少の雑音が混入しても誤動作
することがなく、安定した切換動作が得られ、耐
雑音性を大幅に向上させることができる。また、
乗算出力の極性を検出して切換えを行なつている
ので、正確な切換えを行なうことができ、再生ク
ロマ信号の位相順次性の崩れを確実に補償するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はPAL信号を記録したテープを示す図、
第2図は従来例を示す回路ブロツク図、第3図は
第2図の要部の出力波形図、第4図は本考案の実
施例を示す回路ブロツク図、第5図は第4図の要
部の出力波形図である。 なお図面に用いられている符号において、2…
…バーストゲート、3……乗算器、4……アン
プ、5……スイツチ、11……スイツチ、12…
…1H遅延回路、14……フリツプフロツプ、1
6,17……トランジスタ、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 再生クロマ信号から分離されたバースト信号と
    1H毎に位相が所定量変化する基準信号とを乗算
    する乗算器と、 上記乗算器から出力される乗算信号の正負の極
    性を検出する検出回路と、 上記検出回路からの検出信号に応じて上記再生
    クロマ信号または1H遅延された再生クロマ信号
    を選択する切換器と、 上記検出信号を上記検出回路の入力側に正帰還
    させることによつて上記乗算信号をレベルシフト
    させる帰還回路とを具備する再生クロマ信号の処
    理回路。
JP2004382U 1982-02-16 1982-02-16 再生クロマ信号の処理回路 Granted JPS58123687U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004382U JPS58123687U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 再生クロマ信号の処理回路

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004382U JPS58123687U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 再生クロマ信号の処理回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58123687U JPS58123687U (ja) 1983-08-23
JPH0115263Y2 true JPH0115263Y2 (ja) 1989-05-08

Family

ID=30032221

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JP2004382U Granted JPS58123687U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 再生クロマ信号の処理回路

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