JPH0574278B2 - - Google Patents

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JPH0574278B2
JPH0574278B2 JP59006503A JP650384A JPH0574278B2 JP H0574278 B2 JPH0574278 B2 JP H0574278B2 JP 59006503 A JP59006503 A JP 59006503A JP 650384 A JP650384 A JP 650384A JP H0574278 B2 JPH0574278 B2 JP H0574278B2
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phase
color
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phase comparison
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Seiichi Hashimoto
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/83Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はPAL方式の磁気記録再生装置におい
て、記録時には搬送色信号を周波数変換する、ま
た再生時には周波数変換された搬送色信号をもと
の周波数に戻すと共に、機械的振動やテープとヘ
ツドの接触むら等により発生する時間軸変動によ
る搬送色信号の位相変動を軽減するために使用さ
れるPALカラー映像信号のAPC色同期回路に関
するものである。
本発明はまたPAL方式のカラーテレビジヨン
受像機において搬送色信号を復調するAPC色同
期回路にも応用できるものである。
従来例の構成とその問題点 近年、PALカラー映像信号のAPC色同期回路
は、磁気記録再生装置において、PALカラーテ
レビジヨン受像機に使用されるAPC色同期回路
と同一の原理のものが使用される。
以下に従来の磁気記録再生装置で使用される
PALカラー映像信号のAPC色同期回路について
説明する。
PALカラー映像信号を記録再生する簡易型磁
気記録再生装置では一般に輝度信号は角度変調
(例えばFM変調)し、搬送色信号はその低域側
の周波数帯に周波数変換し、この低域変換搬送色
信号と高域周波数帯の角度変調された輝度信号と
を混合して記録媒体上に記録している。そして再
生時には、角度変調信号を復調して輝度信号を再
生し、低域変換搬送色信号は周波数変換してもと
の周波数に戻すようにしている。ここで、APC
色同期回路は記録および再生時に搬送色信号を周
波数変換する周波数変換用信号を得るために使用
される。すなわち、記録時のAPC色同期回路で
はカラー映像信号から分離された搬送色信号中の
周波数SCのカラーバースト信号と制御発振器の
発振信号を位相比較し、その位相比較誤差信号で
制御発振器の発振周波数を可変して上記カラーバ
ースト信号と周波数および位相の同期した周波数
SCの信号を得ている。また、記録時にはAFC回
路が設けられ、水平走査周波数Hに比例した低域
変換搬送色信号の副搬送波周波数となる周波数L
の信号を得ている。ここで、PAL・VHS方式の
磁気記録再生装置では L=(40+1/8)H である。なお、PAL方式の水平走査周波数H
15.625KHz、色副搬送波周波数SCは約4.43MHzで
ある。以上の様にして得られた周波数SCの信号
と周波数Lの信号は周波数変換器に供給され、和
の周波数SCLの信号を得て、上記搬送色信号
を低域変換するための周波数変換用信号とされ
る。記録時において、APC回路とAFC回路を設
けることにより低域変換搬送色信号の副搬送波周
波数を正確に水平走査周波数Hに比例した周波数
Lに設定することができる。
一方再生時においても、従来は一般にAPC回
路とAFC回路を設け、APC回路にて再生搬送色
信号中のカラーバースト信号と基準発振器の副搬
送波周波数の信号を位相比較し、その位相比較誤
差信号で制御発振器を制御し、AFC回路では再
生水平同期信号からその周波数に比例した周波数
の信号を作成し、前記APC回路の制御発振器か
らの信号と前記AFC回路からの信号を周波数変
換器に供給してその出力信号を低域変換された搬
送色信号をもとの周波数に戻すための周波数変換
用信号としていた。
ところで、PAL方式のカラー映像信号は
NTSC方式と比較した場合、一方の色信号成分、
例えば色差信号R−Y信号に関する色副搬送波の
位相が一水平走査期間毎に180°反転しており、こ
れに対し色差信号B−Y信号に関する色副搬送波
の位相は各水平走査期間共同位相である。そし
て、R−Y信号に関する色副搬送波の位相の識別
には、カラーバースト信号が用いられ、このカラ
ーバースト信号位相はB−Y信号の色副搬送波の
位相に対し135°進んだ位相のバーストと135°遅れ
た位相のバースト、換言すると相対的に90°の位
相差を持つたバースト信号が水平周期毎に交互に
伝送される。
この様なPAL搬送色信号を前記APC回路で処
理した場合、すなわち位相比較器がPALカラー
バースト信号と制御発振器または基準発振器出力
を直接比較した場合、位相比較器の出力には、
PAL方式特有の1水平走査毎にカラーバースト
信号が90°位相シフトすることにより1水平走査
毎に符号の異なる45°の位相誤差が発生するので、
従来はAPC回路の時定数を大きくして、この位
相誤差には応答しない様にして制御発振器出力に
おける位相変動の発生を防いでいた。
しかしながら上記のような構成では、磁気記録
再生装置の記録時において、APC回路の時定数
を大きくするのにも限度が有り、位相変動が残つ
て低域変換搬送色信号に位相変動が生じること、
位相比較回路の位相比較感度がNTSC方式の場合
の1/√2すなわち約3dB小さくノイズ等に不利
であることおよび位相比較信号でカラー白黒の判
別をする時、この判別感度も約3dB小さくなるこ
と、再生時においては、特に特殊再生時AFC回
路に欠点があるが、APC回路だけにするとその
時定数を小さくする必要があること、APC回路
の同期引込範囲がNTSC方式の場合の1/2しかな
いこと、位相比較感度が小さいためノイズに弱い
という問題点を有していた。
発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解決するもので、
APC回路の時定数を小さくしても位相変動が発
生せず、位相比較感度および同期引込範囲が
NTSC方式並みで、APC同期回路、カラー白黒
判別が安定なPALカラー映像信号のAPC色同期
回路を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明は、カラーバースト信号と周波数発振器
の発振信号の位相を相対的に0°と90°および90°と
180°、水平走査期間毎に交互に変化させて位相比
較する第1、第2の位相比較手段と、第1、第2
の位相比較手段で得られた第1、第2の位相比較
誤差信号を用いて上記交互に変化させる極性を切
換える手段を備えたPALカラー映像信号のAPC
色同期回路であつて、第1、第2の位相比較誤差
信号をそれぞれ1水平走査期間前の信号と加算平
均した信号を演算し、信号成分が所定の値以上出
力されていることを判別することにより、同期引
込状態にかかわらず極性を判別することができ、
そして、これにより、同期発振器を制御する第1
の位相比較誤差信号に1水平走査毎に符号の異な
る45°の位相誤差を発生することがないため、位
相比較感度、同期引込範囲をNTSC方式並みとす
ることのできるものである。
実施例の説明 第1図は本発明の第1の実施例におけるPAL
カラー映像信号のAPC色同期回路のブロツク図
を示すものである。第1図において、入力端子1
より入来したPALカラー映像信号は低域波器
(以下LPFと呼ぶ)2、帯域波器(以下BPFと
呼ぶ)3に供給され、輝度信号および搬送色信号
に分離される。LPF2で取り出された輝度信号
はFM変調器4に供給されてFM変調された後、
高域波器(以下HPFと呼ぶ)5で低域成分が
除去される。また、BPF3より取り出された色
副搬送波SCの搬送色信号は周波数変換器6に供
給されて周波数変換され、LPF7で不要成分が
除去されて上記FM変調輝度信号帯域よりも低域
の周波数帯域の低域変換搬送色信号に変換され
る。そして、上記HPF5で低域成分が除去され
たFM変調輝度信号と上記低域変換搬送色信号は
合成器8で加算重畳され、記録増幅器9で増幅さ
れ、磁気ヘツド10で記録媒体に記録される。
ここで、上記周波数変換器6の周波数変換用信
号を得るため、まず、BPF3より取り出された
搬送色信号をバーストゲート回路11に供給して
周波数SCのカラーバースト信号を取り出し、こ
のカラーバースト信号と制御発振器12よりの発
振信号を第1の位相比較回路13で位相比較して
第1の位相比較誤差信号を得、前記制御発振器1
2を制御することにより上記カラーバースト信号
と周波数および位相が同期した周波数SCの信号
を上記制御発振器12の出力信号として得る。こ
こで、制御発振器12および第1の位相比較回路
13はAPC回路を構成する。一方、14は映像
信号から同期信号を分離する同期信号分離回路、
15は同期信号より垂直同期信号および等価パル
ス等を除去し、水平同期信号に位相同期した水平
走査周波数Hのパルス信号(以下HD信号と呼
ぶ)を得るHD信号発生回路、16はこのHD信
号に位相同期するフエーズロツク回路(以下
PLL回路と呼ぶ)で、水平同期信号が欠如した
りノイズが混入した場合でも水平走査周波数H
比例した周波数Lの信号を安定に出力するための
ものであつて、入力端子1より入来したPALカ
ラー映像信号を同期信号分離回路14にも供給し
て同期信号を分離し、HD信号発生回路15で水
平走査周波数HのHD信号を得、PLL回路16で
Hに比例した周波数Lの信号を得る。ここで、
PLL回路16はAFC回路を構成する。結局、以
上のようにして得た制御発振器12出力の周波数
SCの発振信号とPLL回路16出力の周波数L
信号を周波数変換器17に供給して周波数変換
し、BPF18で和の周波数SCLの信号を取り
出し、上記周波数変換器6の周波数変換用信号と
することができる。
ところで、PAL方式のカラーバースト信号は
従来例の構成とその問題点で説明した様に、水平
走査期間毎に+135°と−135°(すなわち+225°)と
位相差90°で交互に変化している。そこで、制御
発振器12からの信号の位相もまた位相差90°で
交互に変化させると位相比較器13では常に一定
位相で位相比較することができ、従来の様な
PAL信号特有の1水平走査毎に位相比較差信号
が+45°分ずつ変動するという現象はなくなる。
19は第1の位相シフト回路であつて、信号の位
相を0°と90°、1水平走査期間毎に交互に変化さ
せるものである。また、20は第2の位相シフト
回路であつて、信号の位相を90°と180°、1水平
走査期間毎に交互に変化させるものである。この
様に第1の位相シフト回路19により、第1の位
相比較回路13ではNTSC方式の場合と同様、カ
ラーバースト信号と制御発振器12の出力信号が
同期状態で略90°の位相差で比較され、第2の位
相シフト回路20により、第1の位相比較回路と
は別に設けられた第2の位相比較回路21では略
同相で比較される。
ところで、第1,第2の位相シフト回路の位相
を切換えるための信号は前記PLL回路16より
の信号を分周回路22で分周して、水平走査周波
数の半分の1/2Hの周波数の信号を作ることによ
り得られる。しかしながら、映像信号中の水平同
期信号にはカラーバースト信号の位相を判別する
情報がなく、分周回路22出力の位相は、第1,
第2の位相シフト回路の位相シフト量が0°,90°
または90°,180°いずれになるか不安である。極
性判別回路23、極性切換回路24はカラーバー
スト信号の位相が+135°の時、第1,第2の位相
シフト回路の位相シフト量が0°と90°、カラーバ
ースト信号の位相が−135°の時、90°と180°となる
様、分周回路22の出力の極性を切換えるための
もので、本発明の特徴はPALカラーバースト信
号の位相判別を上記第1,第2の位相判別回路1
3,21の出力を用いて行なうことにある。
以下、極性判別回路23と極性切換回路24の
一実施例について、第2図のブロツク図を用いて
説明する。
一般に位相比較回路は乗算器とLPFで構成さ
れるが、この時、これに周波数の等しい、位相が
θ1だけ異なる信号 υ1=Asin(ωt+θ1) υ2=Bsin(ωt) ここで、A,Bはυ1,υ2の振幅、ωは角周波数
が入力された時、乗算器出力は υ1×υ2=1/2ABcosθ1 −1/2ABcos(2ωt+θ1) となり、LPF出力には高域成分が除去され、1/2
ABcosθ1なる位相比較誤差信第が得られる。今、
制御発振器12の出力信号の位相をθ、カラーバ
ースト信号の位相が+135°、+225°であつて、第
1の位相シフト回路19が正しく動作していて、
その出力にθ,θ+90°が出力されていると、カ
ラーバースト信号と位相シフト回路19の出力の
位相差は常にθ−135°となり位相比較誤差信号は
1/2ABcos(θ−135°)となる。この時、第2の位
相シフト回路21の出力にはθ+90°、θ+180°
が出力され、カラーバースト信号との位相差は常
にθ−45°であり位相比較誤差信号は1/2ABcos
(θ−45°)となる。一方、第1,第2の位相シフ
ト回路21の極性が逆になつていて、第1の位相
シフト回路19にθ+90°、θが出力されている
と、カラーバースト信号との位相差は一水平走査
毎にθ−45°、θ−225°であり、位相比較誤差信
号は1/2AB・cos(θ−45°)、1/2ABcos(θ−
225°)=−1/2ABcos(θ−45°)、第2の位相シフ
ト回路20出力にはθ+180°、θ+90°が出力さ
れ、カラーバースト信号との位相差は一水平走査
毎にθ+45°、θ−135°となり、位相比較誤差信
号は1/2ABcos(θ+45°)、1/2ABcos(θ−135°)
=1/2ABcos(θ+45°)となる。従つて、第1,
第2の位相シフト回路19が正しく動作している
とそれぞれの位相比較誤差信号は常に一定である
が、極性が逆であると一水平走査毎に絶対値が等
しく符号が逆の出力となる。第2図において、2
5,26は第1,第2の位相比較回路13,21
出力を1水平走査期間遅延する1H遅延回路、2
7,28は第1,第2の位相比較回路13,21
出力と1H遅延回路25,26出力を加算する第
1,第2の加算器、29,30は第1,第2の加
算器出力を自乗または絶対値を得る第1,第2の
自乗値または絶対値回路、31は第1,第2の自
乗値または絶対値回路29,30出力を加算する
第3の加算器、32は所定の基準値を発生する基
準値発生回路、33は第3の加算器31出力と基
準値発生回路32出力を比較して、第1,第2の
位相シフト回路の極性が正しいか誤つているかの
極性判別出力を発生する比較回路であつて、25
〜33が極性判別回路23を構成する。また、3
4は出力に2つの状態を有し、比較回路33出力
でトリガされ状態を反転するフリツプフロツプ回
路(以下FF回路と呼ぶ)、35は分周回路22出
力の位相を反転する位相反転回路、36はFF回
路34出力で制御され、分周回路22出力と位相
反転回路35出力を切換える切換回路であつて、
34〜36は極性切換回路24を構成する。今、
第1,第2の位相シフト回路が正しい極性に極性
切換回路24が設定されている時、第1,第2の
位相比較回路13,21の出力は常に1/2ABcos
(θ−135°)1/2ABcos(θ−45°)であるから第
1,第2の1H遅延回路25,26もこれらに等
しく、第1,第2の加算器27,28出力はそれ
ぞれABcos(θ−135°),ABcos(θ−45°)とな
り、29,30が自乗回路の時、第3の加算器3
1出力にはcos(θ−135°)=sin(θ−45°)である
から、 A2B2cos2(θ−135°)+A2B2cos(θ−45°)=A2
B2 また、29,30が絶対値回路の時、 ABAB|sin(θ−45°)|+AB|cos(θ−45°)
|√2ABとなる。一方、第1,第2の位相シ
フト回路の極性が逆になつている時、第1,第2
の位相比較回路13,21の出力は一水平走査毎
に絶対値が等しく逆符号になつているので、第
1,第2の加算器27,28出力は常に零とな
り、第3の加算器出力も零となる。すなわち、第
3の加算器31出力は極性切換回路24の極性が
正しい時、θの値にかかわらず一定値A2B2また
は一定値AB以上となり、極性が逆の時はθの値
にかかわらず零となり、基準発生回路32出力を
適当な値に設定することにより比較回路33で極
性が正しいか正しくないかを判別することが出
来、正しくない時FF回路34のトリガパルスを
発生する様にするとFF回路34の状態が反転し、
切換回路36が切換り正しい状態となる。
以上にように本実施例によれば、記録時の
APC回路に第1,第2の位相比較回路と第1,
第2の位相シフト回路と、極性判別回路と、極性
切換回路を設けることにより、PAL方式特有の
一水平走査毎に位相が90°シフトするカラーバー
スト信号がAPC回路に入力されても、位相比較
回路出力には一水平走査毎に符号の異なる45°の
位相誤差が発生することなく、安定した周波数変
換用信号が得られる。また、位相比較感度は常に
同相で比較しているため、NTSC方式の場合と同
等の感度が得られ、PAL方式の場合に感度が
NTSC方式に比べて約3dB低下するということも
なくなりAPC回路が安定化する。さらに、第2
の位相比較回路出力をカラーバースト信号が存在
するかどうかの判別、すなわち入力映像信号がカ
ラーか白黒かの判別に使用する場合にもその感度
がNTSC方式並となつて、PAL方式特有のノイ
ズによる影響を受けやすいという欠点もなくな
る。
第3図は本発明の第2の実施例におけるPAL
カラー映像信号のAPC色同期回路のブロツク図
を示すものである。第1図に示す第1の実施例と
同一個所は同一符号をもつて示し、詳細な説明は
省略する。第3図において、磁気ヘツド10によ
り記録媒体から再生された再生信号は再生増幅器
37で増幅された後HPF38、LPF39に供給
され、FM変調輝度信号および低域変換搬送色信
号に分離される。HPF38で分離されたFM変調
輝度信号はリミツタ40を介してFM復調器41
に供給され、再生輝度信号に復調される。一方、
LPF39で分離された色副搬送波Lの低域変換搬
送色信号は周波数変換器42に供給されて周波数
変換され、BPF43により不要周波数成分が除
去されてもとの周波数である色副搬送波SCの再
生搬送色信号に変換される。そして、上記再生輝
度信号と再生搬送色信号は合成器44で加算混合
され、出力端子45から取り出される。
ここで、上記周波数変換器42の周波数変換用
信号を得るため、まず、BPF43より取り出さ
れた搬送色信号をバーストゲート回路11に供給
してカラーバースト信号を取り出し、このバース
ト信号と色副搬送波数SCの基準発振器46より
の基準信号を第1の位相シフト回路19を介して
第1の位相比較回路13で位相比較して第1の位
相比較誤差信号を得、制御発振器12を制御して
再生低域変換搬送色信号の色副搬送波Lに周波数
の等しい信号を得、周波数変換器17で基準発振
器46よりの周波数SCの基準信号と周波数変換
する。その結果、BPF18出力に周波数変換用
信号として和の周波数SCLの信号が得られる。
今、再生された低域変換搬送色信号がジツタを有
し、その副周波波がL+ΔLである時、制御発振
器に出力もL+ΔLとなつて、周波数変換用信号
SCL+ΔLとなり周波数がもとに戻された搬
送色信号は常にSCとなつてジツタ補正がなされ
る。
ここで、周波数変換器42−BPF43−バー
ストゲート回路11−位相比較回路13−制御発
振器12−周波数変換器17−BPF18−周波
数変換器42はAPC回路の帰還ループを構成し、
BPF43出力のカラーバースト信号の周波数お
よび位相が基準発振器の出力と一定関係になる
様、制御発振器12出力を制御し、周波数変換器
42で再生低域変換搬送色信号の周波数、位相を
変えている。本実施例においては、第1,第2の
位相シフト回路は基準発振器46出力を0°,90°
および90°,180°位相シフトする様に設けている。
第1,第2の位相シフト回路を切換える信号は合
成器44出力の再生映像信号から同期信号分離回
路14で同期信号を得、HD信号発生回路で水平
走査周波数HのHD信号を得、PLL回路16でノ
ズル等に対し安定なHに比例した信号を得、分周
回路22で1/2Hの周波数の第1,第2の位相シ
フト回路の切換え信号を得る。この切換信号の極
性が正しいかどうかは第1,第2の位相比較回路
13,21出力を用いて極性判別回路23で判別
し、正しくない場合は極性切換回路で分周回路2
2出力の極性を切換えている。
以上のように本実施例によれば、再生時の
APC回路に第1,第2の位相比較回路と第1,
第2の位相シフト回路と、極性判別回路と、極性
切換回路を設けることにより、1水平走査毎に位
相が90°シフトするカラーバースト信号がAPC回
路に入力されても、位相比較回路出力には1水平
走査毎に符号の異なる45°の位相誤差が発生する
ことがないので、APC回路の時定数を小さくし
ても安定した周波数変換用信号が得られる。ま
た、位相比較感度が従来の場合に比べて約3dB向
上し、NTSC方式並となつてAPC回路が安定す
ると共に、APC回路の同期引込範囲が従来の2
倍、NTSC方式並の最大H=17.625KHzとなる。
また、第2の位相比較回路出力を用いたカラー白
黒の検出感度もまたNTSC方式並となつて改善さ
れる。
発明の効果 本発明のPALカラー映像信号のAPC色同期回
路は、APC回路にカラーバースト信号と周波数
発振器(制御発振器または基準発振器)の発振信
号の位相を相対的に0°と90°および90°と180°、水
平走査期間毎に交互に変化させて位相比較する第
1,第2の位相比較手段と、第1,第2の位相比
較手段で得られた第1,第2の位相比較誤差信号
を用いて上記位相を相対的に0°と90°および90°と
180°水平走査期間毎に交互に変化させる極性が正
しいかを判断して切換える手段を設けることによ
り、1水平走査毎に位相がシフトするカラーバー
スト信号がAPC回路に入力されても、位相比較
回路出力には1水平走査毎に符号の異なる45°の
位相誤差が発生することがないので、記録時、安
定な周波数変換用信号が得られ、また再生時には
APC回路の時定数を小さくして応答の速いAPC
回路を構成することができる。また、位相比較感
度がNTSC並となつて従来に比べ約3dB大きくな
ること、APC回路の同期引込範囲もNTSC並で
従来の2倍となること、また第2の位相比較回路
出力を用いたカラー白黒の検出感度もまたNTSC
並となつて約3dB改善することができ、その実用
的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例におけるPAL
カラー映像信号のAPC色同期回路のブロツク図
第2図は同実施例における極性判別回路と極性切
換回路のブロツク図、第3図は本発明の第2の実
施例におけるPALカラー映像信号のAPC色同期
回路のブロツク図である。 3,18,43……BPF、7,39……LPF、
6,17,42……周波数変換器、11……バー
ストゲート回路、12……制御発振器、13,2
1……位相比較回路、19,20……位相シフト
回路、14……同期信号分離回路、15……HD
信号発生回路、16……PLL回路、22……分
周回路、23……極性判別回路、24……極性切
換回路、25,26……1H遅延回路、27,2
8,31……加算器、29,30……自乗又は絶
対値回路、32……基準値発生回路、33……比
較回路、34……FF回路、35……位相反転回
路、36……切換回路、46……基準発振器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 PALカラー映像信号の搬送色信号中のカラ
    ーバースト信号と、周波数発振器の発振信号の位
    相を0°と90°、水平走査期間毎に交互に変化させ
    た信号とを位相比較する第1の位相比較手段と、 上記カラーバースト信号と、上記発振信号の位
    相を90°と180°(または−90°と0°)、水平走査期間
    毎に交互に変化させた信号とを位相比較する第2
    の位相比較手段と、 上記第1の位相比較手段により得られた第1の
    位相比較誤差信号を用いて上記周波数発振器の発
    振信号の周波数を変化させる手段と、 第1の位相比較誤差信号と1水平走査期間前の
    第1の位相比較誤差信号を加算する第1の加算手
    段と、 第2の位相比較誤差信号と1水平走査期間前の
    第2の位相比較誤差信号を加算する第2の加算手
    段と、 上記第1、第2の加算手段出力信号を演算し
    て、第1または第2またはその両方の加算手段出
    力に、信号成分が所定の値以上出力されているこ
    とを判別する判別手段と、 判別手段出力信号に基づいて、上記発振信号の
    位相を水平走査期間毎に交互に変化させる極性を
    切り換える手段とからなるPALカラー映像信号
    のAPC色同期回路。 2 判別手段が第1、第2の加算手段出力信号の
    自乗値または絶対値を加算する手段と、所定の値
    と比較する手段とを有する特許請求の範囲第1項
    記載のPALカラー映像信号のAPC色同期回路。 3 PALカラー映像信号の搬送色信号中のカラ
    ーバースト信号と、基準発振器の位相を0°と90°、
    水平走査期間毎に交互に変化させた信号とを位相
    比較する第1の位相比較手段と、 上記カラーバースト信号と、基準発振器の位相
    を90°と180°(または−90°と0°)、水平走査期間毎
    に交互に変化させた信号とを位相比較する第2の
    位相比較手段と、 上記第1の位相比較手段により得られた第1の
    位相比較誤差信号を用いて上記カラーバースト信
    号の周波数を変化させる手段と、 第1の位相比較誤差信号と1水平走査期間前の
    第1の位相比較誤差信号を加算する第1の加算手
    段と、 第2の位相比較誤差信号と1水平走査期間前の
    第2の位相比較誤差信号を加算する第1の加算手
    段と、 上記第1、第2の加算手段出力信号を演算し
    て、第1または第2またはその両方の加算手段出
    力に、信号成分が所定の値以上出力されているこ
    とを判別する判別手段と、 判別手段出力信号に基づいて、上記基準発振器
    の位相を水平走査期間毎に交互に変化させる極性
    を切り換える手段とからなるPALカラー映像信
    号のAPC色同期回路。 4 判別手段が第1、第2の加算手段出力信号の
    自乗値または絶対値を加算する手段と、所定の値
    と比較する手段とを有する特許請求の範囲第3項
    記載のPALカラー映像信号のAPC色同期回路。
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