JPH01151677A - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置

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JPH01151677A
JPH01151677A JP62309264A JP30926487A JPH01151677A JP H01151677 A JPH01151677 A JP H01151677A JP 62309264 A JP62309264 A JP 62309264A JP 30926487 A JP30926487 A JP 30926487A JP H01151677 A JPH01151677 A JP H01151677A
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JP
Japan
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door
striker
circuit
closing
latch
Prior art date
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Pending
Application number
JP62309264A
Other languages
English (en)
Inventor
Chitoshi Yokota
横田 千年
Masahiko Sueyoshi
末吉 正彦
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Honda Motor Co Ltd
Minebea AccessSolutions Inc
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/281,199 priority patent/US4982984A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はドアロック装置に関し、特に車輌用ドアなどの
開閉体に於て、ドアが完全閉鎖する以前にラッチ及びス
トライカを互いに係合させ、この後にこれらを完全閉扉
方向に向けて強制的に移動するように構成されたドアロ
ック装置に関する。
〈従来の技術〉 雨水などの車室内への侵入を防止するために、扉と車体
との間隙には、所謂ウェザ−ストリップと呼ばれるシー
ル部材が設けられている。シール効果をより一層高め、
風切り音や風洩れ音を低減するために、このウェザ−ス
トリップの押圧反力は増強される傾向にあり、そのため
閉扉操作力の増大を余儀なくされたり、或いは急激な閉
扉動作により生ずる音響や車室内の気圧変化が過大とな
るなどの不都合を生じている。
このような不都合を解消するために、ストライカをドア
の開閉方向に沿って移動可能なように構成し、ウェザ−
ストリップの押圧反力が作用しない位置にてラッチとス
トライカとを係合させ、この後に、主に室内燈の明滅を
行なうドアスイッチの信号によりストライカを閉扉方向
に強制移動させるようにしたドアロック装置が実開昭6
1−144173号公報に提案されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このような駆動装置により、見かけ上の半ドア状態と完
全閉扉状態との間にてロック装置の強制移動を行う場合
、その移動速度が問題となる。
即ち、開扉時に於けるロック装置の解除操作力を軽減す
る上には、ラッチとストライカとの離間動作が比較的俊
敏であることが好ましいが、閉扉時に於けるラッチとス
トライカとの結合動作が乗員の予測に反して過度に急瞬
であると、乗員の意思に関わりなくドアが急閉するかの
ような印象を与えることが考えられる。
このような観点に立廖し、本発明の主な目的は、ラッチ
及びストライカからなるドアロック装置の係合部を、ド
アの開閉に伴なって自動的に移動させる際の使用性を、
向上すべく改良されたドアロック装置を提供することに
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、ドアなどの開閉体
が完全閉鎖する以前に互いに係合可能なラッチ装置及び
ストライカと、前記ラッチ装置及びストライカの少なく
ともいずれか一方を前記開閉体の開閉方向に沿って移動
させる駆動装置とを有するロック装置であって、前記駆
動装置による移動速度が、開扉方向速度に比して閉扉方
向速度がより遅くされていることを特徴とするドアロッ
ク装置を提供することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、乗員は開扉時には無意識にドアを押
し出す動作をとることから、ラッチとストライカとの離
間動作を比較的高速度にすることにより、ドアロック解
除の円滑感が向上する。まな閉扉時には、ドアを引き込
む動作が比較的緩慢になり、安定感及び重厚感が向上す
る。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1図は、本発明に基づくドアロック装置が適用された
車輌用ドア1の要部を示しており、ドアインナパネル1
aをドアアウタパネル1bに向けた曲成したドア後方端
面2の内側の空間3には、ラチェット式ラッチ機構4が
取着され、ボディアウタパネル5aをボディインナパネ
ル5bに向けて曲成した車体5のセンタピラー若しくは
リアピラーの前方端面6の内側の空間7には、ストライ
カ駆動装置8が取着されている。また、ドア後方端面2
の隅部には、ウェザ−ストリップ9が取着され、閉扉時
にはこのウェザ−ストリップ9がボディアウタパネル5
aの対応面に密接し、所要のシール作用が得られるよう
にされている。
ストライカ駆動装置8は、ボディアウタパネル5aの前
方端面6から突出したコ字状をなすストライカ10と、
ストライカ10をドア1の開閉方向に沿って移動させる
ためのカム機構11と、カム機構11を回転駆動する減
速機12及び直流電動機13とからなっており、カム機
構11のケーシング14部分にて車体5に固着されてい
る。
第2図に併せて良く示されるように、カム機構11のケ
ーシング14は、エラストマ材料からなるマウントブツ
シュ15を介してボディアウタパネル5aの前方端面6
部分にねじ止めされている。
これにより、ストライカ駆動装置8の作動音が車体5に
伝達されることを効果的に遮断し得るようにされている
車体5に対するケーシング14の取付面には、ドア1の
開閉方向に沿うガイド溝16が凹設されている。ガイド
溝16には、スライド部材17が滑動自在なように装着
されており、このスライド部材17の外面17aは、前
方端面6に開設された開口18から露出している。そし
てこの外面17aには、前記したストライカ1oを固設
してなるベースプレート19がねじ止めされている。
ベースプレート19は、スライド部材17と共に摺動変
位するが、全摺動範囲に亘り開口18とオーバーラツプ
するように形成されている。そして開口18の内周縁に
は、スライド部材17とベースプレート19との間に挟
み込まれるようにして自己潤滑性を有するシール部材2
0が介装されており、これにより車体5に対する作動音
の伝達を削減すると同時に、これらの滑接面がら水分な
どが車体5^部に侵入することのないようにされている
スライド部材17の内面には、ボス21が突設されてい
る。このボス21は、ケーシング14のガイド溝16の
底部にガイド溝16に平行して穿設された長孔22内に
突入している。また、ケーシング14の内面には、ガイ
ド溝16及び長孔22と同一方向に沿うガイド窪み23
が凹設されており、カムフォロワ24が摺動自在なよう
に装着されている。
カムフォロワ24は、長孔22を貫通してガイド窪み2
3の内面に露出するボス21の端面に皿ボルト25を用
いて固着されており、この結果、スライド部材17と、
カムフォロワ24とは、互いにケーシング14から抜は
止めされた上で長孔22で定められた範囲内を移動可能
なようにされている。
第1図及び第3図に示すように、カムフォロワ24内面
のスライド方向についての両端には、スライド方向に直
交する向きに一対の内壁26a・26bが立ち上げられ
ている。そしてこれら胃内壁26a・26bに内接して
円形の偏心カム27が設けられている。この偏心カム2
7の外周面には、自己潤滑性を有する樹脂材からなる被
覆27aが施されており、カムフォロワ24が胃内壁2
6a・26bに対して円滑に滑接するようにされている
ケーシング14の内端面には、減速機12が固着されて
いる。
第4図に併せて示すように、減速機12は、偏心カム2
7がその軸端にキー止めされたカム軸28と、カム軸2
8に一体的に固設された最終段歯車29と、この最終段
歯車29に噛合するように設けられた複数の伝動歯車群
30と、これら伝動歯車群30を介してカム軸28を駆
動すべく直流電動機13の軸端に固着されたピニオン歯
車31とからなり、電動機13の回転力を適宜に減速し
た上でカム軸28に伝達するようにされている。
尚、最終段歯車29には、カム軸28と同心をなし概ね
180度の角度に亘る円弧状スロット32が開設されて
おり、ケーシング14にその両端を固着したビン33を
このスロット32を貫通して設けることにより、最終段
歯車29の回動角度が規定されている。また、このスロ
ット32の内周縁にも樹脂材からなる被覆32aが施さ
れており、これにより、金属音発生の防止が図られてい
る。
次にドア1側に設けられるラッチ機′JfR4について
説明する。
ラッチ機構4は、第5図〜第7図に示すように、基本的
には公知形式のものであり、ストライカ10の進入を許
容すべくガイド溝34が凹設されたケーシング35の内
部に、ストライカ10に押圧されて回動可能であり、か
つ図示されないばね手段により復帰方向に回動付勢され
たラッチ部材36と、ラッチ部材36の外周の適所に設
けられた一対のラチェツト爪37a・37bに係合して
ラッチ部材36の復帰を阻止するラチェットポール38
とが軸支されている。
ラッチ部材36の外周の適所には、ストライカ10に係
合するノツチ39が形成されている。またラチェットポ
ール38は、ばね40によりラチェツト爪37a・37
bに係合する向きに常時付勢されており、ガイド溝34
にストライカ10が進入する方向についてのラッチ部材
36の回動は妨げないが、ストライカ10が離脱する方
向については両ラチェット爪37a・37bのいずれか
一方に係合してラッチ部材36の回動を拘束し、これに
よりストライカ10とラッチ部材36との係合を保持す
るようにされている。
更に、ラッチ部材36のフルラッチ状態を検知するラッ
チスイッチ41が、ラッチ部材36の周縁部に対向する
位置に設けられている。
次に上記した本発明装置の制御回路について説明する。
第8図に示すように制御回路50には、ラッチスイッチ
41の接点41aの反接地側端子にバッファ51及びチ
ャタリング吸収回路52を介してそれぞれ並列接続され
たパルス立上がりエツジ検出回路53及びパルス立下が
りエツジ検出回路54が設けられている。
両エツジ検出回路53・54の出力は共に2方に分岐さ
れ、それぞれのうちの一方は2つのワンショットパルス
発生回路55・56にそれぞれ設けられた入力に接続さ
れ、またそれぞれのうちの他方は第1・第2アンド回路
57・58がそれぞれ有する2つの入力のうちの一方に
それぞれ接続されている。
両ワンショットパルス発生回路55・56の出力は、共
通の第3アンド回路59が有する2つの入力にそれぞれ
接続されている。そしてこの第3アンド回路59の出力
は、フリップフロップ回路60のセット人力60aに接
続されている。
フリップフロップ回路60の出力は2方に分岐され、前
記した第1・第2両アンド回路57・58が有する入力
のうちの他方にそれぞれ接続されている。そしてこれら
アンド回路57・58の出力は共に2方に分岐され、そ
れぞれのうちの一方は、それぞれ対応するノット回路6
1・62を介して2つの電磁リレー63・64のコイル
65・66の接地端に接続されている。また、これらコ
イル65・66の他端は、それぞれ車載バッテリ67の
陽極に接続されている。
上記した電磁リレー63・64は、コモン端子63c・
64cと、コイル励磁時にコモン端子63c・64cと
の間を閉成するノーマルオープン端子63a・64aと
、コイル消磁時に同じくコモン端子63c・64cとの
間を閉成するノーマルクローズ端子63b・64bとを
それぞれ有している。
両コモン端子63c・64c間には、正逆転可能な直流
電動機13の両極が接続され、ノーマルオープン端子6
3a・64a同士及びノーマルクローズ端子63b・6
4b同士が互いに接続されている。また第1電磁リレー
63のノーマルオープン端子63aは正極性サーミスタ
69を介してバッテリ67の陽極に接続され、第2電磁
リレー64のノーマルクローズ端子64bは抵抗70及
びトランジスタ71を介して接地側、即ち車載バッテリ
67の陰極に接続されている。
電動機13のラインには、抵抗70の前後の電位差を計
測すべく電動機電流検出回路71が設けられている。こ
の電動機電流検出回路71は、内部に設定された基準電
圧と抵抗70前後の電圧との比較値に応じた信号を出力
するようにされており、この出力はフリップフロップ回
路60のリセット入力60bに接続されている。
上記した第1・第2両アンド回路57・58の出力のう
ちの他方は、それぞれの対応する第4・第5アンド回路
73・74が有する2つの入力のうちの一方に接続され
ている。そしてこれら第4・第5アンド回路73・74
の他方の入力には、それぞれ異なるデユーティ−比を有
する2つのパルス発振回路75・76の出力が接続され
ている。
第4・第5アンド回路73・74の出力は共にオア回B
77の入力に接続され、そしてオア回路77の出力はト
ランジスタ71のベースに接続されている。
これら制御回路50には、安定化電源回路78を介して
車載バッテリ67の電源が供給される。
次に上記実施例の作動要領について説明する。
先ず、完全閉扉状態に於ては、ラッチ部材36のフルラ
ッチ状態を検知するラッチスイッチ41は第7図に示す
ように押込まれた状態にある。−方、ラッチスイッチ4
1は、制御回路50に対してノーマルクローズ接点41
aが接続されており、この状態では接点が開いているこ
とから、バッファ51よりハイレベル信号(以下H信号
と称す)−が出力されている。また初期状態に於ては、
両電磁リレー63・64のコイル65・66は共に消磁
状態にあり、車載バッテリ67の両極と電動機13の両
極との接続が断たれていることから、直流電動機13は
停止状態にある。他方、この状態で偏心カム27と最終
段歯車29とは、第3図及び第4図に示す回動位置にあ
り、ストライカ10は第1図に実線で示す車体5の内側
に位置している。
次にドアハンドル(図示せず)を操作してラチェットポ
ール38とフルラッチ側のラチェツト爪37bとの係合
を解くと、ラッチ部材36が復帰回動じてラッチスイッ
チ41の接点41aが閉鎖する。これにより両エツジ検
出回路53.54に対する出力がローレベル信号(以下
り信号と称す)に反転すると、パルス立上がりエツジ検
出回路53はL信号を、パルス立下がりエツジ検出回路
54はH信号を出力する。
ところで、両ワンショットパルス発生回路55・56は
、通常はH信号を出力し、H信号が入力した際にのみ一
定時間だけし信号を出力するようにされている。従って
この場合、パルス立上がりエツジ検出回路53に接続さ
れた側のワンショットパルス発生回路55はH信号を出
力しているのに対して、パルス立下がりエツジ検出回路
54に接続された側のワンショットパルス発生回路56
は一時的にL信号を出力することから、フリップフロ7
1回#t60のセット人力60aに対する第3アンド回
路5つの出力が一時的にL信号となる。
フリップフロップ回路60は、セット・リセット人力6
0a・60bのそれぞれに対応した出力を自己保持する
ようにされており、セット人力60aにL信号が入力す
るとH信号を出力し、リセット人力60bにL信号が入
力するとL信号を出力するようにされている。従って上
記した状態にあってフリップフロップ回路60は、第1
・第2両アンド回路57・58に対してH信号を出力す
る。
この状態に於ては、第1電磁リレー63に対応する第1
アンド回路57の入力がL−H両信号と゛なることから
、これに対応するノット回#161の出力がH信号とな
り、第1の電磁リレー63のコイル65は通電されず、
従って第1の電磁リレー63は、コモン端子63cとノ
ーマルクローズ端子63b間が接続している。
同時に第2電磁リレー64側の第2アンド回路58の再
入力は共にH信号となることがら、これに対応するノッ
ト回路62の出力がLレベルとなり、第2の電磁リレー
64のコイル66が励磁されて第2の電磁リレー64側
のコモン端子64cとノーマルオーブン端子64a間が
接続され、電動機13を正転させる向きの電流が流れる
さて、第1・第2両アンド回路57・58に対応して接
続された第4・第5アンド回路73・74に着目すると
、このとき、第4アンド回路73には、正転対応パルス
発振回路75からのデユーティ−比の高いパルス信号が
入力し、また第5アンド回#I74には、逆転対応パル
ス発振回路76からのデユーティ−比の低いパルス信号
が入力している。
従ってこの場合には、第2アンド回路58からのH信号
を入力した第4アンド回路73のみがオア回路77に対
して正転対応パルス信号を出力し、トランジスタ71が
高デユーテイ比のスイッチング動作を行なう。これによ
り電動機13は高速度にて運転される。
電動機13の高速正転により、伝動歯車群30に噛合す
る最終段歯車29のカム軸28回りに偏心カム27が第
3図に於ける時計回り方向に回動し、カムフォロワ24
を左方へと移動させる。このカムフォロワ24の左行に
伴って、スライド部材17及びストライカ10がガイド
溝16に沿って車室内より外方の前進位置へと移動させ
られる(第1図想像線)。このとき、最終段歯車29の
回動角度がスロット32とピン33とにより規定されて
いることから、偏心カム27が所定角度回動すると電動
機13が機械的に停止させられ、電動機13に過負荷電
流が流れる。
一方、電動機電流検出回路72は、電動機13に直列に
接続された抵抗70前後の電位差を常時とらえており、
この値が基準電圧を越えると、フリップフロップ回路6
0のリセット人力60bに対してL信号を出力する。す
るとフリップフロップ回路60の出力がL信号に反転し
、これにより第1・第2両アンド回路57・58が共に
L信号を出力し、第2電磁リレー64のコイル66が消
磁してコモン端子64cとノーマルオープン端子64a
間が開放し、電動113が停止してス、トライカ19を
前進位置に保持する。
この状態からドア1を閉じると、第5図〜第7図に示す
ようにして、ノツチ39にストライカ10が係合しつつ
ラッチ部材36が回動する。このときは、上記した経過
を経てストライカ10が車体外側に位置していることか
ら、ドア1側に設けられたウェザ−ストリップ9が押圧
変形する以前に第7図に示すフルラッチ状態が実現する
。この状態に於ては、フルラッチ状態でありながら、見
かけ上は所謂半ドア状態にあり、ウェザ−ストリップ9
の押圧反力が大きく作用する以前であることから、比較
的小さな閉扉操作力にてフルラッチ状態とすることがで
きる。
尚、ラッチ機構4のガイド溝34の終端部にはストライ
カ10に衝当して金属音の発生を抑制するクツション部
材43が設けられているが、上記したようにストライカ
10が外側位置(第1図想像線)にある状態でドア1を
強閉すると、このクツション部材43の変形量が過大と
なり、ラッチ機構4のケーシング35に過大な応力が作
用する虞れがある。そこで本実施例に於ては、ケーシン
グ35のガイド溝34の開口部端面に衝当するように、
ストライカ10のベースプレート19にクツション部材
44を設け、このような不都合の生ずることを回避する
ようにしている。
上記のようにして、ラッチ部材36が第7図に示すフル
ラッチ位置にまで回動すると、ラッチスイッチ41が押
し込まれて接点41aが開放し、フルラッチ位置検知信
号を発生する。この信号により両エツジ検出回路53.
54に対する出力がH信号に反転し、上記とは逆にパル
ス立上がりエツジ検出回路53がH信号を、パルス立下
がりエツジ検出回路54がL信号を出力する。これによ
り、パルス立上がりエツジ検出回路53に接続されたワ
ンショットパルス発生口855のみが一時的にL信号を
出力し、フリップフロップ回路60のセット入力60a
に対する第3アンド回路59の出力が一時的にL信号と
なり、再びフリップフロップ回路60は、第1・第2の
アンド回路57・58に対してH信号を出力する。
このとき、第2電磁リレー64に対応する第2アンド回
路58は、L−H両信号入力であることがらノット回路
62の出力がH信号となり、第2電磁リレー64のコイ
ル66は通電されない。同時に第1電磁リレー63側の
第1アンド回路57の再入力はH信号となるとから、対
応するノット回路61の出力がLレベルとなり、第1電
磁リレー63のコイル65が励磁され、第1電磁リレー
63側のノーマルオープン端子63a接点が閉じて直流
電動機13を逆転させる向きの電流が流れる。同時に第
3・第4アンド回路73・74に対する出力が互いに反
転することがら、トランジスタ71のベースに対して逆
転対応パルス発振回路76からの低デユーティー比パル
ス信号が印加され、電動機13は低速度にて運転される
電動機13の低速逆転に伴ない、偏心カム27が第3図
に示す位置に回動するのに応じ、カムフォロワ24と共
にスライド部材17及びストライカ10がガイド溝16
に沿って車室内に向けて低速度にて強制的に摺動させら
れ、再び第1図に示す完全閉扉状態を実現する。
偏心カム27が所定角度回動すると、前記と同様にして
電動機13が機械的に停止させられ、電動機13に過負
荷電流が流れる。このときの電流値によりストライカ1
0が所定及移動したものと判断し、電動機13への電力
供給を遮断する。
以上、上記実施例は電動機を用い、デユーティ−比制御
により電動機の回転速度を適宜に可変設定する手段につ
いて説明したが、本発明は上記回路に限定されるもので
はなく、デユーティ−比が段階的に異なる発振回路を複
数段並列に接続し、これらを順次切り変えることにより
変位ストロークに対する移動速度を段階的に変化させる
ようにしなり、或いは所定の関数に基づいてデユーティ
−比を連続可変とすることにより、徐々に移動速度を変
化させるようにすることもできる。
また電動機のみならず、例えば流体圧により駆動される
アクチュエータを用いても良(、この場合には流体圧力
或いは流速などにて作動速度を変化させようにすれば良
い。
更には、ラッチ装置側が直線移動可能なようにしたり、
或いはラッチの回動角度によりストライカと車体との相
対位置が可変するように構成することも可能である。
尚、本発明はドアに限らず、テールゲート或いはトラン
クリッドなどにも等しく適用することができる。
〈発明の効果〉 このように本発明によれば、上記実施例に詳しく示すよ
うに、駆動装置の作動速度を開方向に比して閉方向を低
速度とすることにより、開扉時には速やかにラッチとス
トライカとの結合力を解除してラッチの解除操作力を軽
減し、また開扉時にはゆったりとした動作でドアを引き
込むようにして安定感、重厚怒を醸し出すことができる
など、この種のドアロック装置の使用性及び商品性を向
上する上に極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく自動車用ドアロック装置のドア
及び車体に対する取付図である。 第2図はストライカ駆動装置を一部破断して示す第1図
に於ける■矢視図である。 第3図は第1図に於ける■−■線に沿う矢視図である。 第4図は第1図に於けるIV −IV線に沿う矢視図で
ある。 第5図〜第7図はラッチ機構部分を第1図に於けるV−
V線方向より見た動作説明図である。 第8図は本発明装置の制御回路を示すブロック図である
。 1・・・ドア      1a・・・ドアインナパネル
1b・・・ドアアウタパネル 2・・・ドア後方端面  3・・・空間4・・・ラッチ
機構   5・・・車体5a・・・ボディアウタパネル 5b・・・ボディインナパネル 6・・・前方端面    7・・・空間8・・・ストラ
イカ駆動装置 9・・・ウェザ−ストリップ 10・・・ストライカ  11・・・カム機構12・・
・減速機    13・・・電動機14・・・ケーシン
グ  15・・・マウントブツシュ16・・・ガイド溝
   17・・・スライド部材17a・・・外面   
 18・・・開口19・・・ベースプレート20・・・
シール部材21・・・ボス     22・・・長孔2
3・・・ガイド窪み  24・・・カムフォロワ25・
・・皿ボルト   26a・26b・・・内壁27・・
・偏心カム   27a・・・被覆28・・・カム軸 
   29・・・最終段歯車30・・・伝動歯車群  
31・・・ピニオン歯車32・・・スロット   32
a・・・被覆33・・・ビン     34・・・ガイ
ド溝35・・・ケーシング  36・・・ラッチ部材3
7a・37b・・・ラチェツト爪 38・・・ラチェットポール 39・・・ノツチ    40・・・ばね41・・・ラ
ッチスイッチ41a・・・接点43・44・・・クツシ
ョン部材 50・・・制御回路   51・・・バッファ52・・
・チャタリング吸収回路 53・・・パルス立上がりエツジ検出回路54・・・パ
ルス立下がりエツジ検出回路55・56・・・ワンショ
ットパルス発生回路57〜59・・・アンド回路 60・・・フリップフロップ回路 61・62・・・ノット回路 63・64・・・電磁リレー 65・66・・・コイル 67・・・車載バッテリ69
・・・サーミスタ  70・・・抵抗71・・・トラン
ジスタ 72・・・電動機電流検出回路73・74・・
・アンド回路 75・76・・・パルス発振回路 77・・・オア回路   78・・・安定化電源回路特
 許 出 願 人 本田技研工業株式会社同     
株式会社 本田ロック 化   理   人  弁理士 大 島 陽 −第1図 第2図 n 第3図 第6v4        第5図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ドアなどの開閉体が完全閉鎖する以前に互いに係合可能
    なラッチ装置及びストライカと、前記ラッチ装置及びス
    トライカの少なくともいずれか一方を前記開閉体の開閉
    方向に沿って移動させる駆動装置とを有するロック装置
    であって、 前記駆動装置による移動速度が、開扉方向速度に比して
    閉扉方向速度がより遅くされていることを特徴とするド
    アロック装置。
JP62309264A 1987-12-07 1987-12-07 ドアロック装置 Pending JPH01151677A (ja)

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JP62309264A JPH01151677A (ja) 1987-12-07 1987-12-07 ドアロック装置
US07/281,199 US4982984A (en) 1987-12-07 1988-12-07 Active door latch assembly

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0466273U (ja) * 1990-10-19 1992-06-10
JPH0482269U (ja) * 1990-11-28 1992-07-17
JP2007291790A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 車両用ドアラッチの操作装置

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