JPH01151015A - 回転ヘッドシリンダー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダー（以下ＶＴＲと略記す
。）の回転ヘッドシリンダー装置に関するものである。

従来の技術 近年、ＶＴＲは加速的に普及しつつあり、それに伴って
サービス部品の交換の頻度が高まりつつある。特に回転
ヘッドシリンダー装置の交換率が急増しており、市場か
らの強い要望として、長寿命の回転ヘッドシリンダーが
要求されている。

以下に従来の回転ヘッドシリンダー装置について説明す
る。

第４図は従来の回転ヘッドシリンダー装置の磁気ヘッド
と回転シリンダーの取り付は関係を示す平面図であり、
第５図はその側面図である。第４図、第５図で、１は回
転シリンダーでる。２は磁気ヘッドチップでコイル３が
巻回されるとともに４のへラドベースに固着されている
。５ａは磁気ヘッドチップ２のギャップ先端部で５ｂは
ギャップ下端部である。Ｄ２はギャップ先端部５ａから
同下端部５ｂまでの距離で、Ｔ２は回転シリンダーの外
周面１ａからギャップ先端部５ａまでの距離を示す。ヘ
ッドベース４は取り付はビス６によって、回転シリンダ
ー１に取り付けられている。

以上のように構成された従来の回転ヘッドシリンダー装
置について、以下その動作について説明する。

まず、一般に回転ヘッドシリンダー装置の中の磁気ヘッ
ドチップ２の取り付は位置は、第４図。

第５図のように、回転シリンダー外周面１ａの半径に対
して、磁気ヘッドチップ前面２ａの曲率半径は小さく加
工されており回転シリンダー外周面１ａから所定ｆｉＴ
２はど突出して取り付けられている。この時ギャップ下
端部５ｂも回転シリンダー外周面１ａから所定量Ｔ２−
Ｄ２はど突出している。この磁気ヘッドチップ２の突出
によって、磁気テープとの接触が保たれ、磁気テープへ
の記録再生が可能となる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の従来の構成では次のような欠点を有
している。

（ア）　磁気ヘッドチップ前面２ａの加工形状によって
は、磁気テープとの完全な接触が保たれない現象がしば
しば発生する。このように磁気テープとの接触が完全で
ない場合はスペーシングロスによって、磁気ヘッドチッ
プ２の記録・再生効率が悪くなり画質が劣化する。

（イ）　第４図、第５図のようにギャップ下端部５６が
回転シリンダー外周面１ａから突出しているため、長時
間磁気テープを走行した場合は、磁気ヘッドのギャップ
先端部から摩耗していき、その摩耗が磁気へラドギャッ
プの下端部５ｂに到達したときは、通常のベツドギャッ
プより広がり、磁気ヘッドとしての機能が大きく低下す
るため画質が著しく低下する。

（つ）磁気ヘッドチップ２が摩耗してい（と同時に、そ
れ自身の記録・再生特性が著しく変化をする。第６図に
おいて曲線Ａ、Ｂはそれぞれ周波数ｆｔ、ｆｔ（ｆ＋＞
ｆ２）のときの磁気ヘッドの電磁変換特性を表す。その
時に設定される最適記録電流は、周波数ｆｔの時の動作
点をＰｌ、ｆ２の時の動作点Ｐ２とすると、周波数ｆｔ
の時１１、周波数ｆ２の時１２である。磁気ヘッドチッ
プ２が摩耗すると、周波数ｆ１の電磁変換特性は曲線Ａ
゛へ、周波数ｆ２のそれは曲線Ｂ′へと移行するが同時
に動作点は、ヘッド摩耗のためインピーダンスが低下し
必然的に点Ｐ１゛とＰ２’へと移行する。つまり、磁気
ヘッドチップ２が摩耗することにより、磁気ヘッドの最
適記録電流の値は低くなり、しかも再生出力は増加傾向
にある。しかしながら実際には記録電流は、磁気ヘッド
チップのインピーダンスの低下により増加する。このた
め、磁気ヘッドの再生出力は著しく低下し画質が劣化す
る。

本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、磁気
ヘッドチップと磁気テープを最適な状態で接触を保ち、
しかも長時間使用に於いても、磁気ヘッドチップの特性
劣化の少ない優れた回転ヘッドシリンダー装置を提供す
るものである。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の回転ヘッドシリンダ
ー装置は、磁気ヘッドギャップ下端部が回転シリンダー
の半径内に位置するように取り付け、しかも磁気ヘッド
チップが摩耗しないように、ヘッド前面曲率半径をかぎ
りなく回転シリンダーの半径に近すけ、かつ回転シリン
ダーの外周面から出る磁気ヘッドチップの突出をかぎり
なく同一円筒面上に近ずけた構成を有している。

作　　　用 この構成によれば、磁気へラドギャップ下端部が回転シ
リンダーの半径内に位置するように取り付け、回転ヘッ
ドシリンダーと固定シリンダーとを組み磁気ヘッド前面
を研摩加工することによって、磁気ヘッドチップ前面と
回転シリンダーの外周面が同一円筒面形状に加工され、
かつ磁気ヘッドチップの前面の曲率半径が回転シリンダ
ーの半径と略等しくなるために、長期の使用によっても
磁気ヘッド前面がほとんど摩耗せず、初期特性の変化が
非常に少ないものである。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。第１図は本発明の一実施例における回転シリン
ダー装置の平面図を示すものであり、第２図はその側面
図である。第１図、第２図において、１は回転シリンダ
ーである。２は磁気ヘッドチップでコイル３が巻回され
るとともに４のヘッドベースに固着されている。５ａは
磁気ヘッドチップのギャップ先端部で５ｂはギャップ下
端部である。２ｂの破線で示す所は磁気ヘッドチップの
初期の前面形状を示し、加工によって１ａの回転シリン
ダー外周面の半径にならった状態を２ａに示す。ＤＩは
ギャップ先端部５ａからギャップ下端部５ｂまでの距離
でＴＩは磁気ヘッドチップの初期前面形状のギャップ先
端Ｔｃからのシリンダー外周面１ａまでの距離を表す。

第２図において、４のヘッドベースは取り付はビス６に
よって回転シリンダー１に取り付けられている物とする
。なお、第３図は回転ヘッドシリンダー装置の斜視図で
ある。

以上のように構成された回転ヘッドシリンダーについて
、以下その動作を説明する。

ます、２ｂの初期前面形状を有する磁気ヘッドチップを
所定量Ｔ１突出を保って回転シリンダー１に取り付ける
。この時磁気ヘッドのギャップ下端部５ｂを回転シリン
ダー半径内に位置させる。

この状態の回転ヘッドシリンダーを第３図のように固定
シリンダ一部７を組合わせ、ＶＴＲテープ走行面にそっ
て１万番のラッピングテープを走行させ所定時間研摩す
る。その結果磁気ヘッドチップの前面の形状は回転シリ
ンダー外周面の形状に近（なり、しかも磁気ヘッドチッ
プの突出ｆｆ１Ｔ＋はゼロに近くなる。さらに前記の研
摩方法と同一の方法でＶＴＲテープによる数時間のエー
ジングを行う。

上記の構成によれば、ギャップ長［）＋の初期状態が、
長期の使用においてもほとんど摩耗せず、したがって初
期特性の変化の少ない回転ヘッドシリンダーが得られる
。

発明の効果 以上のように本発明の回転ヘッドシリンダーは、磁気ヘ
ッドの外周面が回転シリンダー外周面と同一円筒面上に
あり、磁気ヘッドの前面の曲率半径が回転シリンダー半
径と略等しく形成したものであるから、ＶＴＲテープと
磁気ヘッドチップ前面との接触が初期の最適な状態のま
まほとんど変化せず、すなわち長時間の使用に対して、
磁気ヘッドチップの摩耗及び特性の劣化がない優れた回
転ヘッドシリンダーを実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における回転シリンダーと磁
気ヘッドチップの平面図、第２図はその側面図、第３図
は回転ヘッドシリンダー装置の斜視図、第４図は従来例
の平面図、第５図はその側面図、第６図は磁気ヘッドの
初期と摩耗後の電磁変換特性図である。 １・・・・・・回転シリンダー、１ａ・旧・・回転シリ
ンダー外周面、２・・・・・・磁気ヘッドチップ、２ａ
・・・・・・磁気ヘッドチップ前面、３・・・・・・コ
イル、４・・・・・・ヘッドケース、５ａ・・・・・・
ギャップ先端部、５ｂ・・・・・・ギャップ下端部。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はが１名３−コイル 第１図 ２−　磁気ヘッドチップ Ｐａ−磁気ヘッド＋ツブ＃面 ３−コイル 島−ギマツプ下鳥 第４図 第６図 Ｌ　ＩｍＡノ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドチップの前面と回転シリンダーの外周面が同
   一円筒面上にあり、前記磁気ヘッドチップの前面の曲率
   半径が前記回転シリンダーの半径と略等しく、かつ前記
   磁気ヘッドチップのギャップ下端部が前記回転シリンダ
   ーの半径内に、位置するよう前記磁気ヘッドチップと前
   記回転シリンダーとを取り付けたことを特徴とする回転
   ヘッドシリンダー装置。