JPH01149866A - コーティング方法 - Google Patents

コーティング方法

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JPH01149866A
JPH01149866A JP30856187A JP30856187A JPH01149866A JP H01149866 A JPH01149866 A JP H01149866A JP 30856187 A JP30856187 A JP 30856187A JP 30856187 A JP30856187 A JP 30856187A JP H01149866 A JPH01149866 A JP H01149866A
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weight
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water
acid
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JP30856187A
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Yoshio Ichikawa
好男 市川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コーティング方法に関し、さらに詳細にはス
テンレス、アルミニウムおよびその他の金属、ならびに
セメント、ガラス、プラスチック、紙などの製品の表面
に耐熱性、耐水性、耐薬品性、電気絶縁性、密着性、硬
度、冷熱サイクル性、耐衝撃性などに優れ、さらに曲げ
加工性のある艷あり、半艶、艷なしなどの膜を造るため
のコーティング方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、塗料タイプであって、金属製品に使用され、超耐
久性の化粧膜、防蝕膜、耐熱性(400〜600℃)の
電気絶縁膜を製造することが可能な、あるいはセメント
製品に使用され、透水防止膜、超耐久性化粧膜、不燃か
つ無煙性の化粧膜を製造することが可能なコーティング
用組成物の出現が待たれて久しい。
従来、これらの膜を造る組成物として数多くの提案が行
われているが、満足できるものは未だに得られていない
のが現状である。
例えば、オルガノアルコキシシランを用いたコーティン
グ用組成物として数多く提案されているが、本発明とは
目的の異なるものが多く、顔料を用いたもの(特開昭5
1−2737号公報)、顔料を使用できるもの(特開昭
59−68377公報)などがある。
しかしながら、これらの技術は、いずれも下記のような
欠点を有している。
■2,000ボルトの放電ピンホールテスト(ピンホー
ルの有無の一つの目安となる)に合格する膜を造るのに
、スプレー塗装の場合で6〜10回(1回の乾燥後の塗
装膜厚で20〜30μm)の塗布が必要である。
■塗膜の耐機械的および熱的衝撃性が弱い。
特に、塗装厚が100μm以上になったときに顕著であ
る。
■塗膜の曲げ加工性が、はとんどない。
■組成物自体が保存安定性を欠くか、あるいは保存安定
性を向上させるために組成物調製後に共沸蒸留などの手
段を講じなければならず、基材へのコーティング方法が
難しい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前記従来の技術的課題を背景になされたもの
で、ステンレス、アルミニウムおよびその他の金属なら
びにセメント、ガラス、プラスチック、紙などの製品の
表面に耐熱性、耐水性、耐薬品性、電気絶縁性、密着性
、硬度、冷熱サイクル性、耐衝撃性などに優れ、さらに
曲げ加工性のある艷あり、半艶、艷なしなどの膜を造る
ためのコーティング方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、 +a)−数式R3i  (OR’)3 (式中、Rは炭
素数1〜8の有機基、R′は炭素数1〜5のアルキル基
または炭素数1〜4のアシル基を示す)で表されるオル
ガノアルコキシシラン100重量部に対し、 (bl親水性有機溶剤20〜400重量部、(c1水2
0〜300重量部、および fdl充填剤8〜240重量部を混合し、次いで2〜2
40時間熟成させたのち、基材に塗布することを特徴と
するコーティング方法を提供するものである。
以下、本発明を構成要件別に詳述する。
(a)−数式R3i  (OR′):+で表されるオル
ガノアルコキシシラン 本発明に使用されるオルガノアルコキシシランは、水の
存在により加水分解反応および重縮合反応を生起して高
分子量化し、さらに塗膜となった場合に加熱または常温
での放置により硬化するもので、本発明の組成物中にお
いては結合剤としての働きをするものである。
かかるオルガノアルコキシシラン中のRは、炭素数1〜
8の炭素を有する有機基であり、例えばメチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、i−プロピル基などのアルキル
基、そのほかT−クロロプロピル基、ビニル基、3,3
.3−)リフロロプロピル基、γ−グリシドキシプロピ
ル基、γ−メタクリルオキシプロピル基、γ−メルカプ
トプロピル基、フェニル基、3.4−エポキシシクロヘ
キシルエチル基、T−アミノプロピル基などである。
また、オルガノアルコキシシラン中のR′は、炭素数1
〜5のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基であり
、例えばメチル基、エチル基、n−プロビル基、i−プ
ロピル基、n−ブチル基、5ec−ブチル基、t−ブチ
ル基、アセチル基などである。
これらのオルガノアルコキシシランの具体例としては、
例えばメチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキ
シシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−プロ
ピルトリエトキシシラン、i−プロピルトリメトキシシ
ラン、i−プロピルトリエトキシシラン、γ−クロロプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリエ
トキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、3,3.3−)リフロロプロビルトリ
メトキシシラン、3,3.3−)リフロロプロビルトリ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロビルトリメトキ
シシラン、T−グリシドキシプロビルトリエトキシシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン
、γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メル
力フトプロビルトリエトキシシラン、フェニルトリメト
キシシラン、フェニルトリエトキシシラン、T−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、3.4−エポキシシクロ
ヘキシルエチルトリメトキシシラン、3,4−エポキシ
シクロヘキシルエチルトリエトキシシランなどを挙げる
ことができる。
これらのオルガノアルコキシシランは、1種または2種
以上を併用することができる。
また、これらのオルガノアルコキシシランのうち、特に
メチルトリメトキシシランが好ましい。
なお、かかるオルガノアルコキシシランは、酸性水媒体
中で加水分解によってアルコールを遊離し対応するシラ
ノールを生成するとともに、重縮合が生起しオルガノポ
リシロキサン化合物を生成する。
fb)親水性有機溶剤 親水性有機溶剤は、後記するfd)充填剤の分散媒であ
るとともに、前記(alオルガノアルコキシシランが水
によって加水分解された際にゲル化することを防止する
ため、そのほか組成物の縮合反応を調節しながら水分を
共沸留去するためのものである。
かかる親水性有機溶剤としては、1価アルコールまたは
2価アルコールであるエチレングリコールもしくはこの
誘導体を挙げることができ、このうち1価アルコールと
しては炭素数1〜5の低級脂肪族アルコールが好ましく
、具体的にはメタノール、エタノール、n−プロピルア
ルコール、i−プロピルアルコール、5ec−ブチルア
ルコール、t−ブチルアルコールなどを挙げることがで
き、またエチレングリコールもしくはこの誘導体として
はエチレングリコール、エチレングリコールモノブチル
エーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテル
などを挙げることができる。
これらの親水性有機溶剤は、好ましくはi−プロピルア
ルコール、5eC−ブチルアルコール、酢酸エチレング
リコールモノエチルエーテルである。これらの親水性有
機溶剤は、1種でもまた2種以上を併用することもでき
る。
本発明の組成物中、親水性有機溶剤の割合は、(al成
分100重量部に対して、20〜400重量部、好まし
くは20〜200重量部、さらに好ましくは50〜10
0重量部であり、20重量部未満では加水分解によって
生成したシラノール化合物の縮合が進みすぎてゲル化が
生起し、また充填剤の分散性が充分にできなくなり、一
方400重量部を超えると相対的に他の成分が少なくな
り、得られる膜の密着力が弱くなったり、薄膜すぎて目
的とする膜を作ることができなくなるなど好ましくない
fc)水 水は、(al成分の加水分解に必須の成分であるととも
に、後記fdl成分く充填剤)の分散媒としての役目を
果たすものである。
この(c1水としては、後記するように必要に応じて使
用される(fl水性金属酸化物ゾル中の水のはかに、別
途、一般水道水、蒸留水、あるいはイオン交換水を用い
ることができる。
特に、組成物を高純度にする場合には、蒸留水またはイ
オン交換水が好ましい。
(c1水の組成物中における割合は、(al成分100
重量部に対して20〜300重量部、好ましくは20〜
200重量部、さらに好ましくは40〜100重量部で
あり、20重量部未満ではfa)成分の加水分解が充分
に生起し難く、一方300重量を超えると組成物の安定
性が悪化するようになる。
(dl充填剤 本発明における(dl充填剤は、得られる塗膜のピンホ
ールレスあるいは耐熱性などの緒特性を発現するために
使用されるものである。
かかるfd)充填剤としては、例えば有機顔料もしくは
無機顔料などの非水溶性の一般的な顔料または顔料以外
の粒子状もしくは繊維状の金属および合金ならびにこれ
らの酸化物、水酸化物、炭化物、窒化物、硫化物の1種
または2種以上のものであり、具体的には鉄、銅、アル
ミニウム、ニッケル、銀、亜鉛、フェライト、カーボン
ブラック、ステンレス鋼、二酸化珪素、酸化チタン、酸
化アルミニウム、酸化クロム、酸化マンガン、酸化鉄、
酸化ジルコニウム、酸化コバルト、合成ムライト、ジル
コン(ケイ酸ジルコニウム)、水酸化アルミニウム、水
酸化鉄、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素、二硫化
モリブデンなどを挙げることができるが、これらに限定
されるものではない。
これらの微粒子状の充填剤の平均粒径または平均長さは
、0.05〜50μm1好ましくは0.1〜5μmであ
ることが必要であり、0.05μm未満では組成物の粘
度が上昇したり、目的とする膜厚が達成できない場合が
あり、一方50μmを超えると得られる組成物の分散性
が悪化したり、得られる塗膜自体が薄膜とならず、薄膜
におけるピンホールレスを達成することができない。
(dl充填剤の組成物中の割合は、(al成分100重
量部に対し8〜240重量部、好ましくは60〜180
重量部であり、8重量部未満であると組成物のゲル化が
進行し、保存安定性が悪化し、また薄膜しかできないた
め防蝕膜、化粧膜などの目的を達成することができず、
一方240重量部を超えるとゲル化することがあり、塗
膜の硬度が悪化するとともに基材への密着性が悪化し、
作業性も悪くなる。
なお、(d)充填剤の割合が相対的に少ない場合、例え
ば(a)成分100重量部に対して8〜80重量部の場
合には、艷ありのホーローなみの塗膜となり、逆に多い
場合、例えば(a)成分100重量部に対して100〜
240重量部の場合には、艶なしの塗膜となる。
また、(d)充填剤の選択は、得られる膜の目的によっ
て、例えば下記選択に基づいて行う。
■防蝕膜を作るための充填剤は、二酸化ケイ素、酸化チ
タン、酸化アルミニウム、酸化クロム、酸化ジルコニウ
ム、合成ムライト、ジルコン、炭化ケイ素、窒化ケイ素
などの耐蝕性に優れたものを使用する。
■電気絶縁膜を作るための充填剤としては、アルカリ金
属を含まない電気絶縁性の金属酸化物、炭化物、窒化物
を使用する。
■化粧膜を作るための充填剤としては、酸化鉄、二酸化
チタン、酸化コバルト、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化鉛、
酸化アルミニウムなどの1種または2種以上の酸化物を
使用する。
■熱放射膜を作るための充填剤としては、酸化鉄、酸化
銅、酸化コバルト、酸化マンガン、酸化クロム、二酸化
ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウム、ジルコンなど
の1種または2種以上の酸化物を使用する。
■導電膜および半導電膜を作るための充填剤としては、
銅、アルミニウム、ニッケル、銀、カーボンブランク、
酸化スズなどを使用する。
■断熱膜を作るための充填剤としては、熱伝導率の小さ
い金属酸化物、水酸化物、窒化物などを使用する。
■防錆膜を作るだめの充填剤としては、亜鉛、鉛、クロ
ム系のものを使用する。
■そのほか、各種充填剤の持つ特性を活かした膜を作る
ためには、前記例示の充填剤を1種または2種以上を併
用する。
本発明のコーティング方法に使用される組成物には、前
記(a)〜(d)成分のほかに、必要に応して(e)酸
、あるいは(f)水性金属酸化物ゾルを配合することも
できる。
ここで、(e)酸は、(a)成分の加水分解を促進する
とともにコーテイング後の塗膜の硬化促進の働きをする
かかる(e)酸としては、硝酸、塩酸などの無機酸、a
ll、ギ酸、プロピオン酸、マレイン酸、クロロ酢酸、
クエン酸、安息香酸、ジメチルマロン酸、グルタル酸、
グリコール酸、マロン酸、トルエンスルホン酸、シュウ
酸などの有機酸を挙げることができる。これらの酸のう
ち、特に酢酸が好ましい。これらの酸は、1種または2
種以上を併用することができる。
かかる(e)酸の組成物中の割合は、(al成分100
重量部に対して好ましくは0.05〜10重量部、さら
に好ましくは0.5〜3重量部であり、これにより組成
物のpHを3.5〜5.5に調整することが可能となる
。te+酸の含有量が、(a+成分100重量部に対し
て、0.05重量部未満ではfa)成分の加水分解およ
びコーテイング後の塗膜の硬化が充分でなくなり、一方
10重量部を超えると塗膜になったとき残存酸が多くな
り好ましくない。
また、(fl水性金属酸化物ゾルは、本発明に使用され
る組成物のゲル化防止、増粘および充填剤の分散ならび
に得られる膜の耐熱性、硬度および密着性の向上、さら
に静電防止、そのほか加水分解に必要な水を提供するこ
とを目的に使用するものである。
このような(f)水性金属酸化物ゾルとしては、コロイ
ド状アルミナ、シリカ、チタニア、ケイ酸ジルコニアな
どを挙げることができるが、特にコロイド状アルミナが
好ましい。
このコロイド状アルミナとは、市販の水を分散媒とする
pH2,5〜6の範囲のアルミナゾルであり、アルミナ
を5〜25重量%含有し、安定剤として硝酸、塩酸、酢
酸などの酸を使用してなり、その平均粒径が10〜20
0mμのものである。
また、コロイド状アルミナとしては、無水塩化アルミニ
ウムの高温加水分解によって製造されたもの、あるいは
−数式AIl (OR“)、l (ここで、R″は炭素
数1〜4のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、n
−ブチル基など、nは1〜4の整数を示す)で表される
アルミニウムアルコキシドを加水分解して得られたもの
で、平均粒径が10〜200mμの超微粒子アルミナを
5〜25重量%、水75〜95重量%および酢酸、塩酸
などの酸を0.05〜5重量%からなるコロイド状アル
ミナも使用することもできる。
かかるコロイド状アルミナは、本発明の組成物中の他の
固体成分とは対照的に強く正に帯電する。
このため、このコロイド状アルミナは、本発明の組成物
の溶液中において充填剤と安定した凝集物を形成するほ
か、fa)成分の加水分解の進行を妨げて該組成物を長
期間安定化させるものである。
以上のような、コロイド状アルミナで代表される水性金
属酸化物ゾルの組成物中における割合は、(al成分1
00重量部に対して、4〜200重量部、好ましくは2
0〜100重量部であり、4重量部未満では(al成分
の加水分解が充分に生起し難い場合があり、ゲル化防止
、増粘、充填剤の分散などを充分に達成し難く、一方2
00重量部を超えると相対的にその他の成分量が少なく
なり、増粘し過ぎたり、膜の密着性が弱まったり、薄膜
過ぎて目的の膜が得られないなどの弊害が起こり好まし
くない。
さらに、本発明の組成物には、各種界面活性剤、シラン
カップリング剤、チタンカップリング剤、またナフテン
酸、オクチル酸、亜硝酸、亜硫酸、アルミン酸、炭酸な
どのアルカリ金属塩、染料などの従来公知のその他の添
加剤を添加することもできる。
本発明に使用される組成物の固形分濃度は、通常、15
〜70重量%、好ましくは20〜55重量%であり、1
5重量%未満では得られる塗膜の厚さが薄すぎたり、塗
膜強度が低すぎたりし、−方70重量%を超えるとゲル
化し易くなったり、粘度が上昇しすぎたり、密着性が悪
化したりするので好ましくない。
本発明は、まず第一に、以上のような(a)〜(d)成
分、あるいは必要に応じて(al〜(fl成分を混合す
るが、この場合の混合方法は、二液タイプとし、基本的
に一方の液体側(以下「第−液」という)に(alオル
ガノアルコキシシランを配合し、他方の液体(以下「第
二液」という)に(c1水を配合した組成にすることが
望ましい。このように、二液タイプとすることにより、
fa)成分と(c1成分が使用前の保管時にあらかじめ
同じ分散系中に混合されていないため、t8)成分の加
水分解、重縮合が進行せず、組成物を長期間安定して保
存することができ、いわゆる組成物のポットライフを長
くすることができる。
この二液タイプの組み合わせとしては、次のようなもの
が好ましい。
第1例 第−液; (a)オルガノアルコキシシラン fb)親水性有機溶剤(必要に応して使用)第二液; (bl親水性有機溶剤 fc)水 fd)充填剤 (e)酸くここで、酸は水に添加することが好ましい。
) (fl水性金属酸化物ゾル(必要に応じて使用)第2例 第−液; (alオルガノアルコキシシラン (b)親水性有機溶剤 (dl充填剤 第二液; (bl親水性有機溶剤く必要に応じて使用)(c)水 (el酸(ここで、酸は水に添加することが好ましい。
) (f)水性金属酸化物ゾル(必要に応じて使用)第3例 第−液; (alオルガノアルコキシシラン (bl親水性有機溶剤 (e)酸(必要に応じて使用) 第二液; (b)親水性有機溶剤 (c)水 (d)充填剤 (fl水性金属酸化物ゾル(必要に応じて使用)以上の
ように、本発明のコーティング方法では、(al〜(d
l成分、あるいは必要に応じて+al〜(f)成分を混
合するに際し、あらかじめ二液タイプ、すなわち第−液
と第二液とをそれぞれ調製し、さらにこの第−液と第二
液とをコーティング前に混合することが好ましい。
本発明では、前記(aJ〜(d+酸成分必要に応じてf
a)〜(f)成分をこのようにして混合したのち、2〜
240時間、好ましくは3〜48時間熟成を行う必要が
ある。熟成時間が2時間未満では(al成分の加水分解
、重縮合反応が充分に進行せず、また反応熱が残り、基
材に塗布した場合にハジキ現象が起こり易く、一方24
0時間を超えるとfal成分の重縮合反応が進みすぎて
組成物の分散安定性が悪化し、また得られる塗膜の密度
、密着性、硬度が低下し、艶がなくなる。
なお、熟成温度は、通常、5〜30℃の常温下で行うこ
とが好ましい。
本発明の組成物は、混合後、5℃以下の冷暗所に保存し
た場合には、約1ケ月間有効である。
本発明の組成物は、充填剤を含む液を高速攪拌機、ボー
ルミル、その他の分散機により分散させ、ろ過すること
により、均一な安定性の良い分散液とすることができる
本発明では、このようにして熟成された組成物を、次い
でスプレー、刷毛、ロール、ディッピング、カーテンフ
ローなどの塗装手段により、鉄、アルミニウム、ステン
レス、銅、合金などの金属やセメント、ガラス、セラミ
ック、紙などの基材の表面にコーティングし、通常、6
0〜350℃で加熱(熱処理)する。
この加熱処理は、脱水および脱親水性有機溶剤ならびに
それに伴う(a)成分の重縮合反応を促進するためのも
のであり、60°C未満では脱水、脱親水性有機溶剤、
および(al成分の重縮合反応が充分に進行しない。
以上のように、加熱は、通常、60〜350℃の範囲で
実施されるが、具体的には熱風式乾燥器の場合、60〜
80℃で60〜240分、100〜120℃で10〜6
0分、120〜150℃で10〜40分、180〜20
0 ’Cで2〜30分、250〜350℃で1〜10分
程度である。
また、加熱に遠赤外線乾燥器を使用する場合には、加熱
時間を熱風式乾燥器に較べ1/2〜1/3に短縮するこ
とができる。
このようにして、本発明のコーティング方法によって得
られる膜は、鉄、アルミニウム、ステンレス、およびそ
の他の金属、ならびにセメント、ガラス、セラミックス
、紙などの製品(基材)の表面に、あるいは他の耐熱塗
料による塗膜の表面に、耐熱性、耐水性、耐有機薬品性
、耐蝕性、電気絶縁性、熱放射特性、密着性、硬度、冷
熱サイクル性、耐衝撃性などに優れた艷あり、半艶、ま
たは艷なしなどの塗膜を形成させることができ、建築用
や各種産業用機器、家庭用機器などに広範囲に使用する
ことができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ本発明を更に具体的に説明するが、
本発明は特許請求の範囲を超えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
なお、実施例中、部および%は、特に断らない限り重量
基準である。
また、実施例中における各種の測定方法は、下記のとお
りである。
〔硬度〕
鉛筆硬度(JIS  K5400−6.14)に拠った
〔密着性〕
密着性■;セロテープによる剥離を3回実施し、その平
均に拠った。
密着性■;基盤目試験(JIS  K5400−6.1
4)に拠った。
〔耐衝撃性〕
衝撃変形試験(JTS  K5400−6.13゜3)
拠った。
〔冷熱サイクル性〕
テストピースを電気炉で500 ’cで30分保持し、
自然放冷した。これを8回繰り返して塗膜の状態を観察
した。
〔耐熱性〕
テストピースを電気炉で500℃で48時間保持し、自
然放冷して塗膜の状態を観察した。
〔耐溶剤性〕
アセトン、セロソルブ、酢酸エチル、工業用含水アルコ
ール、トルエン(重量比)−3/2/2/1/2の混合
溶剤に8時間浸漬し、塗膜の状態を観察した。
〔耐酸性〕
耐酸性■;10%塩酸液をテストピースに入れ、30日
間保持し、塗膜の状態を観察した。
耐酸性■;35%塩酸液にテストピースを入れ、30日
間保持し、塗膜の状態を観察した。
〔耐沸騰水性〕
水道水で120時間煮沸し、塗膜の状態を観察した。
〔体積抵抗〕
50%相対湿度、23°Cにおける値(9cm)。
〔絶縁破壊強度〕
短時間破壊試験による値(KV/m)。
〔耐塩水噴霧性〕
4%食塩水を360時間噴霧し、塗膜の状態を観察した
〔耐候性〕
JIS  K5701により、サンシャインカーボンア
ーク燈耐候試験器で1.000時間テストし、塗膜の状
態を観察した。
〔耐摩耗性〕
#0O00のスチールウールによる引っ掻きテストで強
く擦って傷が付くか否かをテストして塗膜の状態を観察
した。
なお、前記測定項目中、塗膜の評価は、○は塗膜が剥離
せず、または異状なし、×は塗膜の一部または全部に剥
離または亀裂、溶損が発生した場合を示す。
実施例1 防蝕膜や電気絶縁膜、透水防止膜としての性能を調べる
ため、第1表に示すA−Gの7種類の組成物を作製した
ここで、組成物Aは、攪拌容器中に、まず(cl水90
部と(el氷酢酸0.5部に(bl i−プロピルアル
コール90部を加え、これにfd)超微粒子状シリカ1
0部を入れ、さらに(d)二酸化ケイ素粉末140部お
よび(d)二酸化チタン粉末20部を入れて、1.00
Orpmで10分間攪拌し、これにスーパーミルで30
分間分散させた。
次いで、コーティングする5時間前に前記分散液に(a
)メチルトリメトキシシラン100部を混合し、軽く攪
拌して熟成(5時間)させて組成物を調製した。
組成物B−Fも同様にして調製した。
なお、組成物E−Fは、ff)コロイド状アルミナ、コ
ロイド状シリカを配合した場合であり、この場合には分
散液の調製は、tc+水の代わりに(flコロイド状ア
ルミナ、コロイド状シリカを配合したものである。
次に、直径100婁璽、深さ650の鋼製(S45C)
、およびステンレス製(SUS 304)の碗型容器各
10個、またサイズ100X100xINアルミニウム
板と銅板各10枚、さらにサイズ200X200X5m
の石綿スレート板10枚の5種50枚(個)を容易し、
第1表の組成物を用いて、第2表に示す使用でテストピ
ース各2枚(個)を作製した。
塗装方法は、第3表に従い、エアレススプレーガンを用
いて、テストピース片面(容器は内面)に塗布し、加熱
処理した。なお、第3表の加熱は、電気オーブンを使用
し、使用組成物は、いずれも熟成後3日以内に使用した
このようにして得られたテストピースを室内に7日間放
置したのち、各種のテストを実施した。
その結果を第4表に示す。
比較例1〜3 実施例1において、組成物Aの調製に際して、熟成時間
を1.5時間とした組成物(比較例1)、熟成時間を2
50時間とした組成物(比較例2)、各成分を一度に混
合して20分熟成した組成物(比較例3)をそれぞれ用
いて、実施例1のテストピース陽1と同様の試験を実施
した。
比較例1のテストピースをNO,26、比較例2のテス
トピースを隘27として、その結果を第4表に示す。な
お、比較例3のテストピースについては3同作製を試み
たが、いずれも4回塗りの2回目に塗膜が剥離して作製
できなかった。
実施例2 鋼板やガラス板、またはFRPなどの耐候性化粧膜、電
気、石油ストーブの反射板や電気アイロンの底板などの
遠赤外線反射膜としての性能を調べるため、第5表に示
すG−Lを作製した。
ここで、組成物Gは、攪拌容器中に、まず(c1水30
部と(e)氷酢酸0.1部に、(b) i−プロピルア
ルコール26部を加え、これに(d)超微粒子状アルミ
ナ2部を入れ、さらに(dlTi−Fe−Znの合成酸
化物(日本フェロ−■製、Nl’−6115−P)13
部、fdl二酸化ケイ素と二酸化チタンとの混合物(S
iO2−TiO2;■日板研究所型、P−100)を1
0部入れて、500rpmで5分間攪拌し、これをボー
ルミルで60分間分散させた。
次いで、コーティングする16時間前に前記分散液に(
a)メチルトリメトキシシラン19部を混合し、軽く攪
拌して熟成(16時間)させて組成物を調製した。組成
物H−Lも同様にして調製した。
なお、組成物に−Lは、(f)コロイド状アルミナ、コ
ロイド状シリカを配合した場合であり、この場合の分散
液の調製は、(c1水の代わりに(flコロイド状アル
ミナ、コロイド状シリカを配合したものである。
次に、200x200xl鶴サイズの鋼板(845C)
32枚、50 X 50 X 2 mmサイズのアルミ
ニウム板8枚、200X200X4mのガラス板8枚、
200X200X2++nサイズのFRP板8枚を作製
し、第5表の組成物を用いて、第6表に示す使用でテス
トピース各4枚(個)を作製した。
塗装方法は、第7表に従い、エアレススプレーガンを用
いて、テストピース片面に塗布し、加熱処理した。なお
、第7表の加熱は、電気オーブンを使用した。
このようにして得られたテストピースを室内に5日間放
置したのち、各種のテストを実施した。
その結果を第8表に示す。
(以下余白) 第1表 *1)日本アロエジル■製、アロエジル300*2)8
産化学工業側製、アルミナゾル520*3)日産化学工
業■製、スノーテックス0第2表 第3表 第4表の1 第4表の2 第4表の3 第5表 *4)日本アエロジル■製、アルミニウムオキサイドC 第6表 第7表 第8表の1 第8表の2 〔発明の効果〕 本発明のコーティング方法は、■耐熱性に優れた緻密で
高硬度の塗膜を提供することができる、■鉄、アルミニ
ウム、ステンレス、およびその他の金属をはじめ、セメ
ント、ガラス、セラミックス、プラスチックなどのあら
ゆる素材の表面(基材)に塗膜を設けることができる、 ■高耐酸性の防蝕膜や高純度の電気絶縁膜を提供するこ
とができる、 ■充填剤の選定により、赤外線高放射率の塗膜、もしく
は紫外線遮断塗膜、または断熱膜、その地条種類の塗膜
を提供することができる、■薄くて防錆力がよく、冷熱
サイクル性、屈曲性のある塗膜を提供することができる
、 ■はとんどの色の艷あり、半艶、艷なしのいずれも塗膜
をも提供することができる、 ■低温で加工でき、製造コストが安い、など数々の利点
を有し、工業的意義は極めて大である。
特許出願人   市 川 好 男 代理人 弁理士 白 井 重 隆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)一般式RSi(OR′)_3(式中、Rは
    炭素数1〜8の有機基、R′は炭素数1〜5のアルキル
    基または炭素数1〜4のアシル基を示す)で表されるオ
    ルガノアルコキシシラン100重量部に対し、 (b)親水性有機溶剤20〜300重量部、(c)水2
    0〜300重量部、および (d)充填剤8〜240重量部を混合し、 次いで2〜240時間熟成させたのち、基材に塗布する
    ことを特徴とするコーティング方法。
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