JPH01148364A - 連続加熱・乾燥処理装置 - Google Patents
連続加熱・乾燥処理装置Info
- Publication number
- JPH01148364A JPH01148364A JP30637587A JP30637587A JPH01148364A JP H01148364 A JPH01148364 A JP H01148364A JP 30637587 A JP30637587 A JP 30637587A JP 30637587 A JP30637587 A JP 30637587A JP H01148364 A JPH01148364 A JP H01148364A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- catenary
- processed
- roll
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 title claims abstract description 50
- 238000001035 drying Methods 0.000 title claims abstract description 49
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 15
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 5
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 5
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 4
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 3
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 3
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、銅帯等の帯状をなす被処理ストリップに対
して加熱、乾燥、焼付等の加熱および/または乾燥処理
を連続的に行うのに利用される連続加熱・乾燥処理装置
に関するものである。 (従来の技術) 銅帯等の帯状をなす被処理ストリップに対して加熱、乾
燥、焼付等の加熱および/または乾燥処理を行うに際し
、例えば、被処理ストリップを加熱して焼戻しを行うよ
うな場合には、当該被処理ストリップをローラーハース
等により接触の状態で支持しながら搬送するのが最適で
あるが、被処理ストリップが塗装鋼板であるような場合
には、非接触の状態で搬送して塗膜の保護をはかるよう
にしている。 そして、被処理ストリップを非接触の状態で搬送するに
際しては、カテナリ方式(懸垂搬送方式)やフローティ
ング方式(浮揚搬送方式)が採用されてきた。 また、上記ニオ式の長所を活用したものとして、第2図
に示すような前部がカテナリ方式の部分Cをもちかつ後
部がフローティング方式の部分Fをもつカテナリーフロ
ーティング方式の連続加熱・乾燥処理炉1もあった。 第3図は、第2図に示したカテナリーフローティング方
式の連続加熱・乾燥処理炉1のうちのカテナリ方式の部
分Cの構成の概略を示している。 第3図において、炉天井部分2および炉底部分3の内部
に、炉外のロール4を通って送り込まれる被処理ストリ
ップ5が懸垂状態で炉搬入口1aより搬入されており、
被処理ストリップ5の上方には、加熱・乾燥手段として
の上部側プレナムチャンバ6 (sa、6b、6c+6
dz e)が固定状態で配設しであるとともに、被処理
ストリップ5の下方には、同じく加熱・乾燥手段として
の下部側プレナムチャンバ7(71L17b17c l
7d・Φ@)が同様に固定状態で配設しである。 各プレナムチャンバ6.7はそれぞれの被処理ストリッ
プ対向面側から矢印方向に送風が行えるように多数の送
風口(礼状、菱形状、スリット状等)を備えていると共
に、送風源となる上部側送風ファン8および下部側送風
ファン2を固定状態で備えている(ただし、上部側プレ
ナムチャンバ6 b * 6 c * 6 d t・拳
・および下部側プレナムチャンバ7b、7c、7d、・
・・の送風ファン(8、9)は図示を略している。)。 そして、炉外のローラー4の前工程で例えば図示しない
コーターにより鋼板表面に塗装が施された被処理ストリ
ップ5が炉搬入口1aを通って搬入されたのち、上部側
プレナムチャンバ6および下部側プレナムチャンバ7の
間を通過する間に、送風ファン8.2から供給される送
風(例えば、熱風)を受けながら加熱・乾燥されるよう
になっているものである。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の連続加熱O乾燥処理炉
1にあっては、搬送の間に被処理ストリップ5に加えら
れているユニットテンションが変化し、ユニットテンシ
ョンが増加したときには被処理ストリップ5のセンター
ライン5Cよりも垂れ下がり量が少なくなって(正確に
はカテナリ部分Cが若干多くなり、フローティング部分
Fが若干多なくなる。)、例えば最小垂れ下がり量の場
合にパスライン5aのところを被処理ストリップ5が搬
送され、反対にユニットテンションが減少したときには
センターライン5cよりも垂れ下がり量が多くなって(
正確にはカテナリ部分Cが若干多なくなり、フローティ
ング部分Fが若干多くなる。)、例えば最大垂れ下がり
量の場合にパスライン5bのところを被処理ストリップ
5が搬送されることとなるが、上部側プレナムチャンバ
6および下部側プレナムチャンバ7は被処理ストリップ
5と接触しない位置に配設固定されているため、上記の
如くユニットテンションの変動によって被処理ストリッ
プ5と上部側プレナムチャンバ6および下部側プレナム
チャンバ7との間の距離が変化し、各プレナムチャンバ
6.7からの熱風吹き付けによる対流加熱の際の熱伝達
係数が変化することとなり、この熱伝達係数はおおよそ
被処理ストリップ5とプレナムチャンバ6.7との間の
距離に反比例するため、被処理ストリップ5に対する加
熱能力が変化し、加熱を効率的に行うことができなくな
るとともに、被処理ストリップ5に対して昇温不足、乾
燥不足、焼付不良等の不具合を生ずる原因となり、送風
量を増大させたときには未硬化の塗膜が流れて波状の噴
流痕跡が形成されることもあるという問題点があった。 (発明の目的) この発明は、上述した従来の問題点に着目してなされた
もので、連続加熱・乾燥処理炉の前方に設けた搬入側搬
送ロールを通過した被処理ストリップを少なくとも炉内
前部側でカテナリ式により非接触の状態で搬送して当該
被処理ストリップに対し加熱および/または乾燥を連続
して行ったのち、前記連続加熱・乾燥処理炉の後方に設
けた搬出側搬送ロールを通過させる連続加熱ψ乾燥処理
装置において、前記被処理ストリップのカテナリ量を一
定した状態に保持することにより、被処理ストリップに
対する昇温不足、乾燥不足、焼付不良等の不具合の発生
をなくすとともに、過剰の送風等の必要性をなくして塗
装の波状痕跡等の不具合が生じないようにすることを目
的としている。
して加熱、乾燥、焼付等の加熱および/または乾燥処理
を連続的に行うのに利用される連続加熱・乾燥処理装置
に関するものである。 (従来の技術) 銅帯等の帯状をなす被処理ストリップに対して加熱、乾
燥、焼付等の加熱および/または乾燥処理を行うに際し
、例えば、被処理ストリップを加熱して焼戻しを行うよ
うな場合には、当該被処理ストリップをローラーハース
等により接触の状態で支持しながら搬送するのが最適で
あるが、被処理ストリップが塗装鋼板であるような場合
には、非接触の状態で搬送して塗膜の保護をはかるよう
にしている。 そして、被処理ストリップを非接触の状態で搬送するに
際しては、カテナリ方式(懸垂搬送方式)やフローティ
ング方式(浮揚搬送方式)が採用されてきた。 また、上記ニオ式の長所を活用したものとして、第2図
に示すような前部がカテナリ方式の部分Cをもちかつ後
部がフローティング方式の部分Fをもつカテナリーフロ
ーティング方式の連続加熱・乾燥処理炉1もあった。 第3図は、第2図に示したカテナリーフローティング方
式の連続加熱・乾燥処理炉1のうちのカテナリ方式の部
分Cの構成の概略を示している。 第3図において、炉天井部分2および炉底部分3の内部
に、炉外のロール4を通って送り込まれる被処理ストリ
ップ5が懸垂状態で炉搬入口1aより搬入されており、
被処理ストリップ5の上方には、加熱・乾燥手段として
の上部側プレナムチャンバ6 (sa、6b、6c+6
dz e)が固定状態で配設しであるとともに、被処理
ストリップ5の下方には、同じく加熱・乾燥手段として
の下部側プレナムチャンバ7(71L17b17c l
7d・Φ@)が同様に固定状態で配設しである。 各プレナムチャンバ6.7はそれぞれの被処理ストリッ
プ対向面側から矢印方向に送風が行えるように多数の送
風口(礼状、菱形状、スリット状等)を備えていると共
に、送風源となる上部側送風ファン8および下部側送風
ファン2を固定状態で備えている(ただし、上部側プレ
ナムチャンバ6 b * 6 c * 6 d t・拳
・および下部側プレナムチャンバ7b、7c、7d、・
・・の送風ファン(8、9)は図示を略している。)。 そして、炉外のローラー4の前工程で例えば図示しない
コーターにより鋼板表面に塗装が施された被処理ストリ
ップ5が炉搬入口1aを通って搬入されたのち、上部側
プレナムチャンバ6および下部側プレナムチャンバ7の
間を通過する間に、送風ファン8.2から供給される送
風(例えば、熱風)を受けながら加熱・乾燥されるよう
になっているものである。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の連続加熱O乾燥処理炉
1にあっては、搬送の間に被処理ストリップ5に加えら
れているユニットテンションが変化し、ユニットテンシ
ョンが増加したときには被処理ストリップ5のセンター
ライン5Cよりも垂れ下がり量が少なくなって(正確に
はカテナリ部分Cが若干多くなり、フローティング部分
Fが若干多なくなる。)、例えば最小垂れ下がり量の場
合にパスライン5aのところを被処理ストリップ5が搬
送され、反対にユニットテンションが減少したときには
センターライン5cよりも垂れ下がり量が多くなって(
正確にはカテナリ部分Cが若干多なくなり、フローティ
ング部分Fが若干多くなる。)、例えば最大垂れ下がり
量の場合にパスライン5bのところを被処理ストリップ
5が搬送されることとなるが、上部側プレナムチャンバ
6および下部側プレナムチャンバ7は被処理ストリップ
5と接触しない位置に配設固定されているため、上記の
如くユニットテンションの変動によって被処理ストリッ
プ5と上部側プレナムチャンバ6および下部側プレナム
チャンバ7との間の距離が変化し、各プレナムチャンバ
6.7からの熱風吹き付けによる対流加熱の際の熱伝達
係数が変化することとなり、この熱伝達係数はおおよそ
被処理ストリップ5とプレナムチャンバ6.7との間の
距離に反比例するため、被処理ストリップ5に対する加
熱能力が変化し、加熱を効率的に行うことができなくな
るとともに、被処理ストリップ5に対して昇温不足、乾
燥不足、焼付不良等の不具合を生ずる原因となり、送風
量を増大させたときには未硬化の塗膜が流れて波状の噴
流痕跡が形成されることもあるという問題点があった。 (発明の目的) この発明は、上述した従来の問題点に着目してなされた
もので、連続加熱・乾燥処理炉の前方に設けた搬入側搬
送ロールを通過した被処理ストリップを少なくとも炉内
前部側でカテナリ式により非接触の状態で搬送して当該
被処理ストリップに対し加熱および/または乾燥を連続
して行ったのち、前記連続加熱・乾燥処理炉の後方に設
けた搬出側搬送ロールを通過させる連続加熱ψ乾燥処理
装置において、前記被処理ストリップのカテナリ量を一
定した状態に保持することにより、被処理ストリップに
対する昇温不足、乾燥不足、焼付不良等の不具合の発生
をなくすとともに、過剰の送風等の必要性をなくして塗
装の波状痕跡等の不具合が生じないようにすることを目
的としている。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、連続加熱拳乾燥処理炉の前方に設けた搬入
側搬送ロールを通過した被処理ストリップを少なくとも
炉内前部側でカテナリ方式により非接触の状態で搬送し
て当該被処理ストリップに対し加熱および/または乾燥
を連続して行ったのち、前記連続加熱・乾燥処理炉の後
方に設けた搬出側搬送ロールを通過させる連続加熱・乾
燥処理装置において、前記搬入側搬送ロールと搬出側搬
送ロールとの間で前記被処理ストリップに付加されるユ
ニットテンションの変動による当該被処理ストリップの
カテナリ量の変化を検出するカテナリセンサを設置する
と共に、前記搬入側搬送ロールと搬出側搬送ロールとの
間の前記被処理ストリップに当接するアイドルロールお
よび当該アイドルロールの昇降手段を設置し、前記カテ
ナリセンサにより検出される被処理ストリップのカテナ
リ量変化に対応して前記アイドルロールの昇降手段を駆
動させて前記被処理ストリップのカテナリ量を一定に制
御する制御手段を備えた構成としたことにより、上述し
た従来の問題点を解決するための手段としたことを特徴
としている。 この発明に係る連続加熱・乾燥処理装置の連続加熱・乾
燥処理炉は、少なくとも炉内前部の搬入側において被処
理ストリップがカテナリ方式により搬送されるものであ
り、後部の搬出側は、前部と同様にカテナリ方式によっ
て搬送されるいわゆる全カテナリ方式のものであっても
よく、また後部の搬出側はフローティング方式によって
搬送されるいわゆるカテナリφフローティング方式のも
のであってもよい。 また、被処理ストリップは銅帯に限定されるものではな
く、各種の帯状をなすストリップの加熱および/または
乾燥に適用されるが、例えば、銅帯の表面にナチュラル
二一タ、リバースコータあるいはカーテンフローコータ
等々の各種の手段により無機あるいは有機被覆等の被覆
を施したのちの加熱、乾燥、焼付等の処理にも適用され
る。 さらに、前記処理の間においては、被処理ストリップの
ユニットテンションが変化したときに、被処理ストリッ
プはそのカテリナ量が変化しようとするが、この被処理
ストリップのカテナリ量の変化を検出するために設置さ
れるカテナリセンサとしては、例えば、光学式のもの、
磁気式のもの、電気式のものなど、各種のものが使用さ
れる。 さらにまた、前記カテナリセンサにより検出される被処
理ストリップのカテナリ量変化に対応して前記アイドル
ローラを昇降させるための昇降手段としては、電動式の
もの、空圧式のもの、油圧式のものなど各種のものが使
用されうる。 (作用) この発明に係る連続加熱・乾燥処理装置においては、被
処理ストリップのカテナリ量の変化をカテナリセンサに
よって検出し、このカテナリセンサによって検出される
カテナリ量の変化に対応してアイドルロールの昇降駆動
手段を作動させて、当該アイドルロールを適宜昇降させ
ることにより、被処理ストリップのカテナリ量は一定し
たものとなり、例えば、送風用プレナムチャンバと被処
理ストリップとの距離が一定に保たれるようになり、プ
レナムチャンバからの送風による被処理ストリップに対
する加熱効率および/または乾燥効率は高いものとなる
。 (実施例) 第1図はこの発明に係る連続加熱・乾燥処理装置の実施
例を示し、fsz図に示したカテナリ・フローティング
方式の連続加熱・乾燥処理炉1においては、その前部の
搬入側で被処理ストリップ5がカテナリ方式により搬送
され、後部の搬出側で当該被処理ストリップ5がフロー
ティング方式により搬送される。 この連続加熱0乾燥処理炉1の前方には2個のロールl
la、llbからなる搬入側搬送ロール11が設けであ
ると共に、後方には2個のロール12a、12bからな
る搬出側搬送ロール12が設けてあり、搬入側搬送ロー
ル11と連続加熱・乾燥処理炉1との間には、前記被処
理ストリップ5に当接するアイドルロール13と、前記
被処理ストリップ5に無機あるいは有機被覆を行うコー
ター14と、前記搬入側搬送ロール11と搬出側搬送ロ
ール12との間で前記被処理ストリップ5に付加される
ユニットテンションの変動による当該被処理ストリップ
5のカテナリ量の変化を検出するカテナリセンサ15と
が設けである。 これらのうち、前記アイドルロール13は、連杆16の
下端に枢着されており、連杆16の上端はアイドルロー
ル13の昇降手段である油圧シリンダ17のピストン部
に連結してあり、油圧シリンダ17の作動によりアイド
ルロール13が昇降して、被処理ストリップ5のアイド
ル量を調整し、これによって当該被処理ストリップ5の
カテナリ量を調節できるようにしである。 また、コーター14は、3個のロール14a。 14b、14cおよび塗膜液槽14dからなる上面コー
ターと、2個のロール14e、14fおよび塗膜液槽1
4gからなる下面コーターとを備えている。 さらに、カテナリセンサ15は、被処理ストリップ5の
カテナリ量に対応した出力を発生し、導線21を介して
増幅器22に入力されて増幅され、増幅信号は導線23
を経て制御手段24に入力される。 次いで、この制御手段24の出力は導線25を介して前
記油圧シリンダ17に入力され、この制御手段24によ
って、前記カテナリセンサ15により検出される被処理
ストリップ5のカテナリ量変化に対応して前記アイドル
ロール13の昇降手段である油圧シリンダ17を駆動さ
せて当該アイドルロール13を昇降させることにより、
被処理ストリップ5のカテナリ量を一定に制御できるよ
うにしている。 この制御手段24の具体的な構成については特に限定さ
れず、例えば、第3図に示した被処理ストリップ5のセ
ンターライン5Cに相当する基準値を制御手段24に設
定しておき、例えば、被処理ストリップ5のカテナリ量
が減少する方向、すなわちパスライン5a側に移行する
方向に変化しようとした場合には、前記カテナリセンサ
15の出力が増幅器22によって増幅された後の出力が
、前記基準値を下回ることにより、制御手段24が油圧
シリンダ17のピストンを引込み作動させる信号を送り
出すようにし、反対に、被処理ストリップ5のカテナリ
量が増大する方向、すなわちパスライン5b側に移行す
る方向に変化しようとした場合には、前記カテナリセン
サ15の出力が増幅器22によって増幅された後の出力
が。 前記基準値を上回ることにより、制御手段24が油圧シ
リンダ17のピストンを押出し作動させる信号を送り出
すようにすればよい。 このようにして、連続加熱・乾燥処理炉1の前部におい
てカテナリ方式により搬送される被処理ストリップ5の
カテナリ量が変化しようとした場合、このカテナリ量の
変化をカテナリセンサ15によって検出し、この検出結
果に対応して制御手段24の制御により油圧シリンダ1
7を作動させ、これによってアイドルロール13を昇降
させるようにしたから、被処理ストリップ5のカテナリ
量を常に一定に保つことが可能である。 したがって、第3図に示した連続加熱φ乾燥処理炉1の
ごとく、被処理ストリップ5のカテリナ量の変動、すな
わちパスライン5aとパスライン5bとの間での変動を
考慮した各プレナムチャンバ6.7の配置とする必要が
なく、各プレナムチャンバ6.7の配置はセンターライ
ン5Cに接近させた状態で行うことができるようになる
から、プレナムチャンバ6.7による加熱および/また
は乾燥効率を著しく高めることができるようになる。
側搬送ロールを通過した被処理ストリップを少なくとも
炉内前部側でカテナリ方式により非接触の状態で搬送し
て当該被処理ストリップに対し加熱および/または乾燥
を連続して行ったのち、前記連続加熱・乾燥処理炉の後
方に設けた搬出側搬送ロールを通過させる連続加熱・乾
燥処理装置において、前記搬入側搬送ロールと搬出側搬
送ロールとの間で前記被処理ストリップに付加されるユ
ニットテンションの変動による当該被処理ストリップの
カテナリ量の変化を検出するカテナリセンサを設置する
と共に、前記搬入側搬送ロールと搬出側搬送ロールとの
間の前記被処理ストリップに当接するアイドルロールお
よび当該アイドルロールの昇降手段を設置し、前記カテ
ナリセンサにより検出される被処理ストリップのカテナ
リ量変化に対応して前記アイドルロールの昇降手段を駆
動させて前記被処理ストリップのカテナリ量を一定に制
御する制御手段を備えた構成としたことにより、上述し
た従来の問題点を解決するための手段としたことを特徴
としている。 この発明に係る連続加熱・乾燥処理装置の連続加熱・乾
燥処理炉は、少なくとも炉内前部の搬入側において被処
理ストリップがカテナリ方式により搬送されるものであ
り、後部の搬出側は、前部と同様にカテナリ方式によっ
て搬送されるいわゆる全カテナリ方式のものであっても
よく、また後部の搬出側はフローティング方式によって
搬送されるいわゆるカテナリφフローティング方式のも
のであってもよい。 また、被処理ストリップは銅帯に限定されるものではな
く、各種の帯状をなすストリップの加熱および/または
乾燥に適用されるが、例えば、銅帯の表面にナチュラル
二一タ、リバースコータあるいはカーテンフローコータ
等々の各種の手段により無機あるいは有機被覆等の被覆
を施したのちの加熱、乾燥、焼付等の処理にも適用され
る。 さらに、前記処理の間においては、被処理ストリップの
ユニットテンションが変化したときに、被処理ストリッ
プはそのカテリナ量が変化しようとするが、この被処理
ストリップのカテナリ量の変化を検出するために設置さ
れるカテナリセンサとしては、例えば、光学式のもの、
磁気式のもの、電気式のものなど、各種のものが使用さ
れる。 さらにまた、前記カテナリセンサにより検出される被処
理ストリップのカテナリ量変化に対応して前記アイドル
ローラを昇降させるための昇降手段としては、電動式の
もの、空圧式のもの、油圧式のものなど各種のものが使
用されうる。 (作用) この発明に係る連続加熱・乾燥処理装置においては、被
処理ストリップのカテナリ量の変化をカテナリセンサに
よって検出し、このカテナリセンサによって検出される
カテナリ量の変化に対応してアイドルロールの昇降駆動
手段を作動させて、当該アイドルロールを適宜昇降させ
ることにより、被処理ストリップのカテナリ量は一定し
たものとなり、例えば、送風用プレナムチャンバと被処
理ストリップとの距離が一定に保たれるようになり、プ
レナムチャンバからの送風による被処理ストリップに対
する加熱効率および/または乾燥効率は高いものとなる
。 (実施例) 第1図はこの発明に係る連続加熱・乾燥処理装置の実施
例を示し、fsz図に示したカテナリ・フローティング
方式の連続加熱・乾燥処理炉1においては、その前部の
搬入側で被処理ストリップ5がカテナリ方式により搬送
され、後部の搬出側で当該被処理ストリップ5がフロー
ティング方式により搬送される。 この連続加熱0乾燥処理炉1の前方には2個のロールl
la、llbからなる搬入側搬送ロール11が設けであ
ると共に、後方には2個のロール12a、12bからな
る搬出側搬送ロール12が設けてあり、搬入側搬送ロー
ル11と連続加熱・乾燥処理炉1との間には、前記被処
理ストリップ5に当接するアイドルロール13と、前記
被処理ストリップ5に無機あるいは有機被覆を行うコー
ター14と、前記搬入側搬送ロール11と搬出側搬送ロ
ール12との間で前記被処理ストリップ5に付加される
ユニットテンションの変動による当該被処理ストリップ
5のカテナリ量の変化を検出するカテナリセンサ15と
が設けである。 これらのうち、前記アイドルロール13は、連杆16の
下端に枢着されており、連杆16の上端はアイドルロー
ル13の昇降手段である油圧シリンダ17のピストン部
に連結してあり、油圧シリンダ17の作動によりアイド
ルロール13が昇降して、被処理ストリップ5のアイド
ル量を調整し、これによって当該被処理ストリップ5の
カテナリ量を調節できるようにしである。 また、コーター14は、3個のロール14a。 14b、14cおよび塗膜液槽14dからなる上面コー
ターと、2個のロール14e、14fおよび塗膜液槽1
4gからなる下面コーターとを備えている。 さらに、カテナリセンサ15は、被処理ストリップ5の
カテナリ量に対応した出力を発生し、導線21を介して
増幅器22に入力されて増幅され、増幅信号は導線23
を経て制御手段24に入力される。 次いで、この制御手段24の出力は導線25を介して前
記油圧シリンダ17に入力され、この制御手段24によ
って、前記カテナリセンサ15により検出される被処理
ストリップ5のカテナリ量変化に対応して前記アイドル
ロール13の昇降手段である油圧シリンダ17を駆動さ
せて当該アイドルロール13を昇降させることにより、
被処理ストリップ5のカテナリ量を一定に制御できるよ
うにしている。 この制御手段24の具体的な構成については特に限定さ
れず、例えば、第3図に示した被処理ストリップ5のセ
ンターライン5Cに相当する基準値を制御手段24に設
定しておき、例えば、被処理ストリップ5のカテナリ量
が減少する方向、すなわちパスライン5a側に移行する
方向に変化しようとした場合には、前記カテナリセンサ
15の出力が増幅器22によって増幅された後の出力が
、前記基準値を下回ることにより、制御手段24が油圧
シリンダ17のピストンを引込み作動させる信号を送り
出すようにし、反対に、被処理ストリップ5のカテナリ
量が増大する方向、すなわちパスライン5b側に移行す
る方向に変化しようとした場合には、前記カテナリセン
サ15の出力が増幅器22によって増幅された後の出力
が。 前記基準値を上回ることにより、制御手段24が油圧シ
リンダ17のピストンを押出し作動させる信号を送り出
すようにすればよい。 このようにして、連続加熱・乾燥処理炉1の前部におい
てカテナリ方式により搬送される被処理ストリップ5の
カテナリ量が変化しようとした場合、このカテナリ量の
変化をカテナリセンサ15によって検出し、この検出結
果に対応して制御手段24の制御により油圧シリンダ1
7を作動させ、これによってアイドルロール13を昇降
させるようにしたから、被処理ストリップ5のカテナリ
量を常に一定に保つことが可能である。 したがって、第3図に示した連続加熱φ乾燥処理炉1の
ごとく、被処理ストリップ5のカテリナ量の変動、すな
わちパスライン5aとパスライン5bとの間での変動を
考慮した各プレナムチャンバ6.7の配置とする必要が
なく、各プレナムチャンバ6.7の配置はセンターライ
ン5Cに接近させた状態で行うことができるようになる
から、プレナムチャンバ6.7による加熱および/また
は乾燥効率を著しく高めることができるようになる。
以上説明してきたように、こ°の発明によれば、連続加
熱・乾燥処理炉の前方に設けた搬入側搬送ロールを通過
した被処理ストリップを少なくとも炉内前部側でカテナ
リ方式により非接触の状態で搬送して当該被処理ストリ
ップに対し加熱および/または乾燥を連続して行ったの
ち、前記連続加熱・乾燥処理炉の後方に設けた搬出側搬
送ロールを通過させる連続加熱・乾燥処理装置において
、前記搬入側搬送ロールと搬出側搬送ロールとの間で前
記被処理ストリップに付加されるユニットテンシ璽ンの
変動による当該被処理ストリップのカテナリ量の変化を
検出するカテナリセンサを設置すると共に、前記搬入側
搬送ロールと搬m側搬送ロールとの間の前記被処理スト
リップに当接するアイドルロールおよび当該アイドルロ
ールの昇降手段を設置し、前記カテナリセンサにより検
出される被処理ストリップのカテナリ量変化に対応して
前記アイドルロールの昇降手段を駆動させて前記被処理
ストリップのカテナリ量を一定に制御する制御手段を備
えた構成としたから、被処理ストリップのカテナリ量を
常に一定した状態で保持することが可能となり、被処理
ストリップと例えば加熱および/または乾燥手段である
プレナムチャンバとの間隔を常に一定したものにするこ
とができるようになるので、被処理ストリップに対する
加熱および/または乾燥効率を高いものとすることがで
き、被処理ストリップに対する昇温不足、乾燥不足、焼
付不良等々の不具合の発生をなくすことが可能になると
共に、加熱および/または乾燥の不足を解消するために
送風量を多くする場合のような塗装の波状痕跡等の不具
合の発生をもなくすことが可能になるなどの著大なる効
果がもたらされる。
熱・乾燥処理炉の前方に設けた搬入側搬送ロールを通過
した被処理ストリップを少なくとも炉内前部側でカテナ
リ方式により非接触の状態で搬送して当該被処理ストリ
ップに対し加熱および/または乾燥を連続して行ったの
ち、前記連続加熱・乾燥処理炉の後方に設けた搬出側搬
送ロールを通過させる連続加熱・乾燥処理装置において
、前記搬入側搬送ロールと搬出側搬送ロールとの間で前
記被処理ストリップに付加されるユニットテンシ璽ンの
変動による当該被処理ストリップのカテナリ量の変化を
検出するカテナリセンサを設置すると共に、前記搬入側
搬送ロールと搬m側搬送ロールとの間の前記被処理スト
リップに当接するアイドルロールおよび当該アイドルロ
ールの昇降手段を設置し、前記カテナリセンサにより検
出される被処理ストリップのカテナリ量変化に対応して
前記アイドルロールの昇降手段を駆動させて前記被処理
ストリップのカテナリ量を一定に制御する制御手段を備
えた構成としたから、被処理ストリップのカテナリ量を
常に一定した状態で保持することが可能となり、被処理
ストリップと例えば加熱および/または乾燥手段である
プレナムチャンバとの間隔を常に一定したものにするこ
とができるようになるので、被処理ストリップに対する
加熱および/または乾燥効率を高いものとすることがで
き、被処理ストリップに対する昇温不足、乾燥不足、焼
付不良等々の不具合の発生をなくすことが可能になると
共に、加熱および/または乾燥の不足を解消するために
送風量を多くする場合のような塗装の波状痕跡等の不具
合の発生をもなくすことが可能になるなどの著大なる効
果がもたらされる。
第1図はこの発明に係る連続加熱・乾燥処理装置の全体
構成の概略を示す説明図、第2図はカテナリ・フローテ
ィング方式の連続加熱・乾燥処理炉の全体構成の概要を
示す説明図、第3図は第2図の連続加熱・乾燥処理炉の
カテナリ方式の部分の概略説明図である。 1・・・連続加熱・乾燥処理炉、 5・・・被処理ストリップ。 6.7・・・加熱・乾燥手段、 11・・・搬入側搬送ロール、 12・・・搬出側搬送ロール、 13・・・アイドルロール、 14・・・コーター。 15・・・カテナリセンサ、 17・・・油圧シリンダ(アイドルロール13の昇降手
段)% 22・・・増幅器。 24・・・制御手段。 特許出願人 大同特殊鋼株式会社
構成の概略を示す説明図、第2図はカテナリ・フローテ
ィング方式の連続加熱・乾燥処理炉の全体構成の概要を
示す説明図、第3図は第2図の連続加熱・乾燥処理炉の
カテナリ方式の部分の概略説明図である。 1・・・連続加熱・乾燥処理炉、 5・・・被処理ストリップ。 6.7・・・加熱・乾燥手段、 11・・・搬入側搬送ロール、 12・・・搬出側搬送ロール、 13・・・アイドルロール、 14・・・コーター。 15・・・カテナリセンサ、 17・・・油圧シリンダ(アイドルロール13の昇降手
段)% 22・・・増幅器。 24・・・制御手段。 特許出願人 大同特殊鋼株式会社
Claims (1)
- (1)連続加熱・乾燥処理炉の前方に設けた搬入側搬送
ロールを通過した被処理ストリップを少なくとも炉内前
部側でカテナリ方式により非接触の状態で搬送して当該
被処理ストリップに対し加熱および/または乾燥を連続
して行ったのち、前記連続加熱・乾燥処理炉の後方に設
けた搬出側搬送ロールを通過させる連続加熱・乾燥処理
装置において、前記搬入側搬送ロールと搬出側搬送ロー
ルとの間で前記被処理ストリップに付加されるユニット
テンションの変動による当該被処理ストリップのカテナ
リ量の変化を検出するカテナリセンサを設置すると共に
、前記搬入側搬送ロールと搬出側搬送ロールとの間の前
記被処理ストリップに当接するアイドルロールおよび当
該アイドルロールの昇降手段を設置し、前記カテナリセ
ンサにより検出される被処理ストリップのカテナリ量変
化に対応して前記アイドルロールの昇降手段を駆動させ
て前記被処理ストリップのカテナリ量を一定に制御する
制御手段を備えたことを特徴とする連続加熱・乾燥処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30637587A JPH01148364A (ja) | 1987-12-03 | 1987-12-03 | 連続加熱・乾燥処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30637587A JPH01148364A (ja) | 1987-12-03 | 1987-12-03 | 連続加熱・乾燥処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01148364A true JPH01148364A (ja) | 1989-06-09 |
Family
ID=17956281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30637587A Pending JPH01148364A (ja) | 1987-12-03 | 1987-12-03 | 連続加熱・乾燥処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01148364A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012050954A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd | 両面同時塗工・乾燥装置 |
-
1987
- 1987-12-03 JP JP30637587A patent/JPH01148364A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012050954A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd | 両面同時塗工・乾燥装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0908928B1 (en) | Baking furnace and control method therefor | |
US4308667A (en) | Continuously operating multistage drying installation and a process for continuously drying a workpiece | |
US3198499A (en) | Method and apparatus for supporting and heat treating | |
JPH08193225A (ja) | フローティング炉 | |
JPH01148364A (ja) | 連続加熱・乾燥処理装置 | |
JP2508769B2 (ja) | 連続加熱・乾燥処理炉 | |
US3448969A (en) | Fluid pressure sealing system for processing oven | |
JP2508768B2 (ja) | 連続加熱・乾燥処理炉 | |
JP2003123651A (ja) | プラズマディスプレイパネルの製造方法およびそのための炉設備 | |
JP5446653B2 (ja) | 熱処理装置 | |
JPH1017925A (ja) | 連続熱処理炉 | |
US11808519B2 (en) | Drying system and method for manufacturing coated metal plate | |
JP3470215B2 (ja) | カテナリー型乾燥炉における帯状体の張力制御方法 | |
JPH0742159B2 (ja) | 乾燥炉 | |
JP2004202384A (ja) | 塗装乾燥装置 | |
JPH11285660A (ja) | 自動車塗装用乾燥炉 | |
JPS6012551B2 (ja) | トンネル炉の炉圧制御方法 | |
JPH01210076A (ja) | 塗装乾燥炉 | |
KR102412056B1 (ko) | 피혁 건조장치 | |
JP2690842B2 (ja) | 乾燥装置及び乾燥方法 | |
JPS5848641A (ja) | 連続加熱処理炉 | |
JP3893629B2 (ja) | 加熱炉の操炉方法 | |
JPH06344325A (ja) | グリーンシートの乾燥装置 | |
JPH06184650A (ja) | カテナリ型ストリップ連続熱処理炉 | |
CN118043618A (zh) | 避免用于制造特别是罐的容器的烘炉发生故障的装置和方法 |