JPH0114767Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0114767Y2 JPH0114767Y2 JP3180583U JP3180583U JPH0114767Y2 JP H0114767 Y2 JPH0114767 Y2 JP H0114767Y2 JP 3180583 U JP3180583 U JP 3180583U JP 3180583 U JP3180583 U JP 3180583U JP H0114767 Y2 JPH0114767 Y2 JP H0114767Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ignition cable
- recess
- distributor cap
- terminal fitting
- tower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はデイストリビユータキヤツプ、詳しく
は点火ケーブル付きデイストリビユータキヤツプ
に関するものである。
は点火ケーブル付きデイストリビユータキヤツプ
に関するものである。
一般に、内燃機関点火用デイストリビユータキ
ヤツプと点火ケーブルは、第1図に例示する様
に、タワー部4の凹所にアルミ金具2を取付けた
デイストリビユータキヤツプ1に、別部材として
成形した点火ケーブル5の端末部6を嵌着して接
続する構造である。なお図中の7は点火ケーブル
5の端部に取付けた端子、8は保護用ゴムキヤツ
プである。
ヤツプと点火ケーブルは、第1図に例示する様
に、タワー部4の凹所にアルミ金具2を取付けた
デイストリビユータキヤツプ1に、別部材として
成形した点火ケーブル5の端末部6を嵌着して接
続する構造である。なお図中の7は点火ケーブル
5の端部に取付けた端子、8は保護用ゴムキヤツ
プである。
しかし、前記の構造によるものは、・部品点数
と結合部分が多く、品質信頼性を確保することが
困難・誰もが脱着容易であり、不完全な挿着によ
る事故の危険がある、等の問題がある。
と結合部分が多く、品質信頼性を確保することが
困難・誰もが脱着容易であり、不完全な挿着によ
る事故の危険がある、等の問題がある。
以上から、その改良を図るものとして、第2図
に示す様に、端部に端末金具3を取付けた点火ケ
ーブル5に、デイストリビユータキヤツプ1をモ
ールド成形する、一体化構造のものが提案されて
いる。
に示す様に、端部に端末金具3を取付けた点火ケ
ーブル5に、デイストリビユータキヤツプ1をモ
ールド成形する、一体化構造のものが提案されて
いる。
しかし乍ら、該一体化構造のものは、デイスト
リビユータキヤツプ1に例えば変性ポリプロピレ
ン、エポキシ等が用いられ、点火ケーブル5のシ
ース材は、例えばEPDM(エチレンプロピレンジ
エンミツクスチヤー)塩素化ポリエチレン、クロ
ロスルフオン化ポリエチレン、シリコン、クロロ
プレン等からなる為、材質の相違に基づいてデイ
ストリビユータキヤツプ1と点火ケーブル5が接
着し難く、シール性能に劣る欠陥がある。
リビユータキヤツプ1に例えば変性ポリプロピレ
ン、エポキシ等が用いられ、点火ケーブル5のシ
ース材は、例えばEPDM(エチレンプロピレンジ
エンミツクスチヤー)塩素化ポリエチレン、クロ
ロスルフオン化ポリエチレン、シリコン、クロロ
プレン等からなる為、材質の相違に基づいてデイ
ストリビユータキヤツプ1と点火ケーブル5が接
着し難く、シール性能に劣る欠陥がある。
本考案は以上の従来欠陥を解消することを目的
とするもので、端末金具を有する点火ケーブル端
部には、該端末金具と点火ケーブルを埋めるよう
に、溶融接着剤樹脂によつてモールド成形された
結合部があり、該結合部はデイストリビユータキ
ヤツプのタワー部の凹部に嵌入組合せられると共
に、該結合部の下端には係合片が脚状に設けられ
ており、該係合片を外方に変形して、該凹部下縁
に設けた係合面を押える様に係合させた一体化構
造が特徴である。そして本考案によるとシール性
能が良く、かつ強固に一体化した点火ケーブル付
きデイストリビユータキヤツプを提供することが
できる。
とするもので、端末金具を有する点火ケーブル端
部には、該端末金具と点火ケーブルを埋めるよう
に、溶融接着剤樹脂によつてモールド成形された
結合部があり、該結合部はデイストリビユータキ
ヤツプのタワー部の凹部に嵌入組合せられると共
に、該結合部の下端には係合片が脚状に設けられ
ており、該係合片を外方に変形して、該凹部下縁
に設けた係合面を押える様に係合させた一体化構
造が特徴である。そして本考案によるとシール性
能が良く、かつ強固に一体化した点火ケーブル付
きデイストリビユータキヤツプを提供することが
できる。
以下実施例図面を参照して詳しく説明する。ま
ず一実施例を示す第3〜6図において、点火ケー
ブル5の端部にはアルミニウム等の金属からなる
端末金具10が取付けてあり、端末金具10の先
端部10′を残して端末金具10およびその近傍
の点火ケーブル5を埋め込む様にして、結合部1
1がモールド成形してある。結合部11は点火ケ
ーブル5とのシール性能向上を意図して設けたも
ので、例えば変性ポリプロピレン、変性ポリエチ
レン等の溶融接着剤樹脂(例えば、住友化学工業
株式会社製のBondfast(商標)G等で、加熱する
と接着効果を有する樹脂)によつて薄くモールド
成形されている。(このモールドの際は点火ケー
ブル5のシース材との接着性向上の為、加圧する
のが好ましい)。そして、結合部11の下端には、
結合部11の外周に沿つて脚状に若干の長さで延
設した係合片12が環状に設けてある。係合片1
2は結合部11が後述するタワー部4の凹部15
に嵌入組合せられたのち、外方に溶融変形されて
凹部15の下縁と係合する部分である。なお、第
3図中の13は、凹部15の上縁と接合するフラ
ンジ部、14は結合部11と凹部15とのシール
性確保の為に、結合部11に外嵌したOリングで
ある。
ず一実施例を示す第3〜6図において、点火ケー
ブル5の端部にはアルミニウム等の金属からなる
端末金具10が取付けてあり、端末金具10の先
端部10′を残して端末金具10およびその近傍
の点火ケーブル5を埋め込む様にして、結合部1
1がモールド成形してある。結合部11は点火ケ
ーブル5とのシール性能向上を意図して設けたも
ので、例えば変性ポリプロピレン、変性ポリエチ
レン等の溶融接着剤樹脂(例えば、住友化学工業
株式会社製のBondfast(商標)G等で、加熱する
と接着効果を有する樹脂)によつて薄くモールド
成形されている。(このモールドの際は点火ケー
ブル5のシース材との接着性向上の為、加圧する
のが好ましい)。そして、結合部11の下端には、
結合部11の外周に沿つて脚状に若干の長さで延
設した係合片12が環状に設けてある。係合片1
2は結合部11が後述するタワー部4の凹部15
に嵌入組合せられたのち、外方に溶融変形されて
凹部15の下縁と係合する部分である。なお、第
3図中の13は、凹部15の上縁と接合するフラ
ンジ部、14は結合部11と凹部15とのシール
性確保の為に、結合部11に外嵌したOリングで
ある。
一方デイストリビユータキヤツプ1は、変性ポ
リプロピレン、エポキシ等で別部材として成形さ
れ、そのタワー部4には結合部11を嵌入する凹
部15が設けてある。そして、凹部15の上端に
は結合部11に外嵌したOリング14を受け入れ
るOリング溝16が形成してあり、また凹部15
の下縁は前記の係合片12と係合させる為、凹部
15の周壁17の内側縁17′と外側縁17″が同
心円状に形成し、かつ凹部15の縦軸心15′と
直交する環状の係合部18が形成してある。そし
て係合部18は、結合部11におけるフランジ部
13の下面と係合片12の基部12′間の高さH
と概ね等しい深さHに設けてある。
リプロピレン、エポキシ等で別部材として成形さ
れ、そのタワー部4には結合部11を嵌入する凹
部15が設けてある。そして、凹部15の上端に
は結合部11に外嵌したOリング14を受け入れ
るOリング溝16が形成してあり、また凹部15
の下縁は前記の係合片12と係合させる為、凹部
15の周壁17の内側縁17′と外側縁17″が同
心円状に形成し、かつ凹部15の縦軸心15′と
直交する環状の係合部18が形成してある。そし
て係合部18は、結合部11におけるフランジ部
13の下面と係合片12の基部12′間の高さH
と概ね等しい深さHに設けてある。
以上の構成の結合部11は、第5図の様に凹部
15に気密に嵌入組合せられ、しかるのち、係合
部18から下方に突出した係合片12を加熱また
は超音波加工等の手段によつて外方に軟化変形さ
せる。そして第6図の様に、係合片12は係合部
18を押え込む様になつて係合し、結合部11は
フランジ部13と係合片12に挾着されてタワー
部4に固定され、点火ケーブル5端部はデイスト
リビユータキヤツプ1のタワー部4に機械的に強
固に固着されて一体化される。
15に気密に嵌入組合せられ、しかるのち、係合
部18から下方に突出した係合片12を加熱また
は超音波加工等の手段によつて外方に軟化変形さ
せる。そして第6図の様に、係合片12は係合部
18を押え込む様になつて係合し、結合部11は
フランジ部13と係合片12に挾着されてタワー
部4に固定され、点火ケーブル5端部はデイスト
リビユータキヤツプ1のタワー部4に機械的に強
固に固着されて一体化される。
なお、以上の本考案は、前記実施例の縦出し方
式のみではなく、第7図示の他の実施例の様に、
横出し方式のデイストリビユータキヤツプにも適
用可能であり、また結合部11と凹部15とのシ
ール手段は、前記のOリング14以外に、結合部
11の外周に例えばシリコン系のシール剤20を
施して、両者を気密に嵌合することがある。
式のみではなく、第7図示の他の実施例の様に、
横出し方式のデイストリビユータキヤツプにも適
用可能であり、また結合部11と凹部15とのシ
ール手段は、前記のOリング14以外に、結合部
11の外周に例えばシリコン系のシール剤20を
施して、両者を気密に嵌合することがある。
以上の本考案によると、結合部11によつて埋
め込まれた点火ケーブル5は、モールド成形時の
加熱と加圧によつて結合部11と完全に接着する
ので、点火ケーブル5のシール性能は極めて良好
になる。また結合部11はOリング14等によつ
て気密にタワー部4と嵌入組合せられると共に、
係合片12の変形による係合部18との係合によ
つて結合部11とタワー部4は機械的に強固に固
着されるので、点火ケーブル5とデイストリビユ
ータキヤツプ1は完全に結合一体化することがで
きる。
め込まれた点火ケーブル5は、モールド成形時の
加熱と加圧によつて結合部11と完全に接着する
ので、点火ケーブル5のシール性能は極めて良好
になる。また結合部11はOリング14等によつ
て気密にタワー部4と嵌入組合せられると共に、
係合片12の変形による係合部18との係合によ
つて結合部11とタワー部4は機械的に強固に固
着されるので、点火ケーブル5とデイストリビユ
ータキヤツプ1は完全に結合一体化することがで
きる。
さらに、本考案は係合片12と係合部18によ
る固着機構をタワー部4に内在させたので、タワ
ー部4の外部に突起部材等が無く、当該部分を一
層小形化、シンプル化する利点がある。
る固着機構をタワー部4に内在させたので、タワ
ー部4の外部に突起部材等が無く、当該部分を一
層小形化、シンプル化する利点がある。
以上の様に、本考案は従来欠陥を解消し、シー
ル性能に優れ、かつ完全に固着一体化した点火ケ
ーブル付きデイストリビユータキヤツプを提供す
るものである。
ル性能に優れ、かつ完全に固着一体化した点火ケ
ーブル付きデイストリビユータキヤツプを提供す
るものである。
第1,2図:従来のデイストリビユータキヤツ
プの構造を示す正面図、第3図:本考案一実施例
の点火ケーブル端部を示す正面図Aとその底面図
B、第4図:本考案一実施例のデイストリビユー
タキヤツプのタワー部を示す正面図、第5図:本
考案一実施例の結合部と凹部の組合せ状態を示す
正面図、第6図:本考案一実施例の全体を示す正
面図、第7図:本考案の他の実施例の全体を示す
正面図。 主な符号、1:デイストリビユータキヤツプ、
3:端末金具、4:タワー部、5:点火ケーブ
ル、10:端末金具、11:結合部、12:係合
片、14:Oリング、15:凹部、17:凹部側
壁、18:係合部、20:シール剤。
プの構造を示す正面図、第3図:本考案一実施例
の点火ケーブル端部を示す正面図Aとその底面図
B、第4図:本考案一実施例のデイストリビユー
タキヤツプのタワー部を示す正面図、第5図:本
考案一実施例の結合部と凹部の組合せ状態を示す
正面図、第6図:本考案一実施例の全体を示す正
面図、第7図:本考案の他の実施例の全体を示す
正面図。 主な符号、1:デイストリビユータキヤツプ、
3:端末金具、4:タワー部、5:点火ケーブ
ル、10:端末金具、11:結合部、12:係合
片、14:Oリング、15:凹部、17:凹部側
壁、18:係合部、20:シール剤。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 端末金具を有する点火ケーブル端部には、前
記端末金具の先端部を残して前記端末金具を埋
め込む様に、溶融接着剤樹脂によつてモールド
成形された結合部があり、前記結合部の下端に
は脚状の係合片、デイストリビユータキヤツプ
のタワー部の凹部下縁には係合部が設けられ、
前記結合部が前記凹部に気密に嵌入組合せられ
ると共に、前記係合片は外方に変形されて前記
係合部を押える様に係合し、固着一体化した構
造を特徴とする点火ケーブル付きデイストリビ
ユータキヤツプ。 (2) 変性ポリプロピレンまたは変性ポリエチレン
の群から選ばれた少くとも一つの溶融接着剤樹
脂を用いた実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
の点火ケーブル付きデイストリビユータキヤツ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3180583U JPS59137383U (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 点火ケ−ブル付きデイストリビユ−タキヤツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3180583U JPS59137383U (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 点火ケ−ブル付きデイストリビユ−タキヤツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59137383U JPS59137383U (ja) | 1984-09-13 |
JPH0114767Y2 true JPH0114767Y2 (ja) | 1989-04-28 |
Family
ID=30162647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3180583U Granted JPS59137383U (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | 点火ケ−ブル付きデイストリビユ−タキヤツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59137383U (ja) |
-
1983
- 1983-03-04 JP JP3180583U patent/JPS59137383U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59137383U (ja) | 1984-09-13 |
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