JPH0114730B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0114730B2
JPH0114730B2 JP3287684A JP3287684A JPH0114730B2 JP H0114730 B2 JPH0114730 B2 JP H0114730B2 JP 3287684 A JP3287684 A JP 3287684A JP 3287684 A JP3287684 A JP 3287684A JP H0114730 B2 JPH0114730 B2 JP H0114730B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
current
circuit
line
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3287684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60177718A (ja
Inventor
Junichi Sone
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP3287684A priority Critical patent/JPS60177718A/ja
Publication of JPS60177718A publication Critical patent/JPS60177718A/ja
Publication of JPH0114730B2 publication Critical patent/JPH0114730B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/38Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of superconductive devices

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジヨセフソン効果を用いた双対信号保
持回路に関する。
ジヨセフソン効果を用いたゲート回路は通常ラ
ツチング動作を行なうのでゲート回路により行な
われた演算結果をラツチ回路に格納した後、ゲー
ト回路を流れるゲート電流を零レベルに戻し、前
記ゲート回路を零電圧状態にリセツトしなければ
ならない。このため演算回路の構成は第1図aに
示すようになる。ラツチ回路101に格納された
データは次のクロツク・サイクルでゲート電流が
立ち上がる時に読み出され、組合せ論理回路10
3においてこのサイクルの論理演算が始まる。そ
のサイクル中に、論理演算が行なわれ、新たなデ
ータのラツチ回路104への書き込みが行なわれ
る。そのため一度読み出したデータはそのサイク
ル中一定のデータ(2進数の“0”,“1”)を示
すように双対信号保持回路102によつて保持さ
れる必要がある。
第1図bは上記の動作を説明するために、ゲー
ト電流の時間変化を示したものである。同図にお
いてA点からB点までの立上りの間に、双対信号
保持回路は、ラツチ回路に格納されたデータを続
み取る。Cに示された能動領域の終了までの間に
は論理演算が進み、演算結果の書き込みが行なわ
れる。その間前サイクルのデータを保持しておか
なければならない。
従来提案されてきた双対信号保持回路には量子
干渉ゲート回路が用いられている。量子干渉ゲー
ト回路は複数個のジヨセフソン接合とこれらを電
気的に結合するインダクタンスとからなるループ
回路で構成され、該ゲート回路への直接の電流注
入により、または該ゲート回路の制御線を流れる
入力電流との磁気結合によつてスイツチする。
第2図はジヨセフソン双対信号保持回路の従来
例を説明するための図で、1,2,3,4,5は
量子干渉ゲート回路、6は単一ジヨセフソン接
合、7はゲート電流供給線、8,9は出力線、1
0はラツチ回路においてデータを格納している超
電導ループの1部であるデータ信号線、11,1
2,13は抵抗を示す。図において1,2,4の
ゲート回路は磁気結合により、また3,5のゲー
ト回路は電流直接注入によりスイツチする。
なお、データ信号線10はゲート回路1,2の
制御線にもなつている。本従来例の動作は例えば
文献ジヤーナル・オブ・ソリツド・ステート・サ
ーキツト誌(Journal of Solid State Circuit)
Vol.SC―17,No.6,pp 1201〜1210に詳しく述べ
られているのでここではその概略につき述べる。
データ信号線10には2進数“1”,“0”に対
応するデータが貯えられ、信号線10に循環電流
が流れている時が“1”に、循環電流の流れてい
ない時が“0”に対応している。今データ“1”
に対応して循環電流が流れている時、ゲート電流
が零レベルから立上がるとゲート回路1,2が電
圧状態にスイツチする。
この結果、ゲート回路1を流れていたゲート電
流は11の抵抗を通り接地へ流れ込む。一方、ゲ
ート回路2に流れていたゲート電流はゲート回路
3に入力され、ゲート回路3が電圧状態にスイツ
チして、出力線8に出力電流が流れ出す。さらに
ゲート電流が上昇すると接合6がスイツチして、
ゲート回路4の制御線に電流が流れる。しかしな
がら、ゲート回路4はすでにゲート電流が切れて
いるのでスイツチしない。従つてゲート回路5も
スイツチせず、出力線9には出力信号は現われな
い。ゲート回路1〜5はラツチング動作をするた
めに一度電圧状態になるとゲート電流を零にしな
い限り、零電圧状態に復帰しない。従つてその
後、同一のクロツク・サイクルで循環電流が消え
ても、出力線8,9の出力状態は同一のまま保持
される。
一方、データ“0”に対応してデータ信号線1
0に循環電流が流れていない時はゲート電流が立
ち上がつてもゲート回路1,2の制御線に電流が
流れていないため、ゲート回路1,2はスイツチ
しない。さらにゲート電流が上昇して、接合6が
スイツチするとゲート回路4の制御線に電流が流
れ、該ゲート回路4が電圧状態にスイツチする。
この結果、ゲート回路4の出力電流がゲート回路
5に注入され、ゲート回路5がスイツチし、出力
線9に出力信号が現われる。一方、ゲート回路2
のゲート電流は消滅するため、本サイクル中にデ
ータ信号線10に循環電流が流れるようになつて
も該ゲート回路2はスイツチせず、出力線8に出
力電流は流れない。またゲート回路5はラツチン
グ動作のため、本サイクル中出力状態が保持され
る。
以上のように“1”“0”に対応する双対の信
号を出力し、1サイクル中その出力データを保持
する回路が実現できることがわかる。しかしなが
ら、上記の回路には以下に示すような欠点があ
る。
その1つは双対信号保持回路を実現するのに5
ゲートを要し、回路構成が複雑であること、これ
は回路を実現したとき集積回路チツプ上に占める
回路面積が大きくなることを意味する。
2つめの欠点はデータ信号線10に電流が流れ
ていない状態で読み出した時、出力線9に出力電
流が流れているが該サイクル中に信号線10に循
環電流が流れ出すと、ゲート回路1がスイツチし
て、出力線9の出力電流が変動する事である。3
つめの欠点は信号線10に循環電流が流れてお
り、それに対応してゲート回路2がスイツチした
場合、ゲート回路2に流れていたゲート電流はゲ
ート回路3ばかりでなく、接合6を通してゲート
回路4の制御線にも流れ、ゲート回路4がスイツ
チするという誤動作の危険性があることである。
本発明の目的は上記の欠点を除去した新規な双
対信号保持回路を提供することにある。
本発明によれば、ゲート電流供給線に第1のジ
ヨセフソン接合の一端と抵抗の一端とが並列に接
続され、前記第1のジヨセフソン接合の他端には
少なくともジヨセフソン接合と超電導インダクタ
ンスよりなるループを含むゲート回路のゲート電
流線と第1の出力線とが並列に接続され、前記ゲ
ート回路の入力線にはデータ保持用の超電導ルー
プの一部を構成するデータ信号線が接続され、前
記抵抗の他端には第2のジヨセフソン接合と第2
の出力線とが並列に接続されたことを特徴とする
双対信号保持回路が得られる。さらにゲート電流
供給線に第1のジヨセフソン接合の一端と第1の
抵抗の一端とが並列に接続され、前記第1のジヨ
セフソン接合の他端には少なくとも、ジヨセフソ
ン接合と超電導インダクタンスよりなるループを
含む第1のゲート回路のゲート電流線と第2の抵
抗の一端とが並列に接続され、前記第1のゲート
回路の入力線には、データ保持用の超電導ループ
の一部を構成するデータ信号線が接続され、前記
第2の抵抗の他端には第2のゲート回路の入力線
が接続され、前記第1の抵抗の他端には第2のジ
ヨセフソン接合と第3の抵抗の一端が並列に接続
され、前記第3の抵抗の他端には第3のゲート回
路の入力線が接続されたことを特徴とする双対信
号保持回路が得られる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
第3図は本明細書記載の第1の発明の一実施例を
示すための図面である。図中の点線の部分が第1
の発明の主要部である。図において20,21は
それぞれ臨界電流I1,I2をもつジヨセフソン接
合、22は量子干渉型ゲート回路、23はゲート
電流供給線、24は接地、25はラツチ回路にお
いてデータを格納している超電導ループの一部で
あるデータ信号線、26は真信号の出力線、27
は補信号の出力線、28,29,30はともに抵
抗値RLをもつ抵抗で、抵抗29,30はそれぞ
れ出力線26,27とインピーダンス整合が取ら
れている。量子干渉型ゲート回路22はデータ信
号線25を流れる循環電流Icircと磁界結合するこ
とでスイツチする。循環電流Icircが流れている状
態でのゲート回路22の最大ジヨセフソン電流を
In(Icirc)で表わす。
本実施例の双対信号保持回路が正常に動作する
ためには以下に示すように回路パラメータを選ぶ
のがよい。
|Ig 0/2|<I1=I2<|Ig 0| …(1) |In(Ici 0 rc)|<I1(=I2) <|In(0)| …(2) ここでIg 0は第1図Cで示される能動領域での
ゲート電流の値、Ici 0 rcはデータ信号線25に循環
電流が流れている時の、循環電流の値を表わす。
本実施例の動作は以下の如くである。
データ“1”に対応してデータ信号線25に循
環電流Icircが流れている時、ゲート電流が零レベ
ルから立上がると前記(2)式の条件から接合20が
スイツチする前にゲート回路22がスイツチす
る。抵抗体28,29の抵抗値を同一に設定して
あるので、ゲート電流Ig(|Ig|<|Ig 0|)の半
分は抵抗体28、接合21を通つて接地へ、また
残りの半分は接合20、出力線26、抵抗体29
を通つて接地へ流れ込む。ただし、ここでは説明
の簡単化のためゲート回路22の電圧状態におけ
る漏れ電流は無視した。このとき前記(1)式の条件
により、ゲート電流IgがIg 0に達しても、接合2
0,21は零電圧状態のままである。こうしてデ
ータ“1”に対応して、データ信号線25に循環
電流の流れている時は、真信号の出力線26に出
力が現われ、補信号の出力線27に出力の現われ
ない状態が実現される。この出力状態はゲート回
路22がラツチング動作を行なうため、データ信
号線25を流れる循環電流が、出力状態が確立し
てから変動しても、同じクロツク・サイクルの間
は、前記出力状態が保持される。
一方、データ“0”に対応して信号線25に循
環電流の流れていないときは、ゲート電流Igが零
レベルから立上がる際、ゲート回路22よりも先
に接合20がスイツチし、ゲート電流Igが抵抗2
8を通つて接合21に注入される。この結果、前
記(1)式の条件により、接合21がスイツチし、補
信号の出力線27に出力電流が現われる。この後
はゲート回路22にはゲート電流が流れないの
で、データ信号線25に循環電流Icircが流れ始め
るような書き込み動作があつても、ゲート回路2
2はスイツチせず、従つて同一クロツク・サイク
ル中、前記出力状態が保持される。
以上、本実施例の双対信号保持回路は、ゲート
回路1個、単一ジヨセフソン接合2個よりなり、
回路構成が第2図の従来例に比べ、大幅に簡単に
なり、集積回路チツプ上に構成した時、回路面積
が大幅に小さくなるという利点を持つ。
またデータ“1”,“0”に対応して出力線2
7,26に流れ出す出力電流は、読み出し動作が
完了し、第1図Cに示す能動領域に入つてから、
たとえ、データ信号線25を流れる循環電流の大
きさが変化しても変動しないという利点ももつ。
また本実施例では第2図の従来例と異なり、デー
タ“1”読み出し時にゲート回路22がスイツチ
して生ずる出力電流の一部は接合21を介して接
地へ流れ込むため、補信号の出力線27には、出
力電流は現われない。以上述べたように本実施例
の双対信号保持回路をおいては、第2図の従来例
に存在した欠点を除去した回路になつていること
がわかる。
第4図は本明細書記載の第1の発明の他の実施
例を示すための図面である。図中点線の部分が第
1の発明の主要部である。
本実施例では第3図実施例における前記磁気結
合型量子干渉ゲート回路22のかわりに、ジヨセ
フソン接合31,32、インダクタンス33から
なる電流直接注入型量子干渉ゲート回路34(図
中点線部で示す)を用いている。他は第3図実施
例と同一である。循環電流Icircが流れている状態
でのゲート回路34の最大ジヨセフソン電流をIn
(Icirc)と置き、各回路パラメータは第3図実施
例同様、前記(1),(2)式のように定める。本実施例
の動作は以下の如くである。データ“1”に対応
してデータ信号線25に循環電流Icirc 0が流れてい
る時、ゲート電流Igが零レベルから立上がると、
接合20がスイツチングする前にゲート回路34
がスイツチし、ゲート電流の半分が出力線26、
抵抗体29を通つて接地へ、またゲート電流の残
り半分が抵抗体28、ジヨセフソン接合21を通
つて接地へ流れ込む。このとき前記(1)式の条件に
より、ゲート電流IgがIg 0に達しても接合20,2
1は零電圧状態のままである。こうしてデータ
“1”に対応してデータ信号線25に循環電流の
流れている時は、真信号の出力線26に出力が現
われ、補信号の出力線27には出力の現われない
状態が実現される。この出力状態はゲート回路3
4がラツチング動作を行なうため、同一クロツ
ク・サイクル中前記出力状態が保持される。
一方、データ“0”に対応して信号線25に循
環電流の流れていないときは、接合20がスイツ
チし、ゲート電流Igが抵抗体28を通り、接合2
1に注入される。続いて接合21がスイツチし、
補信号の出力線27に出力電流が現われる。この
後はゲート回路34にはゲート電流が流れないの
で、データ信号線25に循環電流Icircが流れ始め
るような書き込み動作があつても、ゲート回路3
4はスイツチせず、従つて本サイクル中は出力線
27に出力電流が流れ、出力線26に出力電流の
現われない出力状態が保持される。
以上、本実施例はゲート回路1個、接合2個か
らなり、回路構成が簡単また集積回路チツプ上の
回路面積も小さくて済むという利点を有する。ま
たデータ“1”,“0”に対応して出力線27,2
6に流れ出す出力電流は、読み出し動作が完了
し、第1図Cに示す能動領域に入つてから、デー
タ信号線25を流れる循環電流の大きさが変化し
ても変動しない。またデータ“1”読み出し時
に、ゲート回路22がスイツチして生ずる出力電
流の一部は接合21を介して接地へ流れ込むた
め、補信号の出力線27には出力電流は現われな
い。さらに第3図に示した実施例と異なり、本実
施例においてはゲート回路34として電流直接注
入型の量子干渉ゲートを用いているため、デバイ
ス構造上、該ゲート回路の上部に制御線を設ける
必要がなく、製造プロセスが容易であるという長
所も有する。
第5図は本明細書記載の第2の発明の一実施例
を示すための図面である。図において40,41
はそれぞれ臨界電流I1,I2をもつジヨセフソン接
合、42はジヨセフソン接合43,44、インダ
クタンス45からなる電流直接注入型の量子干渉
ゲート回路、46はラツチ回路において、データ
を格納している超電導ループ回路の1部であるデ
ータ信号線、47,48,49はともに振幅Ig 0
の双極性ゲート電流Ig1,Ig2,Ig3を供給するため
のゲート電流供給線、50,51,52はともに
抵抗値RLをもつ抵抗、53,54は入出力分離
機能を有する電流直接注入型ゲート回路、55は
真信号の出力線、56は補信号の出力線である。
ゲート回路53,54に用いる、入出力分離構能
を有した電流直接注入型ゲート回路は、例えば分
献アツプライド・フイジイクス・レターズ誌
(Applied Physics Letters)Vol.40、No.8、
pp741―744に示されている如く、当該技術分野
では公知である。
データ信号線46に循環電流Icircが流れている
状態でのゲート回路42の最大ジヨセフソン電流
をIn(Icirc)で表わす。本実施例の双対信号保持回
路が正常に動作するためには以下に示すように回
路パラメータを選ぶのがよい。
|Ig゜/2|<I1=I2<|Ig゜| …(3) |In(Ic 0 irc)|<I1(=I2) <In(0) …(4) ここでIc 0 ircはデータ信号線46に循環電流が流
れている時の循環電流の値を表わす。
本実施例の動作は以下の如くである。データ
“1”に対応してデータ信号線46に循環電流Icir
0 cが流れている時、ゲート電流Igが零レベルから
立ち上がると、前記(4)式の条件から接合40がス
イツチする前にゲート回路42がスイツチする。
ここで抵抗体50,52の抵抗値は同一なので、
ゲート電流Ig(|Ig|<|Ig 0|)の半分は抵抗体
50、接合41を通つて接地へ、また残り半分は
接合40、抵抗体52を通つてゲート回路54に
入力される。この結果、ゲート回路54がスイツ
チし、出力線55に出力電流が現われる。一方、
前記(3)式の条件によりゲート電流IgがIg 0に達して
も接合40,41は零電圧状態のままであり、ゲ
ート回路53には入力電流が流れず、従つてゲー
ト回路53はスイツチングせず、出力線56には
出力電流は現われない。この出力状態はゲート回
路42がラツチング動作を行なうため、データ信
号線46を流れる循環電流が、前記の出力状態が
確立してから変動しても、同一クロツク・サイク
ル中は前記出力状態が保持される。
一方、データ“0”に対応して信号線46に循
環電流の流れていないときは、ゲート電流Igが零
レベルから立上がる際、ゲート回路42よりも先
に接合40がスイツチし、ゲート電流Igが抵抗体
50を通つて接合51に注入される。この結果、
前記(3)式の条件より、接合41がスイツチし、ゲ
ート電流Igが抵抗体50,51を通り、ゲート回
路53に入力される。この結果、ゲート回路53
がスイツチし、補信号の出力線56に出力電流が
現われる。この後はゲート回路42にはゲート電
流が流れないのでデータ信号線46に循環電流
Icircが流れ始めるような書き込み動作があつて
も、ゲート回路42はスイツチせず、前記出力状
態が保持される。
以上、本実施例の双対信号保持回路はゲート回
路3個、単一ジヨセフソン接合2個よりなり、回
路構成が第2図の従来例に比べ大幅に簡単にな
り、集積回路チツプ上の回路面積が小さくて済む
という利点を有する。またデータ“1”,“0”に
対応して出力線55,56に流れ出す出力電流は
読み出し動作が完了し、第1図Cに示す能動領域
に入つてから、たとえデータ信号線46を流れる
循環電流の大きさが変化しても変動しないという
利点をもつ。さらに第3図、第4図の実施例では
実現されていなかつたが、ゲート回路53,54
を設けたことにより、データ“1”,“0”に対応
して出力線56,55に現われる出力電流の大き
さが同一であるという利点をもつ。またデータ
“1”の読み出し時に、ゲート回路42がスイツ
チして生ずる出力電流の一部は接合41を介して
接地へ流れ込むため、ゲート回路53には入力さ
れない。さらに本実施例ではゲート回路42,5
3,54に電流直接注入型のゲート回路を用いて
いるため、デバイス構造上、ゲート回路の上部に
制御線を設ける必要がなく製造プロセスが容易で
あるという長所も有する。
なお、本実施例ではゲート回路42,53,5
4に電流直接注入型のゲート回路を用いたが、こ
れに限る必要はなく、磁気結合型の量子ゲート回
路を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図aは、双対信号保持回路を含む演算回路
の構成を示すための図面であり、101,104
はラツチ回路、102は双対信号保持回路、10
3は組合せ論理回路である。 第1図bはゲート電流の時間変化を示したもの
で点から点までがデータを読み取る領域、
の領域がデータを保持する領域であることを示
す。 第2図はジヨセフソン効果を用いた双対信号保
持回路の従来例を説明するための図で、1,2,
3,4,5は量子干渉ゲート回路、6はジヨセフ
ソン接合、7はゲート電流供給線、8は真信号の
出力線、9は補信号の出力線、10はデータ信号
線、11,12,13は抵抗を示す。 第3図は発明の第1の発明の一実施例を示すた
めの図で、20,21はジヨセフソン接合、22
は量子干渉ゲート回路、23はゲート電流供給
線、24は接地、25はデータ信号線、26は真
信号の出力線、27は補信号の出力線、28,2
9,30は抵抗を示す。 第4図は本発明の第1の発明の他の実施例を示
すための図で、31,32はジヨセフソン接合、
33はインダクタンス、34は前記接合31,3
2、インダクタンス33から構成される電流直接
注入型の量子干渉ゲート回路、他の番号は第3図
の実施例と同一である。 第5図は本発明の第2の発明の一実施例を示す
ための図面で、40,41はジヨセフソン接合、
42は、ジヨセフソン接合43,44、インダク
タンス45から構成される電流注入型の量子干渉
ゲート回路、46はデータ信号線、47,48,
49はゲート電流供給線、50,51,52は抵
抗、53,54は入出力分離機能を有する電流直
接注入型のゲート回路、55は真信号の出力線、
56は補信号の出力線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゲート電流供給線に第1のジヨセフソン接合
    の一端と抵抗の一端とが並列に接続され、前記第
    1のジヨセフソン接合の他端には少なくともジヨ
    セフソン接合と超電導インダクタンスよりなるル
    ープを含むゲート回路のゲート電流線と第1の出
    力線とが並列に接続され、前記ゲート回路の入力
    線にはデータ保持用の超電導ループの一部を構成
    するデータ信号線が接続され、前記抵抗の他端に
    は第2のジヨセフソン接合と第2の出力線とが並
    列に接続されたことを特徴とする双対信号保持回
    路。 2 ゲート電流供給線に第1のジヨセフソン接合
    の一端と第1の抵抗の一端とが並列に接続され、
    前記第1のジヨセフソン接合の他端には少なくと
    もジヨセフソン接合と超電導インダクタンスより
    なるループを含む第1のゲート回路のゲート電流
    線と第2の抵抗の一端とが並列に接続され、前記
    第1のゲート回路の入力線には、データ保持用の
    超電導ループの一部を構成するデータ信号線が接
    続され、前記第2の抵抗の他端には第2のゲート
    回路の入力線が接続され、前記第1の抵抗の他端
    には第2のジヨセフソン接合と第3の抵抗の一端
    が並列に接続され、前記第3の抵抗の他端には第
    3のゲート回路の入力線が接続されたことを特徴
    とする双対信号保持回路。
JP3287684A 1984-02-23 1984-02-23 双対信号保持回路 Granted JPS60177718A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3287684A JPS60177718A (ja) 1984-02-23 1984-02-23 双対信号保持回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3287684A JPS60177718A (ja) 1984-02-23 1984-02-23 双対信号保持回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60177718A JPS60177718A (ja) 1985-09-11
JPH0114730B2 true JPH0114730B2 (ja) 1989-03-14

Family

ID=12371075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3287684A Granted JPS60177718A (ja) 1984-02-23 1984-02-23 双対信号保持回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60177718A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60177718A (ja) 1985-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0366530B1 (en) Josephson memory circuit
US4611132A (en) Circuit utilizing Josephson effect
JPH0114730B2 (ja)
US4603263A (en) Josephson pulse generator of current injection type
JPS5840945U (ja) 3ジヨセフソン接合直結形分離回路
JPH0425639B2 (ja)
CA1189916A (en) Circuit utilizing josephson effect
US4225854A (en) High density analog-to-binary coded decimal converter
JPH0425640B2 (ja)
JPH0428172B2 (ja)
JPH023326B2 (ja)
JPS6157738B2 (ja)
JP2765326B2 (ja) ジョセフソン極性切換型駆動回路
JP2674652B2 (ja) ジョセフソン論理セルゲート
JP2783032B2 (ja) ジョセフソン逆流電流防止回路
JPH0234492B2 (ja)
JPH0544203B2 (ja)
JPS61170119A (ja) ジヨセフソン効果を用いたスレ−ブ回路
JPS59165525A (ja) ジヨセフソン素子を用いた分周器
JPH0754900B2 (ja) ジョセフソン抵抗結合型否定回路
JPH07288466A (ja) 超電導論理回路
JPS58115934A (ja) 超伝導論理回路
JPS5995722A (ja) 超伝導素子を用いた双安定回路
JPH0234493B2 (ja)
JPS622731B2 (ja)