JPH01147092A - ホイールの製造方法 - Google Patents

ホイールの製造方法

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JPH01147092A
JPH01147092A JP30652887A JP30652887A JPH01147092A JP H01147092 A JPH01147092 A JP H01147092A JP 30652887 A JP30652887 A JP 30652887A JP 30652887 A JP30652887 A JP 30652887A JP H01147092 A JPH01147092 A JP H01147092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
bath
aluminum
alloy
edges
Prior art date
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Pending
Application number
JP30652887A
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English (en)
Inventor
Makoto Otake
大竹 信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アルミニウムまたはその合金を基体材質とす
る自動車用ホイールの製造方法に関し、特にその端縁部
が防錆されたホイールの製造方法に関する。
(従来の技術) 自動車のホイールをその基体材質により分類すると、鋼
板製と軽金属製に分類される。この内、軽金属製、特に
アルミニウムまたはその合金を基体材質とするホイール
(以下、アルミホイールと称す、)は、軽量かつフレキ
シブルであり、衝撃に対しても割れることなく適当に変
形するなどの特長があり、乗用車のみならず、トラック
、バス等のホイールにも実用化されている。
このアルミホイールは、通常、鋳造で得られた素材に熱
処理を施した後、機械加工を加え、次いで塗装のための
前処理を行なった後、塗装を行なうことにより製造され
ている。
第2図はこの製造工程をより詳細に表わしたもので、機
械加工は、ショツトブラスト→裏面・側面の切削加工→
表面(以下、意匠面と称す、)の切削加工→エアもれチ
エツク→ハブボルト穴仕上げ加工→エアバルブ穴あけ加
工の工程からなる。また、前処理は、機械加工後エアブ
ロ−したものの予備洗浄→脱脂→水洗→化成処理−水洗
→水切り乾燥の工程からなる。そして塗装は、意匠面の
意匠により多少異なり、例えば、素材(アルミニウム又
はその合金)の地肌をそのまま意匠に生かす場合には、
切削加工された意匠面のマスキング→マスキングされた
部分を除く部位のカラー塗装→焼付→全面のクリア塗装
→焼付の工程からなる。
第3図はこのようにして製造されるアルミホイールlを
示すもので、アルミホイール1は、カラー塗装により着
色された側面2及び表面3と、素材(アルミニウム又は
その合金)の金属光沢を有する意匠面4とに外観上区別
され、これ等の全面にクリア塗装がなされている。
この塗装具合を第3図の■部において切断し、その1部
を拡大した断面により観察すると、第4図に示すように
、アルミホイールlの側面2にはカラー塗装膜6、クリ
ア塗装膜7が順次積層され、また、意匠面4にはクリア
塗装膜7の被膜を有するが、側面2と意匠面4の境の端
縁部8はこれ等の塗装膜により覆われることなく、素材
の金属が表面に露出し、外気と接触している。なお、こ
の端縁部8に素材金属が露出するのは、クリア塗装の際
に、焼付工程でクリア塗装膜の溶融粘度が低下し、表面
張力によりこのエツジ部を境にしてクリア塗装膜が意匠
面及び側面に沿ってそれぞれの中央方向へと移動するた
めと考えられている。
このように端縁部8は、素材金属(アルミニウム及びそ
の合金)が素面に露出し、外気と接触するため、エツジ
部8に糸錆が発生する。第5図はこの糸錆の発生のメカ
ニズムを示すもので、(a)に示すようにC1−がエツ
ジ部8に作用し、クリア塗装7が破壊し、(b)に示す
ように破壊した部分からAfL3+が溶出し、糸錆9が
発生する。モして糸錆先端部近傍のp)Iが上昇し、(
c)、 (d)に示すように糸錆9が成長する。
他方、アルミニウム又はアルミニウム合金の防錆に関し
ては、例えば、リン酸塩水溶液中でアルミニウム又はア
ルミニウム合金を陽極電解処理するアルミニウム又はア
ルミニウム合金の前処理方法が提案されている(特開昭
131−281887号)。
(発明が解決しようとする問題点) 金属アルミニウムを陽極電解してその表面を不動態化す
ることにより錆発生が抑止されることについては既に良
く知られたことであり、上記方法は、このことを塗装前
のアルミニウムまたはその合金の前処理に応用したもの
で、塗装焼付乾燥後の前記糸錆の発生防止に対しては効
果的であるものと思われる。しかしながら、この方法を
アルミホイールの糸錆発生防止に応用した場合、ホイー
ルの全面が陽極酸化処理されるため、意匠面の金属光沢
が失なわれてしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、アルミニウム
またはその合金を基体材質とし、アルミニウムまたはそ
の合金の地肌をそのまま意匠に生かす場合にも好適な、
端縁部における糸錆発生の防止がなされたホイールを製
造することができるホイールの製造方法を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明のホイールの製造方法
は、アルミニウムまたはその合金を基体材質とするホイ
ールを製造するため、塗装が終了したホイールを電解浴
中に浸漬し、通電により前記ホイールの端縁部に陽極酸
化を行なうことを特徴とするものである。
この場合の陽極酸化は、硫酸浴等の酸性浴中で行なうこ
とが好ましく、また、この浴は全体を攪拌することが好
ましい、ホイールの保持には絶縁性のハンガーを使用す
ることが好ましく、酸性浴の場合には、このハンガーは
耐酸性のものが使用される。また、ホイールの対極であ
る陰極には鉛等の不溶性のものが好適である。
(作 用) 本発明によれば、塗装が終了したホイールは、端縁部を
除いてその外表面が絶縁性のクリア塗装膜で覆われてい
るため、ホイールの端縁部のみが陽極酸化される。この
陽極酸化により形成されたアルマイト皮膜は外気に対し
て安定で優れた防錆効果を発揮する。また、電気化学的
表面処理方法であるため、たとえ前記端縁部にパリが生
じている場合にもこの端縁部がパリを含めて陽極酸化処
理される。
なお、電解浴全体を、例えばスターラー等により攪拌し
た場合、陰極に発生する水素ガスが消泡され、水素ガス
の気泡による障害が除去される。
(実施例) 以下、図面を参照して実施例を示し、本発明を更に具体
的に説明する。
第1図は、本発明に係る処理装置の1例を示すもので、
この処理装置10は、電解浴11を収容した電解461
2と、電解浴11中に浸漬された陰極13及び電解浴1
1を攪拌するための撹拌手段14と、陽極として電解浴
11中に浸漬するアルミホイール15と陰極13との間
に介装されて配線により接続される電源16と、アルミ
ホイール15を電解浴ll中に保持するための絶縁性の
ハンガー17と、アルミホイールを電気的に接続するた
めの陽極端子18を含んで構成されている。
この処理装置10を用いて、下記方法に従って本発明の
目的とする端縁部の糸錆発生防止を行なうための処理を
行なうことができる。
即ち、塗装が終了したアルミホイール15に陽極端子1
8を電気的に接続し、このアルミホイール15をハンガ
ー17を用いて、電解槽12中の電解浴11に浸漬する
6次いで通電によりアルミホイール15の端縁部に陽極
酸化を行なうと共に攪拌手段14を作動させて電解浴1
1全体を攪拌手段14で攪拌して陰極13で発生する水
素ガスを消泡させる。所望のアルマイト皮膜形成後、通
電を解除し、電解浴11中からアルミホイール15を取
出し水洗乾燥を行なう。
以上の方法により端縁部において防錆処理された本発明
の目的とするアルミホイールを得ることができるが、こ
の場合の通電量等の条件は、電解浴の組成等により異な
る0例えば電解浴に濃度200g/見、温度20℃の硫
酸、陰極に鉛を使用した場合、定電流IA/Crn’で
10分間の通電を行なうことにより上記目的のアルミホ
イールが得られる。なお、前記理手片手段14には、例
えば、スターラチップ(19)とスターラ本体(20)
を含んで構成されるマグネチックスターラ(21)が使
用される。
(実験例) 上−記処理装置10を用いて上記条件によりアルミホイ
ールを製造した℃ころ、製造されたアルミホイールは、
海浜暴露試験6ケ月に対しても端縁部における糸錆等の
錆の発生は見られなかった。これに対し、比較例として
上記陽極酸化処理を施さない通常の製造方法により製造
されたアルミホイールに同様の海浜暴露試験を行なった
ところ、端縁部を起点として最大2鵬曹幅の糸錆の発生
が認められた。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明によれば塗装が終了し
たアルミホイールの塗装されずに素材のアルミニウム又
はその合金が露出した端縁部に防錆性に優れたアルマイ
ト皮膜が形成されるので、この端縁部を起点として発生
する糸錆が防止される。また、この防錆処理は塗装終了
後に行なわれるので、アルミニウム又はその合金の地肌
をそのまま意匠に生かす場合にも好適に使用することが
でき、意匠面の金属光沢が失なわれることはない、更に
は、塗装が終了したアルミホイールの端縁部にパリが発
生している場合にも、このパリもまた陽極酸化されて防
錆性能が付与されるので、切削、ブラッシング、ショツ
トブラスト等によるパリ取りを行なって、この端縁部あ
るいは全面にクリア塗装を行なう場合に比較して、パリ
取りにより意匠面を傷付ける恐れもなく、簡単で工数も
少なく、かつ大規模な設備を必要とせずに端縁部を起点
として発生する糸錆が防止されたアルミホイール、即ち
アルミニウムまたはその合金を基体材質とするホイール
を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を実施するために使用される処理
装置の1例を示す概略構成図、第2図は、従来のホイー
ルの製造工程の1例を示すフロチャート、 第3図は、ホイールの一部を示す正面図、第4図は、第
3図の■部切断面の一部を示す拡大断面図、 第5図(a)〜(d)は糸錆の発生のメカニズムを示す
説明図である。 1.15  ・・・ アルミホイール 8 ・・・ 端縁部 10  ・・・ 製造装置 11  ・・・ 電解浴 13  ・・・ 陰極 !7 ・・・ ハンガー (ほか2名) 牙1 図 才2図 第3図 牙4図 才5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウムまたはその合金を基体材質とするホィール
    を製造するに際して、塗装が終了したホィールを電解浴
    中に浸漬し、通電により前記ホィールの端縁部に陽極酸
    化を行なうことを特徴とするホィールの製造方法。
JP30652887A 1987-12-03 1987-12-03 ホイールの製造方法 Pending JPH01147092A (ja)

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JP30652887A JPH01147092A (ja) 1987-12-03 1987-12-03 ホイールの製造方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030004497A (ko) * 2001-07-05 2003-01-15 영신종합건설주식회사 하수처리용 집수정 구조
US6582570B2 (en) * 2001-02-06 2003-06-24 Danny Wu Electroplating apparatus for wheel disk
CN100436654C (zh) * 2005-01-28 2008-11-26 厦门大学 多孔氧化铝模板制备方法及其装置
CN109853018A (zh) * 2019-04-24 2019-06-07 西安柯莱特信息科技有限公司 一种阳极氧化铝模板制备装置

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