JPH01146982A - シート用接合テープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリオレフィン系シート、塩化ビニル系シー
ト又はゴム系シートの接合に用いられるシート用接合テ
ープに用いられる。

〔従来の技術〕

従来、上記各シートの接合に用いられるシート用接合テ
ープは、例えば第４図に示すように、テープ本体１０の
裏面全面に接着層１１を固着して構成されている。

（発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記従来のシート用接合テープによれば
、例えば上・下水槽の内張りシートの接合に用いた場合
、水圧により水がテープ本体１０と接着層１１の界面に
侵入し、剥離を生じ、あるいは熱水供給槽又は薬液槽の
内張りシートの接合に用いた場合、熱水又は薬液により
接着層１１が劣化又は変質し、接合力を長期間に亘って
保持できない問題がある。

そこで、本発明は、接合力を長期間に亘って保持し得る
シート用接合テープを提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

前記問題点を解決するため、本発明は、テープ本体の裏
面に接着層をテープ本体の両側部付近を除いて固着して
なるものである。

（作用〕 上記手段によれば、テープ本体の裏面の両側部付近に、
この部分と接着層及びシートによって囲まれる開放空間
が形成される。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図と共に説明する。

図中１は耐火性、防水性及び防食性を有するテープ本体
で、アルミニウム又はステンレススチール等の耐火性及
び防水性を有する金属箔ｌａ（厚さ５０〜１００μｍ）
と、防食性に劣る金属箔１ａの欠点をカバーするために
その表面に固着したセラミック化変性コート（有機溶剤
に分散したコロイダルシリカを塗布したもの）からなる
保護層ｔｂ（厚さ１０μｍ）と、金属箔１ａの強度を補
強するためにその裏面に固着したポリエチレン樹脂から
なる樹脂フィルムｌｃ（厚さ１００〜２００μｍ）との
３層構造をなしている。

テープ本体１の裏面（樹脂フィルム側）には、ブチルゴ
ムからなる接着層２（厚さ５００〜６００μｍ）がテー
プ本体１の両側部付近を除いて固着されている。ブチル
ゴムの接着層２は、テープ本体１の樹脂フィルム１０と
同様に防水性及び防食性を有し、−２０〜８０℃の範囲
で自己接着性を有している。

上記構成のシート用接合テープによって、第２図に示す
ように、所要幅で重ね合わせたポリオレフィン系のシー
ト３ａ、３ｂを接合するには、接着層２を上方のシート
３ａの側縁付近と下方のシート３ｂに跨がらせて圧着し
た後、上方、下方のシート３ａ、３ｂ、接着層２の両外
側及びテープ本体１の両側部付近によって囲まれる開放
空間に耐熱性、耐薬品性、防水性及び防食性の溶融した
ホットメルト接着剤４をテープ本体１の両側面をも覆わ
せて充填する。

このように接合されたシート３ａ、３ｂにおいては、水
圧がかかった場合、水等がテープ本体１と接着層２の界
面に侵入することがないと共に、接着層２が熱水又は薬
液により劣化又は変質することがなく、接合テープの接
合力が長期間に亘って保持される。

又、第３図に示すように、適宜間隙を存して突き合わせ
たポリオレフィン系のシート５ａ。

５ｂを接合するには、接着層２を両シート５ａ、５ｂの
側縁付近に跨がらせて圧着した後、両シート５ａ、５ｂ
、接着層２の両外側及びテープ本体１の両側部付近によ
って囲まれる開放空間に第２図と同様の溶融したホット
メルト接着剤４をテープ本体１の両側面をも覆わせて充
填する。

このように接合されたシート５ａ、５ｂにおいては、第
２図の場合と同様の作用効果が得られる。

なお、上記実施例においては、テープ本体１の保護層１
ｂをセラミック化変性コートとする場合について述べた
がこれに限らず、例えばエポキシ又はアクリル樹脂の焼
き付けによって形成してもよい。

又、樹脂フィルムＩＣは、ポリエチレン樹脂に限らず、
例えば無延伸ポリプロピレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、塩化ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エ
チレンプロピレン共重合体、シリコーン樹脂、フッ素樹
脂等としてもよい。

更に、テープ本体１は、３層構造に限らず、例えば樹脂
フィルム又はゴムシートの１層構造、あるいは金属箔と
樹脂フィルムの２層構造としてもよい。

更に又、接着層２は、ブチルゴムに限らず、例えば接合
するシートの材質に対応させてポリビニルエーテル、ポ
リイソブチレン、ＳＢＲ等の粘着剤、合成ゴムと特殊合
成樹脂からなる初期粘着性の生テープ（ストリップアド
ビシブ　Ａ／Ｃテープ；ＰＰ　　ｔｏ　　ｐｐ　　Ｔは
くり５．５８にｇ／２５＋ａｍ、イギリス製）、あるい
はホットメルト接着剤としてもよい。

又、開放空間に充填するものは、溶融したホットメルト
接着剤４に限らず、接合するシートの材質等に対応させ
て、コーキング材、シーリング材又は充填剤としてもよ
い。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、テープ本体の裏面の両側
部付近に、この部分と接着層及びシートによって囲まれ
る開放空間が形成されるので、この開放空間に接着剤、
コーキング材、シーリング材等を充填することによって
テープ本体と接着層の界面及び接着層が遮蔽され、接合
力を長期間に亘って保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すシート用接合テープの
拡大端面図、第２図及び第３図はそれぞれ本発明に係る
シート用接合テープによるシートの接合状態を示す拡大
端面図、第４図は従来のシート用接合テープの拡大端面
図である。 １・・・テープ本体　　　１ａ・・・金属箔Ｉｂ・・・
保護層　　　　　ＩＣ・・・樹脂フィルム２・・・接着
層 出願人　　有限会社イノ−ガミツクケミカル第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テープ本体の裏面に接着層をテープ本体の両側部付近を
   除いて固着してなるシート用接合テープ。