JPH01145053A - 外科用切除器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は挿入部の外管の少くとも先端側を回動可能にし
た外科用切除器具に関する。

［従来の技術］ 従来、関節手術は、主として切開法（開放外科）によっ
て行なわれていた。例えば、−殻内な関節の手術におい
ては、膝蓋骨上の腫瘍を切除したり、膝関節から破損し
た軟骨、骨等を切除すること等であるが、これらの手術
は、比較的大きな切開を必要としていた。このため、切
開による外傷を生じ、苦痛と運動制限とを伴い、完治ま
でに多くの時間を要するという欠点を有していた。

そこで近年、関節鏡（内視鏡）の観察のもとで、関節を
切開しないで、この関部に小さな穿刺孔を形成し、この
穿刺孔に挿入部を挿入して手術する外科用切除器具が提
案されている。例えば、特開昭６１−１７０４４９号公
報では、硬性で直線的に伸びる外管内に、先端部に切Ｆ
ｌ１１部が設けられた硬性で直線的に伸びる内管を挿通
した挿入部を有する外科用切除器具が開示されている。

ところがこの硬性で直線的に伸びる挿入部では関節腔内
で切除を行う場合に、どうしても切除できない部位が発
生するという問題点があった。この問題に対処するため
に米国特許４，６４６．７３８号では、挿入部を形成す
る外管が半硬性で、旦つ、曲り癖のある外科用切除器具
が開示されている。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記米国特許では、例えば関節腔内で切除する対象部位
に導入し易い形状の曲げ状態に設定しても、挿入してい
く途中で、硬い骨等に当たると、その形状が変わってし
まうため、対象部位に導入リーることが困難になるとい
う欠点があった。

本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、上記
欠点を改良し、挿入途中で屈曲形状が変わることなく対
象部位に導入し易い外科用切除器具を提供することを目
的どする。

［問題点を解決する手段及び作用］ 本発明では挿入部の先端側に切除用間口を右し、該開口
の内側の切刃を収納した外科用切除器具において、上記
挿入部を形成する外管を硬性にし、少くともその先端側
を交換可能で、且つ回動可能イ≧構造にすることによっ
て、切除する対象部位への導入を容易にし、且つ押し付
けて切除する開口の向きも切除し易い方位に設定できる
ようにしている。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図ないし第５図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は第１実施例の構造を縦断面図で示し、第２図は第１
図の八−Ａ′線断面図、第３図は第１図のＢ−８’線断
面図、第４図は可動外管部の形状を示し、第５図は第１
実施例の使用例の様子を示す。

第１図に示すように第１実施例の外科用切除器具１は、
細径の挿入部２と、この挿入部２の後端に連設した操作
部３と、この操作部３の後端部から延出したデユープ４
とから構成される。

上記挿入部２は硬性の外管５と、この外管５の先端に取
付けた可動外管部６Ｃｆｌｌわれ、この可動外管部６の
内側には回転駆動される内刃７が収納されている。この
内刃７はフレキシブル内管８の先端に半田付は又はろう
付は等で取付けられ、このフレキシブル内管８の基部（
後端）側は硬性の内管９に半田付は又はろう付けで固着
されている。

この内管９の外径は外管５の内径よりわずかに小さくし
て外管５内で回転自在である。

上記外管５の基部側は、円筒状本体カバー１０の前端側
に嵌入される外管固定部材１１の前端側に嵌入され、こ
の嵌入部分を半田付は又はろう付けで固着しである。こ
の外管固定部材１１は、本体カバー１０の前端外周のね
じ部に螺合するねじ部を設けた固定リング１１Ａにより
、着脱自在で取イ」けできるようにしである。

上記本体カバー１０の内側には、上記内管９を回転駆動
する超音波［−タユニット１２が配設しである。

この超音波モータユニット１２は、外側の本体カバー１
０に固定される絶縁性の支持枠１３と、この支持枠１３
の円筒の外周を切欠き、細径外周部に嵌装した円環状の
圧電体１４と、この圧電体１４と接触する状態で前記支
持枠１３の細径にした外周部に嵌装された円環状のステ
ータ振動子１５と、このステータ振動子１５に接触し、
回転駆動する］コータ部１６とから構成される。

上記ロータ部１６の内周面には第２図に示すように凹凸
部を設けて、係合ギヤ１７と係合している。この係合ギ
ヤ１７は、その内側の回転管１８に固るされているので
、上記ロータ部１６の回転は、係合ギヤ１７を介して回
転管１８を回転駆動する。また、この回転管１８は、上
記係合ギヤ１７の前部において、内管９と半田付は又は
ろう付けで固着されている。従って、上記回転管１８が
回転されると、内管９及びフレキシブル内管８も回転さ
れる。さらにこのフレキシブル内管８と共に、内刃８が
回転される。尚、この内刃７は第３図に示すように可動
外管部６に嵌合し、回転自在に収納されている。

上記回転管１８は、その後端側が本体カバー１０より後
方に突出し、この本体カバー１０に螺石される後蓋１９
の内周に嵌合している。この後蓋１９には中空部が設け
てあり、この後蓋１９の後端に取付けたチューブ４の中
空部と連通して、内刃７の基部を固定したフレキシブル
内管８、内管９、回転管１８の各中空部とも連通し、こ
れら中空部で吸引路２１が形成されている。

尚、上記後蓋１９の内周面には周溝を形成し、Ｏリング
２２が収納され、回転駆動される回転管１８と当接して
シール機能を持たせである。

又、上記チューブ４は、後Ｍ１９の口金部に嵌装され、
チューブ止め２３で固着しである。

尚、上記外管５と、内管９とは操作部３から着脱可能で
ある。この場合、外管５は外管固定部材１１に固着され
ており、また内管９と係合ギヤ１７と回転管７８とは一
体化されている。

しかして、外管回転部材１１を本体カバー１０から固定
リング１１との螺合を解いて取り外すことにより、この
外管固定部材１１と共に外管５を操作部３から取り外す
ことができる。また、その後に、内管９を引き抜くこと
により、操作部３から内管９側を取り外すことができる
。

従って、上述のように分解できるので、この器具１を使
用した際の洗浄により、内部に付着した組織等を容易に
除去することができる。

尚、外管固定部材１１には外管５の屈曲方向と一致する
位置決め用の突部２４が設けてあり、−六本体力バー１
０にはこの突部２４が係入される凹部が設けである。

ところで、この第１実施例においては、外管５の先端に
着脱自在で取付けられる可動外管部６は、第４図に示す
構造をしている。

即ち、頂部を閉塞した円筒状の可動外管部６には、側面
に切除用窓となる開口２５を設け、この開口２５に入り
込んだ組織片をこの内側に収納される〈回転駆動される
）内刃７で切除でさるようにしである。また、この可動
外管部６の基部側の外周はっは部を残して段差状に切欠
かれて薄肉部２６が形成され、且つ基部側端部がら薄肉
部２６に至る部分にかけて２箇所すり割り２７．２７を
設けである。

上記可動外管部６の基部側にはすり割り２７゜２７が設
けて弾性を持たせであるため、矢印Ｃで示すようにつば
部（基部）に力を加えることにより、この基部側を内側
に屈曲させ、この屈曲により外管５の先端近くの内周面
に設けた周溝２８に係入できるようにしである。この周
溝２８の内径は、上記つば部の外径よりわずかに小さく
、つば部側はこの周溝２８に圧接するようにしである。

この圧接状態の可動外管部６をこの圧接時に働く摩擦力
に抗して回転力を加えると、外管５に対し、可動外管部
６の取付は方向を自由に変えることができる。つまり、
開口２５の方向を自由に変えられるようになっている。

尚、上記圧電体１４はリード線を介してリング状の接点
２９Ａ、２９Ａ、・・・（図示では２個示している。）
に接続され、これら接点２９Ａ、２９Ａ、・・・に接触
するように後蓋１９側に設けたリング状接点３０△、３
０Ａ、・・・を介してデユープ４の外側に延出したケー
ブル３１と接続され、このケーブル３１は例えばチュー
ブ４に螺旋状に巻回する等した後、圧電体駆動用交流電
源３２（第５図参照）に接続される。又、吸引路２１に
連通するチューブ４は、第５図に示すように吸引・回収
装置３３に接続される。上記圧電体１４の非アース側の
電極は、放射状に多数の電極が設けてあり、゛電源部２
６から交流電圧が印加される。この場合、多数の電極に
対しては位相をずらした交流電圧を順次印加して圧電撮
動した場合の腹がリングを一方に回転するように移動す
ることにより、ステータ撮動子１５を介してロータ部１
６は回転する。

この超各波モータの詳しい説明は、例えば特開昭６１−
１０６１２６丹に記載されている。

尚、外管５の先端側の屈曲の角度αの異るものを用意し
た場合、フレキシブル内管８及び内刃７を共通にして使
用できる。

尚、電源３２には、その電源をオフ、オフできるフット
スイッチ３４が延出されている。

このように構成された第１実施例を用いて体腔内、例え
ば関節腔内の対象組織を切除する動作を第５図を参照し
て以下に説明する。

第５図に示すように目的゛とする部位、例えば膝関節内
の対象組織を切除するには、膝部４１に外科用切除器具
１の挿入部２を挿入する小孔をトラカール等の穿刺操作
によって設けてトラカール等を介して又は直接挿入部２
を挿入する。この場合、外管５（及びこの外管５が固定
される外管固定部材１１）の先端側の屈曲角度αが切除
対象部位への導入に適したものを選び、その選んだ外管
５を取付ける。尚、フレキシブル内管８はフレキシブル
であるため、交換しないで共通に使用できる。

また、上記可動外管部６を回転して、その間口２５の位
置を切除し易い位置に設定する。しかして、上記挿入部
２の挿入前に、関節腔内を観察しながら対象組織の切除
手術が行えるように、照明及び観察光学系が配設された
関ｍ鏡４２の挿入部４３をトラカール笠の穿刺操作によ
って関節腔内に挿入し、この関節鏡４３の接眼部より直
接又は該接眼部に装着したテレビカメラ４４によって搬
影した映像を表示する表示装置４５に関節腔内及び該腔
内に挿入された上記外科用切除器具１の挿入部２を観察
できる状態にづる。さらに、関節腔内を膨ませ切除手術
が容易なように生理的食塩水を制御された水圧で給水源
４６から関節腔内に穿刺した給水管４７を経て該関節腔
内に供給できる状ｆぶにする。一方、外科用切除器具１
の手元側操作部３の後端から延出したチューブ４を吸引
・回収装置３３に接続し、且つケーブル３１を交流電源
３２に接続し、圧電体１４に振動電圧を印加できるよう
にづる。

このような設定状態で術音は関節鏡４２により、又は表
示装置４５により関節腔内及び切除器具１の挿入部２先
端側を観察しながら、挿入部２先端の可動外管部６の間
口２５を半月板等の切除対象組織に当接させ、この状態
で７ツトスイツチ３４をオンして超音波モータユニット
１２を駆動して、外管５の内側の内管９側を回転し、フ
レキシブル内管８の先端に取付けた内刃７を回転する。

この内刃７の回転により、開口２５の内側に入り込んだ
組織片を切除できる。

しかして切除された組織片は、吸引路２１の中空部を利
用した吸引力で吸引され、チューブ４側を通り、吸引・
回収装置３３に回収される。

尚、第５図中符号５２は光源装置、５３はライトガイド
ケーブル、５４はテレビカメラのケーブルを示す。

上記第１実施例によれば外管５は、硬性であるため、切
除部位への導入の際等に、先端側が骨等の硬い部位に接
触しても、その屈曲角度が変わってしまうことがないた
め、切除部位への導入が容易である。また、開口２５の
位置は、可動外管部６を回転することにより、任意に設
定できるので、切除し易い方向に開口２５を向けること
ができ、従って切除を簡単に行うことができる。

さらに、この第１実施例によれば第１図に示すように吸
引路２１は、操作部３内で屈曲させてないため、切除さ
れた組織がつまることなく、外部に排出できる。また、
この吸引路２１が超音波モータユニット１２の中心を挿
通しているので、操作部３が太くならず手に持った場合
の操作が容易（゛ある。また、吸引路２１が操作部３の
側面から外に突出していないで、後端から突出させであ
るので、操作づる場合、邪魔にならず、操作し易い。

尚、内管９を用いることなく、フレキシブル内管８を回
転管１８に接続しても良い。

第６図は本発明の第２実施例における先端側を示づ。

この第２実施例では、第１実施例における可動外管部６
の例えばつば部に外方向に僅かに突出する突起６１を設
けた可動外管部６２にすると共に、第１実施例における
外管５には前記つげ部が係入される周溝２８部分の複数
箇所に、前記突起６１を係入する孔６３ａ、６３ｂ・・
・を設けた外管６４にしている。その他は上記第１実施
例と同様である。

上記可動外管部６２は、第１実施例と同様にその基部側
がすり割り２７．２７の形成により弾性を持たせである
と共に、周溝２８の内径は、つば部の外径よりわずかに
小さくして、周溝２８内に収納されたつば部は拡径にな
ろうとする弾性力が働く状態である。従って、上記突起
６１は孔６３ｉ　（ｉ＝ａ、ｂ、・・・）に係入される
際クリック機能が働く。

この第２実施例は、可動外管部６２の設定角度位置がデ
ィジタル的（離散的）な複数位置における任意の位置に
設定できる。

この第２実施例の作用効果は上記第１実施例とほぼ同様
である。

第７図は本発明の第３実施例の主要部を示す。

上記第１実施例では、可動外管部６は、屈曲部を有しな
いで、屈曲部は外管５の先端近くに設けであるが、この
第３実施例では外管７１は屈曲部を右しない直管状であ
り、一方、可動外管部７２にはその基部側に屈曲部７３
が設けである。その他は上記第１実施例と同様である。

従って第１実施例と同様に可動外管部７２を任意の角度
位置に設定でき、例えば第７図の状態からほぼ１８０゜
回転すると第８図のようになる。

この第３実施例の作用効果は上記第１実施例とほぼ同様
である。又、この場合には屈曲角度αがことなる可動外
管部７２を用意すれば、導入方向が異る場合にも対応で
きる。

第９図は本発明の第４実施例の外科用切除器具８１を示
す。

この第４実施例では、上記第１実施例において、外管固
定部材１１に設けた突部２４に対し、本体カバー１０に
は単一の位置決め用凹部のみでなく、第１０図に示すよ
うに複数の凹部８２ａ、８２ａ。

・・・を設けた本体カバー８３にしである。

また、この実施例では第１実施例における可動外管部６
と外管５とを一体化して第９図に示すような外管８４に
しである。

従って、外管８４を取付けた外管固定部材１１側の突部
２４を複数の凹部８２ａ、８２ａ、・・・における任意
の凹部８２ｉ　（ｉ＝ａ、ｂ、・・・）に係入すること
により、第９図に示すように外管８４の屈曲した先端側
の向きを所望とする向きに変えることができる。

尚、この実施例では、本体カバー８３の内側には電動モ
ータを収納し、この電動モータには後端から突出したケ
ーブル８５に接続されている。また、この本体カバー８
３の側面には吸引チューブ８６が接続される吸引口金８
７が設けである。

第１１図は本発明の第５実施例における先端側を示す。

この実施例では、第３実施例における外管８４の先端側
に設けた開口２５の他に、さらに開口９１を設けて複数
にしている。

しかして、複数の開口２９．９１の１つを切除対象部位
に向けることによって、切除することができる。

この実施例によれば、挿入する前に開口２５゜９１の１
つをどの方位に設定すれば良いか分らない揚台でも、開
口が複数であるため、実際に挿入した後、複数の開口の
１つを切除すべき対象部位に押し付け、内刃側を回転さ
せれば、この押し付けた部位における開口内に入り込ん
ｌご組織を内刃にて切除できる。

尚、本発明は内刃を回転駆動するものに限らず、回転振
動でも良いし、挿入部の軸方向に前後動させるものでも
良い。

［発明の効果］ 以上）ホベたように本発明によれば、挿入部を形成する
外管を硬性部材で形成すると共に、少くとも先端側を回
動自在にして内側に切刃を収納した開口の方位を切除に
適した向きに設定できると共に、対象部位に導入する際
等に、硬い骨簀に先端側が当たっても先端側の形状が変
化することもなく、切除し易い。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は第１実施例の外科用切除器具の構造を示す縦断面図
、第２図は第１図のＡ−Ａ’線断面図、第３図は第１図
のＢ−８’線断面図、第４図は可動外管部の形状を示す
斜視図、第５図は第１実施例の使用例を示す説明図、第
６図は本発明の第２実施例における主要部を示１斜視図
、第７図は本発明の第３実施例の主要部を切欠いて示す
側面図、第８図は可動外管部の方位を変えた状態を示す
側面図、第９図は本発明の第４実施例を示す側面図、第
１０図は外管固定部材が取付けられる本体カバーの主要
部を示す斜視図、第１１図は本発明の第５実施例におけ
る主要部を示す側面図である。 １・・・外科月切゛除器具　　２・・・挿入部３・・・
操作部　　　　　　４・・・チューブ５・・・外管　　
　　　　　６・・・可動外管部７・・・内刃　　　　　
　　８・・・フレキシブル内管９・・・内管　　　　　
　　１０・・・本体カバー１１・・・外管固定部材 １２・・・超音波モータユニット 第１図 第４図 第６図 第７図　　　　　　　第８図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 体腔内に挿入可能な挿入部を有し、この挿入部の先端側
   に切除用窓を設け、該切除用窓の内側に切刃を収納した
   外科用切除器具において、 前記挿入部を形成する外管の少くとも先端側を回動して
   前記切除用窓の向きを変更可能にしたことを特徴とする
   外科用切除器具。