JPH01144981A - 蛋白質の製造 - Google Patents

蛋白質の製造

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JPH01144981A
JPH01144981A JP30493787A JP30493787A JPH01144981A JP H01144981 A JPH01144981 A JP H01144981A JP 30493787 A JP30493787 A JP 30493787A JP 30493787 A JP30493787 A JP 30493787A JP H01144981 A JPH01144981 A JP H01144981A
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JP
Japan
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growth hormone
protein
amino acid
gene
terminus
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JP30493787A
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Fusakazu Misoka
房和 晦日
Tetsuo Miyake
哲雄 三宅
Takanori Oka
孝紀 岡
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Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 技術分野 本発明は、成長ホルモンもしくは成長ホルモン由来ポリ
ペプチドのアミノ酸配列をコードする構造遺伝子を含を
する新規融合発現ベクター及びこれを用いた蛋白質の製
造法に関するものである。
先行技術 ここ数年来、遺伝子工学的手法により微生物にペプチド
ないしタンパク質(以下「タンパク質等」という)を生
産させる技術が一般化されつつある。
そして現在、この技術を駆使してタンパク質等を生産す
るにあたりその生産効率を向上させるべく種々の改良が
なされているところである。ここで遺伝子工学的手法に
よるタンパク質等の生産とは、所望タンパク質等に対応
するDNA遺伝子をベクターに組込み組換えDNAとし
、ついでこれを宿主微生物に組込んで宿主の形質転換を
行なって形質転換体を得、これを適当な条件で培養する
ことによって所望タンパク質を産生させ、ついでこの所
望タンパク質等を回収する工程よりなるのがふつうであ
る。
このような遺伝養的手法をもってペプチドの合成を行な
う場合には、具体的な下記のような方法が知られている
■ 目的ペプチドの構造遺伝子を翻訳開始信号下流に直
結して発現を行なう直接発現法、■ 分泌性蛋白のシグ
ナルペプチドを利用して目的産物を細胞質外へ分泌させ
る分泌法、■ 他の蛋白と融合させることにより細胞質
内での安定性を高め、これによって収量の増大を計る融
合法(特開昭56−84603号、同56−14522
1号各公報)。
このうち融合法は一連の手法のうち最も早く実用化され
た方法であり(K、Itakuraら5cienceす
81056 (1977) ) 、特に宿主菌内におい
て不安定な外来性蛋白を生産させる場合に有効な手段と
して今日なお汎用されている。融合の目的に用いられる
蛋白としては、ラクタマーゼ、−一ガラクトシダーゼな
どが一般的であるが、常に高収量で目的蛋白が得られる
わけではなく(特開昭58−134998号、特開昭6
0−28994号各公報参照)、シたがって、いかなる
外来性蛋白であっても、容易にかつ安定して所望の蛋白
の得られる製造方法の確立が望まれるところであった。
〔発明の概要〕
要旨 本発明は、本発明者らが遺伝子工学的手法により蛋白質
等を高収量で生産するに際し、有用な融合発現ベクター
を開発すべく鋭意研究を行ったところ、成長ホルモンも
しくは成長ホルモン由来ポリペプチドが、これと所望の
蛋白を結合させて得られる融合蛋白を宿主菌内において
著しく安定化させること、しかもこの融合蛋白を処理し
て得られる所望蛋白の回収率および精製率が他の蛋白を
用いる融合法に比べて非常に良好であることを見出し、
この新知見を基になされたものである。
従って、本発明による組換えベクターは、成長ホルモン
もしくは成長ホルモン由来ポリペプチドが切断可能アミ
ノ酸配列からなる連結部を介して外来性蛋白質のN末端
またはC末端と結合して成る融合蛋白のアノミ酸をコー
ドする構造遺伝子をプロモーターの下流に含有してなる
、ものである。
また、本発明による蛋白質の製造法は、成長ホルモンも
しくは成長ホルモン由来ポリペプチドが切断可能アミノ
酸配列からなる連結部を介して外来性蛋白質のN末端と
結合して成る融合蛋白のアミノ酸配列をコードする構造
遺伝子をプロモーターの下流に含有する組換えベクター
を用意し、この組換えベクターを用いて微生物を形質転
換し、この微生物を培養し、得られる菌体から該融合蛋
白を分離し、連結部を切断することにより、上記融合蛋
白から目的の外来性蛋白質を得ること、を特徴とするも
のである。
効果 前記したように、本発明のベクターに含まれる成長ホル
モンもしくは成長ホルモン由来ポリペプチドは、これを
所望蛋白と連結させて融合蛋白とさせた場合にその宿主
内での安定性を著しく増大させる作用があり、したがっ
て、他の蛋白を用いる融合法に比べ高収量である。
成長ホルモンを外来性遺伝子として常法に従ってそれを
宿主菌内で発現させると、宿主菌内で非常に安定な不溶
性の蛋白塊を形成しやすく、そのため高収率で成長ホル
モンを得ることができる、ことが報告されている(M、
 Ikehara  ら:Proc。
NaLl、Acad、 Sc1.、 U、S、A、、−
り、595B(1984))。成長ホルモンのこの性質
が成長ホルモンをそれと他の外来性蛋白との融合蛋白と
して発現させた場合にも認められるということ、ひいて
は当該外来性蛋白が高収率で得られるということ、は本
発明者らのはじめて見出した知見であって、上記の報告
からは予想されなかったことというべきである。
また、融合蛋白を切断する場合に切断部位となるアミノ
酸又はペブタイド、例えばCNB rで処理する場合の
メチオニン残基の数、を目的外来性遺伝子のそれとの対
比において必要に応じて適宜選択することにより、融合
蛋白切断後の所望蛋白の回収・精製が容易となる。した
がって、本発明は蛋白質等を遺伝子工学的手法により生
産する際にH用である(後記実施例参照)。
まなお本発明の一実施態様では、ヒト成長ホルモンの1
4位のメチオニン残基をロイシンに置換したヒト成長ホ
ルモン由来ポリペプチド(GI()(1−121)に対
応する遺伝子にATG (メチオニン)を介して所望の
外来性遺伝子を連結して発現させているが、生成融合蛋
白をCNBr処理して得られたものは所望の蛋白と成長
ホルモン由来の蛋白のみであり、したがって分子量ない
し物性の違いを利用して容易に所望蛋白を回収・精製す
ることができる。例えば、後に示す神経成長因子の場合
は、その等重点(pl)は10.0であり、一方成長ホ
ルモンGH(1−121)のpIは4.6である。した
がって両者の分子量は近似しているものの、その物性の
違いから容易に分離精製することができる。
成長ホルモンは勿論、これに連結させる蛋白も生理活性
ペプタイドであることが多いから、生成融合蛋白そのも
のが新規活性ベプタイドとして有効である可能性も充分
にある。
〔発明の詳細な説明〕
ベクター ここでベクターとは、予定した宿主に導入され、宿主内
で複製可能であり、またマーカーとしてたとえば薬剤耐
性遺伝子を持ち、かつ所望の構造遺伝子を発現させるた
めの機能を有する運搬体DNAのことをいう。
遺伝子発現のための機能は、プロモーター、オペレータ
ー、転写開始領域、リポソーム結合領域(RBS)等を
具備することによって実現されることがふつうであり、
これらの個々の調製およびコレラノベクターへの導入な
いしこれらを有するベクターの調製はいまや周知である
。本発明の実施例においては、pBR322を基準とし
構造遺伝子の発現に融合型tr、pプロモーター(特願
昭61−128549号参照)を用いたが、当然ながら
これに限定されるものではない。
成長ホルモン 説明の簡略化のため、本発明において「成長ホルモン」
という場合は、特にこれを成長ホルモン由来ポリペプチ
ドを排除する意味で使用したのでない限り、成長ホルモ
ン由来ポリペプチドを包含するものとして考慮するもの
とする。
今日までに多くの種の成長ホルモンの遺伝子ないしアミ
ノ酸配列が解明されているが(L、B。
Agcl Iouら、DNA、 5.403 (198
8)) 、本発明はそれらのうちの何れか1種に限定さ
れるものではない。これらの成長ホルモンの構造の類似
性から考えて、本発明の上記のような効果が特定の成長
ホルモンについてのみ詔められるとは考えられないから
である。
また、本発明でいう成長ホルモン由来ポリペプチドとは
、成長ホルモンを構成するアミノ酸またはアミノ酸配列
を一部欠失させ、変換させ、あるいは新たにアミノ酸ま
たはアミノ酸配列を挿入し、しかも成長ホルモンとして
の特性を少なくとも部分的に保有しているものを意味す
る。これもまた他の蛋白と結合させて得られる融合蛋白
を著しく安定化させる能力を保持している。
従って、成長ホルモンまたは成長ホルモン由来ポリペプ
チドを切断可能なアミノ酸配列を介して外来性蛋白質の
N末端またはC末端と連結することにより、本来、宿主
菌内で不安定な所望の蛋白質を融合蛋白として高収量で
回収することができる。
なお、成長ホルモンに認められるこのような安定化能力
を持つ蛋白であればそのような蛋白を成長ホルモンの代
りに使用することが可能であろうことは容易に推n1で
きるところである。
組換えベクター 本発明による組換えベクターは、少なくともプロモータ
ーを含むベクターと融合蛋白質をコードする構造遺伝子
からなる所謂パッセシジャーとからなるものであって、
本発明の特徴によれば、この融合蛋白質が成長ホルモン
と外来性遺伝子とが切断可能なアミノ酸配列からなる連
結部を介して結合してなるものである。ここで、成長ホ
ルモンは、該連結部を介して、外来性蛋白質のN末端に
、すなわち対応遺伝子配列でいえば上流側に、結合して
いてもよいし、C末端に、すなわち同様に下流側に、結
合していてもよい。なお、この組換えベクターにおいて
融合蛋白質をコードする遺伝子がプロモーターの下流側
に在ることはいうまでもない。
融合蛋白から所望蛋白を切り出す方法としては、CNB
 rで処理するのが一般的である( Itakuraら
、5cience 198 、105B、 (1977
す。すなわち、融合蛋白の連結部分にメチオニンを挿入
しておき、得られた融合蛋白をCNBrで処理すれば、
この部分が特異的に切断されて所望の蛋白が回収できき
る。このとき、成長ホルモン蛋白内部のメチオニンも切
断されていくつかのフラグメントに細分される。そこで
、成長ホルモンの前記の安定化効果が過度に損なわれな
いことを条件として、成長ホルモン蛋白内部のメチオニ
ン残基を欠失させ、変換させ、あるいは新たにメチオニ
ン残基を挿入することにより、切断操作ののち得られる
成長ホルモン又はその断片と発現させた所望蛋白との間
の分子量ないし物性などを大きく違えることができ、こ
れにより所望蛋白の精製が容易となる。
本発明の一実施態様では、ヒト成長ホルモンの14位の
メチオニンをロイシンに変換させているが、例えば成長
ホルモン蛋白と所望の蛋白との分子量が近似している場
合には逆にメチオニン残基を多く持たせることにより、
切断操作後の精製が容易になる。
最近にいたり、所望する蛋白の切り出しに酵素を用いる
方法が提示されているが(地厚ら、第9回日本分子生物
学会3A−351986年名古屋)、連結部位に当該酵
素の認識するアミノ酸配列をまた成長ホルモン蛋白部に
該アミノ酸配列を創出あるいは欠失させることにより、
この手法に従って本発明の目的は達成される。
成長ホルモン蛋白の遺伝子を上記目的のために一部改変
する方法は周知であって、点突然変異法その他公知の手
段を用いればよい(特開昭61−14908号公報参照
)。また、成長ホルモン蛋白に対応する遺伝子も、cD
NA、合成、半合成など公知の方法に従って取得すれば
よく、さらに読み取り枠をずらすことなく外来性遺伝子
を連結させる方法も当業者においては公知である(Ge
netic Enginerlng 4. Acade
mic PressLondon 1983)。また融
合蛋白に対応する遺伝子全体を合成してもかまわない。
さらに、所望する蛋白の遺伝子は安定化遺伝子の5′側
、3′側又は中にあってもよい。
組換えベクターの利用 本発明の組換えベクターは、目的とする蛋白質等の構造
遺伝子を所定の位置に組込んだのち、所与の遺伝子工学
的手法に従って、目的物質の生産工程に使用することが
できる。本発明の実施例においては、ヒトセクレチン様
ベプタイド、ヒトトランスフォーミンググロースファク
ター(hTGFα) 、ヒト21Leu−上皮成長因子
(Leu”−hEGF) 、ヒト神経成長因子誘導体(
hNGF)の構造遺伝子を本発明に係るベクターを用い
て発現させた。その例の詳細については後記実施例をツ
照されたい。
実施例 ■、一般的実験法 遺伝子フラグメントは、すべて、DNA合成装置N5−
1(品性製作所)を用いて操作マニュアルに従って合成
・精製した。また、各種酵素反応を、それぞれの試薬に
添付の納置に従って行った。
宿主の形質転換、プラスミド遺伝子調製、遺伝子塩基配
列の確認などは公知の手法に従った(特開昭60−28
994号公報)。
■、安定化遺伝子の調製 ヒト成長ホルモン(hGH)遺伝子はそのcDNAより
調製できるが、有効に利用できる制限酵素サイトの設置
なども考慮して、゛地厚らの報告に従って合成した(P
roc、 Natl、 Acad、 Sci。
USA 、 81.595B (1984))。第1図
参照。なお、報告では開始コドン ATGの上流がCl
al部位となっているが、ここで合成したものはこれを
EcoR1部位に変更したものである。
プラスミドpFM(特願昭61−128549号。詳細
後記)のEcoRI−SalI部位に上記合成hGH遺
伝子を挿入し、上記と同様にして、hGH発現ベクター
p AM410を得た。ついで同様に大腸菌株HB 1
01の形質転換株HB101 (pAM410)を得た
また、第1図に示す合成フラグメントU−2およびL−
2のかわりに、U−2’  :ATAACGCGTTG
CTGCGTおよびL−2’ :GATGCGCACG
CAGCAACGCGTTATを用い、14位メチオニ
ンをロイシンに変換したヒト成長ホルモン由来ポリペプ
チド遺伝子を同様に合成し、これをプラスミドpFMに
挿入して、ヒト成長ホルモン誘導体発現ベクターpAM
420とした。
第2図はpAM410およびp AM420を示すもの
であって、右上のrMet、LeuJがMetであるも
のがpAM410であり、これがLeuであるものがp
 AM420である。
■、ヒトセクレチン様ベブタイドの生産1) 発現プラ
スミドの構築 すでに本発明らは、遺伝子操作の手法によるブタ27−
ジスアミドセクレチンの製造方法を特開昭58−134
998号公報において提案しているが、同様の方法によ
りヒトセクレチン様ペプタイドに対応する遺伝子を設計
・合成した(第3図)。ここで合成した遺伝子は、ヒト
セクレチンの端にグリシン−リジン−アルギニン、グリ
シン−リジン又はグリシン−アルギニンを付加したベプ
タイドに対応しており、融合発現ベクターのp AM4
20に挿入するための制限酵素サイトとして5′側にB
amHIサイト、3′側に5alIサイトを付加したも
のである。各々の遺伝子を融合発現ベクターpAM42
0に組み込み、セクレチン−グリシン−リジン−アルギ
ニンをpAM426と、セクレチン−グリシン−リジン
を発現ベクターp AM425と、セクレチン−グリシ
ン−アルギニンを発現ベクターp AM427と命名し
た。
2) 発現及び精製 (1)融合蛋白の発現 pAM426、p AM425およびpAM427を持
つ大腸菌HB101を、 L−Broth  9リツトル中で、37℃で培養する
。培養はKlett (濁度計)の値が50を示すまで
行い、その後集菌する。
集菌した閑をM9−1%カザミノ酸を含む培地9リツト
ルに移し、最終濃度8μg / mlになる樺にtrp
プロモーターのインデューサーである3β−インドール
アクリル酸(IAA)を加えて、37℃で一夜、培養し
た。
(2)精製 発現させた菌体は遠心して回収後、20mMTris−
HCI、pH8,0の80m1に懸濁させる。それをソ
ニケーターで処理して菌体を破壊し、8000回転、4
℃の遠心を10分間行い、沈殿した不溶性画分を回収す
る。不溶性画分を50m1の7M尿素含有20mM  
Tris−HCI、pH8゜0に溶かし、18000r
pmおよび4℃で20分間遠心して上澄を得る。これを
20mM酢酸(5ΩX3)に対して透析を行う。
この透析中に白色の沈殿が出てくるので、これを遠心(
9000rpm、4℃、10分)シ゛で回収する。
そして、20m1の70%ギ酸に沈殿物を溶かし、臭化
シアン1.2gを加え、振盪しながら一夜室温で反応さ
せる。
反応後、ギ酸を留去したのち、凍結乾燥を行う。
300m1の6%酢酸で抽出して上澄を取り、すぐに3
00m1の水を加え希釈する。
そして、クロマトグラフ管(フィルター付き)に逆相の
C−18の樹脂(約300m1)をつめ、酢酸抽出物を
吸着させ、38%アセトニトリル、0.1%TFAを含
む溶媒で溶出後、凍結乾燥する。これをセクレチ画分と
して以降使用する。
セクレチン画分を20mMリン酸バッファー、pH6,
3に溶かし、0Mトヨパール650S(東洋ソーダ)イ
オン交換クロマトグラフィーにかけ、NaC1の0から
0.3Mの直線勾配で溶出した。溶出させたメインビー
クを脱塩後、逆相C−18(RP−C1g)高速液体ク
ロマトグラフィー(HP L C)で精製した(第4図
)。HPLCは0.1%トリフルオロ酢、酸を含むアセ
トニトリルの直線勾配で行い、メインピークを回収して
アミノ酸分析および生物学的活性測定に用いた。
なお、このHPLCの条件は、下記の通りである。
32%CH3CN−η】442.5%CH3CN011
% TFA        0.1% TFAAbso
rption;   220nmRange:    
   0.32 Chart  5peed:  30c+n/hr。
アミノ酸分析の結果、HBIOI (p AM426)からはヒトセクレチンのC端にグリ
シン−リジン−アルギニンの付加したものが、HBIO
I (pAM425)からはグリシン−リジンの付加し
たものが、HBIOI (pAM427)からはグリシ
ン−アルギニンの付加したもの(ペプタイド)が、それ
ぞれ得られたことが確認された。
3) 生物学的活性 前日より絶食としておいたSD系ラットをウレタン(0
,75g/kg(i、p、)麻酔し、部位に固定した。
開腹後、胆管に胆管カニュレーションを施こして胆汁を
分泌させ、直後の胆管を結紮した。
次に、その結紮した部位より末端側に膵管カニュレーシ
ョンを施こし、かつ十二指腸開口部直前を結紮して膵液
を分泌させた。胆汁は採取する必要はないけれども、手
技上カニユーレを挿入して体外に排出させた。
膵液分泌瓜は、カニュレーションしたチューブ中に分泌
された液量を、チニーブに一定時間(20分)間隔で印
を付けてその移動距離を測定することによって求めた。
被検薬液の投与は、大腿静脈内に挿入固定したカニュレ
ーションチューブを介して注入した。
HBIOI (pAM426)由来のベブタイドについ
て得られた結果は、第5図に示す通りである。なお、コ
ントロールとして合成ブタセクレチン及びヒトセクレチ
ン(大阪府箕面市稲4−1−12■ペプチド研究所より
人手)を使用したーHBIOI (pAM425)及び
HBIOI(pAM427)由来のベプタイドでも、同
様の結果が得られた。
■、ヒトTGF−αの生産 TGF−αはレトロウィルス形質転換細胞の培養上清、
腫瘍由来細胞、胎児胎盤等に見出される成長促進因子の
一種である。そして、このものは上皮細胞成長促進因子
(EGF)レセプターへの結合をEGFと競合し、単独
でも軟寒天培地中でN RK細胞のコロニーを形成させ
る能力を持つ(梅1)誠、日本臨床、44巻1号、16
3−168.1986年)。しかしながら、このTGF
−αも単離精製は非常に困難であり、そのため量産化の
望まれているところである。
1) ヒトTGFα遺伝子の合成及びプラスミドの調製 hTGF−α遺伝子の塩基配列を第6図に示す。
なお、この図ではTGF−αのN端2アミノ酸Val−
Valをコードする遺伝子が欠失しており、この領域は
リンカ−(第6b図)に含まれている。合成した遺伝子
をpBR322のEcoRI−3a11部位に挿入して
サブクローニングを行った。挿入された合成遺伝子が設
計どうりの塩基配列を持ったことを上記実験1.と同様
にして確認したのち、EcoRI、Sa l Iで水解
しTGF−α遺伝子を切出し、ついでHinflで水解
して、長い方のフラグメントを調製した。
ここで得たフラグメントとリンカ−(第6b図)とを混
合し、上記実験■、と同様の手法によりプラスミドp 
AM420のBamHI−Sa11部位に組み込んで、
hGH−TGFa融合遺伝子の発現ベクターを調製した
(得られたベクターをpAM424と命名した)。
2)培養、精製、確認 セクレチンの場合と同様の操作を行ったのち、CNB 
r処理後に溶媒を減圧上留去し、残渣を10%酢酸で抽
出した。抽出物を逆相C−18に吸着させたのち、0.
1%トリフルオロ酢酸を含む35%アセトニトリルで溶
出させた。次に、希酢酸中でセファデックスG−50カ
ラム(ファルマシア社)を通して、粗TGF−α画分を
得た。
そして50mM  Tris−HCI (pH9,0)
としたのち、還元型グルタチオン1.5mMおよび酸化
型グルタチオン0.25mMを加えて、4℃で20放置
した。透析ののち、同様に逆相カラムで精製して、TG
F−α画分を得た。ここで得られたTGF−αは、アミ
ノ酸組成、アミノ酸配列、SS結合の位置、生物活性な
どがすべて天然のヒトTGF−αと一致した。
このようにして得られたTGF−αについて、ヨードラ
ベルのマウスEGFとKB細胞とを用い定量したところ
(詳細は特開昭6するラジオレセプターアッセイ法で一
37099号公報参照)、マウスEGFに換算して3.
4mtr/DのTGF−αを確認した。
V、Leu” EGFの生産 すでに本発明者らは特開昭60−28994号公報中で
遺伝子の合成方法を提示している。ここで用いたプラス
ミドpLE6527をEcoRIおよび5alIで水解
してLeu21−EGF部分を取り出しく第7a図)、
これに第7b図に示すリンカ−を用いてp AM420
のBamHI−5ailサイトに挿入し、得られたベク
ターをpAM42Bとした。
同様にして培養・精製を行って、最終的にLeu21−
EGF  3.8+ng/Nを得た。またここで得られ
たLeu21−EGFは、特開昭60−28994号公
報で示すLeu”’−EGFとまったく同等であること
が確認された。
■、ヒト神経成長因子β(hNGF−β)誘導体の生産 1) ヒト及びマウス(m)NGFのアミノ酸配列は非
常に類似しており、118アミノ酸残基のうち、違いは
わずかに12残基である (A、UI I rich ら、Nature 303
.821 (1983)) 、  しかも、hNGF−
βの37位及び92位に存在するメチオニンはmNGF
−βではスレオニンであり、またmNGF−β9位のメ
チオニンはhNGF−βではアルギニンとなっており、
これ以外にメチオニンは両者とも存在しない。このこと
から本発明者らは、hNGF−βの37位及び92位の
メチオニンをスレオニンに変換しても活性は大きく変ら
ないと確信するに至った。
そこで本発明者らは、Thr  、Thr”9゜NGF
−βに対応する遺伝子を同様に設計・合成した(第8図
)。実際には、5′側にEcoRIリンカ−を付け、p
BR322のEcoRI−3alIサイトでサブクロー
ニングを行い、構造確認ののち、BamHI−Sal!
で水解してhNGF−β遺伝子部分を取り出I2、これ
をp AM420のBamHI−5a 11サイトに挿
入してTh r37.Th r39− hNGF−β発
現ベクターp AM422を得た。
同様の操作を行って得られたNGF画分でPC12細胞
(ラットクロモサイトーマPCi2゜古川昭栄ら二日本
臨床 44 (1)、16−28(198B) )を処
理すると、神経突起の伸長してくるのが認められた。
2)1)で述べた方法によれば、成長ホルモン由来のフ
ラグメントは133アミノ酸残基、NGF−Bは118
アミノ酸残基であり、両者の分子量は近似している。す
でに述べたように両者のp■は大きく異るため、その分
離は容易である。
しかしながら、両者の分子量が大きく異れば、ゲル濾過
、限外か過、透析等によりより容易な精製が可能である
。そこで、合成フラグメントを用いる点突然変異法によ
り45位LeuCTT→ATC,73位LeuCTT−
ATG、87位Leuc’rG−ATG、101位L 
e u CTG→ATGの変換をそれぞれ行った成長ホ
ルモン誘導体を本発明用成長ホルモン蛋白として用い、
同様にNGFとの融合遺伝子を作製した。同様の処理の
のち、セファデックスG−50のゲル?濾過でNGF活
性を持つ両分(250Pg/Ω)を回収した。
■、ベクターpFMの調製 1、ベクターの調製(第10図参照) ■)トリプトファン由来プロモーター/オペレーター領
域の調製 pDR720(ファルマシア社)10μgを100mM
トリス塩酸緩衝液(Tris−HCI)pH7,5,7
mMM g CI 2および100mMNaC1の混合
物(全量20μm)に加え、11限酵素EcoR110
単位および制限酵素5a1110 t−1を位を用いて
37℃、2時間反応を行なった。
ついで1%アガロース電気泳動によ’)100bpのD
NA断片(以下「フラグメント」)を得た(第10図■
)。
2)転写開始領域/RBSの調製(リンカ−A;第9図
) 次に、転写開始領域およびRBSを含むフラグメントを
以下のようにして化学合成した。まず下記6本(R−1
〜R−6)のフラグメントをNuc−Icic Ac1
ds Re5earch、8.549(1980)に従
って合成した。
塩  基  配  列 R−I AACTAGTACGCAATAACTCR−
2AATCTAGAACGGAGGR−3TTTGAA
TTCG R−4GCGTACTAGTT R−5TTCTAGATTGAGTTATTR−6TC
GACGAATTCAAACCTCCGついでこれら合
成フラグメントのIll離精製は以下に示す方法で行な
った。
すなわち、まず、各々のフラグメント合成終了後の樹脂
200mgに対し、0.5Mαピコリンアルドキシムテ
トラメチルグアニジン、およびジオキサン:水(1: 
1)混合物200μgを加え、室温−夜装置し、ついで
濃アンモニア水2mlを加え、密栓して一夜55℃で放
置した。これを濾過して樹脂を分離し、消液を濃縮しゲ
ル濾過を行なった。ついで50mMTEAB緩衝液pH
7,5で溶出を行ない、ボイドボリュームに溶出してく
るものを集めた。これを濃縮し、逆相カラムC−18(
ウォーターズ「ラジアルパックA」径8■X10cm)
の高速液体クロマトグラフィー(HP L C)にかけ
、0.01MエチレンジアミンジアセテートpH7,8
の緩衝液中、アセトニトリルの10%から32%までの
濃度勾配、2m1Z分の流速で16分かけて溶出を行な
った。ついで11〜12分で溶出されるものを集めた(
このとき、トリチル基のないオリゴヌクレオチドはイン
ジェクションビークとして溶出される)。ついで溶出液
を濃縮し、80%酢酸1 mlを加え、室温で15分間
放置したのち、トリタノールを抽出除去し、水層を濃縮
し、再び逆相カラムにかけた。
先と同じ条件下にアセトニトリルの0%から20%まで
の濃度勾配で溶出を行ない、12〜13分で溶出される
もの(すなわちフラグメント)を集めた。次にこのフラ
グメント10pmol(0,001A26o)を20f
f1Mトリス塩酸緩衝液(pH7,5) 、10mMM
gC12,10mMDTT、0.5mMATPの混合物
に溶解し、(732P:l ATP 10μci (3
,3pmol)およびT4ポリヌクレオチドキナーゼ1
μR(4,5111位)を加え、全量を20μgとし、
37℃で20分加温した後、100℃で2分加熱して反
応を止めた。
以上のようにして精製された各フラグメントR−1〜R
−6は、2096ゲル電気泳動及び2次元ホモクロマト
グラフィー塩基配列決定法(Nucl。
^cIds Res、+ 1.331(1974)、N
ucl、Ac4ds Res、、8 。
2009 (1979))によりその配列を確認した。
上記合成したフラグメントのうちR−2、R−3、R−
4、R−5の4本のフラグメント各100pInol 
(0,01A2130 )を20mMトリス塩基緩衝液
(pH7,5) 、10mMMg C1つ、10mMD
TT、0.5mMATPの混合液に溶解し全量を50μ
gとしT4ポリヌクレオチドキナーゼ(8単位)を加え
て37℃で1時間反応を行なった後、リン酸化を行ない
、次いでT4DNAリガーゼ(900単位) 、R−=
 1 (100pmol)及びR−6(100pmol
)を加え14℃で一夜結合反応を行なった。反応終了後
3M酢酸ナトリウム(pH5,5)を1/10容および
3倍容のエタノールを加え一70℃で15分間冷却した
のち120Orpmで遠心を行ない沈澱を得た。この沈
澱について10%ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行
ない常法により目的のDNA遺伝子フラグメントを得た
(リンカ−A;第9図参照)。同図中、(1)〜(13
)は各々下記を意味する。
(1)ニトリブトファン由来プロモーター/オペレータ
ーの一部、(2);リポプロティン遺伝子、(3);R
BS、(4);Hpa I認識部位、(5);XbaT
認識部位、(8);EcoRI認識部位、(7);5a
il認識部位、(8);R−17ラグメント、(9);
R−2フラグメント、(10)、R−37ラグメント、
(11);R−47ラグメント、(12);R−57ラ
グメント、(13);R−6フラグメント3)ベクター
の調製(第10図参照) 第10図のフローチャートに従ってベクターpFMの調
製を行なった。
pBR322(■)10μgをEcoRI(10単位)
、5ail(10単位)で処理したのち大きいフラグメ
ント(3710bp)を1%アガロースゲル電気泳動に
より回収・精製した。
これと先に調製したトリプトファン由来プロモーター/
オペレーター領域を含むフラグメント(■)とを混合し
、これに5011Mトリス塩基緩衝液pH7,8,10
mM M g C12,20aMDTT、および1 m
MA T Pの混合物(全量10μg)及びT4DNA
リガーゼ30単位を用いて14℃、24時間反応を行な
った。ついでこの反応混合液を用いて大腸菌株HB 1
01 (J、Mo1ee、Biol、、41,459(
19(i9) Methods  EnZymo!、、
 88,245(1979))の形質転換をクシュナー
の方法[Genetic Engineering、1
978.17(1978) )に従って行なった。つい
で目的とする形質転換株をアンピシリン(4m p)2
0μg / mlを含有するし一プレート(1%バクト
ドリプトン、0.5%バクトイ−スト抽出物、0、 5
%Na C1,1,5%バクトアガー)上で選択した。
なお、得られた形質転換株のうち任意の株についてプラ
スミドを調製(特開昭60−30687号公報参照)し
たのち、このプラスミドの制限酵素地図を作製すること
により本発明のベクター(プラスミド)が得られている
ことを確認した(■)。
このプラスミドをEcoRlで処理後、エタノール沈澱
し、67mMhリス塩酸緩衝液、6. 7mMMgCl
、、10mM2−メルカプトエタノール、6、 7ZZ
MEDTA’、 16.6mM(N H4) 2 S 
04.0.016796ウシ血清アルブミン、0. 2
mg/ml熱変性仔牛胸腺DNA。
330μMdATP、330μMdTTPST4DNA
ポリメラーゼ10単位(全量20μg)を加え25℃で
1時間放置した。ついでT4DNAリガーゼ30単位、
11mMA T Pを加えて14℃12時間放置し反応
混液を用いて同様に大腸菌株に12c600の形質転換
を行ない目的のEcoRI部位の欠失したプラスミド(
■)を得た。
このプラスミド10μgをHpal(10単位)S’a
ll(10単位)を用いて同様に処理し、得られた大き
いフラグメントと先に合成したリボプロティン転写開始
領域及びRBSを含むDNA遺伝子フラグメント〔リン
カ−A(■)〕とを混合し、T4DNAリガーゼを用い
て同様に結合させ、大腸菌株に12c600の形質転換
を行ない上記と同様の操作を行なったのち目的のプラス
ミドpFM(■)を得た。なお、ここで得られたプラス
ミドの構造の確認は制限酵素地図及び塩基配列を調べる
ことにより行なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で使用するヒト成長ホルモンの塩基配
列およびアミノ酸配列を示す説明図である。 第2図は、プラスミドpAM410および420の説明
図である。 第3図は、ヒトセクレチン様ベブタイドに対応する遺伝
子の塩基配列およびアミノ酸配列を示す説明図である。 第4図は、実験■、でのセクレチン画分の精製したピー
クAのHPLCパターンを示す説明図である。 第5図は、実験■、でのHBIOI (pAM426)
由来のベブタイドの生物的活性を示す説明図である。◎
:h−セクレチンーGly−Lys−A r g、・:
h:セクレチン、o:p−セクレチン 第6図(a)は、hTGF−α遺伝子の塩基配列および
アミノ酸配列を示す説明図である。第6図(b)は、リ
ンカ−を示す説明図である。 第7図(a)は、実験V、でのLeu”−EGF部分の
塩基配列およびアミノ酸配列を示す説明図である。第7
図(b)は、リンカ−を示す説明図である。 第8図は、実験■、でのThr  、Thr39−hN
GF−βに対応する遺伝子の塩基配列およびアミノ酸配
列を示す説明図である。 第9図は、実験■でのリンカ−Aの塩基配列を示す説明
図である。 第10図は、プラスミドpFM調製のフローチャートで
ある。 出願人代理人  佐  藤  −雄 EcoRI (b Met  Val 氾6 Val TG CACTC八 図 (b) Met  Asn GATCCAG  ATG GTCTACTTA  A BamHI       EcoRI (a Asn  Ser Asp  Ser GluAAT 
 TCCGACAGCGAG GG  CTG  T’CG  CTCcoRI Tyr Cys  Leu His  Asp Gly
 Mal  CysLys  Tyr Ala Cys
  Asn  Cys  Mal  MalAAA  
TACGCT  TGT  AACTGT  GTT 
GTT  1TTT  ATG  CGA  ACA 
 TTG  ACA  CAA  CAA  ・Cys
  Pro  Leu Ser His  Asp  
GlyTGT  CCG  TTG  AGT  CA
CGACGGCACA GGCAACTCA GTG 
CT、G CCGLeu Tyr  Ile Glu 
Ala Leu AspGly TYr  Ile  
Gly Glu  Arg CysGGCTACATC
GGT  CAA CGCTGCCCG  ATG  
TAG  CCA  CTT  GCG  ACGGi
n Tyr Arg Asp  Leu Lys  T
rpGTCATG  TCT  CTA  GACTT
T  ACCTrp  Glu Leu Arg EN
DGAA  CTG  CGT  TAGACCCTT
  GACGCA  ATCAGCTail

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、成長ホルモンもしくは成長ホルモン由来ポリペプチ
    ドが切断可能アミノ酸配列からなる連結部を介して外来
    性蛋白質のN末端またはC末端と結合して成る融合蛋白
    のアノミ酸をコードする構造遺伝子をプロモーターの下
    流に含有してなる、組換えベクター。 2、成長ホルモンがヒト由来のものである、特許請求の
    範囲第1項記載の組換えベクター。 3、成長ホルモン由来ポリペプチドが、ヒト成長ホルモ
    ンの構成アミノ酸中、N末端から14番目のメチオニン
    をロイシンに換えたものである、特許請求の範囲第1項
    記載の組換えベクター。 4、切断可能アノミ酸配列がメチオニンを含有するもの
    である、特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1項記載
    の組換えベクター。 5、成長ホルモンもしくは成長ホルモン由来ポリペプチ
    ドが切断可能アミノ酸配列からなる連結部を介して外来
    性蛋白質のN末端またはC末端と結合して成る融合蛋白
    のアミノ酸をコードする構造遺伝子をプロモーターの下
    流に含有する組換えベクターを用意し、この組換えベク
    ターを用いて微生物を形質転換し、この微生物を培養し
    、得られる菌体から該融合蛋白を分離し、連結部を切断
    することにより、上記融合蛋白から目的の外来性蛋白質
    を得ることを特徴とする、蛋白質の製造法。 6、成長ホルモンがヒト由来のものである、特許請求の
    範囲第5項記載の製造法。 7、成長ホルモン由来ポリペプチドが、ヒト成長ホルモ
    ンの構成アミノ酸中、N末端から14番目のメチオニン
    をロイシンに換えたものである、特許請求の範囲第5項
    記載の製造法。 8、切断可能アミノ酸配列がメチオニンを含有するもの
    である、特許請求の範囲第5〜7項のいずれか1項記載
    の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5330971A (en) * 1989-06-09 1994-07-19 Gropep Pty. Ltd. Growth hormone fusion proteins, methods of production, and methods of treatment

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049798A (ja) * 1983-07-27 1985-03-19 ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト 酸アミド−カルボキシ末端を有するポリペプチドの調製
JPS60502086A (ja) * 1983-08-25 1985-12-05 エス・ア−ル・アイ・インタ−ナショナル ヒトの結合組織活性化ペプチド−3およびその類似体を生産するための組換え体および生産方法

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