JPH01143747A - ノズル保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、例えば連続鋳造機に用いられるタンデイツ
シュ等の溶湯容器の底に取付けられ、タンデイツシュ内
の溶鋼を鋳型に導くための浸漬ノズルを、タンデイツシ
ュの底に保持するノズル保持装置に関する。

［従来の技術］ 連続鋳造には、鋳型に溶鋼を供給する際に、溶鋼の供給
量を制御するためにタンデイツシュが設けられており、
タンデイツシュから浸漬ノズルを介して鋳型に溶鋼を供
給している。タンデイツシュには、その底部に溶鋼を流
出する流出口が形成されたショートノズルが延出されて
おり、浸漬ノズルの先端はショートノズルに接続されて
いるが、浸漬ノズルは、ノズル詰まりまたは溶損等が生
じることがあるために、取り外し自在に取付けられてい
る。この場合、浸漬ノズルはソケットを介してホークに
より持上げられ、ショートノズルに押し付けられている
。ホークは駆動装置としてのエアーシリンダにより上昇
されている。

［発明が解決しようとしている問題点］しかしながら、
ショートノズルと浸漬ノズルとはエアーシリンダの押圧
力のみによって接続されているから、エアーシリンダの
空気漏れ等により、押圧力が低下することがある。この
ように押圧力が低下すると、浸漬ノズルとショートノズ
ルとの間からエアーが侵入し、エアーと溶鋼との酸化反
応により接続部分が溶損して溶鋼漏れの原因となる。

この発明は係る事情に鑑みなされたもので、溶湯容器と
ノズルとの接続部からＦＩＪａ漏れを防止することがで
きるノズル保持装置の提供を目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係るノズル保持装置は、容器から溶湯を流出
する容器の流出口にノズルを保持するノズル保持装置で
あって、ノズルを支持し、ノズルを容器に向けて押圧す
るアームと、アームを容器に向けて押圧するように駆動
する駆動装置と、ノズルを支持するアームの支持部に設
けられ、ノズルからアームに加えられる圧力を測定する
圧力測定装置と、圧力測定装置の測定値に基づいて、ア
ームの押圧力を制御する制御装置とを備えることを特徴
とする。

［作用］ この発明によれば、ノズルとアームとの当接部に圧力測
定装置を設け、アームを駆動するアームの駆動装置は、
圧力測定装置による測定値に基づいて、アームの押圧力
を制御する。従って、ノズルを押圧するアームの押圧力
が低下した場合には、自動的にアームの押圧力を強める
ことにより、容器の流出口に対するノズルの押圧力を、
常時所望の圧力に維持することができる。

［実施例］ 以下に添附図面の第１図乃至第３図を参照してこの発明
の実施例を詳細に説明する。

第３図に示すように、連続鋳造８１１０には、鋳型１２
と、鋳型１２に溶鋼を連続的に供給するタンデイツシュ
１４とが設けられている。タンデイツシュ１４には、取
鍋１６からロングノズル１８を介して溶鋼が供給されて
いる。タンデイツシュ１４の底には、浸漬ノズル２０の
上端部が接続されており、その下端部は鋳型１２内の溶
鋼に浸漬されている。

第１図及び第２図に示すように、タンデイツシュ１４と
浸漬ノズル２０との接続部分において、タンデイツシュ
１４の底部には、溶鋼を流出させる開口が形成されたシ
ョートノズル２２が下方に突出されている。一方、浸漬
ノズル２０には、その上端部を保持するソケット２４が
、浸漬ノズルの外側周囲に取付けられている。ソケット
２４には半径方向外側に突出した一対のハンドル２６．
２８が設けられている。

連続鋳造′ｍ１０には、ハンドル２６．２８に下方から
当接してソケット２４を持上げる一対のホーク（アーム
）３０が配置されている。ホーク３０には、これを上下
方向に移動させると共に、所定の位置に保持する駆動装
置３２が接続されている。駆動装置３２としてはエアー
シリンダが使用されている。ホーク３０において、ハン
ドル２６．２８に当接する部分には、いわゆるロードセ
ル等の圧力測定器３４が設置されている。圧力測定器３
４は、前述の駆動装置３２に制御信号を発してその駆動
を制御する制御装置３６に接続されている。

次に、この実施例の動作について説明する。

浸漬ノズル２０にソケット２４を装着し、このソケット
２４から突出している一対のハンドル２６．２８に、そ
の下方からホーク３０を押し当てる。そして、駆動装置
３２の駆動によりホーク３０を上昇させて、浸漬ノズル
２０を持ち上げてタンデイツシュ１４から突出している
ショートノズル２２に押し当てるようにして、ショート
ノズル２２と浸漬ノズル２０とを接続する。更に、駆動
装＠３２は浸漬ノズル２０をショートノズル２２に所定
の圧力で押圧するようにホークを上昇させる。この場合
、ホークに取付けられている圧力測定器３４がホーク３
０とハンドル２６．２８との押圧力を測定する。そして
、この測定値が所定の値に到達したところで、制御装置
３６は駆動ｖｔ置３２の駆動を停止する。

連続鋳造中において、例えば、駆動装置３２として用い
ているエアーシリンダのエアー漏れ等によりハンドル２
６．２８とホーク３０との間の押圧力が低下した場合に
は、圧力検知器３４の測定値が所定の値をより低下する
。制御１１装置３６は圧力検知器の測定値が所定の値よ
り低下すると、駆動装置Ｆ３２に駆動信号を発して、ホ
ークを上昇させるように、駆動信号を発する。駆動袋Ｗ
１３２は、ホークを上昇させて、浸漬ノズル２０をショ
ートノズル２２に押し付け、所定の圧力を保持する。

この実施例によれば、ホーク３０とハンドル２６．２８
との圧力を測定することによりショートノズル２２と浸
漬ノズル２０との押付は力を検知して、これを常時所定
の値に保持しているから、ショートノズルと浸漬ノズル
との間における溶鋼漏れを防止することができる。

この発明は上述した一実施例に限定されることなくこの
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。

例えば、上述した一実施例では、タンデイツシュに取り
付けられる浸漬ノズルを保持する保持装置を例に用いて
説明したが、これに限らず、取鍋に取付けるロングノズ
ル等を保持する保持装置であっても同様な効果を得るこ
とができる。

［発明の効果］ この発明によれば、ノズルを支持するアームの支持部に
圧力測定器を配置するとともに、圧力測定器の測定信号
に基づいてアームの押付は力を制御しているから、溶湯
容器の流出口にノズルを常時所定の圧力で保持し、圧力
低下による溶鋼漏れを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例に係るノズル保持装置の構
成を示す概略図、第２図は第１図に示すノズル保持装置
の平面図、第３図は連続鋳造機の主要部分の構成を示し
た概略図である。 １４・・・タンデイツシュ、２０・・・浸漬ノズル、２
４・・・ソケット、３０・・・ホーク（アーム）、３２
・・・駆動装置、３４・・・圧力測定機、３６・・・制
御装置。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 容器から溶湯を流出する容器の流出口にノズルを保持す
   るノズル保持装置であって、ノズルを支持し、ノズルを
   容器に向けて押圧するアームと、アームを容器に向けて
   押圧するように駆動する駆動装置と、ノズルを支持する
   アームの支持部に設けられ、ノズルからアームに加えら
   れる圧力を測定する圧力測定機と、圧力測定機の測定値
   に基づいて、アームの押圧力を制御する制御装置とを備
   えることを特徴とするノズル保持装置。