JPH01142013A - 転炉吹錬におけるスラグ精錬方法 - Google Patents

転炉吹錬におけるスラグ精錬方法

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JPH01142013A
JPH01142013A JP29922087A JP29922087A JPH01142013A JP H01142013 A JPH01142013 A JP H01142013A JP 29922087 A JP29922087 A JP 29922087A JP 29922087 A JP29922087 A JP 29922087A JP H01142013 A JPH01142013 A JP H01142013A
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JP
Japan
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slag
converter
molten iron
blowing
hot metal
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Pending
Application number
JP29922087A
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English (en)
Inventor
Chihiro Taki
滝 千尋
Junichi Fukumi
純一 福味
Masanori Komaya
狛谷 昌紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、燐の含有量を十分に少なくした転炉スラグを
使用して転炉吹錬する転炉吹錬におけるスラグ精錬方法
に関する。
[従来の技術] 高炉から出銑される溶銑中には、約0.1%の燐が含ま
れている。この燐は鋼の品質に悪い影響を与えるため、
転炉吹錬において、溶銑中に脱燐剤を添加して燐を溶銑
中からスラグ中に移行させる。脱燐剤としては、生石灰
及び軽焼ドロマイト等が使用されており、これらと燐と
を反応させることにより、スラグ中で安定な燐酸カルシ
ウムが生成される。このため、生成されるスラグ中には
、燐が多量に含有されている。従って、このスラグは、
転炉のスラグコーティング剤及び転炉吹錬における添加
剤等に使用することはできず、そのまま投棄されている
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、この転炉スラグ中には、鉄、マンガン等
の有効成分、及び、生石灰等の吹錬に使用される物質が
含まれており、このスラグを投棄することは資源の無駄
になるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、転炉
で生成される転炉スラグ中の特にCaO及びM n O
の有効成分を効率良く利用することができる転炉吹錬に
おけるスラグ精錬方法を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、溶銑予備処理により溶銑の燐含有量を0.0
10重量%未満に低減させ、転炉にてこの予備処理溶銑
をレススラグ吹錬する該転炉内にマンガン含有物質を投
入して生じたCaOの含有量が35〜45重量%スラグ
を、予備処理しない溶銑の転炉吹錬による溶鋼の精錬に
使用することを特徴とする転炉吹錬におけるスラグ精錬
方法である。
すなわち、本発明は、溶銑予備処理により燐を0.01
’0重量%未満に減少させた溶銑を転炉吹錬する場合に
は、生成されるスラグはその燐含有量が少ないため、脱
燐能を有しており、また、35〜45重量%の酸化カル
シュラム及び多量の酸化マンガン等の転炉吹錬に有用な
成分が含有されているという知見に基づいてなされたも
のである。
[作用] 本発明にかかる転炉吹錬におけるスラグ精錬方法によれ
ば、高炉から出銑された溶銑を脱燐して溶銑予備処理し
、溶銑の燐含有量を0.010重量%未満に低減させる
。次いで、転炉にこの燐含有量の低い予備処理溶銑を装
入して、この溶銑をレススラグ吹錬(スラグを少量のみ
添加する吹錬)する。吹錬中、転炉内には、合金成分と
してマンガン含有物質を挿入するので、この吹錬によっ
て生成されたスラグのマンガン含有量は高く、シかも、
燐含有量が少ない。更にスラグ中には、35〜45重量
%の酸化カルシウムの他に鉄等の吹錬に有効な成分が含
有されている。このスラグを、高炉から出銑した溶銑予
備処理を行なっていない溶鋼中に投入して転炉吹錬を行
なうことにより、効果的な脱燐を行なうと共に、スラグ
中に含有される酸化力ルシュウム等の有効な成分を精錬
に利、用し、また、スラグ中に含有されるマンガン等を
溶鋼中に添加させる。
[実施例コ 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図に示す如く、高炉から出銑した溶銑1を溶銑鍋2
に入れて、この溶銑鍋2内にCaOパウダーインジェク
ション用ランス3(以下、CaOランスという)及び酸
素ガス吹付は用ランス4(以下、0□ランスという)を
降下し、ランス3により例えばCaOパウダーを2.5
量m3/分の窒素ガスにキャリアさせて溶銑1中に吹込
みつつ02ランス4により酸素ガスを溶銑1に15〜4
5分間吹付けて、不純物元素をスラグ5中に移行させて
溶銑1中の燐濃度が0.010重量%未満になるまで酸
化脱燐反応を促進させる。
次に、このようにして得た燐濃度が0.010重量%未
満の予備処理溶銑を、転炉6に導き、炉内に少量のスラ
グ7と共に、マンガン含有物質を投入し攪拌ガス8を炉
底部から流入しつつ吹錬を行なう。すなわち、この転炉
吹錬の場合、溶銑予備処理によって溶銑1中の燐の含有
量は0.010重量%未満に設定されているので、転炉
吹錬にて脱燐する必要がなく、軽焼ドロマイト、生石灰
等のスラグ7の添加量を極めて少なくして吹錬すること
ができる(以下、この吹錬をレススラグ吹錬という)。
一方、予備処理しない溶銑の転炉吹錬(以下、通常の吹
錬という)の場合においては、Mnがスラグの存在下で
溶銑中に添加されると、その一部がスラグ成分となりM
n歩留りが著しく低下するため、Mnは出鋼後の溶銑鍋
内にフェロマンガンとして添加される。しかし、この実
施例のようなレススラグ吹錬の場合は、前述のように転
炉6内の溶銑9のスラグ7量が極めて少ないため、吹錬
中にMnを添加してもスラグ7中に移行するMnの量が
少ない。このため、Mnを吹錬中の炉内にMn鉱石とし
て添加することができ、高価なフェロマンガンを削減す
ることができる。
次に、上述のレススラグ吹錬により生じたスラグ10を
、高炉6から出銑して溶銑予備処理を行なっていない溶
銑と共に他の転炉11に装入し、溶銑12の精錬を行な
う。すなわち、上述の転炉6のレススラグ吹錬で生じた
スラグ10は、下記表に示す如く、その燐含有量が0.
03重量%以下と少なく十分に高い脱燐能を有しており
、また、35〜40重量%の酸化カルシウムの他に15
〜25重量%のM n O等の転炉吹錬に有用な成分を
多く含有している。
このようにこのPの含有量が、0.03重量%以下と少
ないレススラグ吹錬によるスラグ10により、転炉吹錬
の際に高い脱燐作用を発揮させることができる。また、
このスラグ10を例えば溶鋼1トン当り8 kg使用す
ると、レススラグ吹錬によるスラグを使用しない従来の
場合に比べて、脱燐剤として例えばCaOを4kg/溶
鋼1トン程度減少させることができる。更にこのスラグ
10中には、15〜25重量%のM n Oが含有され
ているので、このマンガンを溶鋼12中に添加させるこ
とができる。すなわち、通常の吹錬に比べて既に溶銑中
のMnの含有量が多くなっており、Mn鉱石の還元歩留
りを向上させることができる。その結果、吹錬の際に転
炉11に投入するFe−Mnの量を、レススラグ吹錬に
よるスラグを使用しない従来の場合に比べて、0.6k
g/溶鋼1トン程度減少させることができる。
このようにこの転炉吹錬におけるスラグ精錬方法によれ
ば、Pの含有量を0.010%以下にした予備処理溶銑
1を、転炉11でマンガン含有物質を投入しつつ吹錬し
てCaOを35〜45重量%含有したスラグを得て、こ
れを高炉から出銑した溶銑中に投入して転炉吹錬を行な
う。このため転炉スラグ中の特にCaO及びM n O
の有効成分を効率良く利用することができる。
[発明の効果] 以上説明した如く、本発明にかかる転炉吹錬におけるス
ラグ精錬方法によれば、転炉で生成される転炉スラグ中
の特にCaO及びM n Oの有効成分を効率良く利用
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の実施例を示す説明図である。 1.9.12・・・溶銑、2・・・溶銑鍋、3,4・・
・ランス、5,7.10・・・スラグ、6,11・・・
転炉、8・・・攪拌ガス。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 =  9  =

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  溶銑予備処理により溶銑の燐含有量を0.010重量
    %未満に低減させ、転炉にてこの予備処理溶銑をレスス
    ラグ吹錬する該転炉内にマンガン含有物質を投入して生
    じたCaOの含有量が35〜45重量%スラグを、予備
    処理しない溶銑の転炉吹錬による溶鋼の精錬に使用する
    ことを特徴とする転炉吹錬におけるスラグ精錬方法。
JP29922087A 1987-11-27 1987-11-27 転炉吹錬におけるスラグ精錬方法 Pending JPH01142013A (ja)

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