JPH01141668A - 歯科用スプレーハンドピース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は一方の端部に媒体導入用接続部、他方の端部に
媒体排出部を有する握りスリーブからなる歯科用スプレ
ーハンドピースに関する。この歯科用スプレーハンドピ
ースでは、媒体導入用接続部から媒体排出部へ延び、こ
こから外方に排出する２つの媒体流路が配され、そのう
ち１つの媒体流路はエア供給源に、他は水の供給源に接
続されており、２つの媒体流路は媒体の加熱用にぞれぞ
れ、加熱用電流回路を備えた電気的な加熱装置を存して
いる。

［従来の技術］ このタイプのスプレーハンドピースは、西ドイツ特許出
願公開公報（ＤＥ−Ｏ８）第２９２０００９号、あるい
は西ドイツ特許出願公開公報（ＤＥ−Ｏ８）第３２０８
８６６号での開示により公知となっている。

［発明が解決しようとする課題］ この公知のスプレーハンドピースでは、電気的な加熱装
置は握りスリーブに半永久的に組込まれたものとなって
いる。このように半永久的に組込まれているため、加熱
装置はその保守が比較的難しく、また加熱装置の交換が
できない。

本発明は上記のタイプの歯科用スプレーハンドピースで
あつて、加熱装置の容易な保守が可能になるとともに、
簡単な方法での加熱装置の交換が可能な歯科用スプレー
ハンドピースを提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明による歯科用スプレーハンドピースでは、加熱装
置が握りスリーブ内に取外し可能に挿入された一体構造
となっている。

［発明の効果］ 本発明により得られる効果は、本質的に以下の点に認め
られる。即ち、２つの加熱装置は、共通であり；本質的
には、一体構造として一緒に、簡単且つ迅速に握りスリ
ーブから取外され、この分解された状態で保守作業がな
され、そして再び簡単且つ迅速に握りスリーブに挿入さ
れるのが可能であり、また、必要な場合には、簡単且つ
迅速に、一体構造に結合された２つの加熱装置を交換す
ることが可能である。

［実施例］ 図示されている歯科用のスプレーハンドピース１は、一
方の端部に媒体導入用接続部２、他方の端部に媒体排出
部３を備えた握りスリーブ４からなる。握りスリーブ４
には、媒体導入用接続部から媒体排出部へ延びてここか
ら排出をする２つの媒体流路５，６が配されており、こ
れらの媒体流路のうち一方の流路はエアの供給源７に、
他方の流路は水の供給源に接続されている。これら２つ
の媒体流路５．６はそれぞれの媒体の加熱用に、加熱用
電流回路１１．１２を有する電気的な加熱装置９．１０
をそれぞれ備えている。

電気的な加熱袋ｆｆ１９．１０は、着脱可能にして握り
スリーブ４に挿入された共通のハウジング５１を有する
一体構造となっている。

加熱装置９．１０用の電流回路１１．１２のには、それ
ぞれオン−オフスイッチ１６．１７が配されている。２
つの媒体流路５，６にはそれぞれ、指で作動されて開位
置となるシャットオフバルブ１３．１４が付設されてお
り、これによりオン−オフスイッチ１６．１７はシャッ
トオフバルブ１３．１４と機能的に結合され、構造的及
び／又は機能的に共通して作動する。

詳細な図におけるこの構成としては、シャットオフバル
ブ１３．１４は、第１の復帰ばね１８の作用に抗して押
されて、バルブを閉位置から開位置とできる押ボタンを
それぞれ備えており、これから、オン−オフスイッチ１
６．１７の２つの接点要素２０．２１のうち、示されて
いる一方の接点要素２０は、押ボタン１９が押されるこ
とで、押ボタン１９の下側で接点どうしを接触させる。

第２の接点要素２１は握りスリーブ４内で位置が固定さ
れて配されているが、図示されているように、第２の接
点要素２１、は第２の復帰ばね２２により、握りスリー
ブ内に固定的に配されている部分２３に支持されていて
もよい。押ボタン１つの下側と協働する接点要素２０は
、第３の復帰ばね２４の作用により、押ボタン１９の下
側に支持されるようにして配置されている。

媒体流路５，６、あるいは示されているようにその少な
くとも一部は、弾性材料から構成されており、このこと
からシャットオフバルブ１３゜１４はこの弾性材料に作
用する絞り弁として構成されており、ここでは、第１の
復帰ばね１８は握りスリーブ４内に固定的に−している
ベアリングブロック２５に支持されている。ベアリング
ブロック２５は２つの孔を有しており、これらの孔を通
って２つの案内ロッド２７が延び、２つの案内ロッド２
７は押ボタン１９に接続されている。２つの案内ロッド
２７は、自由端部で絞り要素２８によって連結されてお
り、バルブの閉位置において、絞り要素２８は弾性を有
する媒体流路５又は６の一方を、あるいはそれらの弾性
部分を、第１の復帰ばね１８の作用により絞り要素２８
自体とベアリング２５との間でクランプする。第１図及
び第２図に示されているように、ベアリングブロック２
５は他方の媒体流路６又は５を通すための通し孔を備え
ている。

シャットオフバルブ１３．１４は握りスリーブ４の長手
方向の軸線３０に対して平行に互いに続いて配されてお
り、このことから、シャットオフバルブ１３．１４用の
押ボタン】９は弾性を有するカバー３１により覆われて
いる。カバー３１は、押ボタン１９を除去して、電気的
な加熱装置９゜１０用のオン−オフスイッチ１６．１７
に簡単に到達できる用に簡単に取外すことができる。

結合されて一体の構造１５となっている電気的な加熱装
置９，１０の形状に関して、その構成の詳細は以下のよ
うである。即ち、電気的な加熱装置９．１０はそれぞれ
、図示されるように媒体流路５，６に接続されている加
熱ヂコ、−ブヨ２内に配されており、加熱チューブ３２
は加熱チューブの内部空間３３とその一端で連通ずる環
状隙間３４を形成した状態で、外被チューブ、つまりジ
ャケットチューブ３５により包囲されている。

エア用の電気的な加熱装置９では、第６図に示すように
、介装チューブとなっているシャケ、ントチューブ３５
は、前述の環状隙間３４にその一端で連通ずる外側の環
状隙間３４が形成された状態で、別体の外側チューブ３
７により包囲されており、媒体導入用接続部２につなが
っている。

水用の電気的な加熱装置１０については、ジャケットチ
ューブ３５は媒体導入用接続部２につながる外側チュー
ブとなっている。

特に第６図から明らかなように、別体の外側チューブ３
７を有する加熱装置９は、エアを通流させる媒体流路５
に対するものであり、これに対して、１つの外側チュー
ブで構成されているのみであるジャケットチューブ３５
を有する加熱装置１０は水を通流させる媒体流路６に対
するものである。

別体となって３する外側チューブ３７が境界を画してい
る外側の環状隙間３６は、エア導入用継手３８を介して
エア供給源と連通しており、これに対して、ジャケット
チューブ３５により境界を画されている環状隙間３４は
、半径方向の通路４０と水導入用継手３９とを介して水
の供給源８と連通している。

第６図からは更に、電気的な加熱装置９．１０のそれぞ
れに、加熱チューブ３２の内部空間３３に配されて、加
熱コイル４１が組込まれていることがわかる。

第１図からは以下のことがわかる。媒体排出部３から光
を発する白熱ランプ、つまり電球４３の点灯用の電流回
路４２が握りスリーブ４内に設けられており、点灯用電
流回路４２は電気のソケットプラグコネクタ４４を介し
て、一体構造１５に接続されている媒体導入用接続部２
につながっている。この実施例では、白熱ランプ４３に
ついても、一体構造１５が握りスリーブ４から簡単に取
外せることに寄与している。同じ理由で、媒体流路５．
６は媒体用ソケットプラグコネクタ４５により一体構造
１５とつながっている。加熱用電流回路１１．１２も電
気のソケットプラグコネクタ、例えばオン−オフスイッ
チ１６．１７への導通用の要素５０を有している。

第１図に示されているように、媒体導入用接続部２を支
持している一体構造１５は、握りスリーブ４へ着脱可能
にして挿入するため支持座面となる外側クランプリング
４５を有している。この様な形状はまた、一体構造ユニ
ット１５の着脱を容易なものとしている。クランプリン
グ４５は、媒体導入用接続部２を支持しているカップリ
ングスリーブ４７の外側の環状溝内に配されており、カ
ップリングスリーブ４７は一部構造ユニット１５を包囲
している。

更に、第１図及び第５図から明らかなように、媒体導入
用接続部２、実質的には、一体構造ユニット１５は握り
スリーブの反対側で、ソケットプラグコネクタ３８．３
９となっている媒体供給用継手の傍らに、ランプ点灯の
電流供給用のソケットプラグコネクタ４８と、加熱のた
めの電流供給用のソケットプラグコネクタ４９とを備え
ている。

握りスリーブ４の端部部分は、第１図に示されているよ
うに媒体排出部にむけて傾けられ、つまり曲げられるか
わりに、真直ぐに延びているものでもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による歯科用スプレーハンドピースの
長手方向の断面図、第２図は、第１図の■−■線につい
ての拡大断面図、第３図は第１図において円で囲まれた
部分■についての断面図で、水の流路となっている媒体
流路を示しており、第４図は、第１図において円で囲ま
れた部分■で示された加熱電流回路用オン−オフスイッ
チの拡大断面図、第５図は２つの加熱装置を包囲してい
る一部構造ユニットを示す、握りスリーブの反対側の端
に向けて見た図、第６図は第５図のＶＩ−ＶＩ線に沿っ
た断面図、及び第７図は第５図の■−■線に沿った断面
図。 ２・・・媒体導入用接続部、３・・・媒体排出部、４・
・・握りスリーブ、５，６・・・媒体流路、９．１０・
・・加熱装置、１１．１２・・・電流回路、１３．１４
・・・シャットオフバルブ、１９・・・押ボタン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一方の端部に媒体導入用接続部、他方の端部に媒体
   排出部を有する握りスリーブと、媒体導入用接続部から
   媒体排出部へ前記握りスリーブを通って延び、ここから
   外方へ媒体を排出する２つの媒体流路であって、その一
   方がエアの供給源に接続され、他方が水の供給源に接続
   されている媒体流路と、前記２つの媒体流路に対応した
   電流回路を備えた媒体加熱用の電気的な加熱手段であっ
   て、前記握りスリーブに着脱可能にして挿入される一体
   構造体からなる加熱手段とを備えてなる歯科用スプレー
   ハンドピース。 ２、前記加熱手段のそれぞれの電流回路には、オン−オ
   フスイッチが配されている、請求項第１項に記載のスプ
   レーハンドピース。 ３、指で作動されて開位置となるシャットオフバルブが
   、前記２つの媒体流路のそれぞれに作用できるようにし
   てそれぞれ配されており、これらのオン−オフスイッチ
   は、同じく作動されるように、前記シャットオフバルブ
   と構造的、また機能的に結合されている請求項第２項に
   記載のスプレーハンドピース。 ４、前記シャットオフバルブはそれぞれ、第１の復帰ば
   ねの作用に抗して閉位置から開位置に押される押ボタン
   を含んでおり、押ボタンが押されたのに応じて互いに接
   触するオン−オフスイッチの２つの接点要素のうちの一
   方の接点要素は前記押ボタンの下側と協働する請求項第
   ３項に記載のスプレーハンドピース。 ５、前記接点要素のもう一方は、握りスリーブ内に固定
   的に配されている、請求項第４項に記載のスプレーハン
   ドピース。 ６、前記もう一方の接点要素は、握りスリーブ内に固定
   的に配された要素に、第２の復帰ばねによって支持され
   ている請求項第５項に記載のスプレーハンドピース。 ７、押ボタンの下側と協働する接点要素は、第３の復帰
   ばねにより付勢されて、押ボタンの下側に接触する請求
   項第４項に記載のスプレーハンドピース。 ８、媒体流路の少なくとも一部は弾性材料から構成され
   、前記シャットオフバルブはこの弾性材料に作用する絞
   り弁を含んでおり、前記第１の復帰ばねは握りスリーブ
   内に固定的に配されたベアリングブロックに支持され、
   前記ベアリングブロックは２つの孔を有し、これらの項
   を通って２つの案内ロッドが延びており、これらの案内
   ロッドは押ボタンに接続され、それらの自由端部は絞り
   要素をによって連結されており、絞り要素は、弁の閉位
   置において、第１の復帰ばねの付勢作用により絞り要素
   自体と前記ベアリングブロックとの間で弾性材料部分を
   クランプする請求項第４項に記載のスプレーハンドピー
   ス。 ９、前記ベアリングブロックは他方の媒体流路を通すた
   めの通し孔を有している請求項第８項に記載のスプレー
   ハンドピース。 １０、前記シャットオフバルブは、前記握りスリーブの
   長手方向軸線に対して平行な線に沿って互いに続いて配
   されている請求項第４項に記載のスプレーハンドピース
   。 １１、前記シャットオフバルブの押ボタンは、弾性を有
   するカバーで被われている請求項第４項に記載のスプレ
   ーハンドピース。 １２、前記電気的な加熱手段はそれぞれ媒体流路に接続
   された加熱チューブ内に配されており、前記加熱チュー
   ブは一端が加熱チューブの内部空間と連通している被覆
   チューブによって包囲されている請求項第１項に記載の
   スプレーハンドピース。 １３、前記被覆チューブは前記内部空間と連通している
   端部に外側の環状隙間を形成する介装チューブを備えて
   いることを特徴とする請求項第１２項に記載のスプレー
   ハンドピース。 １４、前記被覆チューブは媒体導入用接続部と連通する
   外側チューブを含んでいる請求項第１２項に記載のスプ
   レーハンドピース。 １５、別体の外側チューブを有している前記加熱手段は
   、エアを通流させる媒体流路用である請求項第１３項に
   記載のスプレーハンドピース。 １６、外側チューブのみで構成されている被覆チューブ
   を有する加熱手段は、水の媒体流路用である請求項第１
   ４項に記載のスプレーハンドピース。 １７、別体の外側チューブにより境界を画された外側の
   環状隙間は、エア導入用継手を介してエアの供給源と連
   通している請求項第１５項に記載のスプレーハンドピー
   ス。 １８、被覆チューブにより境界を区画された環状隙間は
   半径方向の連通路と水の導入継手とを介して水の供給源
   と連通している請求項第１６項に記載のスプレーハンド
   ピース。 １９、電気的な装置はそれぞれ加熱チューブの内部空間
   に配された加熱コイルを含んでいる請求項第１２項に記
   載のスプレーハンドピース。 ２０、媒体排出部から光を照射する白熱ランプ点灯用の
   電流回路は握りスリーブに配され、前記電流回路はソケ
   ットプラグコネクタを介して一体構造ユニットの媒体導
   入用接続部と接続されている請求項第１項に記載のスプ
   レーハンドピース。 ２１、前記媒体流路は媒体用ソケットプラグコネクタを
   介して一体構造ユニットと接続されている請求項第１項
   に記載のスプレーハンドピース。 ２２、加熱用電流回路は電気用ソケットプラグコネクタ
   を含んでいることを特徴とする請求項第１項に記載のス
   プレーハンドピース。 ２３、媒体導入用接続部を支持している一体構造ユニッ
   トは、前記握りスリーブへ着脱可能にして挿入するため
   のクランプ面を形成する外側クランプリングを含んでい
   る請求項第１項に記載のスプレーハンドピース。 ２４、前記クランプリングは媒体導入用接続部を支持す
   るとともに一体構造ユニットを包囲しているカップリン
   グスリーブの外側環状溝内に配されている、請求項第２
   ３項に記載のスプレーハンドピース。 ２５、媒体導入用接続部、又は一体構造ユニットは、媒
   体導入用ソケットプラグコネクタに加えて、握りスリー
   ブの反対側に点灯回路用のソケットプラグコネクタを備
   えているとともに加熱電流回路用ソケットプラグコネク
   タを備えている請求項第２０項に記載のスプレーハンド
   ピース。