JPH0114155Y2 - - Google Patents

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JPH0114155Y2
JPH0114155Y2 JP1986057211U JP5721186U JPH0114155Y2 JP H0114155 Y2 JPH0114155 Y2 JP H0114155Y2 JP 1986057211 U JP1986057211 U JP 1986057211U JP 5721186 U JP5721186 U JP 5721186U JP H0114155 Y2 JPH0114155 Y2 JP H0114155Y2
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drying
chamber
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seaweed
drying section
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は、乾燥機の乾燥室内を海苔の良好な乾
燥が可能な四つの区分域となし、この区分域にそ
れぞれ加熱室を設けるように構成した海苔乾燥装
置に関するものである。
〓従来の技術〓 周知の如く乾燥機の乾燥室内の温度分布が海苔
の品質に大きな影響を与え、例えば過乾燥による
破れ、縮みの発生とか、光沢の低下等による品質
の劣化を招来する。それが為に、乾燥室の出口部
による過乾燥を防止する目的で、主として乾燥室
の出口部に設けられた加湿装置とか、過乾燥によ
り発生する静電気を防止する目的で、剥離工程前
に静電気除去装置とかを配備することにより対応
していたり、また乾燥室内の温湿度分布の均一化
を図る為に、温湿度のコントロールをする制御装
置を配備したりして対応しているのが現況であ
る。又この種技術文献としては、特公昭52−
42869号、生海苔が枯死変質する限界温度の熱風
で恒率乾燥を行なう第1工程と、前記許容温度よ
り低い温度の加熱面に生海苔を圧接して減率乾燥
を行なう第2工程とを組合せた生海苔の乾燥方法
とか、特公昭57−056872号で、乾燥室内の湿度、
温度のいずれかを基準として、それが設定範囲以
下になつたとき燃焼炉のバーナーを切るようにし
た海苔の乾燥方法とか、また特公昭59−048630号
で、乾燥室を多孔板を介して上下二つの空間に分
割し、各空間にそれぞれ燃焼器具を配備し、上方
の空間に、下方の空間よりも温度の高い空気を送
り込むようにした海苔乾燥装置等がある。その他
として実公昭56−7190号の海苔の乾燥装置があ
る。そしてこの考案の要旨は、海苔乾燥室を予熱
乾燥部と本乾燥部並びに熟成乾燥部とに区画し、
各々の部に加熱室いわゆる釜を設ける構成にした
ことを特徴としている。更に実公昭69−35109号
の海苔乾燥機には、多孔板により上下二つの空間
に区画する構成が開示されている。
〓考案が解決しようとする問題点〓 確かに従来技術によれば、一定の範囲内におい
て温度管理はできるものの、恒率乾燥と減率乾燥
とによる二工程方式の乾燥方法とか、上側の乾燥
室と下側の乾燥室とによる乾燥であり、いずれも
大まかな温度管理にしかすぎず、生海苔の乾燥状
況に対応した適切な乾燥室の乾燥温度いわゆる乾
燥室に供給される温風温度の管理が今だ十分でな
いこと。それが為に前述と同様に乾燥室内の一部
とくに出口部近傍において過乾燥となりやすく、
過乾燥に起因する種々のトラブルの解消には今だ
十分でないことと共に、加湿装置とか静電気除去
装置とかの付帯設備を要し、経済性及び製品コス
ト、ランニングコスト面等でも問題があること。
また実公昭56−7190号の海苔の乾燥装置がある
が、この考案は、海苔乾燥室を予熱乾燥部と本乾
燥部並びに熟成乾燥部とに区画し、各々の部に加
熱室いわゆる釜を設ける構成にしたにとどまり、
本乾燥の後半部での温風の制御が正確でないこと
と、この本乾燥部は一体の室構造であり、上下の
室に区画されておらず乾燥状態の均一化が達成さ
れないものと思われる。更に実公昭59−35109号
の海苔乾燥機には、多孔板により上下二つの空間
に区画する構成が開示されているが、この中間床
は、多孔板であることから、熱風の通過を許すも
のである。したがつて、上下の空間が区々に制御
されないものである。
〓問題点を解決するための手段〓 上記に鑑み、本考案は、乾燥室内を四つの区分
域即ち材料予熱乾燥区間、恒率第1、第2乾燥区
間、減率乾燥区間とに区画して、それぞれの区間
に対応する加熱室を設け、この加熱室を区々に制
御する構成とした海苔の乾燥装置であり、その要
旨は、密閉式の乾燥機を中間床をもつて上側の乾
燥室と下側の乾燥室とに区画する乾燥装置におい
て、上側の乾燥室内を更に材料予熱乾燥区間と恒
率第1乾燥区間とに区画し、この材料予熱乾燥区
間と恒率第1乾燥区間とに対応する乾燥室に連通
部を介して連通する二つの加熱室を設け、この加
熱室にバーナーを装着した釜をそれぞれ配設し、
また前記下側の乾燥室内を更に恒率第2乾燥区
間、減率乾燥区間に区画し、この恒率第2乾燥区
間、減率乾燥区間とに対応する乾燥室に連通部を
介して連通する二つの加熱室を設け、この加熱室
にバーナーを装着した釜をそれぞれ配設してな
り、前記それぞれの加熱室に配設した釜を区々に
制御する構成とし、もつて上側の乾燥室の入口部
及び出口部並びに下側の入口部でのみ高温による
熱風乾燥し、また下側の乾燥室の出口部において
は、常温による温風乾燥することことにより海苔
の過乾燥を防止する構成である。
〓作用〓 次に本考案の作用を説明すると、第1、第2、
第3、第4のバーナーを第1、第2、第3、第4
の釜でそれぞれ燃焼させて、それぞれの釜をそれ
ぞれ所定温度まで加熱する。例えば材料予熱乾燥
区間、恒率第1、第2乾燥区間の釜を高温に加熱
し、減率乾燥区間の釜を高温よりやや低めの温度
(以下常温とする)に加熱する。これにより材料
予熱乾燥区間に対応する部位に設けられた第1の
加熱室にフアンを介して導入された外気は、第1
の釜表面との熱交換を介して昇温され、高温の温
風に変換される。この高温の温風は連通部を経由
して材料予熱乾燥区間へと送風され、この材料予
熱乾燥区間にある生海苔を乾燥させる。そうして
生海苔が搬送されて恒率第1乾燥区間に到ると、
この恒率第1乾燥区間に対応する部位に設けられ
た第2の加熱室にフアンを介して導入された外気
は第2の釜表面との熱交換を介して昇温され、高
温の温風に変換される。この高温の温風は連通部
を介して恒率第1乾燥区間へと送風され、この恒
率第1乾燥区間にある生海苔を乾燥させる。更に
生海苔が搬送されて恒率第2乾燥区間に到ると、
この恒率第2乾燥区間に対応する部位に設けられ
た第3の加熱室にフアンを介して導入された外気
は第3の釜表面との熱交換を介して昇温され、高
温の温風に変換される。この高温の温風は連通部
を介して恒率第2乾燥区間へと送風され、この恒
率第2乾燥区間にある生海苔を乾燥させる。つづ
いて生海苔が搬送されて減率乾燥区間に到ると、
この減率乾燥区間に対応する部位に設けられた第
4の加熱室にフアンを介して導入された外気は第
4の釜表面との熱交換を介して昇温され、常温の
温風に変換される。この常温の温風は連通部を介
して減率乾燥区間へと送風され、この減率乾燥区
間にある生海苔を乾燥させる。このようにして、
乾燥室内の材料予熱乾燥区間、恒率第1乾燥区間
等に搬入された生海苔は、自動的に乾燥され前記
乾燥室内の恒率第2乾燥区間、減率乾燥区間等よ
り乾燥された海苔として搬出されるのである。
〓実施例〓 図面は本考案の一実施例を示しており、図にお
いて1は密閉式の乾燥機で、この乾燥機1は遮蔽
部材でなる区間床2をもつて上側の乾燥室3と下
側の乾燥室4とに遮蔽状態に区画されており(但
し海苔簀の通る箇所は開放されている。)、この一
例では上側の乾燥室3の左側(図面上で向つて左
側)より生海苔が搬入され下側の乾燥室4の左側
(図面上で向つて左側)より乾燥された海苔が搬
出される構成となつている。しかしこの例に限定
されるものでないことは勿論であり、例えば下側
の乾燥室より搬入され上側の乾燥室より搬出され
る構成でも同様である。尚乾燥室3,4には排気
口5,6が設けられている。そして上側の乾燥室
3は第3図のように生海苔が搬入される入口部に
相当する材料予熱乾燥区間7とこの材料予熱乾燥
区間7に連通する恒率第1乾燥区間14とに区画
されており(望ましくは図示しないが海苔簀の進
行を許す空間を有する隔壁板を設けて区画すると
よい)、この材料予熱乾燥区間7には連通部8を
介して連通される加熱室9が設けられている。こ
の加熱室9には第1のバーナー10を有する第1
の釜11が横架されている。12は第1の釜11
に連通された排気ガス用の煙突、13は加熱室9
に配備したフアンである。同様に恒率第1乾燥区
間14には連通部15を介して連通される加熱室
16が設けられている。この加熱室16には第2
のバーナー17を有する第2の釜18が横架され
ている。19は第2の釜18に連通された排気ガ
ス用の煙突、20は加熱室16に配備したフアン
である。また下側の乾燥室4は第3図のように前
記恒率第1乾燥区間14に連通する恒率第2乾燥
区間21とこの恒率第2乾燥区間21に連通する
いわゆる生海苔が乾燥されて搬出される出口部に
相当する減率乾燥区間28とに区画されており
(望ましくは図示しないが海苔簀の進行を許す空
間を有する隔壁板を設けて区画するとよい)、こ
の恒率第2乾燥区間21には連通部22を介して
連通される加熱室23が設けられている。この加
熱室23には第3のバーナー24を有する第3の
釜25が横架されている。26は第3の釜25に
連通された排気ガス用の煙突、27は加熱室23
に配備したフアンである。同様に減率乾燥区間2
8には連通部29を介して連通される加熱室30
が設けられている。この加熱室30には第4のバ
ーナー31を有する第4の釜32が横架されてい
る。33は第4の釜32に連通された排気ガス用
の煙突、34は加熱室30に配備したフアンであ
る。図中35は海苔簀、36は乾燥室1の内底面
に設けたガイド翼、37は抄き機である。
次に本考案の作用状態を説明すると、第1、第
2、第3、第4のバーナー10,17,24,3
1を第1、第2、第3、第4の釜11,18,2
5,32でそれぞれ燃焼させて、それぞれの釜1
1,18,25,32をそれぞれ所定温度まで加
熱する。例えば材料予熱乾燥区間7、恒率第1乾
燥区間14、恒率第2乾燥区間21の釜11,1
8,25を高温に加熱し、減率乾燥区間28の釜
32を常温に加熱する。これにより材料予熱乾燥
区間7に対応する部位に設けられた第1の加熱室
9にフアン13を介して導入された外気は、第1
の釜11表面との熱交換を介して昇温され、高温
の温風に変換される。この高温の温風は連通部8
を経由して材料予熱乾燥区間7へと送風され、第
4図イの点線の如く材料予熱乾燥区間7には高温
の温風が供給されることになる。したがつて、こ
の高温の温風は材料予熱乾燥区間7に搬入された
生海苔及び海苔簀35に直接的に当り、このを加
熱して生海苔の温度上昇と水分蒸発の両面に熱が
消費され、生海苔表面の自由水の蒸発が盛んにな
り、その後半に到るにしたがつて第6図に示す如
く乾燥速度が順次上がつていく。そうして生海苔
が搬送されて恒率第1乾燥区間14に到ると、こ
の恒率第1乾燥区間14に対する部位に設けられ
た第2の加熱室16にフアン20を介して導入さ
れた外気は第2の釜18表面との熱交換を介して
昇温され、高温の温風に変換される。この高温の
温風は連通部15を介して恒率第1乾燥区間14
へと送風され、第4図ロの点線の如く恒率第1乾
燥区間14には高温の温風が供給されることにな
る。したがつて、この高温の温風は恒率第1乾燥
区間14に搬入された生海苔及び海苔簀35に直
接的に当り、これを再度加熱して生海苔の水分蒸
発に熱が消費され、結果として海苔細片間の自由
水の蒸発が盛んになされ、海苔の含水率が略500
〜600%となるものと思われる。
但し含水率=水分重量/乾重量×100% 更に生海苔が搬送されて恒率第2乾燥区間21
に到ると、この恒率第2乾燥区間21に対応する
部位に設けられた第3の加熱室23にフアン27
を介して導入された外気は第3の釜25表面との
熱交換を介して昇温され、高温の温風に変換され
る。この高温の温風は連通部22を介して恒率第
2乾燥区間21へと送風され、第5図ハの点線の
如く恒率第2乾燥区間21には高温の温風が供給
されることになる。したがつて、この高温の温風
は前記恒率第1乾燥区間14で含水率が略500〜
600%となつた生海苔に直接的に当り、これを再
度加熱して水分は中層より表面に拡散していき、
この水分は生海苔の表面より積極的に蒸発されて
いく。これにより第6図に示す如く水分の含水率
が急速に少なくなり略250〜200となり、しかも海
苔の厚さが薄くなつていくと共に、海苔表面温度
は上昇し、乾燥温度に近づいていき表面と中層と
の温度差がなくなつて平衡を保つ状態となり、し
かも第6図に示す如く乾燥速度は順次下がつてい
く。つづいて生海苔が搬送されて減率乾燥区間2
8に到ると、この減率乾燥区間28に対応する部
位に設けられた第4の加熱室30にフアン34を
介して導入された外気は第4の釜32表面との熱
交換を介して昇温され、常温の温風に変換され
る。この常温の温風は連通部29を介して減率乾
燥区間28へと送風され、第5図ニの点線の如く
減率乾燥区間28には常温の温風が供給されるこ
とになる。したがつて、この常温の温風は前記恒
率第2乾燥区間21で含水率が略250〜200%とな
つた生海苔に直接的に当り、これを再度低温加熱
すると生海苔の内部に僅か残つている水分は蒸気
の形で表面に溢出され、生海苔表面より蒸発拡散
され、第6図に示す如くその含水率が略10〜15%
程度に維持されると共に、第6図に示す如く乾燥
速度も下がつていく。このようにして、上側の乾
燥室3内の材料予熱乾燥区間7、恒率第1乾燥区
間14等に搬入された生海苔は、自動的に乾燥さ
れ前記下側の乾燥室4内の恒率第2乾燥区間2
1、減率乾燥区間28より乾燥された海苔として
搬出されるのである。
尚前述の如く釜11,18,25,32をそれ
ぞれ所定温度まで加熱する場合、そのそれぞれの
釜11,18,25,32の加熱の高低により第
4図、第5図に一点鎖線、二点鎖線でそれぞれ示
す如く、材料予熱乾燥区間7、恒率第1、第2乾
燥区間14,21及び減率乾燥区間28へそれぞ
れ最適な温風を供給でき、原藻の状況例えば摘採
回数による葉質の硬軟とか、外気温、天候、室内
温度等に対応して適確な温度管理ができるのであ
る。
〓考案の効果〓 本考案は以上詳述したように、乾燥機を上下側
の乾燥室に区画し、かつ上側の乾燥室を材料予熱
乾燥区間と恒率第1乾燥区間とにすると共に、下
側の乾燥室を恒率第2乾燥区間と減率乾燥区間と
になし、これらの材料予熱乾燥区間、恒率第1乾
燥区間及び減率第1、第2乾燥区間に区々に生海
苔の乾燥状態に対応して適温の温風を送風する構
成としたので、第4図、第5図に点線で示す如
く、上側の乾燥室の入口部及び出口部更には下側
の乾燥室の入口部では高温の熱風による乾燥がで
きることと、下側の乾燥室の出口部(いわゆる乾
燥室より乾燥された製品海苔が出てくる側であ
る。)では常温の温風による乾燥ができる。した
がつて、乾燥室の出口側でよく発生すると考えら
れていた海苔の過乾燥を防止できること、並びに
この過乾燥に起因する海苔の破れ、製品海苔剥離
時の破れとか、静電気の発生、更には過乾燥又は
静電気の発生等に起因する付帯設備を原則として
要さず機構の簡素化、ランニングコストの低減、
設備費の低減等が達成される。又上側の乾燥室の
入口部及び下側の乾燥室の入口部の他に下側の乾
燥室の入口部いわゆる恒率第2乾燥区間にも独自
の加熱室を設けてあるので、乾燥不足による縮
み、部分的な濡れ等を解消できるし、生海苔の中
心まで略均一に乾燥ができ、乾燥の均一化が達成
されることと、焙焼により発生するといわれてい
る色ムラがなくなる等良質で、保存のきく乾海苔
が生成される。しかるに従来による乾燥機では、
同図に実線で示す如く温度分布の不均一と乾燥室
の出口部での高温の温風による乾燥であるので、
過乾燥が問題となり前述の如く種々の問題点が惹
起されるのである。又材料予熱乾燥区間、恒率第
1、第2乾燥区間及び減率乾燥区間の生海苔の乾
燥状態に対応して、乾燥室を四つの室に区画し、
かつ上下の乾燥室3,4を遮蔽状態の区画し、か
つこの各室に対応する加熱室を設けることと、
各々の加熱室を区々に制御して各室にそれぞれ適
温の温風を送風する構成としたので、より適確な
温度管理ができ、原藻の状況、生海苔、気象条件
等の夫々の状況に対応して最適な温度環境をつく
ることができ、より良質な乾海苔の製造ができ
る。更に下側の乾燥室の出口部いわゆる減率乾燥
区間では常温による温風を介しての乾燥であるこ
と、並びにこの上下側の乾燥室が中間床をもつて
遮蔽されているので、いわゆる高温による熱風に
よる弊害、並びに低湿状態での乾燥を回避できる
効果とか、積極的に加湿する必要もなくなるこ
と、並びにこれに起因する処の加湿装置が不要と
なること等の効果がある。
またその他の付帯設備例えば加湿装置、静電気
除去装置等を要さず、設備の簡素化、ランニング
コストの低減に役立つなどの実用上の効果があ
る。
殊に本考案では、乾燥機を遮蔽部材の中間床を
もつて、遮蔽状態の区画したので、乾燥機全体を
区々に制御でき、より海苔原藻に軟硬、海苔簀の
状況並びに材質等に対応できる効果と、それによ
る品質の向上が期待できる。更には、区画された
下側の乾燥室の出口部のみの部屋を対象として適
当な温度調整及び/又は湿度調整も可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は一部欠切の側面図、第2図は同上断面図、第3
図は乾燥室の模式図、第4図は本考案と従来の上
側の乾燥室の温度分布を示す模式図、第5図は本
考案と従来の下側の乾燥室の温度分布を示す模式
図、第6図は乾燥速度と含水率を示す図表であ
る。 1……乾燥機、2……中間床、3,4……乾燥
室、5,6……排気口、7……材料予熱乾燥区
間、8,15,22,29……連通部、9,1
6,23,30……加熱室、10,17,24,
31……バーナー、11,18,25,32……
釜、12,19,26,33……煙突、13,2
0,27,34……フアン、14……恒率第1乾
燥区間、21……恒率第2乾燥区間、28……減
率乾燥区間、35……海苔簀、36……ガイド
翼。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 密閉式の乾燥機を遮蔽部材でなる中間床をも
    つて上側の乾燥室と下側の乾燥室とに区画する
    乾燥装置において、上側の乾燥室の出入口側に
    連通する二つの加熱室を設け、この二つの加熱
    室は区画形成されていること及び各加熱室には
    バーナーを装着した釜がそれぞれ設けられてい
    ること、また前記下側の乾燥室の出入口部に連
    通する二つの加熱室を設け、この二つの加熱室
    は区画形成されていること及び各加熱室にはバ
    ーナーを装着した釜がそれぞれ設けられている
    ことによつて、前記それぞれの加熱室に設けた
    釜を区々に制御する構成とし、もつて上側の乾
    燥室の出入口部及び下側の入口部でのみ高温に
    よる熱風乾燥し、また下側の乾燥室の出口部で
    常温の温風乾燥することを特徴とす海苔乾燥装
    置。 乾燥室内の材料予熱乾燥区間、恒率第1乾燥
    区間、恒率第2乾燥区間、減率乾燥区間に対応
    する部位にそれぞれ加熱室を設けてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の海苔乾燥装置。
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