JPS6237099Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6237099Y2
JPS6237099Y2 JP1982188271U JP18827182U JPS6237099Y2 JP S6237099 Y2 JPS6237099 Y2 JP S6237099Y2 JP 1982188271 U JP1982188271 U JP 1982188271U JP 18827182 U JP18827182 U JP 18827182U JP S6237099 Y2 JPS6237099 Y2 JP S6237099Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
drying
furnace
damper
drying chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982188271U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5991587U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18827182U priority Critical patent/JPS5991587U/ja
Publication of JPS5991587U publication Critical patent/JPS5991587U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6237099Y2 publication Critical patent/JPS6237099Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は含水率の高い被加熱物の乾燥を行うバ
ツチ式の赤外線乾燥炉の改良に関するものであ
る。
石膏型のような含水率の高い被加熱物を乾燥す
る乾燥炉としては、熱風循環炉が一般に使用され
ているが、従来の熱風循環炉は空気通風路内に設
けられたヒータで加温された空気をフアンによつ
て乾燥室内に送り込み、この循環する熱風により
加熱されて被加熱物から発生した蒸気の一部を排
気筒から排出して乾燥させるものであるが、この
種熱風循環炉は熱風により表面からのみ乾燥させ
る構造であるから、厚肉の石膏型を乾燥させる場
合には長時間を必要とし、生産性が悪いうえにラ
ンニングコストも高くなつて不経済な欠点があつ
た。また、熱風の流れは送風機の直下に集中する
ため室内に熱風の流れの死角が生じ、乾燥室内を
有効に利用できないばかりか乾燥むらができる欠
点もあつた。
本考案はこのような欠点のないバツチ式赤外線
乾燥炉を目的として完成されたもので、以下、本
考案を図示の実施例により詳細に説明する。
1は断熱材等で構成される縦形の炉体で、該炉
体1の両側方部すなわち対向する側壁部2,2か
ら所要間隔を置いて隔壁板5,5が立設され、各
隔壁板5には上部通風口3と風向調節可能な風向
板付の下部通風口4を上方部と下方部に設けると
ともに該上部通風口3と下部通風口4との間には
炉底に向かう程広幅とした横長の通風口6を均斉
に配設してあり、炉体1内はこの隔壁板5,5に
よつて該炉体1の側壁部2と隔壁板5間に形成さ
れる両側の通風路7と該通風路7,7間に位置す
る乾燥室8に区画形成され、該乾燥室8内には各
隔壁板5の内面と炉底壁1′にそれぞれ長波長の
赤外線ヒータ9を多数均斉に配設してある。すな
わち、各隔壁板5の内面にはパネルに赤外線ヒー
タ9を多数個連設した所要長のヒータ組み10が
炉底壁1′から取付高さが互いに等しく、しか
も、炉底壁1′に近くなる程取付間隔を密にして
配設されていて単位面積当りのワツト密度が大き
くなるようにする一方、炉底壁1′付近の低温化
を防止するために炉底壁1′にもヒータ組み10
が複列配設されている。さらに、前記両側の通風
路7にはその上部に炉壁を貫通してケーシング付
きシロツコフアンなどの送風機12が隔壁板5の
上部通風口3に吸込口が臨むように取付けられ、
しかも、送風口と隔壁板5の下部通風口4を炉底
に向う程広幅となる案内板11によつて囲つて前
記乾燥室8と連通して対向する空気循環路を構成
している。さらに、炉体1内の熱風循環を均一化
するため、空気循環路には天井案内板15および
炉底案内板16を設けてあり、また、送風機12
からの強制熱風を乾燥室8内に均等に導入するた
めの各隔壁板5に配設された前記した横長の通風
口6は通風路7のほぼ全幅にわたつて炉底と平行
でヒータ組み10の上下間に炉底からの対向する
設置位置が等しくなるように配置してあり、さら
に、送風機12からの風速を均等にするために各
通風口6には炉底に向う程張設長さを長くした案
内板18を通風路7側に向けて設けてある。ま
た、通風路7には該送風機12の上方および下方
に位置する炉体1の天井および側壁に水蒸気を強
制排出するためのダンパー付排気口19および新
鮮な空気導入のためのダンパー付吸気口20が設
けられている。21は被加熱物を載置するため乾
燥室8内に設けられる鉄製の架台であつて、該架
台21は赤外線ヒータ9からの輻射熱を充分受熱
できるようヒータ組み10の長さとほぼ同じ奥行
き長さで被加熱物の大きさに適合した寸法として
あり、22は含水率の高い被加熱物としての鋳造
用の石膏型であり、鋳放し面に直接赤外線ヒータ
9の輻射熱および熱風が当たらないように載置さ
れる。
このように構成されたものは、ダンパー付排気
口19およびダンパー付吸気口20をダンパーで
閉塞して赤外線ヒータ9に通電するとともに送風
機12を駆動すると、乾燥室8内は前記赤外線ヒ
ータ9の輻射熱により徐々に昇温してこの加熱さ
れた空気は、第1図に示す矢印のように送風機1
2によつて吸引されて各通風路7に循環し、この
通風路7を通過して下部通風口4より乾燥室8内
に送風される一方、隔壁板5に設けられた多数の
案内板18を有する通風口6からも同時に乾燥室
8内に均一送風されて炉体1内は熱風循環と赤外
線輻射熱によつて所定の温度に加温されるから、
被加熱物を石膏型とする場合には、これに含まれ
る自由水を放出する乾燥条件すなわち100℃以下
に乾燥室内が加温されるように条件設定を行つて
おくことにより乾燥室8内は隔壁板5に設けた案
内板18付きの多数の通風口6および下部通風口
4より対向して加熱空気が一斉に流れ込んで加熱
空気流の死角がなくなり、しかも、加熱空気流は
架台21に載置されている石膏型22の底面およ
び側面を満遍無く通過するようになるので、石膏
型の組織の表面にある水分の蒸発が均等に行なわ
れるとともに乾燥室8内に設置されている赤外線
ヒータ9からの輻射熱が石膏型22の組織に効率
良く吸収されて水分蒸発を促進させ、この均一な
熱風と赤外線輻射熱の相乗効果によつて石膏型2
2の内部湿潤部から外層への湿潤移動が早まるも
のである。このとき通風口6に炉底に向かう程広
幅に形成されているうえ、各通風口6には案内板
18が張設されているので、各通風口6から噴射
する加熱空気流の流速が均一となるようにするこ
とができ、均一な乾燥を行うことができる。ま
た、実施例では乾燥室8下方の低温化防止のため
に赤外線ヒータ9のヒータ組み10の単位面積当
りのワツト密度が上方より下方が大きくなるよう
隔壁板5に取付けられており、しかも、炉底壁に
も赤外線ヒータ9が配設されているので、乾燥室
8内は均一な温度分布となり、いかなる位置に設
置した石膏型でも適確に乾燥でき、乾燥むらの無
い乾燥ができる。さらに、赤外線ヒータ9はニク
ロム線などの発熱抵抗体を施釉した陶磁器製板な
どのセラミツク材の内部に埋設したものであつ
て、湿気に強いうえに清潔で石膏型を汚損しない
ばかりか熱容量が大きくて冷めにくいので、ヒー
タ自体の降温速度は遅くて設定温度に対する変動
幅が小さくなり均一に加熱できる。このように、
均一な熱風と均一な温度分布の赤外線輻射熱によ
つて乾燥される石膏型22中の自由水の相当量が
蒸発化すればこれを強制的に炉外に放出して乾燥
効率を高める必要があるため、炉内温度が100℃
に到達した時点で発生蒸気量に見合つてダンパー
付排気口19の開度調節を行うとともに炉内が負
圧にならぬようダンパー付吸気口20も同様な開
度調節を行つてすみやかに蒸気排出を行えばよ
い。このようにして自由水の蒸発が相当進行した
ら、次に結晶水を放出する乾燥条件の設定を行
う。すなわち石膏型22の中心温度が結晶水放出
温度領域である100℃以上に推移すれば、石膏型
22からの発生蒸気量が極端に少なくなるので、
ダンパー付排気口19およびダンパー付吸気口2
0のダンパーを閉塞して炉内の熱風循環効率を高
めて乾燥を続行し、さらに、効率の良い均一な熱
風循環と赤外線輻射熱によつて結晶水の折出を促
進させ、炉内温度と石膏中心温度が一致した時点
で乾燥は終了することとなり、ちなみに従来の熱
風循環炉と乾燥性能を比較すると、本考案の赤外
線乾燥炉は乾燥時間で約30%の短縮、消費電力で
約47%の節電効果をあげている。
本考案は前記実施例による説明によつて明らか
なように、乾燥炉内の赤外線ヒータを対向する内
面と炉底壁に設けた乾燥室内とその両側方部に設
けた通風路とを連通する空気循環路を形成すると
ともに乾燥室内に均等に熱風が流入するように隔
壁板に整流板付きの多数の通風口を設けて被加熱
物を熱風と赤外線ヒータの輻射熱との併用で乾燥
させるようにしたから、乾燥室内の被加熱物の水
分蒸発を急速に促進させることができるうえにダ
ンパー付排気口とダンパー付吸気口を通風路に設
けたので、石膏型の乾燥を自由水の蒸発と結晶水
の蒸発を2段階に分けて効率的に行うことができ
るもので、乾燥時間の短縮および消費電力の節電
効果を高める等種々の利点があり、従来のこの種
乾燥炉の欠点を除いた赤外線乾燥炉として実用的
価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図は同じく一部切欠側面図、第3図は従
来の熱風循環炉と本考案の赤外線乾燥炉を用いて
石膏型乾燥の比較乾燥曲線を示すグラフである。 1:炉体、2:側壁部、3:上部通風口、4:
下部通風口、5:隔壁板、6:通風口、7:通風
路、8:乾燥室、9:赤外線ヒータ、12:送風
機、19:ダンパー付排気口、20:ダンパー付
吸気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部通風口3と下部通風口4との間に炉底に向
    かう程広幅とした多数の横長の通風口6を配設し
    た隔壁板5を炉体1内の両側方部にそれぞれ立設
    して該炉体1内にその両側壁部2と隔壁板5間に
    形成される通風路7と両通風路7,7間に位置す
    る乾燥室8を形成し、また、各通風路7には前記
    上部通風口3に臨む送風機12を設けるとともに
    該送風機12の上方および下方にダンパー付排気
    口19およびダンパー付吸気口20を設け、さら
    に、前記乾燥室8内には炉底壁1と各隔壁板5の
    内面にそれぞれ赤外線ヒータ9を多数配設すると
    ともに各通風口6には通風路7側に向けて案内板
    18を張設したことを特徴とする赤外線乾燥炉。
JP18827182U 1982-12-13 1982-12-13 赤外線乾燥炉 Granted JPS5991587U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18827182U JPS5991587U (ja) 1982-12-13 1982-12-13 赤外線乾燥炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18827182U JPS5991587U (ja) 1982-12-13 1982-12-13 赤外線乾燥炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5991587U JPS5991587U (ja) 1984-06-21
JPS6237099Y2 true JPS6237099Y2 (ja) 1987-09-21

Family

ID=30406198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18827182U Granted JPS5991587U (ja) 1982-12-13 1982-12-13 赤外線乾燥炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5991587U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5196817B2 (ja) * 2007-03-14 2013-05-15 株式会社ブリヂストン 乾燥装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50106169U (ja) * 1974-02-07 1975-09-01
JPS587277Y2 (ja) * 1979-10-25 1983-02-08 株式会社 谷口製作所 電気乾操炉

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5991587U (ja) 1984-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6237099Y2 (ja)
KR200414339Y1 (ko) 농수산물 건조기
CN201110701Y (zh) 木材烘干窑
JP2524947Y2 (ja) 赤外線乾燥炉
CN109282589A (zh) 一种茶叶制作用烘干装置
JPH0618213Y2 (ja) 瓦乾燥装置
CN208475896U (zh) 一种热风循环式烘箱
JP2866645B1 (ja) 碍子の乾燥方法
CN207299746U (zh) 一种电加热自动排湿循环热风烘干隧道
CN220793824U (zh) 一种制备棋子用节能隧道窑
JPS6142389Y2 (ja)
CN216592483U (zh) 一种对吹风结构热泵结合蒸汽两用烘房
CN2854466Y (zh) 石英玻璃管快速干燥装置
CN217591959U (zh) 一种茶叶循环烘焙机
CN212870491U (zh) 一种用于蜂窝陶瓷干燥的节能微波干燥机
JPS608304Y2 (ja) 皮革用乾燥機
CN207515368U (zh) 一种建筑用高效率木材烘干房
JPH0211030Y2 (ja)
JPH055910Y2 (ja)
FR2288281A1 (fr) Etuve de sechage
JPS60631Y2 (ja) 誘導加熱式乾燥炉
KR200326179Y1 (ko) 공기 예열형 건조기
JPS636377A (ja) 木材乾燥装置
KR890001417Y1 (ko) 농산물 건조장치
JPS635504Y2 (ja)