JP3576973B2 - ヤンキーシリンダーをカバーするフードの乾燥能力を改良するための方法および装置 - Google Patents
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Description
本発明は独立請求項の導入部分に規定されるヤンキーシリンダーをカバーするためのフードの乾燥能力を改良するための方法と装置に関する。
【0002】
ソフトティッシュを製造することにおいて、しばしば制限となる要因はウェブの乾燥である。それゆえ、新しいソフトティッシュ装置においておよび装置の補修においては特にヤンキーフードにより提供される乾燥能力を増大することが目的とされる。しかしながらヤンキーフードの直径を増大することにより能力を増大することはもはや可能ではない。なぜならば従来のヤンキーフードのサイズは実際上すでにその最大限のサイズにまで増大してきているからである。
【0003】
乾燥エアジェットの温度と速度を増加させることにより乾燥能力を増大することもすでに目指されている。新しいヤンキーフードにおいて、乾燥用エアジェットの温度はこうして500℃ないし550℃にまでさえも上げられてきている。このレベルからもっと高い温度の増加はフードの構造において新しい高い温度に耐えうる新しい材料を導入することが必要であり、このことは大型のヤンキーフードの構造的なコストを実質的に増大させるであろう。現在のレベルを超えた温度の増大はまた温度勾配ストレスと熱膨張によってひきおこされる種々の問題を実質的に増加させるであろう。このことはすでに現在の大型のフードおよびフードの部分において管理することが比較的困難である。
【0004】
ヤンキーフードは一般に二つの部分からなり、すなわちそれらはいわゆるウェットエンド(WE)部とドライエンド(DE)部の二つの別々の部分に分けられる。紙ウェブのプロファイルは一般にヤンキーシリンダーでもって行われてヤンキーフードのドライエンドフード部はウェブの横断方向において別々に制御される制御部分に分割される。各々の制御部を流れるホットエアの量は別々に、例えばダンパーにより制御することができ、そしてウェブの方に向かって流れるホットエアのジェットに影響を与えることが可能である。しかしながら、この制御はフードの平均的な乾燥効率を下げることになる。なぜならばダンパーが完全に開いているこれらの制御部のみが最大能力をもって運転することになるからである。現在のヤンキーフードにおける欠点は、実際上の理由により、大きなフード部がプロファイルに関して望ましいであろうようなできるだけ狭い制御部に分割することができないことである。
【0005】
これまで本出願人の米国特許第4942675号において、ヤンキーフードのウェットエンド部の前でヤンキーシリンダーにIRドライヤを配置することによりウェブのプロファイルを制御することが提案されてきた。しかしながらこの解決の仕方の欠点はIRドライヤが比較的多くのサービスを必要とすることに見ることができる。なぜならばこれらのIRドライヤは容易に壊れる傾向がありかつ汚れる傾向があるからである。更にIRドライヤの効率は低く、かつ電力の多くの部分が無駄に消費されることになる。
【0006】
本発明の目的はそれゆえヤンキーシリンダーをカバーするフードの乾燥能率を増大させる改良された方法および装置を提供することである。
【0007】
特定の目的はヤンキーシリンダーでの乾燥において現在使用されているホットエアジェットよりももっと熱いホットエアジェットの使用を可能ならしめる方法および装置を提供することである。
【0008】
また本発明の目的は、乾燥能率を相当に低下させることなしで、乾燥すべきウェブのプロファイルを改良することができる方法および装置を提供することでもある。
【0009】
上述の目的を達成するために、本発明による方法および装置は独立請求項の特徴事項に述べられている特徴を特徴とする。
【0010】
本発明による解決を備えた典型的なヤンキーシリンダーはウェットエンドとドライエンドとのヤンキーフード部に加えて、ヤンキーフードよりももっと小さい少なくとも一つのホットエアフードによってカバーされている。ホットエアジェットはヤンキーシリンダーを通り過ぎるウェブに向かってヤンキーフード部から吹き付けられ、そのことにより一般的にホットエアジェットはせいぜい約550℃の温度である。他方で、550℃以上の温度を有するホットエアジェットがホットエアフードから吹き付けられる。
【0011】
ホットエアフードはヤンキーシリンダーの周りの位置から別々に引き離されることのできる完全に別個のフードであるか、あるいはヤンキーフードのいずれかのフード部上に支持されおよび/もしくは結合されることができ、したがってヤンキーフード部がヤンキーシリンダーの周囲の位置から引き離される時同時にホットエアフードはシリンダーからさらに離れることになる。
【0012】
ウェブを横切って延びるホットエアフードのサイズは従来のヤンキーフードのサイズよりも実質的により小さく、したがってホットエアフードのみがヤンキーシリンダーの周面の約20度ないし40度のセクター範囲をカバーし、一方従来の二部分式のヤンキーフードはしばしば180度あるいはそれ以上のセクター範囲わたり、典型的には200度ないし230度のセクター範囲わたり周面を覆う。本発明によるホットエアフードが使用される時、所望であれば実際のヤンキーフードのカバー範囲を対応して減らすことが可能である。
【0013】
他方、本発明によるホットエアフードは典型的にはまた従来のヤンキーフードよりもより小さな半径方向の寸法を有しており、そしてしたがってヤンキーシリンダーの周りに実質的により小さなスペースを占める。こうして、ホットエアフードは非常に限定されたスペース内に位置することができ、例えばそれはウェブがプレスロールの助けで該シリンダーの周面にもたらされるヤンキーシリンダーの位置に近いシリンダーの下側の、非常に限定された空間内に位置することができる。さらにホットエアフードは機械方向において垂直断面が周面に沿った方向に下向きに傾斜して、そのことによりホットエアフードの狭い部分がヤンキーシリンダーと該ヤンキーシリンダーに近い他の部品との間の特に狭い空間内に位置を占めることができる。こうして、ヤンキーシリンダーの全カバー範囲は従来の状況に比較して実質的に増大することができる。
【0014】
ホットエアフードはその小さなサイズのゆえに、大きなサイズのヤンキーフードと同じような温度勾配ストレスと熱膨張とによる影響を受けない。その小さなサイズのゆえにホットエアフードは高い温度に耐える、より高価な材料で作ることは考えられることであり、それは一般にはヤンキーフードには適応されないアプローチである。
【0015】
有利なことに、本発明によるホットエアフードはまたウェブ乾燥プロファイルの制御において使用することができる。そのときホットエアフードはウェブ横断方向において数個の連続した部分に分割され、そして各部分においてホットエアジェットの速度と、および/もしくはまた望む場合、温度の別々の制御が行われる。ホットエアフードのサイズが小さいために、このフードはヤンキーフード内の対応する部分に比較して、比較的小さな制御部分にさえも分けることができ、したがって プロファイルの制御は従来よりももっと正確になる。ホットエアフードは、そのダンパーの全てが開である時例えば700℃/150m/sでホットエアジェットを吹き付けるように設計することができる。ダンパーのいくつかが部分的に閉じた位置に制御される時、他の部分におけるホットエアジェットの速度は対応して僅かに増大する。
【0016】
本発明による解決が適用されそして乾燥プロファイルがホットエアフードの助力で制御される時、ホットエアフードのいくつかの小さな部分においてのみトータルの乾燥効果を下げることが必要であり、そのことはヤンキーフードの大部分の助けで乾燥プロファイルが制御される時のように全体の乾燥に比較できる効果を有しない。本発明が適用される時大きなヤンキーフードをウェブを横切る複数の制御部分に分けることおよびヤンキーフードを流れるエアの体積を限定する必要はない。本発明による解決が適用される時ヤンキーフードから全パワーを持って連続的にホットエアを吹き付けることが可能である。こうしてヤンキーフードは連続的に全乾燥能力を提供することができる。
【0017】
ホットエアフードの領域からの排出エア、ホットエアフードとヤンキーフードにより画成される空間から排出されるエアは有利にはヤンキーフードのウェットエンド部に直接的に向けることができ、そこで該エアはウェットエンド部の再循環エアと混ぜられる。もちろん、ホットエアフードに対してそれ自身の再循環エアシステムを配列することが可能であり、そこでは排出された加湿エアの主要な部分は、ウェブに対して吹き付けられるべくホットエアフード内に、補給用のエアが加えられて加熱され再循環される。しかしながら、再循環システムのダクトはスペースを必要とする。他方、ホットエアフードとヤンキーフードとの間を直接接続することは簡単にすることができ外部のエアダクト無しでむしろ安価かつスペースを節約できる。ホットエアフードの排出エアがヤンキーフード内に導かれる時対応して、バーナーあるいは対応する装置において例えば500℃ないし700℃、典型的には550℃以上の好適な温度に加熱されている新鮮で比較的乾燥したエアを連続して供給することができる。こうして、ホットエアフードから吹き付けられるエアジェットは比較的乾燥しており、有利である。
【0018】
本発明によるホットエアフードはヤンキーフードのウェットエンドでフード部の直前に配置することが有利であり、そのことによりホットエアフードからヤンキーフードのウェットエンド部への排出エアの上述した再循環が容易に配列される。しかしながらこれに加えて、もしくはこれとは別に複数のホットエアフードを、必要の場合、ヤンキーフードのドライエンドフード部の後ろ、あるいはウェットエンドフード部とドライエンドフード部との間のような他の複数位置に配列することができる。必要な場合、多数のホットエアフードをヤンキーシリンダーの周りに配置することもできる。
【0019】
上述した本発明は現存するソフトティッシュマシーンもしくはその補修において特に有利に利用することができる。本発明による解決は、よりよいプロファイル制御のゆえに、より高い製造とより良い品質とを提供する。
【0020】
少なくとも以下に述べる効果が本発明によるホットエアフードを使うことによって得られる:
−非常に高い吹き付けエア温度を使用することが可能となる。これは熱膨張と熱勾配ストレスが大きなヤンキーフードにおいてよりも小さなフードにおいてより容易に考慮することができるからである;
−非常に高い吹き付け温度に耐え得る小さなフードを設計することができる、大きなフードでは不可能であるのに対して、これはより高いコストではあるが;
−ホットエアフードの乾燥能力は従来のヤンキーフードの乾燥能力よりも高い;
−小さなホットエアフードをプロファイル付けのために使用する時従来プロファイルに関してよりもより狭い制御領域を使用することができる;
−プロファイル付けがより小さなフードで行われるとき、従来の大きなフードの構造はより簡単に作ることが出来る;
−ヤンキーシリンダーの周面のより大きな部分をフードで覆うことができる;
−すでに現存しているヤンキーフードに実質的な変更すること無しで、従来存在しているヤンキーシリンダーの周囲にホットエアフードを配列することができる。
【0021】
以下に、従来のヤンキーフードに加えて、乾燥において本発明によるホットエアフードを使うことによりヤンキーシリンダーの乾燥能力を増大することが本発明の解決によってどのように可能であるかの例を示す。次のフードを使用する五つの異なった場合について試験された、すなわち
− 2×90°、2×100°、もしくは2×110°のいずれかのカバー範囲を有しかつホットエアジェットが500℃/120m/sを有する異なった場合において従来のヤンキーフード、および
− 40°のカバー範囲を有し、かつ700℃/120m/sもしくは700℃/150m/sのいずれかのホットエアジェットを有するホットエアフード。
上の表はホットエアフードが約9ないし34%ヤンキーフードの乾燥能力を増大することを示している。ヤンキーフードがソフトティッシュマシーンにおける蒸発の約60%に対応するとして見積もる時、ホットエアフードは製紙において約5ないし20%の増加を提供することを予測できる。
【0022】
本発明を以下に図面に基づいて説明する。
【0023】
図1には直径約4500mmをもつ従来のヤンキーシリンダー10が示してあり、その上に従来の二部品型のヤンキーフード12がウェブ横断方向に伸びており、かつ本発明によるホットエアフード14がまたウェブ横断方向に伸びている。このヤンキーフードはいわゆるウェットエンドフード部16とドライエンドフード部18との二つの部16、18に分かれており、これらの各々はシリンダー10の周面の90°以上を覆っている。シリンダー周面の小さな部分、20°ないし40°の範囲のみを覆っているホットエアフード14はウェットエンドフード16の直前に配列されている。所望の場合、ホットエアフードはヤンキーシリンダーの60°までカバーすることができる。各々のフード14、16、18にはバーナーからなるエア加熱装置20、22、24が設けてある。バーナー用の燃焼用エアは共通の補給用エアダクト26からとられている。
【0024】
エアは補給用エアダクト26からエア加熱装置20内にファン28によって供給され、そこでエアは典型的には550℃以上の温度に加熱される。このように加熱されたエアは更にホットエアフード14に供給され、そこからホットエアはヤンキーシリンダー10に沿ってかつヤンキーシリンダーに直接接触してホットエアフードの範囲内を通過するウェブに対して直接的にホットエアジェットとして向けられる。ウェブに向かって吹き付けられ、そしてこの関連において冷却されかつ僅かに湿気を与えられるこのエアはホットエアフード14に戻されそして更にそこからヤンキーフード12のウェットエンドフード部16へと向けられる。このフード部において部分的に冷却されかつ湿気を与えられたエアは部分16の循環エアと混合される。フード部16から戻るエアはファン30により、エアを加熱するために、ホットエアヒーター22を通って再循環される。部分16からの戻りエアの一部は排出エアダクト32を通って排出される。排出されたエアは次いで熱交換器34を通り、そこで排出エアから熱が補給用エアダクト26内に流れているエアに移される。ウェットエンドフード部16は排出ダクト32より排出される湿り空気を補償するために必要とされる量のエアを一般にホットエアフード14を介して受け取る。このエアの量は典型的にはこのフード部において循環するエアの量の約10ないし20%のみに対応する。
【0025】
図1は簡単化のために、ホットエアフードに供給される全てのエアがウェットエンドフード部に向けられるということのみを示している。もちろんまたウェットエンドフード部により必要とされるよりもより大きなあるいはより小さな量のホット用のエアがホットエアフードに供給される場合、および余分のエアがどこかに向けられあるいは必要とされる追加的なエアがどこからか供給される場合他のエア装置を考えることもできる。
【0026】
補給用エアダクト26はまたヤンキーフード12のドライエアフード部18のエア加熱装置24にもエアを供給し、そこでそのエア加熱装置においてエアが加熱される。加熱されたエアは更にドライエンドフード部18に供給されそしてそこから更にこの部分18の範囲内をシリンダー10に沿って通過するウェブに向かって550℃以下の温度でホットエアジェットとして供給される。フード部18とシリンダー10との間から戻るエアはフード部18に再び向けられそしてそこから再加熱するべく加熱装置24にファン36によって再び向けられる。しかしながら、湿り空気の一部分は排出ダクト32に排出される。補給用のエアダクト26はドライエンド部18に補給用のエアを、この排出された湿りエアを置き換えるに必要とされる量だけ供給する。
【0027】
図1に示す場合において、二つの隣り合う一般的に独立した再循環エア装置がヤンキーシリンダーのフード部に配列されている。
【0028】
図2は図1のヤンキーシリンダーに主として同様な、フード14、16、18およびエア加熱装置20、22、24を備えたヤンキーシリンダー10を示している。エアは図1の場合と同じようにウェブに対して吹き付けられ、そしてそのエアはフードとシリンダーとの間から同様にして戻される。しかしながら、図2に示した場合において、供給用のエアはまずヤンキーフードのドライエンドフード部18にのみ補給用のエアダクト26から通過されるように設けてある。このフード部18を離れるエアはファン28によりダクト26’に沿ってヒーター20を経てホットエアフード14に向けられる。ホットエアフードを離れるエアは図1の場合と同じようにヤンキーフードのウェットエンドフード部16に向けられる。図2の場合においてこのシステムに供給されるエアはこのようにしてウェットエンドフード部16から排出ダクト32内に最終的に排出される前に全てのフードを連続的に循環することになる。
【0029】
図1と2においてホットエアフードはウェットエンドフード部の前に配置されており、したがってこの部へのエアはホットエアフードから供給される。この構造的解決は新しいマシーンにおいて最もよくなすことができる。現存するヤンキーシリンダーに、全体に別々のエアシステムを設けたホットエアフードを接続することが最も有利である。
【0030】
図3は自分自身の個別のエア循環システム36を有するホットエアフード14が連結されているヤンキーシリンダー10を示している。エアは補給用のエアチャンネル26によってエア加熱装置20に供給され、そこでエアは550℃以上の温度に加熱され、その後エアはホットエアフードに向けられる。ホットエアフードを去るエアの一部はエア加熱装置に向けられて再循環される。エアの一部は排出エアダクト32内に直接的に排出される。
【0031】
図1ないし図3はホットエアフードが一つ接続されたヤンキーシリンダーを示している。しかしながら、所望の場合、これらのフードの幾つかをシリンダー上に配置することも可能である。図4はヤンキーフード12の前と後との両方にホットエアフード14、14’が配列されているヤンキーシリンダーを示している。さらにホットエアフード14”をヤンキーフードの部分16と18との間に配列されている。図5は比較的大きなカバー範囲を備えたホットエアフード14、14’がシリンダーの下側部分でヤンキーフードの両側に配列されているヤンキーシリンダーを示している。ホットエアフードは周面の方向に下向きにテーパーしており、そのことによりホットエアフードは一番下の位置でヤンキーシリンダーの近傍で非常に小さなスペースを占めている。ホットエアフード14、14’はプレスロール38とシリンダー10との間で非常に小さなスペース内に場所を得ることができる。
【0032】
図6はヤンキーフードのウェットエンドフード部16の直前に配列されているホットエアフード14の垂直断面を示している。ホットエアフードは角度α、典型的にはシリンダーの周面10’の約40°のセクター範囲をカバーしている。ホットエアフードは箱状の構造体からなり、この箱状構造体においてシリンダーの周面10’に向かう側はブローボックス40、40’により境界付けられそしてシリンダーから離れた側は壁42、42’により境界付けられている。壁は例えば二重板構造で作られ、そこには断熱材44が板の間に配置されている。下流方向に壁はシリンダー周面10’に近づき、そのことによりホットエアフードはより狭くなり、これは図7にもまた示されている。
【0033】
図6と7とに示されるブローボックス40、40’はウェブを横切って延びかつシリンダーに向かう壁46を有する狭い箱であり、その壁には小さな吹き付け用開口が形成されていて、その開口からエアがシリンダー周面10’と箱40によって画成されたスペース48内に吹き付けられる。箱40、40’の壁46はシリンダー周面10’の曲率を有するシリンダーに向かうインターフェイスを形成している。エア入力チャンネル50がホットエアフード内に設けられており、そのチャンネルからエアはコントロールチャンネル50’を介して箱40に向けられる。コントロールチャンネルがコントロールチャンネル間を断面として示す図6には示されていない。ダンパー52がエアインプットチャンネル50とコントロールチャンネル50’の入口側との間に設けられており、そしてこれらのダンパーは、例えば部材54の助けで、ボックス40へのエアの入力をコントロールすることができる。隣り合うボックス40および40’の間にはスロット56が形成されており、このスロットを通ってエアがスペース48からかつチャンバー58と開口60を通ってヤンキーフードのウェットエンドフード部16へ排出される。図7はさらにベローズ状構造体62を示しており、このベローズ状構造体によりホットエアフード14はエア入口ダクト64に接続されている。
【0034】
図8はブローボックス40を部分的に切り替えて示す模式図であり、開口66がシリンダーに対向して壁46内に形成されており、これが開口からエアはシリンダー上を運ばれるウェブに対して吹き付けられる。エアはウェブを横切って延びているエアインプットチャンネル50(その一部のみが図示されている)からダンパー52を備えた開口を通ってウェブの方向に延びているコントロールチャンネル50’(その幾つかのみが図示されている)にむけられ、そしてそこからさらにブローボックスの壁に形成され、ウェブの反対側でウェブ横断方向に連続した開口68を通って図示の場合三つのみが示されているブローボックス40に向けられる。エアはウェブの領域からブローボックス間のスロット56を通りそしてフードにより画成されるスペース内へと排出される。
【0035】
図9は僅かに異なるブローボックス構造体を示している。このボックスはウェブの走行方向において連続的であり、そしてウェブの横断方向において連続した部分74に分割されている箱70により形成されている。多数の排出パイプ76が各部に形成されておりこれらのパイプはシリンダーの半径方向に箱を通り抜け、そして排出エアはホットエアフードにより画成されるスペース58(図7)にこれらのパイプを介して向けられてヤンキーフードにさらに供給される。インプットエアはインプットおよびコントロールチャンネル50、50’を経て図8の解決と同じようにしてブローボックスに供給される。
【0036】
本発明は上述した実施例に表される適用例に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲に規定される発明思想内で広く適用可能であることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアシステムを備え、本発明によるホットエアフードを設けたヤンキーシリンダーを模式的に示す図;
【図2】エアシステムを備えホットエアフードを設けた図1による別のヤンキーシリンダーを示す図;
【図3】ヤンキーフードのエア配列を示すことなしに、ホットエアフードを設けた図1によるヤンキーシリンダーの一部を示す図;
【図4】本発明による多数のホットエアフードが加えられている、ヤンキーフードを模式的に示す図;
【図5】本発明による2つのホットエアフードが加えられている、図4によるヤンキーフードを模式的に示す図;
【図6】機械方向における垂直断面において本発明によるホットエアフードを模式的に示す図;
【図7】一つの側から斜めに見てかつ部分的に切り開いた本発明によるホットエアフードを模式的に示す図;
【図8】一つの側から斜めに見た本発明によるホットエアフード内に配列されているホットエアジェットを発生する幾つかの手段を模式的に示す図;および
【図9】本発明によるホットエアフード内に配列されているホットエアジェットを発生させる他の手段を図8に従って示す図。
Claims (23)
- ウェブをシリンダー上に搬送している間に第1のフード(12)の領域で該ウェブに対してホットエアジェットを吹き付けることにより該ヤンキーシリンダーによりウェブを乾燥させる際、前記ホットエアジェットが550℃よりも低い温度を有している、ヤンキーシリンダー(10)をカバーする乾燥フードの乾燥能力を改良するための方法において、該乾燥フードの乾燥能力は該第一のフードよりも小さないわゆるホットエアフード(14、14’、14”)の第二のフードの領域で該シリンダー上を搬送されるウェブに対してホットエアジェットを吹き付けることにより増大され、前記ホットエアジェットは該第一のフードでウェブに対して吹き付けられるホットエアジェットの温度よりも高く、もしくは550℃以上である温度を有していることを特徴とする方法。
- 該ホットエアフード(14)はウェブの走行方向においてみた時該第一のフード(12)の前に配列されており、そのことにより該第一のフードでウェブに対して吹き付けられるエアジェットの温度よりも高い、もしくは550℃以上の温度を有するエアジェットが最初に該ホットエアフードの領域でウェブに対して吹き付けられ、そして次いで550℃以下の温度を有するホットエアジェットが第一のフードの領域でウェブに対して吹き付けられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 第一もしくは第二のホットエアフード(14’)はウェブの走行方向において、第一のフードの後に配列されており、そのことにより第一のフードでウェブに対して吹き付けられるエアジェットの温度よりも高い温度、もしくは550℃以上の温度を有するホットエアジェットが第一のフードの後でウェブに対して吹き付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 第一のフード(12)はウェブの走行方向において連続的に配列されたウェットエンドフード部(16)とドライエンドフード部(18)とに分割されており、そしてホットエアフード(14”)は第一と第二のフード部の間に配列されており、しかしてホットエアジェットが、ウェブの走行方向にみた時連続的に、ウェブに対して吹き付けられ、その結果、
−ウェットエンドフード部の領域で550℃以下の温度を有するエアジェットがウェブに対して吹き付けられ、
−ホットエアフードの領域で、第一のフードでウェブに対して吹き付けられるホットエアジェットの温度よりも高い温度、もしくは550℃以上の温度を有するホットエアジェットがウェブに対して吹き付けられ;そして
−ドライエンドフード部の領域で、550℃以下の温度を有するエアジェットがウェブに対して吹き付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - さらに第二のホットエアフード(14、14’)がウェブの走行方向にみた時、第一のフードのウェットエンドフード部の前に、および/または第一のフードのドライエンドフード部の後に配列されており、しかしてさらなるホットエアジェットがウェットエンドフード部の前および/またはドライエンドフード部の後でウェブに対してホットエアフードの領域で吹き付けられ、これらのさらなるエアジェットは第一のフードで吹き付けられるホットエアジェットの温度よりも高い温度、もしくは550℃以上であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
- ホットエアジェットはホットエアフード(14、14’、14”)の領域でウェブに対して吹き付けられ、これらのホットエアジェットは550℃ないし700℃の温度を有していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ホットエアフード(14、14’、14”)の領域でウェブに対して吹き付けられるホットエアジェットはウェブの横断方向において連続したホットエアジェット群に分割されており、そして
−各ホットエアジェット群の温度は乾燥パワープロファイルを制御するために個々に制御されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - ホットエアフード(14、14’、14”)の領域でウェブに対して吹き付けられるホットエアジェットはウェブの横断方向において連続したホットエアジェット群に分割されており、そして
−各ホットエアジェット群のホットエアジェットの速度は乾燥パワープロファイルを制御するために個々に制御されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - ホットエアフード(14)から排出されるエアの少なくとも一部は第一のフード(12)に向けられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ホットエアフード(14)から排出されるエアの少なくとも一部は第一のフードのウェットエンド部(16)に向けられることを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 第一のフードのドライエンド(18)から排出されるエアの少なくとも一部はホットエアフード(14)に向けられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ホットエアフード(14)は、それ自身のエアシステム(20)に接続されていて排出されたエアを加熱して該フードに乾燥用エアとして戻すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ヤンキーシリンダー上を搬送されるウェブに対して550℃以下の温度でホットエアジェットを吹き付けるために、第一のフードを有し、ヤンキーシリンダー(10)をカバーする乾燥用フードの乾燥能力を改良するための装置において、
該装置はさらに該第一のフードよりも小さくそしてヤンキーシリンダー上を搬送されるウェブに対してホットエアジェットを吹き付けるために配列されているホットエアフード(14、14’、14”)を含み、前記ホットエアジェットの温度が第一のフードでウェブに対して吹き付けられるホットエアジェットの温度よりも高く、すなわちそして550℃以上であることを特徴とする装置。 - ホットエアフード(14、14’)がウェブの搬送方向にみた時、第一のフード(12)の前および/または後ろに配列されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
- 第一のフード(12)はウェットエンドフード部(16)とドライエンドフード部(18)に分割されており、そしてホットエアフード(14、14’、14”)は、ウェブの搬送方向にみた時、フード部の前、後、および/またはフード部間に配列されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
- ホットエアフード(14)の排出エアダクト(60)が第一のフードのウェットエンド部(16)の包囲体に接続されておりこのホットエアフードから第一のフードのウェットエンドのエア循環に排気エアを向けるように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
- 第一のフードのドライエンド部(18)のエア排出ダクトはホットエアフード(14)に接続されていてこの第一のフードのドライエンド部から排出エアをホットエアフードに向けるようになっていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
- ホットエアフード(14)はヤンキーシリンダーの周面の20°ないし60°の範囲をカバーしていることを特徴としている請求項12に記載の装置。
- 第一のフード(12)はヤンキーシリンダー(10)の上半分の主要部をカバーするように配列されており、そしてホットエアフード(14)はヤンキーシリンダーの下半分の一部をカバーするように配列されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
- 機械方向における垂直断面においてホットエアフード(14)はヤンキーシリンダーに向かって傾斜していることを特徴とする請求項13に記載の装置。
- ホットエアフード(14)はウェブ横断方向において部分(50’)に分割されており、該部分においてホットエアの流れの速度を制御する手段(52)が設けられてウェブの横断方向においてホットエアジェットの乾燥効果を制御するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
- ホットエアフードにはウェブの横断方向に延びそしてウェブの搬送方向において連続的に配列されているブローボックス(40、40’)が設けてあり、しかして、
−開口(66)がヤンキーシリンダーの方に向けられているブローボックスの壁に形成されて、該ヤンキーシリンダー(10)上を搬送されるウェブに対してホットエアを吹き付けるようになっており、そして
−排出エアダクト(56)がウェブを横断方向にブローボックス間に配列されていてホットエアフードとヤンキーシリンダーとの間のスペース(48)からエアをホットエアフード(14)内に戻すようになっている、ことを特徴とする請求項13に記載の装置。 - ヤンキーシリンダーに対してホットエアフード(14)のインターフェイス(46)はヤンキーシリンダーと同じ曲率を有する板で主として形成されており、しかして、
−小さな開口(66)が該板に形成されてホットエアフードからウェブに対してホットエアを吹き付けるようになっており、そして
−該排出パイプ(76)を有する大きな連絡用の開口が該板に形成されていてホットエアフードとヤンキーシリンダーとの間のスペース(48)からホットエアフード内にエアを戻すようになっている、ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
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