JPH01141251A - 無方向性クラッチ装置 - Google Patents
無方向性クラッチ装置Info
- Publication number
- JPH01141251A JPH01141251A JP29571087A JP29571087A JPH01141251A JP H01141251 A JPH01141251 A JP H01141251A JP 29571087 A JP29571087 A JP 29571087A JP 29571087 A JP29571087 A JP 29571087A JP H01141251 A JPH01141251 A JP H01141251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- rotating body
- drive shaft
- manual
- transmission mechanism
- Prior art date
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- Granted
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 26
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 18
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
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- Gear Transmission (AREA)
- Retarders (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、手動操作により負荷を正、逆両方向に回転駆
動するようにした種々の機械、器具類に広く適用可能な
無方向性クラッチ装置に関するものである。
動するようにした種々の機械、器具類に広く適用可能な
無方向性クラッチ装置に関するものである。
[従来の技術]
周知のように、手動回転体の回動端に取手を装着してお
き、その取手を握った状態又はつまんだ状態で前記手動
回転体を回転させることによって所要の負荷に回転力を
付与し得るようにした機械あるいは機器類は多く存在す
る。
き、その取手を握った状態又はつまんだ状態で前記手動
回転体を回転させることによって所要の負荷に回転力を
付与し得るようにした機械あるいは機器類は多く存在す
る。
ところで、前記負荷が自刃あるいは前記手動操作力以外
の外力によっても、回転動作し得るようなものである場
合には、前記手動回転体から前記負荷に至る伝動系にク
ラッチ装置を介設しておかないと、この手動回転体が不
意に回転することがあり、見苦しいばかりでなく危険を
伴うこともある。
の外力によっても、回転動作し得るようなものである場
合には、前記手動回転体から前記負荷に至る伝動系にク
ラッチ装置を介設しておかないと、この手動回転体が不
意に回転することがあり、見苦しいばかりでなく危険を
伴うこともある。
しかして、このようなりラッチ装置としては、いわゆる
ラチェット等を用いたワンウェイクラッチが一般に使用
されている。
ラチェット等を用いたワンウェイクラッチが一般に使用
されている。
[発明が解決しようとする問題点]
ところが、このようなワンウェイクラッチは、一方向回
転にのみ有効であり、前記負荷が正、逆両方向に回転す
るものである場合1とは十分な働きをなし得ない。
転にのみ有効であり、前記負荷が正、逆両方向に回転す
るものである場合1とは十分な働きをなし得ない。
すなわち、このような箇所に使用されるクラッチ装置と
しては、取手を有した手動回転体側からの回転力はいず
れの方向のものも確実に負荷に伝達されるが、負荷側か
ら前記手動回転体側への逆駆動力は伝達されないような
機能を有していることが望まれる。
しては、取手を有した手動回転体側からの回転力はいず
れの方向のものも確実に負荷に伝達されるが、負荷側か
ら前記手動回転体側への逆駆動力は伝達されないような
機能を有していることが望まれる。
近時、このような機能を付与したクラッチ装置も種々開
発されてはいるが、従来のものは、格別なりラッチ切替
動作が必要であったり、構造が複雑で確実な作動を得る
ことが難しく、操作性や信頼性に問題がある。
発されてはいるが、従来のものは、格別なりラッチ切替
動作が必要であったり、構造が複雑で確実な作動を得る
ことが難しく、操作性や信頼性に問題がある。
本発明は、このような問題点を解消することを目的とし
ている。
ている。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成を採用したものである。
な構成を採用したものである。
すなわち、本発明に係る無方向性クラッチ装置は、負荷
に接続された駆動軸と、この駆動軸に空転自在に軸装し
た手動回転体と、この手動回転体の回動端に空転自在に
装着した取手と、この取手前記手動回転体および前記駆
動軸間に設けた差動伝動機構とを具備してなり、前記手
動回転体を停止させている状態での前記取手の回転が前
記駆動軸に逆方向に伝達され得るように、前記差動伝動
機構の伝動方向を設定していることを特徴としている。
に接続された駆動軸と、この駆動軸に空転自在に軸装し
た手動回転体と、この手動回転体の回動端に空転自在に
装着した取手と、この取手前記手動回転体および前記駆
動軸間に設けた差動伝動機構とを具備してなり、前記手
動回転体を停止させている状態での前記取手の回転が前
記駆動軸に逆方向に伝達され得るように、前記差動伝動
機構の伝動方向を設定していることを特徴としている。
[作用]
このような構成のものであれば、手動操作を行うていな
い場合には、取手が手動回転体に対して空転自在となっ
ている。そのため、負荷側から駆動軸に逆駆動力が作用
しても、手動回転体が実質的な駆動力をもって回転する
ことはない。すなわち、駆動軸の回転は差動伝動機構を
介して手動回転体と取手とに差動分配される。そのため
、前記手動回転体の回転に対する抵抗を前記取手の自転
に対する抵抗よりも大きくしておきさえすれば、駆動軸
が回転しても前記手動回転体は回転せず、前記取手のみ
がその場で空転することになる。
い場合には、取手が手動回転体に対して空転自在となっ
ている。そのため、負荷側から駆動軸に逆駆動力が作用
しても、手動回転体が実質的な駆動力をもって回転する
ことはない。すなわち、駆動軸の回転は差動伝動機構を
介して手動回転体と取手とに差動分配される。そのため
、前記手動回転体の回転に対する抵抗を前記取手の自転
に対する抵抗よりも大きくしておきさえすれば、駆動軸
が回転しても前記手動回転体は回転せず、前記取手のみ
がその場で空転することになる。
一方、取手を握り又はつまんで前記手動回転体を回転操
作した場合には、それに応じて、駆動軸が回り始める。
作した場合には、それに応じて、駆動軸が回り始める。
すなわち、取手を持って手動回転体を時計回り方向に1
回転させる場合を考えると次のようになる。まず、手動
回転体を停止させている状態での取手の回転数と前記駆
動軸の回転数との比を、n:1(nは正の値)として、
前記運動を手動回転体上に設定した座標を基準にして観
察した場合には、前記取手が反時計回り方向に1自転し
、前記駆動軸が逆に時計回り方向にl/n回転すること
になる。これを空間に設定した座標を基準にした場合に
換算すると、前記取手が自転せず、前記手動回転体が時
計回り方向に1回転し、前記駆動軸が時計回り方向に1
+l/n回転することになる。そして、逆方向に手動操
作を行った場合にも、これに準じた作用が得られる。し
たがって、取手を把持して手動回転体を回転させれば、
それに対応して駆動軸が回転し、負荷が駆動されること
になる。
回転させる場合を考えると次のようになる。まず、手動
回転体を停止させている状態での取手の回転数と前記駆
動軸の回転数との比を、n:1(nは正の値)として、
前記運動を手動回転体上に設定した座標を基準にして観
察した場合には、前記取手が反時計回り方向に1自転し
、前記駆動軸が逆に時計回り方向にl/n回転すること
になる。これを空間に設定した座標を基準にした場合に
換算すると、前記取手が自転せず、前記手動回転体が時
計回り方向に1回転し、前記駆動軸が時計回り方向に1
+l/n回転することになる。そして、逆方向に手動操
作を行った場合にも、これに準じた作用が得られる。し
たがって、取手を把持して手動回転体を回転させれば、
それに対応して駆動軸が回転し、負荷が駆動されること
になる。
ここで、取手は差動伝動機構に接続されているため、該
取手には駆動軸からの反力として取手保持トルクが作用
することになる。第3図は、前述したように取手を握り
又はつまんで手動回転体を1回転させた場合の駆動軸の
回転数と前記比率nとの関係を実線Aで示し、このよう
な操作を行なう場合に必要な取手保持トルクと前記比率
nとの関係を破線Bで示している。また、値T1は駆動
軸を直接把持して回転させるのに必要なトルクに相当し
ている。
取手には駆動軸からの反力として取手保持トルクが作用
することになる。第3図は、前述したように取手を握り
又はつまんで手動回転体を1回転させた場合の駆動軸の
回転数と前記比率nとの関係を実線Aで示し、このよう
な操作を行なう場合に必要な取手保持トルクと前記比率
nとの関係を破線Bで示している。また、値T1は駆動
軸を直接把持して回転させるのに必要なトルクに相当し
ている。
この図から明らかなように、実線Aと破線Bとは、とも
に比率nが0に近付くと急激に上昇して無限大をめざし
、比率nが大きくなるにつれてそれぞれ1および値T1
に漸近する。すなわち、駆動軸の回転数と取手保持トル
クとの関係は、傾向としてはnの値にあまり影響されず
に略−走化(この場合、1:T1)下に落着いているこ
とがわかる。したがって、このような性質は装置設計上
、極めて有益なものとなる。すなわち、駆動軸の回転数
と取手保持トルクとの関係は、装置を手動操作する場合
の操作性を決定付ける一つの大きな要素であるが、この
関係が変動的であって、特定のnの値においてのみ手動
回転体の回転トルクに対して取手保持トルクが適当な大
きさになって良好な操作性が得られるが、それ以外のn
の値では取手が手の中で空滑りしたり逆に引掛かったり
する不具合が生ずるものとすれば、nの値を決定付ける
作動伝動機構の構造や寸法がこれによって限定されてし
まうことになる。これは、設計の自由度を著しく奪うも
のである。
に比率nが0に近付くと急激に上昇して無限大をめざし
、比率nが大きくなるにつれてそれぞれ1および値T1
に漸近する。すなわち、駆動軸の回転数と取手保持トル
クとの関係は、傾向としてはnの値にあまり影響されず
に略−走化(この場合、1:T1)下に落着いているこ
とがわかる。したがって、このような性質は装置設計上
、極めて有益なものとなる。すなわち、駆動軸の回転数
と取手保持トルクとの関係は、装置を手動操作する場合
の操作性を決定付ける一つの大きな要素であるが、この
関係が変動的であって、特定のnの値においてのみ手動
回転体の回転トルクに対して取手保持トルクが適当な大
きさになって良好な操作性が得られるが、それ以外のn
の値では取手が手の中で空滑りしたり逆に引掛かったり
する不具合が生ずるものとすれば、nの値を決定付ける
作動伝動機構の構造や寸法がこれによって限定されてし
まうことになる。これは、設計の自由度を著しく奪うも
のである。
しかるに、このものはnの広い範囲に亘って駆動軸の回
転数と取手保持トルクとが一定の関係に保持されている
ので、前述したような制約を伴なうことがない。したが
って、nの値にとられれることなく、装置を自由に設計
・適用できる利点がある。
転数と取手保持トルクとが一定の関係に保持されている
ので、前述したような制約を伴なうことがない。したが
って、nの値にとられれることなく、装置を自由に設計
・適用できる利点がある。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この両方向性クラッチ装置は、負荷1に接続された駆動
軸2と、この駆動軸2に空転自在に軸装された手動回転
体3と、この手動回転体3の回動端3aに空転自在に装
着された取手4と、この取手4、前記手動回転体3およ
び前記駆動軸2間に設けた差動伝動機構5とを具備して
なる。
軸2と、この駆動軸2に空転自在に軸装された手動回転
体3と、この手動回転体3の回動端3aに空転自在に装
着された取手4と、この取手4、前記手動回転体3およ
び前記駆動軸2間に設けた差動伝動機構5とを具備して
なる。
駆動軸2は、ベアリング21を介してノ\ウジング11
内に鉛直に支持されたもので、その上端部2aをハウジ
ング11を貫通させて外部に突出させている。そして、
この駆動軸2の突出端2aに前記手動回転体3を空転自
在に装着している。
内に鉛直に支持されたもので、その上端部2aをハウジ
ング11を貫通させて外部に突出させている。そして、
この駆動軸2の突出端2aに前記手動回転体3を空転自
在に装着している。
手動回転体3は、ボス部3bを前記駆動軸2の外周に空
転自在に外装した中空体状のもので、そのボス部3bの
軸心に対して偏心した回動端3aに前記取手4を設けて
いる。なお、この手動回転体3の上壁には、開口部3C
が前記ボス部3bに軸心を一致させて開口させである。
転自在に外装した中空体状のもので、そのボス部3bの
軸心に対して偏心した回動端3aに前記取手4を設けて
いる。なお、この手動回転体3の上壁には、開口部3C
が前記ボス部3bに軸心を一致させて開口させである。
そして、この開口部3Cの開口端面には、図示しないカ
バーが装着される。また、前記ハウジング11の上面に
は、この手動回転体3の回動端3aに弾接する弾性片6
が取着しである。すなわち、この弾性片6は、前記手動
回転体3の回転に若干の抵抗を付与するためのもので、
この手動回転体3が1回転する毎に、その回動端3aが
この弾性片6に接触するようになっている。
バーが装着される。また、前記ハウジング11の上面に
は、この手動回転体3の回動端3aに弾接する弾性片6
が取着しである。すなわち、この弾性片6は、前記手動
回転体3の回転に若干の抵抗を付与するためのもので、
この手動回転体3が1回転する毎に、その回動端3aが
この弾性片6に接触するようになっている。
取手4は、横断面円形のもので、その基端軸部4aを前
記手動回転体3の回動端3aの上壁部分に空転自在に支
承させている。
記手動回転体3の回動端3aの上壁部分に空転自在に支
承させている。
差動伝動機構5は、前記手動回転体3の開口部3Cの内
周に一体に形成したリングギヤ51と、このリングギヤ
51の軸心部分に位置させて前記駆動軸2に固着したサ
ンギヤ52と、このサンギヤ52と前記リングギヤ51
とにそれぞれ噛合させた複数のプラネタリギヤ53と、
前記駆動軸2の外周に空転自在に軸装され前記各プラネ
タリギヤ53をそれぞれ自転可能に軸支するリテーナ5
4と、このリテーナ54のボス部54aに一体に設けた
タイミングプーリ55と、前記取手4の基端軸部4aに
固着した歯車56と、前記手動回転体3の底壁3dに空
転自在に支承され前記歯車56に噛合する歯車58と、
この歯車58に軸心を一致させて一体的に設けられ該歯
車58よりも小さい有効径を有したタイミングプーリ5
9と、このタイミングプーリ59と前記タイミングプー
リ55との間に張設したタイミングベルト57とを具備
してなる。しかして、この差動伝動機構5の伝動比率お
よび伝動方向は、前記手動回転体3を停止させている状
態での前記取手4の回転が、前記駆動軸2に1:2の比
率で逆方向に伝達され得るように設定しである。
周に一体に形成したリングギヤ51と、このリングギヤ
51の軸心部分に位置させて前記駆動軸2に固着したサ
ンギヤ52と、このサンギヤ52と前記リングギヤ51
とにそれぞれ噛合させた複数のプラネタリギヤ53と、
前記駆動軸2の外周に空転自在に軸装され前記各プラネ
タリギヤ53をそれぞれ自転可能に軸支するリテーナ5
4と、このリテーナ54のボス部54aに一体に設けた
タイミングプーリ55と、前記取手4の基端軸部4aに
固着した歯車56と、前記手動回転体3の底壁3dに空
転自在に支承され前記歯車56に噛合する歯車58と、
この歯車58に軸心を一致させて一体的に設けられ該歯
車58よりも小さい有効径を有したタイミングプーリ5
9と、このタイミングプーリ59と前記タイミングプー
リ55との間に張設したタイミングベルト57とを具備
してなる。しかして、この差動伝動機構5の伝動比率お
よび伝動方向は、前記手動回転体3を停止させている状
態での前記取手4の回転が、前記駆動軸2に1:2の比
率で逆方向に伝達され得るように設定しである。
このような構成のものであれば、手動操作を行っていな
い場合には、取手4が手動回転体3に対して空転自在と
なっている。そのため、負荷1が例えば、電動機12に
より駆動されて該負荷1側から駆動軸2に逆駆動力が作
用しても、手動操作体3が、実質的な駆動力をもって回
転することはない。すなわち、駆動軸2の回転は差動伝
動機構5を介して手動操作体3と取手4とに差動分配さ
れるが、前記手動操作体3は弾性片6に接触して若干の
回転抵抗を付与されているのに対して、取手4は、各部
の摩擦抵抗を無視すれば無負荷状態にある。そのため、
駆動軸2が回転すると、前記取手4が空転し、前記手動
操作体3は、弾性片6に接触する特定位置に保持される
ことになる。
い場合には、取手4が手動回転体3に対して空転自在と
なっている。そのため、負荷1が例えば、電動機12に
より駆動されて該負荷1側から駆動軸2に逆駆動力が作
用しても、手動操作体3が、実質的な駆動力をもって回
転することはない。すなわち、駆動軸2の回転は差動伝
動機構5を介して手動操作体3と取手4とに差動分配さ
れるが、前記手動操作体3は弾性片6に接触して若干の
回転抵抗を付与されているのに対して、取手4は、各部
の摩擦抵抗を無視すれば無負荷状態にある。そのため、
駆動軸2が回転すると、前記取手4が空転し、前記手動
操作体3は、弾性片6に接触する特定位置に保持される
ことになる。
一方、取手4を把持して手動回転体3を1回転時計まわ
り方向に操作した場合には、空間に設定した座標を基準
にして観察すると、前記取手4は自転せず、手動回転体
3が時計回り方向に1回転し、駆動軸2が時計回り方向
に1+2=3回転することになる。同様に、取手4を把
持して手動回転体3を1回転反時計まわり方向に操作し
た場合には、前記駆動軸2が反時計まわり方向に3回転
する。したがって取手4を握って手動操作体3を所望の
方向に回転操作することにより、負荷1が正または逆方
向に駆動されることになる。
り方向に操作した場合には、空間に設定した座標を基準
にして観察すると、前記取手4は自転せず、手動回転体
3が時計回り方向に1回転し、駆動軸2が時計回り方向
に1+2=3回転することになる。同様に、取手4を把
持して手動回転体3を1回転反時計まわり方向に操作し
た場合には、前記駆動軸2が反時計まわり方向に3回転
する。したがって取手4を握って手動操作体3を所望の
方向に回転操作することにより、負荷1が正または逆方
向に駆動されることになる。
そして、このものは伝動比率nを随意に設定変更して手
動回転体3からの入力量に対する駆動軸2の回転数を増
減させると、取手保持トルクもこの回転数の変化に対応
して増減することになる。
動回転体3からの入力量に対する駆動軸2の回転数を増
減させると、取手保持トルクもこの回転数の変化に対応
して増減することになる。
すなわち、取手の回転数/駆動軸の回転数で表わされる
nの値が大きな領域から比較的小さな領域に至るまで、
取手保持トルクを実用的な値に設定することが可能とな
る。したがって、実用化が可能なnの値の範囲を拡大す
ることが可能となり、設計の自由度を高めることができ
る。
nの値が大きな領域から比較的小さな領域に至るまで、
取手保持トルクを実用的な値に設定することが可能とな
る。したがって、実用化が可能なnの値の範囲を拡大す
ることが可能となり、設計の自由度を高めることができ
る。
なお、手動回転体や取手の形状、並びに差動伝動機構の
構造は、図示実施例に限定されるものではなく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
構造は、図示実施例に限定されるものではなく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
[発明の効果]
本発明は、以上のような構成であるから、取手を持って
手動操作体を回転させる場合には、いずれの方向の回転
操作力も駆動軸を介して負荷に確実に伝達されるが、取
手を離して回転操作を停止した場合には、負荷側から駆
動軸に逆駆動力が付与されても、手動回転体がその力に
より駆動されることがなくなる。そして、このものは爪
や楔部材の係脱により動力の断続を行う箇所が全くない
ため、以上の作用を円滑に営ませることができるそのた
め、手動回転体が不意に自転するという不具合を無理な
く有効に解消することができるという効果が得られる。
手動操作体を回転させる場合には、いずれの方向の回転
操作力も駆動軸を介して負荷に確実に伝達されるが、取
手を離して回転操作を停止した場合には、負荷側から駆
動軸に逆駆動力が付与されても、手動回転体がその力に
より駆動されることがなくなる。そして、このものは爪
や楔部材の係脱により動力の断続を行う箇所が全くない
ため、以上の作用を円滑に営ませることができるそのた
め、手動回転体が不意に自転するという不具合を無理な
く有効に解消することができるという効果が得られる。
しかも、このものは格別なりラッチ切替動作が一切不要
であり、差動伝動機構の構造や寸法等を随意に選定して
も、全く違和感なく手動操作を行うことができるもので
ある。
であり、差動伝動機構の構造や寸法等を随意に選定して
も、全く違和感なく手動操作を行うことができるもので
ある。
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図における■−■線断面図である。また、第3図は本発
明の作用を示す作用説明図である。 1・・・負荷 2・・・駆動軸3・・・手
動回転体 4・・・取手5・・・差動伝動機構
図における■−■線断面図である。また、第3図は本発
明の作用を示す作用説明図である。 1・・・負荷 2・・・駆動軸3・・・手
動回転体 4・・・取手5・・・差動伝動機構
Claims (1)
- 負荷に接続された駆動軸と、この駆動軸に空転自在に
軸装した手動回転体と、この手動回転体の回動端に空転
自在に装着した取手と、この取手、前記手動回転体およ
び前記駆動軸間に設けた差動伝動機構とを具備してなり
、前記手動回転体を停止させている状態での前記取手の
回転が前記駆動軸に逆方向に伝達され得るように、前記
差動伝動機構の伝動方向を設定していることを特徴とす
る無方向性クラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29571087A JPH01141251A (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 無方向性クラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29571087A JPH01141251A (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 無方向性クラッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01141251A true JPH01141251A (ja) | 1989-06-02 |
JPH0440729B2 JPH0440729B2 (ja) | 1992-07-06 |
Family
ID=17824154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29571087A Granted JPH01141251A (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 無方向性クラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01141251A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5375479A (en) * | 1992-02-25 | 1994-12-27 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Series and a series-group of orthogonal gear reducers with motors |
-
1987
- 1987-11-24 JP JP29571087A patent/JPH01141251A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5375479A (en) * | 1992-02-25 | 1994-12-27 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Series and a series-group of orthogonal gear reducers with motors |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0440729B2 (ja) | 1992-07-06 |
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