JP3317821B2 - マニピュレータの把持装置 - Google Patents

マニピュレータの把持装置

Info

Publication number
JP3317821B2
JP3317821B2 JP20960495A JP20960495A JP3317821B2 JP 3317821 B2 JP3317821 B2 JP 3317821B2 JP 20960495 A JP20960495 A JP 20960495A JP 20960495 A JP20960495 A JP 20960495A JP 3317821 B2 JP3317821 B2 JP 3317821B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fingers
gripping
finger
locking
tubular body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20960495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0957676A (ja
Inventor
靖史 若林
典康 稲場
信一郎 西田
Original Assignee
宇宙開発事業団
エヌイーシー東芝スペースシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宇宙開発事業団, エヌイーシー東芝スペースシステム株式会社 filed Critical 宇宙開発事業団
Priority to JP20960495A priority Critical patent/JP3317821B2/ja
Publication of JPH0957676A publication Critical patent/JPH0957676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3317821B2 publication Critical patent/JP3317821B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば宇宙空間
において各種構造物を構築するのに用いられるマニピュ
レータの把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の宇宙開発の分野においては、宇宙
空間に人間が常駐可能な宇宙航行体、いわゆる宇宙ステ
ーションを建設する構想がある。このような宇宙ステー
ション建設構想にあっては、建設物質の運搬等を人間に
変わって実行するマニピュレータを用いたマニピュレー
タシステムが有効であるとされている。このようなマニ
ピュレータシステムに用いるマニピュレータにあって
は、そのエンドファクタとして、被把持体を保持するた
めの把持装置が備えられる。この把持装置としては、被
把持物を把持する複数、例えば2本、または3本の指が
リンク機構を介してマニピュレータ基部に配設され、リ
ンク機構には、ボールスクリュー機構が連結される。そ
して、このボールスクリュー機構には、回転駆動モータ
の回転力が伝達され、回転駆動モータからの回転力を直
線運動に変換してリンク機構に伝達する。リンク機構
は、ボールスクリュー機構の駆動に連動して作動され、
指の開閉駆動を行って被把持物の把持・把持解除を実行
する。
【0003】ところが、上記マニピュレータの把持装置
では、使用環境が地上環境と異なる極限環境であり、し
かも、マニピュレータシステムの各種の運用における作
業性を考慮した場合、精度的、性能的に満足のゆくもの
でなかった。
【0004】具体的には、被把持体の把持状態におい
て、高保持力/高トルクを実現したうえで、信頼性の高
い高精度な解放動作を実現して、マニピュレータシステ
ムの安全な運用に寄与し得るようにすることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のマニピュレータの把持装置では、保持解放動作の信
頼性の点で満足のゆくものでなかった。この発明は上記
の事情に鑑みてなされたもので、高保持力/高トルクを
実現して、信頼性の高い把持解放動作を実現し得るよう
にしたマニピュレータの把持装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の取っ
手及び複数の係合案内部が交互に配置された被把持体
と、 マニピュレータ基部に取付けられ、先端に内径方
向に傾斜した複数の係止部及把持案内部が前記被把持体
の取っ手及び係合案内部に対応して設けられた筒状体
と、一端が前記筒状体内に回動自在に支持されるもので
あって、他端に前記筒状体の外径方向側に突出され前記
係止部に対向配置される係止爪を有し、中間部の内径方
向側に把持解放用案内部を有する複数の指と、この複数
の指を前記筒状体の内径方向の解放位置に移動付勢する
付勢手段と、この複数の指の前記案内部にそれぞれ移動
自在に摺動され、前記複数の指の一端方向に移動した状
態で、前記複数の指が前記付勢手段により前記解放位置
に移動するのを許容し、且つ前記複数の指の他端方向に
移動した状態で、前記複数の指を前記付勢手段の付勢力
に抗して前記筒状体の外径方向の把持位置に回動付勢す
る複数の把持解放用駆動ローラと、この複数の駆動ロー
ラを前記複数の指の案内部に沿って移動させるものであ
って、前記複数の指の一端方向に移動させて該指の係止
爪の前記被把持体の取っ手からの解放を許容し、前記複
数指の他端方向に移動させて該指の係止爪を前記付勢手
段の付勢力に抗して前記把持位置に回動付勢させ、前記
被把持体の取っ手を前記筒状体の係止部に圧接して把持
する把持解放駆動部とを備えてマニピュレータの把持装
置を構成した。
【0007】上記構成によれば、駆動ローラが指の案内
部に沿って移動されると、該指は、その案内部に沿って
駆動ローラが一端方向に移動されると、付勢手段の付勢
力により、該指の係止爪が内径方向に移動付勢されるこ
とにより、被把持体の取っ手から離間されて保持を解放
し、駆動ローラが、その案内部の他端方向に移動される
と、その係止爪が付勢手段の付勢力に抗して外径方向に
移動付勢され、取っ手と係止部の双方に係止爪が圧接さ
れることにより、該係止爪が被把持体の取っ手を前記筒
状体の係止部に圧接して把持し、被把持体を保持する。
これにより、係止爪の回転支持部を介してロードパスが
形成され、指自体の回転支持部への外力の付与が殆ど防
止することができて、高保持及び高トルクでの把持が可
能となり、信頼性の高い把持解放動作が実現される。
【0008】また、この発明は、被回転部に対応して複
数の取っ手及び複数の係合案内部が交互に配置された被
把持体と、マニピュレータ基部に取付けられ、先端に内
径方向に傾斜した複数の係止部及び把持案内部が前記被
把持体の取っ手及び係合案内部に対応して設けられた筒
状体と、一端が前記筒状体内に回動自在に支持されるも
のであって、他端に前記筒状体の外径方向側に突出され
前記係止部に対向配置される係止爪を有し、中間部の内
径方向側に把持解放用案内部を有する複数の指と、この
複数の指を前記筒状体の内径方向の解放位置に移動付勢
する付勢手段と、この複数の指の前記案内部にそれぞれ
移動自在に摺動され、前記複数の指の一端方向に移動し
た状態で、前記複数の指が前記付勢手段により前記解放
位置に移動するのを許容し、且つ前記複数の指の他端方
向に移動した状態で、前記複数の指を前記付勢手段の付
勢力に抗して前記筒状体の外径方向の把持位置に回動付
勢する複数の把持解放用駆動ローラと、この複数の駆動
ローラを前記複数の指の案内部に沿って移動させるもの
であって、前記複数の指の一端方向に移動させて該指の
係止爪の前記被把持体の取っ手からの解放を許容し、前
記複数指の他端方向に移動させて該指の係止爪を前記付
勢手段の付勢力に抗して前記把持位置に回動付勢させ、
前記被把持体の取っ手を前記筒状体の係止部に圧接して
把持する把持解放駆動部と、前記複数の駆動ローラと一
体的に移動自在に設けられ、前記駆動ローラの司る前記
把持位置において、前記被把持体の被回転部に回転力伝
達可能に係合され、前記駆動ローラの司る解放位置で前
記被把持体の被回転部から離脱される回転操作部と、こ
の回転操作部を回転駆動して前記被把持体の被回転部を
回転駆動する回転駆動手段とを備えてマニピュレータの
把持装置を構成した。
【0009】上記構成によれば、駆動ローラが指の案内
部に沿って移動されると、該指は、その案内部に沿って
駆動ローラが一端方向に移動されると、付勢手段の付勢
力により、該指の係止爪が内径方向に移動付勢されるこ
とにより、被把持体の取っ手から離間されて保持を解放
し、駆動ローラが、その案内部の他端方向に移動される
と、その係止爪が付勢手段の付勢力に抗して外径方向に
移動付勢されることにより、該係止爪が被把持体の取っ
手を前記筒状体の係止部に圧接して把持し、被把持体を
保持する。そして、把持状態において、その回転操作部
が被把持体の被回転部に係合され、その回転操作によ
り、被把持体の被回転部の回転操作が可能となる。これ
により、係止爪の回転支持部を介してロードパスが形成
され、指自体の回転支持部への外力の付与が殆ど防止す
ることができて、高保持及び高トルクでの把持が可能と
なり、このような信頼性の高い高精度な把持状態におい
て安定した回転作業が実現される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明
の一実施の形態に係るマニピュレータの把持装置を示す
もので、マニピュレータ基部10には、筒状体が取付け
られる。この筒状体には、把持駆動用モータを備えた回
転駆動機構部9が配設される。この回転駆動機構部9に
は、減速機構部12を介してボール螺子13の一端が回
転力伝達可能に結合される。このボール螺子13は、筒
状体11に支持板11a及び軸受14を介して回転自在
に支持され、その所定の位置には、ナット部材15が矢
印A,B方向に移動自在に螺合される。このナット部材
15には、連結棒16の一端が結合され、この連結棒1
6の他端には、ローラ金具17が結合される。
【0011】ローラ金具17には、3個の駆動ローラ1
8が放射状に取付けられ(図2参照)、これら駆動ロー
ラ18の間には、例えば四角穴を有する回転駆動用ソケ
ット部材19が回転自在に取付けられる。ソケット部材
19の回転軸には、歯車20が嵌着され、この歯車20
には、ウオーム歯車21が歯合される。ウオーム歯車2
1は、その回転軸の中間部が上記支持板11aに軸受2
2を介して回転自在に支持され、その端部は、駆動モー
タ、減速機構等を備えた回転駆動機構部23に回転駆動
自在に結合される。
【0012】また、上記筒状体11の先端には、所定の
間隔を採って3個の係止部24が内径方向に突出して形
成され、この係止部24間には、把持案内部25が後述
する被把持体30に対応して略円錐形状に設けられる。
また、筒状体11内には、3本の指26が係止部24に
対応して配設される。指26は、一端が筒状体11内に
回動自在に支持され、その他端には、筒状体11の外径
方向に突出した係止爪26aが形成される。そして、指
26の内径方向側の中間部には、把持解放用案内部26
bが上記駆動ローラ18に対応して設けられる。この案
内部26bは、駆動ローラ18の矢印A方向の移動に連
動して、該駆動ローラ18により筒状体11の外径方向
に回動付勢され、駆動ローラ18のB方向の移動に連動
して内径方向への移動を許容するカム構造に形成され
る。
【0013】さらに、筒状体11には、解放付勢用のば
ね部材27が上記指26に対応してそれぞれ取付けられ
る。このばね部材27は、指部材26を上記内径方向に
移動付勢する。
【0014】上記被把持体30は、その背面が例えば図
示しない宇宙搭載機器等に取付けられ、その正面には、
凹状の挿入部30aが設けられる。そして、この挿入部
30aの周囲部には、3個の取っ手30bが筒状体11
の係止部24に対応して所定の間隔に形成され、この取
っ手30b間には、係合案内部30cが上記筒状体11
の把持案内部25に対応して略逆円錐形状に設けられる
(図3参照)。また、被把持体30の挿入部30aの略
中央には、被回転部30dが上記ソケット部材19に対
応して形成される。この被回転部30dは、上記宇宙搭
載機器(図示せず)内のハンドル部等の図示しない被回
転操作部に連結される。
【0015】上記構成において、マニピュレータを用い
て被把持体30を把持する場合には、先ず、図3に示す
ように筒状体11の把持案内部25を被把持体30の挿
入部30aの係合案内部30cに対向させて挿入する。
この際、筒状体11は、その把持案内部25が被把持体
30の係合案内部30cに案内されて被把持体30の挿
入部30aに挿入され、指26が取っ手30bに対向さ
れる。ここで、回転駆動機構部9が駆動されると、その
回転力が減速機構部12、ボール螺子13を介してナッ
ト部材15に伝達され、ナット部材15が矢印A方向に
移動される。すると、これに連動して、ローラ金具17
及び駆動ローラ18が同方向に移動され、該駆動ローラ
18が指26の案内部26bに摺動される。ここで、指
26は、駆動ローラ18により、その一端を中心として
筒状体11の外径方向にばね部材27の付勢力に抗して
回動され、その係止爪26aで被把持体30の取っ手3
0bを係止する。この際、指26の係止爪26aは、図
4に示すように取っ手30bを筒状体11の係止部24
に圧接して、いわゆる予圧状態で被把持体30を保持
し、ここに指26と取っ手30b及び筒状体11とでロ
ードパスが構成されて、把持動作を完了する。このた
め、ロードパスは、指26の回転支持部26cを通らな
い。
【0016】同時に、ローラ金具18は、ソケット部材
19を矢印A方向に移動して、被把持体30の被回転部
30dに係合する。ここで、ソケット部材19は、回転
駆動機構部23が回転駆動されると、その回転力がウオ
ーム歯車21及び歯車20を介して伝達され、その回転
方向に応じて被把持体30の被回転部30dを回転駆動
し、所望の作業が実行される。
【0017】また、上記把持動作状態において、把持解
放を行う場合には、回転駆動機構部9が反転駆動され
る。すると、その回転力が減速機構部12、ボール螺子
13を介してナット部材15に伝達され、ナット部材1
5が矢印B方向に移動され、これに連動して、ローラ金
具17及び駆動ローラ18が同方向に移動され、該駆動
ローラ18が指26の案内部26bに沿って初期位置方
向に摺動される。ここで、指26は、ばね部材27によ
りそれぞれ反転され、その係止爪26aが被把持体30
の取っ手30bから離間され、把持を解放する。
【0018】この際、ソケット部材19は、ローラ金具
28の矢印B方向の移動に連動して被把持体30の被回
転部30dから離脱され、ここにマニピュレータが作動
されて筒状体11が矢印B方向に引き抜く如く離間され
て、筒状体11の指26及び把持案内部25が被把持体
30の挿入部30aから離脱されて解放動作が完了され
る。
【0019】このように、上記マニピュレータの把持装
置は、筒状体11内に係止爪26a及び案内部26bを
有する3本の指26を回動自在に配設して、この指26
の案内部26bに対して直線移動される駆動ローラ18
を摺動させ、この駆動ローラ18の司る摺動位置に応じ
て指の開閉を行うようにすると共に、その把持状態にお
いて、指26の係止爪26aが係止部24に接触し、さ
らに被把持体30の取っ手30bを筒状体11の係止部
24に圧接して被把持体30の把持を行うように構成し
た。
【0020】これによれば、指26による把持状態にお
いて、高保持及び高トルクでの保持が行われて、指26
自体への外力の付与殆ど防止することが可能となり、
この信頼性の高い高精度な把持状態が実現される。
【0021】また、駆動ローラ18に連動して移動され
る回転操作用のソケット部材19を被把持体30の被回
転部30dに対向して設け、その把持状態において、ソ
ケット部材19を被把持体30の被回転部30dに係合
するようにして、被把持体30側の回転操作を行うよう
に構成した。
【0022】これによれば、指26自体への外力の付与
が殆ど防止することができて、高保持及び高トルクでの
保持が可能となり、信頼性の高い高精度な把持状態にお
いて安定した回転作業が可能となる。
【0023】なお、上記実施の形態では、回転駆動機構
部9の回転運動を直線運動に変換するのに、ボール螺子
13を用いて構成したが、これに限ることなく、その
他、各種の構成が可能である。
【0024】また、上記実施の形態では、3本の指26
を用いた指構造に適用した場合で説明したが、これに限
ることなく、2本以上の指構造のものにおいても適用す
ることが可能である。よって、この発明は上記実施の形
態に限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々の変形を実施し得ることは勿論のことであ
る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、高保持力/高トルクを実現して、信頼性の高い把持
解放動作を実現し得るようにしたマニピュレータの把持
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るマニピュレータ
の把持装置を示した図。
【図2】図1の指側を示した図。
【図3】図1の把持状態を示した図。
【図4】図1の指と被把持体との把持解放状態における
外観を示した図。
【符号の説明】
9,23…回転駆動機構部。 10…マニピュレータ基部。 11…筒状体。 11a…支持板。 12…減速駆動機構部。 13…ボール螺子。 14,22…軸受。 15…ナット部材。 16…連結棒。 17…ローラ金具。 18…駆動ローラ。 19…ソケット部材。 20…歯車。 21…ウオーム歯車。 24…係止部。 25…把持案内部。 26…指。 26a…係止爪。 26b…案内部。 27…ばね部材。 30…被把持体。 30a…挿入部。 30b…取っ手。 30c…係合案内部。 30d…被回転部。
フロントページの続き (72)発明者 稲場 典康 茨城県つくば市千現2丁目1番1号 宇 宙開発事業団筑波宇宙センター内 (72)発明者 西田 信一郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝小向工場内 審査官 田村 耕作 (56)参考文献 特開 平1−169121(JP,A) 特開 昭60−201891(JP,A) 特開 昭61−25793(JP,A) 特開 平2−30483(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 15/04 B25J 15/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の取っ手及び複数の係合案内部が交
    互に配置された被把持体と、 マニピュレータ基部に取付けられ、先端に内径方向に傾
    斜した複数の係止部及把持案内部が前記被把持体の取っ
    手及び係合案内部に対応して設けられた筒状体と、 一端が前記筒状体内に回動自在に支持されるものであっ
    て、他端に前記筒状体の外径方向側に突出され前記係止
    部に対向配置される係止爪を有し、中間部の内径方向側
    に把持解放用案内部を有する複数の指と、 この複数の指を前記筒状体の内径方向の解放位置に移動
    付勢する付勢手段と、 この複数の指の前記案内部にそれぞれ移動自在に摺動さ
    れ、前記複数の指の一端方向に移動した状態で、前記複
    数の指が前記付勢手段により前記解放位置に移動するの
    を許容し、且つ前記複数の指の他端方向に移動した状態
    で、前記複数の指を前記付勢手段の付勢力に抗して前記
    筒状体の外径方向の把持位置に回動付勢する複数の把持
    解放用駆動ローラと、 この複数の駆動ローラを前記複数の指の案内部に沿って
    移動させるものであって、前記複数の指の一端方向に移
    動させて該指の係止爪の前記被把持体の取っ手からの解
    放を許容し、前記複数指の他端方向に移動させて該指の
    係止爪を前記付勢手段の付勢力に抗して前記把持位置に
    回動付勢させ、前記被把持体の取っ手を前記筒状体の係
    止部に圧接して把持する把持解放駆動部とを具備したマ
    ニピュレータの把持装置。
  2. 【請求項2】 被回転部に対応して複数の取っ手及び複
    数の係合案内部が交互に配置された被把持体と、マニピ
    ュレータ基部に取付けられ、先端に内径方向に傾斜した
    複数の係止部及び把持案内部が前記被把持体の取っ手及
    び係合案内部に対応して設けられた筒状体と、 一端が前記筒状体内に回動自在に支持されるものであっ
    て、他端に前記筒状体の外径方向側に突出され前記係止
    部に対向配置される係止爪を有し、中間部の内径方向側
    に把持解放用案内部を有する複数の指と、 この複数の指を前記筒状体の内径方向の解放位置に移動
    付勢する付勢手段と、この複数の指の前記案内部にそれ
    ぞれ移動自在に摺動され、前記複数の指の一端方向に移
    動した状態で、前記複数の指が前記付勢手段により前記
    解放位置に移動するのを許容し、且つ前記複数の指の他
    端方向に移動した状態で、前記複数の指を前記付勢手段
    の付勢力に抗して前記筒状体の外径方向の把持位置に回
    動付勢する複数の把持解放用駆動ローラと、 この複数の駆動ローラを前記複数の指の案内部に沿って
    移動させるものであって、前記複数の指の一端方向に移
    動させて該指の係止爪の前記被把持体の取っ手からの解
    放を許容し、前記複数指の他端方向に移動させて該指の
    係止爪を前記付勢手段の付勢力に抗して前記把持位置に
    回動付勢させ、前記被把持体の取っ手を前記筒状体の係
    止部に圧接して把持する把持解放駆動部と、 前記複数の駆動ローラと一体的に移動自在に設けられ、
    前記駆動ローラの司る前記把持位置において、前記被把
    持体の被回転部に回転力伝達可能に係合され、前記駆動
    ローラの司る解放位置で前記被把持体の被回転部から離
    脱される回転操作部と、この回転操作部を回転駆動して
    前記被把持体の被回転部を回転駆動する回転駆動手段と
    を具備したマニピュレータの把持装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の指は、3本以上であることを
    特徴とする請求項1又は2記載のマニピュレータの把持
    装置。
JP20960495A 1995-08-17 1995-08-17 マニピュレータの把持装置 Expired - Fee Related JP3317821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20960495A JP3317821B2 (ja) 1995-08-17 1995-08-17 マニピュレータの把持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20960495A JP3317821B2 (ja) 1995-08-17 1995-08-17 マニピュレータの把持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0957676A JPH0957676A (ja) 1997-03-04
JP3317821B2 true JP3317821B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=16575566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20960495A Expired - Fee Related JP3317821B2 (ja) 1995-08-17 1995-08-17 マニピュレータの把持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3317821B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000271891A (ja) * 1999-03-19 2000-10-03 Toshiba Corp ロボット用把持装置
CN103341863B (zh) * 2013-07-10 2015-08-19 哈尔滨工业大学 一种实现空间机械臂自爬行与载荷操作的末端执行器
CN105082169B (zh) * 2015-09-22 2017-03-22 哈尔滨工业大学 一种具有机电输出的大容差微型末端执行器
WO2019064336A1 (ja) * 2017-09-26 2019-04-04 ヤマハ発動機株式会社 クランプユニット
CN113370257A (zh) * 2021-07-06 2021-09-10 河南省豫鹤同力水泥有限公司 一种基于工业机械的机械加工用夹爪

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0957676A (ja) 1997-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6669257B2 (en) Power switching mechanism for robotic applications
US4427100A (en) Reversible tool handle
JP2001113486A (ja) 電動ハンド
JP2000506447A (ja) 動力ナットランナー
JP3317821B2 (ja) マニピュレータの把持装置
JP4348685B2 (ja) 電動パワークランプ装置
US20220136600A1 (en) Power tool with compliant shifting mechanism
TW200306266A (en) Release-mechanism for a trigger-switch
JP2000288808A (ja) ドリル/ドライバーチャック
JPH029597A (ja) マニピュレータの先端構造
JP3317800B2 (ja) マニピュレータの把持装置
CN110785261B (zh) 夹钳和用于操控夹钳的方法
US5174694A (en) Retractable tool bit having slider type catch mechanism
JP2762943B2 (ja) 多軸マスタ・スレーブ形サーボマニプレータのマスタアーム操作装置
GB2246090A (en) Nut turner
JP2553140Y2 (ja) 掴み装置
US5180259A (en) Retractable tool bit having latch type catch mechanism
US5224390A (en) Direction reversing actuator apparatus
JP3317799B2 (ja) マニピュレータの把持装置
WO1992005921A1 (en) Industrial robot with multiple driving device
CN109185441A (zh) 一种换档锁止机构及换档手柄
CN115199747B (zh) 闭锁致动器、制动变速器及行车制动器和/或驻车制动器
JPS58177290A (ja) マニピユレ−タ
RU2022780C1 (ru) Схват робота
JPS6221399Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020529

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110614

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees