JP2000288808A - ドリル/ドライバーチャック - Google Patents

ドリル/ドライバーチャック

Info

Publication number
JP2000288808A
JP2000288808A JP2000092987A JP2000092987A JP2000288808A JP 2000288808 A JP2000288808 A JP 2000288808A JP 2000092987 A JP2000092987 A JP 2000092987A JP 2000092987 A JP2000092987 A JP 2000092987A JP 2000288808 A JP2000288808 A JP 2000288808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jaw
jaws
drill
chuck
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000092987A
Other languages
English (en)
Inventor
Andrew Walker
ウォーカー アンドリュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Black and Decker Inc
Original Assignee
Black and Decker Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Black and Decker Inc filed Critical Black and Decker Inc
Publication of JP2000288808A publication Critical patent/JP2000288808A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/1207Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving obliquely to the axis of the chuck in a plane containing this axis
    • B23B31/1253Jaws movement actuated by an axially movable member

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 良く紛失する付加的なチャックキーが必要で
あったり、コレットを何回も回転することが必要なため
に日曜大工仕事で幾つかのビットを交換する場合に不便
である従来技術のドリル/ドライバー用のチャックの欠
点を少なくとも軽減する。 【解決手段】 ドリル/ドライバーチャックが、中央の
軸方向の開口4を有する円筒状の部材2を有する。開口
4に連なる複数の別の開口が円筒状の部材4の軸に関し
て傾いている。ジョーアクチュエータ10が、各ジョー
8に連結されており、それらのそれぞれの別の開口内で
各ジョーを動かす。ジョーアクチュエータ10が、それ
ぞれジョー8と協働するために、そこに形成される複数
のスロット12を有する円錐形の壁を有する円錐形状を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドリル/ドライバ
ーチャック機構及びその様なチャックを具備するドリル
/ドライバーに関する。本発明は、これに限定されるも
のではないが、消費者が日曜大工製作で使用する様なチ
ャック及び同等品に特に関係する。
【0002】
【従来技術】ドリルビット又はスクリュードライバービ
ット保持用のチャックが、長年知られている。日曜大工
市場においてチャックは、複数のジョーが角度を持って
取り付けられる内部が円筒状の中空コア(中心部)を一
般的に具備する。ジョーは、中空コアの内又は外へ動く
ことが出来るので、その中にビットを挟む。ジョーを前
進又は後退するために、ジョーはねじ部を具備する。こ
のねじ部は、一般的にジョーの周りの円周に保持されて
おり、自由に回転可能であるが、軸方向には動かないね
じ切りされたコレット部材と協働する。この様にコレッ
ト部材の回転により、ねじはジョーを前進又は後退する
ように協働する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ジョーを前進又は後退
する上記の方式は、一般的に受け入れることが出来る一
方で、それには幾つかの不都合があり困っている。第1
に、コレットをチャックキー又は同様なもの等の外部ツ
ールにより駆動する必要がある場合において、キーが良
く紛失する。このキーがないと、使用者は、ジョーによ
りそれの間でビットをしっかりと掴むことが出来るよう
に、コレット部材に十分なトルクを適用することが出来
ない。これとは別に、その様な付加的なチャックキーを
必要せず、使用者が、コレットをそれの周りの外側のス
リーブにより単に回転する場合には、ジョーとコレット
間で協働するねじのピッチは、ジョーがかなりの量を前
進又は後退する前に、コレットを何回も回転することが
必要となる様なものである。これは、使用者が、ジョー
を前進又は後退するためにかなりの時間を費やしなけれ
ばならないことを意味する。これは、日曜大工仕事でし
ばしば行われる様な幾つかのビットを交換する場合に不
便である。従って、上記の欠点を少なくとも軽減するこ
とが本発明の目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるドリル/ド
ライバーチャックは、中央の軸方向の開口と複数の別の
開口を有しており、複数の別の開口が円筒状の部材の軸
に関して傾いている円筒状の部材と、各ジョーが別の開
口のそれぞれ1つに関連しており、それの中で可動であ
る複数のジョーと、各複数のジョーに連結されており、
それらのそれぞれの別の開口内でジョーを動かすための
ジョーアクチュエータが、そこに形成される複数のスロ
ットを有する円錐形の壁を有する円錐形状を有するの
で、各スロットが複数のジョーのそれぞれ一基と協働し
ており、それにより円筒状の部材の軸に沿う方向におけ
るジョーアクチュエータの動きが、円筒状の部材の軸に
関する半径方向におけるそれらのそれぞれのスロット内
でのジョーの付随する動きを引き起こすジョーアクチュ
エータと、を含んでおり、該チャックは、一つの要素部
分も、それの他の要素部分のいずれかに関して回転しな
いことを特徴としている。
【0005】チャックの全ての要素部分が、それの全て
の他の要素部分に関して回転する必要を回避することに
より、使用者が直線方向だけに要素部分を動かすことに
より、ジョーを前進又は後退することが容易に出来るよ
うに形成される。これにより、ジョーの前進又は後退に
要する時間を減少し、更に追加のチャックキー又は類似
品の必要を回避する。
【0006】ジョーアクチュエータは、円筒状の部材の
周りに同心で設置されることが好ましい。この方法によ
り、チャックのコンパクトな設計が実現可能である。好
都合には、ジョーは、円筒状の部材の中央の軸方向の開
口内で半径方向に集合又は分散する。更に集合するジョ
ーは、円筒状の部材の先端部を越えてお互いに出会う。
【0007】好都合には、ジョーの集合する動きが、そ
れぞれのスロットの内で各ジョーの半径方向に内側への
動きに付随する。更に、ジョーアクチュエータに連結す
るスラスト板が具備されても良いので、スラスト板は、
ジョーアクチュエータに動かす力を適用するように配置
される。本発明は、添付図を参照すると共に、例示によ
り更に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1、2、3、4と5を参照する
と、本発明の実施の形態によるドリル/ドライバーチャ
ック機構が、円筒状の部材であるチャック本体2を具備
しており、それは、それを通る中央の軸方向の開口4を
有することを示している。中央の軸方向の開口4は軸5
に沿って形成される。チャック本体2はまた、そこに形
成される複数の別の開口6を有する。開口自体は真っ直
ぐであるが、しかし中央の軸方向の開口4に関して斜め
である。これは、図3と4に関して最も明確に図示され
る。
【0009】それぞれの複数のチャックジョー8は、各
々の別の開口6と協働可能である。3基の別の開口6が
あるので、従って3基のチャックジョー8があることが
分かる。各チャックジョー8は、そのそれぞれの別の開
口6内で動くことが出来るので、それは前進又は後退す
ることが出来る。各ジョー8が、個別に前進又は後退す
ることが可能であるにも係わらず、ここで図示される実
施の形態においては、ジョーは付随的に前進又は後退す
る。この付随的な動きは、各ジョー8とジョーアクチュ
エータ10の間の協働により達成される。
【0010】ジョーアクチュエータは、そこに形成され
る複数の半径方向に伸長するスロット12を有すること
を図1は特に示す。実際にこの例では、3基のその様な
スロット12(3基のジョー8があるので)がある。各
ジョー8は、各ジョー8の後端部に形成される長手方向
のフラット(平面)14によりそれぞれのスロット12
と協働する。フラット14は、スロット12内に着座す
る。フラット14の両側にジョー8の全直径があり、こ
れは、ジョーの長手方向における(及び実際にまた軸5
に沿っての)ジョー8とジョーアクチュエータ10の間
の全ての相対的な動きを防止する。
【0011】しかし、各ジョー8が、そのそれぞれのス
ロット12内でジョーアクチュエータ10に関して半径
方向に動くことが出来ることが図1により分かる。これ
は、フラット14が、スロット12内で半径方向に内側
及び外側に動くことが出来るからである。この動きにつ
いて更に次に記述する。
【0012】本発明の目的を実現するために必ずしも必
要ではないが、図面に示される本発明の好都合な形態
は、スラスト板16を具備することである。スラスト板
16の目的は、それに作用する力をジョーアクチュエー
タ10を動かすための力に変換することである。スラス
ト板16は、その目的を更に次に説明するスピゴット1
8を具備する。
【0013】ここでまた図6と7を参照して、チャック
のオペレーションを説明する(明確にするために、スラ
スト板16は、図6又は図7のいずれにも示されていな
い)。図6は、ジョー8がそれらのそれぞれの開口6内
で前進する時の状態を図示しており、図7は、ジョー8
がそれらの開口6内で後退する場合の状態を図示する。
【0014】ジョーが後退している図7から開始する
と、ジョー8の左手端部は円筒状のチャック本体2の先
端部を越えて前方に突き出ていないことが示されてい
る。この位置では従って、ジョーは中央の軸方向の開口
4内で全く突き出ていない。これは、スクリュードライ
バービット又はドリルビット(図示されていない)が、
チャック本体2の開口4内に設置できることを意味す
る。ジョー8をそれらのそれぞれの開口6内で前進させ
て、ジョーがそれらの傾斜した開口6を通り前進しチャ
ック本体2の先端部を越えて結局は出会うために、使用
者はそれからジョーアクチュエータ10を前進させる必
要がある。図5を参照すると、これがより明確に図示さ
れる。ジョーを前進することにより、中央の軸方向の開
口4に向かって半径方向に内側に且つそれに沿って軸方
向の両方向にそれらが動くことが図5により分かる。
【0015】もちろん、もしドリル又はスクリュードラ
イバービットが、開口4に挿入されるとすると、ジョー
8が別の開口6に沿って前進するので、その後結局、ジ
ョー8はビット(図示されていない)を把握し、従って
図6に示す位置にはない。これは直ちに当業者により認
識される。
【0016】前進又は後退する場合に、どのように中央
の軸方向の開口4に関してジョー8が傾斜していること
が、ジョーを軸方向に動かすだけではなく、中心軸5に
関して半径方向にも動かすことが出来るかを図5が図示
する一方で、図3と4を参照することにより、半径方向
の動きがより明確に分かる。図3において、ジョーアク
チュエータ10が前進すると、従ってジョー8も、それ
らのそれぞれの開口6内で前進して、それによりジョー
8は中央の軸方向の開口4(図5参照)の先端部を越え
て出会う。この様に図3は、各ジョー8の後部が中心軸
5に向かって半径方向に内側にある場合を図示する。こ
れは、それぞれのジョー8の各フラット14が、ジョー
アクチュエータ10内のそれぞれのスロット12を経由
して、中心軸5に向かって半径方向に動いているので分
かる。
【0017】反対にしかし、図4を参照すると、ジョー
アクチュエータ10が後退しており、それによりそれぞ
れの開口6内で各ジョー8後退させるので、各ジョー8
が半径方向に外側に動いた状態を図示する。更に図5を
参照すると、ジョーアクチュエータの形状が基本的に円
錐形であるように選択されることが分かる。実際にジョ
ー8は、スロット12及びフラット14によりジョーア
クチュエータ10に関連して保持されるので、各ジョー
8がそれに沿って移動する中心軸7がジョーアクチュエ
ータ10の面の向きに対して直角である。図5は、どの
ようにしてジョーアクチュエータ10の面の平面9が、
ジョー8の軸7に対して90度になるかを示す。
【0018】軸5と7の間の15度の角度が開口6内の
(更に従って、それが設置される軸20に沿うジョーア
クチュエータ10の軸方向の配置による)各ジョー8の
位置に関係なく保持されることが理解される。この例で
は、15度が選択されたが、それがジョー及びジョーア
クチュエータの移動範囲を通じて保持される限り、全て
の適切な向きが受け入れられる。
【0019】ここではまた図8と図9(a)を参照し
て、どのようにして、スラスト板16の追加により、ジ
ョー8の前進又は後退を簡単に実施するかを説明する。
スラスト板16は、ジョーアクチュエータ10の一部分
であるコレット部材26の後部に設置される。後部軸2
0は、チャック本体2と一体で形成されても良いし、あ
るいはされなくても良い。実際に、チャック本体2の中
央の軸方向の開口4は、後部軸20内に伸長しても良い
し、あるいはしなくても良い。全ての場合において、ス
ラスト板16は、軸方向の開口4の中心軸5と同心であ
ることが分かる。この状態において従って、スラスト板
16は、軸20に沿って軸方向にいずれの方向にも滑る
ことが出来る。回転しないスラスト板16に関して、チ
ャック本体2、ジョー8及びジョーアクチュエータ10
の可能な回転を補助するために、スラストベアリング
が、ジョーアクチュエータ10とスラスト板16の間に
具備されることが好ましい。スラスト板16はまた、そ
れと回転可能なジョーアクチュエータ10の間のベアリ
ング面として作用するブッシュ22を具備することが好
ましい。
【0020】スラスト板16は、全ての適切な手段によ
りジョーアクチュエータ10に連結される。図示される
例において、ジョーアクチュエータ10は、コレット部
材26に形成される環状の収納部24を有するので、ス
ラスト板16は環状の収納部24を越えてコレット部材
26上に押し出されて、その後サークリップ28が、環
状の収納部24の周りにぴったりと設置されて、コレッ
ト部材26上の適切な位置にスラスト板16を保持す
る。コレット部材26はまた、これがここでは後部軸2
0に直接接触するので、内部ブッシュを具備しても良い
ことが、当業者にはもちろん理解できると考えられる。
スラスト板16が、この状態でジョーアクチュエータ1
0に永久的に連結されるかどうかに関しては選択的形態
である。スラスト板16自体が後部軸20に直接接触し
て、これとは別の手段によりジョーアクチュエータ10
を単純に押すか又は引くかすることは可能である。
【0021】図8と図9(a)を比較、対照すると、図
8ではジョー8は、チャック本体2から後退しており、
これに対して図9(a)ではジョー8は、チャック本体
2内で前進する(そしてその先端部を越えて出会う)こ
とが分かる。図8と図9(a)の間の異なるチャックの
形態が、ジョーアクチュエータ10を図8の後部軸20
の右に動かすことにより実現されており、これに対して
図9(a)ではジョーアクチュエータ10が後部軸20
の左へ動かされることは明白である。これは、図8にお
いて、ジョーアクチュエータ10がジョー8を引っ張る
ので、それらはそれらのそれぞれの開口6内で後退して
おり、これに対して図9(a)ではジョーアクチュエー
タ10は、ジョー8を押すので、それらはそれらのそれ
ぞれの開口6内に前進することを意味する。
【0022】ジョーアクチュエータ10を前進又は後退
させる(又は、図8と図9(a)を見る場合には、後部
軸20に沿って左又は右に動く)手段は、この例におい
て、スラスト板16に設置されるスピゴット18とジョ
ー固定手段、ここでは回転レバー構造32−60、の間
の協働により実現される。スラスト板16に作用する力
により、ジョーアクチュエータ10を前進又は後退する
ための全ての適切な手段が使用できるので、ここに図示
されるレバー機構32−60は単に、これを達成する多
くの手段の一例である。
【0023】回転レバー機構は、36として(しかしこ
の後で詳細に記述される)一般的に図示される固定くさ
び機構及びアクチュエータ板34に回転するように連結
される第1のハンドル32を具備する。図8と図9
(a)を比較すると、図8ではハンドル32は開位置に
あり、それによりアクチュエータ板34は第1の回転点
38に関して時計回りの方向に回転し、それによりジョ
ーアクチュエータ10と各ジョー8を後退させており、
これに対して図9(a)では、ハンドル32は閉位置に
あり、そこではアクチュエータ板34が、第1の回転点
38の周りで反時計回りの感じで回転し、それによりジ
ョーアクチュエータ10と各ジョー8を前進させること
が分かる。
【0024】図8と図9(a)に図示するジョー固定機
構の重要な特徴は、ジョー8の前進が、一旦中央の軸方
向の開口4内に挿入されるビットに達すると直ぐに停止
し、中央の軸方向の開口4へのジョー8の貫入程度に関
係なく、クランプ(挟み)力がジョーに作用することで
ある。これは、ジョー8が、中央の軸方向の開口4内へ
のジョー8の突き出す程度に関係なく、それらのそれぞ
れの開口6内に固定されることを意味する。これは、ビ
ットの径に関係なく、ジョー8が、中央の軸方向の開口
内に挿入されるビットを効果的に且つ自動的に挟み、こ
の挟む操作に対して既知の又は与えられた力を適用する
という重要な利点を具備する。その機構のオペレーショ
ンを、次に記述する。
【0025】ジョーがそれらの開位置にある図8から始
めると、その後ジョー8を閉じるために、ハンドル32
は、矢印Aにより図示される様に一般的に反時計回りの
方向で、回転点40と87の周りで回転するように動
く。これにより、第1の回転点38の周りでアクチュエ
ータ板34を反時計回りの方向に回転させる(上記で検
討した様に)。一旦、スラスト板16が、ジョーアクチ
ュエータ10によりジョー8を押して、中央の軸方向の
開口4内に挿入されるビットに係合させるとその後は、
アクチュエータ板34は第1の回転点38周りに更に回
転することは出来ない。しかし、もしハンドル32が矢
印Aの方向にまだ動く場合には、この更なる力は、第2
の回転点40を経由して連結ロッド42を通り、第3の
回転点46を経由して第1のくさび部材44に伝達され
る。実際に、この「オーバーフォース(過剰力)」と呼
ばれる力は、第1のくさび部材44を図8に図示する様
に矢印Cの方向に下に動かす。第2のくさび部材48
は、更にハンドル50(第1のくさび部材44の様に)
に設置されており、その2者が一旦係合すると、第1の
くさび部材44と協働して固定するように位置決めされ
る。この例においては、しかし中間滑り板52が、更に
以下で説明する理由のために、2基のくさび44、48
の間に挟まれる。
【0026】第2のくさび48は、ドリル56の本体に
それ自身がテンションばね58を経由して連結する調整
ねじ部材54に連結される。ばね58の引張り力は、第
2のくさび部材48を第1のくさび部材44に対して相
対する方向に引っ張る。2基のくさび部材44、48が
共に固定する位置を決定するのは、別のハンドル50内
の第2のくさび部材48の位置である。2基のくさび部
材44、48が共に固定する位置は、調整ねじ部材54
により調整できる。
【0027】くさび部材44、48が協働して共に固定
する位置を有する理由は、それによりアクチュエータ板
34を回転させるハンドル32の動きによりスラスト板
16に適用されるクランプ力を設定するためである。も
し第2のくさび48が、別のハンドル50内で上昇した
位置にある場合には、矢印Cの方向における下への第1
のくさび44の動きはあまり遠くはならない。これは、
一旦2基のくさび44、48が固定されると、連結ロッ
ド42は更に遠くへ動くことが出来ないことを意味す
る。矢印Aの方向へのハンドル32の更なる動きは、連
結ロッド42が形状がくずれて変形し曲がる場合に、連
結ロッド42内に過剰力をこの様にして生じて、圧縮応
力としてそこに保持される。実際に、これは固定機構全
体のオーバーセンタリング(行き過ぎ)を引き起こし、
ジョー8が受ける非常に高いクランプ力を生じる結果と
なる。オーバーセンタリングの位置は、第2のくさび4
8の位置によりこの様に決定される。
【0028】ここではまた図9(a)を参照すると、そ
の閉位置にあるジョー固定機構を示しており、そこでは
オーバーセンタリングが生じている。この例において、
オーバーセンタリングは、3点の回転点87、40及び
46が直線上に整列していない場合に発生する。その様
なオーバーセンタリング固定機構は、当業者にとって既
知であると考えられる。実際に、オーバーセンタリング
は、回転点40が、回転点87と46を結ぶ直線(図9
(b)参照)の右手側(図9(a)を見る場合)にある
場合に発生する。図9(a)において、第1のくさび4
4が、図8に図示する位置に比較して別のハンドル50
内で下に動いていることが分かる。
【0029】使用者は、ジョー8を解放するために、図
9(a)に示す矢印Dの方向にハンドル32を動かすこ
とにより、ハンドル32を開く必要がある。これは、先
ず連結ロッド42をその初期の位置にはね返らせる。こ
れは、固定機構のオーバーセンタリングがもはやなく、
ロッド42内に蓄えられるポテンシャルエネルギが解放
されたことを意味する。これは更に、矢印Dの方向への
ハンドル32の更なる動きが、第1の回転点38周りの
アクチュエータ板34の時計方向の回転を許容し、それ
により、図8を参照することにより説明されるように、
ジョーを逆に動かすことを意味する。
【0030】前述したように、滑り板52は2基のくさ
び部材44、48の間に挟まれる。ジョー固定機構がそ
の閉位置からその開位置へ動いている場合に、これは2
基のくさび部材が離れることを補助する。この例では、
板はくさび48に関してくさび44を容易に滑らせるク
ロムめっき鋼により製作される。この例では、板52
は、それらの動く方向に関連して、両くさび44、48
に関して固定された位置を有する。板52はしかし、別
のハンドル50内に形成される収納部60内で滑ること
が出来る。これは、別のハンドル50内のくさび48の
位置に関係なく、それがくさび44、48に関して適切
な姿勢をとることを可能にするために必要である。
【0031】ここでは図10と11を参照すると、どの
ように、62として一般的に図示されるドリル/ドライ
バーが、上記のチャック機構を組み込むかが分かる。図
示されるドリル/ドライバーは、実際には外側本体ケー
シング56を有するドリルである。ドリルは、減速機
(ギアボックス)機構66を経由して軸20に連結され
る電動モータ64を具備する。ドリル62はバッテリ接
点70及び電線72を経由してモータ64に接続するバ
ッテリ68により動力が供給される。バッテリ68の電
線72を経由するモータ64への接続は、トリガースウ
ィッチ74を経由して達成される。
【0032】当業者には、これとは別の掘削(ドリリン
グ)及び駆動(ドライビング)の要求のために、減速機
66は選択されたギアに依存するトルク/速度を発揮し
ても良いことが認識できる。この目的のために、ギアセ
レクタ76は本体ケーシング56内の開口78を経由し
て減速機66に連結する。図10と11の相違は、図1
0ではハンドル32がその開位置にありそれによりジョ
ー8が後退していることだけであることが明白である。
一方図11では、ハンドル32はその閉位置にあるの
で、ジョー8は前進している。
【0033】ここでは図12を参照すると、本発明の実
施の形態と共に使用するための回路が図示される。図1
1に示される位置から開始するが、しかしドリルビット
(図示されていない)は、中央の軸方向の開口4内でジ
ョー8によりしっかりと保持されると仮定すると、セン
サー80はドリル62の本体上の固定された位置82に
関してスラスト板16の軸方向の変位の程度を検知す
る。どれだけ速く軸20を回転する必要があるかを決定
するために、このセンサーはポテンショメータ84及び
フィードバック回路86と協働する。
【0034】ドリルビットの回転速度が、特定の状況に
おいて、その径に依存し得ることが良く知られている。
明らかに、ジョー8に保持される大口径のビットは、固
定された点82とスラスト板16の間の離れる程度は小
さいという結果となる。これはセンサー80により検知
される。反対に、非常に小径のビットは、センサー80
により検知される固定された点82とスラスト板16の
間の離れる程度は大きくなる。この方法により、従って
減速機66の出力回転速度は、ジョー8により保持され
るビットの径を検出することにより簡単に自動的に決定
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態によるチャックの
主要部の分解立体図を図示する。
【図2】図2は、図1の構成要素を図示しており、組み
立てられた状態であり、分解図形式ではない。
【図3】図3は、図1と2のチャックの本体の後面図を
図解的に図示する。
【図4】図4は、図1と2のチャックの本体の後面図を
図解的に図示する。
【図5】図5は、線x−xに沿う図2に表示されている
部分の断面を示す。
【図6】図6は、本発明によるチャックをそれぞれ図示
しており、ジョーが前進しているものと後退しているも
のである。
【図7】図7は、本発明によるチャックをそれぞれ図示
しており、ジョーが前進しているものと後退しているも
のである。
【図8】図8は、ジョーが後退した状態における、手動
操作式駆動手段に連結される図6と7のチャックを図示
する。
【図9】図9は、ジョーが前進した状態における、手動
操作式駆動手段に連結される図6と7のチャックを図示
する。
【図10】図10は、ジョーが前進する位置にある状態
における、本発明の実施の形態によるチャックを具備す
るドリル/ドライバーを図解的に図示する。
【図11】図11は、ジョーが後退する位置にある状態
における、本発明の実施の形態によるチャックを具備す
るドリル/ドライバーを図解的に図示する。
【図12】図12は、本発明の実施の形態と共に使用さ
れるための回路を系統的に図示する。
【符号の説明】
2…チャック本体 4…中央の軸方向の開口 5…軸 6…別の開口 8…チャックジョー 10…ジョーアクチュエータ 12…半径方向に伸長するスロット 14…フラット 16…スラスト板 18…スピゴット 20…後部軸 22…ブッシュ 24…環状の収納部 26…コレット部材 32…第1のハンドル 34…アクチュエータ板 36…固定ウェッジ機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリル/ドライバーチャックが、 中央の軸方向の開口(4)と複数の別の開口(6)を有
    していて、複数の別の開口が円筒状の部材の軸に関して
    傾いている円筒状の部材(2)と、 各ジョーが別の開口(6)のそれぞれ1つに関連してい
    て、該開口の中で可動である複数のジョー(8)と、 各複数のジョー(8)に連結されていて、それらのそれ
    ぞれの別の開口内でジョーを動かすためのジョーアクチ
    ュエータ(10)が、該ジョーアクチュエータに形成さ
    れる複数のスロット(12)を有する円錐形の壁を有す
    る円錐形状を有し、それにより、各スロットが複数のジ
    ョーのそれぞれ一基と協働して、円筒状の部材の軸に沿
    う方向におけるジョーアクチュエータの動きが、円筒状
    の部材の軸に関する半径方向におけるジョーアクチュエ
    ータのそれぞれのスロット(12)内でのジョー(8)
    の付随する動きを引き起こすジョーアクチュエータ(1
    0)と、を含んでおり、該チャックが、 一つの要素部分も、それの他の要素部分のいずれかに関
    して回転しないことを特徴とするドリル/ドライバーチ
    ャック。
  2. 【請求項2】 ジョーアクチュエータ(10)が、円筒
    状の部材(12)の周りに同心で設置される請求項1に
    記載のドリル/ドライバーチャック。
  3. 【請求項3】 ジョー(8)が、円筒状の部材の中央の
    軸方向の開口(4)の内で半径方向に集合又は分散する
    請求項1又は2に記載のドリル/ドライバーチャック。
  4. 【請求項4】 集合するジョー(8)が、円筒状の部材
    (2)の先端部を越えてお互いに出会う請求項3に記載
    のドリル/ドライバーチャック。
  5. 【請求項5】 ジョー(8)の集合する動きが、そのそ
    れぞれのスロット(12)内で各ジョー(8)の半径方
    向に内側への動きに付随する請求項4に記載のドリル/
    ドライバーチャック。
  6. 【請求項6】 ジョーアクチュエータに連結するスラス
    ト板(22)を更に具備しており、スラスト板が、ジョ
    ーアクチュエータに動かす力を適用するように配置され
    る請求項1から5のいずれか一項に記載のドリル/ドラ
    イバーチャック。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の
    チャックを具備するドリル/ドライバー。
JP2000092987A 1999-03-31 2000-03-28 ドリル/ドライバーチャック Withdrawn JP2000288808A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9907463:5 1999-03-31
GBGB9907463.5A GB9907463D0 (en) 1999-03-31 1999-03-31 Drill/driver chuck

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000288808A true JP2000288808A (ja) 2000-10-17

Family

ID=10850748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000092987A Withdrawn JP2000288808A (ja) 1999-03-31 2000-03-28 ドリル/ドライバーチャック

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP1040888B1 (ja)
JP (1) JP2000288808A (ja)
CN (1) CN1152761C (ja)
AT (1) ATE232149T1 (ja)
AU (1) AU756132B2 (ja)
CA (1) CA2299949C (ja)
DE (1) DE60001337T2 (ja)
GB (1) GB9907463D0 (ja)
HK (1) HK1031702A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030093401A (ko) * 2002-06-03 2003-12-11 백수곤 가변직경 회전체
KR100601540B1 (ko) 2005-08-11 2006-07-19 주식회사 씨티씨 인발기용 3분 물림척의 구조
JP2012515659A (ja) * 2009-01-26 2012-07-12 エタブリッスマン・アミオ・エス.エー. 回転機械に適合するツールホルダマンドレル

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6536536B1 (en) 1999-04-29 2003-03-25 Stephen F. Gass Power tools
US7316404B1 (en) * 2000-03-29 2008-01-08 Black & Decker Inc. Drill/driver chuck
DE10109490B4 (de) * 2001-02-28 2006-08-10 Metabowerke Gmbh Spannfutter
BG65120B1 (bg) * 2002-05-14 2007-03-30 НАЧЕВ Валентин Тричелюстен затегателен патронник
JP4352436B2 (ja) * 2007-06-30 2009-10-28 晃 中村 回転アシスト付ドライバー
TW201325827A (zh) * 2011-12-21 2013-07-01 Worthtek Co Ltd 手工具之輔助束夾結構
AU2014314778C1 (en) * 2013-08-28 2018-11-01 Positec Power Tools (Suzhou) Co., Ltd Power tool and operation method therefor for fast locking and releasing working accessory
CN105345100B (zh) * 2015-12-18 2019-09-24 山东威达机械股份有限公司 一种可释放变形力的带锁手紧钻夹头
WO2019232744A1 (en) * 2018-06-07 2019-12-12 Jacobs Chuck Manufacturing (Suzhou) Company, Ltd. Self aligning chuck

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3038637A1 (de) * 1979-10-26 1981-05-07 Micron, S.A., Montgat, Barcelona Bohrfutter
GB2173720A (en) * 1985-01-17 1986-10-22 Roger David Harrison Keyless chuck
US4648608A (en) * 1985-02-27 1987-03-10 Black & Decker, Inc. Low-cost, keyless chuck and method of manufacture
GB8631074D0 (en) * 1986-12-31 1987-02-04 Jacobs Mfg Co Drill chuck

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030093401A (ko) * 2002-06-03 2003-12-11 백수곤 가변직경 회전체
KR100601540B1 (ko) 2005-08-11 2006-07-19 주식회사 씨티씨 인발기용 3분 물림척의 구조
JP2012515659A (ja) * 2009-01-26 2012-07-12 エタブリッスマン・アミオ・エス.エー. 回転機械に適合するツールホルダマンドレル

Also Published As

Publication number Publication date
EP1040888B1 (en) 2003-02-05
DE60001337D1 (de) 2003-03-13
AU756132B2 (en) 2003-01-02
CN1268422A (zh) 2000-10-04
EP1040888A1 (en) 2000-10-04
CN1152761C (zh) 2004-06-09
CA2299949C (en) 2008-01-22
DE60001337T2 (de) 2003-07-03
CA2299949A1 (en) 2000-09-30
GB9907463D0 (en) 1999-05-26
ATE232149T1 (de) 2003-02-15
AU2266200A (en) 2000-10-05
HK1031702A1 (en) 2001-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6382636B1 (en) Drill/driver chuck
JP4837835B2 (ja) チャック
US6488286B2 (en) Chuck and power driver having improved interface assembly
US7316404B1 (en) Drill/driver chuck
US7128324B2 (en) Hammerlock chuck
US7581907B2 (en) Clamping structure for a handled tool
JP2000288808A (ja) ドリル/ドライバーチャック
US6007071A (en) Chuck with locking body
US6056298A (en) Chuck lock bit changer
JP2012531321A (ja) ドリリング装置
JPH09503453A (ja) 工作機械用のドリルチャック
US5984320A (en) Tool chuck
US6616148B1 (en) Keyless chuck with backup key operation
WO1997027020A1 (en) Tool chuck
US7469908B2 (en) Power drill chuck
GB2462279A (en) Hand tool with two handles
US1270443A (en) Chuck.
JPH0417935A (ja) リベッター
GB2173720A (en) Keyless chuck
JP4630048B2 (ja) スクロールチャック
JPH08112707A (ja) 主軸装置
JPH0350673B2 (ja)
JPH0657558U (ja) 手動式回転工具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605