JPH01141009A - ポリイミドチューブの製造方法 - Google Patents

ポリイミドチューブの製造方法

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JPH01141009A
JPH01141009A JP30065487A JP30065487A JPH01141009A JP H01141009 A JPH01141009 A JP H01141009A JP 30065487 A JP30065487 A JP 30065487A JP 30065487 A JP30065487 A JP 30065487A JP H01141009 A JPH01141009 A JP H01141009A
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JP
Japan
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core
acid solution
tube
polyimide
polyamic acid
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JP30065487A
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Masao Nakamura
正雄 中村
Tei Inoue
井上 悌
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリイミドチューブの製造方法に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 従来から電線被覆用やケーブル結束用、電気機器の配線
用などの電気絶縁材料としてポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニルのフィルムに粘着剤を塗布した電気絶縁テープや、
該テープの欠点である巻き付は作業の困難性を改良し、
巻き付は作業を不要とした絶縁チューブが用いられてい
る。
一方、近年の電気機器の小型軽量化に伴なって機器の使
用温度が高くなるなど、電気絶縁材料の耐熱性向上の要
求が多くなり、上記ポリエチレンやポリ塩化ビニルを用
いた電気絶縁材料ではその要求に応じることができなく
なってきている。
そこで、この要求特性を満足する電気絶縁材料としてポ
リイミド樹脂からなるチューブが注目されているが、ポ
リイミド樹脂は溶融粘度が高く流動性に乏しいため他の
熱可塑性樹脂のように押出成形によるチューブ成形はで
きず、また熱融着性も有さないので芯体状にポリイミド
フィルムを巻き付けた後、熱融着してチューブ化するこ
ともできないものである。
上記欠点を有するポリイミド樹脂からなるチューブを製
造する方法として、一般に下記方法が提案されている。
(alFEP(テトラフルオロエチレン−へキサフルオ
ロプロピレン共重合体)層を設けたボリイミドテープを
芯体にスパイラル状やすし巻き状に巻き付けて加熱し、
該FEP層によってテープ同士を接合したのち、芯体を
抜き取る方法。
(b)特公昭61−49097号公報に記載のように、
接着性を有するポリイミド前駆体フィルムを芯体にスパ
イラル状やすし巻き状に巻き付けて加熱し、フィルム同
士を接合したのち、チューブを形成し、芯体を抜き取る
方法。
(C)特公昭53−14270号公報に記載にように、
金属線にポリイミド前駆体塗料を塗布、硬化後、金属線
を降伏点以上に引き伸ばして抜き取る方法。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記(alの方法で得られるチューブの耐熱性
は接着剤としてのFEPに依存するために、チューブを
構成するポリイミドが有する耐熱性よりも低い温度で使
用しなければならず、ポリイミド樹脂が本来有する耐熱
性を充分に生かしきれないものであり、上記山)の方法
では接着層として用いるポリイミド前駆体の接着条件が
狭く、またボットライフがあるために作業性が悪いもの
である。
また、巻き付けてチューブを成形するこれらの両方法で
は得られるチューブ外面に継目による段差が生じること
となり、絶縁用途において信頼性に乏しくなる。
一方、上記1c)の方法では耐熱特性に優れたポリイミ
ドチューブが得られるが、金属線を引き伸ばした際の抜
き取り性が悪かったり、芯体として用いる金属線が再利
用できないという問題がある。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者らは上記問題点を有さず、ポリイミド樹脂本来
の優れた耐熱性を充分に発揮しうるチューブを得るべく
鋭意検討を重ねた結果、特定の組成からなるポリアミド
酸溶液を、特定の線膨張係数を有する芯体に塗布するこ
とによって、上記問題点を解決したポリイミドチューブ
が容易に得られることを見い出し、本発明を完成させる
に至った。
即ち、本発明のポリイミドチューブの製造方法は、3.
3’、4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
(以下、BPDAという)とバラフェニレンジアミン(
以下、PDAという)を、N、N’−ジメチルアセトア
ミド(以下、DMAcという)中で反応させて得られる
ポリアミド酸溶液を、1.5×1O−Sc1)7℃以上
の線膨張係数を有する芯体外面に塗布、乾燥してイミド
転化せしめた後、該芯体を抜き取ることを特徴とするも
のである。
本発明においては、まずBPDAとPDAを、溶媒とし
てのDMAc中で反応させてポリアミド酸溶液を得る。
この際、溶媒中でのモノマー濃度は種々の条件に応じて
設定することができるが、通常5〜30重量%、好まし
くは10〜25重量%であり、通常80℃以下、好まし
くは5〜50℃の範囲で約1〜10時間反応させる。
このにうな条件で反応させると得られるポリアミド酸溶
液は反応の進行と共に徐々に溶液粘度が上昇するが、本
発明においては固有粘度が0.5以上(30℃、DMA
c中)のポリアミド酸溶液を得るのが好適である。固有
粘度を0.5以上のポリアミド酸溶液を用いることによ
り、得られるポリイミドチューブは機械的強度が特に優
れたものとなる。
次に、得られたポリアミド酸溶液を芯体外面に塗布する
が、本発明においては線膨張係数が1.5×1O−Sc
1)7℃以上の芯体を用いる。このような芯体としては
銅、アルミニウムなどの金属や4フツ化エチレンのよう
な耐熱性プラスチックからなる、例えばパイプ状やロン
ド状の耐熱性芯体である。ポリアミド酸溶液の塗布方法
としては、例えばデツピング法や円筒ダイスを用いた方
法など公知の方法によって行なうことができる。
上記のようにしてポリアミド酸溶液を塗布した後、乾燥
を行いイミド転化を行なう。乾燥温度は特に制限はない
が、好ましくは100〜400℃、さらに好ましくは1
50〜300℃の範囲で行なう。
本発明においてポリイミドチューブは上記イミド転化し
た後、芯体を抜き取ることで得ることができる。前記し
たように特定の線膨張係数を有する芯体を用いているの
で、イミド転化したのち室温付近まで冷却すると芯体と
ポリイミドチューブとの膨張係数の違いから、芯体を容
易に抜き取ることができるのである。
また、本発明においてはポリアミド酸溶液の調製の際の
溶媒としてDMAcを用いているので、N−メチル−2
−ピロリドンやジメチルホルムアミドのような他の溶媒
を用いた場合と比べて、芯体とポリイミドチューブとの
接着性が非常に弱く、芯体の抜き取り操作が容易となる
のである。
以上のようにして得られるポリイミドチューブの肉厚は
、0.006〜0.3■■の範囲とすることが好ましい
。肉厚が0.006鰭に満たない場合は、芯体を抜き取
る際にチューブに変形や亀裂が生じやすく、また0、3
 amを超えると、イミド転化の際の乾燥において塗布
したポリアミド酸溶液の皮膜が発泡してボイドを生じ外
観不良を起こしたり、絶縁不良を起こす原因となりやす
い。また、チューブの内径については特に制限はないが
、製造しやすさの点から内径が50n以下のものが好ま
しい。
〈発明の効果〉 本発明のポリイミドチューブの製造方法によれば、金属
線を芯体として用いた従来法と比べて芯体の抜き取りが
容易となり、また、芯体の反復利用も可能となるもので
ある。さらに、本発明の製造方法によれば、比較的容易
に継目のない耐熱性に優れたポリイミドチューブを得る
ことができるので、耐熱性が要求される分野において優
れた絶縁特性を発揮できるものである。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を示し、さらに詳細に説明する。
実施例I BPDA882g (3モル)とPDA324 g(3
モル)を、DMAc4824g中にて30〜60℃で6
時間反応させて溶液粘度5000ボイズ(30℃、B型
粘度計)、固有粘度1.5(30℃、ウベローデ型粘度
計)のポリアミド酸溶液を得た。
次に、外径30鶴φ、長さ20CIl、線膨張係数2.
3X10−’cm/”Cのアルミニウムパイプの外面に
、上記にて得たポリアミド酸溶液をダイスより0.82
5Bの塗布厚にて押出塗工した。
ポリアミド酸を塗布したアルミニウムパイプを立てた状
態で150℃で30分加熱乾燥し、次いで200℃で3
0分、250℃で3分、300℃で30分加熱乾燥を行
い、ポリアミド酸をイミド転化させた。
イミド転化したのち室温まで冷却し、芯体であるアルミ
ニウムパイプを抜き取ることによって、肉厚0.150
 龍、長さ19cmのポリイミドチューブを得た。
実施例2 実施例1にて得たポリアミド酸溶液を、外径2゜5龍φ
、長さ20cm、線膨張係数2.0X10−’am/℃
の真鍮性パイプの外面にガラス棒にて塗布した後、ピグ
通しを行い0.140m1の塗布厚にて均一に塗布した
その後、実施例1と同様の条件にてイミド転化を行い真
鍮性パイプを抜き取り、肉厚0.025 mm、長さ1
9cmのポリイミドチューブを得た。
実施例3 実施例1にて得たポリアミド酸溶液100gにDMAc
 300 gを添加希釈し、充分に攪拌混合し溶液粘度
95ボイズ(30℃、B型粘度計)の溶液を得た。
次に、得られた溶液中に外径2.5鰭φ、線膨張係数1
.7 X I Oo−5a/℃の銅線を浸漬し、50m
の長さにわたってデツピング法によりポリアミド酸溶液
を塗布した。
次に、ポリアミド酸を塗布した銅線を縦型炉内にて10
0℃で5分加熱乾燥し、次いで200℃で5分、250
℃で5分、300℃で5分加熱乾燥を行い、ポリアミド
酸をイミド転化させた。
上記操作(塗布〜乾燥)を10回繰り返した後室温まで
冷却し、1mの長さに切断して芯体である銅線を抜き取
ることによって、肉厚0.050w1、長さ1mのポリ
イミドチューブを得た。
比較例1 実施例1°において用いたDMACに代えて、溶媒とし
てN−メチル−2−ピロリドンを用いた以外は、実施例
1と同様の条件にて溶液粘度5500ボイズ、固有粘度
1.6のポリアミド酸溶液を得た。
得られたポリアミド酸溶液を実施例1と同様にして塗布
、イミド転化、芯体の抜き取りをおこなってポリイミド
チューブを得ようとしたが、ポリイミドチューブと芯体
であるアルミニラ4パイプが接着しており、抜き取るこ
とができなかった。
比較例2 実施例1において用いた芯体を線膨張係数1.2×1O
−Sc1)17℃の鉄パイプとした以外は全て実施例1
と同様に行い、ポリイミドチューブを得ようとしたが、
ポリイミドチューブと芯体である鉄パイプが密着してお
り、抜き取ることができなかった。
比較例3 実施例1において用いたPDAの代わりに4,4゛−ジ
アミノジフェニルエーテルを用いて、溶液粘度4500
ポイズ、固有粘度1.45のポリアミド酸溶液を調製し
た以外は、実施例1と同様にしてポリイミドチューブを
得ようとしたが、ポリイミドチューブと芯体であるアル
ミニウムパイプが密着しており、抜き取ることができな
かった。
上記実施例および比較例から明らかなように、本発明の
方法によれば芯体が容易にポリイミドチューブから抜き
取ることができるものであることが判る。なお、各比較
例における芯体外面にシリコーン樹脂による剥離処理を
施したものを用いても、各実施例のように芯体を抜き取
ることができなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン
    酸二無水物とパラフェニレンジアミンを、N,N’−ジ
    メチルアセトアミド中で反応させて得られるポリアミド
    酸溶液を、1.5×10^−^5cm/℃以上の線膨張
    係数を有する芯体外面に塗布、乾燥してイミド転化せし
    めた後、該芯体を抜き取ることを特徴とするポリイミド
    チューブの製造方法。
JP30065487A 1987-11-27 1987-11-27 ポリイミドチューブの製造方法 Pending JPH01141009A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60203427A (ja) * 1984-03-28 1985-10-15 Ube Ind Ltd 芳香族ポリイミド樹脂管状物の製造法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60203427A (ja) * 1984-03-28 1985-10-15 Ube Ind Ltd 芳香族ポリイミド樹脂管状物の製造法

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