JPH01139743A - 溶融めっき浴用吊具 - Google Patents

溶融めっき浴用吊具

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Publication number
JPH01139743A
JPH01139743A JP29767087A JP29767087A JPH01139743A JP H01139743 A JPH01139743 A JP H01139743A JP 29767087 A JP29767087 A JP 29767087A JP 29767087 A JP29767087 A JP 29767087A JP H01139743 A JPH01139743 A JP H01139743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
molten metal
plating bath
main rod
silicon nitride
Prior art date
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Pending
Application number
JP29767087A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Yonezawa
米澤 孝夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Metals and Chemical Co Ltd
Original Assignee
Japan Metals and Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Metals and Chemical Co Ltd filed Critical Japan Metals and Chemical Co Ltd
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  • Coating With Molten Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、溶融めっき浴用吊具に関し、特にめっきする
ために被めっき材を浴中の溶融金属中に浸漬したり、ま
たは浴中の溶融金属中に浸漬された該被めっき材をその
浴中から引き上げたりする際に用いると有用な溶融めっ
き用吊具に関するものである。
(従来の技術) −iに、部品や材料の表面における耐摩耗性や耐食性を
向上させる方法として、それらの表面を他の金属で被覆
する、所謂めっき法が知られている。
このめっき法には、溶融めっき法、電気めっき法などが
あるが、とりわけ前記溶融めっき法は、被めっき材をア
ルミニウムや亜鉛、すずなどの溶融金属中に一定時間漫
漬することにより、所定の溶融金属を該被めっき材の表
面に付着させ、引き上げて凝固させることで所定の金属
被膜をその表面に被覆する方法である。
上記溶融めっきを施すとき、被めっき材を浴中に浸漬し
たり、逆に引き上げたりするのに吊具が用いられる。第
2図に、従来使用されている代表的な吊具を示す。同図
に示すように、従来の吊具21は、断面が山形形状の鋳
鉄製の棒を主体としており、使用の形態は該山形形状の
頂部tに当る部分がちょうど側面となるように使ってい
る。そしてこの主体の先端部は曲成されていて鉤型係止
部22を形造っており、該鉤型係止部22の湾曲内面は
とがった角部eで形成しである。
なお、この吊具21の鉤型係止部22の湾曲内面に鋭っ
た角部eを設ける理由は、被めっき材と吊具との接触面
をできるだけ少なくすることにより、被めっき材のめっ
きの不完全な部分(付着不良)をなくすためである。
めっき処理に当たっては、上記吊具21を介して、被め
っき材を溶融金属浴中に浸漬するが、このとき主体を構
成する主杆23の上端は係止具により係止し、鉤型係止
部22に被めっき材を引懸けて溶融金属中に浸漬する。
(発明が解決しようとする問題点) めっきに当たり、例えばアルミニウム、亜鉛などの溶湯
中に、従来の鋳鉄製の吊具を使って浸漬させると、この
従来吊具の場合時間の経過とともに溶湯中に次第に溶け
るという問題点があった。
特に、アルミニウム溶湯では、数時間使用しただけで鉤
型係止部がやせ細り、吊具として使うことができなくな
る程であった。
しかも、この鋳鉄製の吊具が溶湯中に溶けると、溶融金
属中に鉄その他の不純物が溶解するために、特に純粋な
金属のめっきをしなければならないときはとくに不都合
が目立ち、さらにはこうしたケースでの溶融浴は長時間
使うことができなかった。
本発明の目的は、従来の溶融めっき用吊具が抱えている
上述した問題点を克服することのできる溶融めっき用吊
具を提案するところにある。
(問題点を解決するための手段) 上述した本発明の目的は、次の如き要旨構成;すなわち
、 めっき浴の溶融金属中に浸漬される被めっき材を懸吊す
るために溶融金属中に浸漬して用いる主杆とこの主杆先
端部に形成した鉤型係止部とからなる吊具において、 この吊具本体を、窒化けい素質セラミック焼結体により
構成し、かつ前記主杆の断面形状を円形とする一方、前
記鉤型係止部の湾曲内面側の形状を山形にしたことを特
徴とする溶融めっき用吊具」 の採用によって有利に実現できる。
すなわち、本発明溶融めっき用吊具は、第1図に示すよ
うに、本体が窒化けい素質セラミックスで構成されてお
り、この本体は主杆2と該主杆2の延長端に鉤型係止部
3を設けてなり、その他端が該吊具を把持するための把
手部4を構成してなるものである。
第1図(e)に示すように、前記主杆2は、断面形状が
円形であり、また前記鉤型係止部3は、同図(b)に示
すように、湾曲内周面側の断面形状が山形を呈する形状
としたものである。方向指示柱のこのような構成によれ
ば、鉤型係止部3の山形頂部を呈する部分に、被めっき
材を懸吊することができるので、被めっき材と吊具との
接触面が極めて少なくなり、その結果、良い溶融めっき
を行うことができる。
(作 用) 本発明の吊具の特徴の1つは、5該吊具の材質を窒化け
い素質セラミックスにより構成したことである。
窒化けい素質セラミック焼結体は、常圧焼結法。
反応焼結法、ホットプレス法などの方法によって製造す
ることができるが、本発明にかかる吊具1については、
これらのいずれの方法で製造したものでもよい。このよ
うに、本体をセラミック焼結体とした結果、鉤型係止部
3が金属溶湯中に長時間浸漬させても酸化したり、侵食
をうけることがなく、鋳鉄製の吊具のように次第にやせ
るようなことがない。
ただし、窒化けい素質セラミックスで構成された本発明
の吊具の表面に1%以上の開気孔があると、゛この開気
孔から金属溶湯が浸透圧によって内部に侵入し、熱ひず
みを起して割れることがある。
このために、本発明においては、該窒化けい素質セラミ
ックスで構成された吊具の表面の開気孔は1%以下、好
ましくは0.5%以下のものを用いる。
本出願人は、それぞれ開気孔率が20%、11%。
1%および0.1%の窒化けい素質セラミックスを焼結
して第1図に示すような吊具を製造し、この吊具を温度
700℃の金属アルミニウム溶湯に浸漬して耐久性の実
験を行なった。この結果、開気孔率が1%および0.1
%では3ケ月を経過しても割れなかったのに比べ、11
%では7日、20%では2日で割れを生じた。
本発明の第2の特徴は、主杆2の断面形状を円形にした
ことである。
第2図に示すような従来の吊具のように、山形頂部tが
吊具の側面となるような形状にすると、荷重のかかる上
部と下部とにとがった角部が形成されることになるので
、応力がこれらの部分に集中することになり、割れやす
くなる。従って、本発明の場合、少なくとも主杆2は断
面形状が円形となるように構成し、また鉤型係止部3も
その湾曲外面側が円形断面形状となるようにして熱応力
が集中しないように構成する。
次に、本発明の第3の特徴は、被めっき材のめっきむら
がなくなるように鉤型係止部3の断面形状を、湾曲内面
側についてはその形状が上面山形となるようにしたこと
である。このようにすれば、熱衝撃には若干弱くなるが
、使用上問題はないし、めっきの歩留りも向上する。
(実施例) 被めっき材(吊具)の溶融アルミニウムめっきに際し、
この吊具を窒化けい素質セラミックス製の第1図に示す
吊具と従来の鋳鉄製吊具とを使って、めっき浴中に懸吊
支持した。第1表は、このときの同吊具の(使用回数2
割れまでの時間)を比較したものであるが、この結果か
ら判るように、本発明の吊具の方が格段に優れているこ
とが明白である。
第1表 注)開気孔率0.1% (発明の効果) 以上説明したように本発明の溶融めっき用吊具は、セラ
ミックス材料で形成すると共に角部やとがった部分がな
いので、めっき浴溶融金属中に長時間浸漬しても溶ける
ことがなく、また割れることもないので、繰返し使用す
ることができる。しかも、この吊具がめつき浴中に溶け
ることがないので、純粋な金属めっきをする時に好適な
溶融めっき用吊具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明の溶融めっき用吊具の側面図、
第1図(b)は、吊具のA−A’矢視部の断面図、第1
図(c)は同じく吊具のB −B ’矢視部の断面図、 第2図(a)は、従来の吊具の側面図、第2図(b)は
同吊具のc−c’矢視部の断面図である。 1・・・吊具、2・・・主杆、3・・・鉤型係止部、4
・・・把手部。 特許出願人 日本重化学工業株式会社 代理人 弁理士  小 川 順 玉 量  弁理士  村 1)政 治

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、めっき浴の溶融金属中に浸漬される被めっき材を懸
    吊するために溶融金属中に浸漬して用いる主杆とこの主
    杆先端部に形成した鉤型係止部とからなる吊具において
    、 この吊具本体を、窒化けい素質セラミック焼結体により
    構成し、かつ前記主杆の断面形状を円形とする一方、前
    記鉤型係止部の湾曲内面側の形状を山形にしたことを特
    徴とする溶融めっき用吊具。 2、上記窒化けい素質セラミック焼結体は、開気孔率が
    1%以下の窒化けい素焼結体であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の溶融めっき浴用吊具。 3、上記鉤型係止部の湾曲外面側は、断面円形であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の溶融めっき
    浴用吊具。
JP29767087A 1987-11-27 1987-11-27 溶融めっき浴用吊具 Pending JPH01139743A (ja)

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JP29767087A JPH01139743A (ja) 1987-11-27 1987-11-27 溶融めっき浴用吊具

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JPH01139743A true JPH01139743A (ja) 1989-06-01

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ID=17849613

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2816325A1 (fr) * 2000-11-07 2002-05-10 A F Electrification Procede pour preserver un organe support des effets d'un traitement par bain de galvanisation auquel est soumise la piece qu'il supporte et organe de support realise

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2816325A1 (fr) * 2000-11-07 2002-05-10 A F Electrification Procede pour preserver un organe support des effets d'un traitement par bain de galvanisation auquel est soumise la piece qu'il supporte et organe de support realise

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