JPH01139719A - 高張力線材の製造方法 - Google Patents

高張力線材の製造方法

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JPH01139719A
JPH01139719A JP29743387A JP29743387A JPH01139719A JP H01139719 A JPH01139719 A JP H01139719A JP 29743387 A JP29743387 A JP 29743387A JP 29743387 A JP29743387 A JP 29743387A JP H01139719 A JPH01139719 A JP H01139719A
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JP
Japan
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rolling
rolled
strength
wire rod
finish rolling
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Pending
Application number
JP29743387A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Fujita
利夫 藤田
Kimio Mine
峰 公雄
Nobuhisa Tabata
田畑 綽久
Haruyuki Imamura
晴幸 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高張力線材の製造方法に係り、特にたとえば
PC@棒等の高張力線材の製造過程における伸線加工お
よび焼入、焼戻処理の省略あるいは簡略化を図るのに好
適な製造方法に関する。
〈従来の技術〉 たとえば、JIS 03109に示されるPC鋼棒等の
高張力線材は、通常線材の2次スケールを除去後伸線加
工を施し、その後焼入−焼戻過程を経て所望の機械的性
質が付与され、コンクリートパイル等の部材として用い
られる。
これらの製造工程は需要家において連続化が進み生産性
の向上を回っているが、最近さらに省ノj。
省エネルギの観点から製造工程中の熱処理の省略あるい
は筒略化が指向され、アズロールでの線材強度が約11
0kgf/−以上といった高強度線材の要求度が高まっ
てきている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来法による線)イの場合は
、たとえばS B P D 1.30/145用線材の
ステルモア処理後のアズロール強度は大略70kgf/
m+iで、そのミクロ組織はフェライト+パーライトか
らなっており、このままでは強度がかなり不足するから
後工程で熱処理の必要なことが明白である。
これらを解消するため種々の提案がなされており、たと
えば特開昭55−119134号公報などに開示されて
いるようにCr、 No、  Vなどの焼入性向上元素
を添加し、冷却条件を調整して目的の強度を得ようとす
るものがある。この場合、焼入性を上げるために添加す
る合金元素による大幅なコストアップは避けられない。
また巻取ってからの調整冷−却では強度のばらつきが大
きくなるという問題点がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであ
って、最も安価でかつ目標強度を得るのに好適な高強度
線材の製造方法を提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、重量%で、c:o、to〜0.35%、Si
:0.10〜2.00%、 Mn−: 1.OO〜3.
0%を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる成
分を有する被圧延材を熱間圧延して線材を製造するに際
し、粗圧延1 中間圧延において900℃以上で圧延し
、仕上圧延入側温度を850〜950℃に規制し、かつ
5〜304の表面粗度を付与した圧延ロールを仕上圧延
機内に配して仕上圧延し、ついで500〜250℃に急
冷して巻取った後、5℃/秒以上で冷却することにより
、上記目的を達成するものである。
く作 用〉 以下に、本発明の詳細な説明する。
まず、加熱から仕上圧延過程では焼入性を高めるため、
従来法に比べ高温加熱、高温圧延することを必要とする
。それは、PC鋼棒用素材を用いて加熱温度と冷却速度
を変えて熱処理した場合、第1図に示すように、加熱温
度の高い方が同一冷却速度の時、高い硬さが得られるこ
とから裏付けられる。また、完全焼入組繊に至るまでの
硬さの変化をみると冷却速度依存性の高いことが明らか
である。逆に見ると、調整冷却を高強度化の手段とする
ことは、強度にばらつきの生じ易いことを意味している
。これを安定化するには焼入性向上元素量の増量も一方
法であることには違いないが、さらに完全焼入組繊であ
るマルテンサイトになると硬さは冷却速度によらずほぼ
一定の値を示し、鋼中clによってマルテンサイト組織
の硬さは一義的に決定されることがわかり、本発明手段
にとって重要な点である。
次に、高温圧延直後に急冷する場合、目標温度に対する
安定性が問題となる。つまり水冷却する場合、線材圧延
設備の制約上非常に短時間で所定温度にしなければなら
ず、まして高温圧延すればするほど多量の冷却水を要す
る。本発明者らは水量を滅し安定的に所定温度を得るた
め被圧延材の表面粗度に着目し、仕上圧延後段力リバロ
ールのロール表面粗度を種々変えて実験した所、第2図
の結果を得た。ロール表面粗度は、通常の約2μm程度
から40pm程度まで変化させ、被圧延材としては軟鋼
線を用いて8肛φに圧延し、仕上圧延温度950℃から
400℃に水冷却した。図示するように、カリバロール
の表面粗度が大きいほど水量は少なく、目標温度に対す
るばらつきも小さ(なっていることが明らかである。さ
らに、高強度材を伸線する際には潤滑性も問題になるが
、適度の粗さを有することはこの点からも好ましい。
本発明はこれらの知見に基づき、圧延温度および圧延線
材の表面性状を制御し、仕上圧延後の水冷帯で安定した
焼入&11織となし、高強度を有する線材の製造を可能
とするものである。
以下に、限定理由について説明する。
(1)  各成分の限定理由; C:0.10〜0.35讐t% Cは、pcs+棒等の用途から考えて必要な強度を確保
するため下限を0.10%とし、また多過ぎると焼割れ
を発生する恐れがあることや溶接性が劣化するので上限
は0.35%とした。
Si : 0.10〜2.00賀t% Siは、脱酸作用や素地の強化を図る上で必要な元素で
あり、そのためには下限を0.10%とし、また過多に
なると溶接性の劣化やコストアップを招くことになるた
め、上限は2.00%とした。
Mn : 1.00〜3.Owt% Mnは焼入性向上元素で焼入性を安定化させ、がつ強度
を確保するため下限を1.0%とし、必要以上に添加す
ることはコスト高を招き、また偏析元素であり、その有
害性を考慮して3%を上限とした。
なお、脱酸や強度調整のためA/、Ti+ あるいはC
r+  V等を添加して本発明法に適用することは何ら
差しつかえない。
(2)粗圧延、中間圧延における被圧延材温度を900
℃以上とすること; 粗および中間圧延列において、オーステナイト粒径の粗
大化を図り焼入性を増す必要があるため、この間におけ
る被圧延材温度は900℃以上での高温圧延とした。
(3)  仕上圧延入側温度を850〜950″Cに規
制すること; 仕上圧延においても、粗および中間圧延時と同じ目的の
他に短時間、高速圧延のための加工発熱によりかなりの
温度上昇があり、仕上圧延後の水冷での温度制御性を考
慮して、850〜950℃と狭い温度範囲とした。
(4)5〜30μmの表面粗度を付与した圧延ロールを
仕上圧延機内に配して仕上圧延することり仕上圧延機内
においては、先に述べた通り水冷時の温度制御性を考慮
して出来る限り水冷時の冷却水を少なくするためにカリ
バロールに表面粗度を付与するもので、そのためには、
表面粗度の下限として5nを必要とする。このロール表
面粗度を大きくすればするほど冷却水量は減るものの、
余り大き過ぎると伸線加工時に線材表面に凹凸が残存す
る恐れがあるので、その上限は30頗とした。
この範囲の表面粗度が付与されたカリバロールは、仕上
圧延列の後段に設置することが好ましく、またその凹凸
の形状、方向性などに何ら制約を設ける必要はない。
(5)  仕上圧延後500〜250℃に急冷して巻取
ること; 仕上圧延機出側直後に設けられた水冷帯において水冷却
するのであるカベその際、強度低下要因となる例えばフ
ェライトの析出しない温度域まで水冷却する必要がある
ためその上限はsoo’cとし、一方、下限はMs点を
切れば十分であるが、低くなりすぎるとハード上のトラ
ブルも懸念されるので250℃とした。
(6)j!:取り後5゛C/秒以上で冷却すること;巻
取られた線材は、そのままの状態で放置しておくと復熱
してたとえばフェライトのような高温変態生成物を析出
する恐れがあるので、この復熱を抑制するためには、少
なくとも5℃/秒で冷却する必要がある。
以上説明したような過程を組み合わせることにより、高
張力を有する線材の製造が可能である。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例について説明する。
供試材として、第1表に示す化学成分を有する鋼A、B
、C,Dの4種類を各100kgずつ真空溶製後、15
0圃角に鍛造した。これらを8順φの線材に熱間圧延す
る際、粗圧延から仕上圧延刺入ロ温度、仕上圧延列内の
カリバロールの表面粗度。
その後の水冷停止温度1巻取り後の衝風冷却速度を種々
変化させた。その圧延・冷却条件を第2表にまとめて示
す、ここで得られた線材の強度(T。
S、)、伸び(FJ)および絞り(R,A、)の各試験
結果を、第2表に併せて示した。なお、この試験結果は
、得られた線材の先後端の非定常部を除き長手方向に3
分割した位置の3リングから1本当たりの長さを200
mとして連続20本ずつ採取し、合計60本の平均値と
して示したものである。
本発明例による実験Nα1〜6の強度(T、S、 )の
平均4a 、(M )はいずれも、比較例である実験N
α8゜9.11の強度(T、S、)に比し相当高い強度
が得られており、たとえばPC鋼棒の焼入・焼戻後強度
に十分匹敵するものであり、また、強度(T、S、 )
のばらつき(σ)も、この比較例よりも小さく優れてい
る。また、比較例の実験に7.10は、本発明例と同程
度の強度は得ているものの、そのばらつきが本発明例よ
りも大きくなっており、仕上圧延カリバの表面粗度が小
さく、冷却水量が多く水冷停止温度の不安定性に起因し
ていると考えられる。伸び(U、)および絞り(R,A
、)においても、本発明例は比較例に比べ同等の値を示
す、ただ比較例の実験Nα8の絞りが、本発明例の実験
Nα1およびNα2よりも高い値を示すのは、強度が相
当低いためと考えられる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、特に焼入性向上
元素を添加することなく、高強度の線材を安定して得ら
れるので、需要家における熱処理の省略あるいは簡略化
が可能であり、これによる製造コストの削減が大きく、
極めて顕著な効果をもたらすことが期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、加熱温度に対する冷却速度と硬さとの関係を
示す特性図、第2I2Iは、仕上圧延ロール表面粗度と
冷却水量の関係を示す特性図である。 持許出1tlI人   川崎製鉄株式会社第1図 冷却速度(℃/秒)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  重量%で、C:0.10〜0.35%、Si:0.1
    0〜2.00%、Mn:1.00〜3.0%を含み、残
    部Feおよび不可避的不純物からなる成分を有する被圧
    延材を熱間圧延して線材を製造するに際し、粗圧延、中
    間圧延において900℃以上で圧延し、仕上圧延入側温
    度を850〜950℃に規制し、かつ5〜30μmの表
    面粗度を付与した圧延ロールを仕上圧延機内に配して仕
    上圧延し、ついで500〜250℃に急冷して巻取った
    後、5℃/秒以上で冷却することを特徴とする高張力線
    材の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014503684A (ja) * 2010-11-19 2014-02-13 ポスコ 冷間伸線型高靭性非調質線材及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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