JPH01139627A - 繊維強化複合材料及びその製造法 - Google Patents

繊維強化複合材料及びその製造法

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JPH01139627A
JPH01139627A JP29777387A JP29777387A JPH01139627A JP H01139627 A JPH01139627 A JP H01139627A JP 29777387 A JP29777387 A JP 29777387A JP 29777387 A JP29777387 A JP 29777387A JP H01139627 A JPH01139627 A JP H01139627A
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JP
Japan
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compound
fiber
reinforced composite
composite material
bis
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Application number
JP29777387A
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English (en)
Inventor
Shunichi Matsumura
俊一 松村
Masuhiro Okada
升宏 岡田
Hiroo Inada
稲田 博夫
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、繊維強化複合材料に関し、更に詳しくは特殊
な熱硬化樹脂をマトリックス樹脂とした耐熱性2機械特
性が良好で、かつ成形性に優れた繊維強化複合材料に関
する。
〈従来技術〉 補強用繊維とマトリックス樹脂とから構成される繊維強
化複合材料は優れた機械特性を有し、種々の産業におい
て構造部品等に、更にはスポーツ。
レジャー用品等に使用されている。
しかしながら、近年複合材料の応用分野が拡大するにつ
れて今までより更に耐熱性等の諸特性に優れた材料が要
望されている。繊維強化複合材料において用いる補強用
繊維(強化繊維)の特性を最大限に発揮させるためには
、繊維の種類とマトリックスとして用いる樹脂との組合
せが重要であり、また複合材料の耐熱性についてはマト
リックス仏旧指で決まるといっても過言ではない。
従来71〜リツクス樹脂として用いられているエポキシ
樹脂は、バランスのとれた樹脂でおり、大年に使用され
ているが、その耐熱性を向上させようとすると樹脂その
ものの靭性が低下し、かつ成形に長時間を要するなど現
状必ずしも満足できるしのではない。その信奉飽和ポリ
エステル、ポリイミドなどが用いられているが、夫々耐
熱性、成形性に問題がある。
〈発明の目的〉 本発明者は耐熱性2機械特性に優れ、かつ成形性の良好
な新規な繊維強化複合材料について鋭意検討した結果、
本発明に到達した。
〈発明の構成〉 すなわち、本発明は、補強用繊維とマトリックス樹脂と
から構成される繊維強化複合材料において、該マトリッ
クス樹脂が、下記式(1)および/または(II)で示
される環状イミノエーテル化合物とポリアミン化合物お
よびポリヒドロキシ化合物から選ばれた化合物とを触媒
の存在下に加熱反応させた樹脂でおることを特徴とする
繊維強化複合材料に関する。
a □ −C−Rc d a □ f 以下本発明について詳述する。
本発明でマトリックス樹脂を形成するために用いる環状
イミノエーテル化合物は、上記式(1)および/または
式(II)で示される化合物で必る。
上記式(i)および上記式(II)において、「)は2
〜4の整数を示す。これらのうちn=2が好ましい。1
くは「)価の脂肪族、脂環族または芳香族の炭化水素基
を示し、n=2の場合、Rは直接結合でおってもよい。
Rとしては、例えば、「)−2の場合エチレン、トリメ
チレン、プ[1ピレン、テ1〜ラメヂレン、ヘキ)ノメ
チレン、ネオペンチレン。
p−フェニレン2m−フェニレン、シクロヘキシレン等
の炭化水素基を例示でき、「]=3の場合はまた、Ra
、 Rb、 Rc、 Rd、 ReおよびRfは夫々水
素原子、炭素数3以下のアルキル基(例えばメチル基、
エチル基)、炭素数7以下のアリール基(例えばフェニ
ル基、トリル基)を示し、これらは互いに同一でも相異
なっていてもよい。Ra。
Rb、Rc、Rd、ReおよびRfはそのすべてが水素
原子、あるいはそのうち任意の1つがメチル基で、残り
が水素原子であることが好ましく、すべてが水素原子で
あることが特に好ましい。
また、上記式(I)で示される環状イミノエーテル類(
オキサゾリン誘導体)としては、具体的には、2,2°
−エチレンビス(2−オキサゾリン)。
2.2゛−テトラメチレンビス(2−オキサゾリン)。
2.2°−へキサメチレンビス(2−オキサゾリン)。
2.2°−オクタメチレンビス(2−オキサゾリン)。
2.2’−1,4−ソクロヘキシレンビス゛(2−オキ
サゾリン)、2,2°−ビス(4−メチル−2−オキサ
ゾリン)、2,2°−ビス(5−メチル−2−オキサゾ
リン)、2.2’−m−フェニレンビス(2−オキサゾ
リン)、2,2°−p−フェニレンビス(2−オキサゾ
リン)、2,2°−m−フェニレンビス(4−メチル−
2−オキサゾリン)、2,2°−m−7にレンビス(5
−メチル−2−オキリゾリン)、2゜2°−p−フェニ
レンビス(4−メチル−2−オキリゾリン) 、 2.
2’−p−フェニレンビス(5−メチル−2−オキ4ノ
ゾリン) 、 1,3.5−トリス(2−オキリゾリニ
ル−2〉ベンゼン等を例示することができる。
これらのうち2,2°−ビス(2−オキサゾリン)。
2.2°−テトラメチレンビス(2−オキサゾリン)。
2.2’−m−フェニレンビス(2−71キリゾリン)
2.2°−p−フェニレンビス(2−オキ1ノブリン)
が好ましい。これらは単独でまたは2種以−ヒの混合物
として使用される。
上記式(I[>で示される環状イミノエーテル類(オキ
4ノジン誘導体)としては、具体的には、2゜2°−ビ
ス(5,6−シヒドロー4H−1,3−オキリ゛ジン)
 、 2.2°−エチレンビス(5,6−シヒドロー4
 )−1−1,3−7fキリジン)、2,2°−テトラ
メチレンビス(5,6−シヒドロー48−1.3−オキ
サジン)、2.2°−へキサメチレンビス(5,6−シ
ヒドロー4H−1,3−オキサジン)、2,2°−オク
タメチレンビス(5,6−シヒドロー48−1.3−オ
キサジン) 、 2.2’−1,4−シクロヘキシレン
ビス(5,6−シヒドロー4H−1,3−オキサジン)
2.2°−ビス(4−メチル−5,6−ジヒドロ−4日
−1,3−オキリ゛ジン)、2.2’−ビス(5−メチ
ル−5,6−シヒドロー41−1−1.3−オキサジン
)。
2.2°−ビス(6−メチル−5,6−ジヒドロ−4日
−1,3−オキサジン)、2,2°−m−フェニレンビ
ス(5,6−シヒドロー4H−1,3−オキサジン)。
2.2’−p−フェニレンビス(5,6−ジヒドロ−4
ト1−1.3−オキサジン)、2,2°−m−フェニレ
ンビス(4−メチル−5,6−シヒドロー41−1−1
.3−オキサジン)、2.2°−m−フェニレンビス(
5−メチル−5,6−シヒドロー4 H−1,3−オキ
サジン) 、 2.2’−m−フェニレンビス(6−メ
チル−5,6−シヒドロー4H−1,3−オキサジン)
2.2’−p−フェニレンビス(4−メチル−5,6−
シヒドロー41−1−1.3−オキサジン)、2,2°
−p−フェニレンビス(5−メチル−5,6−シヒドロ
ー48−1.3−オキサジン) 、 2,2°−p−フ
ェニレンビス(6−メチル−5,6−シヒドロー4H−
1,3−オキ1ノブン)等を例示することができる。
これらのうち2,2°−ビス(5,6−シヒドロー4)
−1−1,3−オキサジン)、2,2°−テトラメチレ
ンビス(5,6−シヒドロー4H−1,3−オキサジン
)、2,2”−m−フェニレンビス(5,6−シヒドロ
ー4H−1,3−オキサジン) 、 2.2’−p−フ
ェニレンビス(5,6−シヒドロー4H−1,3−オキ
サジン)が好ましい。これらは単独でまたは2種以上の
混合物として使用できる。
上記式(I>で表わされる環状イミノエーテル類(オキ
リゾリン誘導体)と上記式(II)で表わされる環状イ
ミノエーテル類(オキ丈ジン誘導体)とをイノ1用する
ことも勿論可能である。
本発明では、環状イミ力エーテル類として、式(I>で
示されるオキサゾリン誘導体が反応性が高いので、かか
るAキリ゛ゾリン誘導体を用いるのが好ましい。
本発明では、上述の環状イミノエーテル化合物とポリア
ミン化合物およびポリヒドロキシ化合物から選ばれた少
くとも1種の化合物とを反応させて、マトリックスとな
る熱硬化樹脂を形成させる。
本発明で用いるポリアミン化合物は、分子内に2個以上
の1級アミノ基および/または2級アミノ基を有する脂
肪族、脂環族、芳香族の化合物でおる。脂肪族ポリアミ
ン化合物としては、具体的には、エチレンジアミン、ト
リメチレンジアミン。
テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ト
リメチルへキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、ドデカメチレンジアミン
、ネオペンチレンジアミン等を例示でき、脂環族ポリア
ミン化合物としてはジアミノシクロヘキサン、イソホロ
ンジアミン、ピペラジン、1−(2−アミノエチル)ピ
ペラジン。
ビス(4−アミノシクロへキシル)メタン、ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン等を例示でき、また芳香族ポ
リアミン化合物としては、4,4°−ジアミノジフェニ
ルメタン、4,4°−ジアミノジフェニルスルホン、 
3.3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4°−ジ
アミノジフェニルエーテル、 3.4’−ジアミノジフ
ェニルエーテル、 4.4’−ジアミノベンゾフェノン
、 3.3’−ジアミノベンゾフェノン。
p−71ニレンジアミン、−m−フェニレンジアミン、
p−キシリレンジアミン、m−キシリレンジアミン、ジ
アミノナフタレン、4,4°−ジアミノジノTニルスル
フィド、2,4−ジアミノトルエン。
2.6−ジアミノ1〜ルエン、1.2−ジアミリノエタ
ン、3,5−ジエヂル−2,4−ジアミノトルエン。
3.5−ジTデルー2,6−ジアミノ1〜ルエン、 2
,4゜6−トルニチルーm−フTニレンジアミン、2,
6−シメチルー4−t−ブチル−m−フェニレンジアミ
ン、4,6−ジイソプロビル−m−フェニレンジアミン
、2−クロル−p−フェニレンジアミン。
クロルジアミノトルエン、ビス(3,5−ジイソプロピ
ル−4−アミノフェニル)メタン、ポリメチレンポリフ
ェニルポリアミン等を例示することかできる。これらの
うち、芳香族ポリアミン化合物が特に好ましい。
また、本発明で用いるポリヒドロキシ化合物は、分子内
に2個以上のヒドロキシル基を有する脂肪族、脂環族、
芳香族の化合物でおる。具体的には脂肪族ポリヒドロキ
シ化合物として、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、トリメチレングリコール、ブタンジオール、ベ
キ1ノーンジオール。
オクタンジオール、デカメチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール。
グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエチス
リトール、ポリオキシエチレングリコール。
ネオペンチレンゲリコール、ポリオキシテトラメチレン
グリコール等を、脂環族ポリヒドロキシ化合物として、
シクロベキ1ノンジメタツール、ジヒドロ1キシシクロ
ヘキサン、1−リヒドロキシシクロヘキサン等を、芳香
族ポリヒドロキシ化合物として、ハイドロキノン、レゾ
ルシン、メチルハイドロキノン、クロルハイドロキノン
、1−ブチルハイドロキノン、t−アミルハイドロキノ
ン、フロロハイドロキノン、ブロムハイドロキノン、2
,5−ジクロルハイドロキノン、ピロガロール、カテ=
1−ル、 1,3.!]−トリヒドロキシベンビン、2
,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4゜
4°−ジヒドロキシジフェニル、 4.4’−ジヒドロ
キシジフェニルエーテル、 4.4’−ジヒドロキシジ
フェニルスルフィド、 4.4’−ジヒドロキシジフェ
ニルメタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロへキリン、フTノールフタレン、1,1−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(385−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、3,4“−ジヒドロキシジフェニルエーテル、
ジヒドロキシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、 2.2−ビス(3,5−ジクロル−4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(3−
クロル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(3−ブロム−4−ヒドロキシフェニル)プロパン
、 2.2−ビス(3,5−ジブロム−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、?、2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)へキサフロロプロパン、フェノール類とアルデ
ヒド類との縮合により得られるポリオール化合物等を例
示することができる。上記フェノール類とアルデヒド類
との縮合により得られるポリオール化合物において、フ
ェノール類は芳香族ヒドロキシル基含有化合物を指し、
具体的にはフェノール。
クレゾール、ハイドロキノン、レゾルシン、キシレノー
ル、α−ナフトール、β−ナフトール、ジヒドロキシナ
フタレン等を例示することができ、またアルデヒド類と
しては、具体的にはホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、グリオキサール。
グリタルアルデヒド、ベンズアルデヒド、p−ヒドロキ
シベンズアルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド
、テレフタルアルデヒド等を例示することができる。該
ポリオール化合物としては具体的にはフェノールノボラ
ック等を挙げることができる。
更にアミン基とヒドロキシル基とを両方有する化合物も
用いることができる。該化合物としては、エタノールア
ミン、プロパツールアミン、m−アミンフェノール、p
−アミンフェノール等を挙げることかできる。
上記環状イミノエーテル化合物とポリアミン化合物およ
び/またはポリヒドロキシ化合物との使用割合は、環状
イミノエーテル化合物の環状イミノニーデル当量に対し
てポリアミン化合物のアミン当量とポリヒドロキシ化合
物のヒドロキシ当量との合唱が10〜120モル%の割
合とすることが好ましく、20〜110モル%の割合と
することがより好ましく、30〜100モル%の割合と
することが特に好ましい。またポリアミン化合物とポリ
ヒドロキシ化合物との使用割合については特に制限がな
く任意の割合でよい。
本発明のマトリックス樹脂は上記の各成分を触媒の存在
下に加熱反応させることにより得られる。
ここで用いる触媒としては上記反応を促進するものでお
ればよく特に制限はないが、例えばプロトン酸、プロト
ン酸エステル、ルイス酸およびその錯体、アルキルハラ
イド、ハロゲン、下記式(I[[)で示されるハロゲン
化フェノール化合物、下記式(IV)または下記式(V
)で示されるフタル酸誘導体等を挙げることができる。
Z(]   Z 触媒として使用されるプロトン酸としては、例えばメタ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホンm
、D−トルエンスルホン酸等の如き有機プロトン酸類;
硫酸、リン酸、亜リン酸。
ホスフィン酸、ホスホン酸、過塩素酸等の如き無機プロ
トン酸等が挙げられ、プロトン酸エステルとしては、例
えばベンゼンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸エ
チル、p−トルエンスルホン酸メチル、p−トルエンス
ルホン酸エチル等の如きスルホン酸エステル類、硫酸ジ
メチル、リン酸トリメチル、リン酸トリフェニル、亜リ
ン酸トリメチル、亜リン酸トリフェニル等の如き無機プ
ロトン酸のエステル類等が挙げられる。ルイス1および
その錯体としては、例えば四塩化チタン、四塩化スズ、
塩化亜鉛、塩化アルミニウム、トリフロロボラン、トリ
フロロボランエーテル錯体等が挙げられ、アルキルハラ
イドとしてはヨウ化メチル、ヨウ化チェル、ヨウ化プロ
ピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化ベンジル、臭化ベンジル等
が挙げられ、ハロゲンとしては例えばヨウ素等が挙げら
れる。
また、式(III)で示されるハロゲン化フェノール化
合物としては具体的には、3,5−ジブロム−4−ヒド
ロキシ安息F4.3.5−ジクロル−4=ヒドロキシ−
ベンゾニトリル、3,5−ジブロム−4−ヒドロキシベ
ンゾニトリル、3,5−ジクロル−4−ヒドロキシニト
ロベンビン、3,5−ジブロム−4−ヒドロキシニトロ
ベンゼン、ビス(3,5−ジクロル−4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン。
ビス(3,5−ジブロム−4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、ビス(3,5−ジクロル−4−ヒドロキシフェ
ニル)ケトン、ビス(3,5−ジブロム−4−ヒドロキ
シフェニル)ケトン、3,5−ジクロル−4−ヒドロキ
シ安息香酸メチル、3,5−ジブロム−4−ヒドロキシ
安息香酸メチル、3,5−ジブロム−4−ヒドロキシ安
息香酸メチル、3,5−ジブロム−4−ヒドロキシ安息
香酸アミド、 3.5−ジブロム−4−ヒドロキシ安息
IN−エチルアミド、3,5−ジクロル−4−ヒドロキ
シベンビンスルホン酸アミド、3,5−ジブロム−4−
ヒドロキシベンビンスルホン酸アミド、3,5−ジブ[
!バー4−ヒドロキシベンピンスルホン酸N−メチルア
ミド等を例示することができる。
また式(IV)または式(V)で示されるフタル酸誘導
体としては、3,4,5.6−チトラブロムフタルM、
 3,4,5.6−チトラブロムフタル酸無水物。
3、?1,5.6−テ1へジクロルフタル酸、 3,4
,5.6−テトラクロルフタル酸無水物、 3,4,5
.6−チトラブロムフタル酸モノメチルエステル、 3
,4,5.6−テトラクロルフタル酸モノメチルエステ
ル、 3,4,5゜6−チトラブロムフタル酸モノエチ
ルエステル。
3.4,5.6−チトラブロムフタル酸モノアミド、N
−メチル−3,4,5,6−チトラブロムフタル酸モノ
アミド、2−カルボキシ−3,4,5,6−チトラブロ
ムフエニルメチルケトン等を例示することができる。
これら触媒は1種で用いてもよく、または2種以上を併
用することもできる。これら触媒の使用量は特に制限は
ないが用いる環状イミノエーテル化合物に対して、好ま
しくは0.01〜20モル%、より好ましくは0.05
〜15モル%、特に好ましくは0.1〜10モル%程度
の吊ておる。
本発明の複合材料は上記各成分よりなる熱硬化樹脂形成
性組成物を、補強用繊維と混合するか、または補強用繊
維溝道物に緊密に含浸させ、これを加熱反応させること
により得られる。ここで用いる補強用繊維としては高強
度高モジュラスで耐熱性を有する炭素繊維、ガラス繊維
、アラミド繊維、炭化珪素繊維、芳香族ポリエステルl
li維、アルミナ繊維、チタニアIli維、窒化ホウ素
繊維等を挙げることができる。なかでも、アラミド繊維
は上記熱硬化樹脂との親和性が良好であるので好ましい
。繊維の断面形状は通常の円形のみならず、トライロー
バル形、扁平形等の非円形でもよい。
これらの繊維は連続フィラメント、カットファイバーの
いずれでもよいし、また、場合により不織布あるいは織
編物等の繊維構造物として用いることも好ましい。これ
らの補強用繊維はシラン処理。
チタネート処理等の樹脂との接着性を向上するための表
面処理を施すことも好まし〈実施できる。
複合材料の成形方法としては当該分野で従来公λUの方
法を用も)ることかできるが、具体的には例えば(イ)
上記の熱硬化樹脂形成性組成物の溶液または融解液中に
補強用繊維を浸漬して該繊維に組成物を含浸させ、必要
により乾燥乃至予備加熱してプリプレグを作成し、これ
を積層して加熱硬化させる方法(プリプレグ法);(0
)補強用繊維フィラメントを用いて上記方法によりプリ
プレグを作成し、これをフィラメント・ワインディング
法により成形して加熱硬化させる方法(FW法):(ハ
)金型中に補強用繊維構造物(例えば、織編物、不織布
等)を予めセットしておき、上記組成物の融解液を注入
して、含浸と加熱硬化とを同時に行う方法(レジン・ト
ランスファー・モールディング法)等を挙げることがで
きる。本発明のマトリックス樹脂は、その組成、触媒の
種類等によってその反応特性を大巾に変えることができ
、各種の成形法に適用することができる。
例えば式(III)で示されるハロゲン化フェノール化
合物を触媒に用いると誘導期が長くかつゲル化時間が短
いという反応特性となり、上記レジン・トランスファー
・モールディング法に最適なものどなる。一方、プロト
ン酸、プロトン酸エステルを触媒に用いると誘導期が短
くでき、プリプレグ法、FW法に好ましく適用できる。
本発明の繊維強化複合材料における繊維の体積含有率(
Vf)は10〜80%程度が好ましく、20〜70%程
度が特に好ましい。
次に、加熱反応させる場合の反応温度は、用いる原料、
触媒の種類とその使用割合等により異なるが、好ましく
は80〜340℃、より好ましくはioo〜300’C
,特に好ましくは120〜260’C程度である。
反応時間は、目的とする樹脂が充分に硬化するに足る時
間であればよく、またこの時間は用いる原料の種類、使
用割合2反応温度等によっても異なるが、好ましくは1
0秒〜120分、より好ましくは20秒〜60分、特に
好ましくは30秒〜30分程度である。
また場合によっては加熱硬化した成形品をポスト・キュ
アすることも好ましく、より耐熱性に優れた成形品とす
ることができる。
上記成形に際して、大気中の水や樹脂の酸化劣化を防ぐ
ため、樹脂の含浸、加熱硬化時には窒素。
アルゴン等の不活性ガス雰囲気下とすることが好ましい
尚、本発明の繊維強化複合材料のマトリックス樹脂には
、必要に応じて酸化安定剤、紫外線吸収剤、離型剤、顔
料等の添加剤や他の熱硬化性樹脂。
熱可塑性樹脂、エラストマー等を適宜配合してもよい。
〈発明の効果〉 本発明の繊維強化複合材料のマトリックス樹脂は、エポ
キシ樹脂等従来のマトリックス樹脂として用いられてい
る熱硬化樹脂に比べ極めて短時間で硬化し成形ナイクル
を大巾に短縮することができる。また無溶媒で低粘度の
樹脂形成性融液が容易に得られるため無溶媒プロセスと
することが可能であり、該融液補強用繊維構造物を直接
充填するレジン・トランスファー・モールディング法に
おいて有利に利用できる。そして得られるマトリックス
樹脂は従来の熱硬化樹脂に比べ極めて強靭で耐衝撃性が
高く機械特性に優れており、また耐熱性、耐溶剤性にも
優れている。
従って、上記樹脂をマトリックスとする本発明の繊維強
化複合材料は、耐熱性2機械特性、耐溶剤性、成形性が
良好であり、各種構造材2部品等として利用することが
でき、その工業的意義は極めて大ぎい。
〈実施例〉 以下実施例を挙げて本発明を詳述するが、実施例は説明
のためであって本発明はこれに限定されるものではない
尚、実施例中「部」は「重量部」を意味する。
実施例1 2.2°−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)2
16部、 4.4’−ジアミノジフェニルメタン139
部およびビス(3,5−ジブロム−4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン28部をガラス製容器に入れ、よく混合
後窒素置換し次いで130〜140℃に加熱して樹脂液
(熱硬化性樹脂形成性組成物)を調製した。該樹脂液を
、アラミド繊維(今人■製テクノーラ■)の平織織布1
0プライをセットした180℃に加熱した金型(厚さ3
 mm)中に注入し、同条件で30分間硬化させた。
得られた成形品は繊維体積含有率54%2曲げ強度35
.2 Kg/mm2 、曲げ弾性率1350K(1/ 
mm2!であり、熱変形温度は200℃以上であった。
また含浸性が良好であり、ボイドは全く認められなかっ
た。
また得られた成形品を還流下のアセトン、トルエン中で
1時間処理したが全く浸されることなく、耐溶剤性に優
れていることが確認された。
実施例2 2.2’−m−フェニレンビス(2−オキIJプリン)
21.6部、3,4°−ジアミノジフェニルエーテル1
4部。
p−+ルエンスルホン酸エチル1部を塩化メチレン60
部に溶解してワニスを得た。該ワニス中に160℃で2
時間乾燥したアラミド繊維(今人■製テクノーラ■)の
平織織布を浸漬含浸し、次いで室温にて2時間真空乾燥
してプリプレグを得た。
該プリプレグ50プライを金型中で積層し100℃で約
20Kcl/cm2の加圧とし、この状態で180℃ま
で胃温し同温度で20分間硬化させた。
得られた成形板は厚さ10.7mm、繊維体積含有率は
75%であり、また熱変形温度は200℃以上で極めて
強靭であった。また、耐溶剤性も実施例1と同様でおっ
た。
実施例3 2.2°−m−フェニレンビス(5,6−シヒドロー4
H−1,3−オキサジン)24.4部、2,2−ビス(
3,5−ジブロム−4−ヒドロキシフェニル)プロパン
27部、 4.4’−ジアミノジフェニルメタン2部お
よびp−トルエンスルホン酸エチル1部をメチルエチル
ケトン50部に溶解してワニスを得た。
該ワニス中に炭素繊維織布(東し■製トレカ■クロス#
 6343)を浸漬含浸し1、次いで60℃で1時間熱
処理してプリプレグを得た。
該プリプレグ20プライを積層し、l0K(1/Cm2
の加圧下200℃で30分間硬化させ、成形板を得た。
該成形板は繊維体積含有率60%で、極めて強靭であり
、また熱変形温度は200℃以上であった。
また、耐溶媒性も実施例1と同様であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)補強用繊維とマトリックス樹脂とから構成される
    繊維強化複合材料において該マトリックス樹脂が、下記
    式( I )および/または(II)で示される環状イミノ
    エーテル化合物とポリアミン化合物およびポリヒドロキ
    シ化合物から選ばれた少くとも1種の化合物とを触媒の
    存在下に加熱反応させた樹脂であることを特徴とする繊
    維強化複合材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) ただし、式中、nは2〜4の整数を示し、Rはn価の脂
    肪族、脂環族、芳香族の炭化水素残基を示す。なお、n
    =2の場合Rは直接結合でもよい。Ra、Rb、Rc、
    Rd、ReおよびRfは夫々水素原子、炭素数3以下の
    アルキル基、炭素数7以下のアリール基を示し、これら
    は互いに同一でも相異なつていてもよい。
  2. (2)補強用繊維がアラミド繊維である特許請求の範囲
    第(1)項記載の繊維強化複合材料。
  3. (3)上記式( I )および/または(II)で示される
    環状イミノエーテル化合物とポリヒドロキシ化合物およ
    びポリアミン化合物から選ばれた少くとも1種の化合物
    とを触媒の存在下に補強用繊維構造物中において加熱反
    応せしめることを特徴とする繊維強化複合材料の製造法
  4. (4)触媒としてハロゲン化フェノール化合物を使用す
    る特許請求の範囲第(3)項記載の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070599A (ja) * 2005-06-14 2007-03-22 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 架橋樹脂の製造法及び繊維強化樹脂成形品
JPWO2018020585A1 (ja) * 2016-07-26 2019-01-17 日立化成株式会社 樹脂成形体及び樹脂ギヤ

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