JPH01138121A - 酸化物体の製造方法 - Google Patents

酸化物体の製造方法

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JPH01138121A
JPH01138121A JP62293950A JP29395087A JPH01138121A JP H01138121 A JPH01138121 A JP H01138121A JP 62293950 A JP62293950 A JP 62293950A JP 29395087 A JP29395087 A JP 29395087A JP H01138121 A JPH01138121 A JP H01138121A
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JP
Japan
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powder
commercially available
oxide
sol
mixture
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JP62293950A
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English (en)
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Shuichi Shibata
修一 柴田
Takeshi Kitagawa
毅 北川
Hisaaki Okazaki
岡崎 久晃
Takao Kimura
隆男 木村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Priority to EP88905427A priority patent/EP0486686B2/en
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    • Y02E40/642

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、従来よりも低温の熱処理で、超伝導層が出現
する酸化物超伝導体の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、Y −[1a −Cu −0系やLn −8a 
−Cu −0系(Ln  :ランタニド)において比較
的高温(液体窒素温度以上)で超伝導を示す酸化物セラ
ミックスの存在が明らかになり各所で、製造法や特性等
の検討が開始されている。
従来、超伝導セラミックスは、ミクロンまたはサブミク
ロンオーダーの粒径を有するCuO、Y2O3。
Ln、03等の酸化物原料粉末とBaCO3粉末を所定
の比率で、混合した後、成形し、900〜1000℃程
度の高温で焼結し、酸素の多い=囲気下で徐冷して、製
造していた。代表的組成、としては、YBa2Cu3O
7−xが知られており、斜方晶系の結晶相が、超伝導を
示す相であることも明らかにされている。
結晶相の変化として、上記製造方法をながめると、まず
酸化物混合体は、焼結が可能となる温度(900〜10
00℃)まで加熱され、超伝導を示さない相(正方晶)
が析出する。その後酸素の多い雲囲気下で徐冷していく
ことにより、670〜750℃で酸素を吸収し、正方晶
→斜方晶(超伝導相)への変態が生じる。焼結温度が9
00℃以上となる理由は、出発原料粉末の粒径が比較的
大きく活性度が低くなることに起因している。
[発明が解決しようとする問題点1 一方、Y、 Ba、 Cu、 Ln等のアルコキシドや
有機酸塩を用い、これから粒径の小さな酸化物微粒子を
得る方法(アルコキシドを用いる場合「ゾルゲル法」と
呼ばれている)が提案されている。この方法は、確かに
従来得られない微細な粉末を製造することができるが、
逆に微細すぎるため、空気中の水分を吸着する(潮解性
)、焼結時に表面が先にとけ膜を形成するため膨張して
しまう、等取り扱いに苦慮する面も同時に出現してしま
う。
本発明は、900℃よりもさらに低温で超伝導相を出現
させることができ、しかも粒子が微細すぎるための問題
点を回避できる方法を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明はY−Ba−Cu−0または、Ln−Ba−Cu
−0(Ln:ランタニド)系からなる酸化物の製造方法
において、Ba、 CuおよびYまたはLnのアルコキ
シドを出発原料とし、これを加水分解して得た微粉体と
、Y2O3,Ba(:03.CuO、Ln2O3を出発
原料とする粉体を混合し、得られた混合体を加熱処理す
ることを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、ゾルゲル法で作製した微粉末とともに
、ミクロンオーダまたはサブミクロンオーダの市販粉末
または市販粉末混合体を高温処理して、超伝導相を析出
させた結晶粉末を混合して使用するため、ゾルゲル粉末
で取扱い上問題であった、水分の吸着や発泡を抑制する
ことができ、また低温焼結を実現できる。
具体的には、アルコキシドを出発原料にして、所定のモ
ル比となるようにした微粉末(ゾルゲル粉末と以後呼ぶ
)を、ミクロンオーダーの粒径を有する市販の酸化物(
以後市販粉末と呼ぶ)と混合し、ゾルゲル粉末の低温焼
結性の利点を生かしながら、超伝導相の出現を実現させ
るものである。
市販粉末としては、Y2O3,CuO、BaCO3等を
所定の量比に混合したものを用い、これをゾルゲル粉末
と混合するか、または市販粉末混合体を酸素を含有する
雰囲気中で、900〜950℃で高温処理し、徐冷して
、超伝導相を析出させたものを用いることができる。
[実施例] 以下に本発明を実施例によって詳細に説明する。
実施例1 まずゾルゲル粉末と市販粉末の特性を調べた。
銅のエトキシド(Cu (OC2H5) 2)粉末、バ
リウムのブトキシド(Ba (DC,+119) 2)
ブタノール希釈溶液。
イツトリウムのブトキシド(Y (Of、+1lq) 
s)ブタノール希釈溶液を’/、[la、Cuのモル比
が1 :2:3となるように秤量し、1−ブタノールを
溶媒としてさらに添加し混合した。この混合溶液を約1
20℃で10時間還流し、その後Y、[la、Cu全モ
ル士に対して5〜lO倍の蒸留水を添加して、再度還流
操作を約10時間行い、加水分解を完了させ、微粒子を
溶液中に析出させた。この溶液を、約120℃に保持し
て、溶媒を蒸発させ、乾燥ゾルゲル粉末を得、ドライボ
ックス中に保存した。市販粉末Y2O3゜8aC03,
(:uOをY、Ba、Cuのモル比がl:2+3になる
ように秤量し、混合して、市販粉末混合体を得た。
2種類の粉末の特性を比較検討するため、それ・ぞれの
粉末を250〜900℃において高温処理を行った後B
ET法で比表面積を測定した。第1図にその結果を示す
ゾルゲル粉末は、300℃近傍ですでに比表面積の減少
が見られ、焼結が進行しているのに対し、市販粉末は9
00℃以上でゆっくりと焼結が進行(比表面積が減少)
することか明らかになった。
同時に高温処理したサンプルを、X線回折によりしらべ
たところ、ゾルケル粉末では、約750℃で一部超伝導
相と思われるピークが見られたのに対し、市販粉末では
900℃以上で、はじめて、対応するピークが見受けら
れた。
実施例2 実施例1と同様に作製したゾルゲル粉末と、市販粉末混
合体を酸素雰囲気中950℃で加熱処理し徐冷して得た
粉末(以下「市販焼結粉末」と呼ぶ)を重量比で1:1
に混合し、これを4(10,500゜750.800.
950℃で焼結して、各温度の処理により得られた粉末
のX線回折測定を行った。そのうち750℃、800℃
、950℃で処理した場合を第2図に示す(400℃、
500℃では市販焼結粉末に見られていた超伝導相に起
因する回折ピークは消失する)。
750℃から再び、超伝導相に起因するピーク(750
℃の図中に矢印で示す)が生じ、(他のピークはBa(
:03のものである)800℃でほぼ斜方晶(超伝導相
)単一相になることがわかった。この800℃の回折パ
ターンは、さらに950℃まで加熱してもほとんど変化
せず、800℃で超伝導相が出現することが明らかにな
った。
ゾルゲル粉末のみては、前述したように潮解性や、 5
00℃程度の温度で表面が溶解し、ふくれあがること、
等取り扱いのむずかしい面があったが市販わ)末と混合
することにより、上記の困難性は現われず、しかも通常
よりも低い温度の焼結で、超伝導相が出現することが明
らかになった。
なお、ゾルゲル粉末:市販焼結粉末=1:1゜1:0.
5.0.5+1の各粉末をペレットに成形し、焼結後、
直流四端子法で電気抵抗の温度特性を測定したところ、
約80〜90にで超伝導状態に変化することがわかった
実施例3 実施例1と同様の方法で作製したゾルゲル粉末に、市販
のY2O3,BaCO3,CuOを1:2:3のモル比
で混合した粉末を加えた(ゾルゲル粉末:市販粉末=l
:1重量比)。これをペレット形状に成形し、酸素雰囲
気中で、最高温度を700〜950℃まで変化させて加
熱し、その後約1〜2℃/minの温度降下率で徐冷し
、各サンプルを作製した。
実施例2と同様に、800℃以上の熱処理で、超伝導率
−相の得られることがX線回折の結果から確認された。
この場合の超伝導転移温度も80〜90にであった。
実施例2.3から市販粉末、市販焼結粉末(すでに超伝
導相結晶に変化した粉末)とちらでもバルクサンプルで
は、はぼ同様の結果が得られたが、膜形成においては、
実施例4で述べるように焼結粉末が望ましいことがわか
った。
実施例4 ゾルゲル粉末と市販焼結粉末を重量比l:1で混合し、
これに少量のエチレングリコールまhはアルコールを添
加し、イツトリウム安定化ジルコニウム(YS2)基板
上に膜状に塗布し、乾燥後、酸素雰囲気中で900〜9
50℃で加熱処理し、徐冷した。このサンプルのX線回
折パターンを第3図に示す。超伝導相の出現を示してい
るのはもちろん、さらに特定のピークが((002) 
、 (003) 、 (005) 。
(006)等)強く現われており、a軸とb軸からなる
結晶面が基板の面に平行に配向していることがわかる。
32°付近のピークは(110) 、 (013)およ
び(10:l)が重畳したものである。
同様の作製条件で試みたが市販粉末のみでは、このよう
な現象は、確認されなかったため、この配向性は2種類
の粉末を混合したことにより生じたものと推定される。
さらに、基板としては、YSZが最も適しているとの結
果が得られた。なぜ、配向性が現われたかの理由は明確
ではないが、■ゾルゲル粉末を混合したことにより、融
点が低下したこと、■結晶粉末を添加したこと、等の相
乗効果であると考えられる。ざらにYSZが適している
理由としては、■粉末組成の1種であるY2O3が含有
されていること、■安定化ジルコニウムは、酸素格子欠
陥を有する固体電解質であり酸素イオンの良伝導体であ
ること等が考えられる。
第4図に、電気抵抗の温度特性を示す。図に示されるよ
うに木実層側の酸化物体は80に以下で超伝導体となる
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ゾルゲル法で作
製した微粉末とともに、ミクロンオーダまたはサブミク
ロンオーダの市販粉末または市販粉末混合体を高温処理
して、超伝導相を析出させた結晶粉末を混合して使用す
るため、ゾルゲル粉末で取扱い上問題であった、水分の
吸着や発泡を抑制することができ、また低温焼結を実現
できる。さらに結晶粉末を混合することによって、基板
上に配向させることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ゾルゲル粉末混合体および市販粉末混合体を
高温処理し、その比表面積を測定した結果を示す図、 第2図は、 750℃、800℃、950℃で高温処理
した試料のX線回折を示す図、 第3図は、YSZ基板上に膜を形成し、焼結した試料の
X線回折を示す図、 第4図は、YSZ基板上に形成した超伝導膜の電気抵抗
の温度特性を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)Y−Ba−Cu−Oまたは、Ln−Ba−Cu−O
    (Ln:ランタニド)系からなる酸化物体の製造方法に
    おいて、 Ba、CuおよびYまたはLnのアルコキシドを出発原
    料とし、これを加水分解して得た微粉体と、Y_2O_
    3、BaCO_3、CuO、Ln_2O_3を出発原料
    とする粉体を混合し、得られた混合体を加熱処理するこ
    とを特徴とする酸化物体の製造方法。 2)前記Y_2O_3、BaCO_3、CuO、Ln_
    2O_3を出発原料とする粉末が、すでに焼結され超伝
    導相を出現せしめた粉末であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の酸化物体の製造方法。 3)前記混合体がペレット形状であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の酸化物体の製
    造方法。 4)前記混合体が膜形状であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項または第2項記載の酸化物体の製造方法
JP62293950A 1987-06-17 1987-11-24 酸化物体の製造方法 Pending JPH01138121A (ja)

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EP88905427A EP0486686B2 (en) 1987-06-17 1988-06-16 Process for producing oxide superconductors
PCT/JP1988/000585 WO1988010233A1 (en) 1987-06-17 1988-06-16 Process for producing oxide powder and oxide superconductor
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