JPH01136268A - 座標入力装置付携帯用電卓 - Google Patents

座標入力装置付携帯用電卓

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JPH01136268A
JPH01136268A JP62294137A JP29413787A JPH01136268A JP H01136268 A JPH01136268 A JP H01136268A JP 62294137 A JP62294137 A JP 62294137A JP 29413787 A JP29413787 A JP 29413787A JP H01136268 A JPH01136268 A JP H01136268A
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loop
circuit
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Keiichi Sugiyama
敬一 杉山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は座標入力装置を備えた携帯用電卓に関するもの
である。
(従来の技術) 携帯用電卓には、座標入力装置を備えたものは見当らな
かった。
従来、一般に使用されている座標入力装置としては、磁
歪伝達媒体の一端又は位置指示器の先端に設けた駆動コ
イルにパルス電流を印加して前記磁歪伝達媒体に磁歪振
動波を生起させた時点より、位置指示器の先端又は磁歪
伝達媒体の一端に設けた検出コイルに前記磁歪振動波に
基づく誘導電圧を検出するまでの時間を処理装置等で測
定し、これより位置指示器の指定位置を算出する如くな
したものがあった。
また、従来の他の座標入力装置としては、複数の駆動線
と検出線とを互いに直交して配置し、駆動線に順次、電
流を流すとともに検出線を順次選択して誘導電圧を検出
し、フェライトのような磁性体を有する位置指示器で指
定した位置を大きな誘導電圧が誘起された検出線の位置
より検出するようになしたものがあった。
(発明が解決しようとする問題点) 前者の座標入力装置では位置検出精度は比較的良好であ
るが、タイミング信号等を授受するために位置指示器と
処理装置等との間にコードを必要とし、その取扱いが著
しく制限されるという問題点があった。また、後者の座
標入力装置では位置指示器をコードレスとすることはで
きるが、座標位置の分解能が線の間隔で決まり、分解能
を上げるために線の間隔を小さくするとSN比および安
定度が悪くなり、従って分解能を上げることが困難ある
という問題点があった。よって両者はいずれも小形、部
品化には不向きであった。
本発明はこのような従来の問題点を改善したものであり
、センス部を小形化して携帯用電卓に取付け、位置指示
器がどこにも接続されず操作性が良く、かつ高精度な位
置検出が得られるようにした、座標入力装置付携帯用電
卓を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するために、第1の発明は、多数のル
ープコイルをX方向に並設してなるX方向のループコイ
ル群及び多数のループコイルをY方向に並設してなるY
方向のループコイル群よりなるセンス部と、少なくとも
コイルとコンデンサを含み、所定の周波数を同調周波数
とする同調回路を備えた位置指示器と、前記センス部の
X方向のループコイル群とY方向のループコイル群より
順次その一つのループコイルを選択して該ループコイル
に前記所定の周波数の交流信号を間欠的に与えその休止
期間において前記位置指示器により同調発信した交流信
号を当該ループコイルが受信し各ループコイル相互の受
信レベルに基づいてX方向及びY方向の指定位置の座標
値を求める位置検出制御回路と、前記位置制御回路によ
って求められたX方向及びY方向の座標を携帯用電卓の
表示部に表示すべく制御するディスプレイ制御回路とに
より座標入力装置を構成し、前記センス部の表面を携帯
用電卓の一部に露出させて取付け、前記位置検出制御回
路とディスプレイ制御回路とを携帯用電卓に内蔵した。
そして第2の発明は、座標入力装置として、更に、前記
位置検出制御回路によって求められたX方向及びX方向
の座標による文字情報を解読する文字認識制御回路を付
加してこれを携帯用電卓に内蔵し、ディスプレイ制御回
路は、また、前記解読された文字情報を表示部に表示す
べく制御するものとした。
(作用) 本発明によれば、携帯用電卓は計算機能を備えており、
座標入力装置においては、センス部は交流信号を発生し
、センス部上に近づけることにより、位置指示器は同調
発信し、センス部が位置指示器との距離に応じたレベル
の交流信号として受信し、該交流信号に基づいて位置制
御回路によって座標が演算されて入力され、且つディス
プレイ制御回路によって制御されて該座標が表示部に表
示され、あるいは更に、前記入力された座標による文字
情報が解読されて、その結果が表示部に表示される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示す電子手帳の外観図であ
り、図中、1は携帯用電卓としての電子手帳、2は電卓
の数字入力を行なう数字キー、3は四則演算の機能指定
キー、4は手書情報記憶指令キー、5は四則演算指令キ
ー、6は文字認識モード指令キー、7は数字入力及び計
算結果等を表示するための液晶による表示部である。な
お第1図においては、電卓の機能としては、四則演算を
行なうようにしたものであるが、多機能のものであって
もよい。
8はセンス部、60は位置指示器としてのコードレスの
入力ペンで、センス部8は電子手帳1にその表面を露出
させて取付けられ、その一部分に、文字認識モード指定
時における書込みエリア8Aを設けている。そして、入
力ペン60をセンス部8上に近づけることにより、その
座標位置データが入力され、且つその座標が表示部7に
表示され、あるいは書込みエリア8A上に手書きされた
文字が認識されて同様に表示されるようにしている。
第2図はセンス部8の断面図であり、8x。
8YはX方向とX方向の各位置検出器で、それぞれ絶縁
性のフィルム例えばポリエステルフィルム9A、9Bに
、X方向あるいはX方向のループコイル10X、10Y
を一体成型し、ポリエステルフィルムによる隔壁11を
介在させてこれに各位置検出器8X、8Yが接着されて
いる。その合計の厚さは約0.5m+sである。
なお、本実施例においては、センス部8は、ループコイ
ル10X 、  10yを絶縁性フィルムと一体成型し
て形成したが、ループコイルをプリント基板上に設けて
もよい。
12は外部から挿入して使用されるICカードである。
第3図は座標入力装置の制御回路のブロック図であり、
Icカード12と、位置指示器60の位置座標を検出制
御する位置検出制御回路13と、該位置座標を表示部7
に表示すべく制御するディスプレイ制御回路14と、文
字認識辞書15を含む文字認識制御回路16と、この電
卓による各演算を行なうとともにこれらを統轄的に制御
するために、1チツプのCPUなどで構成された電子計
算機17とからなっており、該制御回路は電子手帳1に
内蔵されている。なお、文字認識辞書15は例えばIC
カードによって外部から供給するようにしてもよい。
第4図は位置検出制御回路13のX方向に係わる位置検
出制御回路とセンス部8の構成とを示したもので、X方
向の制御を主体に記載しである。
図中、8Xはセンス部8のX方向検出器、20は選択回
路、30は受信回路、40は選択回路、50は接続切替
回路、60は位置指示器、70は電子計算機17によっ
て構成される処理装置である。
センス部8は、互いに平行な導体を有する複数、例えば
24本のループコイルC1,C2,・・・・・・C24
が、図中、矢印イ方向(以下、位置検出方向と称す。)
に並設されてなっている。また、各ループコイル01〜
C24は、互いに平行で且つ重なり合う如く配置されて
いる。
センス部8としては、前記一体成型された多数の矩形状
の導体により前記複数のループコイルとなしたものを用
いる。
選択回路20は、前記複数のループコイルC1−C24
より一のループコイルを順次選択するものであり、前記
ループコイル01〜C48の一端は−の端子群21にそ
れぞれ接続され、また、他端は他の端子群22にそれぞ
れ接続されている。
端子群21に対応する選択接点23、および端子群22
に対応する選択接点24は互いに連動し、処理装置70
からの情報に基づいて動作して−のループコイルを選択
する如くなっている。
該選択回路20は、周知のマルチプレクサを多数組合せ
ることによって実現できる。
接続切替回路30は、前記選択回路20によって選択さ
れたーのループコイルを送信回路40および受信回路5
0に交互に接続するものであり、前記選択回路20の選
択接点23および24は、選択接点31および32にそ
れぞれ接続されている。また、送信回路40の2つの出
力端子は端子33.35に接続され、また、受信回路5
0の2つの入力端子は端子34.36に接続されている
前記端子33.34に対応する選択接点31、および端
子35.36に対応する選択接点32は互いに連動し、
後述する送受切替信号に基づいて動作し、送信および受
信を切替える如くなっている。
なお、該接続切替回路30も周知のマルチプレクサによ
って実現される。
第5図は位置検出制御回路13とセンス部8の全体構成
図であり、第4図と同一部分には同符号を付して示し、
X方向制御の部分と同一機能のY方向制御の部分には同
一符号にダッシュを付して示している。同図において、
8xおよび8Yはそれぞれプリント基板に形成されたX
方向およびY方向の位置検出器、20および20′はX
方向およびY方向の選択回路、30および30′はX方
向およびY方向の接続切替回路で、位置検出器8X、8
Yについては第4図のセンス部8に示すその各ループコ
イルがそれぞれX方向およびY方向に直交する如く、互
いに重ね合わされている。
また処理装置70は、X方向およびY方向の位置検出を
交互に行なわせるようにしている。
第6図は送信回路40および受信回路50の詳細を示す
ものである。なおX方向とY方向の制御は同一であるの
で、同図はその一方を示している。同図において、41
は発振器、42は分周器、43.44はナントゲート、
45はエクスクル−シブオア(EXOR)ゲート、46
は駆動回路であり、これらは送信回路40を構成する。
また、51は増幅器、52.53は位相検波器、54゜
55は低域フィルタ(L P F)であり、これらは受
信回路50を構成する。
位置指示器(以下、入力ペンと称す。)60は、コイル
とコンデンサを含む同調回路61を内蔵している。
第7図は入力ペン60の詳細な構造を示すもので、合成
樹脂等の非金属素材からなるペン軸62の内部にその先
端寄りから、芯体63と、該芯体63を摺動自在に収容
し得る透孔を備えたフェライトコア64と、コイルバネ
65と、スイッチ611.フェライトコア64の周囲に
巻回されたコイル612.コンデンサ813 、814
および可変コンデンサ815からなる同調回路61とが
一体的に組合されて内蔵され、その後端にはキャップ6
6が取付けられてなっている。
前記コンデンサ813および可変コンデンサ015は、
第8図にも示すように互いに並列に接続され、さらにそ
の両端はコイル612に接続され、周知の並列共振回路
を構成している。なお、コイル612.コンデンサ61
3および可変コンデンサ615の数値は、センス部4の
各ループコイルより発信される電波の周波数に共振(同
調)する値に選ばれる。
一方、コンデンサ814はスイッチallを介してコイ
ル612の両端に接続されており、スイッチettがオ
ンした時、前述した並列共振回路における電流の位相を
所定角度遅らせる作用を行なう。
なお、スイッチ811は、芯体63の先端をセンス部8
の入力面(図示せず)に押付けることによって、該芯体
63をペン軸62内に押込むと、その後端によりコイル
バネ65を介して押圧され、オンする如くなっている。
処理装置70は、後述する送受切替信号および受信回路
50の出力に基づいて、各ループコイルの切替を制御す
るとともに、指定座標値を算出する。
次に手書情報記憶指令キー4を操作したときの各動作に
ついて説明する。まず、センス部8と入力ペン60との
間で電波が送受信されるようす、並びにこの際得られる
信号について第9図に従って説明する。
送信回路40において、発振器41より発生した、例え
ば4MH2のクロックパルスは、分周器42でl/4 
、 l/8およびl/25Bに分周される。
ナントゲート43の一方の入力端子には、l/8に分周
された500kHzのパルス信号Aが入力され、他方の
入力端子には1/25Bに分周された15.625kH
zの送受切替信号Bが入力され、その出力はさらにナン
トゲート44で反転されて、32μSee毎に500k
Hzのパルス信号を出したり、出さなかったりする信号
Cとなる。
該信号Cは、駆動回路46によって平衡信号に変換され
、さらに接続切替回路30および選択回路20を介して
センス部4の−のループコイル、例えばCiに送出され
るが、この時、該ループコイルCiは前記信号Cに基づ
く電波を発生する。
この際、センス部8のループコイルCi付近にて入力ペ
ン60が略直立状態に保持されていると、該電波は入力
ペン60のコイル812を励振し、その同調回路61に
前記信号Cに同期した誘導電圧りを発生する。
その後、信号Cにおいて、信号無しの期間、即ち受信期
間に入るとともにループコイルCiが受信回路50側に
切替えられると、該ループコイルCiよりの電波は直ち
に消滅するが、入力ペン60の同調回路61においては
回路的な変化はないため、前記誘導電圧りは徐々に減衰
する。
一方、コイル612は、前記誘導電圧りに基づいて同調
回路61を流れる電流により電波を発生する。該電波は
受信回路50に接続されたループコイルCiを逆に励振
するため、該ループコイルCiには誘導電圧Eが発生す
る。
接続切替回路30は、前記送受切替信号Bにより切替え
られているため、送信停止期間の間のみ、ループコイル
Ciよりの信号を取入れる。該受信信号Eは、増幅器5
1により増幅され、信号Fとなり、さらに位相検波器5
2.53に送出される。
位相検波器52には前記パルス信号Aが検波信号として
入力されており、この時、受信信号Fの位相がパルス信
号Aの位相と一致していれば、ちょうど受信信号Fをプ
ラス側に反転した信号Gを出力する。該信号Gは遮断周
波数の充分低い低域フィルタ54にて電圧V11の平坦
な信号Hに変換され処理装置70に送出される。
また、位相検波器53にはパルス信号Aとその2倍の周
波数のパルス信号とをEXORゲート45に入力して作
成したところのパルス信号Aと同一周波数でかつ位相が
90″遅れたパルス信号A−(図示せず)が検波信号と
して入力されている。この時、受信信号Fの位相がパル
ス信号A゛の位相と一致していれば、ちょうど受信信号
Fをマイナス側に反転した信号lを出力する。該信号I
は遮断周波数の充分低い低域フィルタ55にて電圧−V
Jの平坦な信号Jに変換され、処理装置70に送出され
る。
ここで、入力ペン60において、スイッチ611がオフ
となっている場合は、前述したように同調回路61の共
振周波数における電圧と電流の位相が一致しており、従
って、受信信号Fとパルス信号Aの位相が一致する。而
して、この時、信号Hのみに電圧が現われ、信号Jには
電圧は現われない。
また、入力ペン60において、スイッチallがオンと
なっている場合は、前述したように同調回路61の共振
周波数における電流の位相が電圧の位相に対して所定角
度遅れており、従って、受信信号Fの位相もパルス信号
Aの位相に対して所定角度遅れることになる。而して、
この時、信号HおよびJの両方に電圧が現われる(なお
、この際の位相遅れが90″であれば、信号Jのみに電
圧が現われることになる。)。
処理装置70に送出された前記信号HおよびJは、ここ
でディジタル信号に変換され、さらに下記式(1) 、
 (2)に示す演算処理が施される。
V  −(Vll  +VJ 2) ’/2−−−−・
・(1)V  −tan”(VJ/VH) 0                ・・・・・・(2
)ここで、電圧Vxは入力ペン60とループコイルCL
との距離に比例した値を示す。また、電圧voは入力ペ
ン60の同調回路61における電圧と電流の位相差に比
例した値を示す。
前記電圧Vxの値は、入力ペン60と電波を送受信する
ループコイルCiが切替えられると変化し、これより後
述する如くして入力ペン60の位置が検出される。
前記電圧Vθの値はスイッチallのオンΦオフのみに
よって変化するため、該電圧V、を所定の閾値電圧と比
較することによって、該スイッチfillのオン・オフ
が識別される。
次に第10図乃至第12図に従って、本発明の装置にお
ける位置検出のようすを説明する。
まず、装置全体の電源が投入され、測定開始状態になる
と、処理装置70はセンス部4のループコイルC1−C
24のうち、最初のループコイルCtを選択する情報を
選択回路20に送り、該ループコイルCIを接続切替回
路30に接続する。
接続切替回路30は前述した送受切替信号Bに基づいて
、ループコイルC1を送信回路40および受信回路50
に交互に切替制御する。
この際、送信回路40は32μSeeの送信期間におい
て、第10図(a)に示すような500kllzの16
個のパルス信号を該ループコイルCIへ送る。前記送信
および受信の切替は第10図(b)に示すように−のル
ープコイル、ここではC1に対して7回繰返される。こ
の7回の送信および受信の繰返し期間が、−のループコ
イルの選択期間(448usea )に相当する。
受信回路50の位相検波器52.53の出力には、−の
ループコイルに対して7回の受信期間毎に誘導電圧が得
られるが、これらの誘導電圧は前述したように低域フィ
ルタ54.55にて平均化されて、処理装置70に送出
される。該2つの誘導電圧は、処理装置70にて前述し
た演算処理により、入力ペン60とループコイルC1と
の距離に比例した検出電圧x1に変換され、−時記憶さ
れる。
次に処理装置70はループコイルC1を選択する情報を
選択回路20に送り、該ループコイルC2を接続切替回
路30に接続し、入力ペン60とループコイルC2との
距離に比例した検出電圧VX2を得てこれを記憶し、以
後、同様にループコイルC3〜C24を順次接続切替回
路30に接続し、第10図(e)に示すような各ループ
コイル毎の入力ペン60との距離に比例した検出電圧v
x1〜V  (但し、第10図(C)にはその一部のみ
を示す。)を記憶する。
実際の検出電圧は第11図に示すように、入力ペン60
が置かれた位置(Xp )を中心として、その前後の数
本のループコイルのみに検出電圧Va−Vgが発生する
処理装置70は前記記憶した検出電圧の電圧値が一定の
検出レベル以上である時、これらの電圧値より入力ペン
60の位置を表わす座標値を算出し、これを図示しない
記憶部に転送する。
このようにして第1回目の位置検出が終了すると、処理
装置70は前記ループコイル01〜C24のうち、最大
の検出電圧が得られたループコイルを中心として、その
前後の一定数、例えば10本のループコイルのみを選択
する情報を選択回路20に送出し、前記同様にして検出
電圧を得て位置検出を行ない、得られた座標値を前記記
憶部に転送し、その値を更新する。
一方、処理装置70は前記各検出電圧vx1〜V  と
ともに、入力ペン60の同調回路61における電圧と電
流の位相差に比例した検出電圧■ を算出し、該検出電
圧V、を常に所定の閾値θ 電圧と比較している。従って、この際、入力ペン60の
スイッチ611をオンすると、処理装置70は前記比較
結果よりこれを検出し、この時点における前記座標値を
入力値として、電子計算機17に送出する。
第12図は処理装置70における第2回目以降の検出動
作のタイミングを示すものである。なお、図中、レベル
チエツクとは検出電圧の最大値が前記検出レベルに達し
ているか否か、および最大値の検出電圧を有するループ
コイルがどのループコイルであるかをチエツクし、検出
レベルに達していなければ座標計算を停止し、また、次
回の検出動作において選択するループコイルの中心を設
定する。
このようにして検出された各座標値は該検出毎に、ディ
スプレイ制御回路14の制御によって、表示部7に表出
される。
つぎに文字認識モード指令キー6を操作したときの各動
作について説明する。センス部8と入力ペン60との間
の電波の送受信による入力ペン60の位置検出とその座
標計算等は手書情報記憶指令キー4が操作されたときの
動作と同一である。
上記の座標計算された結果について、文字認識制御回路
16により文字認識される。文字認識辞書15は多数の
文字について手書文字を認識するための各文字の特徴等
の情報を記憶しており、文字認識制御回路16−は文字
認識辞書15を参照して手書文字を解読する。そして、
ディスプレイ制御回路14により、上記の解読された文
字情報に基づいて表示部7に表出される。
つぎにICカード12を使用する際は、ICカード12
を電子手帳1の所定の位置に挿入し、手書情報記憶指令
キー4を操作して各手書情報などを記憶させ、あるいは
認識モード指令キー6を操作して解読された文字情報な
どを必要に応じて記憶させて保存することができる。そ
して必要に応じてこれらの情報を再現することができる
なお本実施例においては表示部7とセンス部8とはそれ
ぞれ異なる場所に設けたが、第2図のセンス部8の上に
、表示部7に使用されている液晶による表示部を重ね合
わせた構成にして、入出カ一体型の電子手帳とすること
も可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、第1の発明によれば、センス部と
して使用したX方向とY方向の各ループコイルは位置指
示器との距離に応じたレベルの信号を受けるようにした
ので、その配列のピッチを比較的に大に設定して高精度
の位置検出が得られ、そして交流信号の電流を流すため
のものであるから小型にしてその厚さを極めて薄くする
ことができ、位置制御回路とディスプレイ制御回路は電
子回路によって構成できるので、携帯用電卓が大形にな
ることもなく、実用に供することができる。また、位置
指示器は同調回路を構成していてセンス部の交流信号に
同調して発信するようにしたものであるからコードレス
となり、携帯用電卓との組合せが容易となり、且つ操作
性もよい。
そして第2の発明によれば、更に、手書された文字情報
は文字認識されるようにしたので、明確な表示及び記憶
を可能にした携帯用電卓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例示す電子手帳の外観図、第2図
はセンス部の断面図、第3図は座標入力制御装置のブロ
ック図、第4図は位置検出制御回路とセンスの基本構成
図、第5図は位置検出制御回路とセンス部の全体構成図
、第6図は送信回路および受信回路の詳細な構成を示す
図、第7図は入力ペンの具体的な構成を示す図、第8図
は同調回路の構成図、第9図は第6図の各部の波形図、
第10図は本発明における基本的な検出動作を示すタイ
ミング図、第11図は第1回目の検出動作の際に各ルー
プコイルより得られる検出電圧を示す図、第12図は第
2回目以降の検出動作を示すタイミング図である。 1・・・電子手帳、7・・・表示部、8・・・センス部
、13・・・位置検出制御回路、14・・・ディスプレ
イ制御回路、16・・・文字認識制御回路、01〜C2
4・・・ループコイル、20・・・選択回路、30・・
・接続切替回路、40・・・送信回路、50・・・受信
回路、60・・・位置指示器1.61・・・同調回路、
811・・・スイッチ、70・・・処理装置、8X、・
・・X方向位置検出器、8Y・・・Y方向位置検出器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多数のループコイルをX方向に並設してなるX方
    向のループコイル群及び多数のループコイルをY方向に
    並設してなるY方向のループコイル群よりなるセンス部
    と、 少なくともコイルとコンデンサを含み、所定の周波数を
    同調周波数とする同調回路を備えた位置指示器と、 前記センス部のX方向のループコイル群とY方向のルー
    プコイル群より順次その一つのループコイルを選択して
    該ループコイルに前記所定の周波数の交流信号を間欠的
    に与えその休止期間において前記位置指示器により同調
    発信した交流信号を当該ループコイルが受信し各ループ
    コイル相互の受信レベルに基づいてX方向及びY方向の
    指定位置の座標値を求める位置検出制御回路と、前記位
    置制御回路によって求められたX方向及びY方向の座標
    を携帯用電卓の表示部に表示すべく制御するディスプレ
    イ制御回路とにより座標入力装置を構成し、 前記センス部の表面を携帯用電卓の一部に露出させて取
    付け、前記位置検出制御回路とディスプレイ制御回路と
    を携帯用電卓に内蔵した ことを特徴とする座標入力装置付携帯用電卓。
  2. (2)多数のループコイルをX方向に並設してなるX方
    向のループコイル群及び多数のループコイルをY方向に
    並設してなるY方向のループコイル群よりなるセンス部
    と、 少なくともコイルとコンデンサを含み、所定の周波数を
    同調周波数とする同調回路を備えた位置指示器と、 前記センス部のX方向のループコイル群とY方向のルー
    プコイル群より順次その一つのループコイルを選択して
    該ループコイルに前記所定の周波数の交流信号を間欠的
    に与えその休止期間において前記位置指示器により同調
    発信した交流信号を当該ループコイルが受信し各ループ
    コイル相互の受信レベルに基づいてX方向及びY方向の
    指定位置の座標値を求める位置検出制御回路と、前記位
    置検出制御回路によって求められたX方向及びY方向の
    座標による文字情報を解読する文字認識制御回路と、 前記位置制御回路によって求められたX方向及びY方向
    の座標あるいは前記解読された文字情報を携帯用電卓の
    表示部に表示すべく制御するディスプレイ制御回路とに
    より座標入力装置を構成し、 前記センス部の表面を携帯用電卓の一部に露出させて取
    付け、前記位置検出制御回路と文字認識制御回路とディ
    スプレイ制御回路とを携帯用電卓に内蔵した ことを特徴とする座標入力装置付携帯用電卓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002312115A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Toho Business Kanri Center:Kk 携帯端末装置
JP2007256903A (ja) * 2006-02-23 2007-10-04 Bridgestone Corp 書込み表示/再生表示機能付き情報表示装置

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