JPH0113572Y2 - - Google Patents

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JPH0113572Y2
JPH0113572Y2 JP12470884U JP12470884U JPH0113572Y2 JP H0113572 Y2 JPH0113572 Y2 JP H0113572Y2 JP 12470884 U JP12470884 U JP 12470884U JP 12470884 U JP12470884 U JP 12470884U JP H0113572 Y2 JPH0113572 Y2 JP H0113572Y2
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高電圧が印加され且つ回転駆動され
るカツプ状体に塗料又は塗油剤等の塗布材を供給
しこれを静電気力及び遠心力によつて微粒化させ
て噴霧するようにした静電塗装機を複数台配設
し、例えば鋼板、アルミニウム板あるいは銅板等
の幅広の被塗装物に対して均一な静電塗装を施す
静電塗装装置の改良に関する。
〔従来技術とその問題点〕 第1図は、この種静電塗装装置に配設される静
電塗装機Tの一例を示し、ケース体1に内蔵され
たエアモータ(図示せず)の回転軸2がケース体
1の前端部から突出延長せられ、その先端に高電
圧が印加されるカツプ状体3固着されており、該
カツプ状体3をDC−80〜120KV程度の高電圧を
印加した状態で高速回転駆動させると共に、これ
に塗布材を供給してその先端から微粒化して放射
するように成されている。
ここで、カツプ状体3を陰極とし、接地した被
塗装物4を陽極として高電圧が印加され、両極間
に静電場が作られているから、カツプ状体3から
帯電せられて放射された塗布材粒子は反対極であ
る被塗装物4に電気的吸引力により吸引されて静
電塗着される。
ところで、この静電塗装機Tによつてその塗布
材噴霧域以上の幅を有する幅広の被塗装物4に静
電塗装を施す場合には、該被塗装物4の幅に応じ
てその幅方向に所要間隔を以て複数台の静電塗装
機Tを隣接配置させる必要がある。
そして、このように複数台の静電塗装機Tを隣
接配置させる場合には、一般に第2図に示すよう
に被塗装物4の搬送方向Fに対して互いに偏倚さ
せて斜め一列に並置し、各静電塗装機Tにより形
成される塗布材粒子の円環状の噴霧パターンPが
隣接する噴霧パターンPと被塗装物4の搬送方向
Fから見て互いにその円弧面同士で重なり合うよ
うに成されている。
然し、この方式によれば、第2図に示すよう
に、各静電塗装機Tにより形成される各噴霧パタ
ーンPの中心に無塗料圏Xが形成され、また噴霧
パターンPの外周縁部にパターンの濃い部分Yが
形成されるから、前記の如く円環状の噴霧パター
ンPの円弧面同士が互いに重なり合う部分に相当
する被塗装物4の表面に、その搬送方向Fに沿つ
て塗厚部H,Hが形成され、一方無塗料圏Xに相
当する被塗装物4の表面には塗薄部Gが形成さ
れ、したがつて塗布ムラを生じて均一な塗膜を形
成することができないという問題がある。
そこで、このように塗布ムラの問題を解決する
には、第3図に示すように、静電塗装機Tのケー
ス体1の前端部外周面に所要間隔で四本の荷電電
極棒5,5…を配設し、該荷電電極棒5にカツプ
状体3と同極性の高電圧を印加して、被塗装物4
の搬送方向Fに向かつて略菱形の噴霧パターンP
を形成するようにし、同方向から見て各噴霧パタ
ーンPの角部側同士が重なり合うようにすれば良
く、これにより被塗装物4の表面に塗布ムラのな
い均一な塗膜を形成することが可能となる。
然しながら、このように各静電塗装機T,T…
に夫々前記の如く荷電電極棒5,5…を配設して
個々に塗布ムラを生じない理想的な菱形の噴霧パ
ターンP,P…を形成せんとする場合には、各静
電塗装機T相互の間隔を充分に離間させなければ
ならない。即ち、各静電塗装機Tを互いに近接さ
せて配置すると、隣接する静電塗装機Tに最も近
接する荷電電極棒5が、隣接する静電塗装機Tの
荷電電極棒5,5…により形成された菱形の噴霧
パターンPに干渉して、噴霧パターンP,P…が
型崩れを起こして塗布ムラを生じ、塗膜厚の均一
性が損なわれてしまう。
したがつて、このように各静電塗装機T間の距
離を充分に離間させなければならない静電塗装装
置にあつては、装置全体が当然大型化するという
新たな問題が生ずる。
そこで、実験・研究の結果、四本の荷電電極棒
5が配設された静電塗装機Tを近接配置しても、
隣接する静電塗装機Tに配設された荷電電極棒5
のうち、隣接する静電塗装機Tに最も近接する荷
電電極棒5同士をその静電塗装機T,T間を結ぶ
一直線上(第3図鎖線図示)に並ぶように位置さ
せれば、前記の如く荷電電極棒5によつて噴霧パ
ターンPが型崩れするという弊害を防止し得るこ
とを見い出した。然し、この場合には、各静電塗
装機Tを配置する際に相互の位置調整が非常に面
倒であり、而も静電塗装機Tからの塗布材吐出量
が多い場合には、噴霧パターンPが拡大してその
角部が外方に延伸して型崩れし、各噴霧パターン
Pを形成する塗布材粒子の分布状態が不均一とな
り、塗布ムラを生じて均一な塗装を行い得ないと
いう欠点があることが判明した。
また、このような塗布材吐出量の増大によつて
噴霧パターンPが拡大して静電塗装機Tを収容す
るチヤンバ(図示せず)側に延伸すると、該チヤ
ンバは接地されて陽極になつているから、陰極と
なるカツプ状体3から放射されて帯電せられた塗
布材粒子の一部が静電引力によつてチヤンバに吸
引せられ、所謂オーバースプレー現象を生じてチ
ヤンバ内壁に静電塗着されるから、塗布材の被塗
装物4に対する塗着効率が極めて悪くなると同時
に、噴霧パターンPが更に変形して均一な塗装を
行うことができず、またチヤンバ内壁を汚染する
という欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、このような事情に鑑みなされたもの
で、被塗装物の幅に応じて複数台の静電塗装機を
近接配置しても塗布ムラを生ずることがなく、ま
た静電塗装機がチヤンバ内壁に近接して配設され
且つ塗布材吐出量が比較的多い場合であつても塗
布材粒子がチヤンバ内壁に対して静電塗着される
ことがなく、装置全体を極めて小型化することが
できると同時に、各静電塗装機を隣接配置する場
合に互いの位置調整を極めて容易に行い得る静電
塗装装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、本考案は、高電圧
が印加され且つ回転駆動されるカツプ状体に塗布
材を供給して噴霧させる静電塗装機が複数台隣接
配置されて成る静電塗装装置において、前記静電
塗装機の夫々に、そのカツプ状体の印加電圧と同
極性の高電圧が印加される荷電電極棒が設けら
れ、これら各荷電電極棒の総てが、前記静電塗装
機の各噴霧パターンが集合して成る塗布材噴霧域
全体を囲繞する線上に沿つて所要間隔で配置され
ていることを特徴とする。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す具体的な実施例に基
づいて説明する。
第4図は本考案による静電塗装装置の一例とし
て、防錆油等の塗油剤を静電霧化して放射する静
電塗装機T′を配設した静電塗油装置の要部を示
す正面図、第5図はその概略的な側面図であり、
第1図乃至第3図との共通部分については同一符
号を付してその詳細説明は省略する。
第4図において、各静電塗油機T′は、その回
転軸2がチヤンバ(図示せず)内に配設されたブ
ラケツト6に固設した軸受7に枢支され、回転軸
2の先端に固着されたカツプ状体3が所要速度で
搬送される鋼板等の被塗油物4に対向するように
配設されている。
そして、これら各静電塗油機T′は、第5図に
示すように互いに偏倚して所謂千鳥状に隣接配置
されると共に、当該各静電塗油機T′の夫々に、
そのカツプ状体3の印加電圧と同極性の高電圧が
印加される荷電電極棒5が一本乃至二本設けら
れ、これら各荷電電極棒5の総てが、静電塗油機
T′,T′…の各噴霧パターンP′が集合して成る塗
布材噴霧域全体を囲繞する線上に沿つて所要間隔
で配置されている。
なお、各荷電電極棒5は、カツプ状体3を設け
た回転軸2を支持する軸受7が固設されたブラケ
ツト6に取り付けられて(第4図参照)、夫々そ
の先端がカツプ状体3の先端部近傍まで延長され
ている。
而して、接地した被塗油物4を陽極、カツプ状
体3を陰極として高電圧を印加して両極間に静電
場を作り、次に被塗油物4を矢印F方向に搬送す
ると同時に、各静電塗油機T′を作動させて、高
電圧が印加されたカツプ状体3の先端面から塗油
剤を微粒化して噴霧する。
ここで、各静電塗油機T′,T′…の塗油剤噴霧
域全体を囲繞する線上には、これに沿つてカツプ
状体3の印加電圧と同極性の高電圧が印加される
荷電電極棒5が配設されているから、カツプ状体
3によつて帯電せられて噴霧された塗油剤粒子が
この荷電電極棒5によつて反撥せられて内方に抑
え込まれる。また、このとき各静電塗油機T′か
ら噴霧される塗油剤粒子も互いに同極性に帯電せ
られているから相互に反撥し、したがつて前記の
如く荷電電極棒5,5…によつて塗油剤粒子を内
方に抑え込み、且つ各静電塗油機T′をいくら近
接させても各噴霧パターンが互いに錯綜すること
がなく、第5図に示す如く被塗油物4の表面に均
一な塗油膜を形成し得る理想的な噴霧パターン
P′,P′…を形成した状態に維持される。
ここで、荷電電極棒5は、各静電塗油機T′,
T′…の全体を外側から囲むように配設されてお
り、各静電塗油機T′の互いに隣接する側には存
在しないから、塗油剤吐出量を比較的多くした場
合にも、その塗油剤粒子は各荷電電極棒5によつ
て確実に内方に抑え込まれ、従来の如く噴霧パタ
ーンP′が拡大して外方に延伸することはない。
以上のように、本実施例によれば、複数台の静
電塗油機T′を互いに近接して配置する場合であ
つても、各静電塗油機T′の面倒な位置調整を要
することなく常に均一な塗油膜を形成することが
できる。また、塗油剤吐出量が比較的多い場合で
あつても、噴霧パターンP′が外方に拡大してチヤ
ンバ内壁に対して静電塗着されるというオーバー
スプレー現象を生ずることがないから、塗着効率
が非常に良いと同時に、チヤンバ内壁を汚すこと
がない。
なお、実施例においては、荷電電極棒5をブラ
ケツト6に取り付けた場合について説明したが、
これに限らず例えば第1図に示すような静電塗装
機Tにあつては、ケース体1の外周面に直接取り
付けても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、静電塗装
機の塗布材噴霧域全体を囲繞する線上に沿つて、
カツプ状体と同極性に帯電された荷電電極棒が所
要間隔で配設されているから、微妙で且つ面倒な
位置調整を要することなく複数台の静電塗装機を
近接配置して均一な噴霧パターンを形成させるこ
とができるという優れた効果があり、また塗布材
吐出量が比較的多い場合でもオーバースプレー現
象が生ずることがないから、静電塗装機とチヤン
バ間の距離を近づけて装置全体を小型化すること
ができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は静電塗装機の一例を示す正面図、第2
図は従来の静電塗装装置における静電塗装機の噴
霧パターンの例を示す平面図、第3図は荷電電極
棒を使用した従来の静電塗装機の噴霧パターンの
例を示す平面図、第4図は本考案による静電塗装
装置の一例として静電塗油装置を示す要部の正面
図、第5図はその概略的な側面図である。 符号の説明、T,T′……静電塗装機(静電塗
油機)、2……回転軸、3……カツプ状体、4…
…被塗装物(被塗油物)、5……荷電電極棒、P,
P′……噴霧パターン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高電圧が印加され且つ回転駆動されるカツプ
    状体に塗布材を供給して噴霧させる静電塗装機
    が複数台隣接配置されて成る静電塗装装置にお
    いて、前記静電塗装機の夫々に、そのカツプ状
    体の印加電圧と同極性の高電圧が印加される荷
    電電極棒が設けられ、これら各荷電電極棒の総
    てが、前記静電塗装機の各噴霧パターンが集合
    して成る塗布材噴霧域全体を囲繞する線上に沿
    つて所要間隔で配置されていることを特徴とす
    る静電塗装装置。 (2) 前記静電塗装機の夫々に、前記荷電電極棒が
    一本乃至二本設けられている前記実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の静電塗装装置。
JP12470884U 1984-08-17 1984-08-17 静電塗装装置 Granted JPS6140156U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12470884U JPS6140156U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 静電塗装装置

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JP12470884U JPS6140156U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 静電塗装装置

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JPS6140156U JPS6140156U (ja) 1986-03-13
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JP12470884U Granted JPS6140156U (ja) 1984-08-17 1984-08-17 静電塗装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2640395B2 (ja) * 1991-03-13 1997-08-13 日新製鋼株式会社 分散樹脂皮膜の形成装置
JP5835313B2 (ja) * 2013-09-19 2015-12-24 ダイキン工業株式会社 成膜装置

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