JPH0337727Y2 - - Google Patents

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JPH0337727Y2
JPH0337727Y2 JP1983145054U JP14505483U JPH0337727Y2 JP H0337727 Y2 JPH0337727 Y2 JP H0337727Y2 JP 1983145054 U JP1983145054 U JP 1983145054U JP 14505483 U JP14505483 U JP 14505483U JP H0337727 Y2 JPH0337727 Y2 JP H0337727Y2
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electrostatic coating
electrostatic
pin driving
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driving electrodes
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、所要速度で回転駆動され且つ高電圧
が印加されるカツプ状体に塗布剤を供給し、この
塗布剤を遠心力及び静電気力によつて微粒化させ
て放射する静電塗装機を複数台設置して静電塗装
を行う静電塗装装置に関する。
従来、この種静電塗装装置によつて鋼板、アル
ミニウム板あるいは鋼板等の幅広の被塗装物1
(第1図々示)に対して静電塗装を行う場合には、
複数台の静電塗装機を被塗装物1に対向させ且つ
被塗装物1の搬送方向Fに対して互いに偏倚させ
て並置し、第1図に示すように各静電塗装機によ
り形成される円筒状の噴霧パターンPが、被塗装
物1の搬送方向Fからみて隣接する噴霧パターン
Pとその円弧面同士で互いに重なり合うようにす
ると共に、搬送方向Fから見て前後に配置される
静電塗装機間の間隔を、円環状の噴霧パターンP
が互いに干渉し合わない限度で出来るだけ狭め
て、装置の小型化も図るようにしている(特開昭
54−138040号公報参照)。
しかし、このような従来方式によれば、各静電
塗装機により形成される各噴霧パターンPの中心
に無塗料圏Xが形成され、また噴霧パターンPの
外周縁部にパターンの濃い部分Yが形成されるか
ら、前記の如く円環状の噴霧パターンPの円弧面
同士が互いに重なり合う部分に相当する被塗装物
1の表面に、その搬送方向Fに沿つて塗厚部H,
Hが形成され、一方無塗料圏Xに相当する被塗装
物1の表面には塗薄部Gが形成され、したがつて
塗布ムラを生じて均一な塗膜を形成することがで
きないという欠点があつた。
このような欠点に鑑みて種々実験・研究の結
果、本考案者らは第2図及び第3図に示すよう
に、静電塗装機Tに例えば四本のコロナピン追込
電極2,2…を配設して略菱形の噴霧パターンP
を形成するようにし、各噴霧パターンPの角部側
同士が重なり合うように各静電塗装機Tを配置す
ることにより、被塗装物1の表面に塗布ムラのな
い均一な塗膜を形成し得ることを見い出した。
即ち、第2図は本考案による静電塗装装置に係
る静電塗装機Tの一例を示す正面図であつて、エ
アモータ(図示せず)を内蔵したケース体3から
該エアモータの回転軸4が前方に突出延長され、
その先端に該回転軸4により回転駆動され且つ高
電圧が印加されるカツプ状体5が固着されてい
る。
また、前記ケース体3の前端部外周面には四個
のナツト7,7…が形成され、これら各ナツト7
に夫々カツプ状体5と同極性の高電圧が印加され
る四本のコロナピン追込電極2,2…が挿通さ
れ、その先端をカツプ状体5の先端側へ延長して
ボルト8により固定されている。
カツプ状体5には、塗布剤供給パイプ6から塗
布剤が供給され、供給された塗布剤は所要速度で
回転するカツプ状体5の遠心力により薄膜状とな
つてその先端側に移送され、高電圧発生器(図示
せず)により80〜120KV程度の高電圧が印加さ
れたカツプ状体5の先端面から静電気力により微
粒化されて被塗装物1に対して放射される。
ここで、接地した被塗装物1を陽極、カツプ状
体5を陰極として高電圧が印加され、両極間に静
電場が作られているから、前記の如く帯電せられ
て放射された塗布剤粒子は反対極である被塗装物
1表面に吸引されて塗膜を形成するのであるが、
カツプ状体5の外周を囲繞する位置には、前述の
通りカツプ状体5と同極性の高電圧が印加される
コロナピン追込電極2,2…が所要間隔を保つて
配設されており、したがつてカツプ状体5の先端
面から放射された塗布剤粒子が、このコロナピン
追込電極2位置で反撥せられて内方に追い込ま
れ、第3図に示すように被塗装物1の搬送方向F
に向かつて略菱形の噴霧パターンPを形成すると
同時に、第1図に示す如き円形の無塗料圏Xが収
縮する。
そして、このように形成せられる各噴霧パター
ンPの角部同士が互いに重なり合うように各静電
塗装機Tを配置すれば、鋼板、アルミニウム板等
の幅広の被塗装物1に対しても塗布ムラのない均
一な塗装を施すことが可能となる。
しかしながら、この場合において各静電塗装機
Tを互いに近接させて配置すると、第4図に示す
ように隣接する静電塗装機Tに最も近接するコロ
ナピン追込電極2が隣接する静電塗装機Tのコロ
ナピン追込電極2により形成される菱形の噴霧パ
ターンPに干渉して、互いの噴霧パターンPが鎖
線図示の如く型崩れを生じ、塗膜厚の均一性が損
なわれることが新たに判明した。
このような弊害を防止するためには、各静電塗
装機Tを相互間の干渉を生じない充分な距離だけ
離間させれば良いが、それでは静電塗装装置全体
が大型化するという新たな問題が生ずる。
そこで本考案者らは、更に実験・研究を重ねた
結果、複数本のコロナピン追込電極が配設された
静電塗装機を近接して配置しても、隣接する静電
塗装機に配設されたコロナピン追込電極のうち、
隣接する静電塗装機に最も近接するコロナピン追
込電極同士をその静電塗装機間を結ぶ一直線上に
並ぶように位置させれば、相互間に前記の如き干
渉を生じて噴霧パターンの型崩れが生ずるという
弊害を防止し得ることを見い出し、この知見に基
づいて塗布ムラのない均一な塗膜を形成すること
ができ而も装置全体を小型化し得る静電塗装装置
を提供せんとするものである。
この目的を達成するために、本考案は、所要速
度で回転駆動される回転軸の先端に高電圧が印加
されるカツプ状体が取り付けられて、当該カツプ
状体の外周を囲繞する位置にこれと同極性の高電
圧が印加される複数本のコロナピン追込電極が所
要間隔を保つて配設された静電塗装機が、被塗装
物の搬送方向に対して互いに偏倚して複数台並置
された静電塗装装置において、前記各静電塗装機
が、被塗装物の幅方向に隣接する静電塗装機と噴
霧パターン同士が互いに干渉を生ずる距離まで近
接して配置されると共に、当該各静電塗装機に
夫々配設されるコロナピン追込電極のうち、隣接
する静電塗装機に最も近接するコロナピン追込電
極同士が、隣接する静電塗装機間を結ぶ一直線上
に対峙して並ぶように配設されていることを特徴
とする。
以下、本考案の実施例を第5図及び第6図によ
つて説明する。
第5図は、本考案による静電塗装装置の静電塗
装機T1〜T3を被塗装物1の搬送方向Fに対し
て千鳥状に偏倚して並置した場合を示し、各静電
塗装機T1,T2及びT3のケース体3の前端部
外周面には、四本のコロナピン追込電極2,2…
が第2図に示す回転軸4を中心として90度の角度
を以て等間隔で配設され、被塗装物1の搬送方向
Fに向かつて菱形の噴霧パターンPを形成するよ
うに被塗装物1に対向配置されている。
そして、被塗装物1の幅方向に互いに隣接する
静電塗装機T1及びT2に夫々配設された四本の
コロナピン追込電極2,2…のうち、静電塗装機
T1に最も近接する位置にある静電塗装機T2の
コロナピン追込電極2と、静電塗装機T2に最も
近接する位置にある静電塗装機T1のコロナピン
追込電極2とが、静電塗装機T1及びT2間を結
ぶ一直線上に対峙して並ぶように配設されてい
る。
また、静電塗装機T3に最も近接する位置にあ
る静電塗装機T2のコロナピン追込電極2と、静
電塗装機T2に最も近接する位置にある静電塗装
機T3のコロナピン追込電極2とが、静電塗装機
T2及びT3間を結ぶ一直線上に対峙して並ぶよ
うに配設されている。
而して、これら各コロナピン追込電極2は、隣
接する静電塗装機とそのコロナピン追込電極の一
つを結ぶ延長線上に位置することとなるから、隣
接する静電塗装機のコロナピン追込電極によつて
形成される菱形の噴霧パターンPに干渉して型崩
れを生じさせることがなく、したがつて各静電塗
装機T1〜T3を互いに近接させて配置すること
ができる。
なお、静電塗装機T1〜T3の配置は、第5図
に示すように千鳥状にする場合に限らず、第6図
に示すように被塗装物1に対して斜め一列に配置
する場合であつても良い。
また、静電塗装機T1〜T3に配設される四本
のコロナピン追込電極2,2…の間隔は、必ずし
も等間隔である必要はなく、略菱形の噴霧パター
ンを形成し得るような間隔で配設されていれば良
い。
第7図及び第8図は、コロナピン追込電極2,
2…の間隔が、極端に狭い部分と広い部分とがあ
る場合の噴霧パターンPの形成例を夫々示し、コ
ロナピン追込電極2相互間の間隔が、静電塗装機
Tの回転軸4を中心として120度以上の極めて広
い部分と、60度以下の極めて狭い部分とがある場
合には、間隔の広い部分において塗布剤粒子を内
方に追い込むことができず、その部分における噴
霧パターンが拡大し、外方に延伸してその先端が
円弧状となり、また間隔の狭い部分において塗布
剤粒子が内方に押さえ込まれて収縮し、コロナピ
ン追込電極2よりも外方に延伸することができ
ず、略菱形の噴霧パターンを形成することができ
ない。
このような場合においては、被塗装物1の幅方
向に隣接するる静電塗装機Tに夫々配設されたコ
ロナピン追込電極2,2…のうち、隣接する静電
塗装機Tに最も近接するコロナピン追込電極2同
士が、隣接する静電塗装機T,T間を結ぶ一直線
上に対峙して並ぶように配設したとしても、第7
図に示すようにコロナピン追込電極2,2間の間
隔の広い部分により形成される拡大されたパター
ン部同士が重なり合つて塗厚部Hが形成された
り、第8図に示すようにコロナピン追込電極2,
2間の間隔の狭い部分により形成される収縮され
たパターン部同士が重なり合わず非塗着部Sが生
ずる。
したがつて、静電塗装機に配設される四本のコ
ロナピン追込電極は、略菱形の噴霧パターンを形
成し得る所要間隔で配設される必要があり、特に
第5図及び第6図に示すように、90度の角度で等
間隔で配設すれば、極めて均一な塗膜を形成する
ことができる菱形の噴霧パターンを得ることがで
きる。
なお、上述の実施例においては、静電塗装機に
四本のコロナピン追込電極を配設した場合につい
て説明したが、本考案はこれに限らず、例えば第
9図に示すように所定間隔で三本のコロナピン追
込電極2を配設して三角形の噴霧パターンPを形
成する静電塗装機T1,T2及びT3を、被塗装
物1の搬送方向に対して偏倚させると共に、隣接
する静電塗装機と噴霧パターンP同士が互いに干
渉を生ずる距離まで近接して隣接配置させ、隣接
する静電塗装機T1及びT2,T2及びT3に最
も近接するコロナピン追込電極2同士が隣接する
静電塗装機T1,T2,T2,T3間を結ぶ一直
線上に対峙して並ぶようにしても良い。
要するに、複数本のコロナピン追込電極が所要
間隔を保つて配設された複数台の静電塗装機が、
隣接する静電塗装機に最も近接するコロナピン追
込電極同士が隣接する静電塗装機間を結ぶ一直線
上に対峙して並ぶように配設され、被塗装物の表
面に塗布ムラのない均一な塗膜を形成し得るよう
に成されていれば良い。
以上述べたように、本考案によれば、被塗装物
の搬送方向に対して互いに偏倚して並置された各
静電塗装機が、隣接する静電塗装機と噴霧パター
ン同士が互いに干渉を生ずる距離まで近接して配
置されると共に、当該各静電塗装機に夫々配設さ
れるコロナピン追込電極のうち、隣接する静電塗
装機に最も近接するコロナピン追込電極同士が、
隣接する静電塗装機間を結ぶ一直線上に対峙して
並ぶように配設されているから、各静電塗装機の
噴霧パターンに型崩れを生ずることがなく、した
がつて塗布ムラのない均一な塗膜を形成すること
ができると共に、静電塗装装置全体を小型化し得
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の静電塗装装置の静電塗装機によ
る噴霧パターンの例を示す平面図、第2図は本考
案による静電塗装装置の静電塗装機の一例を示す
正面図、第3図及び第4図はその静電塗装機によ
り形成される噴霧パターンの例を示す平面図、第
5図及び第6図は夫々四本のコロナピン追込電極
が所要間隔で配設された静電塗装機を配置した本
考案装置の一例を示す平面図、第7図及び第8図
は静電塗装機に配設されるコロナピン追込電極相
互間の間隔を任意に設定した場合の噴霧パターン
の例を示す平面図、第9図は三本のコロナピン追
込電極が所要間隔で配設された静電塗装機を配置
した本考案装置の例を示す平面図である。 符号の説明、1…被塗装物、T,T1,T2,
T3…静電塗装機、2…コロナピン追込電極、4
…回転軸、5…カツプ状体、P…噴霧パターン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所要速度で回転駆動される回転軸の先端に高
    電圧が印加されるカツプ状体が取り付けられ
    て、当該カツプ状体の外周を囲繞する位置にこ
    れと同極性の高電圧が印加される複数本のコロ
    ナピン追込電極が所要間隔を保つて配設された
    静電塗装機が、被塗装物の搬送方向に対して互
    いに偏倚して複数台並置された静電塗装装置に
    おいて、前記各静電塗装機が、被塗装物の幅方
    向に隣接する静電塗装機と噴霧パターン同士が
    互いに干渉を生ずる距離まで近接して配置され
    ると共に、当該各静電塗装機に夫々配設される
    コロナピン追込電極のうち、隣接する静電塗装
    機に最も近接するコロナピン追込電極同士が、
    隣接する静電塗装機間を結ぶ一直線上に対峙し
    て並ぶように配設されていることを特徴とする
    静電塗装装置。 (2) 前記各静電塗装機に、四本のコロナピン追込
    電極が等間隔で配設されている前記実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の静電塗装装置。
JP14505483U 1983-09-21 1983-09-21 静電塗装装置 Granted JPS6053355U (ja)

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JP5016505B2 (ja) * 2008-01-28 2012-09-05 パナソニック株式会社 静電霧化装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138040A (en) * 1978-04-18 1979-10-26 Ransburg Japan Ltd Reciprocating type electrostatic coating machine

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