JPH044837Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH044837Y2 JPH044837Y2 JP10568886U JP10568886U JPH044837Y2 JP H044837 Y2 JPH044837 Y2 JP H044837Y2 JP 10568886 U JP10568886 U JP 10568886U JP 10568886 U JP10568886 U JP 10568886U JP H044837 Y2 JPH044837 Y2 JP H044837Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- karman vortex
- paint
- cylindrical object
- spray gun
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 13
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 13
- 239000007921 spray Substances 0.000 claims description 10
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 13
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、カルマン渦を利用した塗装装置に関
する。
する。
〈従来の技術〉
従来の塗装装置では、例えば第２図に示してい
るように、ワークＡを図示しないコンベアで一方
向に移動させつつ、コンベアの側方に配設したス
プレーガンＢから塗料を噴射するとともに、前記
ワークＡを図示しない回転治具で同図に矢印で示
すように回転させて塗装むらを防止するようにし
ていた。
るように、ワークＡを図示しないコンベアで一方
向に移動させつつ、コンベアの側方に配設したス
プレーガンＢから塗料を噴射するとともに、前記
ワークＡを図示しない回転治具で同図に矢印で示
すように回転させて塗装むらを防止するようにし
ていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉
しかしながら、例えばエンジンの燃料供給手段
として使用されるボトムフロータイプのインジエ
クタのように２個の円筒は並列した形状のワーク
の塗装を行う場合は、前記のようにワークＡを回
転させたとしても並列した２個の円筒が相互に邪
魔をするので、各円筒の対向面部分に塗料が付着
し難くなる。従つて、従来では、この部分に充分
な厚さの塗膜が形成されるまで充分に時間をかけ
て塗装を行つていたために、塗料が付着し易い部
分が過剰塗装となつてしまい、極端な場合には、
単なる円筒状のワークに対比して数倍にも及ぶ量
の塗料を消費してしまうので塗装コストが高くな
つてしまうという問題点があつた。
として使用されるボトムフロータイプのインジエ
クタのように２個の円筒は並列した形状のワーク
の塗装を行う場合は、前記のようにワークＡを回
転させたとしても並列した２個の円筒が相互に邪
魔をするので、各円筒の対向面部分に塗料が付着
し難くなる。従つて、従来では、この部分に充分
な厚さの塗膜が形成されるまで充分に時間をかけ
て塗装を行つていたために、塗料が付着し易い部
分が過剰塗装となつてしまい、極端な場合には、
単なる円筒状のワークに対比して数倍にも及ぶ量
の塗料を消費してしまうので塗装コストが高くな
つてしまうという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点を解決する
ためになされたものであり、複雑な形状のワーク
に対しても、塗装むらのない状態で塗料を略均一
に付着させることができる新規な塗装装置を提供
することを目的としている。
ためになされたものであり、複雑な形状のワーク
に対しても、塗装むらのない状態で塗料を略均一
に付着させることができる新規な塗装装置を提供
することを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉
上記目的を達成するために本考案では、ワーク
に対向して配設されたスプレーガンの後方に、円
柱状物体とブロアとを備えたカルマン渦発生手段
を配設して塗装装置を構成している。
に対向して配設されたスプレーガンの後方に、円
柱状物体とブロアとを備えたカルマン渦発生手段
を配設して塗装装置を構成している。
〈作用〉
このような構成としているために、スプレーガ
から噴射された塗料をカルマン渦に乗せてワーク
の全面に均等に付着させることができる。
から噴射された塗料をカルマン渦に乗せてワーク
の全面に均等に付着させることができる。
〈実施例〉
以下に本考案の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。
明する。
第１図は本考案に係る塗装装置の一実施例を示
す概略平面図であり、ワーク１を例えば図中左側
に向つて搬送するコンベア（図示省略）の側方に
は、前記ワーク１に対向するスプレーガン２を配
設し、このスプレーガン２の後方にカルマン渦発
生手段３を設けている。
す概略平面図であり、ワーク１を例えば図中左側
に向つて搬送するコンベア（図示省略）の側方に
は、前記ワーク１に対向するスプレーガン２を配
設し、このスプレーガン２の後方にカルマン渦発
生手段３を設けている。
カルマン渦発生手段３は、同図に示すようにダ
クト４の内部に設置したブロワ５と、このブロワ
５の下流に配設した円柱状物体６とで主体部を構
成しており、ブロワ５と円柱状物体６との間に整
流板７を配設することにより、該整流板７によつ
て形成された空気の層流に中に円柱状物体６を位
置させることにより、円柱状物体６の下流にカル
マン渦列を形成し、スプレーガン２から噴射され
た塗料がこのカルマン渦列に乗つてワーク１に到
達するようにしている。
クト４の内部に設置したブロワ５と、このブロワ
５の下流に配設した円柱状物体６とで主体部を構
成しており、ブロワ５と円柱状物体６との間に整
流板７を配設することにより、該整流板７によつ
て形成された空気の層流に中に円柱状物体６を位
置させることにより、円柱状物体６の下流にカル
マン渦列を形成し、スプレーガン２から噴射され
た塗料がこのカルマン渦列に乗つてワーク１に到
達するようにしている。
尚、カルマン渦の発生原理は従来公知であり、
円柱状物体６の直径をｄとすると、この円柱状物
体６の中心から8dだけはなれた部分において渦
が安定するので、カルマン渦発生手段３とワーク
１との間隔ｌをｌ≒8dとすれば良い。
円柱状物体６の直径をｄとすると、この円柱状物
体６の中心から8dだけはなれた部分において渦
が安定するので、カルマン渦発生手段３とワーク
１との間隔ｌをｌ≒8dとすれば良い。
斯る構成になる塗装装置において、ブロワ５が
運転されると、ダクト４内に層流が発生し、円柱
状物体６の下流にカルマン渦列が形成される。
運転されると、ダクト４内に層流が発生し、円柱
状物体６の下流にカルマン渦列が形成される。
又、スプレーガン２がこのカルマン渦列の内部
に配設されているために、スプレーガン２から噴
射された塗料がカルマン渦列に乗つてワーク１の
表面に到達し、このカルマン渦による持ち回り作
用で塗料がワーク１の背部にまで到達するため
に、塗料むらのない均一な塗装が行われることに
なる。従つて、従来のようにワーク１を回転させ
なくとも均一な塗装を行うことができるが、ワー
ク１を回転させることで塗膜の厚さをより均一に
することもできる。
に配設されているために、スプレーガン２から噴
射された塗料がカルマン渦列に乗つてワーク１の
表面に到達し、このカルマン渦による持ち回り作
用で塗料がワーク１の背部にまで到達するため
に、塗料むらのない均一な塗装が行われることに
なる。従つて、従来のようにワーク１を回転させ
なくとも均一な塗装を行うことができるが、ワー
ク１を回転させることで塗膜の厚さをより均一に
することもできる。
尚、実施例では円柱状物体６として円柱を使用
しているが、円筒を使用しても良く、要するにカ
ルマン渦列を発生する手段であればブロワ５及び
円柱状物体６の具体形状は任意である。
しているが、円筒を使用しても良く、要するにカ
ルマン渦列を発生する手段であればブロワ５及び
円柱状物体６の具体形状は任意である。
〈考案の効果〉
以上説明したように本考案によれば、スプレー
ガンから噴射された塗料をカルマン渦列に乗せて
ワークに到達させるように構成しているために、
異形のワークに対しても格別な困難を伴うことな
く塗料を均一に付着させて塗装むらを防止するこ
とができるために、塗装時間を短縮できると共に
塗料の消費量を削減して塗装コストを低下させる
ことができる。
ガンから噴射された塗料をカルマン渦列に乗せて
ワークに到達させるように構成しているために、
異形のワークに対しても格別な困難を伴うことな
く塗料を均一に付着させて塗装むらを防止するこ
とができるために、塗装時間を短縮できると共に
塗料の消費量を削減して塗装コストを低下させる
ことができる。
第１図は本考案に係る塗装装置の一実施例を示
す要部の概略平面図、第２図は従来例の概略平面
図である。 １……ワーク、２……スプレーガン、３……カ
ルマン渦発生手段、４……ダクト、５……ブロ
ワ、６……円柱状物体、７……整流板。
す要部の概略平面図、第２図は従来例の概略平面
図である。 １……ワーク、２……スプレーガン、３……カ
ルマン渦発生手段、４……ダクト、５……ブロ
ワ、６……円柱状物体、７……整流板。
Claims (1)
- ワークに対向して配設されたスプレーガンの後
方にブロワと円柱状物体とを備えたカルマン渦発
生手段を配設してなる塗装装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10568886U JPH044837Y2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10568886U JPH044837Y2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6313263U JPS6313263U (ja) | 1988-01-28 |
| JPH044837Y2 true JPH044837Y2 (ja) | 1992-02-12 |
Family
ID=30980350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10568886U Expired JPH044837Y2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH044837Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5677888B2 (ja) * | 2011-04-26 | 2015-02-25 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 加湿装置 |
| JP2014211304A (ja) * | 2014-08-22 | 2014-11-13 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 加湿装置 |
-
1986
- 1986-07-11 JP JP10568886U patent/JPH044837Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6313263U (ja) | 1988-01-28 |
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