JPH0532209Y2 - - Google Patents

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JPH0532209Y2
JPH0532209Y2 JP1983166131U JP16613183U JPH0532209Y2 JP H0532209 Y2 JPH0532209 Y2 JP H0532209Y2 JP 1983166131 U JP1983166131 U JP 1983166131U JP 16613183 U JP16613183 U JP 16613183U JP H0532209 Y2 JPH0532209 Y2 JP H0532209Y2
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coating
coating material
chamber
coated
cup
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は塗装装置に係り、特に鋼板、アルミニ
ウム板、銅板等の板状被塗装物に対して防錆油等
の塗布材を噴霧する静電塗装装置に関する。
従来、この種の静電塗装装置として、例えば実
公昭46−36115号公報(考案の名称:搬送物品へ
の噴霧液材供給装置)に示されているような塗布
材噴霧装置があり、これは液材溜室(塗布材溜
室)と、これにその一部を浸漬された液材供給回
転子(ピツクアツプローラ)と、該ピツクアツプ
ローラの回転に伴つてその表面に付着される液材
を剥ぎ取つて、その液材を供給される空気によつ
て吸引し微粒化する複数の噴霧器とから構成され
ている。
然しながら、この塗布材噴霧装置にあつては、
塗布量が微少であり且つその制御幅が非常に小さ
く、被塗装物表面に対する塗布材の塗着量が一般
に0.05〜0.2g/m2の範囲に制限されるという問題
があつた。
この問題を解決するために、該塗布材噴霧装置
を被塗装物の搬送方向に連設して二段構成とし、
総塗布量を増大させて塗布量の制御幅を大きくす
ることも考えられないではないが、この場合にお
いてもその制御幅の上限を精々塗着量0.4g/m2
度に増大させ得るに過ぎず、而もこのように構成
すると当然に塗布材を微粒化する霧化用加圧空気
の消費量が2倍となつて排気処理の負担が倍増す
るという弊害が生じ、またこれに応じてチヤンバ
内の風速が速くなることにより被塗装物に対する
塗布材の塗着効率が悪化するという新たな問題を
生ずることとなる。
また、従来の塗装装置として、80〜120KV程
度の高電圧が印加され且つ900〜3600rpm程度の
回転数で低速回転せられるカツプ状体に塗布材を
供給し、その静電気力及び遠心力によつて塗布材
を微粒化して噴霧するカツプ型静電塗装装置が知
られているが、この種のカツプ型静電塗装装置は
塗布量が比較的大きく、その塗布量を塗着量
0.2g/m2以下に制御することができず、前記塗布
材噴霧装置の如き塗着量0.05〜0.2g/m2という微
少な塗布量の制御を行い得ないという問題があつ
た。
そこで本考案は、塗布材の塗着効率を悪化させ
ずに塗布量の制御幅を大きくすることを目的と
し、そのために、板状の被塗装物を下方の搬入口
から上方の搬出口に向かつて搬入出するチヤンバ
内が上下に二分されて第1塗装室と第2塗装室が
形成され、下方の第1塗装室には、高電圧が印加
され且つ回転せられるカツプ状体に塗布材を供給
して静電気力と遠心力により微粒化して噴霧させ
るカツプ型静電塗装装置が配設され、上方の第2
塗装室には、塗布材を表面に付着させて供給する
ピツクアツプローラとその表面から塗布材を剥ぎ
取つて加圧空気で微粒化させる噴霧器とから成る
塗布材噴霧装置と、当該噴霧装置によつて霧化さ
れた塗布材を荷電し且つ前記被塗装物との間に静
電界を形成するための高電圧が印加される荷電電
極が配設されていることを特徴とする。
以下、本考案を図面に示す具体的な実施例に基
づいて説明する。
第1図は、本考案による塗装装置の一例を示す
断面図である。
図中、1は塗装装置であつて、鋼板、アルミニ
ウム板、銅板等の板状の被塗装物2を搬入出する
搬入出口3,4を有するチヤンバ5内に搬送口6
を有する仕切板7が配設され、該仕切板7によつ
てチヤンバ5内が上下に二分されて第1塗装室A
及び第2塗装室Bが形成されている。
第1塗装室A内には、被塗装物2の移動経路を
挟んで左右に夫々カツプ型静電塗装装置8R,8
Lが齟齬対向して配設され、また第1塗装室Aの
上部に仕切板7を介して連設された第2塗装室B
内には、被塗装物2の移動経路を挟んで左右に
夫々塗布材噴霧装置9R,9Lが対向して配設さ
れ、これら塗布材噴霧装置9R,9Lの上部に
夫々高電圧が印加される荷電電極10R,10L
が対向配設されている。
前記カツプ型静電塗装装置8R,8Lは、スプ
ロケツト11に係合せられたチエーン12によつ
て回転せられるカツプ状体13に80〜120KV程
度の高電圧が印加され、カツプ状体13に供給さ
れる防錆油等の塗布材をその遠心力と静電気力と
によつて微粒化して噴霧するものであり、被塗装
物2の幅方向に所定間隔を以て多数並設されてい
る。なお、図中14はカツプ状体13と同一極性
の高電圧が印加され、カツプ状体13から噴霧さ
れる塗布材の噴霧パターンを制御するコロナピン
追込電極であり、また15は幅狭の被塗装物2に
対しても塗布材を均一に塗着させるための囮板で
ある。
前記塗布材噴霧装置9R,9Lは、塗布材溜室
(図示せず)の塗布材にその一部を浸漬させ外部
の駆動モータ(図示せず)によつて回転駆動され
るピツクアツプローラ16と、該ピツクアツプロ
ーラ16の回転に伴つてその表面に付着した塗布
材を剥ぎ取つてこれを供給される加圧空気により
微粒化させる噴霧器17とから構成され、前記カ
ツプ型静電塗装装置8R,8Lと同様に被塗装物
2の幅方向に所定間隔を以て多数並設されてい
る。そしてこの塗布材噴霧装置9R,9Lと、そ
の上部に配設された前記荷電電極10R,10L
とによつて一つの静電塗装装置が構成されてい
る。
以上が本考案の一例構成であり、次にその作用
について説明する。
チヤンバ5内を第1塗装室Aから第2塗装室B
方向に移送される被塗装物2に対して、まず第1
塗装室A内のカツプ型静電塗装装置8R,8Lに
よつて防錆油等の塗布材が噴霧されるが、このカ
ツプ型静電塗装装置8R,8Lは、夫々塗着量が
0.2〜20g/m2或いはそれ以上の範囲でその塗布材
噴霧量を自在に制御することができる。また、第
1塗装室A内で所定量の塗布材が塗着された被塗
装物2は次段(上段)の第2塗装室B内に移送さ
れ、ここで塗布材噴霧装置9R,9Lの各噴霧器
17から塗布材が噴霧されるが、この塗布材噴霧
装置9R,9Lは、夫々塗着量が0.05〜0.2g/m2
となる範囲でその塗布材噴霧量を制御することが
できる。
而して、本考案による塗装装置1によれば、カ
ツプ型静電塗装装置8R,8L及び塗布材噴霧装
置9R,9Lの塗布材噴霧量を制御することによ
り、被塗装物2に対する塗布材の塗着量の制御幅
を上記の例で言えば0.05〜20g/m2或いはそれ以
上の範囲にまで拡大することができるという効果
がある。
また、このようにカツプ型静電塗装装置8R,
8Lと塗布材噴霧装置9R,9Lとを二段構成と
し、仕切板7により夫々第1塗装室Aと第2塗装
室Bに区分することにより、各塗装室A及びBに
おいて夫々性状の異なる二種類の塗布材を同時に
塗布することができるという効果もある。
更に、カツプ型静電塗装装置8R,8Lによつ
て噴霧され第1塗装室A内にオーバースプレーと
なつて充満する塗布材粒子が舞い上がつて仕切板
7の搬送口6を通じて第2塗装室B内に移行する
と、この第2塗装室B内に配設された荷電電極1
0R,10Lが前記塗布材粒子に対して追込電極
として作用し、該塗布材粒子を荷電して被塗装物
2に塗着させるから、塗布材の塗着効率が大幅に
向上するという非常に優れた効果を奏する。
また、図に示す如く、仕切板7をチヤンバ5内
壁側に傾斜させると、第1塗装室A内においてオ
ーバースプレーとなつて舞い上がり仕切板7の下
面に付着した塗布材が、該下面を伝わつてチヤン
バ5内壁に移行し、チヤンバ5内壁を伝わつて下
方に配設されたパンに回収されるから、仕切板7
に付着した塗布材が液滴となつてカツプ状体13
の前面側に滴下し、これが被塗装物2に塗着され
て所謂オイルスポツト等の塗布ムラを生ずるとい
う弊害が防止される。なお、同様に搬出口4が形
成されたチヤンバ5の天井部も仕切板7の如く傾
斜させれば、該天井部下面に付着した塗布材が荷
電電極10R,10Lの前面側に滴下して塗布ム
ラを生ずるということもない。
以上述べたように、本考案によれば、塗布材噴
霧量が微少でその制御幅も小さい塗布材噴霧装置
と、塗布材噴霧量が多くその制御幅も大きいカツ
プ型静電塗装装置とを併用することによつて、被
塗装物の表面に対する塗布材の塗着量を広範囲に
わたつて自在に制御することができると同時に、
塗布材噴霧量の多いカツプ型静電塗装装置で噴霧
されて被塗装物の表面に塗着せずにオーバースプ
レーとなつた多量の塗布材粒子を、塗布材噴霧量
の少ない塗布材噴霧装置で噴霧された塗布材粒子
を荷電する荷電電極が被塗装物の表面に塗着させ
るので、塗布材の塗着効率も著しく良いという大
変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による塗装装置の一例を示す断
面図である。 符号の説明、1……塗装装置、2……板状の被
塗装物、3……搬入口、4……搬出口、5……チ
ヤンバ、8R,8L……カツプ型静電塗装装置、
9R,9L……塗布材噴霧装置、10R,10L
……荷電電極、13……カツプ状体、14……コ
ロナピン追込電極、16……ピツクアツプロー
ラ、17……噴霧器、A……第1塗装室、B……
第2塗装室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板状の被塗装物2を下方の搬入口3から上方の
    搬出口4に向かつて搬入出するチヤンバ5内が上
    下に二分されて第1塗装室Aと第2塗装室Bが形
    成され、下方の第1塗装室Aには、高電圧が印加
    され且つ回転せられるカツプ状体13に塗布材を
    供給して静電気力と遠心力により微粒化させるカ
    ツプ型静電塗装装置8R,8Lが配設され、上方
    の第2塗装室Bには、塗布材を表面に付着させて
    供給するピツクアツプローラ16とその表面から
    塗布材を剥ぎ取つて加圧空気で微粒化させる噴霧
    器17とから成る塗布材噴霧装置9R,9Lと、
    当該噴霧装置9R,9Lによつて霧化された塗布
    材を荷電し且つ前記被塗装物2との間に静電界を
    形成するための高電圧が印加される荷電電極10
    R,10Lが配設されていることを特徴とする塗
    装装置。
JP16613183U 1983-10-28 1983-10-28 塗装装置 Granted JPS6074761U (ja)

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JPS6074761U JPS6074761U (ja) 1985-05-25
JPH0532209Y2 true JPH0532209Y2 (ja) 1993-08-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4854141A (ja) * 1971-11-10 1973-07-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4854141A (ja) * 1971-11-10 1973-07-30

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