JPH01135530A - 硫黄化合物吸収剤の製造方法 - Google Patents

硫黄化合物吸収剤の製造方法

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JPH01135530A
JPH01135530A JP62290562A JP29056287A JPH01135530A JP H01135530 A JPH01135530 A JP H01135530A JP 62290562 A JP62290562 A JP 62290562A JP 29056287 A JP29056287 A JP 29056287A JP H01135530 A JPH01135530 A JP H01135530A
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中山 稔夫
Yuzo Shirai
裕三 白井
Toshiro Sera
世良 俊郎
Koichi Numata
幸一 沼田
Masayuki Hanada
花田 正幸
Morio Fukuda
盛男 福田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
Central Research Institute of Electric Power Industry
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、重質油あるいはその蒸留残渣2石炭等をガス
化して得られる高温還元性ガスに含まれる硫黄化合物を
乾式で吸収除去するための脱硫剤の製造方法に関する0 〔従来の技術〕 近年、原油価格の高騰や輸入原油の重質化への対策とし
て、石炭や、劣質残渣などの利用技術の開発が進められ
ており、これらを原料とするガス化ガスを発電の燃料源
としたり、化学合成原料にする方法はその代表的な例で
ある。
しかし、このガス化生成ガスには、原料の石炭や重質油
によって異なるものの、数100−数1000 ppm
の硫黄化合物が含まれておシ、公害防止上あるいは後流
機器の腐食防止上除去する必要がらる0この生成ガス中
の硫化水素(Has ) %硫化カルボニル(CO8)
などを乾式除去する方法としては、特開昭55−575
82号公報に提案されているように酸化鉄(Fe*Os
 )を主成分とする脱硫剤を用いるのが一般的であり、
この脱硫剤は石炭ガス化ガスのような加圧下でも400
−600℃の高温で硫黄化合物を吸収して硫化鉄(Fe
8 ) Kなる。次いで450〜850Cの高温で再生
させることによりF610gに戻るので、廃熱の有効利
用による熱効率アップを図夕ながら、高脱硫性能を維持
することができる。
しかしながら、Fel0Iだけからなる脱硫剤は脱硫再
生反応を繰返すと分子量変化により崩壊するので、長期
間の使用に耐える強度を有する脱硫剤にするには、通常
、アルミナ、シリカ。
チタニア、シリカ−アルミナなどの多孔質の無機耐火物
にFe意Osを担持して、実用的な形状に成形すること
が試みられており、流動床、移動床反応器に充填可能な
形状として、球状2円柱状9円筒状などが開発されてい
るが、流動あるいは移動時の耐摩耗性を含めた高強度で
かつ高性能な脱硫剤は未だ見出されていない。
一方、本発明者らは、この脱硫剤を適用しようとするガ
ス化生成ガスが原料に起因するダスト分を多量に官有し
ており、集じん除去後といえども10 */ Nm’以
下に抑制するのは難しく、ダスト分の閉塞が生じないよ
うに処理ガスを平行流で通気するハニカム状構造体の脱
硫剤を使用する固定床式脱硫法が実用化しやすいと考え
、ハニカム状脱硫剤の調製法を鋭意検討してきた。
固定床式に適用する脱硫剤は、他方式に適用する脱硫剤
に比較して使用中に適宜入替ができず、長期耐久性が要
求されるので、高脱硫性能の他に耐SOx性、耐熱性の
ある基材を選定しなければならない。この観点からチタ
ニア(Ti0z )は有望で69 、 Ti01−81
01−1620gからなる脱硫剤及びその製造方法につ
き特願昭57−150465号(特開昭59−5954
5号公報参照)で既に公表されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
TlO2は、再生反応で発生するso、、solガスに
対して変化しないので好ましいが、再生時に硫酸塩を残
存させずに元の金属酸化物にするには600%800℃
で酸素と反応させなければならず、脱硫剤自体は局部的
な発熱反応で変質しないように80DC’程度の耐熱性
が要求される。
この耐熱性賦与のためには5101の共存が有効であり
、前述の特願昭57−150465号でもT10雪−8
101−FJOIを提案しているが、固定床方式に適用
しうるハニカム構造体の脱硫剤を押出成形法で製造する
には、最終製品に亀裂が入らないように成形性に優れた
製造法が必要となるO またアナターゼ型のT108は、ハニカム成形化しやす
いが、Tie、自体が600〜700℃程度の熱履歴を
受けているので、800℃で使用すると熱変質を起し、
脱硫性能が徐々に低下することが判明した。
従って、再生反応温度より100℃程度高い温度で焼成
したTie!粉末を使用すれば良いが、Tie、は、9
00℃の高温で安定で、しかも脱硫機能を低下させない
ようKすると、成形性が低下するので、成形性向上の工
夫が必要となる。
一方、高温焼成したTie、は極めて可塑性に乏しく、
何らかの可塑性助剤を用いない限り成形困難である。
可塑性助剤は、有機化合物が一般的であるが、高温焼成
した’I’10.では多量の有機可塑剤を用いねばなら
ず、成形できても乾燥時の収縮が大きく、亀裂が発生し
やすくなる上に、仮焼後の成形品の強度も弱く、実用上
問題がらる0また、無磯可履剤としては、粘土、その他
の表面活性無機物が挙げられるが、いずれも硫黄化合物
吸収剤である酸化鉄あるいは硫黄化合物と反応し、脱硫
剤としての耐熱性を低下させる。
本発明は、成形品の強度が高く、シかも耐熱性、成形性
に富む成形助剤を見出し、この゛成形助剤を用いて硫黄
化合物吸収剤を製造する方法を提案するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前述の耐熱性成形向上剤を探索した結果
、ジルコニウム化合物が極めて有効であることを見出し
、本発明を開発するに至った。
すなわち本錦明は、800℃以上の高温で焼成した酸化
チタンと酸化鉄を主成分とする混合物を押出成形し、硫
黄化合物吸収剤成形体を製造する方法において、成形助
剤としてジルコニウム化合物を用い、該成形体を500
℃以上で■焼することを特徴とする硫黄化合物吸収剤の
製造方法に関する。
本発明方法において、ジルコニウム化合物ノ中でも、水
酸化ジルコニウムが少量でその効果を発揮するが、酸化
ジルコニウム、硫醗ジルコニウム、四塩化ジルコニウム
、三塩化ジルコニウム等のジルコニウム化合物も有効で
ある。ただ、ハロゲン化物、硫酸化物等は成形用ダイの
腐食を促進するため、水酸化ジルコニウムないしは酸化
ジルコニウムの方が好ましい。
ジルコニウム化合物の使用量は酸化ジルコニウムとして
1−3重量係が好適とされるが、酸化チタンの粒度分布
や表面活性により、あるいは使用するジルコニウム化合
物の種類によって異なり、実用的には酸化ジルコニウム
として(15〜10重t%とされる。ジルコニウム化合
物は多い程成形性は向上するが、コストが高く、10重
量%を超えてもコスト上昇に比較して脱硫反応速度への
寄与が少なくなり、cL5重量%未満では成形助剤とし
ての働きが著るしく低下す2からである。
〔作 用〕
ジルコニウム化合物は、脱硫剤の製造過程において成形
性を向上させる作用をなし、■焼抜は酸化ジルコニウム
に変化する。酸化ジルコニウムは、酸化チタンに似た熱
的挙動を示し、はぼ酸化チタンと同一と考えて良い。従
って、高温で■焼しても、酸化による悪影響を及ぼすこ
となく、耐熱性も極めて良好である。
〔実施例〕
実施例1 メタチタン酸を800℃で10時間焼成した酸化チタン
(ルチル型とアナターゼ型の中間状態)18kIIに、
水酸化ジルコニウム486tを加え、イオン交換水8t
を添加して混練する。
この混線スラリーに15重量−のアンモニア水を入れ、
pH7,0Kl1節し、カルボキシメチルセルロース?
Of及びポリエチレンオキサイド45f及び酸化鉄4時
を加え、加熱しながら1時間混練する。
この混線物中の水分含有率が24重量うになるように調
節後、オーガマシンタイプの押出機で押出し成形し、−
辺75■、長さ600霞の直方体状のハニカム成形物(
ピッチ& 1 m 、壁厚1.2 m )を得た◇ この時の押出し速度は1弁当5750mと良好で、常温
で一日乾燥後、50℃で5日間乾燥したが、亀裂の発生
はほとんど見られなかった。
ま7IC600℃で5時間焼成後も新たな亀裂の発生は
なかった。
実施例2 メタチタン酸を1100℃で焼成して得られたルチル酸
化チタン18−に酸化ジルコニウム200 f、イオン
交換水8tを加え、15重量−のアンモニア水でpnt
oに調節する。
この混合スラリーに酸化鉄4時とリグニン160tを加
え、70〜80℃で1時間混練する。この混練物をオー
ガーマシンタイプの押出機で一辺70+w+*長さ60
0■の直方体状の/S二カム成形物(ピッチ51瓢、壁
厚1.2 m )を押出し成形した0 押出し速度は1分当り450m5であった0この成形物
を室温で1日乾燥後、30℃で2日。
50℃で3日間乾燥したが亀裂の発生は全く見られなか
つ友。
さらに650℃で10時間焼成しても顕、著な亀裂の発
生はほとんど見られなかった。
このハニカム脱硫剤を下表の試験条件にて脱硫・再生繰
返し試験を実施した。
この繰返し試験は10回行った。H,810重量%リー
ク時のH,S吸着量は第1図に示すようにほとんど低下
しておらず、10回繰返し後も新たな亀裂の発生は全く
見られなかった。なお、繰返し試験後のハニカム脱硫剤
の断面方向の強度は12随/−と実用上差支えのない数
値であつ九〇 比較例1 実施例1で用いた酸化チタン18階にイオン交換水8t
1に添加し、15重量%のアンモニア水を加えpH7,
0に調節した。この酸化チタンスラリーにカルボキシル
メチルセルロース180f、ポリエチレンオキサイド9
0?及び酸化鉄4kIIf:加え、加熱しながら1時間
混練した。
この混練物中の水分含有率が24重量Llbr/Cなる
ように調節し、オーガーマシンタイプの押出機で実施例
1と同一形状のハニカム成形物を押出そうとしたが、4
00ffill程度押出された後に離水現象を起こし急
激に押出し速度が低下して金型から出なくなった。
比較例2 !j!施例1で用いた酸化チタン18kgにイオン交換
水8tを添加し、15重量−のアンモニア水を加えpH
&5に調節した◎この酸化チタンスラリーニカルボキシ
ルメチルセルロース240t、ポリエチレンオキサイド
200?及び酸化鉄4時を加え、加熱しながら2時間混
練した。
この混線物中の水分含有率が29重量%になるように脱
水調節し、オーガーマシンタイプの押出機で実施例1と
同一形状のハニカム底形物を押出した。
押出し速度は1分間600箇と良好であったが、ハニカ
ム成形物の外周部が若干遅れて出てきた0このハニカム
成形物をを気中で1日乾燥したが、端面部に亀裂が発生
し、内部にも40■程度の亀裂が見られ、2日後には無
数の亀裂が内部に発生した。
さらに50℃で5日間乾燥を続行したところ、ハニカム
成形物の両端面に貫通する亀裂が生じ、内部に60■か
ら50−の横方向の亀裂が生じた0この亀裂かめるハニ
カム成形体を650℃で5時間焼灰後、圧縮強度を測定
した結果、断面方向で3−4q/an”と実施例2に比
較してかなり低値を示し実用的でなかった0 〔発明の効果〕 本発明方法におけるジルコニウム化合物は、少量で成形
向上剤としての働きをし、かつ高温焼成したTie、の
耐熱性に悪影響を及ぼさない。
しかも、主担体成分である高温焼成Tie、と同様の機
能を有し、無機可塑剤であるため吸収性能に影響しない
。さらに、ハニカム成形後の乾燥、焼成工程で発生する
縦(ガス流れ方向)、横方向の亀裂も起こらないので圧
縮強度も実用的に充分である。
従って、本発明方法によれば、耐熱性が良好で、かつ高
脱硫性能を有する吸収剤を高効率で製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によるハニカム脱硫剤の脱硫・再生
繰返し試験における脱硫反応時のS分10チリーク時の
吸着Stの経時変化を示す図である。 第1図 繰返し回数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 800℃以上の高温で焼成した酸化チタンと酸化鉄を主
    成分とする混合物を押出成形し、硫黄化合物吸収剤成形
    体を製造する方法において、成形助剤としてジルコニウ
    ム化合物を用い、該成形体を500℃以上で■焼するこ
    とを特徴とする硫黄化合物吸収剤の製造方法。
JP62290562A 1987-11-19 1987-11-19 硫黄化合物吸収剤の製造方法 Granted JPH01135530A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5121677A (en) * 1989-05-03 1992-06-16 Edible Technology, Inc. Pizza making and baking machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5121677A (en) * 1989-05-03 1992-06-16 Edible Technology, Inc. Pizza making and baking machine

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