JPH01135347A - 離型材 - Google Patents

離型材

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JPH01135347A
JPH01135347A JP62294825A JP29482587A JPH01135347A JP H01135347 A JPH01135347 A JP H01135347A JP 62294825 A JP62294825 A JP 62294825A JP 29482587 A JP29482587 A JP 29482587A JP H01135347 A JPH01135347 A JP H01135347A
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Kenichi Hino
憲一 日野
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C27/00Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
    • C03C27/06Joining glass to glass by processes other than fusing
    • C03C27/10Joining glass to glass by processes other than fusing with the aid of adhesive specially adapted for that purpose

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  • Dental Preparations (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、石膏模型上に塗布することにより、石膏模型
よりレノン硬化物の離型を容易にすることを目的とする
離型材に関する。
歯科治療において、治療を要する患部の印象を採り、そ
の印象より石膏を用いて患部の形状を再現した模型を作
成したのち、模型上にて重合可能な歯科用レジンに患者
が正常な機能を回復するために必要な形態を付与したの
ち、その歯科用レジンを重合せしめて得られる硬化物を
患部に歯科用接着剤を用いて接着することにより治療を
行なうことがある。とくに、本発明はかかる治療法にお
いて用いられる離型材に関する。
[従来の技術] 従来、石膏模型とレジンとの離型のための離型材として
は、パラフィンやステアリン酸誘導体等のワックス状の
物、あるいは、アルギン酸ナトリウム塩水溶液などが使
用されていたが、その池にらポリ(メタ)アクリル酸お
よびその塩の水溶液(特開昭49−94587) 、シ
リコンゴムを用いろらの(特開昭61−134305)
などが提案されていた。
しかしながら、従来用いられてきたワックス状の離型材
は、その粘稠度が高すぎて石膏模型上の雌型瞥オ層が厚
くなりすぎたり、塗り過ぎても修正が困難であるため塗
りむらか生じ易いなどという問題点があり、この雌型材
を塗布した石膏型を用いて成形したレジン硬化物の形状
再現性に問題があった。また、このような離型材を塗布
した型の上で硬化させたレジン表面には必ず離型材が付
着しているが、このレジンを歯科用接着剤で患部に接着
する場合にはこの離型材は「汚れ」として作用するもの
である。こういう点からはレジン表面にワックスが付着
してくるということは、次の接着という工程に致命的な
障害を及ぼすために好ましくない。
また、アルギン酸塩系の離型材に関しては、分離性能が
不充分である点と、離型材の粘度が高すぎて塗りむらを
発生し易い点、さらに、離型材の保存条件が悪いと変質
するという問題点があった。
また、ポリ(メタ)アクリル酸系の離型オは、歯科用レ
ジンとのなじみが良すぎて、分離性能が悪く、シリコン
系の離型材には、レジン硬化物表面に付着した微量のシ
リコーンが次の工程である接着の阻害をするという致命
的な問題点があった。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明の目的は、前記の問題点を解決することにある。
すなわち、本発明の目的は、石膏模型より歯科用レジン
硬化物を分離する時に、容易に分離することができ、離
型材の粘稠度を使用に適した性状に設定することにより
、塗りむら等のトラブルが少なく、塗り過ぎても修正が
容易で、さらに、レジン表面に付着した離型材を水洗に
より容易に洗浄除去することの可能な雌型材を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の本発明の目的は、歯科用レジンとのなじみが悪く
、水とのなじみの良い離型材であって、これを石膏模型
上に塗布すると、そこに湿った無機物粉末を主成分とす
る弱い薄膜の形成か可能な雌型材により達成される。
石膏とは数十ミクロン程度の長さの硫酸カルシウム水和
塩の針状結晶がランダムに積み重なったような構造をし
ており、本質的に粗い表面をもつ多孔質の材料である。
このような材料で作成しf二嘆型の上に重合性レジンの
流動性のあるペーストを盛りつけて重合させると、石膏
表面の微細な隙間にペーストが侵入した後重合すること
によるインターロッキング作用が生じ、石膏型よりレジ
ンをとり出す妨げとなる。従って、この石膏表面上の細
孔を雌型材゛を用いて埋めてしまえば石膏型とレノンと
の離型が良好になるものと考えられるが、ただ単に細孔
のみを埋めるだけでは硬化が不充分であり、離型材の硬
化を充分に発揮せしめるためには、石膏表面に薄い膜を
生じる程度に離型材を用いる必要がある。さらに、離型
材による薄い膜に関して言及すれば、膜の強度が弱い方
が好ましい。何故ならば、薄膜とレジンとは密着してい
るため、薄膜とレジンの間に若干の接着力が発生し、こ
のことが問題となって離型しにくくなるケースがあるか
らである。従って、この離型材による薄膜の強度が弱け
れば接着力による離型のしにくさが薄膜の破壊によって
援和されることにより、離型が容易となる。また、離型
材の薄膜は、例えば水で湿った状態にあるような状態で
使用することにより、レノンと離型材の薄膜とのなじみ
が悪い方が、薄膜とレノンとの間の接着力が発揮されに
くくなり好都合である。このように、離型材は、レジン
とのなじみを悪くするめたに水を主成分とする物が好適
であるが、臨床上は、石膏模型に石膏硬化剤と称する有
機化合物を含浸させることにより、石膏の強度の増強を
図ることが広く行なわれており、この石膏硬化剤を含浸
させた石膏模型上に塗布しても、離型材がハシかれず、
均一に塗布することができるような工夫が必要である。
このような離型材は、微細な無機物粉末を水で分散させ
、さらに水溶性のアルコール化合物を配合することによ
って得られる。すなわち、石膏は多孔性の材料であるた
め、スラリーを石膏に塗布すると、毛管現象により水が
石膏内部に吸収され、石膏表面に無機物粉末等が濾過さ
れてケーキとして残り、これが薄い膜を形成するのであ
る。また、このスラリーが水を必須成分とするものであ
ることは、レノンとのなじみを悪くするために必要でう
り、水溶性アルコール化合物には、分離剤の粘度を使用
に適した粘度に調節する目的と、石!硬化剤を塗布した
石膏面に対する濡れを良くする目的とがある。
本発明において必須成分として使用される無機物粉末と
しては、二酸化ケイ素、アルミナ、酸化チタン、酸化ジ
ルコニウム、酸化鉄等のような金属酸化物や、水酸化ア
ルミニウム、水酸化鉄等の金属水酸化物、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム等の金属の炭酸塩、ケイ酸アルミ
ニウム、ケイ酸マグネンウム、ケイ酸カルシウム、モン
モリロナイト、ベントナイト等の粘土鉱物等多くのもの
か使用可能ではあるが、水に対する安定性、使用性の良
さ、価格、色調の良さ等の点から、二酸化ケイ素、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸マグネンウム、炭酸カルノウム
等が好適である。また、これら粉末の粒子径に関して、
離型材の性能という面から見れば10ミクロン以下の粒
度の粒子ならば離型材の薄膜を大きくし過ぎない。それ
以上に粘径の大きな粒子は分散媒体中に於ける沈降速度
が速く、スラリーの安定性が悪いという欠点をaする。
従って本発明で使用する無機物粉末は、その平均粒径が
5μm以下であり、最大粒子径し10μmを越えないも
のが好ましい。特に、いわゆるチクソトロピートと呼ば
れる微粒子を配合することにより、該無機物粉末の沈降
を防いだ状態で保存し、離型材を使用する前に離型材の
容器を振ることによりチクソトロピー性を解除して用い
ることが好ましい。また、離型材の膜厚を厚くし過ぎな
いために、スラリー濃度は離型材に対し10重量%以下
に設定することが好ましい。
また、本発明に於いては、水溶性のアルコール化合物を
用いる必要がある。このような化合物としてはメタノー
ル、エタノール、プロパツール、ブタノールのような1
価のアルコール化合物、(ポリ)エチレンブレコール、
(ポリ)プロピレングリコール、1.4−ブタンジオー
ル等のような2価のアルコール化合物、グリセリンのよ
うな3価のアルコール化合物等が使用できるが、なかで
もメタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール
等の炭素数1〜4のアルキル基に水酸基が結合したアル
コール、(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プロピ
レングリコール、グリセリン等が使用性が良い。これら
のアルコール化合物は単独でまたは2種以上混合されて
離型材重量に対し10〜80%の範囲で用いられる。ま
た本発明の組成物には所望により着色剤、香料等を添加
することかできる。
以上のようにして、硬化レジン−石膏間の離型材を調製
することができるが、このものの使用法は筆を用いて石
膏模型上に塗布して用いることもできるし、あるいは、
ノズルのついた容器より離型材を目的とする個所に適量
滴下してからエアーブローを行うことにより薄く広げる
ことらできる。
また、離型材を過剰に塗り過ぎて、離型材の膜厚か大き
くなり過ぎたと判断された時には、水で湿した下で離型
付属を軽くこすることにより過剰分を容易に除去するこ
とかできる。さらに、この離型材を用いた場合には、こ
の離型材と接して重合したレジン表面に付着しf二離型
材は、流水により水洗することにより除去可能であり、
レノンの清掃が非常に容易である。
[発明の効果] 前述のように、本発明にかかる離型材は、塗布むらの修
正が容易であり、石膏型とレジンとの離型ら非常?こ容
易であるのみならず、レジン表面に付着する離型材の除
去も容易であるという特徴を有している。そのため、離
型作業の能率向上とレジン硬化物の形状再現性に優れる
という効果を宵するのみならず、硬化物表面の清掃が容
易であることにより、硬化物を接着剤で患部に接着する
作業の確実性が増すという効果を有する。
[実施例] 実施例1〜11および比較例1〜5 表Iに記載の組成の雛型材を調製した。また、これらの
雛型材の評価方法には以下の方法を採用した。まず(昧
)ニツシン製教育用インレー窩詞嘆型T I −QC,
1(A) (2級窩洞)をオリジナル型とし、このオリ
ジナルよりシリコン印象剤を用いて印象を採得した。ざ
らに、この印象型に超硬石膏を流し込み、硬化させるこ
とによって得られた石膏製のインレー窩洞模型を作製し
、これを1日以上風乾したもの(以下これを石膏模型と
称する)を作製した。次に、石膏模型の窩洞及びその周
辺に筆を用いて離型材を塗布し、さらにエアーブローを
行なうことにより、過剰の雌型材を吹き飛ばした。次に
、この窩洞に光重合型のコンポジットレジン(クラレ社
製りリアフィル■フオトポステリア)を充填し、充填さ
れたペーストの中央部に直径1+amの針金を植立した
後に光を照射して(40秒)、レジンを硬化させた。離
型材の性能の比較は、この針金を引っ張ることにより、
硬化したレノンを石膏模型より離型するために要する力
をインストロン万能試験機を用い、クロスヘツドスピー
ド2mm/winの条件にて測定することにより行なっ
た。
PEG”:PEG−400(PEG・ポリエチレングリ
コール)アエロジル8*:二酸化ケイ素1日本アエロジ
ル社アエロジル380カオリン***:主成分はケイ酸
アルミニウムタルク****  、主成分はケイ酸マグ
ネンウム比較例7〜11 比較例のため、現在市販されている離型材について実施
例1の方法を用いて評価を行なった。結果を表2に示し
た。
各社製品の性能を比較した結果、この方法に於ては離型
に要する力が2.5kg以下であれば[効果有りJ 、
 1kg以下であれば「良好Jと判断できる。
実施例12〜13および比較例12 石膏硬化剤を塗布した石膏面に対する離型材の塗り易さ
を評価するため、拝上アタッチメント社製石膏硬化剤「
モデラツク」を塗布した石膏面に表3に記載の離型ナオ
を塗布し、塗布し易さ((よしかれるか否か)を評価し
た。結果を表3に示しfこ。
表         3 このように石膏硬化剤で石膏模型を強化した場合には、
離型材にアルコール化合物を配合することは必要である
実施例14および比較例13 本発明の離型材が、それに接触して重″合したレジンに
対する接着剤の効果を阻害しないことを確認するため以
下の試験を行った。新しく作製した石膏製の平板に実施
例2で作製した離型材を塗布し、その上に内径10mm
、 ’tlさ6mmの円筒型金型を置いて、その中に光
重合型歯科用コンポジットレジン「クリアフィルフオト
ポステリア」を充填し、光を照射することにより重合さ
け、直径10mm、厚み6mmの円板を作成した。この
円板の雌型材に7妾した(すの面を流水下に洗浄し、エ
アーブローすることにより乾燥さ仕た後、直径5Hの穴
をあけたサージカルテープを貼ることによIノ接着面清
を規定したサンプルをlO個作製した。歯科用接着剤「
バナヒアEXJを使用説明書に従って練和しbベースト
を上記サンプルの接着面に塗布し、その上にS M S
 −304製の直径7mmの丸棒を垂直に立てて接着し
た。接着強度をインストロン万能試験機を用いて2mm
/minのりaスヘッドスピードにて引っ張ることによ
り測定したところ、10の測定値の平均値として164
.7kg/am”という値を得た。比較のためガラスに
圧接して重合させたフオトポステリアの円板に対するパ
ナビアEXの接着力を測定したところ、10サンプルの
測定の平均値として162.8kg/am’であった。
このように、この離型材を使用しても、重合性レジンを
硬化させた後水洗すれば次工程である歯科用接着剤によ
る接着を阻害することはない。
特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水に対して難溶性又は不溶性である無機物粉末、
    水溶性アルコール化合物および水からなる離型材。
  2. (2)該無機物粉末が二酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウ
    ム、ケイ酸マグネシウムまたは炭酸カルシウムである特
    許請求の範囲第1項記載の離型材。
  3. (3)該水溶性アルコール化合物が、炭素数1〜4のア
    ルキル基に水酸基が結合した1価のアルコールである特
    許請求の範囲第1項記載の離型材。
  4. (4)該水溶性アルコール化合物が(ポリ)エチレング
    リコール、(ポリ)プロピレングリコールまたはグリセ
    リンである特許請求の範囲第1項の離型材。
JP62294825A 1987-11-20 1987-11-20 離型材 Expired - Fee Related JP2558300B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329229A (ja) * 2000-05-19 2001-11-27 Tokuyama Corp シリコーンゴム用接着剤
JP5559904B1 (ja) * 2013-04-16 2014-07-23 株式会社デントロケミカル 歯科用アルジネート印象材用硬化剤ペースト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329229A (ja) * 2000-05-19 2001-11-27 Tokuyama Corp シリコーンゴム用接着剤
JP5559904B1 (ja) * 2013-04-16 2014-07-23 株式会社デントロケミカル 歯科用アルジネート印象材用硬化剤ペースト

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